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Thursday Oct 05, 2023
真の父母経 第283話
Thursday Oct 05, 2023
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第四節 海洋資源の開発と人類の食糧問題の解決
海洋事業に対する真の父母様のビジョン
真の父母様の海洋に対する関心は、韓半島だけでなく、アラスカとハワイを越えて全世界を対象にしている。そして、海洋を未来の人類の生活の中心地域として、また、人類の食糧問題を解決できる場所として考えられ、海洋事業に多くの関心をもたれたのである。特に、人類の未来の生活空間は海の中にも拡大されると考えられた。そのため、海洋ホテル、水中住宅、漁場ビルなど、海洋時代に備えた多くの構想を語られた。また、北極開発も必要であると考えられ、北極地方に文化都市を建設する方案も提示された。真の父母様は、神様を中心とした海洋観光産業と趣味産業を構想し、推進されたのである。
1 今後、陸地は人でいっぱいになるので、船に乗って海に出なければなりません。海で暮らす時代が、遠くない将来に訪れるでしょう。私たちは、海で何をしなければならないのでしょうか。世界の海洋基地さえ確保するようになれば、世界のすべての文化を思いどおりに(楽しむことが)でき、世界の海岸を活用できるのです。
2 海は無限の世界です。水の世界は、無限の世界です。水がない所はありません。その世界には、人々に必要な高次元の栄養をもった魚がいます。ですから、魚を養殖して販売する市場も縮小することはないでしょう。今後、海洋産業時代が来ると考えているので、お父様は今まで多くのことをしました。多くのみ言も語り、それに備えて多くの準備をしました。これを、世界に拡張すべき時になったのです。
3 海洋には、魚をはじめ、無尽蔵な資源があります。アメリカは、アラスカの魚を加工して売ることを願うのですが、売る所がありません。反面、日本の人たちは魚を手に入れたいと思うのですが、魚がいないというのです。ですから、アメリカの魚を獲って、日本に売るのです。日本はアメリカの魚が必要であり、アメリカは日本の技術が必要なので、互いに力を合わせて投資しようというのです。ですから、私たちはアメリカ人と日本人が結婚して、アメリカと日本で活躍できるようにするのです。
力を合わせて投資する際、アメリカではアメリカ人の夫が社長になって、妻が副社長になります。そして、日本に行とすれば、副社長をしていた妻が社長になって、アメリカ人の夫が副社長になるのです。そうすれば、合弁投資は、そのままできるのです。非常に便利です。そのようにすれば、誰かが来て争うことはできません。乗り込んできて、横取りしようとすることはできないというのです。
4 水産資源は無限です。一般の資源、原材料は制限されています。魚は本来、食物連鎖になっているので、小さな魚は大きな魚に食べられます。一匹が卵を産めば、多くて五十万個以上産むのです。この卵が自然状態で孵化すれば、食べられて一パーセントも生き残れません。しかし、それを人工的に一〇〇パーセント孵化させて管理すれば、どうなるでしょうか。
餌は、草を粉にしてまき、食べさせるのです。そのように魚を捕食させないようにすれば、資源を無限に保障することができます。海にそのようなものがたくさんあれば、養殖をするのです。陸地で魚を育てれば、一家の生活は簡単です。二百坪あれば、一つの家庭が食べて暮らせます。魚をたくさん育てれば食糧になるのです。魚には、栄養がたくさんあります。タンパク質が豊富だというのです。
5 今後、陸地の資源を必要とする時代は過ぎ去ります。水中資源を誰が世界的に管理するか、そのような技術を誰がもつかという問題が、これから重要です。海洋世界を誰が支配するかによって、今後、世界を支配できる新しい時代が来ます。無限にある原料の根本の地が海です。ですから、これから海の魚を獲って食べる時代は過ぎ去ります。海洋養殖をしなければならないのです。
6 地球の三分の二が海です。今後、食べる物が地上からなくなれば、人々は海で何かを獲って食べなければなりません。海を中心として、生きる道を解決できる方案を模索しなければなりません。
私が一九七三年から船を買ったのは、今後、水産事業を興すためでした。そのようにしながら、アメリカのニューヨークやボストンなど、東部の漁場がどのようになっているかをほぼ調査し、事業計画はどのようになっていて、これから海運産業の法規がどのようになるかを調査したのです。
7 これから、海洋世界を誰が占領するかが問題です。海は無限です。そのような海を占領し、冒険できる人にならなければなりません。今や、服を合わせて着て、酸素ボンべだけ背負えば、一ヵ月間、何もなくても生きていける時代に入るというのです。
