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Tuesday Mar 07, 2023
真の父母経 第73話
Tuesday Mar 07, 2023
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第一章 祝福結婚の主要儀式
第一節 祝福結婚の意味
血統転換と愛の秩序の確立
真の父母様は、一九六〇年から祝福結婚を通し、人間救済の新たな章を開かれた。祝福結婚は、サタンの血統を神様の血統に転換し、神様を中心とした愛の秩序を回復することに大きな意味がある。特に、祝福結婚は、国家と人種、宗教などの障壁を崩し、全人類が交叉結婚をすることにより、神様のもとの一つの世界を実現することに大きく寄与している。
1 本来、エデンの園において、アダムとエバが完成の位置に進んだときに祝福があるはずでしたが、堕落することにより、神様を中心とした祝福は成し遂げられませんでした。ですから、神様は、四千年の歴史を経ながら選民イスラエルを探し求め、メシヤを送って、イエス様の時代に祝福を実現しようとされたのです。しかし、祝福が成就されないことにより、第三次のアダムの再臨時代になってすべての国家的・世界的勝利基盤が築かれ、新たに祝福が始まりました。歴史的事件です。創世以降、神様の愛と神様の生命と神様の血統を一つに束ねることはなかったのです。
2 人類の先祖であるアダムとエバは、自分たちを中心とした誤った愛によって堕落しました。自分たちを中心とする愛によって、天使長を介入させ、堕落したのです。そうして、神様を追放し、本然のアダムとエバを追放した結果になったのです。このように、神様が許していない愛の縁を導き入れることにより、人間には原罪というものが生じました。ですから、人間にとって、この原罪を脱ぐことが重要な問題です。
人間は偽りの父母によって生まれたので、真の父母の愛の縁を再現させなければ、原罪を脱ぐことができません。原罪は、偽りの父母の愛によって植えられたので、この愛を否定するためには、真の父母を中心とした愛の土台がなければならないのです。
3 アダムとエバが神様に絶対信仰、絶対愛、絶対服従できる基準を失ってしまい、偽りの結婚をすることにより、血統と所有権をひっくり返し、一族を滅ぼしました。ですから、血統を復帰しなければなりません。真の父母の純潔な血統を、永遠に自分の子孫に残すことができなければなりません。アダムとエバは、純潔な血統をつくり上げることができずに結婚しましたが、私たちは、祝福結婚を通して絶対血統、絶対所有権、絶対心情圏を復帰しなければなりません。
4 父母様は、霊界と神様をはっきりと知り、神の国と血統がどれほど重要かを知っています。その血統を復帰するのが祝福です。偽りの父母の誤った結婚によって滅亡せざるを得ない人類を、真の父母の名をもって神様と連結させた血統圏をつくることによって、本然の神の国へと戻っていくようにしようというのです。ですから、祝福家庭は途方もないものです。天国に入っていくチケットをあげたのです。
5 アダムとエバが完成する場合、神様が結婚させてあげることにより、神様はアダムとエバの体の中に入って一つになるのです。真の愛によって一つになることにより、神様の形状が完成し、相対が完成し、家庭が完成するようになります。見えない天のお父様の愛と、見える天のお父様の愛が一つになってこそ出発するのです。結婚を通して初愛を結ぶ、その場で連結されます。愛を中心として天地が一つになり、男性と女性が一つになり、神様の生命と人間の生命が一つになり、神様の血統と人間の血統が一つになるのです。
アダムとエバは見える神様の体なので、神様が赤ん坊から兄弟、夫婦、父母の位置へと進んでいくのと同じことを、人間世界に譲り渡してあげるようになります。ですから、神様がアダムの家庭を通してしようとされたことが、私たちの家庭で起こるのです。それゆえ、見えない神様の愛と生命と血統と良心が、見える神様の愛と生命と血統と良心と一つにならなければなりません。結婚を通して、そのように一つになるのです。
6 祝福は本来、父母が息子、娘に自分たちの愛を伝授し、愛の夫婦、子女、家庭、国家、世界のすべてのものを伝授してあげることです。堕落していないアダムとエバが祝福を受けるというのは、神様が縦的な父母になって、天宙のすべての所有権をそのまま伝授してあげることを意味します。それが祝福結婚式です。
祝福を受けた家庭が、世俗的な観念をもって男性と女性が結婚するものだと考えてはいけません。祝福がどれほど恐ろしいかを知らなければなりません。「真の父母」という思想は、創世前からありました。神様が人間を創造する前から「創造の中心は真の父母の完成である」という概念があったというのです。その真の父母を成立させるために、この天地万物も生まれたのです。
7 真の愛を中心としては、すべてのものが一つにならなければなりません。一人では、一つになりません。一つになるためには、水平にならなければなりません。思春期になれば、男性は女性、女性は男性を求めて、水平に並んでくるのです。そうして、中央に来て出会うようになります。その中央に、愛の伝統の垂直線に沿って神様が降りてくるのです。
