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Saturday Apr 13, 2024
御旨と海 第80話
Saturday Apr 13, 2024
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二十年前、アメリカ人は日本人を見た時に「彼らは生の魚を食べる動物のようなものだ」と言ったものです。ところがこの数年来、アメリカ人は変わりつつあります。今や彼らは値段の高い寿司レストランで食事をし、たくさんのお金を払っています。アメリカにある日本レストランは非常に多くの金を稼ぐでしょう。日本レストランを最初にアメリカで作った時には、それほどお金を作ることはできませんでした。しかし、今や時代が変わりました。我々はアメリカの都市に、千件のレストランを作ることができます。
多くのその他のレストラン・オーナー達は、ムーニーがこの種のビジネスに入ってきていることを快く思っていません。しかしそれは問題ではありません。なぜなら、もし皆さんが人々に良い食べ物と良いサービスを提供するならば、人々はそこで食べる度に喜ぶからです。我々はそういう種類の高い水準を持つつもりです。そうすれば、お客さんは何度でも来るでしょう。そのようなすばらしい経験を与えてくれる人々を迫害することは、非常に難しいのです。
本当に関心を持っているお客さんには、自分達の家で寿司の作り方を教えることもできます。また食事の時以外の時間で、我々はそのための寿司教室を開くことができます。それからまた、我々はレストランの隣に新鮮な魚のお店を作ることができます。自分自身で食事を作りたいお客さんはそこで魚を買うことができます。そのようにすることは人々にサービスを提供する美しい方法であり、また人々と良い関係を築くことができます。このようにして、アメリカのすべての海岸、海岸沿いにある町に発展することができます。これは皆さんにとって良いことであり、アメリカの人々にとっても良いことです。
力とは何ですか。力とはある状況に対して責任を持つことのできる能力です。もし皆さんがあるものを本当に責任を持つことができれば、それに対して権威を持つことになります。先生はこの点を良く知っています。責任を取る者とは、真の権威を持つ人のことです。皆さんもまたそのような人とならなければなりません。アメリカは世界でそのような権威を持っていますか。
人間が生きるためには高蛋白質を必要とします。アメリカはその二百海里の中にその蛋白源をたくさん持っていますが、世界の他の人々には与えてはいません。もしアメリカがそのような必要性を理解できず、世界の人々を助けないのならば、先生自身で何とかしようと決意しています。二百海里の制限をめぐって、多くのトラブルがあります。世界の他の国の人々は、これらの海域にある潜在的な可能性を知っており、彼らはそこで魚を釣りたいと思っています。彼らができる二番目の選択はアメリカからその魚を買うことですが、他の国に対して魚業を制限しているこの海域で、アメリカ自身は魚釣りをしていないのです。
先生の言っていることが何のことか分かりますか。先生はこうした状態を良く知っており、それがアメリカが関連する他の国々に対して、どのような影響を及ぼしているかを知っています。こういうことを考えたアメリカの若者は一人もいませんでした。アメリカの若者は誰も先生を助けに来てくれませんでした。むしろ、先生が皆さんのために基盤を築いているのです。今や、皆さんはこの基盤を見、今まで先生がひとりでしてきたことをはっきりと理解しました。今、皆さんには希望があります。
過去五年間、先生はアメリカの漁業の状況について調べてきました。それには麻薬の取引が多く関係しています。それは本当です。陸にある漁業会社の多くの背後に、そしてアメリカの港に出入りする小さな船の背後に、多くの麻薬の密売人がいるのです。これらの人々が「マフィア」です。アメリカ政府は、このような組織が活動をするのを防ぐために何もしようとはしていません。このマフィア達はしばしば密輸を支配しており、また港に荷揚げされる値段を支配しており、アメリカの港の多くの局面を支配しています。彼らは人々を麻薬取引に関係せさることによって、その支配権を獲得するのです。それから彼らは、人々をして不法行為ばかりでなく、望む商売をさせるようにするのです。ムーニー達は正しくなければなりません。