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Sunday Dec 24, 2023
真の父母経 第361話
Sunday Dec 24, 2023
Sunday Dec 24, 2023
6 日本の女性を七百人ずつアラスカ教育に参加させようとしましたが、飛行機の便が合いませんでした。それで、仕方なく済州島に数万人を連れてきて教育しようとするのです。本来、「一度に二千人ずつ連れてくる」と言ったのですが、それも飛行機の便が手配できないのです。
個人もそうであり、団体もそうであり、国家も準備しなければ流れていきます。歴史は無情なのです。歴史に合うものだけが残ります。そのように歴史に合うものになろうとすれば、あらかじめしっかりと準備しておかなければなりません。
7 統一教会の日本の女性たちが済州島に修練を受けるために来たのですが、お父様に一度も会ったことがない人が三分の一から半分近くになりました。私は、人知れず涙を流しました。「私は大罪人だ。隣国にいながら、私が訪ねていくことができず、会うことができなかったのだなあ!」と思ったのです。師の命令に従い、雨が降ろうと雪が降ろうと、二十年以上、いつも迫害と嘲弄を受けつつ、ありとあらゆることを経ながら活動してきたこの人たちに対して、師として責任をもたなければなりません。そのようなことを知っているので、私は一日も平安な日を過ごそうとは思わないのです。
8 済州島で教育するとき、一番多く集まったのが四千八百人でした。そこの教育場所は二百六十坪ほどですから、六百坪の九里中央修練所の半分にしかなりません。そのように、半分にしかならない場所で、四千八百人まで修練しました。そこは拷問をする場所よりもひどい状況でした。
しかし、人は追い込まれれば何であってもできないことはない、と考えてしたのです。全員立たせて、「ぎゅうぎゅうに詰めて座りなさい」と言いました。仕方がありません。死ぬ前までは座っていなければならないのです。それがどれほど話題になったか分かりません。そこで教育を受けた人は、「そのような教育をもう一度受けたい」と言います。歴史にそのようなことはありませんでした。
寝るときは、階段もどこもすべて寝床でした。寝床は特別なものではありません。眠れば寝床になるのです。トイレにまで、寝袋をもって入っていって眠ることができれば、ホテルの部屋よりも良いと考えたのです。
そうして、「誰もが済州島に行かなければならない」と評判になりました。ですから、雪崩のように人が増えていったのです。それで、ここにもっと修練所を造って教育しなければならないと考えました。
日韓女性の姉妹結縁
真の父母様は、一九九三年十月六日から九四年十一月二十日まで、済州島と九里で開催された日本女性指導者特別修練会において、日韓両国の交流と摂理的な責任を強調された。特に、韓国と日本が一つになり、アジアと世界復帰のために立ち上がることを力説されながら、姉妹結縁を通して姉妹のように愛する訓練をしなければならないと語られた。そして、「無限に連結されている膨大な世界におけるテキストブックとして、型と公式に一致させるため、このような運動をするのであり、ここには天宙的な縁が連結されている」と説明された。
9 日本と韓国は、摂理的に一つの国とみなします。一般の人たちは、このような話を聞けば「気分が悪い」と言うかもしれませんが、ヨーロッパを見なさいというのです。ヨーロッパ共同体(EC)からヨーロッパ連合(EU)になりました。一つになっていくのです。一つになるその基台は、男性ではなく女性です。
そのような観点から、特別修練会をしているのですが、この教育期間は大変動をする期間です。このように来て感動するとすれば、父母様に対して関心をもつようになります。ここは、韓国の九里市水澤洞です。水澤洞修練所で感動すれば、自分との関係が徐々に深くなります。それで、忘れることができなくなるのです。
また、このような期間に姉妹結縁をするというのは、重大な一つの機会になります。このような機会はありません。
姉妹結縁をする人たちは、すべて統一教会員ではありません。韓国の村々から連れてきた人たちです。「世界平和女性連合」を通して連結された女性をはじめ、あらゆる女性たちがいます。
世界を一つにするためには、東洋から一つにする運動をしなければなりません。それは姉妹結縁しか道がありません。韓国と日本の二つの国が、アジアと共に歩調を合わせなければ、世界で生き残ることができません。そのような時代が来ました。
10 国家的な次元での外交は、国家の利益を目的としてまとめるものですが、民間外交は、国家の利益だけでなく、個人の世界で双方の利益を考えるようになります。そして経済問題より思想問題を中心としてお互いに交流すればするほど、双方の利益が大きくなります。そのような面で、統一教会で行っている姉妹結縁は、サタン世界が見るとき、非常に問題の事件です。
11 日本と韓国を姉妹関係として結べば、世界に通じる道が連結されます。このようなことは、誰であっても願うことです。それが成し遂げられるようになった場合には、素晴らしいことになります。大勢の人々が往来することによって、文化の交流、思想の交流、物質の交流が起きるようになるのです。そのようになるので、それは世界的に奨励しなければなりません。そこで結婚する人が出てくれば、親戚になるのです。
12 日本の女性は、復帰された妹であり、韓国の女性は、復帰された姉です。ですから、姉の立場である皆さんが新たに教えてあげなければなりません。韓国を訪ねてくる日本の妹たちに、皆さんが昼食だけでも接待してあげなさいというのです。
姉妹結縁をするのです。姉妹結縁をしなければなりません。これから、息子、娘を結婚させるところがありません。あらかじめ姉妹結縁をして、アダム国家とエバ国家の息子、娘たち同士で祝福を受けるのが福なのです。
13 日韓両国は、数千年間、互いに離れ、悲哀の歴史を生きてきました。その悲哀の歴史を終結させるための出会いの瞬間を、神様と宇宙、万物、歴史も願ってきたのですが、皆さんが姉妹結縁をすることによって、それが可能になったとすれば、それ以上にたたえるべきことはありません。そのような考えをもって姉妹結縁をしなければなりません。
世の中の女性たちは、最初は「姉妹結縁は一人で個別にするものであって、体育館で数千人が一度にするものなのか。それが私たちと何の関係があるのか。私たちの得になることはない。行かないほうがよいだろう」と考えたかもしれませんが、その場に来てみると、みな興奮し、互いに抱き合って盛り上がりました。
それは希望の瞬間だったのです。ここで数時間の修練ができなくても、そのようなことを早く世界的に行わなければなりません。
14 全国的に組織を整えて、日本の女性たちを受け入れることができるようにしなければなりません。その人たちを受け入れて、一つにならなければならないのです。
韓国の女性と日本の女性のうち、どちらが前に立たなければなりませんか。姉がどちらかというと韓国の女性です。韓国の女性が姉の立場なのですが、昔は怨讐でした。しかし、今は怨讐ではありません。(日本の女性を)妹だと思わなければならないのです。同じ家の家族になったと考えなければなりません。ですから、姉の役割を果たさなければならないのです。それをしようとするのでここでも早く挙国的な組織をつくらなければなりません。
15 韓国の女性と日本の女性を姉妹関係にするのですが、一方はレアであり、一方はラケルです。どちらがレアであり、どちらがラケルでしょうか。最初に生まれた姉、「アジア平和女性連合」を先に創立した日本がレアです。ラケルは韓国です。ですから、長子復帰をしなければなりません。
レアとラケルは、ヤコブの家庭で争いました。しかし、今からは争ってはいけません。レアはラケルを先頭に立てなければならないのです。「よく分かりました。よろしくお願いします。何があっても侍ります」と言って、一つにならなければなりません。母子協助において、天下統一は女性から始まるのです。これが原理的な公式です。
16 韓国の女性は、日本の女性に対して姉の立場にいるので、お母様を中心として、復帰時代に世界の運勢に乗ったエバ圏を通して次子を復帰することにより、長子を救ってあげなければなりません。お母様は、次女の立場である日本を復帰して、長女の立場である韓国を復帰してあげなければなりません。お母様はエバ国家の代表として立ち、日本を年下の娘として立て、長女である韓国の娘と一つにすることによって、長女圏の姉と次女圏の妹を神様の懐に抱かせるのです。そのような時が来ました。日本食口と韓国食口が、そのような交差的立場で兄弟になったのです。この兄弟を、誰よりも愛さなければなりません。離れ離れになっていた群れが六千年ぶに出会ったので、韓国人よりも彼らをさらに愛さなければならないのです。
17 早く女性連合を結成して、北朝鮮まで加担させようと思います。北朝鮮の女性たちまで加担させ、日本で会議をするのです。韓国から五百人、北朝鮮から五百人が日本に行き、女性たちの統合運動をするというのです。そのようにしておいて、一家庭ずつ任せるのです。今、北朝鮮が大変なので、日本の家庭にある服や生活必需品など、使っていないものを北朝鮮に分けてあげようというのです。
昔、アメリカから韓国に救援物資を援助してくれたのと同様に、姉妹結縁をして助けてあげれば、どのようになるでしょうか。もし、日本にそのような百万人の基盤があれば、北朝鮮の百万人の女性たちと連結されるのです。そのように、百万人の女性が連結されれば、一人の女性を中心に家族が四人だけいるとしても、四百万人になります。そのようにして、あと四、五回だけ継続すれば、二千万人がすべて入るのです。そのような連結を日本でしなければなりません。
18 韓国にいる二千万人の女性たちが私の言うことを聞けば、北朝鮮の二千万人の住民たちを養うことができます。ですから、休戦ラインを開いておきなさいというのです。北朝鮮に行って姉妹結縁をするようになれば、韓国の二人が北朝鮮の一人を養うのは問題ありません。空腹であれば米を持っていって食べさせ、着るものがなければ、古着などを分けてあげるのです。そうすれば、飢えて死ぬよりはいいと思うでしょう。今、北朝鮮では、貧しく暮らしています。
19 父母様がコンドミニアムを造り、韓国人、日本人、ドイツ人、アメリカ人など、四ヵ国の人たちが一緒に生活をしながら暮らす伝統をつくろうと思います。三年間一緒に暮らせば、自分たちは言葉が話せませんが、息子、娘たちは三年以内にすべて話せるようになります。そのようにしておけば、小学校から中学校に通うとき、ビデオテーブをかばんに入れて通いながら一人で勉強できるのです。そうすれば、学校が必要ありません。
その次には、国家と国家同士で姉妹関係を結ぶのです。祝福家庭が連結されれば、いつでも世界を旅行しながら暮らすことができる環境になります。問題は、文化背景と言語です。文化と言語を統一することは、平和世界をつくるに当たって絶対に必要な条件です。

Wednesday Dec 13, 2023
真の父母経 第360話
Wednesday Dec 13, 2023
Wednesday Dec 13, 2023
真のお母様に表彰牌授与
真の父母様は、一九九九年五月三十日、世界八十ヵ都市で真の家庭世界化前進大会を終えられ、アメリカのベルベディア聖地において、「真の父母様東西洋(地球星)勝利祝賀宣布式」を挙行された。そして、六月十四日、ソウルの漢南国際研修院で第三十七回「真の万物の日」敬礼式を終えたあと、ソウルのオリンピック体操競技場で「真の父母様天宙勝利祝賀宣布式」を挙行された。これは、真のお母様が世界八十ヵ都市巡回講演を勝利することにより真の父母の使命を完遂したことを宣言する意味で行われた。真のお父様は、この日、真の父母様天宙勝利祝賀宣布表彰牌を、真のお母様に授与された。この表彰牌には、人類の真の母の使命をもって来られ、一九六〇年の聖婚以降、真の子女、妻、父母の使命を果たし、世界巡回を通して万民に真の父母様の生涯の教本を伝授したことに対してたたえる内容が記されている。
