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Monday Jan 08, 2024
真の父母経 第379話
Monday Jan 08, 2024
Monday Jan 08, 2024
第二節 真のお父様の聖和と伝統相続
真のお父様の聖和
真のお父様は、聖和に備えられるかのように、天暦時代を発表された二〇一〇年から、過酷とも言えるほど、聖体に途方もない無理を強いる路程を歩まれた。世界巡回をしながら講演を十数回も行われ、毎日、訓読会を通して急迫する摂理について、食口たちに一つ一つ教育された。そうしながら、世界復帰と、国連摂理を締めくくるかのように、二〇一二年、天暦五月二十七日(陽暦七月十六日)、アベル女性国連を創設された。これが生涯において最後に創設された団体となった。聖和の約一ヵ月前である天暦六月十五日(陽暦八月二日)、真のお父様は、故郷の定州からソウルに移転した五山学校を訪ねて昔を回顧され、天暦六月二十五日(陽暦八月十二日)、天正宮博物館で「天よ、祝福してください。終わりを結べるようにお許しくださることをお願い申し上げます」と祈祷されたあと、翌日、「復帰摂理の使命をすべて成し遂げた!」という最後の祈りを、真のお母様と共に捧げられた。真のお父様は、二〇一二年、天暦七月十七日(陽暦九日三日)午前一時五十四分、九十三星霜の摂理を勝利で締めくくり、聖和された。
聖和以後、十三日間、世界各国に焼香所が備えられ、数多くの弔問客が訪れるとともに、各国の首班たちが弔花を送って哀悼の意を表した。特に、北朝鮮からは「文鮮明先生は逝去されましたが、民族の和解と団結、国の統一と世界平和のために傾けた努力と功績は、永遠に伝えられるでしょう」という弔電が送られたのち、真のお父様に「祖国統一賞」が授与された。APとロイター、CNNをはじめとする国内外の主要メディアが真のお父様の生涯と業績を大きく扱うなど、世界の人々が真のお父様の聖和を哀悼し、世界平和のために一生涯を捧げられた真の愛の人生を、特集記事として掲載したり、番組として放送したりした。この期問、全世界から訪ねてきた食口たちは、清心平和ワールドセンターで毎朝、訓読会をしながら精誠を捧げた。天正宮博物館には、元職・現職国家首班と食口たちの参拝の行列が途絶えることはなかった。
真のお母様は、聖和式の前日に挙行された入殿式で、「命が尽きる日までに、天一国をこの地上に定着させます」決意され、天暦七月二十九日(陽暦九月十五日)、清心平和ワールドセンターで挙行された聖和式を主宰された。聖和式は、国内外の三十一の教団指導者たちと世界各国のトップクラスの指導者、祝福家庭の代表など、三万人以上が式場の内外をはじめ、天宙清平修錬苑の野外式場を埋め尽くす中、厳かに執り行われた。聖和式に先立ち、真のお父様の聖体をお乗せした車両が、午前十時に天正宮博物館を出発し、四十数分後、式場に到着した。真のお父様の聖体は、尊影を前に立てた真の子女様と十二人の奉送委員たちに続き、真のお母様と真の子女様、お孫様たちがあとに続くなか、式場の中央に準備された通路を通り、バラとユリで飾られた式壇に迎えられた。哀悼の思いが(会場全体に)波打った。国内外の貴賓たちは、送辞で「文総裁は一生涯、人類が継承し、発展させるべき多くの業績をこの地に残されました。文総裁は、超宗教運動の勝利者であられ、私たち皆に、神様のみ旨に従って生きるよう教えられました。崇高な業績は永遠に記憶されるでしょう」と述べながら、その業績をたたえた。インターネットを通じて二時間にわたって、全世界に生中継された聖和式は、真のお父様のみ言と愛と業績を振り返り、その生きざまと教えに従って天一国を定着させることを決意する新しい出発の時間であった。「愛しています。お疲れ様でした。永遠に従ってまいります」と、式場が割れんばかりに叫ぶ食口たちの喊声をあとにして、真のお父様の聖体をお乗せした車両は聖和式場を離れ、再び天正宮博物館に向かった。
「お父様、み旨を必ず成し遂げます」、「お母様に侍り、中断することなく前進いたします」。天聖山に向かう通りには、統一旗とバラとユリを持ちながら涙ぐむ食口たちの叫びと決意が響き渡った。真の父母様の聖体は本郷苑に到着し、原殿式が挙行された。原殿式は、「実存する霊界」についてのみ言の訓読に続き、真の家庭と各界の代表たちがバラを一輪ずつ献花し、献土をしたのち、億万歳をするという順序で行われた。「天一国眞聖徳皇帝億兆蒼生萬勝君皇、天地人真の父母天宙原殿式億万歳!」と叫ぶ参加者たちの億万歳で、聖和式と原殿式は「十三日葬」として締めくくられた。
1 天の事情を、皆さんは知りません。私はある程度分かったので、このように座っているのです。九十三歳で、何か手に入ることを願うでしょうか。願いません。私にあるものを、もっとはたいて与えなければなりません。話していると喉が詰まります。後ろに目があれば、顔を覆い、逃げ出す道しかありません。一緒に行って、その道を守り、その道を開拓しなければならない息子、娘の召命的責任は、恐ろしいものです。大韓民国がなくなります。アジアがなくなります。世界がなくなります。死んでみなさいというのです。
私が今、行きたい所はどこでしょうか。私が少年時代にみ旨を知って痛哭した場所も慕わしいのです。木をつかみ、「私の事情を分かってくれる者がいない」と言って痛哭したその場所に行ってみれば、その木もなくなり、すべてなくなりました。再びその姿のとおりに、私が改築しなければなりません。皆さんが私の歩みに従って、感謝の涙を流しながら共に動くことができてこそ、お父様が解怨される祖国が蘇生し始めるのです。
私はその希望を見つめて逝きますが、皆さんはその世界で暮らすことができます。私は過ぎ去っていきますが、その世界を皆さんに任せるのです。青春の歳月を失い、苦労したその生活に代わって、私が息子、娘と子孫たちに福として残してあげられなかったものを、皆さんの後代の子孫に残してあげられる先祖になってくれることを願う気持ちしかありません。それが願いです。(2011/09/02)
2 神様の怨恨に私が責任をもつために、早く霊界に行かなければならないと考えています。私が行って孝子の姿になり、王の服を着て出発するのです。
神様が、私に対して、「赤ん坊の時から、王子、王女以上に愛した」と言ってキスをするのです。「あなたを、千年、万年、永遠に苦労させない」とつかんで涙を流しながら、何千回も誓いたいと思う父母の心情を、私は知っています。その前に立って、「私がこのようなことをすべてしました」とは言えません。
霊界に行って、私が「父なる神様、私が参りました」と言うとき、数千段もある階段の上の玉座にいた神様が降りてきて、私を抱きかかえて涙を流すようになる、その父の愛を私は知っています。(463-216; 2004/08/02)
3 今や、私が皆さんを追い出してしまう時が来ました。皆さんの基盤をもちなさいというのです。お父様が霊界に行くとき、皆さんの基盤を築いてあげるでしょうか。お父様は霊界に行かなければなりませんか、行ってはいけませんか。霊界に早く行かなければなりませんか、遅く行かなければなりませんか。神様が抱いていた理想の完成時代の出発が、いまだに実現されていません。霊界もまだ、教育ができていません。私が教育しなければなりません。今からは、たたいて追い立てるのです。
語れば、即座に憲法のようになります。膨大な霊界が、どれほど汚されたか分かりません。それを整理できる人は、お父様以外にはいないというのです。ですから、霊界ではお父様が来る時を待っています。この地上は、通り過ぎる停留場です。本郷の地に行って、定着させてあげなければなりません。(564-289; 2007/06/04)
4 お父様は、聖和されてから四十日の期間に、霊界をあまねく渉猟(しょうりょう)されました。特に、摂理史に現れた人物たちにも会われ、また、神様が天地を創造されるときの状況も、御自分で体恤されました。私(お母様)は四十日間、天正宮博物館を往来されるお父様と同じ心情で、対話をしながら過ごしました。お父様の思いであると同時に私の思いであり、私の思いであると同時にお父様の思いでした。
真のお父様と私は、一心、一体、一念、一和で、神様の最後の摂理歴史を締めくくるでしょう。特に、私が「韓国教会を神霊と真理によって新たにします」と言ったことに対して、お父様は一二〇パーセント、賛同されました。きょうは、新しい摂理の出発点となります。お父様が霊界で新しい出発をされるこの時なので、私たちも地上でお父様と歩調を合わせ、天のみ前に栄光をお捧げし、天一国定着のために全力投球、死生決断をしなければなりません。(真のお母様; 2012/10/25)
Wednesday Jan 03, 2024
真の父母経 第378話
Wednesday Jan 03, 2024
Wednesday Jan 03, 2024
天地人真の父母天一国即位式および基元節入籍祝福式
