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Saturday Feb 03, 2024
真の父母経 第399話
Saturday Feb 03, 2024
Saturday Feb 03, 2024
10 お父様がダンベリーにいらっしゃったその一年間は、言葉に言い表せない出来事が私たちの内外でたくさん起きました。それらの事件は、摂理的に見るとき、決して損害を受ける出来事ではありませんでした。神様の憐れみと赦しと愛を人類が受けることのできる、そのような道を開かれたのです。
興進君の聖和と「愛勝日」の宣布以降、お父様がダンベリーで「開天門の日」を立てられるまで、どれほど多くの内的闘争があり、摂理的な勝利をもって終結するための努力と苦痛がいかなるものだったかを、皆さんは想像すらできないでしょう。私(お母様)もやはり、ダンベリー刑務所に共に入りたいという思いを数千回以上も抱きながら、お父様が経ていらっしゃる苦しみを推し量るばかりでした。
11 皆さんはこの時点、この瞬間が、どれほど貴いかを知らなければなりません。ヨシュアとカレブは、どちらも名門の家の子孫でした。年を取るまで、天のみ前に忠義を尽くしたのです。カレブの立場からすれば、不足しているものは何もなかったにもかかわらず、ヨシュアと一つになったというのです。「自分のほうが優れている」とは言わず、ヨシュアを立てたというのです。カイン・アベルが復帰されたこのような基台を立てた上で、イスラエル民族を通してメシヤが来ることができたのです。
私(お母様)は、私たちの指導者たちを見ながら、このような面に思いをはせています。互いに愛し合い、誇りに思う文化が定着していません。私たちは、互いに大事にし、愛し合う気持ちが、世の中のどの団体よりも強くなければなりません。真の父母の子女なので、違わなければならないのです。今からでも、皆さんを通して、私が環境創造をしたいと思います。
高くなろうとばかりするのではなく、互いにために生き、育て合い、誇り合うようになれば、全体が大きくなれるのです。自分だけが優れていると考え、自分が最高であると考えて、自分の考え以外にはないと思う団体や個人は、発展しません。自己中心的に進めば衰退していき、ために生きる生活を実践すれば発展するようになります。絶対に、自分によって苦しむ人がいてはいけません。私たちは、生命を生かす人々です。兄弟と食口とすべての人々を、愛で抱かなければなりません。
12 お父様は、一九七一年にアメリカに行き、「私は医者として、消防士として来た」と語られました。天がそれほどまでに準備され、自由世界の砦として立てておかれたアメリカは、本来の天のみ意に従う方向とは違う、家庭破壊の退廃文化と共産主義思想によって、存亡の岐路に立たされていました。天がアメリカを、どのように苦労して育ててきたかをよく御存じのお父様は、もう一度第一線に立って、宗教と思想問題において共産主義の脅威にさらされているアメリカを救おうと、孤独な身で向かわれたのです。
そうして、到底、人間には成し得ない多くの業績を残されました。アメリカを生かそうとしたのは、天の父母様のみ意に従い、世界の人類を救うという目的があったからです。そして、揺れる自由世界、民主主義が揺らぐその国で、お父様は「許せ、愛せ、団結せよ」というみ言を下さいました。アメリカのすべての善なる人々の目を覚まさせてくださったのです。自ら、愛を実践されました。
しかし、アメリカは、そのようにために生きる生活を実践してこられた方を、ダンベリーに追いやりました。ダンベリーに向かわれながら、お父様は「一つになりなさい」とおっしゃいました。「私が向かうあの後ろに、どのような天の祝福があるか分からないから、あなたたちは強くありなさい。堂々としていなさい」と叫ばれました。世界の摂理歴史において、アメリカを救い、世界を救った方が、真の父母様であられます。
13 お父様は、人種間の統合と理解を促進するために、あらゆるものを捧げてきました。お父様は、御自身に反対する者たちを愛しています。お父様は、昔、御自分を罪ある者として追いやる人々を赦し、今までの誰よりもアメリカを愛しています。お父様は御自分が、偏見によるあらゆる形態の抑圧に対抗して闘っているアメリカの人々に勇気を与える、一つの道具として用いられたと考えているので、神様に感謝しているのです。
お父様は国際的に、宗教間の和解と一致、そして、人種間の調和のために努力してきました。イエス様は私たちに、一つの愛する人間家族として、働き、学ぶように教えてこられましたが、その思想は、正にお父様の信念なので、あらゆる形態の宗教的偏見と不寛容性、そして、人種差別を終わらせるために、献身的な生きざまで、聖職生活に一生を捧げているのです。
一つになる生活
人間は、二重目的をもつ個性真理体であるため、連体(有機的に連帯し合っている関係)的な存在であることを自覚するとき、一つになる道が開かれる。「私と人はつながっている」という自覚は、無知と堕落性によって阻まれている。無知と堕落性を真理と愛で克服すれば、人間の本性が啓発される。その場に神様が臨在されることを戦慄が走るように感じなければならない。神様に常に侍り、真の父母様のみ意を推し量り、愛と知恵によって人生と世の中を経綸すれば、私から天宙まで、一心、一体、一念で一つになる役事が起きるであろう。
14 私たちは、どのようにして一つになることができるでしょうか。何より、天の父母様に出会わなければなりませんが、それは簡単なことではありません。人類始祖が堕落したからです。堕落によって、人類は無知に陥り、創造本然の本性が隠されてしまいました。無知の壁は六千年間、積もりに積もって、高く、分厚くなり、堕落性の川は広く、深くなりました。人間の力だけでは、この壁を越えたり、この川を渡ったりするのは困難です。愛の本体であられる天の父母様は、常に私たちを助けてくださる準備ができています。すべてのことは、自分自身にかかっています。良心を目覚めさせなければなりません。良心は、第二の天の父母様です。神霊と真理によって常に目を覚まして祈り、万享に感謝する生活をすれば、天の父母様の声を聞くようになり、戦慄が走るように感じるでしょう。
ここからさらに進み、すべての人は、天の父母様の代身者に出会わなければなりません。人類歴史は、一つの中心を立てるための復帰摂理歴史です。二千年前、天のひとり子としてイエス様が立てられましたが、イスラエル民族の不信によって、十字架で亡くなられました。天の摂理は、再び再臨の時まで延長されざるを得なかったのです。ついに人類は、再臨主がこの地に来られ、天の新婦であるひとり娘を探し出し、真の父母として顕現された祝福の時代を迎えています。人類は、天の父母様の代身者であられる真の父母に出会い、侍って、従わなければなりません。そのようにしてこそ、六千年間、続いてきた原罪を清算できるのです。愛と知恵に満ちあふれた創造本然の人間に、生まれ変わることができるのです。
15 私たちは歴史を通して、選ばれた民族と責任者、国々が責任を果たせなくなるとき、いかに大きな蕩減を払ってきたかを見てきました。大きな祝福を受けた位置は、自分だけの位置ではありません。世界全体が一つになれるよう、責任を果たさなければならないということです。
地政学的に見ても、日本は韓国と一つにならなければなりません。一国が豊かに暮らすとしても、アジアの他の国々と一つになれなければ、永遠には続かないでしょう。一つになる道だけが、生き残ることのできる道であり、また、深刻になっている地球の環境問題や、様々な問題を改善することのできる道です。日本も多くの問題があるのですが、真の父母様に侍って一つになるとき、すべての問題点が一つ一つ取り除かれていくでしょう。日本の祝福家庭と国民が、真の父母様と一つになって、アジアを救い、世界を救う活動の先頭に立ってくれることを願います。
16 私(お母様)は先日、アルプスの十二の霊山を上り下りしました。もう一度皆さんを赦し、抱こうとしたからです。お父様は、「一つの世界になれば、判事や検事、弁護士が必要ない世の中になる」と語られましたが、私たちがそのようにしなければなりません。万王の王であられる真の父母様に対して、私たちはそのような環境をつくってさしあげなければなりませんでしたが、その責任を果たすことができませんでした。足りなかったことを悔い改め、反省しながら、最善を尽くして天の期待の前に栄光をお返ししようという気持ちをもたなければなりませんe
もはや、私たちの教会にサタンが入ってくることのできる隙間を与えてはいけません。一つにならなければならないのです。それぞれ自分の主張ばかりしてはいけないというのです。声を一つにそろえるのです。そうしてこの国と世界の前に見せてあげなければなりません。生きていらっしゃる天の父母様、真の父母様の権威を立ててさしあげなければならないのです。父母様と一つにならなければなりません。指導者たちも食口たちも、互いに心を一つにし、このみ旨成就のために、もう一度決意して立ち上がらなければなりません。
17 多くの国々にはみな、彼らなりの夢があります。特に、その国を指導しているリーダーたちや責任者たちは、国民を成功に導き、豊かに暮らせるようにしたいという思いがあるでしょう。しかし、自国の利益だけを追求し、幸福と自由と平和を謳歌するというのは、今の状況では不可能です。今日の世界には、多くの国境線があります。また、人種紛争をはじめ、宗教紛争など、到底言葉にすることのできない紛争が起きています。
しかし、創造主であられる天の父母様に侍るようになるとき、世界人類がどのように進まなければならないかを、私たちは知るのです。その進むべき道を教えてくださった方が、真の父母様です。真の父母によって、すべての国々が兄弟国として一つになれます。全世界が心を一つにし、志を一つにして動くとき、今、人類が悩んでいるすべての問題が解決されるのです。
18 皆さんが何よりも急いですべきことは、「一つになろう」という運動です。もちろん、個人においては体と心が一つになった立場で、み旨を中心として一つになることが重要です。子女の皆さんの立場で考えるとき、兄弟間で一つになるのは難しく、大変ですが、必ずしなければならないことだと思います。そうして、皆さんが真の父母を中心として、三人が完全に一つになった立場で、その基台を広げていくならば、み旨は成就するでしょう。世界の縮小型であると考えることのできる四位基台において、横的な数は三人です。四位基台の横的な三人が真の父母を中心として一つになれば、世界を一つにするのは易しいことだと考えます。
これを世界的に広げてみるとき、世界は三人が一つになって成し遂げる四位基台の拡大的形態で成り立っていると考えることができます。この世の中を眺めるとき、優れた頭脳をもった知的な人、権力や力をもった人、また、経済的な力をもった人を無視することはできません。この三つの部類の力が世界を支配していると考えることができます。そのような力を縮小して考えれば、自分一個人に集約させて考えることができるのですが、皆さんが互いに、対話を通して理解し、愛し合いながら協助していけば、一つになれないことはないと思うのです。
Monday Jan 22, 2024
真の父母経 第398話
Monday Jan 22, 2024
Monday Jan 22, 2024
第三節 天一国国民の生活
感謝する生活
天一国は、真の愛を中心として、天上と地上が一つになり、体と心が一体となり、自然と共に生きていく世界である。天一国の国民は、言葉のとおり、創造本然の生活をしなければならない。天一国が完成するときまで、神様が常に「私」と同行、同苦、同楽するのを感じることができなければならない。そのためには、常に喜び、祈り、万事に感謝する生活をしなければならない。感謝する生活には、天運と天福が共にある。真のお母様は、心を無にするとき、感謝する生活が始まると教えてくださった。
