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Sunday Jan 19, 2025
父の祈り 第62話
Sunday Jan 19, 2025
Sunday Jan 19, 2025
保護のみ手と慰安の土台を許諾してください
お父様!
この時間をあなたが格別に記憶してください。
数多くの人間たちに祝福をしてくださり、
その中でもあなたのみ名を呼ぶ数多くの教団の上に
祝福をしてください。
その上に、あなたのご心情をつかみ、追われている者たちを
祝福してくださり、
血と汗と涙を意に介さず、
天の生きた祭物として捧げられるために、
すべてのものを捨てて立った者たちの上に
祝福をしてください。
あなたが彼らと共にいてくださることを信じ、
彼らと共に闘ってくださることを信じるものです。
お父様!
私たちの心はどこの誰よりも、
どの民族よりも、
どのような信者よりももっとあなたのために生きたいし、
侍りたいし、
あなたのひざ元で
あなたと共にすべての闘いをやり遂げたいのです。
数多くの民族の中から呼んでくださったこの民族でしたし、
数多くの信徒の中から呼んでくださった息子・娘ですので、
この者たちの心を頼もしくご覧になり、
尋ねてくださいますことをあえてお願い申し上げます。
「来い」とおっしゃるあなたの命令を私たちが知りましたし、
「この道を開拓しなさい」と
何度も私たちを追い立てられるみ意も知りました。
失望したとき勧告してくださり、
悲しい立場にいるとき「私がここにいる」とおっしゃって
慰労してくださったあなたであったことを知りました。
過去もそうであり、
この時間もそうであり、
あすもそうだということを知っています。
楽な立場ではあなたと因縁を結ぶことができず、
平坦な道ではあなたに出会うことができないことを知りました。
これはいまだにあなたが
楽な立場におられないからであり、
平坦な道を行くことができないからであることを知るものです。
お父様の悲しみを自分の悲しみとして事に当たろうとし、
お父様の苦痛の道を身代わりして歩もうとする者にこそ、
あなたが親しく対することができ、
自然な心情の足場で、
あなたのご事情を解放し吐露することができるということを
私たちは学び、悟り、体験しました。
また、これが一番貴いということを知りました。
寂しい道を行かれるあなたの歩みに従う者たちも、
寂しい者たちです。
あなたがそうなさるゆえ、
そのような立場にいる者たちを世話するために
昼夜を意に介されないということを知っていますので、
この時間も同じ事情と同じ心情と同じ望みをもち、
一つのみ旨のために団結しているあなたの息子・娘の上に
親しく保護のみ手を広げてくださり、
同じ恩賜をもって
慰安の土台に移してくださいますことを切にお願い申し上げながら、
すべてを主のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九六〇・一一・六)

Sunday Jan 19, 2025
父の祈り 第61話
Sunday Jan 19, 2025
Sunday Jan 19, 2025
実証的な感じをもてるようにしてください
私たちは
み言のお父様を信じたいのではなく、
歴史的な因縁を結んでこられたお父様を信じたいのです。
今日の私たちと直接的な関係、
直接的な因縁を結ぶことのできるお父様、
直接的にみ言を下さることのできるお父様を要求しているものです。
今日、人類は
神様を対象的な存在として信じていますが、
きょう私たちは、
そのような信仰の対象として追求する神様であることを
要求してはいません。
生活的で実証的な主体としておられる、その神様を
願っていますし、
私たちの事情と生活のすべての事実と通ずることができ、
分かれようとしても分かれることができず、
時間時間を共にすることのできるお父様を待ち焦がれています。
このような因縁が地上に成されるひとときは、
人類が願う時間であると同時に
神様が願われる時間です。
今日、私たちは
お父様が願われる願いの園が、
観念的に、ある理想の園だろうと思っていましたが、
実情はそうではありませんでした。
私たちの心から染み込んできて、
実践を通して感じられ、
現実の自分自体を通して感じることができ、
私たちの感情を通して歌うことのできる、
そのような天国観念をもたなければならない時になったという事実を
知っています。
そのような関係とそのような因縁を結ぶためにあるのが
救援摂理の目的であり、
復帰歴史の目的であり、
十字架の救いの目的であったということを、
私たちは知っています。
そうですので、
きょう私たちが本当のお父様だと言うことができ、
本当の息子・娘だと自ら認定し、自ら決定しても
恥ずかしさを感じない位置で歌うことができ、
楽しむことができ、
み言を聞くことができるよう許諾してください。
すべてを主のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九五九・八・三〇)

Monday Jan 13, 2025
父の祈り 第60話
Monday Jan 13, 2025
Monday Jan 13, 2025
悲惨な立場に置かれている自分であることを悟らせてください
お父様!
