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Saturday Apr 12, 2025
父の祈り 第154話
Saturday Apr 12, 2025
Saturday Apr 12, 2025
すべてのことがあなたの愛ゆえでした
愛するお父様!
統一教会がこの場まで残されたのは、
あなたの愛があるゆえであることを知っています。
その愛の原則を
どのように私たちが生活環境に適用し、
蕩減路程に適用するかという問題を中心としてもとがえし、
そこに悲しみもあり、
苦痛もあり、
悔しさもあり、
悲惨さもありましたが、
愛が現れ愛が成されるようになるときは
そのようなことが賛美となり、
刺激的な追憶の対象になったがゆえに、
それをむしろ感謝することのできる内容で
消化させることのできる歴史を過ごしてきたがゆえに、
今まで統一教会が残されたことを知っています。
ここに立っているこの息子も、
誰も分からない、
歴史的な内なる事情を知ったその日から
この道を信じ、
この道を歩んでくるとき、
実践するにおいて
すべてのものを捧げて闘ってきたのは
あなたの愛ゆえに、
あなたの愛のためでした。
また、
今日のこのような実質的な基盤を備え、
敗者の悲しい立場に立って、
この世と天地に対して
失望し、嘆くのではなく、
むしろその反対に世界と全天宙に対して
希望の対象として、より愛したい気持ちをもち
今日立つことができた事実も
すべてあなたの愛であることを感じるものです。
すべてのものが存在するのは
愛の目的ゆえであり、
移動するのは、
愛ゆえであるということを知るものです。
そうですので、
愛をプラスさせるために
行って、見て、感じて自ら動くという
本性的姿勢を整えようとする
私たち自身とならなければなりません。
私たちによって始められ、
私たちによって結果が出されるものは、
国や私たちのための天国にはなるかもしれませんが、
神様と人類のための天国には
なり得ないということを思うとき
そのような立場は天国と分立されている、
地獄に近い場となるしかないということを
私たちが分かるよう許諾してください。
それゆえに
信仰の世界では傲慢を怨讐視しました。
固執を怨讐視しました。
自主的な立場を主張することを怨讐視しました。
神様は愛であり、
神様の息子・娘たちも愛だと教えた目的は
ただここにあったということをはっきりと知り、
生活の中でこのすべての心情的原理のみ業を、
伝統を活用しようとする
息子・娘となるよう許諾してくださいますことを
切にお願い申し上げながら、
すべてを
真のご父母様のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九七三・六・一)

Saturday Apr 12, 2025
父の祈り 第153話
Saturday Apr 12, 2025
Saturday Apr 12, 2025
お父様の愛のご心情を体得する子女とならせてください
お父様!
あなたが行かれるその道は、
私たちが想像することのできない苦難の道であり、
辱めを受ける道であり、
恨み多い復帰の道であることを知るものです。
私たちが
自分自身を中心とした考えは多くもちながらも、
お父様を中心として考えることを
躊躇した事実を発見する時ごとに、
今私たちは個人だけではなく、
個人が集まった家庭と社会と国家と世界を
救うべきお父様の凄惨なご事情を、
同情してさしあげなければならないと誓うものです。
この世界を置いてあなたがお慕いになるものは、
あなたが願われる国であり、
あなたが願われる民族であり、
あなたが願われる家庭であり、
あなたが願われる数多くの人類であるということを考えるときに、
その人類をすっかり抱き、一国の民のように愛したい
あなたのお心があることを感じるものです。
私たちは個人として存在していますが、
個人を越えて
お父様が探そうとされる
家庭を慕わなければなりませんし、
家庭を越えて氏族、
氏族を越えて民族、
民族を越えて国家、
国家を越えて世界まで慕わなければなりません。
いつも慕わしさの基準を見つめ、
その個人からその国まで追求なさる
あなたの聖なるお姿とそのお心を、
まねることのできる自分たちとなることを
もう一度誓わなければなりません。
生命のない木石のようになって、
そのような自分たちの哀れさを
嘆くことのできない人々となってはなりません。
私たちの心に感情があり、感覚があるなら、
お父様がこのように
驚くべき内容をもって探してこられたことを直視し、
体得することのできる息子・娘とならなければなりません。
困難にぶつかるときも、その中で「私」だけが一人いるのではなく、
お父様が共に寂しがっておられることを悟り、
悲しみにぶつかるときも、
「私」一人だけ悲しむのでなく、
お父様が共に悲しんでおられることを感じ、
憤懣やるかたなく悔しい立場に一人落ちたとしましても、
「私」だけがそのような立場に落ちたのではなく、
お父様も
そのような立場におられるということを感じなければなりません。
これが孝の道を行く者たちが感じる心であり、
孝子の位置を探しゆく息子がもつ心であることを、
私たちが知らなければなりません。
ゆえに、体得信仰を強調いたしました。
お父様が生きておられるということを、毎日毎日感情的な過程を通して
体得する生活が必要だということを、
私たちがこの時間もう一度
体得するよう、許諾してくださいますことを切にお願い申し上げながら、
すべてを
真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九七〇・一一・五)

Saturday Apr 12, 2025
父の祈り 第152話
Saturday Apr 12, 2025
Saturday Apr 12, 2025
背反し背信した哀れな群れをお許しください
お父様!