6 あなた(お母様)は、神様の特命と復帰摂理歴史の実りとして結ばれた本然の神様の子女であり、人類の真の母の使命をもって、この地に来られました。天だけが記憶される中、蕩減復帰の苦難の路程を絶対信仰、絶対愛、絶対服従で勝利し、永遠の伝統を立てられました。一九六〇年に聖婚されたのち、天のみ前に真の子女の使命、夫の前に真の妻の使命、そして、子女の前に真の父母の使命を完遂されました。神様の復帰摂理と真の父母様の復帰の聖業が、霊界と肉界において勝利的に締めくくられる一九九九年の「真の家庭世界化前進大会」を通して、世界八十ヵ所で「真の父母が伝授する生涯の教本」を万民に伝授されました。私は、創造本然のアダム、人類の真の父として、あなたの労苦と業績を褒めたたえ、天のみ前に感謝申し上げ、霊界と肉界と子孫たちの前でその治績をたたえるために、本表彰牌を捧げます。
7 お父様が、お母様を表彰しました。さらに、統一教会が表彰しなければならず、創造主が表彰しなければなりません。「私たちのお母様だ!お父様と同じだ!」と言わなければなりません。神様の右側にお父様がいましたが、左側にお母様を設定したので、「七・一節」、「七・八節」、「七・九節」、「七・十節」を中心として、解放の時代に越えていくことによって、七・十数を中心として蕩減時代の終結を宣布できるようになりました。神様は、今まで象徴的に現れていましたが、実体のお父様の相対としてお母様が現れることにより、実体的地上・天上天国ができるのです。実体父母、天の国の真の愛、真の生命、真の血統を中心として、完全な女性と完全な男性が一心、一体、一念となり、息子、娘を中心として種を受けなければなりません。それでこそ、家庭が完成します。完成できなかった家庭は霊界に入れないので、厳しい恥辱と苦難を通して埋めなければならない期間が待っているというのです。実体で通過しなければ、天国に入っていけません。
8 お母様がサタン世界の最高クラスを中心として、世界八十ヵ都市で真の家庭世界化前進大会の巡回講演を行い、勝利の覇権をもって戻ってくることによって、お母様は、お母様としての責任を果たしたので、初めて神様が公認した位置、サタンが公認した位置、人類が公認した位置に立つようになりました。
そうして、キリスト教をはじめとする人類の宗教圏を越えて勝利の版図圏に立ったので、アダムの前に失敗したエバが復帰された価値として、同じ位置に入籍し、行動できる資格をもつようになったことを天地に宣布するのです。
この「真の父母様天宙勝利祝賀宣布式」で、お父様がお母様に対して表彰するのです。ですから、お母様が今からは対等な位置に立つようになりました。男女平等圏時代が訪れたのです。愛を中心として、男女平等圏時代だというのです。それゆえ、これから女性たちを結束させて、男性たちを教育する時が来ました。
9 お母様が世界を巡回して真の家庭世界化前進大会を開催したのは、お母様の責任が重要な時期だからです。中国では大会を行うのが難しい状況でしたが、天が役事して行うことができました。様々な条件が一致して、後援せざるを得なかったのです。そうして、サタンまで神様のみ前に屈服し、真の父母と人類の前に降服する基準が成立したので、父母様が帰ってきて、勝利の行事を行うのです。それが「真の父母様天宙勝利祝賀宣布式」です。
10 一九九九年六月十四日に、お母様に表彰牌を授与したのは、どういうことでしょうか。エバたちが三時代のアダムたちをすべて犠牲にしましたが、今やお母様が三時代の母の役割を果たすことができる資格を条件的に備えたので、お父様と対等な位置に立ち、天の祝福を受ける位置に入ってきたことを意味するのです。
四位基台の完成、三対象目的の完成をしなければ、天国に入っていくことができません。それゆえ、再臨主は成約時代の完成を意味し、成約時代の完成は、神様の創造理想を完全に越える立場に立つのです。ですから、再臨主の命令は、アダムを完成した基準の命令であり、イエス様が国家理想を成し遂げたその基準の上での命令です。
そして、サタン世界である外的世界に対して、内的な宗教圏が天宙史的な勝利を収めて世界圏を形成できなかったので、再臨主が闘って勝ち、それをすべて成し遂げたというのです。それを皆さんに伝授してあげました。ですから、皆さんが民族に代わり、国家に代わり、世界に代わる相対圏にならなければ、天国に入っていくことができる資格がないというのです。
第四節 日本女性十六万人特別修練会と姉妹結縁
16万人特別修練会の意義
日本の女性指導者特別修練会が、一九九三年八月九日からアメリカ、アラスカのコディアクで開催されたのち、一九九四年十一月二十日まで、アメリカ、ニューヨークのイースト・ガーデンと韓国の済州国際研修院、京畿道九里市の中央修練院などの地で、十六万人の女性指導者たちを対象に、三泊四日修練会が七十数回にわたって行われた。真の父母様は、特別修練会の期間、延べ千六百時間にわたる直接の講義および、み言を通して、日本復帰のための女性の役割はもちろん、母の国としての日本の使命と責任などについて、多くのみ言を語られた。特に、済州国際研修院の場合、千人を収容するのも困難な環境であったにもかかわらず、第二十五回修練会では、四千八百人が参加した。さらに中央修練院における最後の修練会では、参加者が七千人を超えるという驚異的な記録を打ち立てた。
1 父母様は、統一教会のために活動しているのではありません。世界と天宙、神様のために活動しているのです。ですから、相対圏が消えていきません。いくら消してしまおうとしても、天が保護します。それゆえ、だんだんと大きくなり、天宙の頂上に立つのです。神様がいらっしゃるので、必ずそのようになります。垂直に上がっていくのです。ジグザグではなく垂直です。
四十年間に四千年の歴史を復帰できる実績基盤を残して立つようになるのです。それが「真の父母と成約時代」宣布です。それは言葉だけではありません。その基盤が世界的なものにならなければなりません。そのように「真の父母と成約時代」を宣布したからといって、「真の父母なのだから、すべて絶対服従しなさい!」と言うことができますか。そのようにはできません。
時になれば、より天的で神秘的な内容を教えるのです。今まで誰にも教えなかった神秘的な内容、親戚や韓国の女性たちにも教えなかった内容を、日本の女性たちに初めて教えてあげるのです。母の国として世界と連結させるために、自分の国とアジアを越え、世界最高のものを教えてあげるのです。それが日本女性指導者特別修練会です。
2 日本女性指導者特別修練会を継続して行っているのですが、既に五万人が参加しました。これは特別修練です。普通の女性ではなく、特別な日本女性です。新しく来た人たちは、このような表題を見て不思議に思うかもしれません。「初めて来たけれども、特別修練とはどういうことだろうか」と思うでしょう。初めて来た人は不思議に思って当然です。このように教育するのは初めてです。
一九五四年に韓国協会が出発して今年で四十年になります。しかし、これまで代表的な講師たちを養成するために努力し、本も出版して教育するように中心を立てたのですが、このように、日本の女性たち五万人を集めて教育するのは、歴史になかったことです。このようなことは、日本の歴史にもなく、世界の歴史にもありませんでした。
3 イギリスでは、旧教と新教が闘っています。それを消化しなければなりません。日本がそれと全く同じ立場に立たなければ、エバ国家にはなれません。それで、日本には異質な二人の息子、娘がいるのですが、それが北朝鮮の朝鮮総連と韓国の民団です。
エバ国家の日本の腹中に異質な双子が入っているのです。それを、日本政府や国民は悪いものと考えてきました。エバ国家の使命を果たすためには、この双子を生んで一つにしなければなりません。このような時代になったので、朝鮮総連と民団を一つにする活動をすることを、済州島の修練会が終わる前に指示しました。
4 今から祝福家庭を中心として、国際的な連帯を結ぶときが来ました。ですから、日本の家庭と一つにならなければなりません。世界を代表する女性国家が日本だからです。日本と韓国が一つになるべき時が来ました。大韓民国の女性は、長女と同じです。日本は次女の立場で、長女の伝統を受け継がなければならない時になりました。
独立運動の期間に烈士として名前を残した女性は、柳寛順しかいません。韓国女性の代表者が柳寛順なので、日本の女性たちは、柳寛順の伝統に従わなければ、お母様に会うことができません。そのためには、日本全国で民団と朝鮮総連が一つにならなければなりません。エバの立場にいるタマルの腹中で、ペレヅとゼラが争いました。母である日本の女性がそれを一つにしなければならないのです。そのようにして、韓国の南北統一を成し遂げなければなりません。
韓国の女性と日本の女性、姉と妹が、お母様を中心として一つになって復帰路程を進めば、一方通行です。そのように一つになって日本を従え、アジアを従えて、世界を越えていかなければなりません。このような召命のみ旨に従って行動する、驚くべき時代に同参できる栄光のために尽力しなさいというのです。
5 日本には統一教会が二万ヵ所なければなりません。教育した人は膨大な数になりますが、信仰教育ができる基盤がありませんでした。それで、天が準備していた人たちを大勢送ったにもかかわらず、すべて流れていきました。天が時に合わせて準備していたその人たちは、日本の生死を左右する人たちでした。彼らは、教会を復興させる基幹要員になることができた人たちなのですが、その人たちをすべて逃してしまったので、仕方なくお父様が手を付けたのです。
男性たちを前に立てては何もできません。女性たちを前に立てて、男性たちまで引っ張っていかなければなりません。男性たちは見物人になってしまいました。それで、十六万人の教育を計画したのです。ですから、副作用が多くありました。順理(道理に従うこと)を通して行われたことではありません。逆理的立場で、このことを推進させなければならなかったのです。それが十六万人の(日本女性)教育です。

Wednesday Dec 13, 2023
真の父母経 第359話
Wednesday Dec 13, 2023
Wednesday Dec 13, 2023
23 鄧小平の息子の一人は障害者で、五十万の中国障害者協会の会長です。一九九二年十二月二十三日、「世界平和女性連合」の大会が開かれる前日、その人の直属の部下たちが私たちの代表団を招請して歓迎会を開催したのですが、彼らはとても喜んでいました。お母様に会い、今まで進められてきたことについて話をしながら、非常に和気あいあいとした雰囲気で、すべての人が喜んでいたというのです。
そして、夜には、中国の全国婦女連合会から招請を受けました。十三億を超える全体人口の半分がここに属しているのですから、ものすごい団体です。婦女連合会は四十年になるというのですが、今が絶頂の全盛時代だというのです。そのレベルであれば背景も大変なものです。共産党は、主に副責任者が全体を調整します。その招請晩餐会に副責任者が来てお母様を歓迎するなど、招請晩餐会はとても良かったというのです。宗教について知らない立場で、最初は互いにぎこちなかったのですが、最後はとても仲良くなり、歌も歌うなど、良い雰囲気でした。きょうの大会にも、大きな関心と期待をもって参席したでしょう。
