Episodes

Monday Jan 16, 2023
真の父母経 第22話
Monday Jan 16, 2023
Monday Jan 16, 2023
第四節 真の父母時代と救援摂理の完成
真の父母宣布と救援摂理完成
真の父母様は、聖婚後の七年路程を通して、神様を中心とした家庭的四位基台を完成することによって、地上天国を創建できる出発の基台を立てられるようになった。また、復帰摂理の進展に従って、各時期にふさわしい蕩減条件を立てて勝利することにより、サタンが侵犯できないよう、それに相応する宣布式を挙行された。
真のお父様は、一九九〇年四月十一日、モスクワで開催された言論人大会で、ゴルバチョフ大統領に会い、「無神論を放棄しなさい」と勧告し、帰国後、四月三十日から、全国十二ヵ所で開かれた「モスクワ大会勝利帰国真の父母様歓迎大会」を通して、韓国国民に「真の父母」を宣布された。
特に一九九二年八月二十四日、第一回「世界文化体育大典」の祝賀晩餐会において、世界の指導者たちに対し、「私は今年の七月初め、韓国の五大都市で開催された世界平和女性連合指導者大会で、私と私の妻である韓鶴子総裁が、人類の真の父母であり、救世主であり、再臨主であり、メシヤであると宣布しました」と発表された。
真の父母様は、祝福結婚を通して人類を真の血統に転換させる、超人種、超宗教、超国家的次元の革命的大役事をしておられる。天の真の愛と生命と血統をもって来られる真の父母だけが摂理的な時を知り、それに合わせて人類の救援摂理を完成させるのである。
1 第二次世界大戦後にキリスト教が反対したため、お父様は四十年間、洗礼ヨハネが成し遂げられなかったことと、キリスト教が失敗したその基準を、再び蕩減復帰しなければなりません。それをしなければ、新婦を探して立てる道がないのです。四十年間で洗礼ヨハネの失敗を完璧に復帰し、キリス教文化圏を完全に復帰して、アメリカを収拾するのです。サタンからアメリカを奪い返してくるのです。
それで、お母様がアメリカの国会に行って「真の父母と成約時代」を宣布し、国連にまで行って宣布するのです。自由世界を代表するのが国連です。新婦の基台を失ってしまったので、お母様が新婦の立場に立ってアメリカと一体になり、自由世界と一体にならなければなりません。それで、国連に行って堂々と真の父母を宣布したのですが、反対がありませんでした。完全にその上に立って「真の父母と成約時代」を宣布しましたが、全員が感動し、拍手したというのです。
2 人間の先祖が堕落することによって、四大心情圏と三大王権を失ったのですが、今、真の父母の名を中心として、解放された立場で、第二次世界大戦以降のあらゆる事実を、四十七年という期間をおいて再蕩減し、この位置まで来ました。お母様が今まで生涯にわたって、内的に孤独な心情の道を歩んでこられたのも、この日に備え、宿命的な使命を準備するための期間だったからです。
一九九二年を迎え、四月から「世界平和女性連合」を中心としてお母様が総裁の名をもち、世界の女性解放とともに、万民の家庭を天のみ前で抱き得る父母が顕現したという事実を中心として出発し、七月にはメシヤを宣布し、真の父母を宣布し、救世主を宣布し、再臨主を宣布しました。そうすることによって、この地上に中心がなく、希望の基盤がなかった家庭と、国の混乱した環境に、一つの軸を備えられる摂理史的な定着地帯を整えました。神様が懐に抱ける条件を立てて、お母様の解放と二世の解放を宣布できる時代を迎えるようになったのです。
3 韓国は、再臨主が来られる所です。その再臨主がお父様です。一九九二年七月三日、きょう、初めてこのような話をするのです。初めて文字に書いて「再臨主は誰だ」と語りました。何と書いておいたのですか。「文鮮明」です!初めて書いたのです。発表したので、はっきりと知らなければなりません。これからは、天下にすべて公開します。
4 一九九二年八月、「世界文化体育大典」の期間中に、リトル・エンジェルス芸術会館で、八つの分野で世界的なトップクラスの人を一千人ほど集め、「私がメシヤであり、救世主であり、真の父母である」と宣言しましたが、それでもうなずくのであって、頭を横に振る人はいませんでした。お父様は、世界を股に掛けて思うままに回る人ですから、政治に対して批判できないでしょうか。転換時代を見極めることにおいて、私以上の感覚や頭をもっている人はいないというのです。それは、世界が公認します。ですから、それを宣布しなければなりません。それを宣布しなければ、定着できないのです。結婚式をしてこそ、夫婦として定着します。
全国を巡りながら宴をしたので、これからは宣布して定着しなければなりません。そうすれば、天地が定まるのです。一つの国を形成するようになるとき、閣僚を選んだとしても、選ぶだけではいけません。その事実を宣布してこそ、定着するのです。ですから、メシヤであり、再臨主であり、真の父母であることを宣布したので、定着するようになるのです。
5 神様を中心として真の父母宣布をしました。堕落していない解放の真の父母が、この地上に現れたと世界的に宣布しました。真の父母が出てきたので、息子、娘も真の父母になり、その方の教えを受けたあらゆる人たちも、真の父母になれるのです。堕落することによって、「真の父母」という言葉も、真の父母という存在もなくなったというのです。
6 お父様がソ連のゴルバチョフと会ったのは、旧約時代のエサウとヤコブの出会いと同じです。ヤコブの立場にいるアメリカ、日本、韓国を代表したお父様が、エサウの立場にいるソ連、中国、北朝鮮を代表したゴルバチョフと会い、彼の心の中に天の真の愛を植えてあげたというのは、サタンを自然屈伏させるヤコブの還故郷になるのです。
今やエサウには、兄弟と一つになり、天の父母に侍る道だけが残されています。兄弟である自由世界と一つになり、天の父母に侍ることだけが、共産圏の生きる道です。これは歴史始まって以来、最大の事件であり、天の側の勝利をもたらす新しい起源になるのです。それゆえ、帰国し、大韓民国の国民と民族の前に、真の父母歓迎大会を通して真の父母を宣布したのです。
7 真の父母宣布をしたので、世界的、宇宙史的な転換時期が訪れてきます。真の父母のあとに従っていこうとすれば、真の父母の息子、娘がいなければなりません。真の父母の一族がいなければならず、真の父母の一民族がいなければなりません。真の父母宣布をしたのなら、真の子女を中心とした真の家庭宣布がなければならないのです。家庭だけではありません。第一次のアダム、第二次のアダムが失敗したので、これを蕩減できる氏族メシヤ圏を確保して、真の父母に代わって宣布式をしなければなりません。そうしてこそ、大転換的な国家基準と世界基準の基盤ができるのです。
8 アダムが失敗したことを、イエス様が収拾しようとしてできませんでした。イエス様が失敗して亡くなったので、再び来られる再臨主は、完成した第三次のアダムとして来て、第一次のアダムが失敗したこと、第二次のアダムが果たせなかったことを復帰しなければなりません。本来人類は、(完成した)第一次のアダムの子孫になっていなければなりません。イエス様が死んでいなければ、人類はみな、イエス様の息子、娘になるのです。そのようになっていれば、既に統一天下ができていました。
イエス様が死なずに結婚して息子、娘を生んでいれば、イエス様の一族がこの地上に長孫(韓国では、長男の長子を指し、祭祀をつかさどる人を意味する)として王権を残し、千年、万年継承するはずでした。民主世界は兄弟主義です。父母主義ではありません。兄弟同士で争うのです。父母がいないので争うのです。ですから、父母主義に帰らなければなりません。この地上の兄弟主義、この世界を収拾するためには、真の父母が出てこなければなりません。
9 エデンの園でアダムとエバが十代の時に堕落しました。堕落は男女の問題です。そのような種を蒔いたので、全世界的に秋になったために、青少年の問題や家庭崩壊の問題が深刻になるのです。それで、主人がいない立場で嘆息しているのが、今の世界万民の実相です。ここで、どのように本来の主人を探すのかということが問題です。そのような意味で、真の父母が出てくるようになったのです。
偽りの父母によって汚されたあらゆるものは、消えざるを得ません。それを打ち壊す「終わりの日」になれば、その反対の神側は、真の父母を中心として新しい個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙の観が立てられるようになります。それで、地上と天上のあらゆるものが一つになる世界を求めざるを得ません。そのために真の父母が現れて、真の愛、真の生命、真の血統を出発させなければならないのです。
10 メシヤは、真の父として来られる方です。人間始祖の堕落によって偽りの父母が現れ、人類が偽りの血統を相続して生まれたため、人類に対する救援摂理は簡単なことではありません。その血をいくら清めても、きれいにならないのです。ですから、何千万年たっても、人類の救いは終わりません。偽りの父母によって汚されたそれ(血統)は、神様もどうすることもできません。人間が責任分担を完成して、神様の血統を相続し、子孫たちに引き継がせてあげなければなりません。それが創造理想です。そのような創造理想をアダムとエバが壊してしまったので、それを復帰しない以上は、神様が正すことはできません。
それで、真の父母が現れて、蕩減復帰するのです。逆さまになったものを、本来のとおりに戻すことを蕩減復帰というのですが、それは、ただそのままできることではありません。反対の道を準備して戻っていかなければなりません。その蕩減復帰の路程を通過しなければ、本然の世界に帰る道は永遠にないのです。

Monday Jan 16, 2023
真の父母経 第25話
Monday Jan 16, 2023
Monday Jan 16, 2023
31 二〇一〇年、陰暦五月十五日、この日付が重要です。この日、お父様とお母様が最後の宣言をしました。その時、韓国とそれ以外に対する方針を、お父様とお母様が約束しました。間違いなく、お母様がお父様と一つになって進むことを約束した時間です。それを公布した時間が、二〇一〇年、陰暦五月十五日午前三時二十五分です。堕落した世界の終幕の闘いにおいて、お母様がお父様と神様を中心として約束したのですが、それが二〇一〇年、陰暦五月十五日午前三時二十五分の出来事です。
その時、「三時は初不得三(精進すれば必ず成功するという意味)の三時代を代表し、旧約・新約・成約時代の完成、完結、完了の時代を迎え、真のお父様と真のお母様の最終一体圏が完成、完了した全体、全般、全権、全能の時代を奉献、宣布する」と言いました。(2010.07.01,清海ガーデン)
32 天地のすべての存在が、二〇一一年十二月十一日、きょうこの時間に焦点を合わせています。真の父母がこの地上において、主人である創造主の本然の基準を完成、完結、完了することによって、地と天、父と子女、家庭と世界が一体となって解放、釈放され、天宙の真の父母の勝利と創造理想世界の勝利の覇権を完成・完結・完了宣布するこの日となりました。
神様!真の父母様万万歳!万宇宙の解放勝利の覇権の王者、真の神様と真の父母一体圏家庭の天国となるようお許しくださった、すべてのことを成し遂げました。すべての勝利の主権が決定されたものとして宣布いたします。天と地、天地父母が一体となり得るけさ、完成解放終了を宣布する、この時間となったことを感謝いたします。アーヂュ!(2011.12.11,天正宮)
第五節 真の父母様に倣い、真の父母となる道
真の家庭のモデルを立てられた真の父母様