今まで私たちに飛んできた
すべての悪の矢をへし折ってください。
私たちは彼らを怨讐とは思いませんので、
彼らを許してくださいますことを切にお願い申し上げます。
お父様の行路は善であられますので、
善の結果が現れなければならないことを思うとき、
そのためには
許しと寛容が本質的に現れなければならないということを
私たちは知っています。
あなたは善の本体であられるので、
無限なる愛と寛容で
この国の数多くの宗教者たちが
統一の子女たちを迫害した過去のことを
お許しくださいますことを切にお願い申し上げます。
その間、統一の門をたたきましたが、
迫害の道、
涙の苦難の道を開拓する途上で、
慰労を受けることのできる一人を迎えることができなかったがゆえに、
孤独に苛まれて落ちていった者もいます。
また、
この道を行っている多くの人々が
疲れていることも知っています。
このように離れていき、疲れているのは、
私たちの過ちよりも
備えることのできない環境によって
そのような立場に立つようになったということを知っています。
そうして、
きょうも道々で、
あるいは置かれている場で
あなたに向かってこうべを垂れ、
許しを祈っているであろう彼らの姿を思いますとき、
恨みの積もったお父様のご心情を解いてさしあげたい
耐え難い悔しい心情もございますが、
怨讐の子供を訪ねてこられた
お父様の哀れな復帰の道を思うならば
涙をのんでこの者たちを再び
祝福するしかないということを知っていますので、
この者たちを許してくださいますことを切にお願いします。
善であった本然の子供として
美しい本性、
お父様の驚くべき本性の栄光を慕う私たちの心に、
ただ善だけが反映され、
善自体でもって和合することのできる真実なる姿が
私たちの心と体に現れるよう許諾してください。
そのような心情で真なる姿勢を備え、
すべてのものを信じ
善だけを追求する完全なる実体となって、
お父様と呼ぶことのできる息子となることを恋い焦がれる
この時間となることができるよう、
許諾してくださいますことを切にお願い申し上げながら、
真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九六九・一二・二八)

Saturday Apr 12, 2025
父の祈り 第151話
Saturday Apr 12, 2025
Saturday Apr 12, 2025
私よりもっと苦痛なるお立場で摂理してこられたお父様!
お父様が
怨讐の世界に対されたご心情を感じながら、
私は悲しみの立場を体験してきました。
日の当たる所で生きてこられなかったお父様の悲しみを、
日の当たらない所で働かれたお父様のご事情を、
私は知りました。
今日まで、そのような生活の中で、
ある時はお父様に反論し、
お父様を恨む息子になりはしないかと
焦燥しながらきました。
また、
あなたも焦燥なさるお立場で、
そのような私を探してこられたことを知っています。
お父様は、
私が悲しい以上にもっと悲しく、
私がつらい以上にもっとつらいお立場で、
ご自身の責任を感じながら、
行くべき道を準備しておられるということを知りました。
それゆえ、私は追われ、追い回される立場、
手錠に両手を締められる牢屋暮らし、
奴隷の身の上、僕の身の上を経たとしても、絶望したり
お父様に落胆させないと決意いたしました。
そのように決意したその時から今日まで、死なずに
お父様のみ前に残るようにしてくださった恩賜に感謝をお捧げいたします。
このような姿を立てられるために、
お父様は、
どれほどご苦労されたでしょうか?