24 アメリカとドイツを含めて七ヵ国で「世界平和女性連合」の大会をしました。そして、ロシアでも大会を終え、これからオセアニアでも大会をしなければなりません。お父様が行かなくても、オセアニアまで連結させるのです。お母様がこのようにすることによって、四十七年前にキリスト教文化圏が新郎の前に責任を果たせなかったことを、新郎と新婦が責任を果たした勝利的な基盤を中心として再び連結させることができます。そうすることによって、自由世界が生き返るのです。
25 「世界平和女性連合」のフィリピン大会は、全国的な規模でした。機関要員たちとフィリピンの中心メンバーたちを含めて、五百人が参席しました。元長官や現職の長官、長官夫人なども七十人以上参席したというのです。フィリピン全体が動いた大会でした。
その人たちは、今までの私たちの活動をすべて知っていたのです。日本で開催された「世界平和女性連合」の大会から始まり、今まで私たちがやってきた各国の大会について、自分たちの大使館を通して全面的に研究したはずです。今や、そのような時代に入ってきました。
26 フィリピン大会の日程に合わせ、ニューヨークからロサンゼルスへ行き、マニラ行きの飛行機に乗りました。飛行機の中で少し眠りについたのですが、私(お母様)が赤ん坊にお乳をあげている夢を見ました。とても目鼻立ちのくつきりとした、かわいい子でした。夢の中で「私はもう赤ん坊を生む年齢ではないのに」と思いましたが、赤ん坊がお乳を欲しがるのであげたのです。
空港に到着して飛行機を降り、その夢のことをすっかり忘れていたのですが、ちょうどその日がカトリックの記念日でした。そこでは、聖母マリヤが顕現すると信じています。正にその日が、「あなたはみごもって男の子を産むでしょう」(ルカ一・三一)とマリヤが天使ガブリエルから啓示を受けた日だとして、カトリック教徒たちが記念していたのです。ちょうど、大会が開かれる日が、その日でした。この日、大会に参席した貴賓の中の一人は、市内に貼られたポスターに載っていた黄色いチョゴリ姿の私の写真を見て、「この方がマリヤの使命を果たす方だ」と思い、深く感動したというのです。
第三節 真のお母様の責任完遂と勝利
真のお母様の責任完遂
真のお父様は、一九九〇年三月二十七日、アメリカで挙行された第三十一回「真の父母の日」記念礼拝において、「女性全体解放圏」を宣布され、真のお母様を第二教主として発表された。これは、真のお母様が真のお父様と共に、すべての摂理を共同で導いてこられ、復帰摂理を完成するに当たって勝利されたことを天下に公表するものであり、真の母として完成実体を備えるようになったことを意味する。
1 第四次アダム圏時代を発表しましたが、カインとアベルを中心とした母の責任は果たしました。ですから、お父様のあらゆるものを連結してあげなければなりません。それが母子協助時代です。
母子協助時代から父子協助時代に連結してこそ、祝福を受けた家庭が父母様の家庭に従って入っていくことができます。ですから、母子協助、父子協助をして解放されるのです。
男性たちは、今まで天のみ前に協助できずに反対しました。国を踏み越え、絶対信仰、絶対愛、絶対服従することによって、世界を越え、天上まで越えていくのです。今まではそのような立場に立てませんでした。母子協助時代にお母様を中心として勝利した基盤の上に、父子協助時代を迎えなければなりません。今、このような位置にまで来たというのです。
2 お母様は苦労しました。今ではもう、どこに立てても心配がありません。これまで多くの苦労をしました。世界を巡りながら、難しいこともたくさん感じたと思いますが、峠をすべて越えました。それがすべて教材になりました。また、私が多くの大会をしましたが、真のお母様は、日本の集会を模範的にやり遂げました。かなり良い成果を挙げたと思います。
もともとお母様は、そのような何かがあります。おとなしく見えても、大胆なところがあります。お母様がそのようにためらうことなく、聴衆たちを包み込んでまとめてしまうとは思わなかったでしょう。お父様の代身の第二教主という名を付けてあげたのですが、「その名を訳もなく付けたのではないのだなあ!お父様はよく分かって付けたのだなあ!」と感じるでしょう。数年かかる基盤を、一気に築いたのです。皆さんも、お母様以上にしなければならない責任があります
3 今ではもう、お父様が一人でいても父母様の代身であり、お母様が一人でいても父母様の代身です。「お父様が七十を越えたので、後継者が出てこないのか」という話はやめなさいというのです。父母が生きていて、私の息子、娘たちがいます。心配することはありません。お母様や息子、娘たちは、統一教会の食口たちより、神様の絶対愛を中心としてために生きることにおいて先頭に立たなければなりません。これを今から肝に銘じなければならないのです。そのような観念をもたなければなりません。
それで今後、私たちの後代に過ちがあったり、原則から外れたりすることがあれば、私たちの家庭会議を通して新たに決定を下し、これを立て直すシステムができるでしょう。もう心配ないというのです。ですから、お父様が第一教主であり、お母様は第二教主です。今までは女性たちが男性に付いてきましたが、これからは水平です。
4 今まで「七・一節」、「七・八節」、「七・九節」、「七・十節」を宣布し、二〇〇三年七月十三日に蕩減時代終結宣布をしました。そうすることによって、復帰摂理のあらゆるものが完結したのです。神様が霊肉を中心として、父母の位置に出ていくようになったということです。
今回、蕩減時代の復帰を通して(勝利を)お返しすることによって、お母様が現れたのです。霊肉を中心とした一体的創造理想が地上と天上で完結し、父母の聖婚式と入籍式が可能になることによって、地上世界も聖婚式と子女の出生届が可能だというのです。まだ創造理想が完結していないので、再臨を霊的にしてはいけません。今から、お母様が現れなければなりません。
体をまとって、霊界で父母の位置に立つことによって、初めて父母が入ります。神様は心的な父母になり、真の父母が体的な父母になって、神様の実体をまとって天の国に入ってくとき、その息子、娘がすべて付いて入っていくのです。
5 神様には、超宗教、超政治、超国家、超NGO、超世界の一つの国を成し遂げようというみ旨がありました。そのみ旨のためにメシヤを送ってくださったのですが、それはイスラエル民族に対する天の約束があったからです。そのメシヤは、アダム完成者として来て、失ってしまったエバを取り戻さなければなりません。そのために、国家的基準でアダム家庭が失敗して失ってしまったエバの基準を立てなければならないのです。そのような基準を立てることによって、家庭基盤の上で民族を越え、国家的基盤の上で勝利の覇権を立てるようになったのです。
エデンで理想としていた神様の愛の主権を復帰しようというすべてのみ旨が、このように悲しく暗い世界へと転がり落ちてしまいましたが、ただ一人、真っ暗闇の中にいても、僕の僕の立場から僕の立場、養子の立場、庶子の立場、直系の子女の立場まで経て、母を捜して立て、父母の立場まで備えました。そのようにして、カイン・アベルの共産圏と民主世界を収拾し、これを抱いて、本然の父である真の父母に奉献してさしあげなければならないのが、母であるエバの使命です。
そのようなエバの使命を中心として、すべての民主世界の自由環境を破綻させるサタン圏の主権と闘い、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界の克服までしました。世界的限界線を越えてそのように克服することによって、お母様が再び出産の苦労をして、この天地間に勝利した母として完成した実体を備え、天の国の王権を受け継ぐことのできる天一国を開門するようになりました。

Wednesday Dec 13, 2023
真の父母経 第358話
Wednesday Dec 13, 2023
Wednesday Dec 13, 2023
アメリカ・ヨーロッパ・アジア・オセアニア大会
真のお母様は、一九九二年十月二十日から二十七日までアメリカの八大都市で、十一月十一日から十八日までドイツ、イギリス、フランス、イタリアの八ヵ都市で、十一月二十二日にはロシアのモスクワ、十一月二十九日にはオーストラリアのシドニー、十二月二日にはニュージーランドのオークランド、十二月八日にはフィリピンのマニラ、十二月二十三日には中国の北京で、「世界平和女性連合」の大会を主宰された。アメリカ大会からは、「世界平和における女性の役割」という題名で基調演説をされた。
9 第二次世界大戦以降に、イギリス、アメリカ、フランスがお父様を迎えて、キリスト教文化圏が新婦として全世界の統一圏を形成しなければならなかったのですが、これを失ってしまいました。ですから、それを蕩減してこの峠を越え、新婦圏であるキリスト教文化圏に対して連結しなければなりません。
それで、一九九二年の一年間に、お母様が世界百十三ヵ所で大講演会をしたのです。連結する内容です。それが蕩減されたので、お母様を中心として一緒に立つのです。一緒に立って神様をお迎えし、回れ右して世界を越え、国家を越えて故郷に帰ってくるのです。人間が堕落していなかった時、神様がエデンの園で自由に往来できた基盤を再び取り戻すというのです。それを取り戻すために故郷に帰らなければなりません。
10 お母様が日本で行った「世界平和女性連合」の大会をアメリカの州責任者たちが聞き、そのまま相続しました。日本でのお母様の巡回講演を、アメリカの州責任者と「アメリカ自由連合(AFC)」の責任者たちが毎日のように聞いたのです。これをアメリカ五十州の地方組織でも聞かなければなりません。
そして、アメリカでお母様が巡回したことについては、世界の宣教師たちが来て、すべて報告を聞かなければなりません。アダム国家の伝統はエバ国家が受け継がなければならず、エバ国家の伝統は天使長国家が受け継がなければならず、天使長国家の伝統は世界のあらゆる国が受け継がなければなりません。異議はありません。それこそ、世界的な修練会になったのです。
11 一九九二年、「世界平和女性連合」のワシントンDC大会を通して、お母様についての評判が大きく広がりました。そうして、行く先々で互いに表彰牌を授与するブームが起きたのです。
ロサンゼルス大会では、「世界の母」という賞牌まで授与しました。彼らは、原理について知らない人たちです。アメリカの全女性を代表する機構の会長が出てきて、「世界の母」の賞牌を授与し、一大演説をするという出来事が起きたのです。
12 一九九二年十一月から、ヨーロッパの四ヵ国を中心として、「世界平和女性連合」の大講演会を出発することになります。お父様は一緒に行きません。お母様に完全に侍ることができるよう、前に立てるのです。そのようにして、世界の女性たちに門を開いてあげなければなりません。それで、「ロシア講演まで準備しなさい」と言いました。中国と北朝鮮にまで一瀉(いっしゃ)千里で進んでいくのです。女性たちは、争いをしようとしていても、涙を流して帰ってきますが、男性たちが行けば、闘争が起き、血が流れます。ですから、女性を立てて行うのです。平和の世界は、愛を出発点とするので、女性を立てざるを得ないのです。
13 「世界平和女性連合」の大会をアメリカの八ヵ都市で行い、ヨーロッパでも八ヵ都市で行います。アメリカが西欧社会の主体だとすれば、ヨーロッパは相対です。そのような事実を知らないので、「四、五ヵ所でやろう」と言うのです。
ヨーロッパは、何ヵ国でも一つの国と見なければなりません。ヨーロッパといっても、イギリス、フランス、イタリアだけが入るのではありません。アメリカが八つの州でやったのなら、ヨーロッパもそれに相対的に合わせて、八ヵ都市でしなければなりません。一九九二年は、ロシアまでもつかまえて、入っていかなければなりません。この怨讐の国々が一つになって、孝子、忠臣、聖人、聖子の道理を果たした立場で、祖国光復の基盤を整えなければならないのです。怨讐の世界に向かって闘争歴史を綴ってきた、すべてのことにおいて新しい伝統を立てることによって、天が君臨できるようになるのです。