ですから、結婚式をするとき、愛の主人は神様です。愛の根となる神様が、アダムとエバが結婚するところに臨むのです。アダムとエバに、無形の神様が臨在するようになります。天地が一つになるのです。天の父母と地の父母が、愛を中心として一つになるのが結婚式です。
男性と女性が一体になる、そこに神様が入るようになります。内的な性相と形状である神様が、外的な性相と形状であるアダムとエバに入っていき、愛によって二つの世界が一つになるのです。
8 統一教会は、愛の秩序を正しく立てて、統一しようというのです。統一の中で、一番難しいこととは何でしょうか。力をもって、外的なことはある程度収拾できますが、内的な人格が基盤になった愛の世界までは収拾できません。愛は、力に左右されることはなく、お金に左右されることはなく、知識に左右されることはありません。真のものによって動くのです。ですから、男注や女性は真の愛を求めていきます。男性と女性は、真の愛を見つめて動かなければなりません。
9 エデンの園で、アダムとエバ、天使長が、神様の言葉を聞かずに家庭を出発しました。そのような子孫である最近の若者たちは、誰の言葉も聞かないというのです。そのような時が来ました。フリーセックスの根源は、エデンの園における堕落です。そのように蒔かれたものが、世界において実を結ぶのです。未婚の男女がそのように堕落しました。人間の価値が、動物よりも劣るようになったのです。肉的な満足を得るために、動物と同じような愛を交わすのです。(サタンは)人間が神様のみ前に帰ろうとしても帰れないよう、めちゃくちゃにしておいたのです。
しかし、神様は生きていらっしゃいます。このような人間を哀れに思い、この地にメシヤを送られました。そうして、この地でメシヤを通して人格の標本を提示し、愛の秩序を立て、家庭の秩序を立て、国家と世界と神様の秩序を立てて、一つの世界をつくり上げるのです。誰も手が付けられないことに統一教会が手を付け、再創造をしてきています。これが成し遂げられる日には、世界が一つになり、悪なるサタン世界を天の国へと転換させられるのです。
10 統一教会が世界的な祝福をしてあげるのは、家庭時代が訪れる時に中心的な使命を果たせるようにするためです。祝福式は、百何十ヵ国でも一度にしてあげられます。彼らはみな兄弟です。みな兄弟として見るのです。他の国の人だとは考えません。みな祝福してあげて、世界の代表家庭を配置していかなければならないというのです。
そのように、すべての家庭が真の父母様に付いてくれば、真の父母を中心として父子関係が結ばれ、四位基台を完成した相対的家庭基盤をもったのと同じことになるので、真の父母が勝利したすべてのものを伝授されるようになります。ですから、それを再び伝授してあげるために、氏族(的)メシヤとして家庭に戻っていくのです。
11 民族と国家、文化と伝統を超越して、一つの新しい家庭文化を創建したのが、統一教会の祝福結婚式です。天の国の圏内にすべての国が入ります。「神様のもとの一つの世界」です。堕落とは、心と体が分かれたことです。心と体が分かれ、夫婦が分かれ、父母と息子、娘が分かれたのが堕落です。家庭的堕落が起こったのです。アダム家庭が堕落したというのです。アダム家庭で失ってしまったので、私たちは完成した家庭を探し求めなければなりません。
12 天運は、世界が一つの垣根となり、人類が一つの地球家族になることを求めています。科学技術の驚くべき発達は、情報、通信、交通の革命により、人類全体を一本のひもで束ねつつあります。ですから、超国家的な協力を必要としており、一つしかない地球を保存するためにも、国際的に共同歩調を取ることが求められるようになりました。しかし、何によって人間の利己的で自己本位的な考えを変えさせ、自国の利益中心の国家競争を根本的に解決するのでしょうか。
各自が、自分自身の始原であり、根である神様に対する根本的な自覚と、天理に従うところからその答えを探し出さなければなりません。神様の真の愛、すなわち、与えてもまた与えたいと思い、与えても記憶しない、そして、対象を自分よりもさらに愛する真の愛を中心としてのみ、答えが出てくるのです。全人類は、唯一なる真の父母のもと、同じ兄弟であるという自覚をもつとき、答えが出てきます。神様と真の父母のもと、人類が一つの大家族を築き、互いにために生きて和合するとき、すべての問題が解けます。
私は生涯を通して、真の愛の道理を教育し、実践してきました。ために生き、与えながら、世界的な基盤を築いてきました。世界の各国でために生きながら、利他的な実践生活をする若者たちを養成してきました。それだけでなく、超国家・超人種・超宗教的な真の愛の理想家庭を築く、国際祝福結婚の行事を主導してきました。これは、人類文化歴史を変える行事です。真の愛によって国境を崩し、人種の壁を貫いて憎悪と闘争を克服して、互いにために生きる理想家庭が誕生することにより、新しい文化世界が形成されつつあります。
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