私が行くべき道のために、
私が行くべき家庭のために、
どれほど犠牲になられたでしょうか?
私が率いるべき氏族のために、
どれほどご苦労され、
私が率い指導すべき民族と国のために、
どれほどご苦労されたでしょうか?
この国、この民族が指導すべき世界のために、
またどれほどご苦労しておられるでしょうか?
私たちの動・静脈が
二十四時間絶え間なく動いているのと同様に、
お父様はそれ以上のことをしておられるという事実を
知ったのちには、
寝ていても目覚めても、罪人のように「許してください」と
お父様に請わずにはいられませんでした。
ご飯を食べていても、さじをとめ、
涙でお父様に過去の過ちに対して
許しを求めずにおられませんでしたし、
疲れた体を支えることができず、床に横になる時ごとに、
あなたを心配する心をもつことのできなかった自らを
しからずにはいられませんでした。
そのような過去の生活を哀れにお思いください。
今までの数多い怨讐たちを除去させるために、
お父様はどれほど多くのさげすみを受けられたでしょうか?
どれほど多くの憤懣やるかたないことにぶつかられたでしょうか?
追い回され、追い込まれた悲惨な群れ、
死の道で嘆息と絶叫の中で
身もだえした群れたちを、このように培ってくださるために、
どれほどご苦労されたでしょうか?
民族に対して、国家に対して、世界に対して、
こうべを上げて眺めることのできる
時間圏内に私たちを導かれるために、
どれほどご苦労されたでしょうか?
このような私たちの姿となるまで、
あなたの内的悲しみが大きかったという事実を、
千遍万遍死んだとしても、
忘れてしまう私たちとなってはなりません。
天の側の内的悲しみを中心として見るとき、
かわいそうな方はお父様です。
いくら統一教会の文なにがしがかわいそうだといっても、
それは何でもありません。
あなたがどんなにおかわいそうかということを、私は知りました。
今日、統一教会に従っている子女たちが
いくらかわいそうだといっても、
お父様の悲しみとは比べられないということを知っています。
このようなことを考えるとき、
お父様の加重された恩賜を受けることは到底できないので、
千遍万遍襟を正し、千遍万遍敬拝を捧げながら、
哀れみを請う心でもって謝罪を求めるべき
自分であることを知るのです。
このような姿となるときに、
私たちは滅びないということを知りました。
自分を中心として行く道は滅びる道であり、
世界と国のために、
自分の氏族と自由世界の万民のために、
自分自身を犠牲にする道は、
復活する道だということが分かるようにしてください。
自分が犠牲になった以上の復活圏を
準備しておられるお父様であられることを知り、
強く大胆な心をもち、
怨讐に向かって直行することのできる、
あなたの息子・娘となるよう許諾してくださいますことを
切にお願い申し上げながら、
すべてを
真の父母のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九七〇・三・二九)

Saturday Apr 12, 2025
父の祈り 第150話
Saturday Apr 12, 2025
Saturday Apr 12, 2025
心情の因縁を探して復帰の完結を成させてください
私たちは
み旨を成すためにご苦労されたお父様のみ前に
面目ないことを
この時間もう一度申し上げないわけにはいきません。
お父様が営まれる摂理は
栄光の摂理となり、
善の園で楽しむ息子・娘を眺め、
歓喜しながら楽しむ生活をなさるべきでしたのに、
考えもしなかった堕落によって
お父様の摂理は
喜びの摂理となることができず、
悲しみと苦痛と嘆息の摂理となりました。
このような摂理を編んでこなければならなかったお父様!
そのような摂理の動機となり、
原因となった私たち、足りない者たちは
この時間、お父様のみ前に
歴史的な罪状を悔い改めないわけにはいかず、
時代的な罪状を
悔い改めないわけにはいきません。
また、永遠なる平和の世界を慕いながら摂理されるお父様が
それほどに願われる未来のその世界のために、
私たちがこうべを垂れて悔い改めた基準の上に、
福を請わなければならない摂理のみ旨が
残っていることを私たちは知っています。
お父様と私たち、
私たちと万物、
お父様と万物との関係から見るとき
どれ一つ
お父様の愛の心情から抜け出て
造られたものがないということを
私たちは知っています。
お父様と永遠なる父子の因縁をもって心情が通じ得るその関係が、
堕落したその日から壊れてしまい
天は天なりに、
人間は人間なりに、
万物は万物なりに行くべき目的地を失ってしまったまま
今まで嘆息圏内にとどまっているということも
私たちは知っています。
愛のお父様!
