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Wednesday Dec 13, 2023
真の父母経 第349話
Wednesday Dec 13, 2023
Wednesday Dec 13, 2023
第二節 主要な宣布式と成約摂理の展開
真の父母様は、一九九三年一月三日、成約時代の開幕を宣布されたのち、「八・一節」の宣布、「世界平和統一家庭連合」定着と蕩減解消宣布、天地父母天宙安息圏(七・八節)宣布、成約時代と天上・地上天国完成宣布、天地父母天宙勝利祝賀宣布、天地父母天宙統一解放圏(九・九節)宣布、天地父母天宙統一解放式(三・十節)宣布、自分の家庭の名前で報告祈祷する時代宣布、「双十節」宣布、総天宙祝福解放日宣布、真の父母様の摂理観的責任完遂宣布を通し、成約摂理を完成、完結、完了された。真の父母様は、このような一連の宣布を通し、新千年紀を迎えて展開される天宙平和統一国の摂理を準備されたのである。
「八・一節」宣布(一九九三・八・一、アメリカ、ベルベディア修練所)
1 家庭が第一です。家庭には三代がいなければなりません。祖父母と父母は、王と女王の位置です。次の世代は、将来、王になる王子と王女です。真の父母の理想を中心として家庭を立てるのです。何ものも、それを動かすことはできません。永遠に定着するのです。なぜでしょうか。太陽が昇れば、あらゆる被造物は、その昇る太陽に向かうようになっています。同じことです。
アメリカの万物が真の父母を仰ぎ、一つになろうとするのです。言葉だけではなく、実際にそうです。それで、アメリカの五十の州に勝利の基盤を築き、神様が祝福したあらゆるその根、個人基盤、家庭基盤、氏族、民族、国家、世界、天宙の基盤を、けさ神様と真の父母が一つになってイースト・ガーデンに向けさせるのです。そのように一つになる式が、八月一日のこの式です。八月の八数は再出発数です。記念日です。今から統一教会の時代だということを宣布するのです。
2 イスラエル民族がカナンの福地に入るとき、責任を果たせなかった一世たちは、すべて荒野で倒れました。お父様が今まで四十年間したこととは何でしょうか。統一教会や世界全体が未完成圏内にとどまっているのですが、「完成の立場に立った」と言えるようにしようとすれば、すべて掃いてしまわなければなりません。第一次イスラエル民族を掃いてしまったのと同じように、そのような立場で、お父様が先頭で責任をもって、失ったキリスト教文化圏を復帰したのです。天使長がエバを引っ張って地獄に行き、天使長とエバが一つになってアダムを引っ張っていったことを世界的版図で蕩減復帰しました。
キリスト教文化圏がお父様と一つになれなかったのは、洗礼ヨハネがイエス様と一つになれなかったことと同じです。ですからお父様は、荒野に追われ、四千年の歴史、創世記以降のあらゆる歴史を蕩減したのです。ヤコブ家庭から民族を中心としたモーセ、イエス様を中心とした百二十門徒その次にお父様を中心とした百六十の宣教国、このすべてのものを蕩減復帰しなければならないというのです。
お父様が全体に責任をもったので、このような立場で、天がキリスト教を失い、自由世界を失ってしまったことを、責任をもって取り戻さなければならないのです。それで、これを「還国時代」とし、八月一日を「還故国の日」と宣布しました。このような時になるので、戻っていくためには、必ず失ったキリスト教文化圏、新婦圏を取り戻さなければならないのです。
「世界平和統一家庭連合」の定着と蕩減解消宣布(一九九六・一一・一、ウルグアイ、モンテビデオ)
3 一九五二年から四十年間ですべてのことを蕩減し、一九九二年に女性解放の基盤の上で、お母様をお父様の横に、対等な位置に立てました。その時からお父様の権限を、お母様に譲り渡すのです。三年から四年以内にお母様に譲り渡すというのです。その道を歩んでいます。
一九九七年までに、すべて清算しなければなりません。それで急ぐのです。やり残せば問題が起きます。このようにして「世界平和統一家庭連合」が定着できる基盤を築き、蕩減解消宣布式までしなければならないのです。
4 お母様が世界的メシヤ基準で、氏族メシヤ基準と家庭的メシヤ基準を連結できる地がありません。ですから、イエス様が洗礼ヨハネによって失った三十三年の生涯を代表する三十三人を立て、その国の主体と対象を結びつけるのです。このようにして、お母様が、行くことのできる橋を架けるというのです。それで、お母様が南米からアメリカ、日本、韓国まで行くに当たって、三十三人を中心として、広々とした大平原のようになっていたものを連結させました。