六千年を経て、ついに新しい天と新しい地が開かれ、新たな日が明けた。二〇一三年天暦一月十三日、天一国基元節が宣布されたのである。この日、京畿道加平郡雪岳面の清心平和ワールドセンターには、天に栄光、地に祝福を賛美する歓喜のファンファーレが響き渡った。全世界にインターネットで生中継される中、天地人真の父母天一国即位式が挙行された。復帰摂理のすべてのことを完成、完結、完了して神様と一体となった、天上にいらっしゃる真のお父様の聖袍と聖冠が備えられた。続いて、紫色の王衣をまとい、王冠をかぶられた真のお母様が、天上天下の祝賀の中、美しいバラとユリを持ったお孫様四人を率いて、入場された。神様と天地人真の父母様の権能と権威を象徴する天皇寶(ほう)、み言で統治することを表す天一国経典『天聖経』・『平和経』、そして、天皇棒が真のお母様に奉呈された。真のお母様が、天一国の象徴と天一国元年を宣布されるとともに、儀式は頂点に達した。実体的天一国が始まるこの基元節をもって、「天一国元年」が出発したのである。
天地人真の父母天一国即位式に続き、真のお母様は、霊肉界の善男善女たちが、天一国の民として入籍する祝福の恩賜を施された。真のお母様の切実な祈りと聖婚問答は、天一国完成に向けた決意であると同時に、神様の恩賜を切に求める祈りであった。入籍祝福式は、天上と地上が一体化した新時代が開かれるという実感とともに、大きな歓呼の中で幕を閉じた。基元節慶祝午餐は、天地人真の父母様の勝利をお祝いする場であると同時に、天運天福を相続する貴い時間であった。真のお母様は、特別な賞を祝福家庭の代表千二百人に授与された。真のお父様と真のお母様の霊璽(れいじ)の模様が四方に刺繍された袱紗(ふくさ)が入っているこの賞の箱には、天運天福をすべての人に分け与えることを願われる真の父母様のみ意が込められている。天一国元年、基元節を前後して、圓母平愛財団が設立されたのをはじめ、世界平和頂上会議など、多様な行事が、国内外のトップクラスの指導者たちと統一家の指導者、そして、世界の食口の代表たちが参加する中、清平を中心に挙行された。真のお母様は、真のお父様の聖和式以降、四十日礼拝の際、各大陸会長たちに聖酒を下賜され、全食口たちが過ぎし日の罪をきれいに清算し、基元節を迎えることができるように特別恩赦を施された。
19 〈天一国宣布〉敬愛する天の父母様、万王の王であられる天宙真の父母様、平和の王よ、聖恩の限りでございます。天の父母様に申し上げます。国号を「天一国」、国花は薔薇と百合、国鳥は鶴と定め、天一国の旗と天一国の歌を制定し、天のみ前に奉呈いたしました。きょう、二〇一三年、天暦一月十三日を期して、天一国元年を宣布いたします。
20〈入籍祝福問答〉敬愛する天の父母様、天地人真の父母様に感謝と栄光をお捧げいたします。天上天下のすべての祝福家庭と全世界の人類を代表してここに集まった祝福家庭は、今や新しい歴史の天一国を迎え、天地人真の父母様が立てられた伝統を受け継ぎ、絶対信仰、絶対愛、絶対服従で統一家の伝統を立てることはもちろん、天が全世界の人類を抱く時まで、総力を挙げて前進することを約束しますか。
21 〈入籍祝福宣布〉天の父母様、天には栄光、地上には賛美と讃揚が隅々にまで満ちあふれることを願います。天地人真の父母様、本当に感謝でございます。本当にお疲れ様でした。きょう、私たちがこのように大きな祝福と恩賜の日に立ち得ない不足な身であることを知っておりますが、天は広く、大きく、再び抱いてくださいました。お父様、この恩恵を、この感激を、どうして私たちだけが受けられるでしょうか。
天の父母様に申し上げます。私たちの生命が尽きる日まで、天一国の完成に向かって総進軍することをもう一度誓い、約束いたします。天の父母様、私たちをお助けください。私たちは、あなたのみ前に、愛され、誇りとなる子女として立ちたいと切実に思っております。天よ、この場をお借りして天の父母様に切にお願い申し上げますので、私たちを最後までお守りくださり、あなたのみ旨を全世界に大きく広げてください。アーヂュ!
Wednesday Jan 03, 2024
真の父母経 第377話
Wednesday Jan 03, 2024
Wednesday Jan 03, 2024
基元節とその意味
基元節は、実体天一国の出発であり、基元の日として、神様王権即位式以降、十三年目に公式的に宣布された。摂理史的に見れば、六千年を経て迎える天宙史的な慶事の日であった。真の父母様は、天一国を建てるため、父母の心情で、僕の体を用い、汗は地のために、涙は人類のために、血は天のために流されながら、「天路歴程」(天国に向かって歩む道)を歩まれた。一九六〇年の聖婚以降、真の父母、真の師、真の主人の路程を勝利し、祝福を通して霊肉界に数億双の天の民を探し立てられた。そして、世界平和を実現するため、全世界のすべての分野にわたり、多くの団体を創設するなど、内外のあらゆる基盤を築かれたあと、天一国の基元節を宣布されたのである。
12 父母様は、二〇〇一年十月三日の「世界統一国開天日」から、十三年の期間に生涯を総評し、その標本どおりに歩んでいます。二〇〇一年というのは、三〇〇〇年に向かう出発の年です。そして、人類歴史は男性と女性をそれぞれ三千年で計算すると、六千年になります。この男性と女性の六千年で果たすべき責任を、父母様の生涯を総評した十三年間で終わらせなければなりません。アダムが責任を果たせなかったことを、父母様がその十三年間で解決しなければならないというのです。神様がサタンに血統を奪われてしまったので、その血統を取り戻してきたのです。二〇一三年一月十三日が、私たちのDデーです。父母様が十三年間に、すべてきれいに片づけてしまうのです。
13 堕落した世界は、マル(〇)の世界ではなく、バツ(X)の世界です。マルには、数億のバツが入ることができますが、バツの世界にはマルが入る場所がありません。二〇一三年一月十三日は、天が宣布したDデーです。このDデーまでに、どのようにしなければならないのでしょうか。
本来、サタンが神様に属したものを盜んで暮らしたので、すべて天のものとしてお捧げしなければなりません。すべて収拾して捧げるためには、どのようにしなければなりませんか。それは、神様御自身もできないのです。ですから、真の父母がするのです。偽りの父母、偽りの主人、偽りの王になって、偽りの血を残したというのは途方もないことです。それゆえ、神様が分からないのです。霊界が分かりません。根本の出発がどこなのか、分からずに生きているのです。どこに行くのか分からずにいます。結果というものは、必ず原因を中心として、一つの道を行くのです。その道は二つではありません。一つの道なのです
14 一年、十二ヵ月が回るためには、中心がなければならないのですが、その十二数の中心が十三数になります。イエス様が十二弟子たちの中央に入って、十三数として核にならなければならないのですが、なることができませんでした。それで、イエス様は亡くなったのです。それを取り戻さなければなりません。お父様は幼い頃から分かっていました。十三数の位置に行くことができる核を探し求めるのです。それゆえ、「基元節」は二〇一三年一月十三日です。十三数に合わせなければなりません。
15 天はこれから、基元節まで新しい摂理をしなければなりません。天国理想と解放理想のすべての問題を、天が願うとおりに終わらせなければならないというのです。その時まで、内外の摂理的なみ旨と世の中の意向を解決すべきすべての教育が終わらなければなりません。一つの世界に進むべき時代に入るので、その期間に教育をすべて終わらせなければならないのです。
二〇一〇年一月十九日、きょうから基元節までにすべてのプログラムを終えて、神様を中心として、カイン・アベルの問題とサタンの血統問題を含めた、すべての内容を解決しなければなりません。また、解放の世界に越えていくために、天が願う教育を完全に済ませなければなりません。摂理のDデーを中心として、皆さんがその内容に合うようにしていかなければならないのです。国連問題と国家問題を含めたすべてを終わらせなければなりません。神様のプログラムを完了するためには、きょう参加したすべての人々が決意して、そこに合わせるように努力しなければならないというのです。そのように努力すれば、世界が滅びずに残ることができます。今や父母様のプログラムは、すべての摂理を締めくくるのです。
16 「基元節」は、新しい歴史が始まる日であり、起源となる日です。人類歴史以来、必ずなければならず、来なければならない日です。しかし、簡単にこのような日が成就されるわけではありません。神様の天地創造は、真の愛のゆえでした。聖書には、六日間創造し、七日目に安息されたと記録されています。
しかし、「基元節」を十三日に設定したというのは、神様が十二日という期間を経て天地を創造し、十三日目に神様の夢が成就される日として立てられたと考えることができます。(神様は、)微生物のアメーバから高等動物まで創造し、最後にアダムとエバを造られました。そのようにしてから「良(善)い。美しい」と言われました。そして、新しい世界が出発する十三日目となる日を待たれました。その日が正に、神様の夢が成就する日だったのです。