14 一九九二年、「世界平和女性連合」の講演会をしながら、お母様が世界的に旋風を巻き起こしました。ローマ大会では、四つの団体から大きな賞牌をもらいました。今や、お母様を中心として、女性たちが完全に一つにならなければなりません。全世界が一列に貫かれるというのです。そのようにして、新郎として来られたイエス様を中心として新婦教会であるユダヤ教が一つになれなかったことを、今日の世界で一つにしなければなりません。
15 本来は、お母様を中心として、韓国と日本とアメリカで長子権を復帰すれば、ドイツはそのまま付いてくるようになっています。ヨーロッパはそのままアメリカに付いていくのです。しかし、ヨーロッパでお母様が「世界平和女性連合」の大会をするのは何のためでしょうか。
第二次世界大戦以降、エバ国家であるイギリスを中心として、アメリカとフランスはアベルとカインですが、これらの国が真の父に侍ることができなかったことによって、世界的な勝利の出発ができませんでした。ヨーロッパのイギリス、フランス、ドイツ、イタリア、摂理上の四つの国でなぜ大会をしなければならないのでしょうか。
第二次世界大戦の時、枢軸国だった日本とドイツを祝福すれば、イタリアも祝福してあげなければなりません。イタリアを抜けば、背後のあらゆるものが一つにまとまらないのです。ですから、彼らにも整地作業をしてあげなければなりません。それで今回、お母様がヨーロッパまで巡回するのです。摂理史において、お母様を中心とするカイン・アベルとして、復帰の責任をもつ立場で世界的な清算をしなければならない基本的な位置にいるので、これらの国で大会をするのです。
16 個人伝道時代は過ぎ去りました。私たちの祝福の論理を中心として、家庭の方向を変えなければなりません。家庭の方向を変えようとすれば、女性から変えなければなりません。
エバから始まって家庭がサタン世界になったので、蕩減復帰の原則によってこれを反対方向に変えようとすれば、お母様が先頭に立って女性を世界的に編成し、一つになるようにしなければなりません。それで、お母様の「世界平和女性連合」の大会を通して韓国を席巻し、日本を席巻し、アメリカを席巻し、ヨーロッパを席巻しました。これから、その周辺国家と六大州の重要な都市を、女性を中心として席巻するのです。
ですから、世界平和を提唱した女性はお母様しかいないという評価が出てくるのです。息子、娘はお母様に連結されているので、お母様がそのようにすれば、サタン世界は一八〇度向きを変え、お母様を中心として進むのです。
17 お母様が「世界平和女性連合」のヨーロッパ大会のために、各地域で着る服を準備して行きました。ところが、帰ってきた時に見ると、一着も残っていませんでした。食口たちにすべて分けてあげたのです。誰かにあげたのか、指輪までありません。それで聞いてみると、「よく分からない」というのです。そのように、与えて、忘れてしまわなければならないというのです。自分の生命を与え、愛を与えて忘れてしまう人が、神様の最も近い所に行くのです。
18 「世界平和女性連合モスクワ大会をやりなさい」と一週間前に指示した人も、「荒れ地のような所に行かなければならない」と言いながら行くお母様も、人々から見れば理解できなかったでしょう。
三年前のことを考えてみてください。モスクワはどのような場所でしょうか。一週間前に、モスクワ大会を指示したのです。それが摂理史です。ロシアに行くには、そのようにしなければなりません。そのようにして二週間以内に、すべてやってしまったのです。
19 私以上にロシアのために働いた人がどこにいますか。私はロシアの地位の高い人々の息子、娘たちをアメリカに連れていって教育を受けさせ、今はその人たちが父母様の側にいます。それで、(お母様の「世界平和女性連合」の)イタリア・ミラノ大会が終わるとき、モスクワ大会を指示したのです。一週間前に指示したのですが、その大会場所が準備できなくなり、大会の正に前日、十六時間前からすべて準備したのです。
十六時間の間にパンフレットを作り、講堂を借り、舞台を設置して大会を終えました。四千人が入れる会場に七千人が集まったというのです。三千人は入ることもできず、外にいました。そのように困難があったにもかかわらず、成功裏に大会を終えたのです。
20 お母様が「世界平和女性連合」の中国大会を行うために中国に出発します。共産体制の中国で大会をするというのです。そこで「神様」という言葉を語ることができますか。それは、党が許さず、軍部が許さないのです。
党がこの大会の原稿を検閲するのに一週間かかりました。今までお母様の大会で、神様を中心として語ったその骨子をすべて入れたのです。共産国家で、それが夢ではなく、事実として成し遂げられました。
21 お母様が中国に行って、「世界平和女性連合」の大会をすることになっています。それはどれほど大変なことでしょうか。政府もできません。ありとあらゆることをすべてやり、私たちがすべて消化して、間違いなく共産党が全党大会を行う人民大会堂に行って大会をするのです。
中国の最高の女性たち、英語ができる女性たちを参席させようと思います。そして、既にロシアでも大会を行い、中国でも大会を行うことになったので、今や北朝鮮でも大会をしなければなりません。女性たちがしなければならないのです。
22 「世界平和女性連合」の中国大会は、最初から問題がたくさんありました。「宗教的な内容をもって大会をするので、軍部でも問題になり、党でも問題になる」と言いながら、困るとして中国当局が妨害したのですが、そのまま押し切りました。講演文に「神様」という言葉が、一回ではなく数十回出てくるというのです。私たちが人民大会堂でこのような講演をしたこと自体が、どれほど革命的なことか分かりません。若い人たちはみな講演文を読むでしょうし、そうすれば全国で評判にもなるはずです。これは革命的な事件です。

Wednesday Dec 13, 2023
真の父母経 第357話
Wednesday Dec 13, 2023
Wednesday Dec 13, 2023
第二節 真のお母様の世界巡回
韓国・日本大会
「世界平和女性連合」の韓国二十一市・道大会が、一九九二年五月十一日、仁川を皮切りに、六月二日まで、二十一ヵ都市で開かれ、続いて、全国的な基盤造成のための韓国全土の市・郡・区大会も、六月十日から三十日まで、四十ヵ地域で開催された。真のお母様は、大会で「理想世界の主役となる女性」という題名の基調演説をされた。続いて、一九九二年九月二十四日から十月六日まで、日本の主要十ヵ都市で「世界平和女性連合」の大会を開催された。
1 私は、七十年の生涯をかけて基盤を築いてきました。私が築いたそのすべてのものを、七ヵ月間でお母様に相続させてあげるのです。お父様が築いた基盤を、女性解放とともに、お母様に伝授してあげるのです。七十年の間に築いた実績を、七ヵ月の間に伝授してあげるというのです。一九九二年四月十日から始めて、五月、六月、七月、八月、九月、十月、十月になれば、「世界平和女性連合」の大会が終わります
すべての女性を解放してあげようとしているのです。女性が解放されなければなりません。
2 「世界平和女性連合」創設大会を行った一ヵ月後の五月十一日から、「世界平和女性連合」韓国二十一ヵ市・道大会を行っているのですが、「二十一ヵ都市の体育館という体育館は、すべて満員にしなければならない」と言いました。その時は、誰も信じることができませんでした。「これから農繁期なのに、田舎に行って誰に恥をかかせようと、あのようにするのか」と言ったのです。
しかし、祝福家庭の十家庭が一万七千人を集めた地域もありました。それは自分たちがしたのではありません。霊界でしてくれたのです。畑を耕して種を蒔かなければならない春の季節です。この時をよく利用しなければなりません。もう種をすべて蒔いておきました。今は、門前の肥えた土地に種を蒔いておいたのと同じです。
これからは、山の頂上や谷間にある田畑にも種を蒔こうというのです。それは、皆さんにもすべてできることです。一区画でも土地があれば、そこにも種を植えなければなりません。
3 「世界平和女性連合」の大会を、今まで二十一の地域で開催しました。市、郡、区の二百五十ヵ所の中で、お母様が四十ヵ所で大会をします。お母様を中心として四十日間、大会をするのです。お母様が四十ヵ都市を成功裏に終えたならば、残りの都は、皆さんが死力を尽くして成功させなければなりません。国を救うためには、そのようにしなければならないのです。そのままで国が救われるわけではありません。救うことができるように犠牲的代価を払わなければなりません。
4 お母様は、天使長である男性たちの目には美の対象です。エデンの園で、天使長がエバに付いていったのと同じように、男性たちが反対できない位置に入っていくのです。ですから、お母様が二十一ヵ都市を含め、六十数ヵ都市を巡回するとき男性たちの中でお母様に反対する人はいませんでした。そのお母様を歓迎する立場に立てば、天の側の天使長、反対しない天使長圏の環境に接することができるようになるのです。さらに、お母様に対する素晴らしい評判が立ったというのです。
そして、壇上に立てば、互いにたたえるのです。お母様が「世界平和女性連合」の総裁になったというのは、お母様が全世界の前に女性の代表として登場したということです。これによって、霊界にいるすべての女性と、地上にいるすべての女性が、お母様を女王として迎える運動が起きるのです。
5 神様が「女性解放運動をやりなさい」とおっしゃったので、お父様がお母様に侍って回りながら「世界平和女性連合」の大会を行いました。アメリカから帰ってきて家に入ってみると、夜の十一時になっていました。そして、食口たちを集めて話をしていると、十二時二十分になったのです。疲れていてもその時間に出発し、大会が開かれる場所に、早朝三時半に到着しました。
それは、僕が行く道であって、主人が行く道ではありません。家で休んで朝に出発しても余裕があるのに、なぜ夜中に行ったのでしょうか。車の事故が起きて転がり落ちそうにもなりました。何の得があってそのようにするのでしょうか。
私がするように、世界の男性たちも妻に侍りなさいと教えてあげるのです。これからは、女性たちが定着しなければならない時が来るので、そのような伝統を立てるために、そのようにしたというのです。
6 一九九二年九月二十四日、日本の東京ドームで「世界平和女性連合」の大会をするとき、五万人以上が集まりました。韓国ではありません。日本の真ん中に入っていって日本語で講演するというので、食口たちは信じませんでした。ところが、お母様が日本語で講演するのを聞いてみると、発音がとてもはっきりしているというのです。
ですから、一、二行読むと拍手をするのです。日本語がよく分からない人が(講演を)すると思っているので、「どこが違うか、どこが違うか」と思いながら、一言一言読んでいくたびにすべて復唱していくのです。全員が一つの心情になって講演を聞き終えると、「とても上手だった」と感服する声が上がり、聴衆が立ち上がって拍手を送るのです。それが最初の大会でした。その次に、十ヵ都市を完全に席巻しました。これが感動的だったのです。
7 「世界平和女性連合」の大会で、何のためにお母様が日本語で演説し、英語で演説したのでしょうか。真の父母が息子、娘と通じ合おうとすれば、日本語でなければ通じないので仕方がありません。準備をしなければなりません。英語圏では、英語で通じなければなりません。代表的な息子、娘に会わなければならないのです。
