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Thursday Oct 12, 2023
真の父母経 第298話
Thursday Oct 12, 2023
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7 プロテスタントがアベルの立場に立ち、南米の旧教と一つにならなければなりません。これが最後です。南米をすべて失ってしまいました。ブラジルとアルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイの中心がありません。
個人の中心がなく、家庭の中心がなく、国家の中心がなく、世界の中心がないのですが、父母様が来て、個人の中心を見せてあげ、家庭の中心、氏族、民族、国家の中心を見せてあげるのです。そのような国々と世界の国家を代表することができ、国連が願う形態をつくりあげるようになれば、全世界がそれをアベル国家基準として敬拝することにより、統一が実現されるというのです。カイン・アベルです。
アメリカは反対しましたが、南米は反対しません。自動的に統一教会がアベルになるのです。統一教会で長子権復帰、父母権復帰、王権復帰ができる時代なので、これを推し進めていっても、反対できる勢力がないというのです。
8 アメリカを見ても、韓国を見ても、統一的な運勢に方向を整えつつあるので、統一教会がキリスト教と一つになれば、アメリカはアベル国家になります。そうして、南米を一つにしなければなりません。
南米を一つにすれば、ドイツを中心として分かれた旧教と新教が、自然にこの影響を受けて統一的文化圏になることにより、ヨーロッパの多くの国が統一される道が広がるのです。これがユダヤの国を中心として回るようになれば、イスラームとユダヤ教がカイン・アベルを中心として統一されるのです。その公式的な路程が、どこにでも連結されます。
父母様は、原理で教えているように、昔のアダム家庭となり、ノア家庭を経てきました。そのように、世界的に反対を受けながら道を造ったのです。今や南北米を統一して、父母様に従って再び回るようになれば、世界は一つになります。原理的に見るとき、父母様はアダム家庭が血統的な基準で失敗したことを復帰することによって、勝利したというのです。ノアからアブラハム、モーセ、イエス様の時代から再臨時代まで、すべて勝利したのです。
今や南北米さえ父母様を通して一つになれば、韓半島の南北統一はもちろん、イスラエルとイスラーム圏、ヨーロッパまで、統一することは問題ありません。一度にすべて成就するのです。
9 真の父母が南米に訪ねてきたこの時は、転換の時期です。キリスト教文化圏が争った過去がどれほど悲惨だったか、私はよく知っています。そのような哀しい事情をすべて忘れて南米を訪れたのですが、この人々は何も知らずにいます。父母様を中心として築かれた統一教会の基盤があるので、ブラジルの人々はただ、絶対服従、絶対従順さえすれば、すべて終わります。それを願うのです。アダム家庭の絶対不信、絶対心情不一致圏を越えていこうとするので、絶対信仰、絶対統一が必要なのです。
南北米統一運動と十七ヵ国巡回講演
真の父母様は、「中南米統合機構(AULA)」と「南北米統一連合(CAUSA)」を創設し、中南米三十三ヵ国の指導者たちを対象に思想教育を行うことにより、南米が共産化されるのを防ぎ、真の父母様を中心として一つになれるよう導かれた。
特に、南北米を統一する運動のために、韓国の反対側にあるウルグアイに銀行、新聞社、教育機関、ホテル、デパートなどを建て、南北米活動の拠点にしようとされた。一方では、パラグアイ、ウルグアイ、ブラジル、アルゼンチンの四ヵ国を経済的に連合させることによって、南米が一つになるように導き、もう一方では、北米が南米を助けるようにすることで、南北米を一つの大陸にしようとされたのであった。
また、真の父母様は、一九九五年五月から七月まで南米十七ヵ国を巡回し、「真の家庭と私」というテーマで講演をされ、この期間、八ヵ国の大統領にお会いになった。
10 南米は、共産革命によってクーデターが起きる局面にありましたが、お父様はそこに入っていってそのような局面に立ち向かい、「中南米統合機構(AULA)」をつくり、「南北米統一連合(CAUSA)」をつくって、支援をしながら思想教育をしました。アメリカの共産勢力を打ち倒した人なのです。
11 アメリカは、私のことを歓迎できずに追い出しましたが、南米は私を歓迎しています。ですから、アメリカでは僕のように一番底から上がってきましたが、南米では最高の位置から始めるのです。南米各国の五百人に上る優秀な人たちに対して、教育を始めています。それを大統領が願い、大学の総長と新聞社が願うのです。
皆さんは、その優秀な人々を消化できる立場にいません。結局は、南米でお父様が教育した優秀な人々が、北米を指導できる日が来るでしょう。
プロテスタントの代表国であるアメリカより、カトリックの国家は家庭制度が強固です。アメリカだけでは、理想が実現されません。ですから、その相対がいなければならないのですが、どこを相対とするのでしょうか。ヨーロッパはいつも分かれていますが、南米はそうではありません。南米は、アメリカのようにキリスト教が文化的な背景になっています。お父様は、この二つの大陸をどのように一つの大陸にするか考えています。ですから、そこにすべてのものを投入したのです。
12 お父様は、中南米の三十三ヵ国を一つにしています。そのようにしているので、アメリカが私を助けてくれるのです。アメリカが助けてくれるので、ブラジルも私が必要です。アメリカが助けてくれる道をお父様がもっているので、ウルグアイ、パラグアイ、アルゼンチンも、私が必要だというのです。