17 神様も、無形の実体では完成できません。無形の神様の実体である天地父母が、天地人父母にならなければならないのですが、人として完成した人間が現れませんでした。アダムも責任分担を完成できませんでした。天地人父母がいなかったので、父母という基準はあり得ないのです。宙に浮いたのです。天地父母が一つになるとき、安らかに休むことができる家、堕落がなかった家に来て、絶対「性」が出てきます。
天地人父母になって、絶対「性」という言葉を語るようになるのですが、その性は個人的な性ではありません。全人類の半分が女性ですが、一つの性と同じです。二つの目が相対性を形成できなければ、体全体が完成しないのです。鼻もそうであり、全身がそのようにぴったり合わなければなりません。完全な一人の女性と完全な一人の男性を中心として、合わなければなりません。結婚するというのは、完全な男性と女性が一つの体になることです。そのように一体にならなければならないのです。
天地父母天宙安息圏の「安息圏」というのは、第一次アダム時代、第二次イエス様時代、第三次再臨主時代、第四次アダム心情圏の時代になってこそ、安着するのです。争うことなく和合できるので、そこで祝福を受けるのです。そのDデーとなる二〇一三年一月十三日までに、祝福を中心として、大きな門に入らなければなりません。
18 今や、新しい時代が開かれました。皆さんは福の多い人々です。全人類の中で、私たちだけがこの歴史的空前絶後の「基元節」を迎えたというのは、夢のようです。福を多く受けた人たちは、福を分け与える生活をしなければなりません。そこには責任が伴うからです。これまで、祝福家庭は、天の父母様や天地人真の父母様に、あまりにも多くの負債を負いました。皆さんは、代価なくこの祝福を受けたのです。堕落した人間がどうして天の父母様に侍ることができるでしょうか。
今まで来ては去った天上の私たちのあらゆる先祖たちは、この日を待ち望みながら逝ったのです。そこには、私たちよりもさらに、摂理のみ旨のために本当に血のにじむ努力と精誠を捧げた方々がたくさんいます。それに比べれば、私たちはあまりにも足りないのです。
Wednesday Jan 03, 2024
真の父母経 第376話
Wednesday Jan 03, 2024
Wednesday Jan 03, 2024
第二章 天一国の基元節と真の父母様の伝統相続
第一節 天一国時代の開幕と基元節
天一国宣布の背景
天一国は、天宙平和統一国の略称である。真の父母様は二〇〇一年、蕩減復帰歴史の勝利圏の上に、神様王権即位式を举行され、その年の十月三日、第十四回「世界統一国開天日」を期して、天一国の意味について語られた。天一国は、神様のもとの人類一家族の実現のために生涯を捧げた真の父母様のビジョンが結実した神の国である。真の父母様は、「天一国は二人が一つになる国である」と説明された。全人類が神様を縦的真の父母として、天地人真の父母様を横的真の父母として、侍り、同じ兄弟姉妹として暮らす共生、共栄、共義の理想世界なのである。
1 天宙平和統一国、そのような名前があるという話を聞いたことがありますか。神の国があるという話を聞いたことがありますか。神様が願われる地上天国、理想世界、ユートピア世界があるという話を聞いたことがあるかというのです。そのような話は聞いたことがありませんが、誰でもそのようになり得る世界が現れることを願うのです。それは妄想ではなく、実相です。老若男女を問わず、環境を越えて、時空を超越した霊界と肉界があるとしても、そのようになり得る平和の国、神様が願われる国が天宙平和統一国、天一国だということは間違いありません。
それでは、天一国は誰から成就されるのでしょうか。神様が人間を創造されたとすれば、その人間は神様の息子、娘ですが、その息子、娘から成就されなければなりません。そうすれば、その国は神の国であると同時に、神様の息子、娘の国です。その国は、神様を中心として、息子、娘が永遠に誇ることのできる国です。そして、神様が夢にまで描いた理想の国です。その国では、個人や家庭、氏族、民族、国家、世界も、幸福にならざるを得ないのです。
2 私たちは、死ぬ前に体と心を一つにして、妻は夫以上に神様を愛し、夫は妻以上に神様を愛さなければなりません。そして、神様の息子、娘たちを神様のように愛することのできる家庭にならなければなりません。そのような家庭が合わさって氏族になり、氏族が合わさって国になり、国々が合わさって世界になり、世界が合わさって天地、天宙平和統一国になるのです。その国は、神様が主権者となり、人類が国民となり、地球星が国土になるのです。
3 皆さんが行く国は、天宙平和統一国です。そこはサタンと関係がありません。皆さんはサタンとの関係を切ってしまい、メシヤの位置に進まなければなりません。個人的メシヤ、家庭的メシヤ、氏族的メシヤ、国家的メシヤの位置に進まなければならないのです。そして、解放された天の国で「私」自身の心と体が一つにならなければなりません。そのように心情的に一体となることによって、地上で新しい天宙国家、天一国が私の国になるのです。
私個人の国、次には、自分たち夫婦の国です。夫婦の国も、二人が一つにならなければなりません。体と心も一つにならなければなりません。個人的に一つ、夫婦も一つです。このようになることによって、完成的祝福基準を代表する分別的基準になるというのです。そのため、この分別的基準が天の祝福圏と地上の祝福圏のような立場で、父子祝福圏が広がるのです。
4 国境を越え、永遠の世界に越えていける国が天宙平和統一国です。蕩減法を解消し、天上まで案内できる国が天一国だというのです。地上と天上の統一国です。地上世界と天上世界の二つです。その二つが一つになった国が天一国です。
何によって一つになるのでしょうか。真の愛によって一つになります。その次に、平和は何の平和でしょうか。天の平和と地の平和です。
5 神様の本然的な愛を中心として、サタンまでも愛して天国に入っていける堂々とした基盤を築いたので、サタンは「あなたが行く世界は解放であり、あなたの願いで成就されないものはない!」と祝福しなければなりません。「どこに行っても、あなたが願うことは成就されないものはなく、あなたの願うことで、あなたのものにならないものはない」と祝福しなければならないというのです。「神様の名で、真の父母様の名で、真の家庭の名で、世界は解放されるべし!」と言えば、「아주」と言うようになっています。
春が来ました。雪がいくらたくさん積もっていて、氷がいくら厚く凍っていても、春になったので、すべて溶けるようになっています。春の季節には種を蒔かなければなりません。サタンが悪の種を蒔いた世界の果てまで、良い種を蒔かなければならないというのです。良い種とは家庭です。サタンはたった一つだけ植えました。それが堕落したアダムとエバでした。今や私たちは、新しい家庭の種を蒔かなければなりません。
6 天宙平和統一国の民は、大韓民国の国民だけではありません。世界の人類全体を越えて、霊界の数千億になる先祖たちと天使世界までも解放することが神様の願いなので、そこまで行くべき道がこの上なくつらくても、行かなければなりません。愛の相対を失ってしまった父母の心情、夫の心情、妻の心情、兄弟の心情を忘れてでも、すべて投入して進まなければならないのです。そのような人は、「天国に行くな」と言っても自動的に行くようになっています。
7 今まで迫害を受けたのは、国がなかったからです。神様が迫害を受けるのも国がないからです。それゆえ、神様がもつことのできなかった国、祖国をどのように探してさしあげるかという考えしかありません。
ですから、五色人種(すべての人種)を束ねて、世の中が批判する中でも祝福結婚式をするのです。そのようにして、一つの氏族と民族を編成していくのです。これはどれほど大変でしょうか。だとすれば、無形の神様がこのように人間世界を造るには、どれほど骨が折れるでしょうか。私がすることのほうが、それでも神様がされることより易しいと思うので、国を探し出そうというのです。それで、この道を歩んできました。
8 今や、父母様が新しい家庭、新しい氏族、新しい国を編成できる運動さえすればよいのです。そのようにすれば、韓国だけでなく、国連と世界がどこに行くべきかを知って、付いてくるようになります。そうして、父母様から新しい家庭編成が始まります。サタンが汚した家庭を築くのではありません。堕落していない聖別された国家を拡張させる使命が残っています。再創造するのです。サタンが汚した愛の痕跡が残っている場では、神様は愛されないというのです。その使命を果たしてこそ、皆さんが天の国に行って、アダムの完成した子孫として面目を立てることができます。