孤児という名がなくなります。孤児が母親を探し出したことになるのです。孤児になり、盗賊に引っ張られていってその世界に染まっていたのですが、お母様に出会うことによって救われるのです。ですから、お母様が日本語で講演したのは、驚くべきことです。
天の側から見るとき、日本の国民は称賛しなければなりません。孤児になった息子、娘が知らないことを、お母様が日本語を学んででも伝えようとするのは驚くべきことだというのです。それは、本然の母でなければ不可能です。偽りの母であれば、言葉が通じないとき、それができるでしょうか。自分の息子、娘であることが分かれば、言葉を学んででも、それを教えてあげなければなりません。それが父母の愛の心情圏です。
8 「世界平和女性連合」の日本・東京ドーム大会において、「アジア平和女性連合」創立の代表者が出てきてお母様を紹介しました。日本の特記事項とは何でしょうか。あらゆる国が先進国の行く道に従っていこうとするので、日本で起きることは、全世界のテレビ放送で伝えられます。自分の国だけが世界から遅れてはいけないと考えるからです。
それで、日本の女性連合の大会には、世界各国が多大な関心をもったのです。最高の先進国で女性連合運動をするので、各国が注目しました。党をもっている人や政治に携わる人が選挙基盤を築こうとするとき、女性連合のような団体はもっていません。ですから、すべて連絡を取らざるを得ないのです。お母様の大会のニュースがAP通信を通して世界的に伝わりました。そうして、六大州で、すべて知られるようになったのです

Wednesday Dec 13, 2023
真の父母経 第356話
Wednesday Dec 13, 2023
Wednesday Dec 13, 2023
19 一九九二年はお母様の年でした。全世界の女性を解放したのです。一九九二年四月十日、七十二ヵ国の女性代表者たちが参席する中、ソウルで開催された「世界平和女性連合」創設大会を成功裏に終えました。そこで「世界の女性たちを解放しよう!」と宣布しました。その方向は、お母様の後ろに従う道、ただこの道しかありません。心の色をお母様と同じ色に変えるのです。
お母様は、中心の根、中心の幹、中心の芽です。世界の女性を連結しなければなりません。一年という短い時間に、「世界平和女性連合」という歴史上、最も強力な女性組織をつくったのです。このような女性組織をつくったというのは、神様の最後の摂理観が、女性の側を連結するものであることを教えてくれるのです。
20 世の中の家庭の女性たちを中心として、背後の様々な波風を私がかき分けてこなければなりません。そこに引っ掛かって倒れてはいけません。解放されなければならないというのです。そのようにしながら、彼女たちを妹のように正しく指導しなければなりません。兄の立場で妹のように指導し、夫の立場で妻のように指導し、父の立場で娘のように指導しなければならないのです。このようなことを教えてあげて対等な位置に立ち、女性解放を宣布した時が一九九二年四月十日です。
その時、全世界に女性解放を宣布したというのは、統一教会で四十年間の迫害がすべて過ぎていったことを意味します。個人的世界の迫害、家庭的世界の迫害、氏族的世界の迫害、民族的世界の迫害、国家的世界の迫害、世界的な迫害まで、迫害する環境をすべて越えたというのです。国家的次元を超え、世界的次元でキリスト教文化圏ができなかったことを、統一教会を中心として、キリスト教文化圏を代表する洗礼ヨハネ的版図を再編成したのです。
21 第二次世界大戦以降、七年で果たすべきことをさらに四十年延長し、一九九二年、真の父母様が解放圏を成し遂げて、あらゆることを終えました。ですから、全世界が父母様と向き合える時が来たというのです。今までは反対があったので、お母様はお父様の後ろに付いてきました。しかし、これからは、あらゆる反対がなくなり、解放の場で自由に父母が出会える時が来たというのです。
第二次世界大戦以降に、自由世界を代表するアメリカが、新婦の教会を準備して新郎を迎えることができる時と同じ、自由な環境が再び形成されたのです。その峠をすべて越えたので、お母様がお父様と対等な位置に立つようになりました。そうして、お母様が、世界的に女性解放運動を展開していくのです。
世界の垣根がなくなり、サタンがいなくなって神様に直接出会うことができ、神様のみ前に横的に立てる時が来たので、お母様が女性解放を宣布することができたというのです。
22 旧約時代にイスラエルの国が真の母を立てられず、新約時代にも真の母を立てられなかったので、一九九二年に、左翼と右翼を抱くことのできる勝利的覇権を握り、真の母が登場する宣布式をしました。女性解放を宣布することによって、一九九二年四月十日、「世界平和女性連合」創設大会を通して真の母が登場し、七ヵ国が韓国の女性と一つになることができたのです。
「女性たちだけで十六万人を集める」と言うので、すべての人が夢のような話だと思ったのです。旋風を巻き起こして、女性という女性はすべて動員しました。我知らず動員されました。夜眠ることができないのです。このようにして超満員にしました。そうして、「世界平和女性連合」が誕生したのです。世界的に女性解放を宣布しました。失った六千年の恨の峠を一年間で越えて、六千年を経て初めて、女性の統一的平均時代を迎えることができる解放圏を宣布したのです
23 女性解放時代が宣布されるまで、お母様はお父様を中心として、後ろに従ってきました。お母様がそのようにすることによって、お父様と一つになるので、お父様の勝利がお母様の勝利を導くのです。
しかし、まだサタン世界の最後の絶頂を越えることができていません。ですから、いつも危険な位置にいたというのです。それゆえ、そのサタン世界を越えることができる時を迎えて、初めて解放圏を形成しなければなりません。真の母が、真の父と対等な位置に立たなければならないのです。
お母様は今まで、横的にお父様の後ろを付いてきましたが、堕落せずに完成して初めて、神様を訪ねていく位置、平面的に同じ位置に立たなければならないというのです。ですから、初めて女性解放を宣布できるようになりました。
24 お母様を前に立てることによって、エバが復帰され、天使長がその後ろに付いてくるようになります。途方もない運勢がお母様に訪れるのです。天使長は、真の父母の血肉と関係がありません。再び生んであげなければならないのです。生んであげるには、お母様が一人ですべてをすることはできません。ですから、お母様の分身として、全世界の女性を動員するのです。そのようにすることによって、この時代が女性時代に入ってくるのです。
25 お母様は、天使長である男性たちと闘うことはできません。自動的に屈服せざるを得ないように女性たちが一致団結し、この三千里半島に女性の旋風、台風を起こして、男性たちに有無を言わせないようにしておかなければなりません。そうしてこそ、大韓民国が統一されるのです。それを外的に支援するために、「世界平和女性連合」を中心として、世界の国々を一つにまとめていくのです。
お母様のみ言を聞いて祝福を受ければ、一つになります。今や女性を前面に立てる時が来ました。今からはお母様、天の側のエバの言葉を聞くことによって復帰されるというのです。
26 世界的女性時代を宣布すると同時に、お母様を前に立て、初めて歴史的な個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天地、地獄にまでぶら下がっていたこぶをすべて切ってしまい、すべて蕩減してあげるのです。偽りの父母が来て世界的なこぶを地獄にまで付けておいたので、これを真の父母がきれいに清算し、万民の家庭を堕落していないアダムとエバの家庭と同じ立場に立てて、真の父母様が接ぎ木(の役事を)してあげます。そのようにすることによって、勝利したすべての条件を伝授してあげるのです。
27 一九五二年からみ旨を成し遂げなければなりませんでしたが、それが成就できずに四十年延長され、一九九二年にすべてのことを清算するのです。これを成し遂げるためには、アジアから連結させなければならないので、「アジア平和女性連合」を中心として、エバ圏を引き継がなければなりません。女性で言えば、韓国は日本に対して姉の立場にいます。長女権を復帰しようとすれば、エバ国から引き継がなければならないというのです。そうして、「世界平和女性連合」を中心として一つにすれば、世界が反対する環境圏をお母様がすべて引き継ぐのです。そのようになれば、アメリカが父母様に反対できず、ソ連が反対できず、金日成主席が反対できません。反対する版図をすべて収拾したので、これを中心としてお母様が出てきたのです、イエス様が死ぬことによって、キリスト教が二千年間、成し遂げられなかったすべてのことを蕩減復帰して、右翼と左翼、イスラーム圏を収拾しました。これを一九九二年四月十日、お母様を中心として連結させてきたのです。キリスト教文化圏が統一される環境をつくったのです。キリスト教文化圏は新婦文化圏なので、お母様の登場とともに、四大文化圏が一ヵ所に連結される条件的な基盤を越えなければなりません。これが一九九二年四月十日、イスラームの八ヵ国の代表と日本、アメリカ、韓国、ヨーロパ代表の世界既成家庭祝福結婚式です。この既成祝福を通して連結し、その峠を越えたのです。共産圏、中国まで参加しました。第二次世界大戦直後にイギリス、アメリカ、フランス、エバ国家とカイン・アベル国家を中心として、一つになった基盤を受け継ぐことができ、新婦圏を再び取り戻せる基準が成立しました。ですから、お母様が立ち上がるのです。お母様を中心として、女性解放を叫ぶのです。お母様がキリスト教文化圏を代表した新婦圏をすべて解放し、「世界平和女性連合」に糾合するので、お母様の分身のように、世界が連結されたのです。それゆえ、韓国の女性たちにも台風が吹きます。その次に、日本、アメリカ、ヨーロッパ、オセアニア、ロシアにまで、女性の風が吹くというのです。
28 一九九二年に女性解放時代を宣言しました。その日、お母様が演説文を読むとき、どしゃぶりの雨が降りました。お母様の祝宴に私が招待され、揮毫し、夫の立場に立って後援する講演をしました。「世界女性時代到来」と揮毫してあげました。その時、お母様が初めて世界舞台に立ったのです。そうして、百二十ヵ国の巡回から今まで、重要な大会のたびにお母様が苦労しました。それをしてからは、韓国に戻り、大学を中心にみ言を宣布したのです。

Wednesday Dec 13, 2023
真の父母経 第355話
Wednesday Dec 13, 2023
Wednesday Dec 13, 2023
10 女性連合運動を韓国と日本から始めたことは、爆発的で歴史的な記録を破った事件でした。天の火を投じるものだったので、その余韻が永遠に生きているというのです。そのみ言を聞いた人は、写真を見ただけでも恩恵があふれます。そのような境地です。過ぎていくものではありません。母の愛が心から消えますか。また、父母の愛が心から消えますか。愛する人との愛が心から消えないのと同じように、天の愛によって縁を結んだみ言を聞き、感動した心をもった人は、その写真を見ただけで恩恵を受けるのです。
ですから、聖賢の教えが貴いのです。そのような深い心情的な関係を中心として語った言葉なので、その言葉は歴史を超越し、常にその価値が連結される位置にあります。そこに新しい蘇生の力が共にあるのです。
11 日本がエバ国家だとすれば、韓国の女性たちはどのようになりますか。韓国がアベルの位置に立ちます。日本はカインの位置です。そのため、アベルの伝統的な精神を日本に連結しなければなりません。エバは十六歳の時に堕落しました。ですから、韓国で愛国心をもった純潔な女性、国を愛することにすべてを捧げることができる伝統的精神をもった女性が必要だというのです。そのような女性の精神を、日本の女性たちは相続しなければなりません。そうでなければ、日本が連結される道がありません。
