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Tuesday Apr 02, 2024
御旨と海 第57話
Tuesday Apr 02, 2024
Tuesday Apr 02, 2024
世界が必要とする指導者とは
我々は遊んでいるのではありません。とても真剣です。誰も先生を知りません。先生がどれだけ真剣か、皆さんは知りません。先生は最初に条件を立て、十日間以上もマグロを求めて漁をしました。マグロを釣らなければならない理由がありました。来る日も来る日も先生は漁に出かけました。その時先生がどれほど真剣だったか、皆さんは知りません。遂に我々がマグロを釣り「万歳」を叫んだ時の感動を皆さんは知りません。
今、ムーニー・メンバー達は船を出してマグロを捕っています。皆さんは笑ったり、微笑んだりしているに過ぎません。その意味を皆さんは知りません。先生は強くて、マグロの釣り方をひたすら研究するメンバーを探しています。また先生は現代文明について真剣に考えてみました。文明がよって立つ基台を造るのはどういう指導者ですか。先生はそういう目的を持って、皆さんにマグロの釣方を教えています。皆さんは潔白で、しかも純粋でなければなりません。先生は皆さんを純粋にしなければなりません。皆さんはただ周りを見回して他の船を眺めていますが、なぜ自分がそこにいるのか分かっていません。皆さんは自分の心情を捧げなければなりません。さもなければ何の意味もありません。
また皆さんは困難を耐えなければなりません。真剣なことです。先生は生涯ずっと真剣に考えて来ました。マグロを捕ることは簡単ではありません。もしマグロを捕ることが皆さんにとって簡単なことならば、それはたいした意味を持たないことになるでしょう。先生はマグロ捕りの意味が理解できるメンバー達を見つけたいのです。いつでもすべてのことを説明している時間が先生にはありません。もし皆さんがこのシーズンに先生の心情を受け継ぎ、それを勝利のシーズンとするならば、皆さんは来年も戻って来たいと思うでしょう。次のシーズンまでの間、他の場所に行き、そこで漁師達にマグロ釣について話さなければなりません。海へ行く時、皆さんは重要なことをたくさん考えなければなりません。生計を立てることも考えなければなりません。
十本のマグロを釣れば、一年分の収入を得たことになります。一シーズンの働きで皆さんの家庭を養うことができます。十本のマグロを釣るのは何ら問題ではありません。もし技能を発達させれば、三十本ですら夢ではありません。そういう能力は貴重です。それは皆さんにとっても偉大な能力だし、オーシャン・チャーチにとっても偉大なことです。皆さんは労働する時、自分の背後に何があるのかを知っておかなければならません。ただ外的にだけ働くのでは駄目です。皆さんは船を持っており、毎日海へ出かけますが、魚を捕る毎に、自分が今何をやっているのかを真剣に考えなければなりません。皆さんはこれを人類の未来のためにやっているのです。皆さんにはワン・ホープ号があります。マグロの後、あと三種類か四種類の魚の捕り方を先生は開発したいと思っています。そうすれば、皆さんは年中漁を続けることができます。ここが寒くなればもっと南へ行けば良いのです。先生はマグロ漁の基本について皆さんに教えましたが、次に第二の魚の捕り方を我々は研究しなければなりません。五年前から先生は、どの魚を調査し漁をすべきかについて考えて来ました。マグロ、ストライプバス、平目、カレイ、鮭、マス、フェダイそのほか二、三考えられます。皆さんは自分の家族をどうやって養い、子供達の面倒をどうやって見るかということを考えなければなりません。皆さんは船を用いて、海岸線のどの海域でも漁をすることができます。また、一年中漁ができます。もし陸の上で働くのと同じ労力を用いれば、二倍の金を稼ぐことになるでしょう。実際にやってみれば、皆さんにもこういうことが分かるようになります。皆さんは自らそれを発見し、発見したものを調査してみなければなりません。この生活方法に先生は強い確信を持っています。そしてそれは皆さんの将来のためのものです。
将来、アメリカの漁船はファイバー・グラスでできた船で置き換えられることでしょう。きっとそうなるでしょう。将来、それが八十フィートまでの船の基準となるでしょう。その船にたとえ穴が開いたり破損が生じたとしても、鉄製の船よりも簡単に修理できます。先生は今、アラスカの水産業の将来について考えているのですが、そこで漁をするのに最適の船を開発しようと先生は決意しました。
先生はこの摂理にとても真剣です。もし西洋のメンバー達がそれを受け継がなければ、先生は日本人にそれをやらせます。もし日本人がそれを断れば、先生はそれを韓国人にやらせます。もし彼らがその機会を逸することがあれば、先生はそれを祝福家庭の子供達に与えます。もし彼らが失敗すれば、その時には先生の子供達がそれを確立するようになります。どうしてですか。人類がこの伝統を受け継がなければならないからです。それは人類の未来のためです。
海を通して未来を受け継ぐ
皆さんが今日全部を理解できなくても、先生は皆さんを責めたりはしません。十年経てば、先生が話していることを皆さんも理解できるようになります。だから皆さんには最善を尽くして欲しいのです。そして、海で先生がやっていることを受け継いで欲しいのです。それは皆さんにとって重要だし、人類の未来にとっても極めて重要なことです。たとえばタイラー・ヘンドリックスを見てみましょう。彼は博士号を取った最初の男です。彼は卒業と同時にオーシャン・チャーチに来るように言われました。彼は自分の耳を疑いました。先生は最高の漁師になるのに七年か八年働いたのですが、タイラーはそれを一シーズンで受け継がなければなりませんでした。どんなに難しくとも、彼はそれをやらなければなりませんでした。それは実際には不可能なことですか、とにかくそれがどういうものであるかを彼はみいださなければなりませんでした。