イスラエル民族は、四十年の荒野路程を通過して祖国創建をすることができませんでしたが、父母様は世界的な荒野路程である四十年路程を中心として、イスラエル民族を再び編成して、世界の王国を創建できるようになりました。
9 モーセが八十歳で故郷と国を求め、イエス時代を準備しようとしたのですが、失敗したので、今や祝福家庭を中心としてそれを復帰するのです。ですから、祝福家庭を中心としたカナン復帰四十年路程があるのです。これは、天上と地上が一つになることができる期間のことを意味するのですが、祝福家庭のカナン復帰路程においてひっくり返しました。そうして、一つの民族にするために、ブラジルのジャルジンで祝福家庭を一体化させる業をしたのです。
一心一体で定着できるようにして一つになったので、祝福家庭は天や地をひっくり返しても、ぶつかることなく回っていけます。そのようにできる準備が完了し、新しい次元の上陸をしたので、境界線を越えるのです。モーセが民族的な基準で故郷と国を探し出そうとして探し出せなかったものを、今日、お父様が地上・天上天国と家庭理想の完結を目標としたすべてが、八十歳になるこの時に境界線を越えるのです。
10 キリスト教が、第二次世界大戦以降に、アメリカを中心として一つになることができず、真の父母まで追い出しました。ですから、四十年間、荒野に追い出され、イスラエル民族と同じになりました。韓国歴史の四千三百年を中心として、カナン復帰、地上・天上天国を完了すべきものが、延長されたのです。それを再び総整理するために、第一、第二、第三イスラエル、旧約時代、新約時代、成約時代の完結をしなければなりません。これが完結し、定着基盤の上に立ってこそ、天一国が始まるのです。
11 「天一国」という言葉は、真の父母によってできた言葉です。神様の王権を樹立し、天地父母安着生活圏を経て、地上・天上和合統一大会を経て地上・天上平和統一解放聖火式が終わったので、新しい国が必要だというのです。真の父母様が天一国を宣布しましたが、「家庭盟誓」も天一国を完成させるところにその目的があります。「私」をはじめとする父母兄弟、国、世界、聖人、聖子、天上世界のすべてが、「家庭盟誓」を中心として同じ立場で成し遂げられなければなりません。ですから、結論は簡単です。
何のために神様王権即位式をしたのでしょうか。天一国のためにしました。何のために天地父母統一安着生活圏大会をしたのでしょうか。天一国の国民たちが安着して暮らせるようにするためにしたのです。現在、天の国と地上で決意文を採択しています。全く同じように歩調を合わせて、一体的環境条件をつくっていくのです。個人的決意から八段階の決意をするのです。世界的平準化基準で共同の目的を中心として、越えていかなければならないと決意をするのです。
Wednesday Jan 03, 2024
真の父母経 第375話
Wednesday Jan 03, 2024
Wednesday Jan 03, 2024
9 天宙父母は無形の神様であられ、天地父母は実体の父母のことを言うのですが、二つの父母が一つになってこそ、人格的な父母になり、天宙・天地・天地人父母になります。人格的な神様にならなければ、真の父母になれないというのです。神様も、体をまとい、息子、娘を生むことができる人格的な神様にならなければなりません。
10 天宙父母、天地父母、天地人父母という言葉は、言い換えれば、天宙天地人父母です。人にならなければならず、人の父母にならなければなりません。すなわち、人間が神様の代わりに体をまとい、見える神様、見える実体になるのです。
神様も体をまとわなければなりません。そのため、無形の天宙父母と天地父母をそのまま受け継ぐのです。霊的な闘いで勝利し、神様と一致するための復帰的な過程を経て、天宙天地人父母になるのです。
11 天地人父母は、天宙父母と天地父母が愛を中心として喜びながら、一緒に生活できる無形実体と有形実体が合徳(和合)したものです。霊的神様と実体の神様に侍る夫婦が先祖になります。先祖は二つではありません。父母は二つにはなり得ないのです。絶対に一つです。父も一つであり、母も一つであり、先祖も一つ、孫たちも一つです。神様に似て、神様の体と心を展開させて、実体の形状をまとったのです。体をもってこそ、繁殖できます。体をもった天地人父母の家庭は、天の国の民を相続し、この地から直接天国に入れるように定着して、堕落や復帰という傷跡のない息子、娘、天国に直行できる息子、娘を生んで育てるべき召命的責任を担っています。
12 祝福家庭は、蕩減革命、良心革命、心情一体圏を中心として、八段階を経なければなりません。個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙的王の位置で、神様を中心として相対になり、縦横に与え合う実体にならなければなりません。地上世界で種を蒔き、天上世界で実を収めるのです。この地上では種であり、霊界では実です。その愛の実を倉庫に納入させる所が天上天国です。その倉庫に入るために準備する所が地上世界なので、地上世界が完成してこそ、天の国が完成するのです。ですから、天一国主人だというのです。
天宙父母と天地父母が完成したものを、皆さんが相続できるので、孝子の王にならなければならず、忠臣の王にならなければなりません。そのようになることができる位置に天は立たせるので、これを固着させて、万世の太平聖代、祖国光復を成し遂げてこそ、解放時代になるのです。
13 すべての存在は神様に似ました。神様の愛の実体圏である真の父母の完成のためのものです。ですから、霊的神様と実体の神様が一つにならなければなりません。この実体圏を求めるために父母様は苦労したのです。個人、家庭、氏族、民族、国家など、八段階のすべてが反駁しましたが、砕けませんでした。自分たちが砕けていったのです。彼らは自分を中心とした自我自覚圏を中心として現れましたが、父母様は他我自覚面を中心として、ために生きて投入し、自分のことを考えなかったので、堕落世界のすべての因縁を抜け出してしまい、神様の体を定着させることができたというのです。
そうして、個人的な体定着、家庭的な体定着、氏族、民族、国家、世界、天宙的な体定着、八段階の体定着を通して、聖子の家庭を中心として神様に似なければなりません。また、真の父母の家庭的形態を受け継ぎ、腹中時代から結婚時代まで再び体験して、神様の心情圏を受け継いで体を完成させて天の国に入るのです。
14 実体時代には、体を知っているだけではいけません。実体の体と神様まで知らなければならないのです。実体時代は、本然のエデンを復帰した時代、堕落がなかった時代、サタンがいなかった時代だというのです。
天使たちの世界もアダムの命令どおりに動く時代です。神様のみ意のままに動く時代です。その意向に反対することはできません。そこに相対になろうという息子、娘たちになってこそ、永遠の父子関係が結ばれるのです。
15 二〇一二年までに家庭的エデン復帰時代を蕩減し、天国に入籍しなければなりません。第四次イスラエル国を中心として、国家圏と宗教圏の一致圏を連合し、真の父母を中心として天地人父母の安着をもって、無形の世界と有形の実体世界が一つになり、人間を中心としたすべてを完成、結実する天地人定着、天宙天地解放世界を中心として、地から天に直行できる天国理想の実現を終結することのできる時を迎えました。
この時を迎え、宣布したすべてのものが父のみ旨と一致し、私たちが宣言したものが天のみ旨と天宙・天地・天地人父母様の一体理念と一致して、安着できる一和統一の世界に前進するようになりました。
16 神様を中心とした家庭には、誰もが安着します。すべてが平安、幸福で、理想のユートピアだという言葉が必要ないので、気掛かりや心配なことはないというのです。生きさえすればよく、すべて成就するのです。
ですから、今からは祈るとき、「解放・釈放時代を完了しました。私は安着太平時代を生きなければなりません」と、自信をもって報告しなさいというのです。
17 安着という言葉は、すべてのものがぶつからず、永遠に平和で幸福だということです。太平聖代です。その世界がユートピアです。私自身の体と心が争っているとすれば、太平時代があるでしょうか。ありません。根本に入って、無条件に父母様の言葉が正しいと信じ、その場に立って、「私はそうである。天地が変わっても、太陽が落ちても、私は変わらない」と言わなければなりません。「天変地異が起きても、私は変わらない」と言わなければならないのです。
星が落ち、太陽が落ちても、つかの間です。その上に立っていなさいというのです。安着してこそ、そこに太平時代が訪れます。その時代は、個人生活圏ではなく、歴史を超越したものです。すべての人が神様の代わりに安着太平圏時代を迎えてこそ、幸福な理想世界になります。ユートピア世界になるのです。それ以上はありません。
Wednesday Jan 03, 2024
真の父母経 第374話
Wednesday Jan 03, 2024