我々は一歩一歩このような状況を正していかなければなりません。またレストランのために、一日二十四時間、店を開けておかなければなりません。もしどこかのレストランがある種の魚が欲しいと電話をした時に、我々がその魚を持っていなければ、できるだけあらゆる所に電話して、そのお客さんのために必要な魚を見つけなればなりません。他の人達は、一日八時間しか働きません。その後は、彼らは店を閉じてしまいます。彼らは自分のしていることに対して何ら思うこともなく、ただそれだけして家に帰ります。しかしムーニーの場合は、仕事にすべての心を注ぐのです。我々は最も新鮮な魚を持とうと思っているし、それが我々の誇りりです。そのような評判は広まるでしょう。
それのみでなく、我々はまた海岸から海岸へ、国から国へと協力を惜しみません。もし漁師達が南アメリカで魚を捕っているとすれば、我々は、彼らがその魚をヨーロッパへ売るのを助けるでしょう。もし彼らがアフリカで魚を捕っているのであれば、我々は、その魚をアメリカやその他の国で売るのを助けるでしょう。魚は世界中の海のみならず、川や湖などにもいます。だから我々は魚を捕ったり、養殖したり、加工したり、それを売ったりするあらゆる方法を見つけなければなりません。先生は、魚を捕ると同時に、魚を加工することもできる船を造ることについて考えました。我々がアラバマ船を最初に造り始めた時、その近くにある造船所は次から次へと閉鎖されていきました。だから、造船会社を造るには時期が非常に悪い、と誰もが言いました。そのくらい漁業が衰退していたのです。なぜアメリカ人はそんに魚が嫌いなのでしょうか。それは彼らが、魚というものがどんなに良いものであるか、それをどのようにして料理し、味わうかということを知らないからです。我々は彼らにそのことを教えなければなりません。
彼らはまた、魚を捕る生活様式がどんなに良いものか知らないでいます。だから我々は、若者を海に連れていって、いかにしてマグロを釣るかを教えなければなりません。そうすれば若者達はその精神を得るでしょう。そして彼らは、そのような生活をしたいと望むようになるでしょう。先生はそのことを何年も前に考えました。そして皆さに話しているのです。いつの日か、人々はレバレンド・ムーンを見て、「レバレンド・ムーンは本当に良い人である」と言うようになるでしょう。
皆さんが何かの基盤を造っている時には、人々は皆さんが何をしているのか理解できないものです。皆さんがその仕事を成し遂げた後になって、ようやく人々は、皆さんの目的と動機を理解するものです。だから迫害は自然現象なのです。迫害は起こらなければならないのです。多くの人々は迫害ゆえに逃げ出しました。しかし、先生はそれについてすべて知っています。先生の全生涯は、迫害の中で過ごしてきました。先生がダンベリーに行くことによって、何が起こりましたか。先生は四年間分の仕事と努力を失いました。四年間が完全に失われたのです。だから先生の関心は、いかにして復帰をより早く進ませるかです。先生はそれがいつまでもだらだらと続くことを望みません。いかに早くするか、それが先生がダンベリーで過ごしている間、ずっと心に留めておいたことです。先生は、いかにしてアメリカにおいての仕事を早く進めることができるか考えたのです。
アメリカ西海岸にはいくつかの都市があります。アラスカを中心として、シアトルとサンフランシスコは北アメリカの摂理に属し、ロスアンゼルスとサンディェゴは、南アメリカの摂理に属しています。そのことを考えてみなさい。我々は多くの種類の基盤を持っています。そして、南アメリカにも基盤を造らなければなりません。それらの国にもまた将来があります。我々は、世界的な漁業のための基盤造るのを手助けしなければなりません。
北極から南極までずっとです。南アメリカには、チリとアルゼンチンがあります。それらは南極に連結しています。誰も南極を所有している者はいません。いつの日か、我々はそこに行くべきです。皆さんはそのことを考えるべきです。我々は北極から南極までの間のすべての国々を連結しなければなりません。皆さんはそのことを考えなければなりません。今から皆さんはそれを打ち立てるために働くのです。
皆さんは何を愛するつもりですか。何ですか。(魚です)。そうです。魚をもっともっと愛さなければなりません。我々は、いかにして最も良い方法で魚を養殖し、最も費用のかからない方法で魚を加工し、生産するか研究しなければなりません。もし我々が魚を日本に送れば、日本人は高い技術水準を持っていますから、非常に綿密にその魚を観察することでしょう。