人間は本来、神様の愛の中で個性完成し、真の夫婦、真の父母となり、真の家庭を築かなければならない。真の家庭は、父母の愛、兄弟の愛、夫婦の愛、子女の愛を順次感じて、体得する「生活の時空間圏」であり、創造目的を完成する根本基台であるため、すべての人間の願いとなる。真の家庭の一員となった人間は、真の愛の実体となり、神様のみ旨に背いて人に損害を与えたり、万物世界を悪用したりすることができなくなる。真の父母様は、神様の創世以後、最初の真の家庭理想を完成することにより、人類が手本とすべき人生のモデルを立てられたのである。人類は天地人真の父母様が神様を愛し、人を愛し、万物を愛される、愛天、愛人、愛国の「ために生きる生活」をしてこられた、生涯の伝統を手本として、そのごとく生き、実践しなければならない。
1 父母様の家庭が、全体家庭を代表しています。それで、世界人類の家庭を水平に置いて、再創造するのです。原理原則を中心として、すべて、一つにさせるのです。四大心情圏と三大王権と皇族圏が形成されるというのです。長子権から父母権が成立し、王権が始まり、皇族圏が始まるというのです。それが形成されてこそ、神様が夜も昼も、思いのままに通過できるのです。
個人から世界のどこに行っても、すべて表面的に連結され得る概念が、統一された祖国です。家庭がすべて、連結できなければなりません。新しい家庭を中心として、すべてに通じることができてこそ、祖国になります。新しい家庭が連結されたものが、祖国です。「私」がそのようなモデル家庭になれば、どの家に行っても、そこにいることができるというのです。神様が思いのまま、自由に動くのと同じです。
2 霊界に行って幸福な人とは、どのような人でしょうか。自分の家に付いてきて、一緒にいたいという人が大勢いて、たくさんの人が出入りするとすれば、その人は幸せなのです。民族が違い、環境が違いますが、体と心が一つになり、夫婦が一つになり、父母が一つになり、子女が一つになった新しい家庭組織があれば、どこでもすべて合うのです。長子権復帰、父母権復帰、王権復帰と四大心情圏復帰ができれば、統一教会の世界になるので、通じない所がありません。新しい家庭には、そのような責任があります。一つのモデルにならなければなりません。
このような完全な家庭を連結させたものが祖国です。それでこそ、神様が共にいることができます。神様も皆さんも、真の父母を慕います。自分が慕うように皆さんも慕うので、神様が思いのままに入っていけるのです。そのように連結された家庭が大きくなったものが祖国です。モデル家庭が真の父母家庭であり、その家庭を手本として、数多くの家庭を輩出することができるのです。
3 堕落した人間世界に一番必要なのは、神様の本然の愛を中心として堕落圏を乗り越えた真の父母です。原理で言えば、責任分担を完成するその圏内を越えた人が、真の父母です。間接主管圏から、直接主管圏に入った人です。直接主管圏は、愛に一致した世界です。このようになれば、他の主人が現れることはできません。絶対的です。
愛に一致すれば、二人の主人を願わないのです。神様も他の主人を願わず、人間も他の主人を願いません。これをもって、永遠の基地になるのです。それがモデルとなります。それが家庭に拡大し、氏族、民族、国家に拡大し、その愛の軸を中心として、天運が回るようになっています。
4 創造本然の理想世界は、神様の真の愛、真の生命、真の血統を中心として、真の子女、真の兄弟、真の夫婦、真の父母の四大心情圏を完成することによって成し遂げられる世界です。人間始祖が神様のみ旨を不信し、天使長と不倫の血縁関係を結ぶことによって、人間は悪の種を受け継ぐようになりました。このような愛の関係により、人類は悪なる父母と悪なる子女を通して、悪なる生命と悪なる血統の根をもつようになったのです。
このすべての堕落の起源は、正に青少年期に発生しました。青少年期は、一生で最も重要な時です。今日の若者たちは、無分別な価値観の混乱によって、人類始祖がそうであったように、堕落のどん底に陥っています。フリーセックスや利己主義などにより、道徳と倫理を否定し、父母と子女を否定し、家庭を貴く思っていません。このような地上地獄になったので、地上天国を実現するためには、このすべてのものを、神様の絶対的真の愛の基準を中心として、神側に一八〇度転換しなければなりません。
すなわち、悪魔が人類の家庭を崩壊したので、神様は人間を救うために、その反対の経路を通して、真の父母を中心とした真の家庭のモデルを立ててきました。神様は、創造本然の立場において、愛と平和の世界を願っているのです。
5 今、この世界は、家庭が崩壊していっています。父母自体も無秩序であり、兄弟も分裂しています。一つの家族がすべて、中心もなく反対方向に向かっています。その家庭の崩壞状況を解決するために、真の父母が必要なのです。真の父母を完全に知ることによって、家庭は収拾されるのです。
現在の家庭だけでなく真の父母を知らず、崩壊した人生を生きては死んだ過去の先祖たちの家庭も再び地上に呼び、復帰させることが可能になりました。それが再臨復帰です。子孫も同じです。原理の内容をはっきり知って、体恤する基準の上に立てば、子孫を守り、正しい道に導いていくことができるのです。ですから、真の父母が必要な理由は、真の家庭によって収拾するためなのです。
6 神様の創造理想は、八段階の真の愛のモデルの主人を完成することです。すなわち、腹中時代、幼児時代、兄弟時代、約婚時代、夫婦時代、父母時代、真の祖父母時代、真の王と王妃の時代を経て、永遠に変わらない真の愛の伝統を立て、父子関係である真の愛のモデルを完成するのです。真の神様の真の愛、真の生命、真の血統は、絶対、唯一、不変、永遠なので、子孫万代の不変なる真の愛を中心としたモデルとして相続されるのです。真の愛を中心としてこそ、父子一体、夫婦一体、兄弟一体になります。
父を愛の主人にしてくれるのが息子であり、夫を愛の主人にしてくれるのが妻であり、兄を愛の主人にしてくれるのが弟です。反対に、子女に父母がなく、妻に夫がなく、兄に弟がいなければ、それぞれ愛の主人の位置を探し出せないのです。
真の愛の主人になるためには、相対を自分よりも高め、そのために生きなければなりません。ですから、個人においては心身一体、家庭においては夫婦一体、兄弟一体、そして、国家一体を形成して、八段階の理想モデルである愛の圏を完成しなければなりません。
そうして、父母と子女、夫婦、兄弟姉妹、国々が、すべてこのような真の愛を中心に、八段階モデルの主人になることを願うのが、私たちの理想家庭と国家です。ここから永遠の世界的平準化が始まるので、地上天国が出発するのであり、また、天上天国も自動的に成し遂げられるのです。

Monday Jan 16, 2023
真の父母経 第24話
Monday Jan 16, 2023
Monday Jan 16, 2023
19 四千年の期間に相当する過去四十年間、父母様は、安らかに寝ることができませんでした。全人類と全国家が反対してきました。その期間、どのように個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙圏を克服できるかということに対して、身もだえしました。その峠を何度も越えていく道は、サタン世界とは全く違う道でした。天宙の背後にいらっしゃる神様と交流して、サタン世界の塀を一つ一つ崩しました。個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙の塀まで、一つずつ崩して高速道路を造ったのです。そのようにして人類は、アダムとエバが堕落する前の立場に復帰されたのです。
その時には、アダムとエバが行く所なら、どこへでも神様が付いていくことができます。そのような立場を再び取り戻したのです。天の世界が来て、サタン世界は退きます。サタンは、父母様が行く道を妨害できないというのです。サタンは常に屈服するしかありません。
20 私の前にある個人的な塀、家庭的な塀、国家的な塀を含め、積み重なっていた八つの塀をすべて突破しました。四十年間で、アダムとエバがいくらでも回っていくことができ、行ったり来たりできる道をすべて築いてきたのです。その道は、私が個人的に回って余りある道です。数多くの宗教と国家が反対しました。しかし、私は突き進みました。それで、死なずにここまで生きてきたのです。
今や、すべて成し遂げました。すべて成し遂げたので、死んでも何の問題もありません。真理が残っているからです。原理が残っています。これは、神様の法廷で判決を受けた勝利の公布文です。サタンも否定できません。
21 復帰というものや完成というものは、アダムが一代でしなければなりません。真の父母一代で、すべてのことを整理しなければならないのです。ですから、どれほど忙しいか分かりません。そのため、宣布式をするのです。宣布式をしてこそ、神様がそこに旗を立てることができるからです。ですから、数多くの宣布式をすることによって、神様が主人になる旗を立てるのです。旗を立てた所は、真の父母と神様が主管できる権利圏内に入ってくるのであって、サタンの権利圏内には入っていかないのです。
父母様は、アメリカを経て、ソ連を経て、韓国に帰って真の父母宣布式を全国的に行いました。そのことによって、民族が反対せず、環境的条件が歓迎したという杭を打ち込むのです。それからは、サタンは後退しなければなりません。その宣布の内容を信じて従う人々が、その宣布圏内に入ってくるようになれば、サタンが引っ張っていくことはできません。国をもたずに暮らしていた人でも、国境が設定されたのちには、その国の法と環境に合わせて従っていくようになれば、その国の民になるのと同じです。
22 お父様が、正に天から印を受けて顕現した、人類が何よりも待ち望んできた救世主、再臨のメシヤ、平和の王だということを明らかにしなければ、霊界でも地上でも問題になります。ですから、宣言をしたのですが、宣言したものは、憲法を決定して宣布したのと同じなので、その法に一致していない人は失敗者になり、法に一致することを宣言して立ち上がった人は、永遠に残ることができるのです。すべての完成標準になることはもちろん、法の決定標準になる憲法以上の位置にあるので、包み隠さず、すべて発表しなければならないのです。
今までは発表しませんでしたが、お父様自身が今後、逝く時には「すべて成し遂げた」と言うことができ、み旨を中心として関与したその環境圏内で、お父様と関係を結んでいないものはないという事実を明らかにしてから逝ってこそ、天上世界でも初めて安着するのです。
それと同時に、地上でもそこに相対となって一つになることによって、平和の天国が連結されるのです。驚くべき話です。お父様自身も、生死の境を乗り越え、死なないように最高の精誠を込めてこの位置にまで来たのであり、このことを宣布しているというのです。(504-203, 2005/08/16)
23 目に見えない神様ですが、見える実体以上に真の父母として、侍ろうと思わなければなりません。暗闇を除去し、光の中で光の道に従い、地獄の解放圏まで、天上世界にサタンの足跡や影もなくなるその場まで、解決すべき責任があるのです。そのため、この責任分担を果たさなければなりません。神様の責任分担を果たして、神様が「私の天下だ。私の天宙だ」と言えるようにならなければなりません。
ですから、昼夜に限界線がなく、常に二十四時間、光明天地なので、光明天地の王になるのです。神様だけが王になることができます。私も、すべてを神様に引き渡してこそ、「蕩減、解放、釈放を成し遂げた」と言うことができます。これが責任分担の完成圏であり解放圏です。天の国に境界線がなく、地獄に境界線がないというのです。霊界の大きな谷間を平地にするのです。そうして、誰もが思いどおりに霊界の先祖と共に暮らすのです。先祖を呼べば来るようになっていて、先祖の言葉を聞いて実践できるのです。そのような天国本来の基準をつくって、神様が「すべて成し遂げた」と宣布しなければなりません。