この地上に住んでいる数多くの人々は、
死亡の位置にいながらも、自分自体を主張して
宇宙の前に誇るために忙しくしている実情を、
私たちは見ています。
このような世の中で、果たして
自分を誇ることができるでしょうか?
自分の価値を高く評価できるでしょうか?
心情をたどって黙々と推し量ってみるとき、
偽りの立場に置かれている自分たちであることを
否認することができなくなります。
お父様!
きょう私たちの心が
何を慕っていて、
何に向かって高まろうとしているのでございましょうか?
今、私たちの心が私たちのものになることができず、
私たちの体が私たちのものになることができずにいるということを
知るべき時であり、
自己自体を立てて
誇ることのできない悲惨なる立場に置かれていることを
認識すべき時となりました。
私たちの心と体の価値に対する最後の決定は、
私たちがすることができず、
現れた現象の過程を経て、目的地まで
私たち自身を導いていくことのできない悲惨な自我であることを
感じられるようにしてください。
私たちに生命があるとするならば、
それは私たちによるものではなく、
ある理念があって私たちの心を
善の方向に導いてくれるとするならば、
それもやはり私たちのものではない、その何かに
由来しているという事実を感じるようにしてください。
お父様!
きょうは、自分たちを立てて弁明することにきゅうきゅうとした姿と、
自分自体を目立たせ高めようとした自慢する心を捨て、
自我を征服できる
一人の勝利者を求めているという事実を、
私たちが分かるようにしてください。
主のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九五九・七・一九)

Monday Jan 13, 2025
父の祈り 第59話
Monday Jan 13, 2025
Monday Jan 13, 2025
温柔謙遜なる心をもたせてください
お父様は、
私たちが申し上げる前に、私たちの心情をご存じでございます。
天が
私たちのすべてを注目しておられる時間であることを、
私たちが感じるよう許諾してください。
苦労なる歴史過程を経られたお父様!
きょう私たちの目前に現れてくださって、
新しいみ言で装わせてください。
新しいご心情で私たちに対してください。
忠実でないすべてのものを一掃してしまい、
幼子のような心で
私たちのすべてをお父様のみ前に捧げようと思うものでございます。
この世に染まった一切の意識や主義や観念を
お父様のみ前に差し出し、
幼子のような心、
温柔で謙遜なる心をもつようにしてください。
お父様がお造りになったとおりに、
再び造られ得る謙遜なる心を備え、
お父様のみ前に捧げようと思いますので、お受け取りください。
三位神が運行してください。
天軍、天使が擁護する中に
歓喜の心情で敬拝を捧げるこの場が、
全体の生命を勝利に導くことのできる、
一つの福の機関的な祭壇になるようにしてくださいますことを
切にお願い申し上げます。
すべてのことをお任せ申し上げました。
私たちのもったすべての主義と心情を、
お父様のみ前に打ち明けさせてください。
そうして、私たちのすべてが
お父様のものとして替えられるようにしてくださいますことを願いながら、
主のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九五九・七・五)

Monday Jan 13, 2025
父の祈り 第58話
Monday Jan 13, 2025
Monday Jan 13, 2025
お父様! 哀れにお思いください
哀れみのお父様!