それで、日本に人を送って、誰にも分からないように柳寛順宣揚運動をさせました。お父様が、「日本の女性たちに柳寛順烈士の伝統的な精神を植えつけなさい!」と言ったのです。そのようにできる人は、お父様しかいません。誰もそのようなことはできないのです。
その思想をもっていって日本の女性たちに植えつければ、日本が韓国と一つになるというのです。そうしながら、一九九一年九月にお母様を日本に送り、「アジア平和女性連合」をつくったのです。
「世界平和女性連合」の創設と女性解放宣布
真の父母様は、一九九二年四月十日、ソウルの蚕室オリンピック主競技場において、「世界平和女性連合」創設大会と「アジア平和女性連合」ソウル大会を開催し、「世界女性時代の到来」を宣布された。世界七十二ヵ国の女性代表および韓国全土の女性十六万人以上が参加する中で開かれた創設大会において、「世界平和女性連合」の総裁に真のお母様が推戴された。真のお父様は、「韓鶴子総裁は、私と共にこの苦難の道に同参した、全世界の女性の代表者であると言わざるを得ません」と語られ、「今まで男性が主導してきた戦争と暴力、抑圧と搾取、そして、犯罪の世界を終結させ、平和と愛、そして、自由があふれる理想世界を実現する真の働き手が、正にこの時代の女性たちです」と語られた。真のお母様は、世界女性時代の到来宣布とともに、世界を巡回しながら指導者たちを激励され、世界的に女性運動を展開された。
12 歴史的な四千年のすべての内容を整備して、世界的な個人の怨讐、世界的な家庭の怨讐、世界的な民族の怨讐、世界的な国家の怨讐、世界全体の怨讐をすべて屈服させて帰ってきて、南北統一と神様の解放を主張する時を迎えたというのです。第二次世界大戦以降に統一天下を成し遂げなければならなかったことを四十年間蕩減して、勝利の覇権を再びつかむ日を迎えました。キリスト教は、エバの宗教、新婦の宗教ですが、新婦の使命を果たせなかったので、お母様が韓国を復帰しなければなりません。キリスト教ができなかったことを蕩減してあげなければならないのです。韓国と日本、アメリカ、ヨーロッパの「世界平和女性連合」が、それをしなければなりません。韓国、日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリアの七ヵ国です。
第二次世界大戦の時、怨讐の国々まで統一圏が形成されたのですが、これを失って失敗したので継ぎ当てをしなければなりません。蕩減しなければならないのです。光復以降にイギリス、アメリカ、フランスがお父様に侍ることができず、新郎を失ってしまったのち、再び取り戻してきました。韓国、日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリアの七ヵ国のために、お父様は四十年間祈ってきました。これは、誰も知らないことです。これに責任をもつために、七ヵ月間、お母様を立て、第二次世界大戦直後、統一王国に進展していた基盤を統一教会で身代わりするようにし、この世の中を指導するあらゆる代表者に代わって勝利した位置に立つようになりました。
そうして、世界統一圏に向かって勝利の闘いに出発する時代になりました。それこそ女性の時代になったのです。それで、「世界平和女性連合」を一九九二年に創立したのです。
13 韓国が長子権を復帰したので、韓国の女性は長女の立場です。その次に、日本の女性は次女の立場です。彼らが一つにならなければならないのですが、真のお母様が世界的な母の立場に立つので、「世界平和女性連合」創設大会をソウルオリンピック主競技場で、韓国と日本が一緒に行いました。日本と韓国の祝福家庭の女性たちが合同作戦を行い、一体となった基盤において、お母様がアダム国家、世界国家の女性代表として、カイン・アベル、主体・対象圏を成し遂げ、再創造歴史の過程におけるプラス・マイナス環境を備えたため、お母様が立つことができるのです。
14 お母様が先頭に立っていかなければならないのと同じように、今からは、女性の皆さんが先頭に立って進まなければなりません。ですから、女性たちを中心として「世界平和女性連合」をつくったのです。
それゆえ、女性たちは、母として息子、娘を教育しなければなりません。「世界平和統一堂」というのは、教育できる家を意味します。これを村ごとにつくらなければなりません。母は息子、娘を教育して、何をしなければならないのでしょうか。
母と息子、娘が一つになって、家庭の主人である男性たち、すなわち天使長の立場である男性たちをアダムの位置に立て、彼らがサタン世界の天使長の立場である世の中の人たちを教育するようにしなければならないのです。
15 「世界平和女性連合」という組織をつくったので、神様の側ではあらゆる女性が一つになるのです。本然の家庭基盤が縦的、横的に拡大したものが世界の人類です。いくら大きなものでも、中心は家庭です。それを復帰するために、氏族メシヤを派遣するのです。家庭的メシヤの基盤は蘇生、氏族メシヤは長成、国家メシヤは完成、このように横的に三つの位置です。このすべてを連結しなければなりません。
横的に形成された、このあらゆるものを縦的に受け継ぎ、世界的基盤を築いていくのです。お母様がそれを七ヵ国に連結させなければなりません。韓国が中心となって、再び横的にエバの基盤をつくりました。このように築き上げた基盤の上で、真の父母を宣布したのです。
16 真の父母の基準を中心として、これから天の国の世界的王権版図をつくってこそ、世界のあらゆる氏族圏、国家基準の新しい一族たちが、世界版図を中心として、北朝鮮の金日成主席を屈服させることができます。それによって、韓国と北朝鮮の国民を中心として、真の父母と偽りの父母の立場が初めて入れ替わるのです。それは、男性だけではできません。ですから、母の時代にこれを早く入れ替えてあげなければなりません。
一九九一年からそのような摂理をして、一九九二年四月十日、「世界平和女性連合」創設大会をすることによって、お母様を中心にアダム国家とエバ国家が完全に一つになったので、金日成主席は自動的に退いていくようになるということです。堕落した世界で勝利したエバが出てきていなかったのですが、勝利したエバが出てくるようになったので、サタン世界、堕落した世界はなくならなければなりません。
17 一九九二年四月十日に、私たちが願っていた「世界平和女性連合」創設大会を開催しました。私たちの歴史始まって以来の春が訪れました。一九九二年の春は、私たちの春です。
それまで、お母様はお父様が行く所に付いてくる立場でした。アダムがエバにそのまま付いていって滅びたので、アダムがそれを蕩減復帰するのです。そうして、エバが今や世界から自分の場所に帰ってきて、還故郷し、登場する準備を整えて定着できる時になったというのです。
今までは、お父様が一人で闘いましたが、これからは、故郷に入ってきて自分の相対を迎え、登場する準備をして隊列を整えなければならないので、お母様を中心として、世界の女性解放を宣布するのです。
18 一九四五年から七年の期間を経て、一九五二年に統一世界が完成するはずでしたが、これを失ってしまいました。そのため、一九九四年から二〇〇〇年までの七年間に、再びそれを果たさなければなりません。言い換えれば、世界を一つにしなければならないということです。
第二次世界大戦以降、新婦文化圏であるキリスト教文化圏が新郎と一つになれなかったので、七年間で世界的に女性たちが完全に一つになり、家庭から社会、世界にまで影響を及ぼすことができる完成したアダムを迎えなければなりません。
言い換えれば、家庭、氏族、民族、国家、世界に勝利したアダムを立て、エバが家庭、氏族、民族、国家、世界的版図で失っていたすべてを清算することによって、第二次世界大戦以降の統一的天国理念を復帰できるのです。ですから、女性解放時代を宣布するのです。

Wednesday Dec 13, 2023
真の父母経 第354話
Wednesday Dec 13, 2023
Wednesday Dec 13, 2023
第四章 「世界平和女性連合」の創設と真のお母様の世界巡回
第一節 「世界平和女性連合」の創設と女性時代の宣布
「アジア平和女性連合」の創設と真のお母様の最初の講演
「アジア平和女性連合」の創設大会が、一九九一年九月十七日、七千人以上の日本の女性代表が参加する中、東京ベイNKホールにおいて開催された。真のお母様はこの日、「アジアと世界を救う真の愛運動」というテーマで、初めて講演をされた。
また、「アジア平和女性連合」の韓国支部創設大会が一九九一年十月三十一日、女性指導者二千人以上が参加する中、ソウルのリトル・エンジェルス芸術会館において開催された。この日の大会を通して、韓国の女性たちと日本の女性たちが一つになり、アジアと世界の平和を実現する先頭に立つことを決意した。特に、真のお父様は、アダム国家である韓国とエバ国家である日本の女性たちが、真のお母様を中心に、世界復帰のために尽力することを願われた。
1 一九九一年九月十七日に日本で「アジア平和女性連合」の創設大会をしました。そして、十月三十一日に、ソウルで「アジア平和女性連合」韓国創設大会をしたのです。その時から、六ヵ月以内に「世界平和女性連合」の大会まで終えました。そのような大会ができるとは、誰も信じませんでした。日本も同様でした。
日本は、「アジア平和女性連合」を中心として、五年も準備して大会を行いました。そうして、十一月二十日にオリンピック公園フェンシング競技場で全国大会を開催したのですが、「その短い期間に、一万人を大会に参加させることができるのか」と言いました。ところが、二十日間でたやすく一万五千人を満たしたのです。そして、その時から四ヵ月を経て挙行された「世界平和女性連合」創設大会に、十六万人が参加しました。お母様がこのように講演することによって、お父様の横に立つようになったのです。
天の国に入っていくときには、二人で一緒に入っていかなければなりません。そして、子女たちがその後ろに付いて入っていかなければなりません。それを手引きしてあげなければなりません。解放してあげなければならないのです。今までの蕩減復帰過程に、女性の恨がたくさんあります。
2 韓国の女性たちと日本の女性たちを連結させて戻ってくることのできる時になったので、「アジア平和女性連合」を通して、日本の女性たちと韓国の女性たちが一つになりました。国家を越え、お母様を中心としてアベル・カインの基準を三回で立てたのです。
一九九二年四月十日、ソウルで開かれた「世界平和女性連合」創設大会にも、日本から五千人以上が来て参加しました。こうして、韓国が姉の立場になりました。復帰された姉を中心として一つになることによって、国家的にカイン・アベルの立場で一つになるのです。日本がカインの位置で一つになることによって、二つの国の女性が、統一圏をもったお母様を中心として、母になれる代表的基準に立ったので、「アジア平和女性連合」を中心として、「世界平和女性連合」の創設が可能だったのです。これを宣布することによって、天に帰るに当たって、今まで後ろから付いてきたエバがお父様の横に立つようになり、父母圏が立てられたのです。
3 一九九一年九月、アラスカにいる時のことです。日本がエバ国家なので、日本の女性たちを糾合し、韓国の女性たちと一つになることができる準備をしなければならないのですが、道がありませんでした。私しかやる人がいません。ですから、お母様が日本に行って、七千人大会をしなければならなかったのです。