Wednesday Jan 03, 2024
第五節 天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会
天暦宣布と真の父母様の金婚式
二〇一〇年、これまで陽暦の元旦に遵守されてきた「真の神の日」の行事(第四十三回)が、初めて陰暦元旦(陽暦二月十四日)に挙行された。この日、真の父母様は、天暦を宣布され、「天一国基元節の準備の一環として、既存の陽暦と陰暦は今やカインとアベルの立場に立ち、新しい摂理を記憶して明示する『天暦』を補助する役割を果たすようになる」と語られた。一九六〇年の真の父母様の聖婚は、神様の立場からは創造理想実現のための再出発であり、人類の立場からは救いの起点となる。真の父母様の金婚式は、聖婚五十回と五十周年を迎えた二〇〇九年と二〇一〇年の二年にわたって挙行された。それほど天宙史的な意味が込められているため、二年にわたって慶祝することになったのであり、金婚式を期して、主要な摂理的変化も続けて起きるようになった。特に、二〇〇九年、陰暦三月十六(陽暦四月十九日)、金婚式とともに天地父母天宙カイン・アベル(善悪)平和安着大会が開催されたのに続き、二〇一〇年、天暦三月十六日(陽暦四月二十九日)には、アベル国連定着戴冠式および五十周年の金婚式が挙行された。
1 一秒の間に世の中が変わることを、私たちはみな知らずに生きています。絶対信仰の個人的存在、絶対愛の個人的存在、絶対服従の個人的存在が、すべて一秒間で分かれたことを知らないのです。陰暦を使うか、陽暦を使うかによって、二つの世界が分かれました。西洋と東洋が分かれたのです。先祖は同じなのですが、どのようにして西洋と東洋に分かれ、国と国々が分かれ、兄弟まですべて分かれたのかを知りません。
2 陽暦と陰暦は分かれることができません。陰暦は、陽暦より一年に十一日、短いのです。ですから、陰暦には、陽暦に比べて足りない日数を埋めるため、約三年に一度ずつ、十二ヵ月が、十三ヵ月で一年になるときがあります。
十三数の起源を受け継ぐことができるのは、陰暦しかありません。陽暦には、十三数という一ヵ月を中心として、十二ヵ月が引っ張られていく時がありません。陰暦は、小さいものに全体が順応することができます。そのように、一つの小さな数が全体を消化できなければなりません。言い換えれば、悪魔の世界を一度にのみ込んでしまうことができなければならないというのです。
3 真の父母様の金婚式、真の師、真の主人の金婚式というものは、歴史の中で永遠に一度しかありません。真の父母の金婚式は、二度とないのです。また、真の師の金婚式も二度とありません。真の王の金婚式も二度とありません。二〇〇九年を中心として、金婚式が二〇一〇年まで入るのです。重要な期間です。この期間にすべてを終えて越えていかなければなりません。一度しかないのです。
4 金婚式をする今年、二〇〇九年に、すべてのものを完結、完成、完了、結実と完成と終了をするのです。完結、完成、完了するのです。蘇生、長成、完成、完了し、永生福楽の世界に向かって前進しなければなりません。
天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会
天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会が、二〇一〇年七月八日に天正宮博物館、七月二十四日にアメリカ、ニューヨークのマンハッタンセンターなど韓国とアメリカにおいて数回にわたり開催されたのに続き、二〇一一年四月二十四日には、仁川の松島(ソンド)コンベンシアにおいて、韓国の公職者と食口、平和大使など、一万二千人以上が参加する中で挙行された。真の父母様は、この大会を通して、神様の祖国と故郷が韓国であることを闡明(せんめい)された。真の父母様は、この日の早朝にアメリカを出発し、長旅の末、韓国の仁川空港に到着して、休む間もなく数時間後に大会を主管されたのである。そして、その翌日には、ヨーロッパ巡回大会のために長時間、飛行機に乗ってヨーロッパに向かわれた。真の父母様は、肉身の限界を越えて、すべての摂理を終結させ、人類を生み変える心情で、ヨーロッパ八ヵ国アメリカのラスベガス大会に至るまで、悲壮な覚悟と決断の中、十ヵ国の世界巡回を断行された。
真の父母様は、天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会を通し、最終一体を成し遂げて復帰摂理を完成、完結、完了し、この地に来たすべての責任と使命の完成を宣布された。そして、すべてのことを成し遂げたその基盤の上で、万王の王天地人真の父母様の立場と権威をもって、定着完了されたのである。この大会を通して、本然のエデンを復帰した時代、堕落がなかった時代、サタンがいなかった時代が到来したことを宣布されたのである。
5 み言が先でしょうか、実体が先でしょうか。今日の宗教では、実体に関することには確信をもつことができず、教えを重要視するので、実体と教えが一体になるというのは、本当に難しいことです。統一教会では、み言が先ではありません。実体があって、その実体が行った事実をみ言で証するので、内外が一致し得る内容を知ることができるというのです。今まで、宗教界や学問世界において真理を探究するに当たって、問題となっていた焦点を解決するために、実体み言宣布大会が始まったのです。
6 「天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会」は、み言を宣布する大会ですが、み言の前に実体をもってきました。個人から天地を連結させ、最終的な内容が完結するものとして、天地人真の父母定着と実体み言宣布と天宙大会があってこそ終わるのです。天地を連結させるというのは、和合統一を意味します。和合が先でしょうか、統一が先でしょうか。和合が先です。和合しなければ統一されず、自分勝手に進みます。和合統一しなければなりません。体と心を統一できない人が、統一の主体になる道理はありません。二人が一つになってこそ、息子、娘を一つにすることができます。二つが一つにならなければ、三と四の存在もありません。
7 天地人真の父母が定着しました。そのため、実体み言を宣布しなければなりません。真理の実体、定着した実体が語る言葉が、宇宙を解放できるのです。それが実体み言宣布です。天地人真の父母が定着したというのは、実体が定着したということです。ですから、実体み言宣布なのです。
8 真の父母様が祈り、願うことは、地に落ちません。天の父母が解放された立場で守っており、それを再び、くじく者がいないので、いずれにせよ成し遂げられるのです。そのように考え、皆さんはみ旨の路程で躊躇する哀れな群れにならないようにしなければなりません。
氏族的な世界メシヤの責任を代表する立場で語ったこのみ言は、解放の勝利覇権的自由天地の、自主張(自分の主張どおりにすること)と堕落がなかったそれ以前の世界の勝利の栄光を宣布するものです。最初と最後まで一つにしてその結末をつけるための内容を、真の父母様の生涯全体の結実として宣布するみ言です。それが、「天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会」のみ言です。
Wednesday Jan 03, 2024
真の父母経 第373話
Wednesday Jan 03, 2024
Wednesday Jan 03, 2024
万王の王神様解放圏戴冠式
神様王権即位式以降、八年余りの間、真の父母様は、生死を懸けて、神様の心情圏までも解放するための摂理を展開してこられた。血と汗と涙によって開拓した天宙的勝利圏の上に、罪悪の先天時代を終結させ、後天時代を開幕されたのである。そして、国連の刷新を通した一つの世界のために「天宙平和連合」を創設され、世界百八十数ヵ国を巡回して後天開闢時代を開門するみ言と祝福を下さった。寸陰を争う摂理の大長程の中、二〇〇八年七月十九日、真の父母様が搭乗されたヘリコプターが、天候が悪化する中で着陸しようとしたとき、京畿道加平郡の長楽山(天聖山)に墜落し、爆発する事故が起きた。しかし、真の父母様は、爆発の直前に脱出して、サタン勢力の最後の攻勢からも無事に生還されたのち、全人類に重生、復活、永生の祝福を下さった。その後、真の父母様は、二〇〇九年一月十五日と一月三十一日、韓国とアメリカで万王の王神様解放圏戴冠式を三度にわたって主宰された。これは、真の父母様の五十回目の聖婚記念日と真のお父様の卒寿の年を迎え、神様の心情圏までも解放し、東洋と西洋において、神様が万王の王として登極される天宙史的な行事であった。
16 ヘリコプター事故が起きた二〇〇八年七月十九日の午後四時四十三分を中心として、万有の存在を、堕落していない圏として解放、釈放させておきました。神様の懐に入ってきた万物が、どれほど真の父母様に侍り、真の父母の栄光の世界で一つの分子として吸収されることを願ってきたか、というのです。
