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Sunday Oct 23, 2022
平和経 第384話
Sunday Oct 23, 2022
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還故郷する氏族的メシヤの姿勢
還故郷する氏族的メシヤの姿勢は、堂々として毅然(きぜん)たるものでなければなりません。そこには不平はあり得ません。大声で痛哭しながらでも行かなければならない宿命の道です。数千数万年、子女を失った恨の心情を抱いてお待ちになった父なる神様の事情を知るならば、涙なくしては行くことのできない道であることを知らなければなりません。
また、愛の種を蒔くために行く皆様の足取りは、希望に満ちあふれていなければなりません。一度蒔いた真の愛の種は、誰一人として盗んでいくことができません。真の愛の心情の種だからです。その種から芽生えた家庭や国家は、永遠に神様の所有として残り、子々孫々神様の代身者を輩出する天の名門の家となり、一等国となるのです。
皆様。今、神様の人類救援のための摂理は、完結すべき切迫した摂理的時期に到達しました。子女を愛する父母の心情が、取りも直さず神様の人類に対する愛であり、心情なのです。このまま放置しておくことはできないこの世界の淪落と不道徳を正し、永遠に戦争と葛藤の壁を撤廃するために、神様はついにこの地にレバレンド•ムーンを派遣されました。神様御自身の実体として顕現した救世主、メシヤ、再臨主、真の父母の資格を賦与して送られたのです。
そして最近、神様は自ら書信を送られ、レバレンド•ムーンの一生を慰労し、激励するだけではなく、霊界の五大聖人と数多くの歴代の預言者と王たち、そして驚くことに、ヒトラーのような希代の殺人鬼だけでなく、スターリンやレーニンのような赦し難い共産主義者たちまでも、レバレンド•ムーンの教えを受けて悔い改め、感謝の手紙を送ってきています。
しかし、過去を顧みれば、当然、絶対信仰、絶対愛、絶対服従の道理を果たして侍り、奉るべき真の父母であるレバレンド・ムーンに対し、人類は逆に、迫害と苦難で綴られた荒野路程八十有余年を歩ませてしまったのです。だからといって、挫折したり放棄したりするレバレンド•ムーンではありません。その程度の人間であるならば、神様は最初からレバレンド•ムーンを御自身の代身者として、この地に降臨させることはなかったはずです。
言葉で言い表せない受難と逆境を克服しながらも、レバレンド•ムーンは、一度たりとも神様を恨んだり、与えられた使命を避けたりすることなく、ついに神様のみ旨を完成させてきました。天の摂理を知らない皆様は、自分だけの志を立てて生きてきたかもしれません。しかし、レバレンド•ムーンの一生は、天のみ旨に従い、天宙の公人として一点一画の狂いもない真の父母の真の愛を実践する生活によって、人類救援のためにすべての蕩減を勝利してきた生涯でした。
真の父母の伝統に従って真の師、真の主人、真の父母となろう
尊敬する貴賓の皆様。今や人類は、希望をもって力強く前に向かって前進できる時代圏に入りました。既存の国連の不正と不条理を根絶し、人類の様々な問題をその根本から解決できる「アベル国連」が誕生したのです。去る十月三日、レバレンド•ムーンの志に従う千五百人余りの世界の指導者たちがアメリカのニューヨークに集まり、この歴史的で摂理的な「アベル国連」の創設を成し遂げたのです。
レバレンド•ムーンは、既に三十八年前、アイゼンハワー•アメリカ元大統領と会って「アベル国連」の必要性を力説したことがあります。ところが、天の時を悟り得ない責任者たちの無知によって、きょうまで摂理が延長されてきたのです。しかし、天はこれ以上待つことができなくなりました。今年、摂理的な要請によって、レバレンド•ムーンに従う数多くの義人たちが、怨讐間の感情を拭い去って立ち上がりました。