私が創造理想も完成したので、神様の責任分担完成となります。原理原則を知らずに堕落したので、真の父母が教えて一体圏をつくらなければなりません。そうであってこそ、解放圏地上理想天国、本郷の地に平和が宿り、神様に侍ることができる祖国光復が始まります。(598-108, 2008/09/19)
24 お父様は、既にすべて越えました。私が考えても、夢のようなことを成し遂げたのです。どのようにして、このようなことをすべて成したのかというのです。自分がやったとは夢にも思いません。天が内外においてすべて整えておいて、枠組みを築き、訓練して、また枠組みを築いて、すべて成し遂げたのです。天がより苦労したというのです。ですから、私は不平を言わずに生きる人です。(311-107, 1999/08/19)
25 人間は、堕落によって故郷と祖国を失ってしまいましたが、地球星が私たちの故郷の地であり、神様がいる所が私たちの祖国です。どのように孝子、忠臣、聖人、聖子になり、どのように王になるかをすべて知りました。知らないことがありません。ですから、地上天国と天上天国が成し遂げられるのです。
第四次アダム圏時代が来ます。それゆえ、「七・八節」を中心として真の父母の完全定着、そして「九・九節」と「三・十節」を中心として解放圏を宣布しました。偽りの父が、神様が創造したすべてのものを消し去り、破壊したので、真の父母が再創造してすべて復帰完成し、統一世界、家庭理想一体地上天国時代を開いたというのです。解放圏を中心として、第四次アダム圏の堕落していない本然の世界、何千年もの間、空いていた天国を一度にもってきて合わせられるようになりました。
ですから、神様が解放され、サタンまでも赦されて天国に入っていける基盤がすべてできたのです。父母様も今や、解放されなければなりません。そうして、最もどん底の谷間にいる人々まで、天国に連れていかなければならないというのです。(313-282, 1999/12/26)
26 お父様は一生の間、迫害を受けながら、ために生きてきたので、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界的な反対圏をすべて収拾しました。ですから、お父様は、個人完成と同時に家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙、神様まで、八段階の完成を間違いなくしたのです。六千年の歴史がかかっても完成できなかったことを、すべて成し遂げました。ですから、今の世界には蕩減がありません。
第四次アダムの心情圏を中心として、絶対信仰、絶対愛、絶対投入をする場合には、相対的に上がっていくようになるのです。高速道路があれば、自動的に宮殿の前まで直行できるのと同じです。何も妨害するものがありません。問題は、どのように運転するかということと、ガソリンがあるかということです。ガソリンだけ供給してもらえれば、いくらでも走ることができる時代になりました。(332-042, 2000/09/04)
27 神様は、一代だけでなく、数千年の救援摂理を継続し、この時まで四千年の復帰歴史を導いてきました。全体は六千年ですが、イスラエル選民圏を中心とした四千年の復帰歴史がねじ曲がっていったのです。ですから、お父様が、これを四十年間で蕩減復帰しなければなりません。
そのようにして、一生を通して築いておいたあらゆる道を、お母様にすべて伝授してあげました。夫を自分の祖父のように信じ、自分の父のように信じ、自分の兄のように信じなければならないのですが、そのように生きてきたというのです。それがお母様の立派なところです。(256-219, 1994/03/13)
28 摂理的禧年(すべてのものが元の位置に戻る、喜びの年)の二〇〇七年を迎えて、父母様を中心としてすることとは何でしょうか。お父様は、無形の神様に代わってこの地上に現れ、天の機密、地の秘密、人間の秘密をすべて解き明かし、蕩減して、勝利した基盤をお母様に譲り渡しました。お母様は、これを中心として百八十ヵ国で、そして、カインとアベルが一つになって、四十ヵ国で一体圏家庭を中心に収拾したのです。その次には、皆さんの家庭が行かなければなりません。
神様が一代、アダムが二代、それからアダム家庭のカインとアベルが三代ですが、三代圏を失ってしまったので、お父様がこれを越えて勝利したのです。お母様がこれを越えることによって、エバ圏が勝利して、父母様が勝利したのです。(569-071, 2007/07/22)
29 お父様は、監獄を訪ねていきました。平壌に行く時、既にどのような人に出会うかという約束がありました。どのような人に出会い、どのようなことをしなければならないかが分かったのです。イエス様が監獄に行く時、十二弟子がいましたが、すべて裏切りました。しかし、お父様は、獄中を経ながらも、十二弟子以上を取り戻したのです。失ってしまったものをすべて捜し立ててこそ、蕩減復帰になります。
ですから、今後、記念塔を建てる場所はどこでしょうか。お父様が獄中生活をした場所が、記念になり得る実体の位置を築いた場所です。ダンベリーの苦難以上の基準を中心として、お父様とお母様が一つになり得る一体圏を発表したのです。(566-183, 2007/06/19)
30 真の父母様は、すべての蕩減復帰摂理歴史を完成、完結、完了され、新時代を開いてくださいました。天一国の時代を開いてくださいました。今や皆さんは、み旨を知らない多くの皆さんの隣人と、さらには多くの国の人々を教育して、天の父母様と真の父母様のみ旨と一つになれるように導かなければなりません。その道だけが、天のみ前に負った負債を返す道であり、世界の前に使命を果たす道になるのです。(真のお母様、2013.10.22, 日本・神戸)

Monday Jan 16, 2023
真の父母経 第23話
Monday Jan 16, 2023
Monday Jan 16, 2023
11 今までお父様が、どれほど困難な立場にいたか分かりません。普通の人であれば、数百回でも放棄し、逃げ出したいと思うほど、恐ろしく、深刻な立場でした。しかし、その立場でびくともしませんでした。その道を行くことが使命だと思ったからです。もしこの道が簡単な道だったならば、サタンが先に選んでいたでしょう。サタンが行くことのできない道をお父様は行きました。
このようにしてその領域を家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙まで拡大するのです。それで、真の男性の立場で、神様と断絶した世界人類の仲保者として立ちました。そして、高速道路を築いて神様をお迎えしてくるのです。そうすれば、神様が天宙基盤から世界、国家、民族、氏族、家庭基盤にまで降りてきます。神様が降りてきてとどまる場は、父母圏の位置です。今ではもう、サタンが越えてくることのできない領域をつくりました。
12 お父様は、有名な王国の王子として生まれたのではありません。誰も認めてくれませんでした。韓国は、戦争で傷ついた小さな国なので、そこに再臨主が来るとは誰も思いません。再臨主は、イエス様が死ぬことによって始まった民主と共産、イスラームとキリスト教の四大怨讐圏の争いが世界的に発展して収穫期になった時に来て、これを収拾して統一しなければなりません。名実共にそのようなことをしました。すべて成し遂げました。
そこで大成功するまで、多くの複雑な内容があります。一家族が巻き込まれて苦労することとは比較になりません。一国の苦労は何でもないのです。忍耐力をもって、すべて整理してきました。
13 主が再び来て、左翼と右翼の世界を統一しなければならず、宗教世界を統一しなければなりません。左翼と右翼の世界を一つにし、宗教世界を一つにすることを、お父様がしています。アメリカ政府がしたのではなく、ソ連政府がしたのではありません。来られる主は、イエス様が成し遂げられなかったことを、成し遂げなければならないのです。このようにしなければ、復帰することはできません。これを乗り越えていくことができないというのです。歴史は、そのまま成し遂げられるのではありません。
歴史は、摂理と共に進むのです。お父様が出てくることによって、摂理と共に歴史が進み、神様が生きていることを歴史的に証できるようになりました。神様を否定できない時代に来たのです。
14 祝福家庭は、イエス様の立場にいるので、国を復帰しなければなりません。イスラエルは、南と北に分かれました。北朝の十支派と南朝の二支派に分かれたのです。レアとラケルによって一つにならなければならなかったものが、紛争によって国家的な基準で分裂してしまいました。イエス様は、そのような立場で亡くなったのです。それを象徴するのが、右側の強盗と左側の強盗です。それがカインとアベルの立場で世界的な基準になっているので、その基準の上に再臨主が来て転換し、勝利圏を形成して統一しなければなりません。
ですから、再臨主の使命をもった人は、共産主義を整備しなければなりません。それで、お父様は、共産主義を打倒する世界一のチャンピオンとして働かざるを得ませんでした。民主主義を一つにしなければならず、世界を一つにしなければならず、アメリカまでも収拾してあげなければなりません。そして、宗教界と政界がすべて一つになるようにしなければならないのです。
15 真の父母には、間接主管圏と直接主管圏を連結させる責任があります。サタンに引っ掛かっている個人、家庭、氏族、民族、国家、世界の塀を、どのように壊すかということが問題です。サタンはサタンなりに、継続するこの神様の役事をどのように遮るかと考えています。このように、互いに対決してきているのです。サタンがしつこく、神様に敵対しているというのです。ですから父母様は、サタンと神様の中間で、いつもサタンを除去する業をしてきたのです。サタンの讒訴を受けない位置で、このことを進めていかなければなりません。それで、蕩減路程が出てきたのです。それが人間の責任分担です。
今まで人間は、責任分担を果たせませんでした。サタンは、それがメシヤの責任であることを知っています。ですから、すべてのサタンの勢力を総動員して、真の父母を攻撃したのです。父母様は、サタンの塀を壊す業を、個人から家庭、氏族、民族、国家、世界、霊界まで経てなしてきました。
16 昔は、主流宗教を信じて善なる名を残し、善なる霊界に行っている霊たちが神様のみ意に従って、地上の摂理を助けました。そこを通さなければ、地上と関係を結べる道が今までなかったのです。真の父母様がこの地上に現れ、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界的伝統を立てて闘い、勝利して越えてきたので、これからは宗教圏解脱です。世界的な勝利の版図を備えたため、真の父母時代には宗教がなくなります。
アダムとエバ自体が堕落しないで真の父母になっていたならば、宗教は必要ありません。そのようになっていたならばそれ自体を中心として、永遠に天と一体となって合徳するようになり、その一体的理想を中心として、先祖たちがいつでも、地上で暮らす自分の子孫と連結するようになるのです。イスラエルの民族的選民圏、キリスト教の世界的選民圏、統一教会の天宙的選民圏を中心として、すべてのものを蕩減復帰したため、宗教圏解脱時代が来るのです。ですから、霊界が地上世界と平面的に接することのできる時になるのです。
そのため、宗教を信じない人々も、選民圏を通して宗教を経て、霊界と連結され、過去の時代が過ぎていくようになります。真の父母の勝利によって、宗教を信じない人々も宗教主流圏内で旧約完成時代、新約完成時代、成約完成時代に連なっていき、霊界に行ったすべての先祖が、いつでも地上の自分の子孫たちを訪ねてきて、協助する時が来るというのです。
真の父母様の最終一体・救援摂理完結宣布