真の人類の先祖が犠牲になり、奉仕してきたのと同じように、自分たちが千万回、犠牲になったとしても、真の父母の実体完成に同参したいと思うというのです。細胞までも、真の父母に似ることを願っていた万有の存在が、真の父母の完成に同参しなければなりません。その栄光と尊貴を共にたたえることのできる場に入るのです。
17 サタン世界が統一教会をなきものにしようとしましたが、今回のヘリコプター事故によって、再び重生、復活、永生できる出来事が起きたのです。地獄を英語で「ヘル(hell)」と言います。ヘリ(ヘル)の事故は、地獄の事件です。天の理想圏を一度に一つの器に詰め込み、ひっくり返そうとしたのです。しかし、サタンが最後に天地のすべての権勢を支配できる最高の終着点に向かうその場で、天とすべてのアベル的な理想世界が、なくなったのではなく、重生、復活、永生できるようになったのです。
18 空中の権勢を悪魔の勢力が支配しているので、天と地が完全に分立しています。これを連結させる責任は、神様にあるのではありません。神様もそれを成し遂げることはできません。このことをするに当たって、神様の創造理想を失わずに、真の愛の道理を立てなければならないのです。根源が、悪であってはいけないというのです。真の愛から出発したので、真の愛の上で慕い、思慕し、実践して、この穴を埋めるためにどれほど苦労したか分かりません。その事実の中で、私がいまだ、体験しても語ることのできなかったことが多くあるのですが、人間の世の中に展開させられずに胸に抱いていた願いまでも破壊させるため、最後の天宙的な決定を下そうとしたのが、今回のへリコプター事件です。
サタンが最終攻撃をしたのですが、天が防いだのです。その炎の穴から大きな傷もなく、全員が出てきて生還することにより、この地上にいる人と霊界にいる人々が真の父母の顕現を叫ぶその歓声とともに、今日、このような場を迎えるようになったことを、真実に、真実に、真実に感謝いたします。万有の存在は、大きくても小さくても、真の父母様の完成の分身体として現れなければなりません。神様の出発とともに、息子、娘の出発が成され、家庭、国家、世界、天宙が神様を水平の主体にし、その相対的な圏として、美しい愛の花の園が生じ、そこに新しい芽が出ることによって、新しい幹、新しい枝、新しい葉が生じて、新しい花が咲き、結実を手にすることができるようになります。
ところが、そのようになっている最後の障壁を崩し、神様だけが億万歳を叫ぶことのできる場を、最後に攻撃したのです。天上世界の全体を動員し、地上世界の全体を動員したのです。悪魔世界が全体を動員して、「勝利は我々のものだ」と自信満々に振る舞いました。しかし、神様は真の父母を保護したのです。
19 二〇〇八年七月二十二日のけさを中心として、一つの峠を越えます。天宙全体を餌にしようとしたサタンが蕩減の峠を立てたとおりに、イエス様が家庭を築くことができなかった環境に代わり、父母様が生き、全体が生き残ることによって、地上再臨の完結時代になりましたので、神様が主管できる勝利の覇権国家に向かって前進することをお誓いいたします。天地のすべての霊人たちも、今や父母様の恵沢圏内ですべて祝福を受け、天の一族として帰っていけるようになりました。天上天下の何よりも、祝福を最高に貴い標的として残し、神様の懐に帰っていけるように祝福し、宣布いたします。
20 イエス様は死後、(三日目に復活され)四十日以降に昇天しました。私もへリコプター事故が起きて、四十日を中心に、重生完成と復活完成、そして、永生完成を果たすのです。四十日の期間に、重生完成、復活完成、永生完成をすることができる記録を立てました。
21 皆さんは、自分の一族と氏族を従えて、どこに行くとしても、国を代表し、世界を代表して、神様に侍ることができる準備をしなければなりません。そうすれば、神様が万王の王として行使できる超創造世界の基準に合わせることができるので、初めて愛の創造理想が完結した地上天国、神様の統一された国になるのです。それは、神様の祖国と平和王国時代の宣布ではなく完了です。それゆえ、神様の祖国と地上にある人間の祖国が、愛によって一つになるのです。母と父が一つになった統一世界は、地上・天上天国になります。解放ではなく、家庭の釈放までできるのです。
22 二〇〇九年一月十五日、万王の王神様解放圏戴冠式を行いました。神様が万王の王です。父母様の教えのとおりにすれば、すべて終わると考えてはいけません。血統は、父母様から始まるのではありません。神様から始まります。神様を解放していない立場では、血統をつなぐことができません。神様の愛を中心として家庭を築くことができなかったので、神様の祖国の出発と神様の故郷の出発はあり得ないのです。それが原理であり天理です。順理(当然の道理)であると同時に天理です。人類最高の希望であると同時に、新しい目的世界の実として収穫し、倉庫に入れなければならないのです。
Wednesday Jan 03, 2024
真の父母経 第372話
Wednesday Jan 03, 2024
Wednesday Jan 03, 2024
11 第三イスラエルの主人である真の父母が平和の王即位式をすることによって、初めて地上世界に天宙父母と、天地父母と、天地人父母の王国が設定されるのです。皆さんも、第三イスラエル圏まで、旧約時代、新約時代、成約時代に失敗したことを、血統を転換させて、天地人父母を中心として、第四イスラエルを中心とした国家圏内に入ります。第四イスラエル国は、イスラエルの国とアメリカと韓国が一つの国になったものです。霊界と肉界が分かれていましたが、戴冠式をすることによって地上に来て、イスラエルの旧約時代は過ぎ去るのです。イスラエルの国が、今後、戴冠式をしたイエス様を信じることによって新約時代を経て、戴冠式をしてあげた真の父母を通して成約時代を越えて一つの国の民となり、天一国に加入することによって、初めて全世界が一つの大家族の血族になるのです。彼らが一つになり、大家族が連結された新しい第四次イスラエル圏になります。この外的世界を中心として、政治世界とイスラエルの血統を清めたものが一つになり、本然の心情文化革命を起こすことができるのです。
神様の愛を中心として、三代圏が初めて天国に入っていける、天地父母の聖婚式と入籍式ができる天一国に加入することにより、すべての摂理が終わり、サタンは完全に屈服して、本然の創造理想の解放圏と釈放圏が形成されます。そうして、すべてが高速道路を通って天国に入り、真の愛、真の生命、真の血統を受け継いだ一族を中心とした統一世界になるのです。
天宙統一平和の王戴冠式と天正宮博物館入宮天宙平和の王戴冠式
真の父母様に対する平和の王推戴式は、韓国とアメリカを皮切りに、全世界百九十数ヵ国で、一年以上にわたって行われた。その後、真の父母様の御聖誕日である二〇〇五年二月十四日、韓国の天宙清平修錬苑で天宙統一平和の王戴冠式が開催されたのに続き、二〇〇六年六月十三日には、天宙平和の王戴冠式が挙行された。特に、二〇〇六年には、天正宮博物館入宮式と戴冠式を慶祝する祝祭が一週間、天宙清平修錬苑一帯で行われた。真の父母様は、入宮式の前夜、天正宮博物館において、釜山のボムネッコル聖地でともされた聖火で聖火台に点火されたあと、世界各国から持ち寄った土を混ぜて水を入れられた。新しい天と新しい地を再び造られたのである。世界の指導者たちは、真の父母様から天一国を象徴する花であるバラとユリを頂いた。天正宮博物館の広場で開かれた戴冠式では、世界百九十四ヵ国の旗を持った旗手団が列をつくり、世界各国から、平和の王として推戴するという意味で送られてきた王冠が壇上の両側に陳列され、慶祝ムードを盛り上げた。真の父母様は、天正宮博物館を聖別されたのに続き、天宙平和の王として登壇され、「天一国は太平聖代の理想天国」というみ言を宣布された。
12 私たち夫婦の誕生日と天宙統一平和の王戴冠式の記念行事が、ある一個人のための一度限りの行事であれば、貴くありません。神様の創造理想と人類救援摂理のための代表的な公的行事なので、その意味が深いのです。
神様と霊界と世界と全人類を背負って歩まなければならない救世主、メシヤ、真の父母の道は、最も近い肉親である家族、親族から犠牲にしなければならない茨の道です。この荷は、兄弟や子女や最も愛する妻に、代わりに負わせることもできず、きょうすべきことをあすに持ち越したり、やり過ごしたりすることもできません。メシヤは、霊界が公認し、神様の御印を押してもらわなければ、なることができないのです。
13 神様は、アダムとエバの家庭を通して真の愛の理想を完成し、子孫を繁栄させることによって、天上天下に平和統一の王国を実現しようとしました。神様の純潔、純血、純愛の真の愛、真の生命、真の血統は、アダムとエバを起点として横的に拡大し、子孫たちを通して家庭、国家、世界、天宙に展開されるようになっていました。そうすれば、アダムとエバは自然に真の父母、真の師、真の主人、真の王の位相をもつようになっており、真の血統を中心とした天宙平和統一の王国になるのです。