1 私(お母様)の生涯の座右の銘は、いかにしてきのうよりきょう、さらに感謝の気持ちをもって生きていくかということです。きのうよりきょう、さらに感謝し、あすはきょうよりもっと感謝しながら生きるために努力してきました。日ごと、感謝の気持ちをもつことが、私の人生の目標でした。お父様はダンベリーに出発される直前に、「不平を言ってはいけない。立てられた立場で感謝し、感謝することによって完全に一つとなったとき、大きな奇跡が起きる」と語られました。
2 皆さんは心を無にしなければならず、悔い改めなければなりません。高い位置にいる人は心から低い位置に降りていき、毎日の生活において天に感謝し、自分自身についても、「このように新しい出発をすることができて感謝だ」と言わなければなりません。
「きょう一日も、これまでできなかったみ旨のための活動に、最善を尽くすことのできる一日となるように導いてください」と言いながら、感謝の気持ちをもって生きるようになれば、周囲がすべて美しく見えます。そして、幸福になります。自分だけで大事にしまっておくことができないので、伝道をせざるを得なくなるのです。
3 本当に一〇〇パーセント感謝するとき、心と体が統一されます。そして、皆さんの周辺が幸せになります。皆さんが、天の下さった祝福に感謝する心をもって生活すれば、周辺をさらに幸せにすることができ、祝福を家庭と社会と国と世界に広げていけるだろうと思います。歴史始まって以来、一度しか来られない天地人真の父母様と共に活動した皆さんは、幸福な人です。
4 皆さんが責任を果たせなければ、蕩減というものが残ります。それはどうしようもありません。驕慢な態度を取らず、感謝の気持ちをもって生活しなさいというのです。本当に天に対してや、兄弟に対して感謝できる思いが湧けば、平和が訪れます。自分が自由になるのです。拘束を受けなくなるのです。
5 私たちは常に感謝しなければなりません。まず神様に感謝し、その次に、夫に感謝し、妻に感謝し、隣人たちに感謝しなければなりません。感謝すればするほど、より深い愛が連なって流れ込んできます。たくさん感謝をすればするほど、その感謝に比例して、神様の愛の量がさらに増えるでしょう。ですから、私が死ぬときには、感謝の言葉を世の中に残し、愛だけをもって父のみ元に帰ります。愛の中で永遠に生きるのです。そのときには、どれほど神様をあがめ、感謝しながら生きるだろうかというのです。それが夢です。
私たちは、愛の祝福の場に行くために、感謝する生活をしなければなりません。不幸にぶつかれば、神様もそれを御存じです。世界で最も不幸な状況にぶつかったとすれば、神様がそれを記憶せざるを得ません。その場で感謝することによって消化するようになれば、神様が「信じられる人だ」と言われるのです。それを越えていけば、世界にまたとない福を受けます。このような原則があるというのです。
6 今まで神様が苦労されたのは、結局、「私」のためであり、これから行くべき世界的な開拓路程の九五パーセントの使命も、私のために既に担っていらっしゃることを考えれば、私たちは神様に感謝せざるを得ません。ですから、信仰生活の本質は、神様に感謝することです。そのような気持ちが存在するとき、神様と一つの絆で結ばれる基になるのです。
自分がこの世で良い立場に置かれたときにのみ、感謝しなければならないのでしょうか。違います。神様は今まで、良いときにだけ私たちのために苦労してこられたのではありません。困難なときほど、さらに苦労することを決意してこられたのです。ですから、私たち自身も、神様を自分の父として侍るためには、私の代わりに働きながら闘ってこられた神様に対して、良い立場で感謝するよりも、困難な立場でさらに感謝しなければなりません。
赦し、愛する生活
真の父母様は、神様のためであれば、赦せないことも赦され、人類のためであれば、怨讐までも愛された。赦しと愛には、偉大な力がある。赦しは人の心を開き、愛は人を動かす。真の父母様の奇跡のような生涯の業績は、赦しと愛の生活によって成し遂げられたものである。真の父母様は、赦し、愛するようになれば、争いがある所に和解があり、紛争がある所に和合が広がり、戦争がある所に平和が訪れるようになると語られた。
7 お父様は、怨讐の名前を覚えていません。一日だけ過ぎれば、すぐに忘れます。すべて忘れてしまいました。ですから、怨讐がいないのです。怨讐の息子、娘が御飯を食べることができずにいるとすれば、私が米を買ってあげ、お金がなくて学校に行くことができずにいれば、学費を出してあげました。そのようにしてきてみると、滅びなかったのです。
ですから、お父様の名前を見るだけでも、サタンは後ろに退くようになるというのです。それゆえ、統一教会は発展するのです。統一教会が反対を受けながらもどのようにして発展できたのかというと、そのような愛の道理に従って原則を守ってきたので、神様が保護してくれて、そのように発展したというのです。神様が守ってくれ、サタンも破壊しなかったので、発展したというのです。
8 お父様は、日本統治下で独立運動をしたとして捕まり、死ぬほど拷問を受けられましたが、誰よりも日本のために祈り、日本の食口たちを愛されました。それで、私たちの教会には日本の食口たちが多いのです。また、世界各国のNGO(非政府組織)にも日本の食口たちが出向き、大活躍をしています。光復以降には、共産治下の平壌に行き、み言を伝えながら、無実の罪で二度も投獄されました。それにもかかわらず、「死の労働収容所」と言われた興南肥料工場で「監獄の中の聖者」という呼び名を得たのです。一九五〇年十月十四日は、北朝鮮の人民軍が撤収しながらお父様を処刑する日でしたが、その日、九死に一生を得て、脱出することができました。
四十年が過ぎた一九九一年、私たち夫婦は、金日成主席に会うため、当時の興南監獄を通り過ぎ、咸興の主席公館に向かいながら、万感の思いが胸に迫りました。そのときに、南北統一の新たな礎石を据えたのです。天の父母様は、赦し、愛する所に奇跡を起こされることを、改めて確信しました。
韓国でも無実の罪で獄中の苦労をされましたが、父母様は世界で愛天、愛人、愛国の精神と文化、そして、韓国語を教えられました。一九七〇年代、八〇年代には、アメリカやイギリスなどの地で、西洋の食口たちが「愛国歌(韓国の国歌)」を韓国語で歌う姿を目にし、感動の涙を流したという話もたくさん聞きました。
アメリカでも、ダンベリーの監獄に無念にも行かれましたが、アメリカを動かし、世界を救うために、あらゆる努力を傾けられました。その結果、多くのアメリカの指導者たちとキリスト教の牧師たちが冷戦を終息させるために先頭に立って歩み、それ以降も、超宗教平和運動のために共に力を合わせています。お父様は一言で言って、赦しと愛の人生を送られたのです。
9 ダンベリーにおける十三ヵ月間の言うに言えない受難は、もう一度父母の立場で、世界の前に、赦し、愛で抱かれる手本の生活となったことを皆さんは知っています。天は、愛によって人間に向き合ってこられながら、常に打たれて奪ってくる作戦を取られることを、(私たちは)知っています。歴史始まって以来、お父様以外に、自ら愛の化身となり、実践して行動した方がどこにいたでしょうか。ですから、天ですら感動せざるを得ず、いくら邪悪な人間だとしても、その愛の前に溶けざるを得ないことを、私たちは目撃しました。
お父様は、韓国社会の知識層である教授たちをはじめ、「国際勝共連合」の幹部たちから班の支部長たちに至るまで、全国的に教育を施しました。天を中心とした真の父母様の真の愛の理念が、全国にこだましています。「ただ、この真の愛だけが人類の希望である」と語られたのです。自分個人においては、心と体が真の愛を中心として一つになり、また、家庭においては、妻と夫が真の愛を中心として一つになり、さらには、氏族と国家、世界が、真の愛を中心として一つになることだけが、私たちの生きる道であることを力説されました。
Monday Jan 22, 2024
真の父母経 第397話
Monday Jan 22, 2024
Monday Jan 22, 2024
二世教育と未来の指導者養成
真の父母様が天一国の開門をなしてくださったので、祝福家庭と子女たちは、天一国の定着をなさなければならない。天のみ旨と心情、そして、真の父母様の伝統は、真の父母様のみ言と生涯路程を学び、真の父母様を証し、真の愛の生活を実践するときに伝承される、真のお父様の聖和以降、真のお母様は、二世たちを、天一国を率いていく立派な人材として養成するため、天宙平和士官学校を開校し、二世特別修練会を開催するなど、多くの精誠と努力を傾けられた。
27 いまだに私たちが生きている世の中はサタン世界なので、皆さんが二世たちを育てるに当たって、まず心情的に原理が入らなければなりません。そうして、中心が立って絶対「性」を守る立場では、踊ってもよく、音楽をしてもよいのですが、成長して祝福を受けるまでは、よく面倒を見てあげなければなりません。
私(お母様)は、教会の復興と二世教育について強調しました。「祝福家庭の二世と世の中までも包括して、指導者たちを養成するために私が奨学金を出す」と話したのです。
28 統一家を導いていき、未来の責任者になるべき二世たちを見るとき、心配なことが多いのです。結論的に言えば、私たち全員が、責任を果たせなかったということです。このようになった現実に、私(お母様)が一度に責任を負わなければならない立場です。そうしようとするので、私がどれほど大変か、皆さんは分かりますか。内的なことから外的なことまで整備しなければならない立場なので、簡単なことではありません。
新しい家を建てるなら簡単です。しかし、建てられている家を再び直して修理し、きれいにするには、さらに多くの努力とお金がかかります。これを私が引き受けました。ですから、皆さんがそれぞれ責任を全うして、私を助けてくれなければなりません。
29 私たちの教会は六十年の歴史をもっていますが、二世たちのための環境ができていません。二世たちが、み旨の前に大きな役割を果たせるようにしなければなりません。子女がみ旨の中で育っていける環境を父母がつくってあげなければなりません。新しい歴史が出発している天一国時代に、二世を世の中から保護し、天一国の未来を担える指導者たちとして養成しなければなりません。
30 お父様が乗っていらっしゃったヘリコプターを売却する計画です。それで、お父様に報告しました。「私はこれを売って、後代のための指導者を養成し、二世を養育するための奨学金として使います」と申し上げました。すると、「お母様の思うとおりにしなさい」とおっしゃいました。
ところが、いざそれを永久保存できずに売らなければならないと思うと、とても心が痛みました。それでも、お父様をこの国と全世界に知らせ、統一教会が力強く栄えていくのを、人類と天のみ前に見せてさしあげたいと思うのです。
31 二世の皆さんは、学校でも、どのような所でも、真の父母様の子女であることを堂々と示さなければなりません。それが伝道です。学生は、学校で最高の学生にならなければなりません。一番にならなければならないのです。どのような環境にいようと、皆さんは最高にならなければなりません。
世の中の人々が二世たちを見つめていることを知らなければなりません。ですから、そのような中にいる皆さんは、どのようにしなければなりませんか。一生懸命に勉強し、またしっかり成長して、天のみ前に大きな人物にならなければなりません。真の父母様が成し遂げようとされているそのみ旨を、二世たちが共に成就できる位置に立つとき、世界の人が何と言うと思いますか。皆さんは勝利者になるのです。
32 人間の生は有限です。しかし、私たちが父母様のみ旨に従って実践躬行する生活を送るとき、永遠の世界で私たちは祝福される位置、愛を受ける位置、中心人物になる位置に立つようになることを肝に銘じなければなりません。このように見るとき、私たちの二世は、希望的で幸福な人々です。
皆さんが一生懸命に行動し、実践すれば、新しい生命を得る人が多くなるでしょう。そうなれば、真の父母様は「すべて成し遂げた」とおっしゃるでしょう。神様を中心とした自由、平和、統一、幸福があふれる世界には、世の中の法は通じません。弁護士、検事、判事が必要ない世界です。