8 人は誰もが、良い所で暮らしたいと思います。ですから、私は今、潜水艇を研究しているのです。どこが一番素晴らしい場所でしょうか。マンションが良いのではありません。海の真ん中の深い所に入っていって暮らすのです。そこで、どのように暮らすのでしょうか。
その時、必要なのが潜水艇です。ボタンさえ押せば、涼しい所に降りていきます。エアコンは必要ありません。そこでは、ありとあらゆる魚が多彩な泳ぎをし、数限りない様々な色をした美しい光景が広がります。そこには塞がった所がありません。昼も夜も、どこにでも行くことができます。そのようにしながら暮らすのは、どれほど安らかでしょうか。霊界に行く前に、そのような所で一度暮らしたいと思うのです。私一人のためにするのではなく、全体のためにするのです。ですから、研究もしています。
9 今から人が暮らすビルではなく、漁場ビルを造るようになれば、お金持ちの中でも最高のお金持ちになるでしょう。そのような時代が来るのです。これからは都市も分散化しなければなりません。都市で暮らせば、人糞や小便をどう処理するかが大きな問題です。自然の中で暮らすようになれば、どこでもそれが肥料になりますが、あまりにも多ければ問題になるのです。小便も肥料であり、人糞も肥料です。ですから、都市の分散化のために、どこであろうと、その場で処理できるようにして、分散させなければなりません。そのようにすれば、人々は自然に山岳地帯を訪ねていくようになります。
その次に、山岳地帯にだけいれば、暮らしが退屈になるので、海に行って暮らすのです。これからは海の中に入って暮らさなければなりません。私が学者たちを通して、そのような潜水艇を研究させています。海面から三十メートル下に潜れば、台風が吹いても静かです。いくら風が吹いても、波が起きても、三十メール下に行けば、風浪はありません。ですから、三十メートル下、百メートル下というボタンさえ押せば、自動的にそこに潜って、反射鏡で海の風景を見ながら暮らせるのです。
水中でも養殖をすることができます。自分が食べるときに必要なものだけをぶら下げていけばいいのです。どこどこにはどの種類の魚が生息しているので、そこで一ヵ月暮らし、約十メートル上がれば、どの種類の魚が生息しているから、そこで一ヵ月暮らすというように、あちこち移動して回りながら暮らせるのです。このようなことも考えています。そのように、水中生活時代を開拓するのです。
10 私が計画しているのは北極開発です。万年雪の地面の下に、万年都市を造るつもりです。そこに文化都市を造れば、地球にいる人なら、一度は来るでしょう。大学のようなものも、三分の一を地下に建てるのです。
そのようにすれば、暖房装置が必要ないからです。夏は涼しく、冬は寒くありません。そうすれば燃料を焚かなくても、学生が何十人かだけ入れば、自然に熱が出るのです。人体の熱は約三七度です。普通は一〇度あればよいのですが、三七度なので、何人かだけ地下にいれば、熱が分散されるのです。学生が入れば、一気に全体がぽかぽかするというのです。そのような時代に入ります。
そのようになれば、すべてのものが、現代文明に歩調を合わせることができる経済的な生活形態を求めていくようになります。私たちがそのような最高の理想的な世界に向かって、体制の革新を決意しなければならない時になったというのです。
11 お父様は、現在のような水産事業時代は過ぎ去ると考えています。これからは養殖をして、水産事業に従事するとしても、観光と趣味を兼ねなければ、一生を懸けてこの事業に従事するのは難しいことが分かりました。すべてのことには、お金と資源がなければなりませんが、必ず人材として人を育てなければなりません。人がいなければならないのです。水産事業を自分の天職と考えることのできる人を、どのように育て上げるかが問題です。青年時代、壮年時代、老年時代も海が好きで、自分が死ぬ時には、息子、娘、孫たちにも、「海を愛しなさい」と教えることができる人が必要です。
12 将来は、レジャー産業が相当に発達するでしょう。なぜなら、人々が都市生活をするのでストレスがたくさん溜まり、それを解消するためには、刺激的な運動が必要になるからです。何によってこのストレスを解消するのでしょうか。お父様は三つあると考えています。一つは狩り、一つは乗馬、そして、釣りです。
狩りや乗馬をするには、多くの制約があります。乗馬はお金がたくさんかかるので、特定の階層だけがすることができます。誰もができるものではありません。また、狩りも四十歳前後までならできるのですが、五十歳を越えると大変でできません。特定の階層だけができるのです。しかし、釣りは少年時代から老いて死ぬ時まですることができます。ですから、これから釣り事業は、世界的な事業になるだろうと考えているのです。