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Thursday Oct 05, 2023
真の父母経 第288話
Thursday Oct 05, 2023
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5 私たちが乗る「ワン・ホープ」は、大洋を渡ることができる立派な船です。沈まないので、大勢の若者たちがそのような冒険をします。海といえば、一番恐ろしいのが船(の沈没)です。船に乗ることを一番嫌うのです。しかし、沈まないので、大西洋に面したボストンとグロスターで鮪釣りを開拓するとき、この船に乗って行ったのです。その世界で私がチャンピオンです。
6 「ワン・ホープ」は、一風変わったボートです。風が吹いて大きく波打っても、その波を貫いて進むのです。太平洋も渡ることができます。小さいと言って、軽く考えてはいけません。この「ワン・ホープ」は、沈まないのです。いくら速く進んでも舵を切ればすぐに回ります。そのようなことを、世の中の人々はいくらやっても分かりません。それを、お父様は知っているのです。グラスファイバーで造れば、船が百年以上もちます。工場に持ち込んで清掃し、不備な所を補強したあとにペイントさえ塗れば長くもつのです。
7 私は、船に数十年間乗りました。毎日船に乗って座り、その船がどのように走るのかを見るのです。船の前方が上がったり、沈んだりするのを見ながら、正常な浮力帯の使い方を知るのです。浮力帯を正常に用いずに深さを浅くしても駄目です。浅ければ、海面に何度も打ちつけてしまうのです。深ければ、今度は逆さまになります。それをきちんと調整できなければ、曲がるときに問題が生じます。
大きな船は徐々に曲がらなければならないのであって、急に曲がることはできないのです。そのようなときは、どのようにするかというのです。潮の流れがどのようになっているのかを知り、風が吹けば風浪がどのように起きるのかを知らなければなりません。そのようなときは、徐々に舵を切りながら力を入れれば、さっと回ります。片方に回り、四方に回っていけるのに一ヵ所で回る必要はありません。
また、船の底で水を受ける場所が竜骨(キール)ですが、これがどのようになっているのかを知っています。ですから、この竜骨をどのようにすれば船の速度が遅くなり、どのようにすれば船をさっと回せるかが分かるのです。それで、私たちの「ワン・ホープ」という船を造ったのですが、その船は速いのです。今はすべての造船会社が、みなそのように造っていますが、私がまず沈まない船を造り始めたのです。
8 「ワン・ホープ」以上に、釣りに適した船はありません。釣りをしてみた人は、これが素早く、敏捷であることが分かるでしょう。魚を簡単に追っていけるのです。
魚がどれほど速いか分かりません。魚が速くても、間違いなく付いていけるのです。ですから、釣りをすれば、誰もが惚れ込むようになっています。そのような船をたくさん売って、皆さんの生活基盤を築いてあげようとしているのに、関心のある人がいません。「その船を私たちの国で造ろう」という人を、一人も目にすることができませんでした。
9 これまでお父様がしてきたすべてのことを展示すれば、大変なものになるでしょう。木浦では、大きな船も造っています。輸送船でもトロール船でも、すべて造るのです。また韓国政府が使うフェリーボートや遊覧船など、何でも造るというのです。タンカーも造ります。図面さえあれば、どのような船でも造ることができるのです。今、韓国で造っている私たちの船は、質が良く、真心を込めて造るので、性能が良いのです。
韓国で数十万トン級のタンカーや大きな船を造っていますが、そのような船は、これから価値がなくなるでしょう。物をたくさん載せることはできますが、そのような船が入港できる港がわずかしかないので、流通構造に大きな支障があるのです。ですから、小さな船をたくさん活用する時代が来ます。そのような時が来るのを知って、既にすべて準備したので、今、韓国では私たちの会社が全体を代表し、これから希望があるというのです。
10 石膏モールド工法で造った船は、沈みません。死なないというのです。波が十メートルの高さで押し寄せてきたとき、これに逆らって十メートル跳ね上がり、あっという間に下に落ちてひっくり返っても沈まない船が、石膏モールド工法で造った船です。この船を購入して乗らなければ、津波に逆らって越えていく道がないというのです。
11 私たちが造った船は沈みません。軽いのです。船が岩にぶつかっても壊れず、沈みません。そうすれば、お金が問題ではありません。息子、娘、愛する人々と共に、良い船に乗って楽しく暮らしたいと思っても、死ぬのが心配で船を買えないのに、そのような船があるとすれば、自分の家の財産をはたいてでも買うというのです。