お父様以上に南米の人々が、個人的中心を求め、家庭的中心を求め、氏族、民族、国家的中心を求め、世界的中心を求め、天宙的中心を求めて、神様が自由に往来することができ、神様に侍ることのできる南米になれば、南米が先に地上天国になる見込みがあるのです。
13 南米を中心として見るとき、ブラジルがカインであれば、パラグアイはアベルです。パラグアイは東洋人の血が混ざった混血国家なのでアベルです。言い換えれば、神様の側から見るとき、超国民的、超人類愛をもった国なので、パラグアイはアベルの立場にいるというのです。
家庭教育をすれば、パラグアイやウルグアイ、ブラジル、アルゼンチンは、自動的に吸収されます。そのようにして、四ヵ国の経済統一圏を形成して、アメリカを防備するようにさせるのです。そして、北米と南米間の紛争の中間圏に真の父母様が立ち、祝福によって旧教と新教を統一しているので、南米と北米が統一される大転換期に入るのです。
祝福をしてあげるのですが、旧教信者も新教信者も、南米の人も北米の人も祝福してあげるのです。そのように、統一圏で祝福をしてあげることによって、一つの文化圏が生じるようになるので、そのような条件で、南米と北米、旧教と新教が一体圏を形成するのです。
14 お父様は、南米の本部を建てる計画をしています。ウルグアイは、直線で軸を立てれば、韓国の反対側に位置しています。軸を立て、この頂上で回らなければなりません。ですから、第二の韓国です。
地球星を貫いて、そこに水をこぼせばウルグアイに出るのです。ですから、ウルグアイに銀行を造り、新聞社を造り教育機関をつくりました。南米にお父様が多くの投入をしましたが、そこに中心的に投入をしたのです。それを政府がひっくり返しながら、私たちを追い出そうとして、ありとあらゆる困難をすべて経験しました。ウルグアイにある私たちのホテルが、南米では一番のホテルです。中南米三十三ヵ国の指導層を教育したのも、私たちのホテルで行ったのです。ホテルがなければ、そのようなことはできません。
15 南米に行ってみれば、昔、私が幼いときに故郷で空を眺めていたときと同じように感じます。空が低く見えるのです。日光が良く、空気が良く、水が良く、草木が良いのです。南米のブラジルやアルゼンチンの地域が、地上の理想天国になり得る所です。すべての動物たちがそこにみな棲んでいます。既に五十年前から、私が巡回しながらその地に注目してきました。
環境が許さなかったのでこのようにしてきましたが、今や彼らがいくらお父様を追い出そうとしても、追い出すことはできません。築かれた基盤が、彼らに必要なものであり、お父様が立ち寄りながら歴史に残したすべての偉業や実績が、彼らの子女を育てるに当たって教育の材料になり、文化の材料、政治の材料、理想的材料になっているのです。否定できない内容が、自分の周辺を包囲して余りあることを理解すれば、歓迎せざるを得ないのです。
16 南米に天国をつくろうというのです。この天国は、地上天国、天上天国のことであり、一緒に暮らせる同族、親族、民族よりもっと良いものです。家族が一緒につくろうというのです。それを嫌だと思う人はいません。お父様が、自分の国を助けてくれることを願っています。ですから、私が願うとおりにできる環境に追い込み、地上に天国をつくろうというのです。そこに、世界人類を養って生かすことができる土地が眠っています。これを解放しなければなりません。人類の食糧問題や難しい問題を解決しようというのです。
17 パラグアイは、南米で貧しい国に属します。かわいそうな国です。この国が危機のジャングルに陥っているので、お父様が一番の底に行って、これを救い出さなければなりません。また、最も危険な所です。既にウルグアイをアベルとして立てておいたのですが、このアベルの相対をつくっておかなければなりません。カイン・アベルです。
ここで、母が中心にならなければなりません。カインとアベルを母が一つにしなければならないのです。聖霊が来て、カイン・アベルを生み、育てなければならないのと同じように、母がこのカイン・アベルを一つにしなければなりません。ウルグアイとパラグアイを一つにしなければならないというのです。
18 イエス様の一生を解怨成就しなければなりません。イエス様が築かなければならない家庭・氏族・民族的基盤を中心として、統一的主導国家を形成し、ローマを消化できる位置を失ってしまったので、これを蕩減復帰しなければなりません。イエス様の恨を解こうというのです。
お母様が、南米の三十三人を中心として十七ヵ国を連結し、上下の国家的核心要員たちを動員して、イエス様が国を動かせなかった恨を解いてあげようとしているのです。洗礼ヨハネの家庭と一派を中心として、失ってしまった新しいイスラエル建国理念を取り戻さなければならないので、お母様がこれをすべて引き継いで南米を巡回するとき、三十三人が核になって各国の上下両院議員を動員し、十七ヵ国連合運動をしました。そうして、アメリカを経て、韓国と日本を経て、世界版図に連結するのです。
19 サタン世界の国家的基準を越える家庭の足場を、世界に広げておきました。ですから、真の父母時代を過ぎ、王権時代に入るのです。カイン的王権時代が、アベル的王権時代に移譲していく時です。父母様の時代から、世界王権時代、アベル王権時代に越えていくというのです。父母権時代を過ぎ、王権時代に越えていきます。サタン側の王権時代から天の側の王権時代、カイン王権時代からアベル王権時代に越えていくというのです。ですから、世界の指導者たちに会いました。それが十七ヵ国巡回講演でした。