私は、二〇〇一年に神様王権即位式を奉献し、二〇〇四年には神様の祖国と平和王国時代、そして、後天時代を宣布しました。先天時代は対立、闘争、相克、不和の時代でしたが、後天時代は調和、協力、相応、和解、平和統一の時代です。先天時代には葛藤を助長し、分裂を起こして支配しましたが、後天時代には、これ以上そのようなことが許されないようになるのです。
14 天宙平和の王真の父母様天正宮博物館入宮戴冠式を期して、父母様が今や平和の王として、アベルの勝利の覇権の上に立つことのできる戴冠式が決定されるのです。ですから、皆さんは、父母様に付いてくるより、これからは敬って侍り、前進しなければなりません。父母様に付いて回っていた時とは違います。
王の代わりに全体の表象になっているので、皆さんも王の表象に対して、全体の前に表象的な代表にならなければなりません。そのようになってこそ、王と共に一つになれる時代に入るので、いい加減に向き合うことができず、いい加減に生きることができない時代が、現在この瞬間に展開しているというのです
15 第三アダムが来て、旧約時代、新約時代、成約時代を完結し、第四次アダム心情の解放世界に越えていくとき、地上・天上天国が一つになります。そうして、神様が再臨主を中心として、アダム時代に付いていくだけでなく、初めて再臨主が勝利の位置で神様に侍ることによって、偽りの父母が塞いでいたものを開き、定着できるようになったので、完全解放・釈放時代になるのです。
神様が愛と生命と血統の根本なので、皆さんはその根本を中心として、愛と生命が一つになった血統の結実体にならなければなりません。そのように、「私は父母と一つになった」という一体の心情が、すべてのものを克服して余りあるものでなければなりません。そうすれば、神様が訪ねてきて、愛をもって自ら対されることができるのです。
Wednesday Jan 03, 2024
真の父母経 第371話
Wednesday Jan 03, 2024
Wednesday Jan 03, 2024
4 第一次、第二次、第三次、第四次イスラエルは、血縁的関係において跳躍がありません。それゆえ、連関関係としてつながるように、イスラエルの国でイエス様の万王の王戴冠式を行い、その次に、興進君とイエス様が二〇〇四年二月四日、アメリカの議員会館で平和の王冠奉献式を行いました。そのような状況の中、カインとアベルの王権を父母様のみ前でつないでおき、議会の上院を中心として、実体父母が王権を樹立したというのです。なぜ興進君とイエス様が、アメリカでそのような式をしなければならないのでしょうか。イスラエル民族と国が分かれて二つになったので、これを一つにしなければならないのです。
霊界の総司令官である興進君が、イエス様をイスラエルの国の万王の王として迎える戴冠式を行い、次に、霊肉実体相続権がないので、アメリカに来て、第二イスラエル圏を中心として父母様を迎える戴冠式を挙行したのです。その次に、ワシントンDCの国会(ダークセン上院議員会館)で、実体平和の王戴冠式を三月二十三日に挙行しました。そして、実体平和の王戴冠式を、八月二十日、ようやく四度目に本国の韓国で行ったのです。
5 二〇〇三年八月二十日は、お父様がダンベリーから出てきて十八年になる記念の日です。お父様が天地を代表して十字架を背負って監獄に行き、解放されて出てきたこの日、第四次イスラエル国出発宣布式を行いました。第四次イスラエル国です。旧約時代に、神様が相対できる国があったでしょうか。天地にそのような国がありませんでした。その次に、アメリカが第二イスラエル圏ですが、そのような国があるでしょうか。ありません。第三イスラエル圏は韓国ですが、そのような国があるでしょうか。国もなく一人さまよっているというのです。追いやれば追いやられ、追いかければ追いかけられる立場です。国がないというのです。
しかし、第四次イスラエルが出発しました。ですから、今や否が応でも、私たちがその国を守るために精誠の限りを尽くし、生命を懸けて立ち上がらなければなりません。生命よりも国を大事に思わなければならないというのです。
6 第四次イスラエル国は外的であり、天一国は内的です。イエス様は、祝福を国とともに挙行できませんでした。兄弟を越え、氏族を越え、民族を越えて、祝福一元化を成し遂げることができませんでした。イエス様がそれをしていたならば、イスラエルの王の中の王となっていたので、イスラエルも滅びることはないというのです。イエス様が国家と世界で勝利できなかったので、再臨主は天地、天宙で成功しなければなりません。ですから、超民族という問題が起きます。地上・天上解放と地獄撤廃、楽園撤廃をすることによって、天国だけが残るようにしなければなりません。
天の国の王権を樹立することによって、サタンが血統を中心として、父母の位置、師の位置、王の位置を占領していたものを再び蕩減し、高速道路を築かなければなりません。それが統一教会の使命です。皆さんは、家庭から天の国の宮殿まで、高速道路を走っていかなければなりません。
7 きょうは、春を迎える二〇〇四年二月二十二日です。二〇〇四年の四数を中心として、二、二、二の六数が共に一つとなる日です。春を迎えたこの地では、天宙父母、天地父母、天地人父母が定着できる時代がきょうから始まります。ですから、無形の神様は霊界に現れたのですが、今や父母様の実体相を中心として、霊界だけでなく、地上でも自由に活動できる基盤が連結されるのです。
四数蕩減、六数解放数を備えた日なので、天宙・天地・天地人父母定着解放が成し遂げられたと祈りました。神様の実体相を中心としてこの地上に父母様を送り、蕩減復帰を解消して、エデンの園で個人時代、家庭時代、氏族時代、民族時代、国家時代、世界時代、天宙時代を塞いでいたすべての塀を平準化し、四位基台の基本的家庭の型の上に六数を蕩減する日を迎えたので、この日を期して、天宙・天地・天地人父母定着の日として祈ったのです。
ですから、今や、天宙・天地・天地人父母定着の家庭になりました。それゆえ、父母様が地上にもいらっしゃり、霊界にも実体相をもって、共に侍ることができる解放的地上・天上、天界が開門するというのです。
8 お父様のことを、大韓民国を愛する愛国者だと感じて、愛する人が多くいます。そのような立場なので、国も料理することができ、南北統一もすることができ、アジアをはじめとする全世界の伝統を意のままにできる基盤ができたというのです。そこにおいて、宇宙を中心として国土をつくり、宇宙と霊界にいる人々を民にして、国を中心として主権を立てなければなりません。
今や主権的基盤を中心として天地が生じ、天地の民が生じたので、王権が必要なのです。それで、二〇〇四年八月二十日に平和の王戴冠即位式を挙行したというのです。
戴冠式とは、敬って侍るということです。戴冠式だけをしたのではなく、戴冠即位式を挙行しました。今や王の名をもったので、天下、宇宙がその王権の所有であり、天地の民がその王権の国民です。その王の礎と国土と国民が一つになり、永遠の神様を中心として、無形の父母、有形の父母、実体父母の息子、娘の王国を建てるので、そこで生んだ息子、娘は即刻、天国に入ることができるため、解放・釈放世界から安着太平聖代に越えていくのです。
9 アダム家庭でカインがアベルの命を奪ったので、兄の立場がカイン側です。カイン側の個人時代、家庭時代、氏族時代、民族時代、国家時代まで出てきたのです。天の側でも三番目の息子であるセツを選び、神様の真の愛、真の生命、真の血統の国家基準を探し求めてきました。セツを選んで、失われた全体を復帰するためには、セツ自体がサタンに勝てる位置に上がっていかなければなりません。
国家基準以上に越えたというその位置に行くためには、天が愛と生命で直接主管して、絶対信仰、絶対愛、絶対服従することができ、その上に上がっていける息子として育てていかなければなりません。個人から家庭・氏族・民族・国家基準まで進むのです。そのようにして、四千年を経て、イスラエル選民圏の国にイエス様が来て、真の父母の血族の国を築き、この国を中心としてカインの国を吸収しなければなりません。そのため、ユダヤ教とイスラエルの国をカインとアベルに分けておいたのです。この二つが一つにならなければなりません。両者が闘ってはいけません。四千年の時を経て、来られたイエス様は、国を身代わりしたセツの王子として来ました。セツの王権を身代わりしているのです。
再臨主は、三時代において天地を中心として、カインとアベルを一つにしなければなりません。再び来て主人の役割を果たすためには、超宗教圏と超国家圏のアベルとカインを一つにしなければなりません。すべてのカインとアベルの基準を中心として、超宗教圏のアベルとして勝利し、超国家圏をひっくり返して屈服させなければなりません。それによって、弟が兄の位置に立ち、兄が弟の位置に立つようになって、天に上がっていくのです。