真の父母様は、二〇一〇年、天暦五月八日(陽暦六月十九日)午前二時二十分と、五月十五日(陽暦六月二十六日)午前三時二十五分、アメリカのラスべガスにおいて、神様と縦的に一心、一体、一念、一和、一核を成し、御夫妻が横的に最終一体を成し遂げた基盤の上で、旧約・新約・成約時代の完成、完結、完了と、全体、全般、全権、全能の時代を宣布された。
そして二〇一一年、天暦十一月十七日(陽暦十二月十一日)、天正宮博物館において、「天地のすべての存在が焦点を合わせ、創造主、神様が探して立てられた創造本然の基準のもとで、すべての摂理の完成、完結、完了と最終勝利を宣言する」と語り、「すべてのことを成し遂けた!」と発表された。
海洋天正宮において、天暦十一月十七、十八日「天一国最大の勝利の記念日」という宣布文を記し、「神様と真の父母様一体完了!神様が完成、完結、完了!아주! 侍奉天国成る。祝文鮮明、アーヂュ!」と宣布された。また、真のお父様は、二〇一二年、聖和(天暦七月十七日、陽暦九月三日)される二十一日前の天暦六月二十六日(陽暦八月十三日)、地上の生涯における最後の公式宣布文を次のような要旨で残された。
「きょう、最終的な完成の完結をお父様のみ前にお返しし、今までの一生をお父様にお捧げすることを知っておりますので、そのみ旨のままに、今や精誠を捧げてすべての生を終了する時間を備え、氏族メシヤが三百八十七ヵ国さえ復帰すれば、すべて終わることを宣布します。そのことのためのすべてを成し遂げました!すべて成し遂げました!アーヂュ!」。
17 お父様は、精神的にもそうですが、この体でも、すべてのことにおいて、誰も付いていくことができない伝統を立てています。天地を思って精誠を尽くしています。その精誠がしみ渡って天地に連結されるようになるとき、その精誠が主流となってサタンが侵犯できないのです。天の眷属とすべての霊人たちが橋を架け、この道を通ってお父様が築いた基盤上に来ることに対しては、サタンが反対できません。今や完全にみ旨をすべて成し遂げたというのです。
18 お父様が行く道を、皆が反対しました。アメリカとソ連、中国が反対し、金日成主席が反対し、すべて反対しました。それをすべて越えたのです。左翼を崩壊させ、共産世界の解放とともに、サタン圏を完全に統一して、一つの基準で束ねるのがお父様の使命です。今や、この道を行くとき、塀がありません。今まではありとあらゆる塀がありましたが、すべて崩しました。個人から神様、八段階まで行ったので、塀のない中を帰ってくることができるのです。これが統一です。個人統一、家庭統一、氏族統一、民族統一、国家統一、世界統一、天宙統一です。お父様がサタン世界の塀をすべて崩し、統一された環境をつくって、祖国を訪ねるのです。

Monday Jan 09, 2023
真の父母経 第21話
Monday Jan 09, 2023
Monday Jan 09, 2023
真の子女の誕生と四位基台完成
聖婚以後、真の父母様の家庭には、長女・譽進様と長男・孝進様を筆頭に、十四人の真の子女様がお生まれになった。長男と長女の誕生は、イエス様が果たせなかった四位基台を成し遂げるものであり、真の父母の家庭の四位基台完成は、復帰摂理上において人類が手本とし、成し遂げなければならない里程標となった。真のお母様が一線に立つ食口たちと共に麦御飯を召し上がるなど、同じ心情で生活しながらお生みになったのである。
食口たちはカイン的子女として、真の子女様と愛によって一つとなり、双子のような立場で、再び生まれる条件を立てなければならなかった。それゆえ、真の父母様は、子女様の奉献式の際、食口たちに三大祭物条件として三つの贈り物を配られたのち、わかめスープと御飯と牛乳を振る舞われた。
10 父母様の家庭に息子と娘が生まれることによって、皆さんも再び生まれる道ができました。そのような条件を立てるためには、一緒に生まれたという条件を立てなければならないので、赤ん坊が母親のお乳を飲むのと同じ条件を立てる式がなければなりません。ですから、譽進が生まれた日を期して、全国的に全食口が御飯とわかめスープを食べる式を行いました。孝進の時も全国的にこの式を挙行しました。このように、お母様のお産とともに生まれたという条件を立てなければならないのです。
11 皆さんは、お父様のおなかの中に入り、生まれていない赤ん坊の種のような立場で条件を立て、お母様のおなかの中を通して、再び生まれたという条件を立てなければなりません。皆さん一人では生まれることはできないので、父母様の息子、娘を通して再び生まれたという条件を立てなければならないのです。そのために、父母様の息子、娘を中心として、お母様と共にすべての食口が、御飯とわかめスープを食べる式を行ったのです。
ですから、ここで譽進が登場してくるのです。譽進が最初の娘です。これですべての条件を蕩減し、すべての女性たちが、お母様のおなかの中から再び生まれたという条件を立てました。実際は、皆さんが三年間一つになるという式を行わなければなりません。孝進は最初の息子です。男性たちも同様です。したがって、女性たちは、譽進の誕生日をアベル的誕生日として記念しなければならず、男性たちは、孝進の誕生日をアベル的誕生日として記念して、一つになったという実体的条件期間が必要なのです。
12 一九六三年、陰暦四月が過ぎる前に、食口同士のわだかまりを、すべて解かなければなりません。そのようにしてから、怨讐のために福を祈ってあげなければなりません。この期間は、一九六二年以前に教会を出ていった人たちに、再び戻ってこられる恵沢を付与する期間です。そうすることによって、サタン世界に対して「門を開けよ」と言える条件を立てることができるのです。このような時があることを知っているので、怨讐を憎みませんでした。
一九六三年一月十八日は、孝進が誕生して二十一日目になる日です。この日は、皆さんがより一層、喜ばなければなりません。
13 「真の父母」という言葉が成立するためには、子女と一つになる起源がなければなりません。
人間が堕落したので、外的な子女と内的な子女、カインとアベルがいるのです。ですから、一九六一年から一九六三年の間に、譽進と孝進の二人の子女が生まれたということは、復帰摂理において、この上なく貢献する出来事になるのです。このようになることによって「万物の日」を立て、第一次七年路程が終わって、初めて「神の日」を宣布することになったのです。
第一次七年路程が終わったのちの一九六八年から、統一教会は順調な発展を始めました。「神の日」を定めたということは、エデンの園で、堕落せずに完成基準に到達したことを意味するのです。
14 イエス様は、イスラエル民族に排斥されたので、そのイエス様の位置を復帰するためには、再臨をして果たすべき困難なことが残されているのです。もちろん既に肉身をもって生まれ、成長してしまった私たちは、文字どおり完成したアダムの体内にある種の立場に戻っていくことはできません。ですから、私たちは、真の父母様から生まれた真の子女と一体にならなければなりません。それによって、生まれ変わるための条件を立てていくのです。
カインがアベルに完全に屈服することによって、両者は共に復帰されるという原理があるので、この原理によって、カインの立場にいる人は、アベルの立場である罪のない真の子女と、一体化しなければならないのです。彼らと一体化することによって私たちは復帰された子女として同じ恵沢を受けることができます。そのようなわけで、罪のない真の子女が真の父母を通して生まれる時に、皆さんは、食べ物やその他、同じ成分の物を分けてもらったという条件を立てなければなりません。
このようにして、皆さんは、真の子女の立場に同参する路程を通過していかなければなりません。誰を通して真の子女と一体化し、新しく生まれ変わる子女として条件を立てるのでしょうか。父だけでは十分ではありません。真の父母を通さなければなりません。いくら父が重要だとしても、父だけではなく、父母とその子女を通さなければならないのです。
15 韓国では、一九六〇年から一九六三年までの三年の期間に、国家基準を中心として、全祝福家庭が復帰の路程を歩みました。この期間は、イエス様が国家を失ってしまったので、国家復帰の使命を果たすために、全体が出ていって活動した時でした。その時は、お父様もお母様も、一線に出て活動する人たちと共に麦御飯を食べました。お膳の上で食べたのではありません。腹中にいる子女たちも、そのようにして一緒に食べたという条件を立てる生活をしなければなりません。
16 譽進と孝進が生まれる時に、わかめスープを食べた人がいるでしょう。カインとアベルが一緒に生まれたという条件を立てたのです。祝福を受けたカインの立場の家庭は、神様以上にアベルに侍らなければなりません。真の父母以上に侍らなければならないのです。そこには、この世の概念があってはいけません。腹中から一つになっていなければなりません。双子として生まれなければならないのです。そうして長子権を復帰するのです。
タマルの息子ペレヅとゼラが腹中で入れ替わったように、生んですぐに絶対信仰、絶対愛、絶対服従圏を家庭的に連結してこそ、入れ替わるのです。これは言葉だけではありません。創造以前に神様が、絶対信仰、絶対愛、絶対服従の立場で造ったので、皆さんの家庭を、そのような環境的条件を中心として、父母様に連結しなければ、自分の相対的な存在圏が生じないのです。
17 皆さんは、お母様のおなかの中に入ることができないので、父母様の子女たちと一つにならなければなりません。皆さんは三年間、腹中の子女の立場に立たなければなりません。ですから、皆さんに一九六〇年から一九六二年までの三年間の標語を、第一に「生涯中、最大の実績を残す年となるようにしよう」、第二に「父の代身者となろう」、第三に「見せてあげて誇り得る者となろう」に定めました。ここで見せてあげて誇りなさいというのは、四位基台の復帰を意味します。
皆さんは、この三段階を中心として、腹中にいる赤ん坊と共に食べ、共に暮らしたという条件を立てていくのです。お母様も三年間は、皆さんが麦御飯を食べる時、共に麦御飯を食べ、皆さんが出ていって活動する時、同じ条件の活動をしました。譽進と孝進は、お母様が麦御飯を食べて生んだのです。言い換えると、お母様も皆さんと同じ心情で生活したということです。
18 天使長は、アダムとエバが創造されたその時から、彼らが結婚する時まで、仕え、奉仕し、敬わなければなりませんでした。天使世界がアダムとエバを敬うことができずに堕落したので、その恨を解くのです。この復帰の過程は、最初にアダムとエバが創造されたことと同じです。
ですから、皆さんは、信仰の三子女を立てて、彼らを皆さんの子女が腹中にいる時から仕える立場に立たせなければなりません。それができなければ、天国に入ることはできません。皆さんの息子、娘だけでは、天国に行くことができないのです。しかし、皆さんがそのような蕩減条件を立てて祝福を受け、息子、娘を生めば、その息子、娘には血統復帰が必要ありません。ところが、それができなければ、天国に行く前に引っ掛かってしまうのです。
父母様は、一九六〇年代に、子女たちを中心として腹中から復帰してくることによって、そのような条件をすべて立てました。当時、皆さんはわかめスープを食べ、牛乳も飲み、御鈑も食べました。そのすべてが条件です。
19 一九六三年まで、父母様も麦御飯を食べながら活動をしてきました。三年間は蕩減しなければなりません。家庭的蕩減をしなければなりません。そのようにしながら、皆さんは外に出ていって闘うのです。父母様が麦御飯を食べる時に、一緖に食べなければなりません。内的な面と生活の面において、世界的な供え物の過程を経ていきながら、息子、娘を捧げなければならないのです。そのようにしてきました。皆さんは、譽進が生まれたあとに御飯とわかめスープを食べましたが、それはお母様の血を受けることを意味します。お母様が御飯とわかめスープを食べる時に、その血を受けるのです。