お母様をお迎えするのに、あらゆる精誠を尽くしたので、南米ですべてのことが成し遂げられるようになりました。南米が問題だったのですが、そのように成し遂げられました。北米には今、私たちが築いた基盤があるので、いつ行っても、集会(をすること)は問題ありません。カイン・アベルの十六ヵ国を中心として、これが三十二数なのですが、お母様まで含めれば三十三数と同じになります。家庭的メシヤ圏、氏族メシヤ圏、国家(的)メシヤ圏をすべて成し遂げて、世界的メシヤ圏が地で循環できる基準ができているので、世界の家庭が初めてこの地上に着地できる時が来たというのです。
ですから、一九九六年七月三十日、アメリカのワシントンDCで、「世界平和統一家庭連合」の創設大会をするようになりました。八月一日以降、三ヵ月と一日目である十一月一日に「世界平和統一家庭連合」の定着と蕩減解消宣布式を行いました。このようにすることによって、全世界の家庭は、放っておいても統一教会を訪ねてきて、「祝福を受ける」と言う運勢に入るのです。
5 今まで私たちは、エデンを復帰してきました。言い換えれば、エデンにおいて、家庭を中心として、失った長子権、父母権、王権を世界的に拡大させて、均衡な平準化と水平線を形成した中で、神様を中心として家庭を再度編成し、個人時代から家庭時代、氏族、民族、国家、世界、天宙時代まで、直線上に立ててきたのです。体と心が一つになるのと同じように統一されなければなりません。そうすれば、神様が個人時代から家庭時代、氏族時代、民族時代、国家時代、どこでも自由に往来できるのです。
ところが、サタンが反対できる条件が成立しているので、父母様が「世界平和統一家庭連合」の定着、数多くの家庭の定着と蕩減解消式を宣布したのです。
6 (皆さんの)父母以上に真の父母に侍り、真の父母から祝福を受けることによって、初めて真の父母が勝利したものを相続することができます。真の父母が勝利したものをその息子、娘が相続できる権限は、サタンも、神様も否定できないというのです。それが蕩減解消です。「世界平和統一家庭連合」が定着して、真の父母を父母として侍り、絶対家庭で孝子、忠臣、聖人、聖子になり得る愛をもって一体になった息子、娘になるとき、初めて、真の父母が完全に勝利したもの、すなわち、神様の全権を相続できるというのです。
Monday Dec 04, 2023
真の父母経 第348話
Monday Dec 04, 2023
Monday Dec 04, 2023
18 今までの歴史には、宗教の志のために、世界を捨て、国を捨て、先祖を捨て、郷里を捨て、父母や妻子まで捨てて出家しなさいという言葉がありましたが、今や蕩減復帰時代がすべて過ぎ去ったので、世界を抱き、国を抱き、民族を抱き、氏族を訪ねていかなければなりません。
イエス様を中心として見れば、蘇生、長成、完成ですが、これをひっくり返せば、真の父母が先祖になるのです。蕩減復帰は、このように逆さまになります。旧約時代と新約時代を経てきましたが、成約時代が完成すれば、成約時代が先祖になるのです。新約時代である二代目は、イエス様の時代に該当します。その次に、三代目が成約時代に該当するので、氏族メシヤを中心として、家庭を収拾しなければなりません。
ヨハネの黙示録を見れば、「キリストと共に千年の間、支配する」(黙示録二〇・六)とあります。今、支配しているのです。万王の王として来るキリストと共に支配するというのは、父母の位置に上がっていくということです。そのような氏族的責任の中心者を、統一教会では「氏族メシヤ」と言うのです。この時代は、成約時代の門が開かれる時だというのです。
19 お父様は闘って基盤を築きましたが、皆さんは闘わずに上がることができます。お父様は故郷に背を向け、世界に背を向けて、追い出されて再び取り戻してきましたが、皆さんはお父様が勝利した世界、国、民族まで(の勝利圏を)相続できるので、ここに氏族さえ連結させれば、その氏族たちが民族と国家と世界の福を受けるようになります。皆さんが氏族たちに、それ以上に与えることができる福はありません。ですから、氏族メシヤは、王の権威を備えた先祖の位置に立つのです。
これは誰もがやらなければなりません。例外はありません。イスラエル民族がカナンの福地に入っていくとき、一人でも残していけば、それを知っている人が責任をもたなければなりません。もうカナンの福地に入ったので、建国理念を求めなければならないのです。統一教会も同じです。国を求めなければなりません。南北を統一しなければならないのです。