あなたは
堕落の恨みと堕落の仮面を脱ぐことができずに
かわいそうな運命の道であえぐ私たちの事情をよくご存じで
きょうの福を許諾なさるために
数千年の歴史を準備してこられました。
しかし、私たちの姿を振り返ってみるとき
あなたのみ前で許諾を受けるべきことができると同時に
祝福の基準を立てるべき責任が
大きいことを知っています。
今、天と人間の間で分けられていた
すべての心情的な因縁を
再び探し出すべき時が来て、
人間同士で結ばれて、
天を歌うことのできる心情の因縁が壊れたものを
再び結ばなければならない時が来たということを知っています。
それのみならず、
永遠なる因縁圏内で
和動の条件物であり
勝利の条件物として、
理念的な生活の材料として、万物を取って
和動の万象を成さなければならなかったのに、
その万物を失ってしまったことを
嘆息しないわけにはいきません。
哀れみのお父様!
心情の因縁を探し求めてさまよう群れは多いのですが、
お父様のご心情も
そうだということを知る群れは少ないのです。
お父様のご心情を知ることができず、
暗黒世界であえぎながら
復帰の道を行っているこの人類を
再び抱いてくださることを切にお願い申し上げます。
お父様!
きょうは聖なる日です。
恨めしい運命の道を避けず
お父様が残された足跡に従って進もうとする
覚悟と決心をもって
この場に集ったあなたの息子・娘を
この時間に祝福してください。
勝利のひと時を約束なさった
お父様のみ旨を見つめ、
私たちがもったすべてのものを、
お父様のみ前に祭物として捧げることを誓う者たちですので、
そのみ旨の目標に向かって
前進の一歩を踏み出して勝利の凱歌を歌い、お父様の栄光を高める時まで
屈することを知らず、敗北することを知らない
息子・娘たちとなるようにしてくださいますことを、
愛するお父様、
切にお願い申し上げます。
この聖なる日、
万民の上に祝福をしてくださり、
天が探してこられたその因縁を
きょう数多くの地の数多くの群衆、
数多くの民族、
数多くの群れに連結させてくださいますことを
切にお願い申し上げます。
切られた因縁を再びつなぐため
復帰の恨みをお解きになりたいのが
三位神のご心情であることを知っていますので、
そのご心情の土台の上に復帰を完結させてください。
そうして
私たちの一身から
私たちの家族、
民族、
国家、世界、
天地の万象にまで
心情的な因縁が結ばれることを私たちは待ち焦がれつつ、
不忠、不足なる姿を意に介さず
お父様のみ前にこうべを垂れたのです。
それゆえ、
お父様のみ前に
涙の祈祷を捧げなくてはいられない私たちですので、
受け入れてください。
お父様、すべてを勝利の基準で契ってくださいますことを
切にお願いしながら、
主のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九六〇・四・一〇)

Saturday Apr 12, 2025
父の祈り 第149話
Saturday Apr 12, 2025
Saturday Apr 12, 2025
悲しいお父様を慰労してさしあげることのできる統一信徒とならせてください
我がお父様!
私がお呼びするお父様は、
あまりにもかわいそうであったことを
知るものです。
お父様!