孝進を生む時も、その基準を中心としてそのようにしました。このようにして「子女の日」を探し出しました。それから「万物の日」を探し出してきました。父母様は、そのような基準を中心として、祝福の一日を立ててきたのです。そのようにして、第一次七年路程が終わり、父母様の家庭が解放されるとともに「神の日」を設定したのです。

Sunday Jan 08, 2023
真の父母経 第12話
Sunday Jan 08, 2023
Sunday Jan 08, 2023
第四節 真の父母は神様の実体
神様は縦的父母、真の父母は横的父母
神様の実体対象として創造した男性格の代表がアダムであり、女性格の代表がエバである。二性性相の中和的主体として自存しながらも、無形でいらっしゃる神様が、太初に人間を一男一女として創造された目的は、実体世界と相対するに当たって必要な体をまとうためであった。アダムとエバの二人の体をまとい、実体世界と自由自在に交流し、作用するためだったのである。体をまとっていない無形の神様では、有形実体世界と相対するときに限界があるからである。
したがって、アダムとエバが心の中に神様をお迎えし、一体となって完成した基盤の上で結婚し、子女を生んで家庭を築けば、アダムとエバは外的で横的な真の父母となり、神様は内的で縦的な真の父母になるのである。
1 神様は、無形でいらっしゃるため、死んで霊界に行っても見ることができない方です。したがって、肉身をもって生きる人間と関係を結んで暮らすためには、神様も体をもった父として、この地上に顕現されなければなりません。このような天理ゆえに、神様は、人類の最初の先祖であるアダムとエバを創造されました。彼らを通して、神様は御自身の姿を有形と無形の両面で顕現させようとされたのです。有形世界と無形世界が調和して一つになる姿であり、宇宙が一つになることの象徴でもあります。
肉身をもって生まれた人間として、どのようにすれば無形でいらっしゃる神様の体になることができるのでしょうか。神様の属性は、絶対、唯一、不変、永遠です。神様のこのような属性を完全に伝授し、創造した最高の傑作が人間です。有限な物質世界の原理原則を基にして造った肉身は、永遠ではありません。ですから神様は、アダムとエバが完成に至れば、彼らの中に内在し、完全一体となることによって、アダムであると同時に神様であり、神様であると同時にアダムであるという、永遠なる真の愛の関係を結ぼうとしたのです。
もし、アダムとエバが堕落せず、神様の戒めを守って個人完成を成し遂げ、神様の祝福のもと、結婚式を挙げることさえできていたならば、彼らの子女たちはもちろん、子々孫々、永遠に神様の属性を相続して生きる神様の体になったでしょう。
2 神様は、御自身を絶対投入して、愛の絶対対象を造られました。愛の実体対象が必要で造られたのです。地上世界はもちろん、天上世界においても、実体がなければ、実体の子女に相対できないので、形状として体をまとわなければならないというのです。これが完成した真の父母の形態です。
そして、神様は、地を中心として愛することのできる愛の対象が必要だったので、創造の摂理をされました。その基台の上に、神様は、御自身の絶対対象として造った人間が永存するようにするため、繁殖の機能をお許しになったのです。これが、神様の三大創造要素です。
神様は、愛の根であり、生命の根であり、血統の根であり、地上天国と天上天国の根です。堕落がなかったならば、アダムとエバが結婚するとき、神様はアダムとエバの心の中に入り、彼らと一体となって愛を実現したでしょう。そうして、神様は縦的な真の父母、アダムとエバは横的な真の父母になったでしょう。二つの父母から血肉をもらって生まれた人間の心は縦的な自分になり、体は横的な自分になって、一心、一体、一念、一和の人生を営むことができたのです。
3 神様の体のような方が、真の父母です。真の父母は、完成したアダムとエバです。完成したということは、縦的な神様と横的なアダムとエバが一つになったということです。ですから、アダムとエバは神様の体になり、神様はアダムとエバの心のようになっているのです。真の愛が、そのようなことを可能にするのです。
縦的な神様も、横的なアダムとエバも、互いにために生きる愛を実践するのです。天と地の全体を身代わりして存在しているのです。
4 人間は、神様と真の父母に侍らなければ、その存在価値さえなくなるのです。神様と真の父母、すなわち縦的な真の父母と横的な真の父母の二つの真の父母が一つになってこそ、「私」が出てくるのです。言い換えれば、神様は縦的な真の父母、完成したアダムとエバは横的な真の父母となって、その二つの父母が一つになった基台の上で私の心身統一が実現し、天国と神様が連結されるということです。したがって、神様と真の父母に侍らなければ、何もできないというのです。
天宙の代表的家庭とは、堕落する前、アダムとエバが神様と共に理想としていた家庭です。ですから、天宙の代表的家庭と中心的家庭とは、天上における代表であり、地に降りてくれば、八段階の円形で垂直に位置する家庭です。垂直の立場で、天上の代表と中心が一つになった位置だというのです。
5 神様は、愛の起源であり、生命の起源であり、血統の起源なので、それが人間の愛と生命と血統と一つになり得る場がなければなりません。神様は、縦的な父母の位置にいます。堕落していない人間は、横的な父母の位置に立つのです。アダムとエバは、子女であると同時に兄弟であり、夫婦であり、のちには息子、娘を生んで、神様の位置に上がるのです。息子、娘を生んで愛するというのは、神様が人間を創造して喜んだ、そのすべてのものを相続することです。
真の愛によって相続するのですから、自分の息子、娘はそれほど貴いというのです。天地とも換えることができず、自分の一身とも換えることができない価値をもつようになるのです。
6 アダムの息子、娘は、神様の愛の圏内に至ることができませんでした。堕落していないアダムの息子、娘になっていれば、横的に連結され得る地上天国が成し遂げられていたはずですが、縦横が連結されなかったので、天国ができませんでした。
ですから、息子、娘は、二つの国を受け継がなければなりません。天上の国と地上の国、縦的な国と横的な国、縦的な父母と横的な父母の血統を受け継いだので、縦的な父母の内的なすべてのものと、横的な父母の内外のすべてのものを伝授された息子、娘だというのです。
天の皇族は、二つの国を受け継いだ生活を実際にするのです。皇族になれば、二つの国でいつでも受け入れられる完成的な基盤の上に立ちます。その生活を通して、子女の愛、兄弟の愛、夫婦の愛、父母の愛を拡大しなければなりません。
それが公式化され、完成することによって、縦的な国と横的な国を受け継いだ天地の完成的家庭になるのです。神様の内的な心情と、アダムとエバの外的な実体のあらゆるものを体験できる家庭生活をした人々が、天の国の皇族圏に属するのです。真の愛を中心として、神様は縦的な父母であり、アダムとエバは横的な真の愛の父母であり、息子、娘はこの二つの世界の理想を受け継いだ血族だというのです。
7 神様を一代とすれば、二代になるべき方が真の父母です。その二代が神様の祝福を受け、真の血統を連結させなければ、三代が生じません。その三代復帰が、統一教会の理想です。神様は縦的な父です。霊界まで無限に連結される父です。そして、実体の横的な父がいます。縦的な父が神様であり、横的な父が真の父母です。それが九〇度で、愛によって出会うのです。そこが、夫と妻も一つになる所です。
夫と妻が一つになる定着地が、男性と女性の生殖器です。その生殖器を通じなければ、男性と女性の生命が一つになりません。それが一つとなって、血統が連結されるのです。神様の愛を中心として、真の生命を相続し、完成したアダムとエバが主体と対象を形成することによって、神様の見えない性相と形状の結婚式となるのです。そのように、無形実体と有形実体が一つになるのが結婚式ですが、そのように結婚した初夜に、神様の愛を体恤します。
その結婚は、人間としてのアダムとエバが結ばれるのではないのです。これは、宇宙の根本的な問題です。皆さんの前には、神様と真の父母だけがいなければなりません。神様の愛、生命、血統と真の父母の愛、生命、血統以外には、何もあってはいけません。
8 神様は縦的です。アダムとエバが横的にやって来て出会うときには、中央で出会い、直接向き合わなければなりません。男性と女性は、縦的基準において平等です。二人が抱き合って一つになろうとするとき、必ず縦が現れるのです。縦を中心として、互いに回るのです。愛は一体を形成します。「父子一体」、「夫婦一体」、「兄弟一体」という言葉は、愛を離れてはあり得ません。
男性と女性の体は、神様の実体であり、体です。これが一つになるとき、縦的な基準を求めて上がっていくのです。縦的な基準が先に連結されます。縦は、引力により引っ張られて降りてくるのです。横よりも早く降りてきます。縦的な基準が中心となって一つになり、回るようになれば、全体が一点を中心として球形を形成するのです。これが核となり、アダムとエバは客体となって、愛の球形体を完成するのです。それが息子、娘が完成した愛の実体です。

Sunday Jan 08, 2023
真の父母経 第10話
Sunday Jan 08, 2023
Sunday Jan 08, 2023
9 霊界の地獄世界を撤廃し、天国の門が閉ざされているのを完全に撤廃する、宿命的な事業の曲折を解くために、生涯を捧げてきました。私がこれを認めなくても、環境が認めて侍ることができる、その基盤の上で命令できなければなりません。私は「真の父母」という言葉を言いませんでしたが、霊界から直接、啓示を受けて、真の父母であり、メシヤであり、救世主であると認めたのです。
個人的なメシヤ、個人的な真の父母、個人的な救世主はいくらでもいます。天宙的なメシヤであると、天と地が公認しなければなりません。「あの方は、私たちの真の父母でありメシヤである」と公認する霊界の統一的基盤で、そのように仰ぎ見ることができる勝利の覇権の位置に立たなければなりません。
10 メシヤは、国家を代表して、世界的アベルとして来るため、カインがアベルの命を奪った歴史を蕩減できる国家的基準が完結すれば、その基盤の上に初めて、父母の内容を備えて来られるのです。ユダヤの国とユダヤ教が一つになり、カインとアベルが歪(ゆが)ませた歴史を一つにできる国家的基盤が完結することによって、初めてイエス様は真の父母の位置に立つのです。
復帰歴史においては、兄弟が一つになったあとに、父母が現れるのです。国家的基準においてユダヤ教とイスラエル民族が一つになり、ユダヤ教と祭司長がカイン復帰を通して一つになることによって、その国家的基盤の上にメシヤが顕現できるというのです。その方がイエス様でした。イスラエル民族とメシヤが一つになっていたならば、エデンの園でアダムを中心として分立されていたカインとアベル、分立されていた国家的基準を一つに完結することによって、メシヤは父母の形態を備え、新しい家庭編成と同時に、世界的に顕現することができたでしょう。
11 第二次世界大戦以降、アメリカを中心として全体が長子圏でした。長子権、父母権、王権を成し遂げなければなりません。そうして、父母を迎えなければなりません。長子権はすべて成し遂げましたが、父母を知りません。来られる再臨主、父母を迎えて王権復帰をしなければならないのです。ですから、「神様のもとの一つの国」ではありません。父母が来てからは、「神様のもとの一つの世界、一つの宇宙、一つの天宙」をつくらなければなりません。そのような世界になれば、地上天国が実現するというのです。
この自由世界の歴史には、「神様のもとの一つの世界」であるとか、「神様のもとの一つの宇宙」であるとか、「神様のもとの一つの天宙」という概念がありません。神様のみ旨が成就し得る最後の時に、地上に真の父母が来て、父母権復帰、王権復帰をすることによって、「神様のもとの一つの世界、一つの宇宙、一つの天宙」になり得るのです。イエス様がユダヤの国において、国を探して立てることができず、「神様のもとの一つの国」を成し遂げられなかったので、これを取り戻すために世界的頂上に来たのです。