それでは、私たちはどのようにしなければならないのでしょうか。その幸福な世の中に全世界の人類がすべて同参できるように、彼らに真の父母様を紹介し、教育しなければなりません。そのようにするときにのみ、この時代を共にした誇らしい祝福家庭、誇らしい統一家の指導者になるでしょう。
33 今は、教育に重点を置こうと思います。ですから、未来の指導者養成はもちろんですが、各界、各層のすべての指導者の位置にいる人々から教育していくつもりです。それは、世界平和のための最も早い道です。神様を中心とした一つの世界を成し遂げようとする活動です。
私たちが力を合わせて、自由と平和と統一と幸福があふれる真の愛の世界、すべての人が自ら考えて行動できる、真の愛の世界をつくらなければなりません。それは、私たち個人の心と体を一つにする運動から始めなければならないでしょう。
34 二世たちを良い環境で育つようにしなければなりません。み旨の中で、純潔で美しく、良く育つことができるようにするためには、父母が環境創造をしてあげなければなりません。ですから、学校でも、社会でも、堂々と真の父母様の二世、三世であることを誇れるようにしなければなりません。誇り高く育てなければなりません。彼らが私たちの希望です。
35 指導者は、「宇宙主管を願う前に自己主管を完成せよ」ということを常に念頭に置いて生活しなければなりません。二世たちを集めた場でも、これを中心として特別教育をしました。若い時には血気によって判断が曇りやすいのです。ですから、お父様もこのみ旨の道を歩んでこられる中で、体を打つ祈りの精誠をたくさん捧げられました。十数時間、汗を流しながら祈りの精誠を捧げたというみ言を、皆さんは聞いたと思います。
その上、お父様は火のような性格の方なので、不義を見ては我慢できない性格です。しかし、サタン世界を屈服させるために耐えてこられました。そのような忍耐が必要です。精誠が必要です。そうしようとすれば、自分自身を修めることができなければなりません。今後、私たちが進んでいくに当たって、一世と二世を分けることはできません。二世が中心になったとしても、一世に侍って共に進んでいかなければなりません。
36 天宙平和士官学校の士官学生は、摂理歴史に自らの名前を刻むことができるように、多大な努力を傾けなければなりません。それゆえ、きょうのこの場を、どれほど天が待ち望み、人類が待ち望んできたかを知って、一生懸命に勉強する皆さんになることを顧います。
天は、皆さんを助けるでしょう。皆さんは天と人類に負債を負う人にならないでください。皆さんの若さと覇気は、天国定着の礎と柱になるでしょう。私たちの目標は明確になりました。
私たちは必ず、命が尽きる日まで、この摂理の完成に向かって進まなければなりません。それで、皆さんを新しい時代、新しい歴史の天一国完成のための最初の実として結ばれる位置に立てました。有り難いことではないですか。皆さんが宣誓し、誓ったとおりに、一生懸命に活動してください。そうすれば、天地人真の父母様が常に皆さんと共にいらっしゃるでしょう。皆さんは、光ある者になるでしょう。皆さんによって、暗い世の中が明るくなるというのです。
37 皆さんは、天一国の民たちとして、全世界の人類を救わなければなりません。そのためには、皆さんの後継者を育てなければなりません。私(お母様)は皆さんに、名門の家を育てることを強調しました。名門の家は、自分よりも優れた後継者を育てなければならないのです。特に、家庭では父母よりもさらに立派な息子、娘を育てなければなりません。皆さんよりも立派で、さらに信頼することができ、より忠義を尽くす孝子、孝女をたくさん育てなければならないというのです。それでこそ、私たちの未来には希望があるのです。
Monday Jan 22, 2024
真の父母経 第396話
Monday Jan 22, 2024
Monday Jan 22, 2024
18 真の父母様が提唱した「神様のもとの人類一家族」のビジョン、すなわち私たち全員が神様の子女だという真理が、南北米大陸を中心として展開した事業の中心に置かれています。このようなビジョンを実現するために、今まで全世界的に様々な平和基盤をつくっておきましたが、今、神様の恩恵によってそのビジョンが実現化しています。
南米でも、新しい希望の花が咲き、実を結ばなければなりません。この偉大な大陸を中心に、美しい自然の中で、誰もが自由に、平和に、神様を父母として侍る兄弟姉妹として一つになって幸福を享受する、新しい世の中を夢見てきました。それは、神様の希望であり、人類の念願であり、子々孫々にまで受け継がれることを願う夢です。その夢を実現するための挑戦は、偉大なことだと思います。
現在、気候の変化と貧困によって、地政学的な緊張と紛争が高潮する中で、全世界が苦痛を受けています。南北米の多くの国々も、様々な面で困難な状況を経験しています。しかし、南北米は、新世界創建の無限な可能性をもった大陸です。このような南北米大陸に天運が押し寄せてきています。世界の耳目が南米に集中しています。皆さんは、天の声に耳を傾けなければなりません。閉じた耳を開かなければならないのです。
19 南北米の共同発展と世界平和実現のために、いくつかの提案をしようと思います。
第一に、自然環境を積極的に保護するに当たって先頭に立とうということです。今、世界は、地球温暖化と自然環境破壊によって途方もない災難を受けています。自然は、神様が私たち人間のために下さった家であり、繁栄するための環境です。人間が万物を大切に扱い、主管するとき、自然も同様に、人間に必要なものをもたらしてくれるのです。自然と人間は、神様が創造された有機体であるという価値観をもたなければなりません。
第二に、今や、国境と人種、宗教の壁を崩して、「神様のもとの人類一家族」の理想を実現するに当たって先頭に立とうということです。「世界平和統一家庭連合」は、交叉祝福結婚を通じた理想家庭の実現のために努力してきました。怨讐同士で和解し、世界を一つに結ぶことができるのは、祝福結婚しかありません。祝福結婚は、「理想家庭を通じた平和世界の実現」という目標のもと、数億双がここに参加し、実際に人類が直面している高い障壁を崩しています。
第三に、皆さんは、南北米の宗教和合と一致のために先頭に立たなければなりません。一つの世界は、何よりも宗教の和合と一致から始まらなければなりません。歴史の中で神様は、宗教を通して人類を導いてこられました。天運が押し寄せてくる今、南北米の宗教間の調和と協力が、いつの時よりも切実に求められています。南北米の宗教指導者たちと皆さんが、宗教の和合と対話の先頭に立たなければなりません。
第四に、皆さんは、ブラジルのジャルジンとパラグアイのプエルト・レダを中心として展開している理想村建設プロジェクトを具体化することに同参しなければなりません。神様が願われる新しい国、新しい世界は、超宗教、超国家、超人種の世界です。国境のない自由と平和、統一と幸福の世界です。神様がいらっしゃるので、南米に注いだ精誠は、決して無駄にはならないでしょう。それをどのように具体化し、短縮させるかは、皆さんをはじめとする私たち全員にかかっています。今や皆さんは、理想共同体を実現し、新世界を実現する合同指針をつくらなければなりません。
女性の役割
女性は、復帰摂理歴史において重大な責任を与えられ時代ごとに摂理の一線で大きな役割を遂行してきた。統一家の女性たちは、真の父母様のみ言に従い、神様に侍る真の娘、真の妻、真の母の責任を果たすため、地球村の至る所で真の愛を実践しながら汗を流した。特に、後天時代の開幕とともに、女性の役割がより一層、重大なものとなった。真の父母様は、天一国完成のためにカインとアベルを一つにし、カイン圏を復帰する氏族メシヤの使命を、女性たちが先頭に立って遂行することを願われた。
20 今は、女性たちが先頭に立つべき時です。個人はもちろん、家庭と氏族、国、世界で、女性たちが母性愛をもってお互いに愛する心で、不遇な隣人を助けてあげながら、私たちの夢が成し遂げられることと、私たちは明確な目標をもっている天の真の息子、娘であることを、心に刻んであげなければなりません。
そのためには、どうしなければなりませんか。原理のみ言を聞かせてあげなければなりません。ですから、個々人が新たに生まれて、このみ旨のために本当に全力投球、死生決断できる「私」と、私の家庭と、私の隣人と、私の国と世界にしなければなりません。
そのためには、女性たちが先頭に立たなければならないというのです。「偉大な男性がいれば、その背後には偉大な女性がいる」と言います。男性たちが責任を果たせなかったと、そのように言っているのではありません。お父様も、男性がさらに完全になるように助けてあげるのが女性であるとおっしゃいました。ですから、妻がいなければ、夫も完全になることができないというのです。完成した男性になれません。素晴らしい男性になれません。ですから、妻が絶対に必要なのです。女性も同様です。しかし、平和を愛するのは、男性よりも女性です。ですから、女性たちが先頭に立たなければなりません。
21 女性の役割はどれほど重要でしょうか。今は、母の使命を果たさなければならない時代です。母は生命を生んであげなければならず、養育しなければなりません。お父様が大きな家を立ててくださったので、私たちが整理、整頓をして、家の中の状態をすべて整えなければなりません。それは私たちの責任です。
22 お父様は、女性時代の到来を宣布してくださるとともに、女性の重要性を強調されました。母から生まれる生命は、母から受け継ぐものが九九・九九九パーセントであり、父の精子は〇・〇〇一パーセントにしかならないとおっしゃったお父様のみ言を、記憶していると思います。そのみ言を何度も語られました。また、私(お母様)はそのみ言をもって何度も世界巡回講演をしました。
しかし、女性たちは、どれくらい子女たちや夫から、きちんとした待遇を受けていると思われますか。自分が受けるベきもてなしをきちんと受けられなかったという人がたくさんいます。今、すべての女性が差別なしに生きていけるようにすることはもちろん、(彼女たちを、)母の使命を全うする女性指導者として立ててあげたいと思います。
23 周易で陰陽の原理を語っているのですが、これは、時間的に見る時には、先天時代と後天時代に分けることもできます。今までの先天時代は陽の時代であり、男性たちが多く主導してきました。
今は陰の後天時代、すなわち女性の時代が出発する時です。神様は天地を陰陽、プラス・マイナスで創造されました。しかし、今までは片方に偏っていたというのです。人間始祖が堕落することによって、陰と陽は並んで行くことができませんでした。それで、陽の時代が世界を主導したのです。しかし、今は、陰の時代が現れる時です。女性たちが先頭に立たなければならない時になりました。
このような驚くべき摂理は天だけが知るところですが、時をぴったり合わせて、二〇一三年に新しい道を開いてくださる天の奥妙な摂理を、皆さんも知らなければなりません。ある一ヵ所に偏らずに均衡が取れるようになるのが、本来の神様のみ旨です。地上天国と天上天国がそのように成し遂げられるのです。
24 女性の皆さんは、座っても立っても、寝ても覚めても、二十四時間が短いと思うくらい、天一国の民をつくることに渾身の力を注がなければなりません。天のみ前に実体的にこの国を奉献して、世界の摂理を早める勇士にならなければなりません。
皆さんがよく知っているイスラエル民族の例を挙げてみましょう。彼らは、神様の摂理歴史や蕩減というものを知りませんでした。ただ「私たちは神様が祝福してくださった選民である」という、その一つだけを守ったのです。結局、イスラエルは、イエス様をあのように悲惨に送るとともに、民族的に蕩減を払うことになりました。二千年間、孤独に流浪する民族、国のない民になったのです。そのような中でも命脈をつないでこられたのは、母親たちが役割を果たしたからです。ですから、私は、摂理のための環境創造を強調するのです。
