Episodes
Wednesday Nov 30, 2022
平和経 第421話
Wednesday Nov 30, 2022
Wednesday Nov 30, 2022
善主権の時代である後天開闢時代
尊敬するジョージ•ブッシュ元アメリカ大統領、そしてサンギネッティ•ウルグアイ元大統領をはじめとする中南米圏の元・現職首脳および内外の貴賓の皆様。まず、忙しい日程を先に延ばし、このように本国際指導者大会に参加してくださった皆様に、私と私の家庭の名で心から感謝を申し上げます。
貴賓の皆様。国際連合の創設趣旨に従い、世界平和を守るという崇高な志を抱き、朝鮮戦争において多大な犠牲を払った国連軍、アメリカをはじめとする十六ヵ国の参戦国に、み旨を中心として七千万の韓民族に代わり深甚なる感謝の心情をお伝えします。人類を罪悪から救い、御自身の創造理想を完成しようとされる神様の摂理的観点から見れば、朝鮮戦争は、単純な一国の戦争ではありませんでした。神様の摂理を完結するうえで、決定的な役割を成し遂げた歴史的な聖戦だったのです。
私と韓半島を中心として繰り広げられた神様の深い摂理的内容を、ここで一つ一つすべて説明することはできません。したがって、きょうは、私が最近宣布した環太平洋を中心とする摂理的内容を皆様に紹介しようと思います。
貴賓の皆様。私は、昨年の二〇〇七年が始まると同時に、神様と人類が、数千年の歴史上、ただの一度も経験できなかった摂理的次元の禧年(すべてのものが元の位置に戻る年、歴史始まって以来、改めて迎える喜びの年)を宣布しました。天がこの年を大きく祝福されたのです。数千、数万年の歴史を通して、執拗なまでに神様の胸を苦しめ、人類を足かせの沼から抜け出すことができないようにしていたサタン主管権、すなわち悪主権の先天時代がついに終わり、この年を頂点として、今から人類は、神様を中心にお迎えし、新しい善主権の時代である後天開闢の時代を大きく開いていくことができるようになったのです。
このような途方もない天の摂理が、皆様の知らない間に進行しているのであり、今では、世界百八十五ヵ国で、私の教えを相続し、天がこの時代に下さった特命を遂行するために、昼夜を分かたず走っている平和大使たちの数が、数百万になっています。
したがって、きょう私は、皆様に今後人類が行くべき方向と天の摂理的プログラムを宣布するという次元で、「神様のみ旨から見た環太平洋時代の史観—アメリカを中心とする国連と自由世界の方向」という題目で、天のみ言をお伝えしようと思います。
皆様。人類歴史の発展史を深く観察してみれば、歴史の背後で、絶えず役事される天の意志と息遣いを、はっきりと感じるようになります。世界四大河川地域を中心として第一歩を踏み出した人類の文明史を、一度振り返ってみてください。ナイル川を中心とするエジプト文明、チグリス・ユーフラテス川を中心とするメソポタミア文明、インダス川を中心とするインダス文明、黄河を中心とする黄河文明、これらを私たちはよく知っています。
その後、人類の文明史は、地中海圏に上陸し、ギリシャ半島のギリシャ、イタリア半島のローマといった地中海の半島文化として、花を咲かせるようになります。歴史は、再び発展を繰り返しながらヨーロッパ大陸文明として定着するかと思われましたが、この大陸文化も、再び大西洋圏のイギリスで島嶼文明の花を咲かせる土台となります。
しかし、四海を平定し、「その地に日が沈むことはない」と叫び、気勢をあげていた大英帝国も、再びその華麗な文化のバトンをアメリカ大陸に譲り渡した事実を、私たちは、歴史の中に目撃します。このように、アメリカ大陸に着陸した人類の文明史は、ついにキリスト教に根をおく民主主義の甲胄をまとい、宗教の自由と人権平等の旗印を掲げて闘い、第一、第二、第三次世界大戦を勝利することによって、無神論的悪主権の代名詞だった共産主義がひざまずくようになります。