しかし、「神様のもとの一つの国」では、霊界が入っていません。これは一つの宇宙、一つの天宙ではないので、「神様のもとの霊界と肉界」になっていないというのです。再臨主が来て、それを成し遂げるのです。
イスラエルを中心として、イエス様が「神様のもとの一つの国」をつくってローマまで占領したならば、一つの世界になり、その次には霊界まで統一したならば、「神様のもとの一つの宇宙、一つの天宙」になるのですが、それを完成できなかったため、このことが残っています。これは誰も知らずにいます。ただ神様と来られる再臨主だけが知っているというのです。
12 メシヤは、父として来なければなりません。兄として来れば、争うようになります。父母として来てこそ、最後になるのです。ですから、「真の父母」という言葉は驚くべき言葉です。真の父母がいるので、真の父がいて、真の母がいて、真の愛があるのです。真の愛を中心とした真の父母から、真の息子、娘が生まれることができるのです。真の家庭がそこに存在することができ、真の家庭を連ねて横的に拡大すれば、「神様真の氏族、民族、国家、世界、天宙になります。そこに神様が君臨するということは、理論的に異議がありません。
真の父母は、過去にも存在せず、後代にも存在しません。歴史上に一組しかいない真の父母が現れたという事実は、これ以上に喜ばしいことがないというのです。それとともに、血縁的関係、父子関係をもったというときには、真の父母の勝利の覇権を、ためらうことなく相続しても恥ずかしくないのです。それは、自分を超越して、無限の世界にまで「私」を案内してくれます。「真の父母」という言葉が、どれほど途方もないものか分かりません。神様は、真の父母を表題にして、人間を創造しました。その真の父母の愛の中で、真の家庭と世界、真の地上天国と天上天国が連結されるのです。
13 堕落の峠を越え、真の父母の勝利的足場を中心として、新しい地上・天上天国の解放・釈放時代を宣布できる時に入ります。堕落しなかった基準を取り戻していくことができる時になったというのです。ですから、霊界と肉界が一つにならなければなりません。霊界を知らなければ脱落するのです。神様と聖人、偉人がすべて統一決議をし、霊界の楽園から地獄までも決議して解放を宣布したので、地上もそのような立場に立ててあげようとするのです。
救世主、メシヤ、真の主人である再臨主が来て、すべて完成しました。「真の父母」の名を中心として、神様と愛によって一体となり、新しい解放の世界に越えていけるようになったというのです。そのため、神様が玉座から降りてきて、地上で一緒に暮らしながら、関係を結ぶことができる時代に入りました。
復帰摂理を完成された真の父母様
神様の復帰摂理歴史は、アダムとエバが堕落したことを蕩減復帰して、人類の真の父と真の母、すなわち真の父母が登場される時まで継続する。真の父母は、堕落した人類に救いのみ手を差し伸べ、行くべき方向を提示する唯一の中心モデルとして顕現される。歴史はここから収拾され、実を結び、出発するのである。それゆえ、失われた過去が復帰されるのも、分裂した世界が一つの世界に収拾されるのも、その一つの世界が起源となって天国が成し遂げられるのも、真の父母によるのである。そのため、真の父母は復帰摂理の完成者となられる。
真の父母は、人間の最高、最終の希望であるがゆえに、歴史的願いは真の父母が顕現してこそ成就されるのである真の父母が現れたその時代が、歴史完成の出発点である。
14 真の父母とは、神様が創造の出発から創造の過程、蕩減復帰歴史路程において、目標としてきた願いです。
真の父母の顕現が実現されなければ、世の中を正すことはできません。神様は、個人の理想的な愛を中心とした完成体の中心であり、家庭的完成体の中心であり、氏族、民族、国家、世界的完成体の中心です。
アダムを中心に地上でその完成体中心の対象的基盤をつくろうとしたものが、サタンによってすべて閉じられてしまいました。そのため、真の父母が来て、再び完成的個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙基盤まで連結しなければなりません。真の父母と一つになることによって、天国に入って自動的に神様と一つになれるようにすることが、救援摂理歴史の目的です。
15 堕落がなかったならば、「真の父母」という言葉が必要なく、「救援摂理」や「復帰摂理」、「再創造摂理」、「復活摂理」などの言葉も必要ないでしょう。堕落することによって救援摂理が存在するようになったのであり、救援摂理を成し遂げることのできる救世主が現れるようになったのです。その救世主は、食い違った過去の出来事を清算するために、神様を代表し、人間を代表して現れた主人公です。
この主人公がすべきことは、サタンを取り除くことです。これは、神様自らがすることはできません。アダムの支配を受けるべき立場にいる天使長が、アダムをひっくり返してしまいました。アダムを主管したのです。ですから、アダムが失った主人の位置を再び取り戻すために救世主が現れなければなりません。そうして、神様に侍り、原理的内容を提示して、僕であるサタンを自然屈伏させ得る立場に立たせなければ、神様の創造理想的な平和の基点を地上に実現できないのです。
16 復帰摂理は、再創造の摂理です。神様が再創造を行うには、本然の創造原理を通して行わなければなりません。その創造原理の中心が、一人の完成した男性であり、一人の完成した女性です。そのような完成した男性と女性は、夫婦となり、愛の道を行かなければなりません。愛の橋を架けなければ、神様のみ前に行けません。これが創造理想の道理です。
今まで、神様は、アダム一人を再び探そうとしましたが、探し出すことができませんでした。人間が堕落したその日から、今まで再創造の原理原則に従って、アダムを求めてきたのが宗教です。世界的宗教には、再臨思想があります。教主たちが再び来て、平和の世界、理想的世界に導くという再臨観があります。その方が何人もいるのではありません。一つの中心、完成したアダムを標準としてきたのです。

Saturday Jan 07, 2023
真の父母経 第11話
Saturday Jan 07, 2023
Saturday Jan 07, 2023
17 アダムとエバは、(天の)父母によって完成し、(天の)父母と一つになることによって、アダムとエバのすべての息子、娘が勝利圏に立つことができます。このようになるには、八段階を通過しなければなりません。個人から家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙、神様まで、八段階を越えなければなりません。堕落したのはアダムとエバの個人ですが、堕落圏は天宙に及んでいます。個人であるアダムとエバが堕落したのですが、その結果は、この世界だけでなく、天宙的に連結されています。地上から霊界まで連結されているのです。この圏を奪還しなければ、解放は不可能です。ですから、数多くの宗教がこれを越えるために、多くの蕩減を払ってきたのです。
しかし、堕落の子孫であるがゆえに、ここから抜け出すのは、自分の力では不可能です。これを招いた張本人は、どこまでもアダムとエバです。アダムとエバがその先祖です。その悪なる先祖によって堕落したので、完成した先祖が来てすべてのことを解明し、誰もが抜け出せるように、その内容を教示しなければなりません。そのように勝利した主人でなければ、その峠を抜け出すことはできません。その方が結局は、再臨主であり、真の父母です。ですから、真の父母は、個人完成、家庭完成、氏族完成、民族完成、国家完成、世界完成、天宙完成を成し遂げ、最後には神様まで解放しなければならないのです。
18 人類は本来、神様の子女として造られましたが、怨讐サタンの血統を受け継いだために、サタンの主管を受けるようになりました。そうして、今まで人類は、怨讐の子女としての扱いを受けてきたのです。
したがって、真の父母は、子女を取り戻さなければならず、歴史的な先祖にならなければなりません。真の父母は、歴史過程において汚されたすべてのものを清算し、サタンが讒訴できない立場を立てておかなければなりません。肉界から霊界に上がったり、霊界から地上に降りてきたりしても、サタンが讒訴できない立場を築いておかなければなりません。真の父母が往来する道において、サタンが讒訴できる条件を遮らなければなりません。サタンが讒訴できるようになったのは、人類の先祖が失敗したからです。ですから、人類の真の先祖として来られる真の父母は、過去、現在、未来に通じることができる道を、完全に築いておかなければなりません。
19 歴史始まって以来、今に至るまで、神様とサタンが闘っています。神様もその闘いをやめさせることができず、サタンもやめさせることができません。その闘いは、アダムとエバの堕落によって起こったものです。それでは、これをどのように正すことができるのでしょうか。
神様は、再創造をしたいと思うのです。復帰路程は再創造の路程です。再び創造しなければ、解決することができません。ですから、宗教を通して再創造しようとするのです。数多くの宗教の中で、ユダヤ教、キリスト教、統一教会が中心です。三段階で上がって、「終わりの日」の再臨の時、真の父母が顕現するのです。
その真の父母は、神様の秘密、サタンの秘密、そして人間の秘密まで、すべてのことを知っています。サタンの世界は前後、左右、上下が無秩序です。再臨のとき、真の父母がこの地上に現れて、それを清算し始めるのです。個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、霊界まで清算するのです。その次に、人間が願う神様の創造理想が、主流として登場します。ですから、この主流を形成することが統一教会の目標です。そのような高速道路を造るのです。その道に従って走るようになれば、理想世界、天国が連結されます。
そこには妨げとなるものがあり得ず、サタンが存在できません。きれいな世界です。人間の目的がすべて成し遂げられるのです。そこから、霊界と肉界の解放が広がります。そのような世界が私たちの本郷です。このように悲惨になったのは、人間の堕落のためです。これは誰も解決することができません。この地上に真の父母が現れることによって、そのすべてのことが問題なく清算されるのです。
20 父母様が行く道は、そのまま平坦に行くのではありません。いくつもの谷間を埋めて、越えてきました。神様は、私の父母だというのです。千年の恨、万年の恨を抱き、天の父母と地上の父母の恨を合わせて解いて、責任を果たさなければならないイエス様の使徒、キリスト教の信者たちの中に、そのような心情をもって、天と地の父母を解放しようという心をもった人はいません。彼らは、信じて福を受けようとしています。それは、霊界ですべて引っ掛かります。神様は、滝のように涙を流しています。その神様を解放することが父母様の使命です。
21 再臨主は、人類の真の父母の立場で再び真の愛の家庭を探し出し、天地父母の位置を経て、人類の救援摂理を完成しなければなりません。メシヤは、アダムとエバが堕落せずに完成した家庭よりも、さらに栄光をもって、立派に神様に侍ることができる孝子、孝女の家庭から出発しなければなりません。メシヤは、真の愛を中心とした父の位置で、真の生命と真の血統を連結し、新たに出発しなければならない、人類の理想的核となる家庭の主人です。
ここから祝福結婚家庭を連結し、地上天国と天上天国を完成するのです。
22 永遠の愛に酔いしれて永生を賛美し、永生の価値を神様と共に永遠に賛美できる栄光の場が、キリスト教で言うところの新郎と新婦が新たに出会う場です。新郎と新婦が出会う場は、数多くの人間を代表した場、神様と人間が出会う場です。
