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Sunday Mar 03, 2024
御旨と海 第30話
Sunday Mar 03, 2024
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オーシャン・チャーチとアメリカ
1982年 8月28日 プロビンス・タウン
今日は海に出ることができないので皆さんをここへ呼びました。皆さんは海へ行きたかったのですか。それともここに集まってきたかったのですか。皆さんも知っているように、我々はグロースターにモーニング・ガーデンを持っています。数年前に準備したとても良いと所です。しかし現在進行中の法廷闘争のため、我々は今その場所を使うことができません。新しい宗教が起こるときには、それに伴なって必ず迫害があります。その宗教が間違っているからというわけではなく、何か新しいものが古い伝統の中から芽生える時には必ず、その新しい運動は当原を払わなければならないからです。
歴史の目標
歴史の目標は最後の結実の時に至ることです。この観点から物事を見ると、我々がこういう道を通っていくというのはいたって当然なことです。大きな木になる果物の場合と同じように、最終的な成熟に至る道というものは生易しいものではありません。季節の訪れと共に、枝の幾つかは風によってもぎ取られていきます。しかし、枝にしがみつき一体となっている果物は成熟を全うします。同じことが親類歴史についても言えます。だから全部見るまでは、全部起きてしまうまでは我々は最終的な判断をすることはできません。迫害は最終的成長に至る過程の一部です。だからそれを私達は避けて通ることはできません。それを通過していかなければなりません。
皆さんは若者です。皆アメリカに住んでいるけれども、その背景は非常に異なっています。アメリカの青年達の目的は何ですか。その点をはっきりさせなければなりません。彼らは何か価値のあるもの、やりがいのあることをしたいと思っています。
では皆さんに尋ねますが、皆さんはどうして統一教会に入ってそこにとどまっているのですか。皆さんは未来に起こる最終的な結実を見ているのですね。だから何年も働き続けなければならなくても、統一教会にとどまっていることができます。人類歴史と統一教会の歴史は多くの共通点があります。歴史はある目標点に向かって出発し、人々はあることを始めそれに不平を言って去り、それからまた別の者達が加わり、そしてまた他の者達が去っていくということを繰り返しています。
統一教会内でも同じようなことがあります。人類歴史と統一教会の歴史はこの葛藤を経験してきています。それは利己的な望みと、神様の御旨のための望みとの間の葛藤です。先生はこのグループの中に三種類の人達がいるのを知っています。前進しようとする人達、今の状態を維持しようとする人達、そして他の人達を引きずり降ろそうとする人達です。人類歴史も同じです。アメリカの歴史も同じです。ある人達は今よりもよい未来を心に描いて、それを実現しようとしています。他の人達は、ただ今持っているものを維持しようとしています。それから昔の良かった頃に戻りたいと思っています。
アメリカの将来に誰が責任を持つのですか。他の人を引きずり降ろそうとするグループは、もちろんこの責任を持つグループには入りません。現状を維持し今まで楽しい生活を続けたいと思っているグループも、もちろんこれには入りません。こういうグループは現在の国家的な関心のためには良いかもしれませんが、世界のためそして人類歴史のためには良くはありません。歴史はいつでも人間の一般的関心を超えた所を行かなければなりません。歴史はいつも理想を持ち、その目標を積極的に追求する人々によって導かれています。
多くの若者達が麻薬を使用するためにやって来るプロビンス・タウンを見なさい。同性愛社達も集まってきます。彼らはアメリカを指導する人になるかもしれません。しかし、彼らの生活様式はこの宇宙の法則に反しています。男あるいは女はなんのために生まれたのでしょうか。男は女のために、女は男のために生まれたのです。男が男のために生まれたのでも、女が女のために生まれたのでもありません。我々は互いのために生まれているのです。昆虫の世界ですら、この基準を乱すものは何もありません。動物の世界ですら、自然の状態ではそういう混乱というものは何もありません。被造物の中で、人間の他にそういう問題を持つものは何も存在しません。人間だけなのです。人類が将来の繁栄を選ぶのか、それとも崩壊を選ぶのかを決定すすべき最後の日が、今であることをこれは示しています。アダムはなぜエバを必要とし、エバはなぜアダムを必要としたのかを我々は尋ねなければなりません。そして彼らは子供を産むために、互いに相手のために創られたのだということをはっきり理解しなければなりません。子供達は未来を代表します。アダムとエバは自分達よりも優れた者達を産んだはずでした。丁度、木がより優れた果実を実らせるごとく、男と女の願いも自分達より優れた子供を産むことです。だから、より良い未来のために男と女は互いを必要としているのです。