25 私たちは歴史を通して、成功と失敗のすべての典型路程を見てきました。今のイスラエルを見てください。女性たちも、軍隊に行って国を守るために、男性たちと同等に行動します。
今は国を救い、世界を救うことにおいて、女性が先頭に立って立ち上がるべき時です。女性の責任が重大であることを、皆さんは知らなければなりません。私たちは奇跡を創出しなければなりません。このような摂理的な隊列に私(お母様)と共に同参できなければ、子孫たちが皆さんを讒訴するでしょう。「知らなくてできなかった」と言うことはできません。私がすべて話してあげ、教えてあげました。
26 教会において、女性たちの役割が重要です。韓国の歴史においても、母、妻、嫁たちが重要な伝統を受け継いできました。私たち「世界平和統一家庭連合」も同じです。
今から、婦人食口たちを一線に立たせなければなりません。私たちが、立てた目標を中心として、どのように実践躬行するかによって、天一国完成の成敗が左右されます。この目標に向かっていくに当たって、女性の役割が重要です。皆さんが、摂理の目標を中心として一線に立つ女性として、死生決断しなければならない時です。
Monday Jan 22, 2024
真の父母経 第395話
Monday Jan 22, 2024
Monday Jan 22, 2024
6 天の父母様が願われた故郷を取り戻してさしあげなければなりません。天の父母様の故郷はどこでしょうか。真の父母様の故郷です。日本と韓国が一つになって、祖国統一、南北統一へと向かう道に協助できなければなりません。必ずそのようにしなければなりません。そうなれば、全人類の前で中心の位置に立つようになります。自然に整理されるのです。
現在、人類にとって問題になっている宗教問題、政治問題、思想問題、国境問題などが解決するのです。皆さんが先頭に立ち、日本の全国民と為政者たちがアジアから尊敬され、一つになる道に行くようにしなければなりません。小さなことに執着してはいけません。この時代には、すべての歴史の真実が明らかになるのです。
7 皆さんは、故郷を探し出してさしあげる孝子、孝女になることを決心したでしょうか。このような責任をすべて果たすには、私たちに残っている時間があまりにも短いのです。ですから、どのようにすべきでしょうか。私(お母様)は、真のお父様が天上で、失った子女を一人でも多く捜して立てようと、御自身の体を顧みず、苦労しながら活動される姿を目にしました。そのようなお父様のお姿が、私の脳裏から離れません。あまりにも哀れなお姿でした。
今、地上にいらっしゃれば、東洋と西洋を駆け巡りながら活発に活動されるでしょう。地上の私たちが、その責任を担ってさしあげなければなりません。
聖書でも、天国の鍵をぺテロに授けたとあります。なぜ、授けたのでしょうか。地上で天国を築かなければならないからです。私たちの責任は極めて重大です。私たちは祝福を受け、どのように生きるべきかも知っているのですが、堕落圏の世界で暮らしているうちに、自己中心的な生活に染まり、自分の周辺の環境を押し分けて出てくることができなくなるというのです。
8 ある国がお金持ちで、強大国だからと言って、世界を一つにすることはできません。互いに一つになることができる同質点、同じ分野が必要です。天の摂理歴史を中心として、真の父母様以上に世界平和のために実践をした方はいません。そして、真の父母様以上に、摂理的に成功した方もいません。ですから、まず皆さんは、原理を知り、み言を知らなければなりません。いつ、どこでも、真の父母様に侍って生きなければならないのです。
9 お父様は、大韓民国を神様の祖国であるとおっしゃいましたが、私(お母様)は、皆さんと共に、この国を奉献してさしあげたいと思っています。そのためには、地位の上下を問わず、この厳粛な命令に服従しなければなりません。皆さんは、「上の位置から降りてきなさい!一番下で働きなさい!」と言えば、そのとおりにできますか。それが絶対信仰、絶対愛、絶対服従です。神様と人類のために、み旨のために、そうすることができなければなりません。それがお父様のみ旨を完成してさしあげることです。
神様の祖国であるとおっしゃいましたが、実際にそのようになっていません。この時代に、お父様と共に呼吸し、働いた皆さんが、その実を結んでさしあげなければなりません。それを後代に先送りすることはできません。私たちがしなければならないのです。
10 私たちは、天一国を出発する時点にいます。天一国は、私たちが天の父母様に侍り、その方の子女となって生きる国です。私たちにとって、神様は父母であり、万王の王であられます。万王の王であられるその方が、私たちを天一国の民として抱いてくださいました。
まだ世界人類は、すべてを知ることができていません。皆さんは、本当に福を受けた方々です。何ゆえに、このように摂理歴史に同参できたのでしょうか。真のお父様は、常に「無知には完成がない」とおっしゃいました。多方面で、地位の上下を問わず教育されました。理解できるようにされました。個人から家庭、氏族、民族、国家、世界が一つになることができる道は、この道しかありません。
11 私(お母様)は、天の父母様と真の父母様の伝統を、確固たる磐石の上に立てるつもりです。私たちが責任を全うするとき、天一国の民として、永遠に仰がれる位置に立つようになるでしょう。
そのために、私たちは前進しなければなりません。寸暇を惜しまなければなりません。もっている知恵とすべてのものを動員して、必ず短時日のうちに全人類を天一国の民として、天がすべて抱くことができるようにしてさしあげなければなりません。
12 神様の願い、真の父母様の願いとは何でしょうか。六千年前に失ってしまった子女を取り戻したいのが父母の心、父母の心情です。
天地人真の父母様によって、全世界に祝福家庭がたくさん輩出されました。彼らが真の父母様の教えに従って、その国と世界において一つになれば、できないことはありません。皆さんは、できる限り短時日のうちに、真の父母様の願いである神様の祖国、神様の故郷を取り戻してさしあげなければなりません。
13 今、時間がどれほど重要か分かりません。寸暇を惜しまなければなりません。皆さんが生きているということ、皆さんの時間と生命は、誰のためにあるのですか。誰のために、どのように使うかによって、皆さんは歴史に残る英雄になることもでき、孝子になることもでき、聖子になることもできます。このように価なしにすべて下さる天のみ前に、皆さんはそれに合った器にならなければなりません。そして、座ってずっとみ言だけを聞くより、実践し、行動しなければなりません。
私たちがこの国を復帰しようとすれば、どのようにすべきか、目標を設定しておいて実践しなければなりません。このような計画を立てなければならないのではないですか。一日三食を食べますが、御飯を食べることを忘れてしまうほど、一つの生命を取り戻すために、皆さんは一生懸命に努力しなければなりません。その結果によって、皆さんに永生が与えられることを知らなければなりません。
「私たちの先祖は本当に偉大だった。先祖に恥じない私にならなければならない」と、子孫たちが言えるように環境をつくってあげなければなりません。そうなれば、皆さんの二世たちは、み旨を前にして自然によく成長するのです。そのような点で皆さんは、変わらなければなりません。そうして、お金をたくさん稼ぐよりも、人に多く接して生命を生かすほうが、より貴いことを知らなければなりません。
14 春は希望の季節です。私たちの夢を大きく、広く、高く育てることのできる貴重な季節です。しかし、この美しい季節に、この国と世界から聞こえてくる知らせは、あまりに惨憺たるものです。まるで世界は、航海士と船長がいない、羅針盤のない船に乗っているような状態です。いつ、どのようにして風浪や暗礁に出くわし、沈没するか分からない不安な状態です。
このようなことを見ながら、全世界の統一家の勇士たちが立ち上がらなければならないと考えるのです。いつまでも傍観し、待っていることはできません。私たちに与えられた祝福が、私たちだけのものになってはいけないのです。孤児のような世界の人類に、天の父母様と真の父母様が役事されていることを悟らせなければなりません。
真の父母様を堂々と宣布しなければならず、真の父母様によってこの国と世界に希望がもたらされることを証しなければなりません。これこそ、世界人類に新しい春の日が訪れるようにすることです。今や世界のすべての食口たちは、実を刈り取るその日まで、総決起しなければなりません。
15 現在の皆さんが、み旨の前に立っている農夫だとすれば、皆さんに与えられた氏族メシヤの使命を果たすことによって、沃土をつくらなければなりません。やせた地を沃土にすることは、皆さんにかかっています。この良い季節を迎えて、皆さんが怠けて行動すれば、秋に皆さんが手にする収穫はとても微々たるものになるでしょう。祝福された位置というのは、そのようにじっと座って成し遂げられるものではありません。
皆さんは、父母様に出会えなかったならば、どのような人生を生きていたでしょうか。それぞれの国と家庭、置かれた環境で、ただ食べて生活していくのに執着しながら生きていたでしょう。国のために生き、世界のために生きようと考える人は、少ないはずです。真の父母様に出会った皆さんは、どのようなことを考えていますか。考えが大きいとすれば、どれほど大きいでしょうか。
また、どのように行動しなければならないでしょうか。皆さんが春を迎えて、どのように苦労し、精誠を尽くして育むかによって、摂理歴史の秋を迎えるその日に、どのような姿で、どのような実績をもって父母様のみ前に立つかという結果が現れるのです。
16 祝福家庭は、どのように進まなければならないかというお父様のみ言を、すべて聞きました。今や残っているのは、皆さんの責任です。皆さんが責任を果たせば、皆さんの氏族、皆さんの後代が自由で幸福な世界で暮らせるようになるでしょう。
既に環境は随分整えられているので、今後、皆さんが残された生涯で、皆さんの周辺をどのように環境創造するかによって、国家復帰、世界復帰を早めることができるか否かが決まります。口先ばかりを先立たせるのではなく、今は実践躬行すべき時です。新しい時代が開かれました。お父様が語られたそのみ言を、「私」の周辺を通して、私の家庭を通して大きく成し遂げてこそ、皆さんの子孫たちの蕩減が少なくなるというのです。責任を果たせなければ、自然と蕩減を払わなければなりません。
皆さん個人の人生があり、祝福家庭として各自の生活があります。それに、真の父母様がすべて関与することはできません。真の父母様が模範を見せてくださったのですから、そのように生きなければなりません。すべての人々が、み言どおりに生きようと努力しなければならないのに、そのみ言を歪曲して、自分を中心として生きていく哀れな群れもいます。皆さんは賢明な人々になってほしいと思います。
私(お母様)は、皆さんが完璧に伝統を立てた高速道路を行くことができるように、今すべての面でそのような環境を整えてあげています。皆さんに与えられた責任さえ全うすれば、自由で平和な統一世界、天の父母様に侍る一つの世界は、間違いなく成し遂げられるようになります。
17 皆さんは、短い生涯で、「どうすれば父母様と一心、一体、一念になることができるか」を常に考えて実践する生活をしてこそ、皆さんばかりでなく、皆さんの子孫が福を受けることになります。「私」が七〇パーセントしかできなかったとして、自分ができなかった三〇パーセントを、愛する子女と子孫たちに蕩減させるものとして残しておきたいと思う父母はいないはずです。
世界は、ますます一つになっていくしかありません。世の中の人々を正しく教育すべき人々は私たちしかいません。お父様が立ててくださった平和大使たちがいて、「平和軍」と「平和警察」がいます。乱れているこの世界を整理し、教育する人々が、「平和軍」であり、「平和警察」です。武器をもって闘うのではなく、み言をもって教育するのです。