しかし、新郎と新婦という位置が、本来の人間として希望した最高峰ではありません。新郎と新婦の位置は、過程にすぎません。
父母から生命が出発するとき、父母と同じ位置から出発したのですから、父母である神様のみ前に帰る道を求めなければなりません。生命の起源が神様と同じ位置に立たなければなりません。その位置に立って、神様の愛の保護圏内で育てられ、現れなければならないのが新郎と新婦です。ですから、新郎と新婦の位置が理想ではありません。
人間が行くべき最後の終着点は、真の神様を父母として侍り、その真の息子、娘になるところです。そこが、人間の願う最後の希望峰であることは間違いありません。このような観点から、統一教会は真の父母理念を提示しました。
新郎と新婦の過程を経て、堕落していない本然の息子、娘の位置に入り、神様によって造られた人間が堕落したので、これを再び復帰して完成し、神様を真の父母として侍り、永遠の価値の一体であり、永遠の生命の一体であり、永遠の愛の一体と化して、新しい再出発をしなければなりません。そうして、この地上に顕現することが、復帰の途上における人間が行くべき最後の終着点です。
このような目標に向かって行く道が、復帰の路程です。今まで神様が人類に対して救援摂理をしてきたのも、このような目的に到達させるためでした。
23 神様に侍ることのできる真の男性と女性が一つになり、互いに離れようとしても離れられず、別れようとしても別れられない真の夫婦となり、真の息子、娘を生まなければなりません。神様を中心とした真の父母、真の夫婦、真の息子、娘となって、四位基台をつくらなければなりません。このような真の息子、娘が、宇宙と人類の中心になります。彼らを中心とした国が、中心国家になるのです。中心がない国は滅び、中心がない世界は落ちていくのです。そのため、文化は世界を回りながら発展していきます。このような中心をもって出発し、発展した文化は、絶対に滅びません。
それゆえ、真の父母は、神様をお迎えして、すべての家族の中心にならなければなりません。その生活制度は、万民が生活できる生活制度であり、ここから見つめる国家観、ここで議論される世界観、ここで教えてくれる理念は、全世界の万民が共通してもつべき国家観であり、世界観であり、理念です。人類は、一つの門に向かって、「終わりの日」の時を願いながら、今まで歩んできました。
真の父母の願いは、人類が神様を中心として、真の家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙をつくり上げることです。そのようになれば、神様の愛までも復帰することができるのです。

Saturday Jan 07, 2023
真の父母経 第18話
Saturday Jan 07, 2023
Saturday Jan 07, 2023
3 皆さんは今、神様の顔を見ることができません。皆さんは、神様の顔を見ることができないので、おなかの中で暮らしているのと同じです。今日の人間は、このような事情に置かれているのです。ですから、重生しなければなりません。霊的な救援摂理は完結し、霊的には重生しましたが、それだけではいけません。霊肉共に重生しなければならないのです。将来、主が来られるというのですが、その主は真の父母として来られます。実体をもった人類の父として来られるのであり、実体をもった新郎としてこの地上に来られ、実体をもった人間の中から新婦を探し出すのです。そうしてこそ、堕落していない真の父母になるのです。
アダムとエバが堕落することによって、真の父母を失ってしまったので、今日の人間には、堕落した父母はいますが、堕落していない真の父母はもつことができずにいるのです。ですから、復帰摂理を経て、実体をもって真の父母の使命を完結するために来られる方が再臨主なのです。歴史的な真理をもって来られる主は、イエス様の霊的救いを基盤として、霊肉共に完全な息子、娘を生むことができなかったので、それを完結しなければなりません。
4 イエス様は、この地上に後のアダムとして来られました。聖霊もこの地上に来て新婦の体をもつことができませんでした。霊界に行ってみると、聖霊は母なる神です。イエス様が地上において実体を備えれば、新婦は天道のすべての内容を知り、すなわち真理の中で新婦の資格を完遂して、メシヤが来るのを待ち望み、彼を迎える準備をしなければなりません。そうして一つの家庭を準備し、一つの国家を準備し、世界を準備しなければなりません。これが、新婦の果たすべき責任です。
ですから、一九六〇年代に入って、女性運動が世界的に広がったのです。この地上に人がいくら多くても、すべて悪なる血統を受けて生まれた堕落の子孫なので、母としての愛を施せる、真の女性が現れなければなりません。「終わりの日」が近づけば近づくほど、そのような代表的な存在が現れる時が近づくので、世界的な女性運動が広がるのです。
これからは、多くの女性が男性を凌駕できるのです。終末期は、堕落したことを女性が復帰できる時なので、終末期である今、女性は天的なエバを代表して立ち上がれる恵沢圏にいます。今日、女性たちが解放とともに、そのような立場に立てるようになったので、この時に真の母が現れなければなりません。私たちは、その母に地上で侍ることができなければなりません。人類は、このような時を迎えて神様を求めていくので、地上に新婦が立てられなければならないのです。
5 統一教会は父母の宗教です。僕の宗教から養子の宗教、庶子の宗教、その次に直系の息子、娘の宗教、息子、娘の宗教から母の宗教を通して発展してきました。
神様は、今まで母を探し求めてきました。相対がいなかったのです。神様は、男性格の主体なので、女性格の相対がいなければなりません。その方は、神様の相対であると同時に、この地の王妃であり、氏族の王の王妃であり、家庭の王の王妃です。ですから、祖母の代身であり、母の代身であり、妻の代身であり、娘の代身です。母がそうです。本来、母がいれば、すべてそうなるのです。天の国の王妃になり、この国の王妃になり、その次に自分の先祖たちの祖母になり、母になり、妻になり、娘になるのです。それをすべて合わせたものが母の価値です。
6 皆さんは「家庭を信じる」という言葉を聞いたことがありますか。キリスト教徒たちに「誰を信じるのか」と尋ねれば、「イエス様を信じる」と言うのであって、「イエス様の家庭を信じる」とは言いません。仏教徒たちに尋ねても「お釈迦様を信じる」と言うのであって、「お釈迦様の家庭を信じる」とは言いません。これからは、家庭救世主宗教が現れなければなりません。それが真の父母主義です。真の父母宗教です。真の父母宗教は、四位基台を造成する真の父母の生活宗教です。そうなれば、父母が息子、娘の救世主になります。聖書のヨハネの黙示録を見ると、復帰歴史に関する内容が出ています。それで、聖書は偉大だというのです。このような復帰の原則があるので、聖書の最終章に復帰の内容を入れるようになったのです。
ヨハネの黙示録に「御霊も花嫁も共に言った、『きたりませ』。また、聞く者も『きたりませ』と言いなさい。かわいている者はここに来るがよい。いのちの水がほしい者は、価なしにそれを受けるがよい」(二二・一七)と記録されていますが、花嫁とみ霊とは何か分かりますか。花嫁は主の妻になり、み霊は霊的なものなので、ここに霊肉が合わさった母が現れなければなりません。イエス様は、人類の父であり男性なので、女性の中から母を探し出して新しい世界へと救わなければなりません。
7 お父様は、立派なお母様を迎えました。顔が美人だから立派なのではありません。心が美しいので、顔が美しいのです。心が美しいので、声も美しく、容姿も優雅なのです。お父様は、神様の哲学を自らが成し遂げ、教える師です。その原理どおりに行くために、お母様を神様の代わりに称賛しながら生活してきたのであり、大衆に称賛して宣伝したのです。それが原理に通じるからです。
8 世の中の人々は、お母様のことを「美人だ」と言うのですが、どのような人が本当の美人か、私は研究しています。
美人とは、顔がきれいだからといって美人であるわけではありません。心がきれいであってこそ、「美人だ」と言えるのです。それでこそ、千年過ぎても、その美貌を損なわず、和気あいあいとした、清い姿を保てるのです。そのような女性が、環境を美しく輝かせ、かき抱いてあげることができます。そのような女性が美人の中の美人なのです。そのようなお母様なので、私は、お母様が美人の中の美人だと思うのです。
9 お母様は、とても知恵深い女性です。お母様は、目が素晴らしいのです。にこっと笑う時には、私はその笑う魅力的な目に惚れ惚れしてしまうのです。そのような魅力的な目をもっています。それから、私は、お母様の鼻が本当に好きです。良いことがありそうであれば、鼻がひくひくと笑います。それがお母様の魅力なのか分かりませんが、夫をそのように感動させるのです。
それから、深刻な時は、お母様はできるだけ口を突き出さないようにします。そのような口が美しいのです。そして、態度が美しいのです。お母様は、本当にきれいなところがたくさんあります。女性たちがそのような武器をもてば、「万事亨通」(すべてが思いどおりにいくこと)する秘密の鍵をもつことになると思います。
10 お母様の特別なところは何かというと、霊感が鋭いことです。天性的な素質をもっています。そして、お父様が「しなさい」と言うことは何でも「する」と決意し、また、その決意したことをいつも忘れずにいるので、受難の道も克服できたのです。それは、目的を中心とした忍耐心に当たるものです。また、私がお母様に有り難く思うことは、自分の貴いものを自分の息子、娘ではなく、皆さんに、ためらうことなく一〇〇パーセント与えようとするところです。それは、神様が贈り物として下さった性格だと思っています。
11 お母様は、二十年間で十二人以上の息子、娘を生んで、ヤコブの家庭を完全に蕩減復帰しなければなりません。イエス様の十二弟子が一つになれず、どのようにしたでしょうか。結局は、イエス様を売ってしまいました。別々の氏族で結ばれた兄弟圏が問題でした。ヤコブ家庭は、四人の女性が生んだ息子、娘なので問題になりました。その問題を克服するためには、二十年以内に十二人以上の息子、娘を生まなければ、お母様の使命が不可能になるのです。そのような面から見ると、二十歳を越えれば、お母様になることができません。満十八歳までです。韓国の年では十九歳までです。
ですから、四十歳のお父様が十七歳のお母様と結婚したのです。お父様が十六歳の時に、あらゆることを決心して立ち上がったように、女性も十六歳を越えてその基準に合わせなければ、女性の解放圏を連結する道がありません。
12 歴史において、女性たちが経たあらゆる惨状の過程を経たとしても、不平を言わず、夫のために生きることができ、さらに苦労ができる女性はいませんでした。ですから、「本当に、み旨の前に立っている私は、何一つ弁明の余地がありません」と言う人はそのような風霜をたくさん経験したのでむしろ私が落胆する時に、慰められる対象になるのです。そのようなところから始めるのです。
心情的な蕩減をしなければなりません。上がっていく時も引っ掛からず、下がってくる時も引っ掛かってはいけません。二十歳前まで下がってきて、二十歳前の少女を天が相対として許可すれば、その少女は、どんな困難な立場に立たされても、順応できなければなりません。ですから、孤独な背後から探すのがよいのです。お母様には、父親もなく、兄もなく、みないませんでした。ただ一人、天のためには何でもするという、洪という母が背後にいるだけでした。
