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Monday Jun 19, 2023
真の父母経 第172話
Monday Jun 19, 2023
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9 皆さんは、世界に行ける主導的な運動を起こすべき、主体的な一つの団体をつくらなければなりません。これが、一九七五年を中心として出発する国際(伝道)機動隊です。
これから、(伝道)機動隊を先頭に立てて全世界を席巻していくでしょう。イエス様の時代において、百二十門徒は世界的代表の国家型なので、百二十ヵ国に宣教部を設置しなければなりません。ですから、一九七五年からは、その数に該当する私たちの宣教部をつくります
今までは、外国に宣教に行くとき一人で行きましたが、これからは三人ずつ一緒に送り出そうと思います。日本人、アメリカ人、ドイツ人を送りますが、お父様を中心として見れば四人と同じです。このようにして、私たちは超民族的であり、新しい国家の民族になるのです。なぜかというと、既に世界的時代を越えたからです。
私たちは、国家的基準の前に、アダム国家、エバ国家、天使長国家をもてる圏内に立っているので、世界が共同で出発できる時を迎えました。ですから、宣教師を三人ずつ送るのです。天使長国家であるアメリカから出発して日本に行き、その次には韓国で活動をするのです。アジアの天使長国家である中国、ヨーロッパのエバ国家であるイギリスと、天使長国家であるドイツなど、七ヵ国さえ連結させれば、どんな国でも私たちが自由に往来できる道が開かれると見るのです。
10 日本の若者たちにとって、アメリカは第二次世界大戦のときの怨讐国家です。ドイツの若者たちも、やはり同じです。ですから、日本とドイツの若者たちを、最も多くアメリカに来るようにさせました。日本人とドイツ人が、怨讐の国であるアメリカにおいて、自分の国よりもアメリカをさらに愛するようになれば、ここから世界の超民族的な新しい国が誕生するからです。全世界のために、誰かがこのような目標を立てて働かなければならないようになっています。
日本の若者たちが、日本を超越してアメリカでそのようなことをやり遂げることを考えるとき、これは日本の誇りとなるに違いありません。歴史的に、日本とアメリカの関係は非常に複雑です。ところが、彼らが今していることが歴史に残るようになるとすれば、これは将来、日本とアメリカを一つに束ね得る動機となります。このようなことを目標として、日本の若者たちが先頭に立ち、「ために存在する世界」建設のために活動しているのです。これは、皆さんと日本人全体の誇りに違いありません。そして、韓国人と日本人と台湾人この三ヵ国の人々を、アメリカで一つに束ねるのです。そうして、東洋に影響を与え、アメリカを抱えて動き始めるとすれば、日本が救われる道が開かれるかもしれません。台湾や大韓民国の現況を考慮するとき、そのような道を模索する以外には、共産圏から追われる緊急な立場にいるアジアを再生させる道はないと考えるのです。
11 アメリカは天使長国家です。アメリカは、堕落した世界で失ったものをすべてもってきてくくりつけなければならない復帰的天使長なので、すべて抱えているというのです。アメリカは、ヨーロッパを中心として、アベルの立場にあります。ですから、アメリカを中心として、韓国、日本、アメリカ、ドイツの四ヵ国を一つにするのが、神側にとって最も容易な道だという結論が出てきます。それゆえ、お父様が、韓国ではこれを一つにすることができないので、世界的舞台を中心として、自由世界の中心であるアメリカに来て基地を築かざるを得ないというのが原理観です。
私はここに来るとき、日本人を連れてきました。その次には、ドイツ人を連れてきました。その次には、お父様とアメリカ人です。ですから、四ヵ国を連結させる作戦をせざるを得ません。ところが、ドイツ人、アメリカ人がするのではなく、日本人がするのです。日本人がすべてしなければなりません。エバがしなければならないのです。日本は母の立場です。日本が二人の息子の国家を復帰しなければなりません。その国々の中で、アメリカは天の側であり、ドイツはサタン側です。ですから、アメリカで、日本の食口たちがアメリカの人たちとドイツの人たちを抱いてあげるのです。お父様はアダムの立場です。日本はエバの立場です。これは自動的なペアです。(アメリカ人とドイツ人を抱いた)そののちに、アダムとエバが一つになるのです。そのようになれば、アダムであるお父様が、その三人を抱くのです。そうして、二人の息子の立場にある国々を抱いてこそ、私たちは本郷に行くことができます。それが原理観です。お父様が百二十七ヵ国に宣教師を送り出すときも、アメリカ人ドイツ人日本人を送ったのですが、「あなたたちは一つにならなければならない。日本人を中心として一つになりなさい」と言いました。それは、命令されてするのではなく、自動的にしなければなりません。日本人宣教師は、アメリカと一つになり、ドイツを一つにしなければなりません。
12 今や全世界は、秋の季節の収穫を待っています。今までは統一教会に反対しましたが、これからは統一教会に反対してはいけません。統一教会に反対する雰囲気が、完全に消えています。世界は収穫の役軍を呼び求めています。神様は今回の機会に、収穫の役軍を動員することを願っています。人類は収穫の役軍を待っており、神様は収穫すべき役軍を送り出すことを願っています。ですから、皆さんの決心の上にお父様の決心を連結させ、代わりに行こうという決意をしてほしいというのです。お父様の伝統的な思想を受け継いで、新しい第二のレバレンド・ムーンになろうという決心をしなければなりません。そうすれば、お父様はいなくなっても問題ありません。ですから、全世界の統一教会の責任者たちと、宣教部で生活している宣教国の代表たちが、皆さんのような決意をすることにより、天地と霊的世界が連結されるという事実を宣布します。このような契機が設定されたという事実は、世界史的なことです。これは目に見えませんが、世界史的な出来事です。今からは、皆さんが第二のレバレンド・ムーンです。ですから、迫害を受け、困難なことがあるとしても、自分を中心として考えるのではなく、お父様を中心として考えなければなりません。第二のレバレンド・ムーンとして、「お父様はこのような立場で、どのようにされただろうか」と、常に考えなければならないのです。これが生活様式です。