先生は今十年漁をやっています。しかし、もうこれ以上やれません。漁の目的は皆さんにあります。皆さんは先生がここでやったことを研究しその段階から先に進まなければなりません。まず第一に皆さんがやるべきことは、すべての情報を集めることです。魚のことについて、またそれがどのように泳ぐかについて知ること。それから海流について、漁をする場所の海底の形について知るのです。マグロ漁についてそういうことを知れば、他のどういう漁に関してもそのノウ・ハウが分かるようになります。また先生が言ったこと、他の人が言ったことを鵜呑みにしてはいけません。自分で発見しなければなりません。魚がどのように泳ぐか、海は一体どういうものなのか、他の人達が言うのを信してはいけません。まず自分でそれを発見しなければなりません。皆さんそのように考え、疑問を持ち、研究することができるように自分の心を訓練しなければなりません。皆さんが先生から受け継がなければならないものがそれなのです。
グロースター近辺にいる者達が、マグロの捕り方を研究しなければなりません。朝、マグロを捕ったならば、昼からは他のことをすることができるので、他の漁の捕り方を研究します。また海に出て、ストライプバス、平目、あるいはその他の魚を捕ります。昨日先生は二百ポンド近くの平目を釣りました。先生のやっていることを観察すれば、先生が皆さんに教えていることを皆さんは理解するようになるでしょう。今先生は既にずっと先のことを考え、生きたままの漁を売る方法を研究しています。その魚は最高の値段で直接レストランに売ることができます。多くのレストランが水槽を備えるようになります。そしてその中から、お客がその夜の食事として欲しいと思う魚を選ぶことができます。最高のシーフード・レストランがこのやり方を開発するようになります。このシステムは日本では別に目新しいことではないけれども、アメリカでは初めてでしょう。
将来、最高のレストランが「生鮮魚」の広告を出す時がやって来ます。アメリカ合衆国の大統領さえもが、そういう魚が好きだと言うようになります。また我々は生きた餌についても研究しなければならないし、生きた餌の店も開発しなければなりません。これだけでも莫大なビジネスになります。魚を活かしておくことはとても難しい仕事なのです。だから我々はロブスターからそれを始めました。ロブスターは活かしておくのが最も難しいのです。ロブスターを活かしておく最善の方法が見つかれば、他の魚を活かしておく方法を開発するのは何ら問題ではありません。先生は今、アメリカの市場をどうやったら復活できるかについて考えています。アメリカの市場には新しい発展が要求されています。我々は魚を海水に入れておいて、それを日本へ送ることから始めることができます。そうすることによって資金が得られるだけでなく、我々自身も市場になじむことがてきます。それからここアメリカの売場を開発することができます。それから、ここアメリカの市場を開発することができます。優秀なシーフード・レストランならば、水槽を設置し、それに生きた魚を入れておくという考えが素晴らしいものであることはすぐに見抜くでしょう。そのようにして我々はアメリカの市場を急速に発展させることができます。
皆さんは「お父様、私はやりたくありません」と考えているかも知れませんが、これが成功しないとどうして言えるのですか。先生はいつも他の人が考えもしないことを考えています。ワシントン・タイムズがそうです。それが三年間で軌道に乗ると考えた人は一人もいませんでした。ところが一年も経たないうちに、我々素晴らしい成功を収めました。そして皆がそれを称賛しています。
将来オーシャン・チャーチのメンバーが事務所に来ることすら、先生は許さないつもりでいます。机にしがみついていてはいけません。先生の考えを実践しなければなりません。そうすれば、先生が話しているような成功を皆さんも見いだすとことになります。将来、統一教会の唯一の希望となるのがオーシャン・チャーチです。皆さんの立場がどれほど重大なものかが分かるでしょう。将来、何が海へ行く人の限界となるでしょうか。「限界はない」と、先生は絶対的確信を持って言うことができます。今、ロシア、日本、南アメリカ、北アメリカが競争しているけれども限界は全くありません。我々は実際、海を通じて未来を受け継ぐことができます。我々は未来のための人間なのです。我々はいつも未来のことを考えています。だから未来は我々のものです。アメリカでは六十五歳で引退するけれども、先生は六十歳で始めました。皆さんは先生について来られますか。皆さんは先生よりもずっと若いのに、どうして先生について来られないのですか。皆さんの言い訳は通用しません。難しい問題にぶつかったら、何もない所からオーシャン・チャーチを始めた先生のことを考えなさい。何の知識も持たずに漁に出かけ、その後マグロを釣る方法をあみ出した先生のことを考えなさい。皆さんはさらにそれ以上のことをやらなければなりません。
これを成就させなければなりません。将来のために、誰かがそれを行わなければなりません。皆さんは先生の希望なのです。それが分からなければ、皆さんは自分が一体何者かということさえ分からないことになります。先生に近い者とは、海で成功しようと決意する者のことです。これを語った後でも、先生はここに留まっているべきでしょうか、それとも他の所へ行って何かをやるべきでしょうか。オーシャン・チャーチのメンバー、皆さんは先生がどこにいるのだろうかと心配すべきではありません。皆さんが先生と同じ考え、同じ望みを持っている限り、オーシャン・チャーチは成功します。皆さんがすべての希望を失ったら、先生の心はいつも皆さんと共にあるということを思い出しなさい。先生はオーシャン・チャーチを決して忘れません。