20 氏族メシヤになろうとすれば、家庭的メシヤを探し出さなければなりません。氏族メシヤの活動をしなければ、霊界にいる先祖たちが降りてきて打つというのです。霊界の先祖たちは、天使長の位置です。完成したアダムの位置ですべて生かしてあげなければならないのに、これを妨げているので、霊界の先祖たちが打つというのです。旧約時代までのように万物にすべて蕩減させ、その次に、新約時代のように息子に蕩減させます。成約時代には、父母が蕩減するのです。
自分の実体が激しく打たれます。そのような恐怖の世界が霊界から不意に襲撃してきます。これが起きる前に、早くやって入籍しなければなりません。そのため、イエス様の時代に、イエス様が氏族メシヤと家庭的メシヤを率いて国に入籍しようとしたのですが、できなかったので、再臨時代に世界的版図圏内で入籍して国をつくらなければなりません。
氏族メシヤになれず、家庭的メシヤになれなければ入籍できません。氏族メシヤになろうとすれば、家庭的メシヤを完成しなければならないのです。家庭的メシヤも、なぜメシヤというのかといえば、サタンと関係がないからです。
21 今まで宗教は、出家を命令し、(聖職者に対して)結婚を否定しました。しかし、統一教会は、「還故郷をしなさい」と言います。「世界統一国開天日」を宣布し、「真の父母と成約時代」を発表したので、家庭を求めていかなければなりません。そして還国です。国を求めていかなければならないのです。
アダム家庭では世界を統一できません。アダム家庭の基準と同じ英米仏が、世界的国家を代表し、カインとアベルが新婦国家と一つになって、来られる新郎の再臨主、真の父に侍り、神様と一つにならなければなりません。そうすることによって、平面的に、再臨主の完成圏が氏族メシヤの完成圏に延長されるのです。
第一次先祖のアダムが堕落によって失敗したことを、第二次先祖のイエス様が復帰しようとしたのですが、再び失敗したので、第三次先祖が来てイエス様の失敗を復帰してこそ、成し遂げられます。祝福家庭は、家庭的メシヤであるアダム家庭を復帰しなければなりません。このようにして、平面途上で同等な価値を認めるのです
22 今日の統一教会は、荒野四十年路程を終え、カナンに上陸しました。これから真の父母を宣布し、国を復帰しなければなりません。還国とサタン圏整備です。国に帰らなければなりません。ですから、建国思想をどのように立てるかが問題です。今は、イスラエル民族がカナン復帰したその時と同じなのですが、世界版図、それ自体がサタン側と天の側に分別されます。国家ではなく世界です。国家の限界線を越えた世界的版図で、同じ位置に立っているのです。
23 成約時代の開幕とともに、全世界的に救援歴史を完成するメシヤの分身となる氏族メシヤの時が来ました。皆さんの家庭を復帰し、さらには皆さんの氏族と民族、そして、国家を復帰しなければなりません。このような使命を帯びた人々を「氏族メシヤ」と呼ぶのです。
既に私たちは、数万組の氏族メシヤ宣教師を全世界に派遣しました。遠からず、世界的な次元で理想的な家庭が立てられるでしょう。成約時代には、母の役割が大変重要です。堕落した時とは正反対に、母が子女たちと一つになり、(皆さんの)夫を復帰し、真の父母様の祝福を受け、神様のみ前に戻っていかなければなりません。
24 皆さんの家庭を中心として誇るべきものは、真の父母しかありません。皆さんが神様の息子、娘になり、真の父母の息子、娘になったという事実は、歴史時代において勝利者の中の勝利者であり、救援摂理の中でサタンを退治した大将の中の大将だということです。世界的に真の父母を宣布したのと同じように、父母様の伝統を誇り、宣布しなければなりません。村に入って「真の父母の息子、娘になった」と言い、皆さん自身を村の人々に誇らなければならず、皆さんの家庭を彼らに誇らなければならず、氏族に誇らなければならず、国家に誇らなければならず、世界に誇らなければなりません。
そのようにすることによって、村のどこでも真の父母を誇らなければ、皆さんの行く道が塞がるのです。真の父母を誇り宣布する人たちは、行く道が万事亨通(すべてが思いどおりにいくこと)に開かれるというのです。ですから、「私」が家庭から氏族、民族、国家、世界を巡りながら真の父母を宣伝することによって、解放された勝利者になれるということを知らなければなりません。
Monday Dec 04, 2023
真の父母経 第347話
Monday Dec 04, 2023
Monday Dec 04, 2023