愛なるお父様!
哀れな者たちをそのままほうっておけば、
死亡の陰のもとから
永遠に抜け出すことのできない者たちとなります。
このような立場にある私たちが、優れたものの何があって
お父様のみ前に「よし」と言っていで立つことができ、
私たちの持ったものに何があって
お父様のみ前に私自身を弁明できるでしょうか?
何もございません。
あると言えるものは不足なものばかりであり、
感じるのはおそれ多い心だけでございますので、
お父様の慈しみ深さと慈悲深さと
哀れみ深さを願う死亡の群れを、
お父様、
哀れにお思いください。
私たちすべてが、天に向かって
お父様のみ手が現れることを待ち焦がれていますので、
哀れにお思いくださいますことを、
お父様、
切にお願い申し上げます。
摂理の時は終わりの日をせき立てて、
死亡の波は私たちの周囲を襲い、
私たちの個体をすっかりのみ込もうとしています。
私たちが混乱した環境に置かれていることをご存じのお父様が、
私たちのために心配なさるご心情がこの地上に残り、
ご苦労された跡が残っていることを知るものでございます。
このようなことをご覧になるお父様のお心が、
言うに言えないほど焦っていらっしゃるということが分かりますが
お父様、
この時間この者たちを哀れにお思いになり、お導きくださいますことを、
切にお願い申し上げます。
寂しい心情をもっているならこの時間に打ち明け、
お父様のご心情に替えてもたなければなりませんし、
悲しく言うに言えないほど歯がゆい心情をもっているならば、
お父様の喜びと生命の心情に替えてもつべき
哀れな立場に置かれている私たちでございます。
これをご存じのお父様、
お父様の困難な立場を
身代わりして担当し、和らげてさしあげるべき私たちであるにもかかわらず、
むしろ私たちの困難な事情をお任せし、
お父様に再び力を求めなければならない
堕落圏内にいることを受け入れてくださいますことを、
お父様、
切にお願い申し上げます。
お父様!
私たちの心情と心情が通じることのできるよう許諾してくださり、
死亡圏内であえいでいた私たちが、
互いに何の関係もなく因縁もなかった私たちが、
一家族という名目をもって集まり、
お父様の天的な摂理の理念を欽慕して集まりましたので、
お父様、
哀れにお思いになり、尋ねてくださいますことを
切にお願い申し上げます。
その誰がお父様のみ前に自信をもつことができるでしょうか?
お父様が自信があると言われるので、
私たちも自信をもつことを願いましたし、
お父様が「こうだ」と言われるので、
そのように感じるよう願いましたので、
ここに間違ったことがあるならば、
お父様、
受け入れてくださり、
親しく主管してくださいますことを切にお願い申し上げます。
悲しい事情に置かれていても、
人間に対して
その事情を吐露できる環境をもつことができず、
寂しい立場に置かれても、
その心情を打ち明けられる家族たちをもつことができなかった
あなたの息子・娘たちを、哀れにお思いくださいますことを
切にお願い申し上げます。
お父様のご心情に連なる世界では、
時間と空間の距離を超越して動ずることを知っていますので、
この時間も同じ心情に連なって、
天のお心が動ずれば
私たちの心も動ずるようにしてください。
一律的な恩賜のみ手によって感激させてくださり、
お父様のご心情に再び縛りつけてくださいますことを
切にお願い申し上げながら、
主のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九五九・六・七)

Monday Jan 13, 2025
父の祈り 第57話
Monday Jan 13, 2025
Monday Jan 13, 2025
新しい衝撃の中で新しい出発をさせてください
お父様!