皆さんは、祈りの精誠をたくさん捧げてください。天のみ言、真の父母様のみ言が地に落ちないで実を結べるように、祝福家庭の皆さんとすべての摂理機関が一つになって成し遂げてさしあげなければなりません。それが、今日を生きている皆さんの責任です。
Monday Jan 22, 2024
真の父母経 第394話
Monday Jan 22, 2024
Monday Jan 22, 2024
26 ハワイには、バニヤンツリーという木があります。この木は大きく、生い茂っているので、熱い太陽を遮ってくれます。ですから、木の下が休息所になるのです。この木は天に向かって伸びていくだけではなく、枝が地面に降りてきて、数多くの根を張り、次第に本体が大きくなりながら育ちます。天の父母様が創造した自然を見ながら、多くのことを感じます。お父様はバニヤンツリーのように、地球星の奥地まで探査され、そこに御自身の精誠と愛の根を下ろされました。
真の父母の名をもって、六千年の時を経て初めて、人類の前に勝利的な基盤を築いてこられましたが、全世界を見ると,いまだに私たちの精誠と努力を補わなければならないことがたくさん残っています。今、世の中は混乱状態にあります。行くべき方向が分からず、右往左往しているのです。寸時を惜しんで、一つの生命でも多く救うことができる方法を模索しなければなりません。天は多くのことを準備し、私たちを待っていらっしゃいます。世界の至る所には、自分なりに善良に生きようと努力する人々がたくさんいます。その人々は、摂理については知りませんが、正しく善良に生きようと努力しているのです。そのような人々に私たちがみ言を伝えれば、どれほど感謝して受け入れるでしょうか。
私はバニヤンツリーを見ながら、「それでもこの木は、天が祝福してくださったその役割を果たしているな!」と思いました。この木のように、私たちを祝福してくださった天の貴いみ意を知って、その祝福を世の中に分け与える祝福家庭、青年たちにならなければなりません。皆さんの残された生涯を、名もなく、輝きもないまま流れていくように放っておいてはいけません。私たちは世界の人類にとって、夢であり、希望なのです。
27 今、外的につくり上げられている世界は超スピードです。
今、私(お母様)はここで話をしていますが、これが、まばたきする間に全世界に連結されます。天は、人類のためにこのような文明の利器を発達させてくださいました。皆さんはそのような文明をよく活用して、氏族メシヤの使命を果たし、国家復帰、世界復帰の先頭に立たなければなりません。それが今、皆さんが生きている目的です。そのようになれば、皆さんの二世、三世、子孫たちが、幸福を享受することができるのです。
28 今や、インターネットやモバイルの発達によって、全世界が一秒圏内にあります。皆さんが、父母様のいらっしゃる所に向かってアンテナを立てていれば、父母様が何をしていらっしゃるか、すべて分かるでしょう。皆さんを教育し、皆さんが責任を果たせるように、すべての資料と実績を全世界的に共有できるよう、体制を整えました。皆さんは、真の父母様を通して祝福家庭になりました。祝福家庭としての責任があるというのです。誰も、「知らなかったので責任を果たせなかった」という言葉は言えなくなりました。皆さんの責任を一〇〇パーセント以上、果たせるように道を開いてあげたのです。どのように努力し、実績を収めるかによって、名門の家としての伝統が立つか否かが決まるでしょう。
29 国家メシヤと大陸責任者、特命総使たちは、責任意識を強く感じ、その国とその大陸をどのようにすれば天の側に復帰できるかを考えなければなりません。これは不可能なことでしょうか。可能です。
キリスト教の歴史を通しても、私たちは知っています。一人の最高指導者がキリスト教を受け入れるようになって、その国の国教になったのです。
今、全世界は混沌としています。方向性がありません。私たちが立ち上がらなければなりません。私たちは一分一秒を惜しんで、一つの生命でもさらに救う道を模索しなければなりません。天は、私たちの知らない中で、準備してこられました。その準備した天のみ手を、私たちがつかんでさしあげなければなりません。天と人類の前にどれほど大きく貢献できるか、その結果は、私たちにかかっています。そのような点で、皆さんは時間を浪費してはいけません。
30 今、この瞬間にも、真の父母様を知らずに死んでいく人類が世界の至る所にどれほど多くいるでしょうか。私たちと同時代圏に生きたにもかかわらず、六千年を経て初めて迎える天の驚くべき恩賜を受けることができず、悲惨に流れていってしまう私たちの兄弟がいることを考えなければなりません。私たちは両袖をまくりあげ、力強く立ち上がらなければなりません。真の父母様を堂々と宣布しながら、真の父母様によらなければ、この国と世界は生きられないことを証しなければなりません。
今この瞬間は、私たちがこの場にいることを天のみ前に感謝し、報いてさしあげるべき時だと考えます。それで、私(お母様)は、世界の大陸を言語圏で分け、特命総使を任命することにしました。
世界の全人類が、一秒圏で共に摂理歴史に同参する機会を与えようと思います。彼らは第一線で、皆さんと世界の人類と共に、真の父母様を証するようになるでしょう。
31 天の父母様が願われる一つの世界を、私(お母様)の当代にいかにしてお返しできるかを考えながら、世界地図を見つめました。そうして、言語圏で宣教地域を分けることにしました。世界がすべて、英語圏であるわけではありません。英語のほかに、スペイン語とフランス語、アラビア語に大きく分類されます。そして、世界の人口の三分の二がアジア地域にいます。世界の大陸を全く同じように分割しては、得よりも損失のほうが多いのです。アジアに力を注がなければなりません。
現在の、各大陸の大陸会長たちは、主に教会を発展させ、食口化を進めることに総力を挙げてくださるようにお願いします。そして、特命総使は、世界的な基盤をもっている「天宙平和連合」と「世界平和女性連合」などを基盤として、政府と交渉をしなければなりません。各国の最高指導者たちをみ旨の前に立ててこそ、国家復帰ができます。「私たちの時代にはできない」とは言えません。特命総使は大陸会長と一つになり、内外において共に進まなければなりません。
32 天正宮博物館に世界本部を設置しました。今や、天の父母様が自ら治めるのです。わずかな力や小さな精誠でも、真の父母様と一致できる一瞬一瞬を、皆さんは逃してはいけません。皆さんの残された生涯を、ただ名もなく、輝きもないまま流れていくように放っておいてはいけないというのです。私たちだけが、この世界の人類にとって夢であり、希望です。皆さんが行く先々で、幸福な環境をつくらなければなりません。そこにおける中心は、真の父母様です。
第二節 祝福家庭の責任と未来の指導者養成
天一国の未来と祝福家庭の責任
真の父母様は、天宙的勝利圏を祝福家庭に価なしに相続させてくださり、韓国を神様の祖国として奉献することを強調された。真のお父様の聖和以降、真のお母様は、地球星の全人類に一時でも早く真の父母様を証し、み言を伝えて、永遠なる天の国を地上に定着させる責任を果たそうと、繰り返し力説された。このような天の摂理において、先頭に立たなければならないのが祝福家庭である。真の父母様は、祝福家庭を氏族メシヤとして立ててくださり、「唯一なる神様のもとの人類一家族」の天一国理想を成し遂げるに当たって、先頭に立つことを願われた。
1 二千年の摂理歴史を締めくくり、新しい摂理時代に入りました。今や、現れなければならない時です。ですから、お父様は特別に、二〇〇〇年以降の十二年間、「韓国が神様の祖国にならなければならない」と言いながら摂理してこられました。
皆さんは、「お父様がおっしゃったので、そのようになるだろう」と、ただ軽く考えてはいけません。お父様が語られたので、地上にいる私たちが必ず成就してさしあげなければならないのです。成し遂げてさしあげなければなりません。そのような使命が、私たちにあります。
2 私たちの願いは、自由、平和、統一、幸福の世界です。神様も同じです。蕩減復帰摂理を完成、完了する真の父母が現れなかったので、このように長い時間がかかりました。しかし、私たちは真の父母様に侍って新しい時代を迎えました。
けれども、私たちだけが幸福であればよいのでしょうか。私たちの隣人と国と世界がすべて共に真の父母様と天の父母様に侍って、幸福な地上天国と天上天国を開いてさしあげるべきではないでしょうか。
そのみ旨を成し遂げてさしあげるために、歴史に誇らしい孝子、忠臣、聖子の位置に立つことができる祝福家庭になり、全世界に真の父母様を誇らしく知らせる責任を全うする祝福家庭にならなければなりません。
3 私たちは、私たちを解放してくださる真の父母に出会いました。私たちは真の父母によって再び生まれなければならないのですが、それが祝福です。このように貴いものを、真の父母様は皆さんにすべて代価なしに与えてくださいました。ですから、皆さんは、固く決心して実践躬行しなければなりません。今や、真の父母様を家庭にお迎えし、祝福家庭と天一国の民として、行動すべき時であることを肝に銘じなければなりません。
4 私たちは、真の父母様によって、人類歴史において初めて祝福家庭になりました。真の父母様によって「基元節」を迎え、天一国の民として入籍できるようになったのです。世界の人類は七十億いますが、この驚くべき天宙史的な途方もない秘密を、私たちだけが知っています。皆さんは幸福にも、先祖の位置に立つことができます。
皆さんが知っていることを分かち合わなければなりません。世の中の人たちに真の父母を知らせなければならないのです。真の父母様の在世時にこのことに同参できなければ、皆さんは立つ位置がありません。「祝福を受けたので天国に入るだろう」と考えてはいけません。私たちが行くべき所は、永遠の世界です。
皆さんが知恵のある人ならば、どのように決定し、行動すべきでしょうか。真の父母様の在世時に、祝福家庭として誇ることができる実績をつくらなければなりません。
5 人類歴史は、なぜこのように難しく展開していくのでしょうか。人間は、悠久の歴史を通して、良心作用によって善を追求してきましたが、今日の世界は、人種問題、宗教問題、思想問題、領土問題などで複雑な状況に置かれています。私たちは、じっと止まっていることはできません。
神様は、休まずに摂理歴史を展開してこられました。人間が軌道を脱線したので、本来の軌道に戻ってくることができる蕩減摂理の歴史が必要でした。メシヤはこのような人間の過ちを正してくださる方です。メシヤは、真の父母として来られなければなりません。人間を再び生んでくださらなければならないという話です。このような過程なしには、この複雑な人類歴史は収拾できません。
しかし、驚くべきことに、また有り難いことに、この地上に真の父母様が顕現されたのです。皆さんは、真の父母様のみ前に真の孝子、真の孝女にならなければなりません。
Monday Jan 22, 2024
真の父母経 第393話
Monday Jan 22, 2024
Monday Jan 22, 2024
伝道と環境創造
伝道は、天の民を探し求めることである。天の民が増えれば増えるほど、天の主権が拡張され、神様のみ旨である天一国定着の環境がつくられるのである。人類は、神霊と真理が共にあるとき、伝道される。神霊と真理は、罪悪の世の中に勝つ鎧と槍である。神霊の鎧を着て、真理の槍を持って出ていってこそ、堕落した世の中に勝ち、真の父母様の栄光を全世界に輝かせる環境創造が起きるのである。
12 私たちには、真の父母様がいらっしゃり、真理のみ言があります。原理があります。今や、お父様の生涯と生きざまを全世界的に知らせなければなりません。私たちの未来は明るいのです。私(お母様)は、地方の教会まですべて復興させるつもりです。韓国は、教会が生き生きと躍動しなければなりません。祝福家庭が行動し、実践することによって、隣人と氏族がついてくるようにしなければなりません。