大多数の人間は、
お父様が栄光の服を着て万世を統治し、
全栄光に心を奪われ、
「万民を愛する」と宣布なさるのだと思い、
そのようなお父様の懐に抱かれたいと思い、
そのようなお父様を抱きたいと思っています。
それが今まで、人間たちの欲望でした。
しかし、
統一教会の教会員が抱いているお父様は、
死の立場において、
昼夜、
望みの未来を見つめ、
歯を食いしばりながら耐えていかれるお父様でした。
お父様のそのような憤懣やるかたない心と、数多い苦難の道で、
あるいはいばらの道で
傷を受けられたそのみ手を抱き、
胸痛い涙を流したいと思うのが、
統一の信徒たちの望む願いです。
この世の誰が何と言おうと、
自己の体面と威信が問題ではありません。
お父様のご家庭の法度がしわくちゃになり、
お父様のみ旨の前に、
このすべてが雲に覆われるようになるときには、
私の体が引き裂かれ、私の体面が踏みつけられる恨みがあるとしても、
感謝しながらそこへ必ず行くことのできる
群れとならなければなりません。
このような群れを、
お父様は
統一の群れの中に探し立てようと、
どれほど手探りしてこられたかを、
忘却する群れとならないようにしてくださいますことを
切にお願い申し上げ、
真のご父母様のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九六六・一一・六)

Saturday Apr 12, 2025
父の祈り 第148話
Saturday Apr 12, 2025
Saturday Apr 12, 2025
子を追い立てるお父様の苦しいご心情を察することができるようにしてください
堕落したこの世の父母たちの心情であっても、
子をむち打ったあとは、
むち打つ前に愛した以上の心を抱き、
彼のためにしてやりたいものであるのに、
まして復帰の路程において
私たちに責任を負えと命令なさったその立場において、
私たちが打たれ追われる時、
慰めたいお父様のご心情が
どれほど大きいかということを、
私たちが分かるようにしてください。
そうして、その立場で
お父様を「お父様」と呼び、
お父様を慰労してさしあげることのできる孝子として立て、
私たちに心情世界で永遠に
お父様を賛美させたいのがお父様のお心であられますことを、
私たちが忘却しないようにしてください。
今まで、統一教会の路程は、
悲しい路程でした。
人々が理解し難い中におきまして、
お父様のご命令どおり従ってくる歩みが、
どれほど凄惨であったかということを、
私はよく知っています。
今日、統一の群れを集めて
このような祭壇を動かす時まで、
お父様はどれほど多くのご苦労をなさいましたでしょうか?
遊ぶ者はむち打って勧告なさり、
居眠りする者は起こしてくださって、
行けと命令なさったことを知るのです。
今もそのような逆境の中で
私たちに誓わせ、
私たちを追い立てるべきお父様のご事情が
残っていることを知るのです。
このような悲しみが、
宇宙史的な蕩減の路程として
残っていることを知っていますし、
個人を収拾しまとめては家庭を、
家庭を収拾しまとめては氏族を、
氏族を収拾しまとめては民族を、
民族を収拾しまとめては国家を、
国家を収拾しまとめては世界を身代わりし、行けと
命令なさるべきお父様であることを分からせてください。
そうして、
その道において、
つらい蕩減の路程を経ていかなければならない
復帰の路程が残っていることを
見つめられる、お父様のお立場がどれほど苦しいかということを
私たちが分かるようにしてください。
お父様のその立場を知っている
孝子がいないため、
命令しようとしても命令することのできない、
お父様の切ないお心を私たちは知るのです。
今私たちが、命令なさるその目的に向かって、
命令を受ける前に自ら準備し、
お父様を「お父様」と呼ぶことのできる
あなたの真の子女となるようにしてください。
すべてを
真のご父母様のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九六六・七・三)

Saturday Apr 12, 2025
父の祈り 第147話
Saturday Apr 12, 2025
Saturday Apr 12, 2025
悲しい歴史の曲折を痛感させてください
恨み多い長い長い歴史をたどってこられながら、
悲しみの日々を抱き、踏んでこなければならなかった
あなたのそのご心情を誰が知り、
あなたのそのご事情を誰が知り、
あなたのその望みを誰が知っているでしょうか?
お一人知っておられるそのお心、
お一人おもちになったそのご事情、
お一人抱かれたそのご心情とそのみ旨を
知ることのできない人間たちに対して、
その望みと事情と心情を教えてあげることのできる
一人の子女を探してこられるため、
苦労されたお父様がどれほどかわいそうな方であるかを、
私たちがこの時間に
もう一度感じることができるよう許諾してください。
その方は他人ではなく、
私たちと永遠に共に暮らすべきお父様であられ、
その方はご苦労なさるべき方ではなく、
宇宙を創造された主人であられることを、
私たちが知るようにしてください。
私たちのお父様であられ、
私たちの真の主人として
宇宙全体を抱かれ、愛されるべきその方が、
そのような歴史的な曲折を残されたという事実を、
悔しく思うことのできる子女たちとならなければなりません。
私たちの先祖の一度の過ちが、
このように億千万代をおいても受け入れられない
罪となったという事実を考えるとき、
涙と血と汗を流し尽くしても、償う道理がなく、
生命を千万遍犠牲にするとしても、償う道理がないことを、
この者たちが悟るようにしてください。
お父様!