10 新約時代は、再臨主を迎えることによって終わります。新約時代に再臨主が顕現され、家庭、氏族、民族、国家を七年間で収拾すれば、その時から成約時代です。再臨主が来て、地において、世界的な版図圏の基盤の上で、失ったアダム家庭型を清算し、定着して出発する時が、約束を成就する成約時代だというのです。荒野に追い出されてこれを失ってしまったのに、その成約時代がどうしてやって来るのでしょうか。
ですから、仕方なく旧約時代と新約時代にイスラエルが準備した新婦圏を、アメリカが代表するようになったのです。したがって、アメリカがこれを逃してしまえば、旧約時代と新約時代を放棄しなければなりません。そのようにすれば成約時代の基盤が崩れてしまいます。旧約時代、新約時代の基盤を中心に、それを条件として残さなければ、蕩減できる基盤がなくなるからです。ですから、アメリカをアベルの位置に再び立てたのです。
11 成約時代は、霊肉を中心とした時代なので、霊を中心とした新約時代それ自体では、成約時代に越えていくことができません。この時代に来られる方が再臨主です。この時、キリスト教が世界的にあらゆる蕩減をして再臨主と一つになれば、成約時代にそのまま越えていくのですが、一つになることができなければ、再蕩減が展開されるのです。言い換えれば、基盤が崩れれば、崩れたこの基盤を代わりに築かなければ、定着して立ち上がることができないというのです。
それでは、メシヤがメシヤとして登場しようとすれば、第一に何をしなければならないのでしょうか。新約時代の霊的な事実を完全に引き継がなければなりません。洗礼ヨハネからイエス様が洗礼を受けたのと同様に、霊的世界であるキリスト教が今日の世界的な舞台まで備えているので、それを霊的にイエス様から引き継がなければならないというのです。再臨主が霊的な引き継ぎをするとき、そのまま受けるのではありません。その方は、すべてに勝たなければなりません。サタンに勝たなければならず、霊界にいる大勢の霊人たちがすべて自然屈伏する基盤を築かなければならないのです。そのような最高の勝利基盤の上に立ってこそ、引き継ぐことができます。
第二に、霊的に引き継いだものを、地上で実体として完成しなければなりません。旧約時代に完成されなければならない摂理が新約時代まで延長されてきて、いまだに霊肉ともの完成が成し遂げられていないので、成約時代を出発するためには、これをすべて霊的に蕩減復帰しなければなりません。そのようにしなければ、成約時代に越えていくことはできないのです。言い換えれば、イエス様が霊肉共に成し遂げようとしたすべてのことを、再臨主が再び蕩減してあげなければ、成約時代の出発をすることができないという結論が出るのです。
12 メシヤは真の父母です。偽りの愛、偽りの生命、偽りの血統、偽りの良心の基準で出発した歴史を清算するためには、真の父母が出てきて本然の完成したアダム、すなわち神様と一致できる理想的な男性を中心として、失った母と息子、娘を連結させなければなりません。
第二次世界大戦終結直後、エバ、母の代表国家のイギリスとアベルの代表国家のアメリカ、そして、カインの代表国家のフランスを中心として、キリスト教文化圏が統一天下を成就したのですが、その時にお父様と一つにならなければなりませんでした。お父様と一つになっていれば、共産圏は出てきません。これを四十年で蕩減復帰するのです。新婦圏を失ったので、お母様を中心としてアベル国家のアメリカを収拾しなければなりません。
お父様の妻は、世界を代表した真の母にならなければなりません。そのためには、失ったイギリスを取り戻さなければならず、失ったアメリカを取り戻さなければならず、失ったフランスを取り戻さなければならないのです。失った連合国の基盤、統一世界の新婦圏の基盤を取り戻さなければなりません。それで、世界と闘って平定し、世界的勝利の基盤を築いて、その上にお母様を立て、「真の父母と成約時代」を発表したのです。
偽りの父母が、「成約」ではなく約束の失敗、約束を成し遂げられない「破約」時代に導いたので、そこから神様と真の父母を中心として、初めて破約ではなく、成約時代に入っていくのです。「真の父母と成約時代」です。創造理想の約束の上に、世界的版図でこれを宣布したのです。
13 真の父母が定着することによって、女性解放とともに、「真の父母と成約時代の到来」を宣布しました。キリスト教文化圏が新婦として立つことができなかったので、お母様が再び女性を束ねて、一九九二年にお母様の大宣布運動を展開したのです。それが女性解放運動です。お母様が解放を宣布し、「真の父母と成約時代」を発表したので、もはやサタン世界は終わるのです。
家庭を収拾し、国を収拾できる所は、統一教会しかありません。真の父母様の家庭の伝統を新たに編成することによって、真の氏族、真の民族、真の国家、真の世界、真の天地、真の天の国が成し遂げられるというのです。このように、公式的な発展をしていくのです。