海で、この船さえもっていれば安全です。津波が起きて、十メートル以上の山のような波になっても、この船はそれに乗っていくのです。また、私たちの船は自動車より速いのです。普通に走れば、時速八十マイル以上で飛ぶように進んでいきます。八十マイル以上、百マイルになれば、飛行機のように浮かぶようになります。八十五マイルにさえなれば浮かぶので、船が飛ぶように進みます。その速度で上向きに方向さえつかめば浮かぶのです。空に向かって浮かべるので、雷が落ちても壊れません。
12 木材や他の材料で船のモールドを造るのは、世界的に禁止しなければなりません。石膏でなければならないというのです。石膏の原料は、石の粉です。地球星自体に、このモールドを造れる資源が無尽蔵にあるというのです。ですから、計算すれば利益になります。お父様の石膏モールドで造った船に乗るとすれば、百年後にはどれほど誇りになるでしょうか。無限の価値があるのです。モールドを一つ造るには、非常に長い時間がかかるのですが、石膏モールドにすれは、十二日で船を一隻造ることができます。
百二十ヵ国でモールドを造り、何万隻でも造れる材料が無尽蔵にあるというのです。石灰質の鉱物は、砂のようにどこにも散らばっているので、この地には無尽蔵の資源があるのです。そして、何万トンもの船も造ることができます。大勢の人が暮らせるよう、陸地のように造ることもできるというのです。そこに動植物が暮らすようになれはノアの船が問題ではありません。
13 救命ジャケットは、空気が漏れないようにしてあるので、それを着て水に入れば、人がプカプカと浮くのです。石膏モールドで造った船は、鉄板の間に空気を何百倍にも圧縮して入れてあるので、浮かぶというのです。いくら重くても浮かびます。簡単です。最初は、「石膏モールドでは駄目だ」と言っていましたが、必死に取り組んで「天艇号」を造ったのです。
遠洋漁業の前哨基地、トップ・オーシャン
真の父母様は、「トップ・オーシャン」という船を造り、人類の食糧難解決のための魚粉を生産するため、オキアミを獲る操業を南極海一帯で始められた。そして、他の魚類も獲りながら、南極の漁業活動を開拓していかれたのである
14 南極を開発するために「トップ・オーシャン」という船を造ったのですが、この船が間もなく南極に出発します。この船のほかに、さらに最新式の船を二隻造りました。アメリカは今、南極で漁労作業ができる人がいません。一旦、船に乗って出発すれば、八ヵ月から一年ほどは帰ってくることができません。家庭問題ゆえに、船に乗る若者がいないのです。ですから、私たちが代表として南極に大きな船で進出するのですが、アメリカ政府が全面的に支援しています。南極のすべての情報を、私たちのメンバーが調査してくれるからです。
15 「トップ・オーシャン」という船が南極海に行って、オキアミを獲っています。オキアミには良質のタンパク質があるので、万物を育てるための資源になるのです。すべての動物を子供のときから養って生かすことができる飼料になるというのです。それは結局、人類のための飼料です。万物のための飼料として、私たちが供給していかなければなりません。ですから、このようなことを継続していくことによって、海から人類の食糧問題を解決するのです。
16 今、南極海で操業する船が七千トン級です。ロシアの船を私たちが引き継いだのですが、二隻のうち一隻が操業に行きました。最も寒く、最も風が強く、氷山が漂っている所で操業するのです。
そこの魚たちは、氷の下に生息しています。氷の下が安心だからです。また、海の中はすべてのものがよく見えますが、氷は影ができ、隠れ家になるので、大きな氷山の下に魚が群れをなして集まっていて、オキアミの群れもそのような所にくっついて回るのです。それを剥ぎ取るように捕まえなければならないので、どれほど冒険か分かりません。
そのように大きな船は、魚倉が相当に大きいのです。今まで普通の船を買っていたのですが、魚倉が五倍以上の大きさで造られています。他の人たちはどれだけ多く獲っても一日に八十トンですが、これは一日に三百二十トンまで獲れるので、四倍です。
*魚倉:漁船で、漁獲物を収納する所
17 大洋では、梶木などの大きな魚を獲らなければなりません。南極に行く「トップ・オーシャン」に一度乗って、行ってきてこそ、南極と北極の状況がよく分かります。北極と南極で捕れる魚は何かが分かるというのです。南極は海が深いので危険です。氷山と闘うのです。魚たちがじっとはしていません。氷山があれば、氷山の下が魚たちの隠れ家です。ですから、魚たちが氷山に付いていくのです。
沖にいれば、通り過ぎる大きな魚たちに食べられてしまうので、氷山の下にくっついて回るのです。ですから、オキアミもそのような隠れ家である氷の下にくっついて回り、また小さな魚たちもそこにいるのです。そのためその下に網を入れなければなりません。ですから、危険なのです。この船は、氷山を砕きながら進みます。氷山をある程度砕いて近づき、魚を獲るのです。