私たちが新しいことを考えようとするとき、
今までの動きが継続する立場では
考えることさえできないということを知りましたし、
歴史の流れを停止させておき、
自分を考えることのできる瞬間をもつ前には、
目覚めようとしても目覚めることができないことを知りました。
眠っているこの一つの姿は、
新しい衝撃を受けなくては
目覚められないということを知っていますので、
お父様、
私たちに歴史的な因縁を脱することのできる新しい衝撃を
連続的に加えてください。
刺激的な心がないとするなら、
目覚めることができないということを知りましたので、
そのような心を求めて
欽慕することのできる存在とならなければなりません。
お父様は時代時代ごとに、
目覚めさせてあげ得る責任者たちを送ってくださいました。
お父様が堕落した人間を眺め、悲しまれる
あなたのご心情をつかんで生きて死ぬようにされたので、
ノアがそのように生きて死に、
モーセも、
イエス様もそうしたのでございます。
お父様!
私たちの心の本質に
新しい感覚を与える衝撃を加えてくださり
私たちの一身を越えて
お父様の悲しみを体得し、
死亡世界に巻き込まれ入っていく民族を
心配できる心をお与えください。
このような心をもった者がいるとするならば、
彼は民族的な解放を受けられる者であり、
さらに、
世界をつかんで心配する心をもつ者がいるとするならば、
彼は世界的な解放の恩賜を受ける者であり、
さらに、
天宙的な解放を心配して泣くことができる者がいるとするならば、
彼は歴史と共に滅びず
新しい歴史世界に残される人物であることを知りましたので、
きょう自分の感情をさらけ出して
自分を捕まえ、泣く者とならないようにしてください。
全体が願う善を行い、
私たちを眺められるお父様の切なるご心情を
身代わりすることのできる私たちとなるよう許諾してくださいますことを、
お父様、
切にお願い申し上げます。
私たちがついてこないのではないかと気をもまれたそのお心、
人間が堕落するのではないかと気をもまれたお父様のお心を
身代わりすることができるようにしてくださり、
ついてくる者が落ちはしないかと心配され、
また落ちた者たちが倒れて死にはしないかと心配された
お父様のお心を模範として、
民族を眺めることができ、
世界を眺めることができるようにしてください。
お父様を見つめながら
「お父様! 私がいますので、
お父様のご心情を私が引き受けましたので、
ご安心ください」と言うことのできる息子・娘がいるとするならば、
このような姿を通して
歴史は新しい方向に流れるということを知っています。
そのような方向に出発すべき私たち、
眠りから覚めるべき私たち、
歴史的な悲運の叫び声が上がるに従って、
心深く新しい決心と覚悟と誓いをし、
新しい方向に向かって出発できる万般の準備を整え、
いで立つことのできる者たちに皆がなるようにしてください。
天が目を覚ましておられるのと同じように目を覚ましていて、
天倫と共に、
歴史と共に
悲しみ、喜ぶことのできる私たちとなるようにしてくださいますことを
切にお願い申し上げ、
主のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九五九・四・一九)

Monday Jan 13, 2025
父の祈り 第56話
Monday Jan 13, 2025
Monday Jan 13, 2025
愛のみ手で私たちを尋ねてください
聖なる日を迎えて、
お父様のみ前に出て頭を下げましたので、
愛なるお父様、
哀れみのお父様、
寛容のお父様、
私たちを受け入れてください。
私たちの心は
お父様のお心に似たいし、
私たちの体は
お父様の形状に似たいのでございます。
分からなくてそのことを成せなかった私たちでございますので、
心で分からせてくださり、
体で体得させてくださって、
あなたの性相を模範とした姿で、
お父様のみ前にひれ伏すことができることを切にお願い申し上げます。
お父様のみ旨の前に
適切でない息子・娘がいるならば、
親しく尋ねてくださって訓戒してください。
耳が遠く、目が弱くて
あなたのみ言を聞くことができず、
あなたのお姿を眺めることのできない私たちを、
再び聞こえるようにすべき、
再び見えるようにすべきあなたが、
私たち以上に悲しいし、
私たち以上に切ないし、
私たち以上にもどかしいということを、
心と体で体得するようにしてください。
お父様は私たちに対して
数千万遍手振りをなさいましたが、
そこに反応できなかった私たちであり、
数万遍お呼びになりましたが、
聞けなかった私たちですので、
どうしてお父様のみ前に立つ面目があるでしょうか?