13 お母様は、聖婚式の時に十七歳でした。お父様は四十歳でした。四十歳の男性が十七歳の娘をお母様として迎えることにしたのです。しかし、摂理史では仕方がないことです。そのようなお母様を迎えて成し遂げてきたのです。ですから、約婚する時、お母様に「私はこのように行かなければならない」とすべて話しました。プログラムどおりに行くので、お父様を尊敬するのです。
このように攻撃されるときにはこのように越えなければならず、ここから攻撃されるときにはこのように越えなければならない、と教えてあげたのです。その道のとおりに行くので尊敬するのです。その道が困難であっても越えなければならず、行かなければなりません。
14 私(お母様)は、聖婚式の一ヵ月前に、お父様が夢に現れ、天から特別な啓示を受けました。「その日が近づいたので準備しなさい」と、啓示が下りたのです。その時は、いわば天が求婚したというより、天の訓令が下されたのです。訓令があった時、私は完全に自我を離れた立場にいました。私はその時、天の摂理でなければ、そのような大きなことを判断できる能力がなかったので、無我の境地になる以外になかったのです。
そして、祈らざるを得ませんでした。「今まで私は、み意のままに生きてまいりました。今、神様のみ意が何だったとしても、神様の摂理の目的がどのようなものだったとしても、命じられるままに従います」と、私は啓示に対して答えました。それは、私が満十七歳の時の二月頃でした。私は、完全に無我の立場で準備していたので、当時の事情などを分析したいとは思いませんでした。神様のみ意のままに応じることを、ひたすら願っていました。
15 私(お母様)の母方の家に伝説のような物語があります。私の母方の祖母である趙元模の趙氏一族に、趙漢俊の弥勒についての記録があります。一九九一年に、お父様と北朝鮮に行ったとき、そのようなものがあるかと聞いてみました。するとまだその弥勒はあるということでした。
趙漢俊の弥勒についての伝説によると、天の王女を送ると約束し、国のための精誠を記憶し、忠誠の家門で私が生まれるようにしたというのです。その母方の祖母から大母様が誕生され、大母様を通して私が生まれました。再臨のメシヤを迎え、再臨のメシヤの相対を育て上げるための神様の環境創造が、その趙漢俊の弥勒から始まり、私にまで連結されたのです。皆さんがみ旨や天のみ前に精誠を尽くしたものは、必ず天が記憶してくださいます。ですから、私は、お父様に会った時にすべてが分かったのです。環境創造の中で誕生し、育ったので、私が果たすべき、私が成し遂げるべき使命が分かったというのです。

Saturday Jan 07, 2023
真の父母経 第17話
Saturday Jan 07, 2023
Saturday Jan 07, 2023
18 お父様は、個人的に霊的な世界で勝利しました。そのために、この地上で激しい嵐に襲われながらも、「死んではならない」と何千万回、決心したか分かりません。怨讐に出会う峠を越えていくたびに、「私は倒れてはいけない。私は死んではいけない。私が死んだらこのみ旨を誰が立てるのか。いくら苦労をしたとしても、四肢が切られ、不自由な体になって寝たきりで暮らすことになったとしても、私は死んではいけない」と、どれほど心の中で誓ったか分かりません。そのようにしながら、今まで困難な道を歩んできました。
基盤のない状態で、名が知られることを恐れるのです。基盤を固める前に、名が知られるのではないかと恐れました。そのような場合には、サタンの攻撃があるのが原則だからです。それで、死なずに四十歳の峠を越える日を待ち望みながら、歳月が早く過ぎていくことだけを黙って願っていました。アブラハムが復帰の基準を立てた以降の四千年の歴史を、「終わりの日」に四十数を立てて越えなければならないことを知って、四十の峠が早く過ぎていくことを指折り数えて待ったのです。また、それはお父様の宿願でした。天宙の前に一身を立て、死なずに責任を果たすために、身もだえしながら今まで歩んできたのです。
19 神様は、四千年を経てイエス様を送られました。イエス様は、長い歴史を経て来られた方です。生まれる時は、母親のおなかを通して十ヵ月で生まれたのですが、地上に来るために、四千年前から準備された方なのです。そのような歴史的な由来をもって生まれたので、その時までの四千年の歴史を蕩減できたのです。
イエス様は、四十歳の時にそのような歴史的な蕩減をすべきでしたが、ユダヤ民族の不信によってそれができなかったので、私たちが七年路程において蕩減しなければなりません。皆さんは、「四十数復帰」ということを学んだはずです。イエス様が四十歳の峠を越えられなかったので、私たちには、四十代の峠を見つめていくべき路程が残っているのです。つまり、そのような蕩減路程が残っているので、再び来られる主も、七年の大患難に逢着せざるを得ません。そのような原理的根拠があるのです。
20 一九六〇年の四十の峠をいかにして越えるのでしょうか。原理が教えてくれる四十の峠を、どのように越えなければならないのでしょうか。イエス様は、三十三歳で亡くなったので、その後の四十の峠を迎える七年を越えることができませんでした。それで、人間の世界に七年の大患難が残されているのです。ですから、この峠をいかにして越えるかというのです。
この峠を越えるためには、ヤコブが経てきた復帰路程と、数多くの先祖たちの絡み合った蕩減路程を遡らなければなりません。その道には、友もなく、同僚もいませんでした。「従います」と言った人たちは、行く道の前に重荷になり、とげを刺し、荒れ地をつくったのであって、そこで助けになった人は(一人も)いませんでした。
21 お父様一代から見ると、四十歳までは個人の勝利基準を中心として、初めて横的な基盤へと越えていく時でした。今まで復帰歴史の目的は、アダム一人を立てることだったので、一九六〇年代は、アダムを中心として勝利するための基盤を築く時でした。その勝利は、イエス様が失敗した国家基準での勝利です。
ですから、一九六〇年代の統一教会は、イエス様が失敗せざるを得なかった運命圏を、お父様の満四十歳を基準として、実体的に蕩減して越えなければなりませんでした。そのような過程にあった統一教会は、一九六〇年代に激しい迫害を受けました。お父様に勇気がなく、神様のみ前に人間として善悪を分別するという、決定的な宣誓ができていなければ、歴史は遅延していたでしょう。
22 父母様の聖婚式は、地上において記念するに値する天宙的な大事件でした。世界的基準で縦的蕩減条件を、横的にこの地上で解決する実体として、霊肉共に勝利の基準を立てたのです。お父様は、聖婚式の前にイエス様の三弟子、反逆したその弟子を復帰しなければならない立場にいました。
聖婚式の目的は、アダム家庭を蕩減する条件を立てることです。人間の父母であるアダムとエバは、夫婦関係において堕落しました。堕落が夫婦を通して起きたので、復帰は一人ではできません。男性一人では復帰されません。女性一人でも天国に行けません。したがって、二人で解決していかなければならないのです。堕落したアダムとエバの立場を復帰して、真の父母の基準を地上で立てなければならないというのです。三弟子の約婚という問題を中心として、解決しなければなりません。
23 復帰は、アダム家庭の復帰を目標として行うのです。アダム家庭が失敗したので、そのみ旨がノア家庭に移されました。神様は、ノア家庭を中心として、世界のすべての人々を洪水審判で滅ぼし、サタン侵入の条件を越えた家庭を立てて、摂理の基盤を地上に構築しておこうとされました。それがアブラハム、イサク、ヤコブ、モーセに移され、イエス様につながって、私たちの時代まで来たのですから、そのすべてのものを蕩減しなければなりません。
アダム家庭を基準にして蕩減しなければならないのです。アダムが失ってしまった三人の信仰の子女を復帰しなければ、真の父母の立場に立つことができません。それで、イエス様には、三人の弟子が絶対に必要なのです。その三人は、アダムとエバにとって、三天使長を象徴します。三天使長が一つになって、アダムとエバに服従しませんでした。侍らなかったのです。その結果、堕落世界になったので、完成した父母の境地に立つためには、三天使長格である三弟子がいなければなりません。再臨主も、完全に服従する三人の信仰の子女をもたなければ、真の父母の立場に立つことができないというのが公式になっています。
自分の生死の境地を乗り越えて、迫害のまっただ中でも従っていき、孝の道を行くことができる三人の弟子をもたなければなりません。お父様は、そのような三弟子を一九六〇年四月に探して立てました。復帰路程というのは、逆に探し求めて上がっていくものなので、祝福は子女の立場に立っている人が先に受けるのです。家庭圏はヤコブ家庭なので、十二数の基準を基盤にしなければなりません。三人の弟子、三人の子女を中心として、それと同じ基準を通過しなければならないのです。
24 父母様は、一九六〇年に聖婚式をしたあとに聖塩を作りました。真の父母様は、堕落した世界の物に相対できないからです。そのような物に、神様の息子、完成した父母は相対できないのです。そのため、すべて燃やしてしまわなければなりません。燃やす条件として聖塩を採択したので、これを振りかけることによって、サタン世界を清算してしまい、天の側が取り得る条件的、方便的な物として使用できるようになるのです。天の国が設定されれば、この世の国のすべての骨董品、この世の国のあらゆる物は、そのまま使うことはできません。
第二節 真の父母様の聖婚式
聖婚と真のお母様
イエス様は、アダムとエバの堕落によって始まった歴史を終結し、神様の創造理想世界を復帰するために、この地に来られたが、ユダヤ民族とユダヤ教徒の不信によって、このみ旨を成就することができず、再臨の約束を残されたまま、霊界に行かれた。真のお父様は、イエス様のあとを継ぎ、一九四五年八月十五日、韓国の地で、光復とともにメシヤとしての公式路程を出発された。
しかし、メシヤとキリスト教徒が一つになるための最初の摂理路程が、彼らの不信により失敗することによって、キリスト教に代わる新しい摂理団体の基盤を築くため、三大祝福の条件復帰のための蕩減路程と受難路程を歩まれるようになったのである。
そうして、一九五四年五月一日、ソウルで「世界基督教統一神霊協会」を創立し、その時から、新約時代の全体を蕩減復帰する七年路程を歩み、聖誕から四十年の蕩減路程を勝利することによってサタン分立路程を立て、ついに一九六〇年四月十一日、真のお母様と共に、神様から最初の真の父母として、栄光の聖婚式を行われるようになったのである。
1 二千年前に使命を果たすことができず、十字架で亡くなられたイエス様の願いを、二千年過ぎた今、私たちが果たさなければなりません。第一次でユダヤ民族を中心として成し遂げようとしてできなかったので、今、私たちが第二次としてキリスト教の世界的な版図を中心として、父と母の出会いを実現してさしあげなければなりません。このような基点をつくらなければ、神様の真の直系の息子、娘になれません。ですから、このような基準を連結させて合わせようとするのが再臨理想です。
再臨理想においてもまた、真の家庭があってこそ天道が出発するのであり、これがあってこそ真の愛と真の幸福が出発するのです。
2 故障したものは、元の状態に修理しなければなりません。世界も新しい世界、国も新しい国、民族も新しい民族、人も新しい人、息子も新しい息子、娘も新しい娘になることを願います。ですから、新しい息子であるイエス様が来られたので、新しい娘もいなければなりません。
ところが、新しい娘を探している途中で、イエス様は亡くなりました。宇宙の希望である一人の母を探して立てるためのイエス様の路程には、苦難も多く、迫害も多かったのです。あの村からこの村に、あの野からこの野に追われ、逃げて歩きながら迫害を受けた哀れなイエス様でした。ダビデの系統であるヨセフの家庭を中心として、み旨を立てようとしたイエス様が、家庭でみ旨を立てることができなくなることによって、家を出て三年の公生涯の道を歩んだのです。