13 皆さんの中で、教会に入ってきてから五十年、六十年になった方たちが大勢いるでしょう。どこで皆さんが入教したにせよ、統一教会を訪ねてきたその時代が懐かしいと思います。お父様にお会いし、み言を聞いて、うれしいと思わず、有り難いと思わない時がありましたか。皆さんは、「新しい人生と新しい生命を与えてくださる主に出会った!」と言って、みな興奮したというのです。
そして、「世界に多くのキリスト教徒たちがいて、また、多くの宗教者たちがいるが、ただ独り、私が先に天の摂理を知るようになり、主に出会ったというのは、どれほど感謝なことか!」と言いながら、一人でとどめておくより、分かち合いたいと思いました。伝道したいと思ったのです。
実際、私たちが天から受けた恩賜と祝福はあまりにも多くあります。堕落した人類としては想像もできない恩賜と祝福を受けたというのです。まず、サタンを分立できたことだけでも、途方もない祝福を受けました。五十年前、六十年前の草創期の環境と今の環境は違います。ですから、草創期に本郷を慕いながら活動していた皆さんの心をもう一度燃え上がらせ、実を結ばせてあげたいというのが、私(お母様)の気持ちです。
14 皆さんが、お父様を再臨主、メシヤ、万王の王、真聖徳皇帝として、侍るとすれば、どのように行動しなければならないでしょうか。
民のない皇帝というものがあり得るでしょうか。私たちだけでよいのですか。世界の人類がそのように侍ることができなければなりません。今から皆さんは、お父様を証し、お父様の業績を紹介し、お父様を世の中に知らせ続けなければなりません。それが伝道です。
15 全人類に、すべて祝福を受けさせなければなりません。天一国の民をつくらなければならないのです。そうするために、皆さんはどうしなければならないでしょうか。きのうときょうに大きな差がなく、ただそのまま言われたとおりにだけしようというような態度では、霊界の協助を受けることができません。
死生決断、全力投球という言葉に実感が湧かなければなりません。ですから、実践しなさいというのです。毎日、天のみ前に報告し、天と共に動く皆さんになりなさいというのです。
16 皆さんは、祝福を受けて子女たちがいると思います。一つの生命が生まれる時、どれほど神秘的で待ち遠しいでしょうか。天の祝福を感じるはずです。
皆さんの努力いかんによって、一日に一人ずつ誕生させることもできるというのです。伝道してどれほど多くの生命を救ったかによって、皆さんが受けるべき賞の大きさが決まります。自分で決めるのです。それを避けていく皆さんにならないことを願います。
17 霊界は、愛で呼吸する所です。愛の空気で息をする所です。皆さんがどれだけ多くの愛を植えたかというのが伝道です。たくさん伝道すると、必然的に付いて回る条件が万物を復帰することです。それを必ずしなければなりません。それはすべて、皆さんが福を受ける位置なのです。
どのようにより大きく福を育てて、皆さんが後代に譲り渡すことができるかという位置は、皆さん自身がつくらなければなりません。皆さんの努力が必要です。精誠が必要です。誰もやってくれません。すべて教えてあげたので、今から皆さんがしなければなりません。
18 私たちは、天が念願し、人類が願う平和世界、幸福な世の中をつくることができます。お父様がそのことを先頭に立って実践し、手本を示してくださいました。お父様は、「無知には完成がない」とおっしゃいました。まず教育をしなければなりません。誰もが理解するようにしなければなりません。行動で見せてあげなければなりません。
このような遠大な夢を成就するために、人類が三十億の時から拍車を掛けてきたのですが、今は七十億を超えているではないですか。一日も早く、全人類に、神様のみ旨を知らせてあげなければなりません。
19 メシヤ、再臨主、真の父母様が、この地で多くの摂理歴史を展開してこられたのですが、私たちが不足なため、世の中にすべて知らせることはできませんでした。それがあまりにも恨めしいのです。
私たちが責任を果たせなければ、私たちの子孫たちが大変になるのは当然です。ですから、皆さんは何としても、今まで待ち望んできたメシヤ、再臨主、真の父母様が来られたことを、人々に知らせなければなりません。
これまで、どれくらい生命を取り戻すために努力しましたか。生きてきた生涯よりは、今から霊界に行く時までの時間のほうが短いのです。
私たちと同じ時代に生きていた人々が、真の父母も知らず、このみ言も知らずに霊界に行くことになれば、どれほど痛哭するでしょうか。「なせあなたは、私が生きている時に、これを知らせなかったのか」と讒訴するでしょう。皆さんが責任を果たせなければ、子孫を通して蕩減するようになります。皆さんは、原理とみ言をすべて聞いて知っているでしょう。今から、皆さんが責任を完遂しなければなりません。
20 神様の祖国であるこの国を、どのように復帰しますか。伝道する道しかありません。伝道して、人を転換しなければなりません。すべての機関企業体と団体が、今からは一ヵ所に向かわなければなりません。今や新しい時代を迎えるので、皆さんの態度が明確にならなければなりません。私(お母様)は、その日のために、すべての扉を開いておきました。
今後の世界摂理に関しても、私は多くのことを構想しています。少なくとも、私たちの目に見え、手につかむことができる実績を収めなければならないでしょう。私は、それが可能であることが分かりました。必ず役事してくださいます。
天の父母様が自ら治められる時を迎え、万王の王として登極されたのですが、民のいない王としていらっしゃるようにすることはできません。ですから、私は、皆さんをすべて忠、孝、烈の隊列に同参させたいのです。歴史に一度しかないこの時です。皆さんが忠、孝、烈の隊列に同参しようと思えば、すべてのことを転換しなければなりません。
21 私(お母様)が言う富者とは、どのような人でしょうか。私は皆さんに、「伝道を一生懸命にしなさい」と言いました。
肉身をまとって生きる地上生活には制限があります。長く生きても、健康的に百年を生きることはできないというのです。私たちは、永生について知っています。私たちが一つの命、十人、百人、このように伝道すれば、彼らの永生を私たちが引き受けるのです。皆さんは富者になります。永遠の世界で記憶される私たちになるというのです。
世の中では、富者は一生で終わりますが、霊界における富者は永遠です。それでは、若い皆さんはどのような道を選ぶのでしょうか。そのようなことには、欲をもってもかまいません。
22 富者になることを嫌う人はいません。最も早く富者になる道は伝道です。堕落した世の中は索漠としています。しかし、真の父母様に侍った私たちは、幸せな人たちです。私たちが伝道をたくさんして、誰もが真の父母様を知っている世の中にすれば、それ以上の富者はいません。霊肉でどれほど感謝の生活と安らかな生活を送ることができるでしょうか。
外の世界では、毎日毎日戦争を考えなければならず、利害や打算を考えなければならないので、複雑です。どれほど差がありますか。ですから伝道をたくさんして霊界のお父様や天の父母様が願われるものを所有できるようにしてさしあげることは、今座っている祝福家庭の皆さんがやるべき仕事です。一言で言って、皆さんは幸福な人だというのです。
23 私(お母様)は皆さんに、「環境創造をきちんとしよう」と言っています。しっかりと環境創造ができた所では、み言を一言語っただけでも、その十倍のみ言として理解するようになります。
太初に神様がアダムとエバを創造された時、彼らは神様と通じましたか、通じませんでしたか。神様と一問一答をしました。同じです。祝福家庭がそのように環境を創造するなら、皆さんが少しだけ努力しても、伝道ができないはずはありません。
24 私たちにとって、真の父母様が来られたことを全世界の人々に知らせることが急務です。真の父母様が既に来られたことを人類に知らせることは、未来における私たちの大きな責任です。キリスト教徒たちは、今なお再臨主、メシヤを待っています。私たちは、既に成約時代を越えて天一国を開きつつありますが、その人たちは、摂理的な時を知らずに生きています
私たちがじっとしていることはできません。あらゆる方法を動員して、真の父母様が来られたことを知らせなければなりません。メシヤが来られたことを知らせなければならないのです。さらに真の父母様が来られて、生涯を通して築いておかれた人類救援のための実績を、世の中に知らせなければなりません。
このようなことは、口で「やる」と言ってすべて成し遂げられるものではありません。宣布したからといって成し遂げられるものではないのです。実践し、活動して、実りを収めなければなりません。
25 今は、堂々と皆さんが、真の父母様が何者であるかを明かさなければなりません。真の父母様によって南北統一、世界平和が訪れることを知らせてあげ、見せてあげ、またそのための生活をする皆さんにならなければなりません。ですから、きのうときょうが違わなければなりません。
一日に一つの生命を生かすと考えてみてください。皆さんは先祖の位置に行くことができ、彼ら(生かされた人たち)は天一国の民になるのです。みな同じように祝福の位置を与えたのですが、その責任を果たすか、果たせないかによって差が生じるのです。
この時代を生きる人として、皆さんの先祖や後代を前にして、このような途方もない祝福を受ける位置にいるのですが、この位置にどのような姿で皆さんが立っているかが重要です。皆さんの中心には、常に父母様が共にいらっしゃいます。皆さんは一人ではありません。
Monday Jan 22, 2024
真の父母経 第392話
Monday Jan 22, 2024
Monday Jan 22, 2024
第四章 天一国の定着と私たちの行く道
第一節 草創期の信仰回復と環境創造
教会復興と草創期の信仰回復
草創期の教会は、真の父母様を慕う食口たちで常にあふれ、新しい食口のために昼も夜も原理講義が途絶えることはなかった。神霊によって礼拝を捧げ、真理によって伝道する、愛に満ちあふれた教会であった。真のお母様は、このような草創期の信仰を回復し、生き生きと息づく教会を築いて、天一国の定着に拍車を掛けようと食口たちを激励され、荒野時代を越えて天一国定着時代の信仰姿勢を提示された。
1 教会を復興させなければなりません。お父様の生前に、全人類がお父様のことを本当に真の父母と知ったならばどれほど良かったか、このような恨がとても大きいのです。しかし、方法はたった一つ、原理のみ言でそのようにする道しかないというのです。
全人類には、原理のみ言が薬です。私たちが行動することによって、原理のみ言で教会を復興させ、さらには天一国の定着を早めることができるのです。
2 お父様は、草創期に、み言によって、愛によって、強い心情世界の絆によって、食口たちを育ててこられました。今後、韓国の教会と世界の教会はそのようになるべきだと私(お母様)は考えています。全体的に韓国の教会をそのような方向に導いていくつもりです。世界も同じです。
私たちは、何の説明がなくても、天を中心として結ばれた絆と情ですべて感じることができます。一つになれば、すべて通じるというのです。そのような深い情で結ばれた祝福家庭です。皆さんはそのような面で、すべて協助しなければなりません。
心情的な教会になろうとすれば、公職生活をしたり、公職生活をしなかったりという立場の違いはあっても、皆さんの行動や言葉、態度が、まず相手と環境、隣人のために配慮するものにならなければなりません。
3 私たちにとって今、最も急を要する問題は、統一教会がいかに草創期の心情に戻っていくかということです。真理、み言と神霊が一つになって躍動する教会にならなければなりません。どうすれば毎日毎日、原理のみ言を絶えず新しい人々に伝え、七日修練、二十一日修練、あるいは四十日修練を経て祝福の場まで行くように導くことができるかというのです。統一教会員をたくさん輩出して、生き生きと躍動する教会になるようにしなければなりません。