それでも「来い」と言われるあなたのみ声を聞き、
それでもみ手を振ってお呼びになるあなたがおられることを知り、
ひれ伏した者でございます。
哀れな者の中でも哀れな者であり、
頼る所のない者の中でも頼る所のない者たちであることを、
お父様がご存じであられると信じますので、
醜い者たちでございますが、私たちを尋ねてくださいまして、
愛のみ手で捕らえてくださらなければなりません。
私たちの目が弱く、私たちの体が傷を負って、
生命の本体を知ることのできない立場にいるとしても、
お父様、
愛で親しく抱いてください。
疲れたみ足をお止めになり、
傷ついたお心を喜びの心に入れ替えられ、
私たちを慰労してくださいますことを
切にお願い申し上げます。
悲しみを残していながらも、
お父様に再び悲しみを感じさせるのは、
堕落した世の中であるからだということを知っています。
サタンが私たちの行く道を遮っていて、
死亡の権勢をもって
世の中を襲っているということをご存じであられるがゆえに、
私たちに責任をお任せにならず、
一人で責任を負って怨讐に対して闘ってこられたお父様、
そうなさったお父様を敬う心が大きければ大きいほど、
私たちの罪と私たちの過ちを
許したいお心が大きくなられることを知っていますので、
そのご心情を通して
もう一度私たちを尋ねてください。
お父様、
切にお願い申し上げます。
罪人となったことを悔いて涙し、
悔しい心情で涙を流し、
切なる心情で悔い改める心をもつようになるとき、
お父様は六千年間受け入れてくださり、
きょうこの時間も
哀れみのご心情で対そうとなさるということを知っていますので、
泣いている私たちの心の扉をたたいてください。
罪悪に徹した今までのすべての主義主張と観念を
除去してくださいまして、
私たちの心と体で
お父様の生命を感じるようにしてください。
今まで感じることのできなかった天の愛の恩賜、
天の愛のご心情、
天の切なる曲折のご心情を体得し、
私たちがお父様を「お父様」と呼ぶことができ、
お父様が私たちを
「息子・娘」と呼ぶことのできる因縁が結ばれる
この時間となるようにしてくださいますことを
切にお願い申し上げながら、
すべてを主のみ名によってお祈り申し上げました,アーメン。
(一九五九・四・一九)

Monday Jan 13, 2025
父の祈り 第55話
Monday Jan 13, 2025
Monday Jan 13, 2025
お父様!私たちを哀れにお思いください
お父様!
私たちを哀れにお思いください。
お父様の恩賜がなければ
死ぬしかない哀れな私たちでございます。
お父様、
私たちを捨てておかないで、
あなたの大きなみ愛の懐に抱いてくださいますことを
切にお願い申し上げます。
今まで
苦労の道も、
難しいと思わずについてきたあなたの息子・娘たち、
あなたの愛がなければ彷徨するしかありませんので、
哀れにお思いくださり、
あなたの大きな愛で抱いてくださって、
あなたの許諾なさる栄光の恩賜を
体得できるようにしてください。
人間を中心としたすべてのものには終わりがありますが、
お父様を中心として動くすべてのものは
永遠に継続することを知っていますので、
人間を中心としたすべてのものを除去してくださり、
ただあなたを中心としたものだけが
私たちの心の園から現れるようにしてくださいますことを、
お父様、
切にお願い申し上げます。
お父様を尋ねさまよう切なる心があればあるほど、
あなたの性相を慕えば慕うほど、
あなたの心のみ前に近づくことを願えば願うほど、
お父様の大きなみ愛は、
私たちが知ることのできない間に共におられるという事実を、
私たちは忘れてしまう時が多くございます。
お父様は私たちが忙しい時や急ぐ時を問わず、
いつも私たちと共におられるという事実を
忘れないよう許諾してくださり、
いつも私たちと共に同居されているという事実を
忘れないよう許諾してくださいますことを、
お父様、
切にお願い申し上げます。
お父様!