その話を最初に聞いたときは、青天の霹靂のように思ったでしょう。日本の国家指導者の夫人まで出てきて座っているのに、その前に行って演説しなければならないというのは、普通のことではありません。しかし、それを断行したのです。それを連結させて韓国に戻ってきて、「アジア平和女性連合」から始めて、「世界平和女性連合」の大会まで行ったのです。韓国が主体国なので、アジア平和女性国家ではなく、世界平和女性国家にならなければなりません。
4 世界的な時が来れば、お母様は大衆の前でお父様の代わりに講演しなければならないので、日本語を勉強しなさいと言いました。日本に行ってエバ国家を和合させようとすれば、韓国語ではできません。日本で生まれたわけでもなく、日本語の勉強を始めてからいくらもたっていないお母様が流暢な日本語を語れば、日本がぺちゃんこになるのです。それで「日本語を勉強しなさい」と言いました。何の条件もありません。そのように従順にしながら、お父様の後ろを影のように付いてきたのです。そのような面で、お母様は偉大なのです。
5 お母様が初めて大衆の前に立ったのは、日本の東京ベイNKホールで開かれた「アジア平和女性連合」の七千人大会の時でした。初めてにもかかわらず、堂々とした姿勢でやり遂げました。なぜそのようにできたのでしょうか。お父様に付いていって国際会議に何度も参加し、大勢の有名人士たちから注目される立場にいたのです。そして、お父様が語ることを聞きながら分析をしました。そこで、大衆が感化されるよう抑揚をつけながら演説をすると、大衆は真摯に聞くのです。すらすらと率直に解かれていく内容を聞いて、感化されるのです
6 お母様が初めて壇上に立ったのは、日本で開かれた「アジア平和女性連合」創設大会の時でした。その時、七千人の聴衆が集まりました。その人たちは、すべて上流層の人たちです。日本の女性たちの中で、それなりに有名な人たちが幾列にも並んで集まったのです。初めて壇上に立ち、一度見渡して聴衆をすべて把握し、みな感動させました。その次は、東京ドームで五万人を対象に演説をしなければなりませんでした。
ところが、お母様は日本語がよく分かりませんでした。それでも、「日本語で演説しなさい」と言いました。ですから、夜寝る時間もありません。十五日しか残っていなかったのです。日本の聴衆の前に出ていって、母としての権威を立てなければならないというのです。
それほど大勢の人たちの前で演説しようと思えば、男性でも足が震えるのです。それなのに、女性が五万人の聴衆の前で演説するというのは、簡単なことではありません。それだけお母様も深刻だったでしょう。しかし、東京ドームの五万人大会は大成功でした。
7 お母様が日本で大会を成功裏に行ったので、その次からは、四十ヵ国を巡回しました。今は、英語で、長子圏のアメリカで勝敗を決したいという思いをもっているでしょう。英語だけでなく、どんな言葉でも、すべて話すことができます。
ですから、今からは、「スペイン語で語りなさい」と言ったり、「何々の言葉で語りなさい」と言ったりしても、四十日以内に可能なのです。そのような自信をもっています。何であっても、努力する人にはかないません。
8 日本の女性たちを韓国の女性たちと一つに結び、お母様と一つになるようにしなければなりません。それが復帰です。お父様は男性として長男と次男を復帰し、それと同時に、お母様は女性を中心に長女と次女を復帰しなければならないのです。そのように復帰して神様のみ前に戻っていくのは、アベルを通してカインである長子を復帰するのと同じ歴史過程における闘いでした。
お父様としては、もうすべて終わりました。長子権が復帰されたというのです。アメリカとソ連を中心として長子権復帰が成し遂げられたので、次はお母様が復帰すべき立場です。それで、代表的な国家である日本と韓国の女性を結んであげるのです。結局、お父様はメシヤとして大勝利をした基盤の上で、エバの勝利基盤をつくってあげるのです。
9 これから女性時代が来ます。女性時代が来るので、婦人たちを動員しなさいと言ったのです。アダム国家の前にエバ国家として選ばれた国が日本なので、日本から始めるのです。お母様が日本のすべての女性たちを一つにまとめなければなりません。外的女性と内的女性を完全にまとめなければならないのです。
それで、私が日本の女性たちを済州島の修練所に呼んで、これまで不完全だったものをすべて指示して、日本の一つの県に百人ずつ女性を配置しました。日本は島国であるがゆえに、島から上がってこなければならないので、韓国の島を通して陸地に上がってくるようにするのです。
そのようにしようとすれば、お母様が橋を架けなければなりません。お母様が橋を架け、統一教会の女性たちが日本の女性たちを受け入れるようにしなければなりません。そのようにしなければ、大変な騷動になります。受け入れようとすれば、収容態勢を整えなければなりません。収容態勢を整えれば整えるほど、日本の女性と韓国の女性が早く一つになるのです。

Wednesday Dec 13, 2023
真の父母経 第353話
Wednesday Dec 13, 2023
Wednesday Dec 13, 2023
「双十節」宣布(一九九九・一〇・一〇、ウルグアイ、プンタ・デル・エステ)
30 きょうは一九九九年十月十日ですが、「双十節」です。天の十数と地の十数が一つになる日です。ですから、これからは祈るとき、自分の名で祈るのです。自分の名で祈るということを、一九九九年九月十四日に宣布しました。
それは、堕落圏を抜け出したということです。それゆえ、これからは、皆さんが皆さんの息子、娘を祝福しなければなりません。息子、娘たちを祝福してあげなければならないのです。すべての祝福家庭が自分の名で祈るようになることによって、自分の息子、娘を祝福できるようになりました。
信仰基準ができておらず、いまだ条件が満ちていないだけであって、祝福を受けた人たちが自分の息子、娘を祝福してあげることによって、第四次アダム圏に越えていくのです。
31 「双十節」は、天と地が完全に一致する日です。今まで絶対信仰、絶対愛、絶対服従の実体を中心として、堕落した家庭が完全に解放されることによって、第一次、第二次、第三次アダム圏を越えて第四次アダム圏になるのです。第四次アダム圏に越えていこうとすれば、自分が自立的な立場であらゆる罪を蕩減し、自主的に神様に報告できなければなりません。ですから、今から自分の名で祈るのです。今から自分の名で祈る家庭は、自分の息子、娘たちを祝福しなければなりません。
32 第四次アダム圏にならなければならないと、一九九八年に宣布しました。「双十節」に、第四次アダム圏の峠を越えたのです。ですから、十月は栄光の月になるのです。十月は、四日が、お父様が西大門刑務所から解放された日であり、十四日は興南監獄から解放された日です。
私は、天宙的「四・四節」を宣布しました。コディアクで家庭的「四・四節」を宣布したので、ウルグアイで天宙的「四・四節」を宣布したのです。ですから、神様の四位基台理想が連結されれば、サタンの峠を越えていきます。それで、サタンを屈服させることができるあらゆることを整備して、これから第四次アダム圏時代、蕩減が必要ない時代に越えていくのです。蕩減復帰ではなく、自然復帰時代に越えていくのです。
総天宙祝福解放日宣布(一九九九・一〇・二三、アメリカ、イースト・ガーデン)
33 一九九九年十月二十三日は、去る十月十日、ウルグアイのプンタ・デル・エステで「双十節」を宣布して十日が過ぎ、三日目になる日です。それで、「総天宙祝福解放日」を宣布しました。
きょうは、十、十、十を足した三十に三数を加えた三十三数に該当する日です。このような日なので、全体の摂理観的な立場で、今まで父母様が発表したあらゆる内容を終結しなければならない時が来ました。父母様が発表したものが、旧約時代、新約時代、成約時代を経て、第一次、第二次、第三次アダムを通して、霊的、肉的に分かれたものを再び取り戻し、四十年ぶりに実体圏全体を蕩減して越えていくのです。越えていくだけではいけません。越えていき、堕落していない本然の実体、堕落がない永遠の勝利圏に立つことができるアダム勝利の版図をこの地上に立てなければならない時代が、既に発表した第四次アダム圏時代だというのです。
第四次アダム圏時代には、世界の祝福を受けたすべての統一教会員たちを、アダムとエバが堕落せずに祝福を受けた位置に立ててあげるのです。その祝福を受けた位置に立ち、第一次、第二次、第三次アダム圏のあらゆる勝利圏の上でそれを相続することによって、初めて自分が絶対信仰、絶対愛、絶対服従の心情圏を中心として、天地父母と一つになったその基盤を通して、あらゆることを清算しなければなりません。
アダムとエバが堕落することによって、創造主をはじめ、実体圏全体が嘆息するようになりました。したがって、あらゆる宗教圏の蕩減条件を越えて、万物解放の主人、子女解放の主人、その次には、アダムとエバの家庭解放の主人、神様解放の主人の位置を決定することによって、すべてのことが終わります。ですから、ある一日を設定してこれを清算しなければならないのですが、その日が正にきょうです。それで、父母様が、蕩減条件として家庭を中心に総生畜献納祭を行ってきたのであり、「双十節」を中心としては、祝福を伝授してあげる日として定めたのです。
34 万物が今に至るまで嘆息しています。万物は、真の父母を中心として、神様の愛の世界に入っていって主管を受けることができなかったのです。ですから、万物嘆息圏を解放しなければなりません。
皆さんの子女たちも同じです。皆さんの子女たちが解放的恩賜圏内にいることができないので、皆さんの子女たちの解放圏が広がらなければならないのです。
その次に、皆さんの家庭が、いまだに条件を越えることができませんでした。蕩減の条件を越えていくことのできる祝福、父母様が勝利したものを与えてあげることによって、越えることができます。
その次には、皆さんの家庭を中心として、氏族、民族、国家が越えることができませんでした。今までサタンが国家基準で全権を行使したので、これを踏み越えて、天の全権行使として連結させることのできる蕩減条件をすべて立てました。コディアクで全体、全般、全権、全能の時代に転換されるという日を発表しました。あらゆるものを、この宣言を中心として越えてきたというのです。
それで、一九九九年十月二十三日を期して、四大心情圏の一致、万物解放、子女解放、夫婦解放、天地父母解放圏を宣布するのです。これによって、このような勝利の基準を中心として信じているその位置は、神様が思いどおりに活動できる神様の絶対所有圏内に入っていきます。それで、絶対万物の解放、絶対子女の解放、絶対夫婦の解放、絶対家庭、一族、一国の解放圏が展開することによって、サタン世界が終わりを迎える日は遠くないというのです。
35 一九九九年十月二十三日は、万物解放と子女解放、夫婦解放、真の父母の地上圏解放、天上世界の創造解放圏を宣布し、新しい時代への転換を宣布できる日です。「九・九節」と「三・十節」を宣布した基盤の上に、真の父母の代わりに天の祝福を求めることができ、天のあらゆる開拓的な路程を建議できる基準まで立てて、すべてを相続いたしました。それによって、真の父母の勝利圏を天上世界と地上世界に委譲する式として、サタン圏全体をなくしてしまい、新しい天の世界で、万物・子女・夫婦。父母圏全体が栄光の出発を宣言できる新時代を迎えるようになりました。
この時間から、このすべての式を経て、万物解放、子女解放、夫婦解放、真の父母解放、天上の創造主天宙父母解放とともに、天上と地上の統一的な、あなたの理想的愛の主権世界として前進を誓うことができるよう、真の父母、主なる真の天地父母の名を通して宣布いたしますので、一体勝利の一方通行で、あなたの愛の主権世界へ前進あるのみです!