13 世界に広がっている数多くの統一家の子女たちは、天の父母様を中心として、心情的な絆を結束させなければなりません。ここで与え合うその思いは、人間世界のいかなる心情の内容よりも、国家や天宙を中心とした膨大な心情的絆によるものでなければなりません。そのようになれば、自分を中心として神様と与え合うその心情的基盤は、「万民が通過しても、その方向が交わることはない。進み行く途中で切れることがない」と言える確固たる場になることができます。言い換えると、韓国と外国の宣教本部を中心として見れば、韓国を通した摂理の関係がその宣教本部を通して伝達されるときには、支障がないというのです。そのように伝達されることを願い、また伝達されれば、それを自分の国の全土に拡張させたいと思うのです。このように確固不動たる心情の橋が連結されているとすれば、その橋を通して、歴史と世界に新しい天運を引き入れることができます。このような点で、韓国であれば韓国を中心として、摂理的な立場から見るとき、中心は一点しかありません。その中心の支え、あるいは基盤が傾いてはいけません。これが傾けば、かえって破綻の要因になるのです。
宣教師たちの試練
世界の至る所に宣教師が派遣されるとともに、迫害も伴った。特に共産圏国家では、宣教師たちが地下で命を懸けて闘った。一九七六年一月二十三日、フランス・パリのヴィラ・オプレ教会で爆破事件が発生し、多くの食口が重軽傷を負った。フランスの食口たちは、エッフェル塔からトロカデロまで力強い抗議行進を行うなど、ヨーロッパの各教会の支援を受けて、三月まで講演と屋外集会を開催した。このような渦中で、一月二十九日、三百人以上の市民デモと襲撃により、一つの伝道所の器物が破損したこともあった。一方、一九八〇年十二月十八日には、笹本正樹・タンザニア宣教師が殉教するなど、宣教師たちが各国で相次いで苦難を受けたのである。
14 一九七六年(当時)、アフリカまで百二十七ヵ国に宣教師が出掛けています。しかし、四ヵ国からは追放されました。それは、共産党と闘ってそのようになったのです。ほとんどが共産国家です。ですから、百二十三ヵ国に行っているのですが、出ている最前線の宣教師たちは、困難なことに遭うときに涙を流して祈れば、すべて啓示で教えられるのです。
皆さんも啓示を受けますか。そのような体験がなければ、統一教会員ではありません。一〇〇パーセント、教えてくれるようになっているのです。統一教会を信じない人は、いくら説明しても分かりません。
15 一九七五年と七六年は、私たちに最高の迫害があった時でした。七五年に宣教師をすべて送り出しました。このようなことが摂理を短縮させるのです。一九八一年までにすべきことを、七六年までに短縮させるのです。その時は、全世界が統一教会に反対しました。百二十七ヵ国に宣教師を送ったところ、父母様が反対を受けると同時に、宣教師が監獄に行くという出来事も起きました。
16 お父様が皆さんを苦労させればさせるほど、神様は助けてくれます。霊界が助けてくれるというのです。外国の宣教師たちが監獄に入れば、神様が教えてくれます。それは本当です。事実です。私はよく知っています。私が一生の間、そのような困難にぶつかるたびに、神様が現れて、助けてくれました。その時が、私には誇らしい時であり、黄金時代でした。私には最も秘密めいた時でした。それは、私だけが知っているのです。
17 一九七五年に全世界的に派遣された宣教師たちが迫害を受けましたが、それは、一気に越えていくための出来事です。「統一教会はアメリカだけにあると思っていたのに、私たちの国にもあるのだな」と言われ、話題になりました。日本人、アメリカ人、ドイツ人、この三ヵ国の人々は、互いに怨讐です。彼らが一つにならなければなりません。また、今や新しい時代において、摂理的な立場から、その人々が使命を果たさなければなりません。ですから、世界を代表して、迫害を受けるのです。アメリカで立ったうわさが、各国に伝わります。アメリカで「良い」と言えば、みな「良い」と言う時代になりました。ですから、今や、一九七七年からは、すべて方向を変える運動をするのです。このようにして方向を変えれば、伝道するのは簡単です。そのようになれば、八十四人ほどなら、私であれば一週間以内にみな伝道してしまいます。一週間、修練さえすれば、すべて終わるのです。できるだけ、そのような時をつくり、皆さんが伝道を簡単にできるようにするために、今、このことをしているのです。
18 一九七六年まで、世界が統一教会に反対しました。世界全体が反対しなければなりません。ユダヤ教からキリスト教、その次にはイスラーム、ヒンドゥー教など、すべての宗教とすべての国の国民、共産世界までがそこに力を合わせ、総攻撃を仕掛けなければならないのです。そのようにしなければ、全体から勝利したという条件を探し出すことはできません。それが、一九七六年を中心として、アメリカで統一教会が繰り広げた一大闘争の歴史です。
一九七五年に世界の百二十七ヵ国に宣教師を送ると、世界がくるっとひっくり返りました。アメリカが大使館を通じて各国で反対させることにより、世界の統一教会の宣教師たちは、十字架の試練を受けるようになるのです。追いやられ、ありとあらゆることをされるのです。それは、サタン世界を否定することになります。私が否定しなくても、サタン世界が私を攻撃することによって、否定された立場に立つようになるのです。