4 統一教会に本当に食口と言える人たちが、どれくらいいるかが問題です。原理をきちんと知っている食口が、どれくらいになるかというのです。礼拝にどれくらい参席したかという、この数が問題ではありません。
教会では原理講義を続け、食口たちはみ言で生まれ変わらなければなりません。そのように、み言で生まれ変わることによって、真の愛を実践する個人、家庭、氏族、社会、国になるとき、天一国ができるのです。それが地上天国です。そうすれば、一人一人が自ら心の平和を取り戻すようになるでしょう。
5 統一教会は、本来、神霊と真理によって出発しました。ところが、現在の私たちの姿を見れば、教会や食口たちが心情的に発展したと見ることはできません。
草創期には、食口たちが教会に訪ねてくれば、(その場から)離れたいと思いませんでした。父母様と夜を明かしながら一緒にいたいと思い、父母様が願われることなら何でもしてさしあげたいと思いました。誰かが強要するのではなく、自ら進んでしていたのが草創期の信仰生活でした。小さな教会でしたが、教会は真の愛であふれ、お互いに一つになって、とても困難な時代を克服していきました。
韓国の教会には、多くの祝福家庭を輩出する中で、忘れることができない逸話がたくさんあります。草創期には、食口たちが開拓伝道に出ていかなければならない立場だったので、子女を孤児院に預けて出掛ける婦人たちもいました。
そのようにして韓国教会は、三十六家庭から四百三十家庭が出てくるまで、多くの犠牲を払いながら摂理を成し遂げてきたのです
6 草創期に劉孝元(ユ・ヒョウウォン)協会長は、不自由な身で一日中講義をしました。健常な人が一、二時間するのも大変なのに、そのようにしたというのです。しかも、その時は私たちの教会が貧しかったので、栄養の補充も十分にできませんでした。そのようにして復帰され、立てられたのが三十六家庭です。私たちが三十六家庭を貴く思うのも、心情の根がその土台から育ったからです。
ですから韓国も日本もアメリカも、熱い愛であふれていたその草創期のように、新たに出発しようというのです。原理講義が途切れることなく、修練が継続する教会にしなければなりません。
7 皆さんは、み言で生まれ変わらなければなりません。草創期には、何かの条件や理由を問わず、ただ父母様にお会いすればうれしく、感謝で、また離れていれば会いたい、来たい、み言を聞きたいと思いました。
自分中心の考えがありませんでした。「私がこのように努力すればどれくらい報いがある、私がこのようにすれば褒められる」、このような計算はありませんでした。そのような時に戻らなければなりません。私(お母様)は、そのように愛があふれ、生き生きとした統一教会をつくろうと思うのです。
8 短期間のうちに自分の地域の人々を復帰しようとすれば、教会から明かりが消えてはいけません。皆さんは本当に固く決心しなければなりません。この時代に生きてお父様に侍っていた人々としての名誉を失墜させてはいけないのです。
皆さんは、霊界でお父様に記憶される人にならなければならないのではないですか。そうなるためには、どうしなければならないでしょうか。休んではいけません。生き生きと躍動する教会をつくらなければなりません。私たちは生きています。人が生きているというのは、動き続けるということです。死んだ人はじっとしているのです。
9 計画だけが重要なのではありません。実践が重要です。皆さんは、実践をしなければなりません。今は実証してあげる時代です。皆さんは、夜寝ずに常に起きて、明かりの消えない教会になるようにしなければなりません。そうであってこそ、お父様が全世界を見て回られる途中で、その明かりに引かれて来てくださるのではないですか。お父様が素通りしていかれるような所になってはいけないというのです。
10 私たちは、お父様が普段からおやりになりたかったことを、成し遂げてさしあげなければなりません。内的、外的に秩序と伝統を立てることが急がれています。早く、世の中の人々に統一教会が健在で、継続して成長し、発展していることを見せてあげ、彼らが自ら訪ねてくるようにしなければならないからです。
皆さんが伝道しようと努力することも重要です。摂理的に成し遂げられた実績を見て、「ああ、私が最後に身を寄せなければならない所はここだなあ!」と言いながら、心によって導かれ、自ら訪ねてくるようにしなければならないのです。そして、彼らを祝福家庭に連結しなければなりません。
11 私たちは、霊界と一つになった立場にいることを実感して生きています。皆さんが霊界と相対基準さえ合えば、一〇〇パーセント役事(働き)するという話です。皆さん自身が責任感をもって生き生きと活動しなさいということです。そのようになれば、霊界が一〇〇パーセント協助します。
霊界の願いとは何でしょうか。私たちの願いとは何でしょうか。地上・天上天国です。天一国です。それを私たちの当代に成し遂げることができるというのは、どれほど興奮し、うれしく、感謝なことでしょうか。皆さんがこれを実感して生きているとすれば、どうしてじっと座ってばかりいられるでしょうか。どうして、皆さんが努力をせずにいられるでしょうか。
Monday Jan 22, 2024
真の父母経 第391話
Monday Jan 22, 2024
Monday Jan 22, 2024
第三節 真の父母様の健康生活
真の父母様の健康管理
すべての生命現象は、天理に従う。真の父母様は、天理法度に従った生活と運動により、健康を維持された。塩分の消耗を考えて水の摂取量を調節し、間食や過食をほぼされなかった。特に、創造本然の生活をすれば病気にもならないと教えられた。病気になっても、神様のみ旨と心情に没頭し、天運の保護によって健康を回復されることが多かった。
1 私は、自分自身のことを知っている人です。体のコンディションもそうです。一日に食べて寝るすべてのことは、誰のためにするのでしょうか。
ために生きる立場にいれば、病気も、ふろしきを包んで出ていかなければなりません。なぜでしょうか。天運が訪ねてくるからです。そのことを考えるのです。一生の間、そのように生きてきました。
2 お父様は朝、七分間だけ運動をすればよいのです。他の人々は三、四時間ずつしますが、七分もかかりません。数十年間、毎日そのようにしました。監獄や学生時代に、運動をしなかった日はありません。ですから、今持ちこたえているのです。目から肩から、すべての部位の運動をします。自分の体の管理をしなければなりません。原理は偉大です。原理を知ったので、監獄に入ってそれほど食べなくても、呼吸によって健康を維持してきました。
生命の要因として吸う酸素が貴いのです。呼吸をするのですが、新鮮な空気を中心として、太陽の光を浴びなければならず、水を飲まなければなりません。監獄にいて、働いているときも、太陽が昇ってくれば、トイレに行って太陽を眺めていたのです。新しい水と、空気と、太陽の光を取り入れなければなりません。これが生命の三大要素です。太陽の光と水、その次に、空気を新たに取り入れなければならないのです。
3 お父様は、できるだけ間食をしません。間食をすれば、多くの面で良くないというのです。自分が食べる標準の量を越えて食べてはいけません。そして、食べ物を食べるときは、おいしく食べなさいというのです。食べ物は、甘みが出るように食べなければなりません。たくさんかめば、甘みが出ます。
監獄に入れば、普通の人々は「おなかがすいた」と言って、一気に早く食べてしまいます。そうすると、一瞬にして消化され、栄養素の三分の一は排泄物に混ざって出ていってしまうのです。ですから、できるだけ長くかんで食べなさいというのです。そうすれば、甘い味がするのです。赤ん坊が甘い味を好むのと同じように、ちょうどそのようになります。御飯を食べるとき、焦って食べようと思わずに、甘みが出るように食べなければなりません。甘い味がおいしいのです。甘みの中に、栄養素があります。食べ物をたくさんかめば、水のようになって、栄養がよく吸収されるのです。
4 お父様は、今も疲れたという思いをもちません。疲れたと考えないので、疲れないのです。十二時間、二十四時間立っていても、何ともありません。お父様は二十時間でもびくともしないのです。健康だから、そうなのではありません。精神力で持ちこたえるのです。
自ら「年老いた」と思えば、それで終わりです。そうなれば、年老いた老人のようになるのです。年を取っていても、精神が萎縮しないように仕事をつくり、働かなければならないという思いをいつでももっています。そのような精神的な基台が崩れないので、健康を維持しながら、どんな困難も越えていけるのです。精神力は偉大です。
5 お父様が二十代の時は、しなかった運動がありませんでした。運動をしたので、私の体のどこかが悪くなれば、治療できる方法を悟って、今日の健康を維持していると言えます。その次には、精神的信念です。高い所に行くときも、高いとは考えず、低い所に行くときも、低いとは考えません。精神的安定点をつかむのです。
6 お父様は、疲れたら肩をほぐします。手すりがあれば、そこに行ってほぐすのです。眠気を感じても、トイレに行って五分だけいれば、眠気が逃げていきます。眠気よりもっと強い力を吹き込めば、すべて後退してしまうのです。風が吹けば、雲がすべてなくなるのと同じです。精神力でバランスを取るのです。間食をとりません。妨げになります。水もむやみに飲まず、果物が置いてあっても、むやみに食べません。
御飯を食べるときは、おいしく食べなさいというのです。どのように食べるにしても、おいしく食べなさいというのです。ですから、おかずはあまり必要ありません。三種類以上は必要ないというのです。人は老いれば、膝から下が問題になります。座っていて立ち上がるときが問題です。それで、運動するのです。ぴたっと立って支え、中腰になってまた立ち上がるのです。
7 お父様には、運動する方法がたくさんあります。春夏秋冬で変わるのです。春にする運動と、他の季節にする運動は違います。気候が違い、湿気が違うからです。運動をすれば、菌が生じても、菌が死んでしまいます。監獄でも、私が開発した運動をして生き残りました。今もそうです。私がする運動は、時間が長くかかりません。三時間、四時間運動する人も、私が健康を維持する基準に付いてくることはできません。
骨髄の頂上からするのです。精神的に行うのです。目が痛ければ、その痛みより、何倍もの力を目に込めれば、良くなります。今もそうです。二十四時間、寝なくても持ちこたえることにおいて、誰も私にかないません。いくら具合が悪くても、車に乗りながら運動をするのです。
真の父母様の健康秘法
真のお父様は、六度の監獄生活をするなど、身体的に耐え難い苦難を体験したが、特別な健康管理を通してこれを克服された。特に、獄中で授受作用の原理を適用した呼吸法や体操など、多様な健康法を開発された。持って生まれた丈夫な体力もあったが、このような健康管理は、超人的活動を行うにおいて、大きな力となった。真のお母様は、主に食事療法とウォーキング運動を通して、健康を管理された。
8 呼吸をするときは、深く吸わなければなりません。呼吸をするとき、「フーッ!」と吐けば、(肺が)空っぽになります。空っぽになるので、健康になるのです。歩いてこそ、健康になると思っている人がいますが、私は歩かなくても健康になる方法を知っています。一里を行くとすれば、百里の道を行く力を、一里の道を行くためにすべて注ぐのです。たくさん吸い込み、たくさん吐くのです。そうすれば、肺でたくさん吸収されて、新しい血が心臓に行きます。短く息をすると、心臓に回るものがありません。お父様はその運動をするのです。
監獄に入っても、その運動をしました。力を入れて踏ん張り、「うーっ!」と息をするのです。力を入れてそうすれば何倍になるでしょうか。運動の中で、それ以上の運動はありません。七分から十三分あれば大丈夫です。力を入れて、肺をぎゅっと閉じ、息をしないのです。そのような時は、ひよめきを狭めなさいというのです。そのような運動が肺運動です。