どこにあなたが分かるという者がいて、
どこにあなたのみ旨を立てようという者がいて、
どこにあなたのために死を覚悟していく者がいるでしょうか?
誰もいないということを知るとき、
ここに集まった私たち、
たとえ哀れで、取るに足らない群れであっても、
あなたのために
忠誠を誓い、
あなたのために
生命を捧げようと誓った群れですので、
疲れた者たちがいるなら、力を加えてくださり、
失望した者たちがいるなら、抱いてくださいますことを
切にお願い申し上げます。
私たちは
怨讐たちの籠絡に何度も踏み付けられ、
悲しい過去の歴史に、言うに言えない
切ない事情をもっています。
そのすべての恨み多い心情を
失ってしまう私たちとならないようにしてください。
お父様の悲しみと、お父様の恨みを
失ってしまう者たちとならないよう許諾してください。
この罪悪の世を審判なさる時、
間違いなくお父様のみ前に、
栄光を帰し奉る勝利者の姿として
現れることのできる、
あなたの子女たちとなるようにしてくださることを
切にお願い申し上げながら、
すべてを主のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九六五・一二・二六)

Tuesday Apr 01, 2025
父の祈り 第146話
Tuesday Apr 01, 2025
Tuesday Apr 01, 2025
嘆息の歴史路程を歩んでこられたお父様!
この上なく善であられ愛に満ちたもうお父様!
この上なく栄光にあふれるべき私たちのお父様が、
悲しいこの地に対してこられるために、
お心とご心情にどれほど大きな傷を受けられたのか、
どれほど憤り、
どれほど悲惨な立場に立たれるようになったのかを、
私たちはおそれ多くも考えることができません。
善の子女をお立てになり、
善の天国、
善の理想世界を心の中に描き、
望みのひと日を慕われたお父様!
人間の先祖アダムとエバを通じて
望みのひと日が成されることを願う心が、
切実であれば切実であるほど、
アダムとエバを愛したいお心が
どれほど大きく、
その目的に対する責任を感じれば感じるほど、
アダムとエバを保護したいお心が、
どれほど大きかったことでしょうか。
そのようなお父様の保護と、お父様の愛の懐を、
人間の先祖が裏切り、背を向けた
恨み多い歴史を振り返って考えるとき、
私たちが
堕落した先祖の後孫として生まれたことが
とても憤懣やるかたなく、
とても悔しく、
とても恨めしいのです。
私たちの心と体は
罪悪のきずなから抜け出すことができず、
死亡の波に押し流され、
すっかり死亡のどん底で
破壊されるべきものとなりました。
しかし、お父様は数多くの歴史路程において
一日のように思い、そのような私たちを心配なさるのに
数多くの苦痛を受けてこられました。
お父様は人類の歴史的未来を
心配なさる心が大きかったので、
悲しい心をもたれ、
私たち不足なる人類の足跡をついてこられましたが、
一日として、
どこの誰にも、あなたのご心情を哀訴できなかった
お父様であられることを知りましたし、
一日として
あなたのご心情を慰労してさしあげられる子供を
もつことのできなかったお父様であられることを知りました。
このように困難な復帰路程を経てくるのに六千年!
今、この終わりの日を迎え、
三千里半島(=韓国)の上に、
この民族を代表して、
哀れで取るに足らない私たちを
お父様が集めてくださったので、
この因縁が決して偶然なものではないことを
私たちは知るものです。
私たちはみ言を通して学びましたし、
事実を通して証を受けましたが、
そのみ言と証を私たちのものとして消化できなければ、
そのみ言と証が私たちを審判するようになるという恐ろしい事実を、
私たちが分かるようにしてくださいますことを、
お父様、
切にお願い申し上げます。
この統一の群れを集めてくださったお父様!