それが二〇〇四年八月二十日、「特赦—真の心情革命と真の解放・釈放天一国入籍祝福式、真の父母様平和の王戴冠式」です。先天時代が過ぎ去り、後天時代が訪れます。新しい天と新しい地が到来するのです。天一国です。
10 皆さんは国家基準を越えなければなりません。イエス様は祝福を受け、国家基準を越えなければなりませんでしたが、結婚もできず、国家基準も越えることができませんでした。天の国は、祝福を受けた家庭が入るようになっています。天国は、神様の真の愛、真の生命、真の血統、神様の直系の血統を受け継いだ子女が、家庭を築いて入る所です。それゆえ、神様の真の愛、真の生命、真の血統の絆を受け、家庭を中心として家庭的メシヤ、氏族(的)メシヤ、国家(的)メシヤの基準まで越えなければならない責任があります。
父母様がそれをすべて越えて霊界まで連結し、天地を一つにしました。霊界と肉界に境界線がないように、一つにしたというのです。これは国家的基準ではありません。アダムとエバが堕落する時の家庭的基準ではありません。
霊界と肉界、天上と地上の最高基準で反対がなく、歓迎する場に行くことができる道を開いておいたのが、「真の心情革命と真の解放・釈放天一国入籍祝福」の行事と「真の父母様平和の王戴冠式」です。
Tuesday Jan 02, 2024
真の父母経 第370話
Tuesday Jan 02, 2024
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天宙平和神文明開闢宣布
真の父母様は、二〇〇七年三月十七日、アメリカのハワ・コナにあるキング・ガーデンで、「環太平洋摂理の新しい出発大会」を開催されたのに続き、十九日、ハワイのワイコロア海洋リゾート・マリオット・ホテルにおいて、「環天宙平和文明圏王国時代および環天一国平和文明圏超国家私の国時代」を宣布された。そして、真の父母様と真の子女様が参加する中、この年の四月三日から、韓国と日本、アメリカの主要都市をはじめとする世界二百ヵ国以上で、天宙平和神文明開闢宣布大会が開催された。真の父母様は、講演で「神文明時代は、神様と人間、そして、自然が一体を成し遂げ、どこにも争いと断絶がない疎通と平和の時代」だと宣言され、「この地のすべての生命は水を基にしているので、二十一世紀は環太平洋海洋時代であり、神文明平和の時代である」と語られた。
16 神様の所有権を完全に占領している血統と、カイン・アベルのアダム家庭における禍根を取り除き、真の父母と一つになって、堕落がなかった本然の世界に越えていける時代になりました。地上でこのような基盤を宣布したので、それを信じ、霊界の聖人と皆さんの先祖たちを動員して、皆さんが行く道の前にサタンが行き来するのを遮ることができるように城壁を造り、防ぐことのできる条件を立ててあげるのです。そのような条件を備えて祈祷するようになれば、霊界にいる信仰の先祖である四大聖人、そして、宗教圏内で活動し、奉仕をして犠牲になった歴史時代のすべての功臣たちと、皆さんの善なる先祖たちが来て協助できる時代を迎えたので、天宙平和神文明開闢宣布をするのです。二〇〇七年四月四日からこの宣布内容が始まります。ですから、皆さんは「先祖を解放できる私になろう」と決心して、力いっぱい努力してサタン世界を滅ぼし、平和の王国を築くことのできる王子、王女にならなければなりません。
17 きょうは、四十八周年となる「真の父母の日」です。これから七年間が問題です。七年、八年、九年、十年、十一年、十二年、十三年の一月十三日までです。
七年という期間を中心として皆さんが個人から天宙まで、堕落の結実によってもつれた歴史的な内容を整理しなければなりません。そうして、神様が天地万物を造って初めて迎える春、そのような時代を迎える環境と同等の立場を、どのようにつくってさしあげるかが問題です。今や摂理の時においても、春が訪れました。ですから、環太平洋摂理時代を迎え、天宙平和神文明開闢宣布をしたのです。
18 神文明というのは、神様を中心とした文明です。神的な文明です。神文明開闢です。歴史のすべての内容が、未知の事実として完全に覆われてきました。公開されていません。これを公開させなければならない時になったのです。
皆さんが知らなければならないことは、父子関係です。「父子一体」は、一つの体であることを意味します。「夫婦一身」も一つの体を意味します。その夫婦から生まれた息子、娘は、兄弟が一身にならなければなりません。一つです。自分を中心として、上には祖父母、父母、その次に、自分自身です。三代を中心として、これが一つの家庭にならなければなりません。この三代が一つの家庭を築いて暮らしたならば、その実は神様の家庭をつくりあげることができるのです。その三位、三段階のすべての夫婦たちは、いかなる立体的な世界や平面世界に連れていっても、同じ価値として残ることができるのです。家庭を築こうとすれば、祖父母、父母、自分の夫婦がいなければなりません。それだけが必要なのではなく、四代圏を越えなければなりません。祖父の種、父の種、自分たち夫婦の種をそのまま内在させて、実を結ばせることのできる道を開いておくのが血統です。
19 二〇〇七年が特別なのは、環太平洋神文明開闢時代を発表したことです。父母様が勝利したすべてのものを、ハワイに行って再び世界に植えつけ、峠を越えるのです。天地父母はもちろんのこと、天地人父母、また、天地人父母の家庭だけでなく、全体の解放を宣布できる自由解放の時代、法的時代に入るのです。今や、赦しがありません。救いの歴史が終わるのです。エデンの園に帰ることによって、宗教圏は必要なく、政治圏は必要ありません。その上に上がっていくので、今や法的時代に入るのです。
第四節 天宙平和の王即位式と万王の王神様解放圏戴冠式
イエス様と真の父母様の平和の王戴冠式
イエス様の平和の王戴冠式が、二〇〇三年十二月二十二日、二万人以上の世界の各宗教代表者たちが参加する中、イスラエルのエルサレム独立公園で開催された。真の父母様がソウルの漢南国際研修院でインターネット生中継を通して見守られる中、二千年以上、維持されてきたユダヤ教、キリスト教、イスラーム間の反目を清算し、三つの教団の指導者たちが一つになって、イエス様を第一イスラエルの平和の王としてお迎えした。
第一イスラエルの勝利圏は、第二イスラエルのアメリカ、第三イスラエルの韓国に連結された。二〇〇四年三月二十三日、アメリカのワシントンDCにあるダークセン上院議員会館で、アメリカの上下両院議員と国連大使など、全世界の各界指導者四百五十人以上が参加する中、平和の王戴冠式が挙行された。真の父母様は、その年の八月二十日、韓国のソウルにある国会図書館で開かれた「真の心情革命と真の解放・釈放天一国入籍祝福式」および「真の父母様第四イスラエル平和の王戴冠式」において、平和の王に推戴された。その後、韓国では、全土で各氏族天一国入籍祝福式および平和の王戴冠式が続けて行われ、各氏族は平和の王冠を真の父母様に奉献した。
1 イエス様が王権を立てることができなかったので、兄の位置にいるイエス様をイスラエルに連れていき、王権即位式をするようにしました。それが二〇〇三年十二月二十二日です。一人ではできません。興進君が連れていって、したのです。真の父母の息子、娘が行ったのは初めてです。イスラエルの王権即位式をしておき、その次にアメリカに行って、挙行したのです。これまで霊界と肉界が分かれていました。興進君がイエス様を中心としてイスラエルの王権即位式を行うことによって、霊界と肉界を一つにしたのです。
2 霊界が一体圏を中心として協助しなければ、神様のみ旨は成就されません。ですから、霊肉界の超宗教的な基盤の上で国の王権を立てなければ、宗教を一つにする道がありません。それで、イエス様の万王の王戴冠式を行いました。イエス様だけではなく、ユダヤ教圏とイスラーム圏の後援のもとで戴冠式を行ったのです。一つでも反対すればできません。ユダヤ教とイスラームとキリスト教を中心として、イエス様の戴冠式をしてあげるのは、霊界で統一圏ができたからです。
今や、教派やサタン世界の堕落した国家の権威を、天が無視してしまうというのです。解体してしまうのです。宗教は必要ありません。国は必要ないというのです。それをすべて解体してしまい、血統を転換させて全世界が一つの家庭形態となり、単一国家を形成してこそ、心情世界ができるのです。
3 父母様がアメリカの上院議員会館で平和の王戴冠即位式を行い、韓国の国会(図書館)で平和の王戴冠即位式を行いました。父母様は血族の王にならなければなりません。蒙古斑家庭の王です。
次に、アダム家庭においてカイン一族、すなわち世界の救世主の王です。
その次に、アベル一族はキリスト教のことを言います。キリスト教の王です。宗教圏内にイスラエルがあるので、再臨主を中心としてイスラエルの国の王です。最後に、天の国と地上世界が統一されなかったので、心情的に統一した結実の解放的世界が、後天新天新地安息太平聖代時代になるのです。