真の父母様の摂理観的責任完遂宣布(一九九九・一二・二六、アメリカ、ベルベディア修練所)
36 「摂理観的責任完遂」と言えば、すべて終わります。それでは、誰が責任を完遂するようになるのでしょうか。神様です。今まで神様が、救援摂理という、願わないことをしてきたのです。本来、救援摂理はなく、摂理観的完成のために創造理想を立てていたのですが、私たちの人類始祖がサタンの侵入によって別の世界をつくることによって、摂理史的責任分野はなくなり、救援摂理観的責任召命を今までしてきたというのです。
37 今までの歴史は、摂理観的な歴史ではなく、救援摂理観的な歴史です。神様が主人になっていたならば、偽りの主人は現れなかったでしょう。被造世界のあらゆる存在は息子のためにつくったので、父と息子の関係において神様の摂理観的なすべての歴史は解読することができ、完全に現れるはずでした。ところが、他の主人が入ってくることによって、それが現れることができず、未知の摂理史と思ってきました。それで、人間は何も知らないのです。堕落圏内に入っていったので、あらゆる根本に関する問題、神様と摂理観に関する問題が全く分からないというのです。
38 「真の父母様の摂理観的な責任完遂」と言うとき、その責任完遂の内容とは何でしょうか。摂理観のすべてのことを解明し、未知の事実を明らかにし、その未知の内容がもたらしたすべてのことを清算して、創造を始めた本然の基準を連結させることができる役事をするようになりました。神様を中心として、真の父母様がそのようなことを完遂したのです。
今まで人類歴史がどのようになり、なぜこのようになったのか、誰も知りませんでした。しかし、父母様は、神様と創造理想によって立ててきた息子、娘の関係がどのようになり、地上世界にどのように連結されるのかを知りました。個人から家庭、氏族、民族、国家を中心とした天上世界と地上世界の天国をどのようにすれば完成できるのかという、理論的な内容を知ったというのです。
39 神様の摂理観的なすべての理想が完成したならば、神様が父として動くとき、息子である人間も共に動くようになり、息子のための象徴的な形象体である万物もすべて一つになっていたでしょう。そのようになっていたならば、神様と一体となり、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙、永遠の世界までも完全な実体として動くはずでした。
神様と一体になるならば、すべてのものは完全、完成したものとして、完全、完成した価値をもち、一つの実体圏、一つの理想的な局面が展開したでしょう。人間と神様が一つになっていれば、その下のすべての万物は、人間を養育し、人間を保全し、人間が便利に暮らせる環境的条件になります。それが実体万物創造の世界です。
40 真の父母様の摂理観的責任完遂とは何でしょうか。宇宙の自然の結婚が、私たち人間の結婚と天の国の結婚と通じることがてきるという、その観と責任について教えてあげた人が父母様であり、その責任を完成するために努力する人が父母様だというのです。
そのような観の主流は、絶対、唯一、永遠、不変の愛です。そのような愛は一つしかありません。そのような愛が連結される存在も、自動的に絶対、唯一、永遠、不変の存在になります。愛によってのみ、そのような存在になることができるのです。

Wednesday Dec 13, 2023
真の父母経 第352話
Wednesday Dec 13, 2023
Wednesday Dec 13, 2023
天地父母天宙統一解放式(三・十節)宣布(一九九九・九・一〇、九里中央修練院)
21 一九九九年九月十日十時十分を期して、天地父母天宙統一解放式を宣布しました。「九・九節」を宣布したのは、「七・八節」に天地父母天宙安息圏を宣布したその日以降、天地父母天宙勝利祝賀宣布式が終わることによって、父母様を中心として地上のあらゆる家庭の兄弟の縁を経て、子女の縁を経て、夫婦の縁と父母の縁と王権の縁を代表できる父母が、この地上に出発したからです。
そうして、天地父母宣布をすると同時に、勝利を賛美できるようになりました。このような天地の大変革時代を宣布したその基盤の上に、今、「九・九節」を設定するようになりました。
「七・八節」は、神様を中心とした善の境界線でした。これを限界として、サタン世界で活動していたすべてのものと、反対の方向になっていたすべてのものを正し、天のみ前に帰依させることのできる一日である「九・九節」を立てました。それによって、一九九九年九月十日十時十分を選び、天地父母天宙統一解放式、「三・十節」を迎えることができるようになったのです。
22 真の父母のみ名によって、天地父母天宙統一解放式を迎えさせる「九・九節」の上に、今、「三・十節」を立て、神様を中心として、天地父母があらゆる頂上の位置で、万宇宙を抱くことのできる祝福の恩賜を受けるようになりました。
反対の道を進んでいた「九・九節」が「三・十節」圏内に立てられることによって方向を定め、神様の主管圏内で、天の境界線とサタンの境界線の緩衝地帯のようなものが、統一的基準で一つになった圏内で、七、八、九節として設定できる日をもつようになりました。それによって、一、二、三、四、五、六、七、八、九まで、サタン圏内にあるものを再び収拾し、神側で一、二、三、四、五、六、七、八、九、十の基準を一つにして奉献してさしあげるようになったのです。
23 個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙全体に、統一的なすべてを中心として、「九・九節」を宣布したので、「七・八節」と「九・九節」と「三・十節」を中心としてすべての時を越えるようになりました。
それによって、十数、百数、千数、億万数を自由自在に往来できる勝利的覇権をもつようになり、数理の何千代もの権限を備えた万宇宙の存在を、主人の位置で統治するようになりました。
この「三・十節」を中心として、(天の)お父様が通告するすべてのことを父母様が受け、宣布の日として定め、永遠の宣布といたしますので、全万象がそこに順応することのできる伝統が始まることを、真の父母と共に、縦的な神様のみ名とともに、この時間、全天宙の前に宣布いたします!
24 今、一九九九年九月十日十時十分ですが、この時間、「三・十節」を宣布しました。その十が三数になります。九月十日十時十分から九数を抜いて三十(十、十、十)数になりました。
復帰摂理においてあらゆるものが、三数を基盤としてOKです。旧約時代OK、新約時代OK、成約時代OKです。十数は帰一数なので復帰の完結数になるのですが、十を三数で連結させて、サタンの頂上数である九数を越えた三段階の十数です。この天の十数をもったというのは、歴史的なことです。これは、旧約時代の完成、新約時代の完成、成約時代の完成です。それゆえ、南北統一の運勢、東洋と西洋の統一の運勢を迎えて、南北の文化格差と貧富格差が平準化された本然の創造理想により、愛の主権下で統治される時代に越えていくのです。
25 一九九九年九月十日を期して、アダム家庭が完成します。天の国のアダム家庭完成を、氏族、民族、国家、世界版図に連結できる時代に入っていくのです。ですから、サタンはもう「無用之物」(役に立たない物や人のこと)です。反対に向かっていたものが転換されたのです。転換されたので、頭は頭同士で向き合うことのできる基準になりました。
ですから、「七・八節」を中心として、九数と十数が一つになるので、境界線と緩衝地帯がなくなるのです。境界線と緩衝地帯がなくなり、すべて神様の主権内に入っていくのです。
26 「三・十節」はどのような意味があるのでしょうか。主なる神様が全体摂理を代行できるアベル的立場で、個人から氏族、民族、国家的時代にメシヤを送りました。このメシヤはアベル的であり、国家中心の長子権です。再臨時代までは、世界舞台を中心として、真の父母完成のための出発でした。
そうして、真の父母の祝福を通して、世界舞台で「真の祝福天宙化とサタン血統根絶」を完全に成し遂げてしまったのです。ですから、全体解放圏を宣布せざるを得ません。それゆえ、もうサタンの境界線はなくなり、天の国の境界線だけが設定されたというのです。
天の国の境界線が設定されたので、これが平準化され、平面世界と立体的世界の子女たちと一つの帰着点を中心として、父子関係、夫婦関係、兄弟関係において妨げるものがなく、障害もなくなりました。このようになって本然的血統の家庭形態が世界的に拡大され、勝利の一つの標的として決定されるようになります。その日が、一九九九年九月十日だというのです。
自分の家庭の名前で報告祈祷する時代宣布(一九九九・九・一四、アメリカ、イースト・ガーデン)
27 今まで皆さんは、祈るときに「何々をしてください。成し遂げてください」と言いました。すべて成し遂げてあげました。そのように成し遂げてあげたものを皆さんが受け継ぎ、父母様が今まで肉的サタン世界に対して、身をもって闘って勝ったのと同じように、そのようにしなければなりません。すべて知っているのに、何を祈るのですか。そのような祈りをする時代は過ぎ去ったというのです。
「私はこのようなことを知りましたので、私がいたします」という自己責任時代に合わせて、祈らなければなりません。そして、「真の父母の名によって」ではなく、「真の父母の名によって祝福を受けた誰々の名によってお祈りいたします」と言わなければならないのです。「真の父母の功労によって真の息子、娘となった誰々の名でお祈りいたします」と祈らなければなりません。祈るのではなく、「報告いたします」という祈りをしなければなりません。
何かのために祈り、何かを下さいと祈る時代は過ぎていきます。すべて与えました。
これからは、「真の父母の勝利的基盤を知り、私もそのような実績をもって、息子となった責任を果たそう」と言わなければなりません。「個人、家庭、氏族、民族、国において、息子の責任を果たそう」と言わなければなりません。
そうして、孝子と忠臣の家庭にならなければならないというのです。
28 真の愛は、誰でも相続することができます。ですから、祈祷が変わらなければなりません。自分の息子、娘を中心としてする祈祷は、統一教会ではしてはいけないのです。地上天国と天上天国のために祈らなければなりません。個人的な地上天国、家庭的な地上天国、国家的な地上天国です。そのために祈ることによって、民族の境界線、国家の境界線がなくなります。それが神様の願うことです。
まず祈るよりも、実践してから報告しなければなりません。報告することがなければ、ひざまずいて悔い改めなければならないのです。不正な行いについて、悔い改めなければなりません。
「ここまでいたしました」と報告し、約束しなければなりません。アメリカに来てから、私は祈りませんでした。祈るよりは行動したのです。実践したというのです。
29 真の父母を通して自分の名で祈る時代です。祈った内容には責任をもつということです。その実体にならなければなりません。いい加減には祈れません。イエス様は誰の名で祈ったでしょうか。息子の名で祈ったでしょう。ひとり子である息子です。しかし、家庭をつくらなければなりません。家庭の名を外すことはできないのです。家庭には、夫と共に一家族が入るのです。