私たちを哀れにお思いください。
私たちの生命に責任をもってくださり、
望みに責任をもってください。
あなたの望みを私たちに許諾してくださったとするならば、
その望みの園を占有する時まで、
お父様と共に闘いゆくことのできる力を
私たちに許諾してくださり、
怨讐との闘いで
疲れないよう保護してくださいますことを、
愛するお父様、
切にお願い申し上げます。
死亡の世界をかき分けてくる間に、
私たちの手足は傷を負いましたので、
お父様、
この時間に抱いてくださって、私たちの手をつかんでくださいますことを
切にお願い申し上げます。
お父様が私たちを知らないと言われるならば、
私たちほどかわいそうな者はいないと思いますので、
お父様、
私たちを捕まえて、慰労してくださいますことを
切にお願い申し上げます。
お父様の命令がなくては、
生命さえも放棄することのできない私たち、
真の道だと言われるがゆえに、
お言い付けになる命令をお受けしてきましたので、
お父様、
お捨てにならず、この時間に抱いてくださいますことを
切にお願い申し上げます。
お父様!
私たちを哀れにお思いください。
すべてのことがお父様でなければならず、
お父様のみ旨でなければならず、
お父様の役事でなければならないということを、
私たちが骨身に染みて感じるようにしてください。
お残しになったその事業、
お残しになったそのみ旨、
お残しになったその願いを一身に携え、
最後まで闘って
お父様の息子・娘のりりしい姿を
表せるよう許諾してくださいますことを
切にお願い申し上げながら、
すべてを主のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九五九・三・二二)

Friday Jan 03, 2025
父の祈り 第54話
Friday Jan 03, 2025
Friday Jan 03, 2025
心の扉を開いてお父様の実存を感じるようにしてください
お父様!
多くの人々が
行くべき方向を知らないながらも、
あなたを探すために、
この上なくもの悲しい歴史路程をあえぎながら歩んできたことを
私たちはよく知っています。
おられるようでありながら、
おられないようなお父様の実存、
歴史と共に生きておられるようでありながら、
はっきり存在されるという認識をもつことができないお父様
私たちの心と共に一緒におられるようでありながら、
実体的な存在として規定することのできないお父様を、
私たちはとても悲しい心で見つめています。
善の理念で万宇宙を造られ、
人間に真の良心を下さり、
知・情・意の感情を通して、
その善の理念を体得することのできる驚くべき祝福を与えてくださったことを
私たちはよく知っています。
そうですが、
お父様の実在性は、
あるひとときの時間的な限界内でのみ感じられるという事実を、
否定することができないことも
私たちはよく知っています。
私たちの心に尋ねきてくださるお父様の性相が恋しくなるたびに、
私たちは自分も知らないもの悲しさに
とらわれざるを得ません。
悲惨な自我の姿を置き、嘆息せざるを得ません。
このような境地に導いてくださるお父様、
それは私たちの生命を、永遠なる生命に導いてくださるための
お父様の歴史的な心的な作用であることを知っています。
歴史の背後で、
歴史を一つの実体的な理念として構成するために、
そのご心情とお心を通して尋ねてくださった
お父様を知ることを願い、
お父様のお心を、
私たちの生活の理念と生の理念として立てることを
切に待ち焦がれています。
しかし、
お父様の実存の価値をはっきりと知らないことによって、
私たちの生活の価値も分からず、
私たちの生の価値も分からないまま、
きょうもあすもあえぐべき悲惨な立場に置かれていますので、
死亡線上で彷徨している今日の私たちの個人個人を
哀れにお思いください。
今、お父様!