最初、人々は皆さんを迫害するでしょう。しかし、ただ仕事を続けなさい。アメリカと日本はお互いを必要としています。両者は将来の運命を共にしているのです。だから、日本人とアメリカ人のメンバーのマッチングが多く見られるのです。お互いの文化から、それぞれお互いを益するものがあります。日本人の妻を持ったアメリカ人の兄弟は、日本のどこへでも行くことができます。妻が自分の夫を紹介すれば、彼は日本人に信頼されるでしょう。彼らはその男性に何らかの因縁を感じるでしょう。
アメリカはレバレンド・ムーンを必要としないと感じています。しかし、アメリカは世界から孤立することはできません。日本とアメリカは、お互いよを必要としています。だから、このような結婚をして、文化を一つにするということは良いことなのです。そのようなことから誰もが益を受けるのです。皆さんはこのような国際結婚の一部であるがゆえに、世界において特別の位置を占めています。これは未来の希望なのです。皆さん、いかがですか。皆さんは海に対して、また漁業に対して関心を持っていますか。これまで、いかに世界を一つに結び付けることができるか考えたことがありますか。海の摂理はなんとすばらしいことでしょう。海へ行って魚を捕まえ、それから加工して、それを売るということを悪く考えてはいけません。海は将来の我々の基盤であり、我々は何らかの方法でこの海の摂理に参加するようになるのです。
我々はこの基盤を、全世界のために築かなければなりません。これが人々と国家を一つにする、最も早い方法です。先生はこれをいかになすことができるかといつも考えていました。だから先生は海に基盤を造っているのです。我々がこの基盤を造れば、将来に対する我々の方向性は真直ぐなものとなるでしょう。
いかなる基盤を我々が築こうとも、その背後には霊界があるのです。皆さんはそれについて余り分からないかもしれませんが、それは事実です。我々のメンバーの中には命をかけて共産国の中で働いている者達がいます。しかし、彼らはそこにおける将来のために基盤を造っているのです。彼らを守るものは何ですか。CIAも彼らを守ってはくれません。それは確かなことです。何か他のものが彼らを守っているのです。それが霊界です。それらのメンバーのことは、いつも先生の頭の中にあります。皆さんは彼らについて考えないでしょうが、先生は世界中の統一運動の指導者なのです。だから先生の心はいつも、そういうことについて考えているのです。
この地上世界は、非常に狭い場所です。霊界は広くて際限がありません。それゆえに、皆さんが建設の基礎を造りながら地下で働いている時に、皆さんの仕事がどれだけ広くなるかについて考えなさい。なぜそうなのですか。それは皆さんの仕事の背後に霊界があるからです。このようなわけで、先生は迫害のまっただ中、誰も先生を歓迎せず、皆が先生を排除しようと一生懸命になっている時に、この国中の海の基盤を築いたのです。だから皆さん、今から一生懸命働いて、将来においてその結果を見たいと思いませんか。先生は、皆さんがそのことを全然知らない間に、これだけのことをしたのです。
今から皆さんは「フィッシュ・セーリング・ファーザー」になることができます。それは誰のことですか。それはムーニーのことです。サンフランシスコに責任を持つのは誰ですか。その人は誰ですか。皆さんはこの新しい基盤を造らなければなりません。皆さんは海が好きではありません。先生はそれを知っています。皆さんは魚を釣ることができません。しかし、皆さんはどうやって魚を釣るか学ばなければなりません。先生が来る時はいつでも、皆さんは先生と共に海に出て行く準備ができていなければなりません。先生がここへ来てから既に二日になるけれど、何も用意されていません。ロサンゼルスの責任者は誰ですか。皆さんも同じようなことをしなければなりません。「フィッシュ・セーリング・マザー」はムーニーの姉妹です。また「フィッシュ・セーリング・ファーザーズ」はムーニーの男達です。
これが基盤なのです。一度にこの基盤を造ったならば、将来は大きなものとなります。既に先生は、過去十年間に皆さんのためにこの基盤を用意しました。我々は非常に多くの人材とお金を投入してきました。そして、たいした見返りもなしにそうして来たのです。しかし、何か大きなもののための基盤を築いている時には、それは覚悟しなければなりません。