どうして皆さんは結婚したいのですか。ただ愛し合うためなのですか。実は皆さんは自分より優れた実を実らせたいのです。どうして皆さんは自分の子供達を愛するのですか。どうして自分の妻を愛するのですか。彼女を通して生まれてくる次の世代を愛することができるからです。未来は皆さんを中心としています。皆さんは妻と子供への愛を準備しなければなりません。また皆さんは、過去と現在と未来を連結する責任を持っています。皆さん一人ひとりがその責任を持っています。だから、多くの若者達が麻薬で体内を崩壊し同性愛にふけることで自らの未来を破壊するということは、これはアメリカの恥なのです。彼らはアメリカの希望ではありません。歴史は、未来に向かって若者達を導いていくことのできるグループを必要としています。世界はそういうグループを必要としています。アメリカもまたそういうグループを必要としています。そして神様でさえ、そういうグループを必要としておられます。
ここにやってきてアメリカのため人類のため、そして神のためにこの新しい時代を開拓するグループは、全歴史が待ち望んでいるグループなのです。そして真の男と真の女、真の男達と真の女達の時代がやってくるでしょう。先生はいつも統一教会の働きを見つめています。またいつもあらゆる些細な点に至るまで、あるいは皆さんの未来のことをいつも考えています。夜も昼も、皆さんも自らを見つめ、そして自ら調査してみるべきです。皆さんは教会に入って以来、どの位変ったのですか。皆さんはいつも利己的に自分のことについて考えているのですか。それとも今はもっと公的な目的のために考えられるようになったのですか。皆さんは以前は自分のことばかり考えていました。「私、私、私」ですね。しかし今では皆さんは「神様のため、人類のため、他の人のために私は何をすることができるだろうか」と考えています。また以前には、自己中心的な観点から人生に価値を見いだそうとしていたけれども、教会に入って以来、もっと高次元的な価値を見いだそうとするようになりました。皆さんの未来は広がったのです。皆さんは自分が今立っている場所に限定されているのではなく、無限の可能性を秘めています。皆さんの未来は以前は限定されたものでしたが、今は未来に限りがありません。
皆さんは以前は、国家のことについては何とか考えていました。しかし、今では全世界のことあるいはそれ以上のことを考えています。だからある時が来れば、アメリカは皆さんのような人を歓迎するようになります。以前は、皆さんの汗と涙と激しい労働はすべて自分のためのものでしたが、今ではそれらのものは全部人類のためになされています。実際、これは皆さん自身と皆さんの国家のための新しい時代、新しい歴史の曙なのです。実際、世界の新しい始まりです。皆さん、若者は全く新しい世界を始めることができます。
これが我々の動機であり、これが我々の仕事の方向性であることを皆さんに理解してもらいたいのです。今年の夏、我々がやっていることを見れば、利益を上げられるようなものは何もないように見えるでしょう。我々はマグロ釣りに出かけていますが、その過程で多くの金を失っています。皆さんはこういう状態のまま、毎日漁に行くのは嫌でしょう。朝とても早く起きて長い間働き続けるというのはとても難しいことです。なぜ我々はこういう仕事をしているのですかどうしてこれだけ多くの努力を注いでいるのですか。先生はただ今日のことだけを考えているのではありません。未来の目標のことを考えています。マグロを捕るだけのために、どうしてこんなにお金を使っているのか。それは元手を取り戻すようには見えないというだけでなく、皆さんを訓練するのに何千ドルというお金を費やしてもいます。我々はこれを他のあらゆる企画と同じ理由でやっています。例えば、どうして超高速道路を建設しようとしているのですか。普通、高速道路を造る会社はそこから利益を得ようとするけれども、我々はそれを造るための金をまず集め、それから世界のため人類のためにそれを与えようとしています。
私がやっていることを評価するのは、次の世代の人達です。彼らは皆さんを本当に尊敬するでしょう。我々が現在あるのはそういう人達のためです。だから我々の仕事は未来のビジョンを持っていなければなりません。何千人という人々が尊敬し、次の世代の人達がずっと従っていくことのできる伝統を我々は打ち立てなければなりません。そして我々は未来の人々のために、敗北者ではなく勝利者にならなければなりません。先生は全生涯このようにしてやってきたのです。
初期の頃、皆が先生に反対し、皆が先生を誤解しました。しかし今では過去を振り返り、先生がやってきたことを見るならば、先生が正しかったことを認めるはずです。同じことが皆さんにも言えます。今から六十年後、人々は皆さんの人生を振り返るでしょう。人々は先生の企画を最初は小さな目で見ていたけれども、先生がそれを継続するに従って、彼らの目は段々大きく広がっていきました。先生の仕事は韓国で終わったのではありません。それはアメリカ、南アメリカ、アフリカまたはそれ以上へと拡大していきました。ある人から見れば、先生は不可解な人物に見えるかもしれません。しかし、先生自身はとってもはっきりした計画と目標を持っています。