歴史の途上でご苦労されたお父様の悲惨なお姿は、
言うに言えないものであることを知るものです。
取るに足らない弱々しい群れを集められ、
ひと日の勝利を約束なさり、
苦難の道に私たちを追い出される
お父様の切実なるご心情とご事情を、
私たちが夢にも忘れることがないようにしてください。
困難な立場でも、
それを心の深くに銘記させてくださり、
悲しい立場で悲しみの涙を流されるお父様を、
先に考えることのできる息子・娘となるようにしてください。
また、
この者たちが凄涼(=すさまじい)で悲惨なる立場に落ちたとしても、
十字架路程を越えられるお父様の悲惨なるご心情を
忘却する息子・娘とならないようにしてくださいますことを、
お父様、
切にお願い申し上げます。
二千年前、
お父様がこの地上に送られた
天の皇太子、
万民の救世主、
メシヤが、
悲しい生活をして逝かれたことを私たちは知っています。
その方は、生まれるときもお父様のご心配の中でお生まれになり、
成長するときもお父様のご心配の中で成長されました。
また、
責任を担った公生涯路程で、
お父様を身代わりして
迫害の途上において怨讐たちと対決し、
苦難の路程を責任を負っていかれたことを
私たちは知っています。
このようになったすべては、
私たちの先祖たちが
責任を果たすことができなかったゆえであることを知り、
歴史的なすべての罪状を探知して分かりましたので、
今日この地上に実体を立て、
歴史の恨みを解いてさしあげるべき全体的な責任が、
私たちにあるということを
忘れないようにしてください。
過ぎし日の嘆息の歴史が、
私たちをせき立てているということを
忘れないようにしてくださり、
時代的な使命を知らせるために、
先にお立てになった私たちを通じ、
与えようとなさるお父様のお心が存在するということを、
忘れないようにしてくださいますことを切にお願い申し上げながら、
主のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九六四・五・三)

Tuesday Apr 01, 2025
父の祈り 第145話
Tuesday Apr 01, 2025
Tuesday Apr 01, 2025
天情に徹して涙を流させてください
今まで私たちは、お父様を
栄光の中で喜びをもっておられる方として
認識していました。
すべての福と富貴栄華を
自由自在に私たちに与えることができ、
私たちに解放の喜びと目的を
達成させてくださる方であると思っていました。
しかし、
天の背後の事情を知ってみますと、
福を与えたくても、福を与えることのできない
内的な曲折があるということを知りましたし、
恨むべき六千年の悲しみの歴史を
蕩減復帰しなければならないという、とてつもない事実を
私たちは知りました。
今、そのような事情を知りましたので、
行うことのできなかった人間の愚かさを、
嘆息する者となるようにしてください。
お父様はこの民族を探してこられたお父様であり、
世界人類を探してこられたお父様であることを
分かるようにしてください。
この歩みには、
今までの悲しみの涙が染み付いていますし、
今までの苦痛の障壁が残っているということを
知りました。
きょう私たちは、
そのようなお父様の苦痛の城壁となり、
悲しみの都城(=中心地)となって、
お父様の憤りと恨みを抱き、
その責任と使命を果たすため、
怨讐との決戦途上において、
血と涙を注ぎ、闘うことのできる
私たちとならなければなりません。
お父様!
私たちが天情に徹して
人類愛の心情を抱き、
あえぐことのできる者たちとなるようにしてください。
山河を眺めるときにも、
お父様のご心情を抱き、涙で見つめることができ、
民族を見つめるときにも、やはりそのようにし、
人類を見つめるときにも、やはりそのようにできる
私たちとならなければなりません。
私たちはお父様が願われる個体となり、
お父様が願われる家庭を築き、
その家庭を中心として、
お父様が願われる理念的な世界を
建設しなければなりません。
建設すべき範囲が大きければ大きいほど、
より多くの血涙を流さなければならないということを
知りました。
個人を探すためにも、
家庭を探すためにも、
民族を探すためにも
涙を流さなければならないということを
知りました。
この道は、人間的に見るときには、
悔しい道であり、
憤懣やるかたない道であり、
苦しい道ですが、
あなたが歩んでこられた道ですので、
これを喜びの道、
感謝の道、
栄光の道に変えて行くべき
曲折の路程であることを知りました。
生命が尽きる時まで、お父様に侍ることにおいて、
すべてのものを消耗させることを
誇りとするようにしてください。
あなたと共に、最後までこの道を駆けていくことのできる
私たちとなるようにしてくださいますことを、
切にお願い申し上げます。
そのような立場で、
涙でもってお父様の栄光を謳うことのできる
私たちとなることを、
もう一度決心させてくださいますことを切にお願い申し上げながら、
主のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九六一・二・一二)