しかし、人類文明史の発展がここで終わるのではありません。アメリカが偉大であるがゆえに、成し遂げられた結果でもありません。摂理的プログラムに合わせ、天はアメリカという国を第二イスラエルの代表として選び立て、中心宗教であるキリスト教を通してアメリカの国民を育て、訓練させ、その結実段階の摂理を成し遂げてきたのです。
皆様。しかし、問題は今からです。地球星を一周回ってきた人類文明史の発展は、ついに太平洋圏に到着しました。今や人類歴史は、環太平洋圏を中心として完成、完結すべき摂理的時点に到達したのです。この摂理的プログラムは、もはやいかなる力も妨げることはできません。悪主権下で勝ち負けを繰り返していた先天時代の蕩減路程は、飛躍する環太平洋時代の足首をつかむことはできないのです。天が禧年を宣布された特別なみ旨が、正にここにあります。
皆様。環太平洋時代の到来が意味するところは、実に大きなものです。人類のメシヤとして来られたイエス様が、み旨を成し遂げていたならば、世界はどのような姿に変わっていたと思いますか。イエス様は、全人類を救うために来られた救世主、メシヤだったのであって、地中海東方の片隅に位置するイスラエルだけを救うために来られた方ではなかったのです。その当時、人類文化は、既に地中海の中心であるローマを拠点として、四海を掌握し、治めることができていました。したがって、天は、イエス様がローマを教化して統治し、その強大なローマの力を借りて、世界人類を新しい神文明圏へと救ってくれることを期待していたのです。しかし、歴史は、あまりにも悲惨な十字架の惨刑で終わったイエス様の最期を記録しています。
皆様。神様の創造理想を完成する神文明圏の構築は、真の愛の人生を実践躬行し、霊界の実相をはっきりと知り、モデル的理想家庭である真の家庭を探し立てることであり、これは天からの至上命令です。それでは、新しい神文明圏の真の愛はどのような愛であり、真の家庭とはどのような家庭をいうのでしょうか。
皆様。絶対的神様の真の愛は、受けようという愛ではなく、人のために、全体のために先に与え、ために生きようという愛です。与えても、与えたという事実すら記憶せず、絶えず与える愛です。喜んで与える愛です。母親が子女を胸に抱いてお乳を飲ませる、喜びと愛の心情です。子女が父母に、心身をすべて捧げて孝行しながら喜びを感じる、そのような犠牲的な愛です。真の愛で結ばれると、永遠に一緒にいてもただうれしく、宇宙はもちろん、神様までも引っ張れば付いてくるのです。堕落の末裔である人間がつくった国境の壁、人種の壁、さらには宗教の壁までも、永遠に終わらせる力をもっていることが、真の愛の価値です。
神様の絶対的真の愛の主流属性は、絶対、唯一、不変、永遠のものなので、誰でもこの真の愛を率先して実践躬行するとき、神様と同居して共に楽しむことができ、同参権、相続権までも享受するようになるのです。このように、天国に入る絶対必要条件であるために生きる人生、すなわち真の愛の人生とは、すべての創造の平和理想的モデルとなる、神様を中心として平和に暮らす新しい理想家庭の人生です。人類には今、誰もが真の家庭を探し立てることのできる道が大きく開かれました。
皆様。共にために生きる人生の典型は家庭です。父母と子女は愛と尊敬で、夫婦は相互信頼と真の愛を土台として、兄弟姉妹はお互いに信じて助け合いながら、一つになって慕らす家庭が、正にモデル的理想家庭なのです。真の愛の根に、真の愛の幹が生じ、真の愛の実を結ばせる、真の家庭を取り戻さなければならないという意味です。
このように、真の祖父母、真の父母、真の子女を中心として、三代が一つの家庭で、永存される神様に侍って暮らす天一国家庭を探し立てることが、氏族的メシヤの責任であり、平和大使と分捧王たちの使命であり、神様の願いであることをはっきりと知らなければなりません。もし全世界が、このような真の家庭で満ちあふれるならば、そこには弁護士も、検事も、さらには判事も必要なく、天道と天法が治める、道理に従う世界となるでしょう。