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Tuesday Dec 20, 2022
平和経 第427話
Tuesday Dec 20, 2022
Tuesday Dec 20, 2022
真の家庭が平和理想王国の土台
皆様。真の愛はどのような愛であり、真の家庭とはどのような家庭をいうのでしょうか。絶対的神様の真の愛は、受けようという愛ではなく、人のために、全体のために先に与え、ために生きる愛です。与えても、与えたという事実すら記憶せず、絶えず与える愛です。喜んで与える愛です。母親が子女を胸に抱いてお乳を飲ませる、喜びと愛の心情です。子女が父母に、心身をすべて捧げて孝行しながら喜びを感じる、そのような犠牲的な愛です。
真の愛で結ばれると、永遠に一緒にいてもただうれしく、宇宙はもちろん、神様までも引っ張れば付いてくるのです。堕落の末裔である人間がつくった国境の壁、人種の壁、さらには宗教の壁までも、永遠に終わらせる力をもっていることが、真の愛の価値です。
神様の真の愛の主流属性は、絶対、唯一、不変、永遠のものなので、誰でもこの真の愛を率先して実践するとき、神様と同居して共に楽しむことができ、同参権、相続権までも享受するようになるのです。
このように、天国に入る絶対必要条件であるために生きる人生、すなわち真の愛の人生とは、すべての創造の平和理想的モデルとなる、神様を中心として平和に暮らす新しい理想家庭の人生です。人類には今、誰もが真の家庭を探し立てることのできる道が大きく開かれました。
皆様。共にために生きる人生の典型は家庭です。父母と子女は愛と尊敬で、夫婦は相互信頼と愛を土台として、兄弟姉妹はお互いに信じて助け合いながら、一つになって暮らす家庭が、正にモデル的理想家庭なのです。真の愛の根から真の愛の幹が生じて、真の愛の実を結ばせる、真の家庭を取り戻さなければならないという意味です。このように、祖父母、父母、孫と孫娘を中心として、三代が一つの家庭で、永存される神様に侍って暮らす天一国家庭を探し立てることが、氏族的メシヤの責任であり、平和大使の使命であり、神様の願いであることを知らなければなりません。
皆様。神様も、どこかへ外出しても懐かしく思って、再び訪ねてこられる家庭を築きなさいというのです。父母が子女の家を訪ねるように、喜びの心で気楽に訪ねられる家庭を準備しなさいということです。それが、正に神様に侍って暮らす生活です。
そのような家庭では、神様が縦的な良心の主体となり、その縦的主体に従って皆様は心と体を統一するのです。父母の愛、夫婦の愛、子女の愛、兄弟の愛、このように四大愛圏、すなわち四大心情圏が完成するのです。このような家庭であってこそ、上下、左右、前後が一つに連結されて球形運動を継続するようになり、永存する神様のモデル的理想家庭と理想国家と平和理想王国になるのです。もし全世界が、このような真の家庭で満ちあふれるならば、そこには弁護士も、検事も、さらには判事も必要なく、天道と天法が治める、道理に従う世界となるでしょう。
人類の未来は環太平洋国家圏にかかっている
平和を愛する指導者の皆様。この地球星に現存する七十億の人類の中で、五十億に近い人たちが、皆様の隣人であり、親戚である環太平洋圏の兄弟姉妹です。言い換えれば、私たち全員が根を同じくする蒙古斑同族圏の同族です。神様の平和理想を中心として、私たちが祝福を受けて一つの血統で団結すれば、できないことがどこにあるでしょうか。人類の未来は、今や環太平洋圏の諸国にかかっているのです。
皆様。天の摂理は今、アメリカ大陸を経てイギリスと同じ立場である日本列島において島嶼文明の花を咲かせ、人類の救世主であり、再臨のメシヤとして顕現された真の父母の祖国、韓半島で結実すべき宿命的瞬間を迎えています。
韓半島は、イエス様当時のローマと同じ立場に立ち、世界の問題を解決しなければならない超宗教圏と超政治圏の紛争地域とみなされています。地政学的な次元から見ても、韓半島は今、世界平和を定着させるための、最も先鋭な対立地域として浮かび上がっています。
人類文化が、韓半島を中心とする太平洋圏において結実しなければならないというのは、神様の蕩減復帰原理のためです。朝鮮戦争の時には、有り難くも、アメリカを中心とする国連軍が動員されましたが、神様が願われる祖国と故郷を取り戻すというみ旨を成し遂げることができず、途中下車することによって、物質の略奪、人の略奪、有神論と無神論の対立など、世界的次元の葛藤と紛争は、冷戦という名で継続してきました。
このような難題を蕩減復帰するために、私は、既に七年前に創設した「天宙平和連合」の名で、祝福を受けた天の女性たちを中心として、より平和を愛し、奉仕し、犠牲になる「平和軍」と「平和警察」まで組織編成し、教育して、先頭に立てました。これらは、神様を中心とする世界平和を具現する平和の前衛隊として、神様の願いである平和理想世界を創建するようになるでしょう。
皆様は、よく知らないと思いますが、韓半島の核問題解決のために、最善の国際共助体である六ヵ国協議の背後を助け、民主主義諸国と共産主義諸国を和解させ、その解決策を提示しているのも、レバレンド•ムーンが伝えた新しい天父主義の平和、和合の原則だという驚くべき事実を明らかにしたいと思います。
この切迫した時点において、アメリカと国連の役割は、果たして何でしょうか。環太平洋圏の中心に位置しているアメリカのハワイは、東洋と西洋を結ぶ架け橋であり、南と北を連結する鎖です。韓半島は、アメリカ大陸を背負い、太平洋圏のすべての島嶼国を糾合し、潔太平洋圏を保護し、守らなければなりません。重ねて申し上げますが、それは正に、人類の未来が、韓国と日本、そしてアメリカを中心とする環太平洋圏の保全にかかっているからです。このような天のみ旨をよく知っていた私は、去る七〇年代から三十三年間、生涯の黄金期を、アメリカを中心として世界平和のために精誠を尽くしました。その勝利的土台の上に、私は、再び韓国に戻り、神様の祖国と故郷を定着させる摂理を完成させつつあるのです。