愛のみ手を
広げてくださらなければならない時になったと思うものでございます。
そのみ愛の波が、
私たちの周囲環境と
私たちの心情の世界にまで至らなければなりませんし、
ひとり主導的な権限をもっておられる
そのお父様のご心情の権限を、
私たちが回復すべき時であると思うものでございます。
心を中心として闘うべき時機が
来たと思いますので、
今、閉ざされた心の扉を開けることのできる雅量をもった者たちとなるよう
許諾してください。
今、体をかがめてお父様のみ前に
敬拝を捧げることのできる準備を備えた息子・娘と
ならなければならない時となりましたので、
私たちの心の扉をたたくお父様のみ声を
聞くことができるよう許諾してくださり、
私たちの前に顕現されるお父様のみ手を
望むことのできる私たちとなるよう、許諾してくださいますことを
切にお願い申し上げながら、
すべてを主のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九五九・一・一八)

Friday Jan 03, 2025
父の祈り 第53話
Friday Jan 03, 2025
Friday Jan 03, 2025
混乱の中でも真の道を探し出すようにしてください
今この時は、
二千年前イスラエル民族が混乱していたその時と同じ時であり、
メシヤが来られなければならない時でございます。
このような時に私たちが置かれていて、
本物がどれか
偽物がどれかを分別することが難しい時に
私たちが置かれていることを知るものでございます。
今までは
過去の歴史過程で苦労した多くの師がいて、
また多くの指導者たちに侍っていましたが、
今日、私たちは
頼るべき心の中心を失ってしまっています。
今日の人間たちが混乱した生活環境に置かれていることを、
お父様はご存じであられると思いますので、
お父様!
私たちの生活を収拾し、
私たちの心を収拾し、
私たちの理念を収拾して、
天性の前に頼って生きることのできる幸福な時間をもつよう
お許しください。
今日、
このように混乱した世の中に住んでいる私たち、
私たちの心と体が広めていくべき理念を、
私たちの生活で体でもって証すことができ、
私たちの心で感謝することができるようにしてください。
そうして、
お父様の願われる息子・娘だとほめたたえられ、
復帰の使命を完遂した息子・娘だという祝福を
受けることができるようお許しくださいますことを
切にお願い申し上げます。
お父様!
お父様が私たちの心を監察してください。
私たちの心は、どこの誰よりも
私たちの行く道をよりよく知っています。
私たちの心は
本然の真なる道を行くことを願っていますので、
お父様、
私たちの心の願いを成してくれ得る
真理と宗教を許諾してくださって、
救援摂理のみ旨を成すことができるよう
お導きください。
数多くの教派に分かれて
全宗教界が混乱していますので、
お父様、
哀れにお思いください。
ここではどのような教団も、どのような集団も、どのような教派も
問題ではないことを知っていますので、
お父様が認めることのできる(私たちの)内的な心情、
お父様のお心を体得することのできる
切実な心情をもっていくことが真理の要点であり、
真理のすべてであるということを
私たちが分かるよう許諾してくださいますことを、
お父様、
切にお願い申し上げます。
今、逆境にぶつかったとしても、
お父様のみ旨を成すべき時が私たちの前に近づきました。
そうですので、その逆境を越えて
お父様の栄光を仰ぎ見る自分の心と体を
備えることができるよう許諾してください。
そうして、
一人ででも逆境を勝ち抜いて
お父様のご心情を心配しながら、人知れぬ隠れた祭壇を積み重ね、
お父様のお心に似るために、
お父様のご心情を体得するために、
すべてのものを捧げることのできる、
あなたの息子・娘となるようお導きくださいますことを
切にお願い申し上げながら、
主のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九五八・五・一八)