同じ場に一緒に座ることも拒否してきた宗教指導者たち、すなわち第一イスラエル圏を代表するユダヤ教の聖職者たち、イスラーム圏を代表する中東の聖職者たち、そしてキリスト教を代表するアメリカの聖職者たちが、エルサレムに結集して、互いの手を握り「エルサレム宣言」を発表しました。続いて、第二イスラエル圏であるキリスト教を代表するアメリカの首都ワシントンDCにおいても、数多くの宗教指導者たちが教派を超えて集まりました。彼らは、霊界から送られた、五大聖人をはじめとする多くの指導者たちの決意文に呼応して、地上決意文を宣布しました。
このように、エルサレムとワシントンDCでの宣布の土台の上に、去る八月十五日には、韓国ソウルで第三次宣言である「ソウル平和宣言」を採択し、参加したユダヤ教、イスラーム、キリスト教などの聖職者全員の名前でこれを満天下に宣布しました。
「アベル国連」が創設されるまでには、このような摂理的な準備と段階があったことを覚えておいてください。「アベル国連」とは「平和国連」のことを言うのです。既存の国連がカイン的国連であり、紛争の国連であるのに対して、「アベル国連」は、世界平和を保障する国連だからです。これこそ神様の人間創造以来、最も革命的で驚異的な事件と言わざるを得ません。
これから世界は急速に変わっていきます。全霊界の千二百億組を越える善なる祝福家庭が総動員されており、地上界でも、今は数万人の平和大使たち、そして世界の至る所でこの「平和国連」の成功のために烽火を掲げた指導者たちの数が数百万人に達しています。
人類は、今や「平和国連」を通して神様と人類が何よりも待ち望んだ「平和の天国」をこの地球上に創建すベき責任があります。神様を私たちの王として迎え、内的には天一国、外的には第四イスラエル国を中心として、この地上に霊界と肉界の二つの世界を代表する超宗教超国家的平和世界を創建して安着させる責任があるのです。
平和国連を通して地上•天上天国創建
レバレンド•ムーンは、今まで八十年余りの間に血と汗と涙で築いてきたすべての基盤を、今喜んで「平和国連」の所属として帰属させることを満天下に闡明(せんめい)する次第です。また私が創設し、現在世界百九十一ヵ国に宣教部を設置している家庭連合をはじめとして、数十の各種団体と機関が最初に「平和国連」の所属になるのです。アメリカの「ワシントン•タイムズ」とUPI通信社、中東の「ミドル•イースト•タイムズ」、南米の「ティエンボス•デルムンド」、韓国と日本の「世界日報」などのすべての言論機関も、きょうからは「平和国連」の代弁言論となるのです。
さらに、韓国の鮮文大学、アメリカのブリッジポート大学、仙和芸術中高等学校、善正女子中高校などの様々な教育機関も、「平和国連」の崇高な目的のために指導者を養成する専門教育機関となります。スポーツ部門でも大韓民国最高の名門サッカーチームとなった一和天馬サッカーチームはもちろん、ブラジルの有名プロサッカーチームとして定着したソロカバとセネも、同一目的のために力を合わせるでしょう。
皆様。レバレンド•ムーンには、世俗的な未練は何もありません。十六歳(数え)という青年の年から天命に従って歩んできた八十年余りの生涯でした。残る生涯も、引き続き天命を実現するために、未練なく天のみ前に奉献していきます。「平和国連」を通して神様の恨を解いてさしあげ、真の愛を中心とした自由、平和、統一、幸福の地上、天上天国を必ずこの地上に創建してみせます。
貴賓の皆様。どうか今からでも心の扉を大きく開き、一心、一体、一念の精神で天の召命を受けられ、真の父母様の伝統に従って、真の師、真の主人、真の父母の生活を実践躬行してくださるようお願いします。その道が正に天と真の父母様の代身者となる道であり、相続者となる道なのです。そして、平和王国を創建する真の愛の道理であり、使命なのです。
貴賓の皆様。きょうこのように尊い天のみ言に接することになった御縁を大切に心の奥深くに刻み込むように願います。今から新しい次元の生活を開拓していく皆様の壮途に、天の大いなる祝福を祈願する意味で、私の報告祈祷文を代読させて本大会を天のみ前に奉献しようと思います。ありがとうございました。