9 鼻をつかみ、口をぎゅっと閉じながら、息を力いっぱい吐き出せば、目からも空気が出て、口からも空気が出て、耳からも空気が出ていきます。そのようにして、詰まったものを掃除してあげなければなりません。そのようにしてこそ、老いても耳が遠くならず、目がかすまず、死ぬまで健康なのです。そのような運動をすれば、首の運動まですることになるので、筋肉が丈夫になります。そのようにしてこそ、鼻が四方に通じるのです。朝、鼻をつかんでこの運動をしてみてください。このような運動をする人は、風邪も引きません。お父様が健康なのは、そのような運動ができるからです。
10 息を一度「スーッ」と吸い込めば、これがどれくらい続くでしょうか。肺活量を増やすためには、水に潜ったり出たりしなければなりません。百メートル走を朝夕にすれば、呼吸が健康的で、バランスの取れた自分のペースを維持するようになります。それが、健康状態を維持するための秘訣です。肺活量が増え、息を長く吸うこともでき、水の中に入っても長い時間、耐えることができるのです。肺活量が多ければ、空気がたくさん入って酸素が多く補給されるため、自然に長くいられます。それはすべて、科学的なのです。
道を歩くときの自分の癖は、地面を見つめながら歩くでしょうか、遠い所を眺めながら歩くでしょうか。道を歩くとき、胸を張って歩きなさいというのです。顔で一番貴いのが鼻です。鼻が標準になっています。何をするとしても、ここに合わせなければなりません。
11 へその運動をしなさいというのです。急所という所は、すべて隠されています。すべてへこんでいるのです。それを押せば、本然的な力、強大な力が連結されます。人体の中で、一番へこんでいるのがへそです。ですから、重要な神経はすべてここに連結されているのです。朝起きて他の所の運動をするのではなく、ここの下のへこんだ所、へそに力を入れなさいというのです。へこんだへそが、ぼこっと出てくるように力を入れてみなさいというのです。そのようにすれば、病原菌で塞がったすべての細胞が通じるようになるのです。
12 皆さんは、呼吸とともに、末梢神経のための運動をしなければなりません。人は年を取れば、呼吸が乱れることによって末梢神経が鈍くなります。そのことで体のバランスが崩れ始めるのです。バランスを取るためには、安着、定着のための運動をしなければなりません。踊るのも、歌うのも、武術をするのも運動です。すべて、健康のために、人間らしい生活をするために、精神分野にまで連結させて、安着させるためのものなのです。武術の技術も、困難な環境から保護するための、自らの護身の次元で絶対に必要なものなので、外すことができません。
13 お父様は顔を洗うとき、水で目から洗ってあげます。きれいに手を洗い、目を洗ってあげるのです。目を洗ってあげ、そっと押しながら運動をしてあげるのです。このようにすれば、目覚めた時より爽快です。運動したので、意識がはっきりします。そのようにしてからどこかを見つめれば、違うのです。焦点が合います。
鼻も同じです。水で目を掃除し、次に、鼻を掃除してあげます。このように鼻をつかんで、「フッ」と空気を吹くのです。その次に、喉の運動をします。一生の間、話をたくさんしたからです。目から鼻と喉は、通じている器官です。これを掃除して、そのような運動をしなければなりません。そのためには、呼吸をしながら運動するのです。短くして、このように運動をすれば、喉がかれても、ほぐれます。
その次は、肩も運動します。プラスとマイナスの感度が強くなれば、低気圧は出ていき、高気圧が占領します。同じです。その運動をしなければなりません。なぜ運動をするのでしょうか。呼吸による新陳代謝が、拍子を合わせて円滑に円形の軌道を走るので、疲れが解消し、健康に、よく育つのです。お父様がする運動は、屈伸運動のような運動です。末梢神経を中心として、自分の体のバランスを取るのです。このように立って、体を支えることができます。
Monday Jan 22, 2024
真の父母経 第390話
Monday Jan 22, 2024
Monday Jan 22, 2024
16 精誠を尽くすことができない人は、弁明が多いのです。精誠を尽くす人は、度数をより大きくして尽くすべきことがいくらでも残っているので、弁明できないというのです。ですから、神様は沈黙を守ります。創世以来、今まで一言も語らず、精誠を尽くしているのです。神様は、全体のために、どんな存在とも関係を結んでいないものはないと言える位置に立つために、低い世界がより高い世界に進めるよう、今もさらに多くの精誠を尽くし、さらに多くの忠誠を尽くしているというのです。
今、父母様が行く道も、それと同じです。いつも新たに出発するというのです。それは、新しい精誠が加重されなければならないということです。そこには敗者の悲しみが伴うことはありません。勝者の喜びだけが伴うのです。
17 民族と世界に残る経済基盤を築いて、万民解放のための蕩減条件を立て、神様とサタンに公認される立場に立とうとすれば、途方もない精誠を捧げなければなりません。お父様はそのように生きてきました。ですから、清平にも毎日のように行ったのです。夜十二時になって帰ってきては、その地が見たくて、翌朝に再び行くのです。いつも精誠を捧げました。精誠を尽くさなければなりません。精誠を束ねて、天のみ前にお返ししなければなりません。私の血と汗と共に精誠を捧げ、お返ししてこそ、天は、国と世界を再創造できるように材料を供給する主体者として、恥ずかしくないというのです。お父様は原理どおりに生きてきました。
18 統一教会の思想は恐ろしいのです。私たちは南米で、誰一人に対しても被害を与えようとは思いません。そのような活動をしながらも、疲れることはできません。疲れていられないというのです。南米が復活し、世界を助けることができる一つの大陸になることを願っているので、世界を助ける希望を神様が捨てない限り、南米は捨てることができません。精誠を捧げる人がいれば、そうだというのです。
お父様も八十歳近い年齢になっていますが、毎日のようにプラスさせるのです。汗を流すにしても、きのうよりもきょうさらにもう一滴流し、歩くにしても、動作をするにしても、さらに一つ加えるのであって、マイナスにはしないというのです。発展するのです。お父様に、停止という言葉はありません。停止は敗退と死亡に連結され、発展は繁栄と天国に連結されるのです。
19 お父様は、説教の題名をあらかじめ定めたり、研究したりしたことはありません。なぜなら、縦的世界がまっすぐに立っているからです。水がまっすぐ垂直になれば、最も速く流れるように、平面が九〇度になってこそ、最も速く流れるというのです。
水道の蛇口をひねれば水が流れるように、聴衆を見れば、その時、その時に必要な人がいるので、様々な話が出てきます。たくさんの話をするので、長い時間がかかるのです。その話によって、何人かが蘇生します。それを知っているので、十時間以上も話すことができるのです。何のためにそのようにするのでしょうか。子女を蘇生させるためです。
20 お父様は道を歩くときも、残り一時間半かかる道を一時間十分もあれば行くことができます。二十分節約できるというのです。他の人々は一歩一歩ゆっくり歩きますが、お父様は足を離す高さがーインチから三インチを越えません。ですから、他の人より一歩で七センチメートルから十五センチメートル先に、もっと進むのです。それゆえ、他の人々が見るとき、非常に速いのです。二里の道を行けば、二十五分から三十分は速いというのです。忙しい世の中なので、速いペースに合わせなければならないのであって、忙しい世の中なのに遅いペースに合わせれば後退していくのです。
21 神様は、素晴らしい教育材料を真摯に、漏れなく準備しました。それを知りませんでした。お父様もそうです。復帰の真理や、死や霊界などを知るに当たって、ただ何となくできたのではありません。何も食べずに十七時間祈り続けたこともあります。十時間、十二時間は普通です。それで、膝頭がすべて固まりました。今は長く祈らなくても、神様が近くにいらっしゃるのですぐに通じます。膝頭に、そのような痕跡があるのです。世の中に真理を知らせてあげなければ、万民解放、人類解放は、どうなるのかというのです。そのように苦労して、ついに探し出したのですが、それを明らかにしてみると、すべて神様が準備していたというのです。
22 お父様が祈るときには、松の木の根が抜け、岩が転がっていくほど力を込めてします。陰暦の五月、六月に、綿入りのズボンをはいて血と汗と涙を流しながら祈り、ズボンから汗と涙を絞り出したことが何度もあります。腰が折れ、骨が砕ける環境でも、神様のみ旨を解怨成就してさしあげるために、身もだえして祈るときには、神様が訪ねてこられて慰労してくださるのです。
23 お父様が祈るときには、この世界の頂上をつかみ、この地球星を回す闘いをします。そうすれば、五分以内に汗が出ます。闘いの中の最高の闘いだというのです。イエス様は十字架を前にして祈るとき、汗を血のしたたりのように流す祈りをしたのですが、それは闘いです。最高の闘いだというのです。皆さんは祈りの必要性を知っていますか。祈って効果がありましたか。そのような体験がなければなりません。祈れば必ず成就するという信念をもたなければなりません。祈っておいて、「神様は聞いてくれるだろうか」としきりに疑ってはいけないというのです。
お父様が指示したとおりに信じ、「成就する!」と言えば、成就するというのです。十年、百年たっても、上がっていくなら上がっていくが、降りていくことはできないと思えば、いつでも神様が助けてくれるのです。いつでも助けてくれるというのです。神様は、何年か活動すれば成就される、そのようなみ旨を成就しようとするのではありません。何億万年かかっても、間違いなく成就しようというみ旨です。そのみ旨に従って、何億万年たっても変わらないという信念をもたなければなりません。神様はそのような人を願うのです。神様が立てようとするみ旨は、そのようなみ旨です。
24 神様は、世話になろうとしません。投入した分以上に返してあげようとするのです。待つのが少し長く感じられるだけです。私が受け取れなければ、私の息子、娘が受け取るのです。ですから、皆さんは千年、万年を見据えて祈りなさいというのです。今、父母様は千年以後のことについて祈っています。万年以後に世の中は、このようにならなければならないという祈りを深刻にしているのです。教主から教会員たちが深刻にそのような祈りをしておけば、その祈りの基準が天上に残っている限り、統一教会は滅びないのです。
誰もが「滅びよ」と言っても、絶対に滅びません。「統一教会は滅びろ」と祈る人がどれほど多くいるでしょうか。そして、そのような祈りをしたならば、その時代がどのような時代かを予測しながら、その時代の責任者としてふさわしい人になるために努力しなければなりません。そのために、神様のように投入して忘れ、投入して忘れてしまうのです。その道一つしかありません。分かってみれば、その道だけがすべてのことを解決する秘法だというのです。
25 今まで標語を立てて祈ってきたことが三つあります。一つは信仰に対する祈りです。神様のみ前に進み出るときは、世の中の人が信じられないことを私が信じなければならないというのです。神様を中心として語る言葉は、どんな言葉でも信じられないものがないというのです。
次は、知恵のために祈りました。物事の判断に対する明確な主体性をもたなければ、指導者になれません。「ソロモンの知恵以上の知恵を下さい!」と祈りました。
その次には愛です。民族を超越して、どんなことをしてでも、数多くの民族の前に私が愛をもって現れるときは、私にそれを願わない人はいないという思いをもって生きるのです。誰もが、その愛に引っ張られてくるというのです。「終わりの日」は愛が冷えた時代なので、その世界で新しい運動をするためには、その愛が何よりも必要です。この三つが、今まで祈った内容です。そのように祈っていくと、いつの間にか、すべて成し遂げられていたのです。