14 統一教会で言う「真の父母と成約時代」とは、転換期を意味します。それで理想的家庭編成、理想的氏族編成をしようとするので、家庭連合が出てこなければなりません。統一教会の祝福は、長成期完成級で天の側の天使長(の立場の者)が結婚することです。このようにして完成圏を越えてこそ、直接主管圏であるアダム家庭に入っていくのです。
それで、お父様も一九六〇年を中心として、長成期完成級を通って完成期に越えていく過程で、世界的迫害時代を迎えたのです。その迫害時代を越えて定着しなければなりません。本来、一九五二年には定着しなければならないのですが、延長して一九九二年に、お母様を中心とした女性時代を発表し、女性解放とともに、新たに父母様が同じ位置で天のみ前に立てるようになりました。
女性解放をしなければ、アダム解放圏を備えることができません。アダムとエバの愛を中心として、失ってしまったアダム家庭の夫婦の基準を立てるまでは、すべてが兄弟です。神様の子女の位置を備えた基盤を通して、新たに理想的家庭を編成して越えていかなければなりません。
15 お父様は、すべてを実践してから教えてあげます。今ではもうすべて成し遂げたので、第二次世界大戦直後の統一的な世界と失った新婦圏を再び収拾するためにお母様を立て、一九九二年の「世界平和女性連合」の創設とともに、一年間活動してきました。お父様が一生の間に蕩減した内容を、一年間ですべて伝授してあげ、お母様を同じ位置に立てて、キリスト教文化圏の相続というものを蕩減復帰するのです。
このように、解放された本然の位置に立つことによって、神様も解放され、父母様も解放され、万民も解放され、新約時代全体が完成するようになったので、これから成約時代を出発することができるのです。
16 再臨の時までは再臨主一人で来ましたが、再臨主がこの地に定着することによって、数万人の氏族メシヤを横的に配置しました。したがって、これを取り除ける悪魔の勢力はありません。既に完成した立場で、長成期完成級を超越した完成期完成級ですべて配置したので、これから統一天下が現れるようになっています。これをどこに行って定着させなければならないのでしょうか。家庭に帰って定着させなければなりません。これが重要な内容なので、「統班撃破」という言葉を中心として、家庭教会活動を教示してきたのです。
女性たちを立てて、これを再び整備しています。公式的な基準、最後のプログラムを各家庭に適用させ、家庭で失ったエバとカインとアベルを取り戻し、種として植えるのです。そうすることによって、本然的な故郷で善なる支派の族長になり、先祖になります。その世界は、サタンと関係のない世界であり、そこから地上天国が顕現するのです。
成約時代における氏族メシヤの責任
真の父母様は、成約時代の宣布とともに、全世界的に救援歴史を締めくくるため、氏族メシヤ活動を本格化することを指示された。氏族メシヤは、家庭を復帰し、さらには氏族と民族、そして、国家を復帰すべき使命を帯びた人々であると明かされ、先頭に立って真の父母様を世の中に知らせることを強調されたのである。
17 これから世界的に、すべて還故郷しなければなりません。氏族メシヤを配置したというのは、父母が地上に着陸したということです。新約時代に来られる主は一人です。この一人の主が再び来て、縦的に真の父母となり、この地上に着陸することによって、息子、娘を生んで横的に数万双の氏族を配置したのです。これが成約時代の出発です。
一九九三年からは、世界に向かう南北統一の運勢なので、これからは本格的な成約時代に出発するのです。歴史始まって以来、アダム・エバ、カイン・アベルが定着できないことによって成し遂げられなかった世界的な版図を、一九九二年四月十日、「世界平和女性連合」創設大会および世界既成家庭祝福結婚式を中心として、右翼と左翼とバラバ圏を統一しました。
その時、イスラーム圏の八ヵ国の指導者たちを呼んで祝福してあげたのです。今までは蕩減の道が多かったのですが、今や万民解放とともに、サタン世界で反対していた父母、功のない人たちも、無条件に祝福してあげ、完成したアダムの位置、父母の位置に立ててあげたのです。
Monday Dec 04, 2023
真の父母経 第346話
Monday Dec 04, 2023
Monday Dec 04, 2023
第三章 成約時代の開幕と成約摂理の展開
第一節 成約時代の宣布と氏族メシヤ活動の強化
「真の父母と成約時代」宣布の背景
真の父母様は、一九九三年一月三日、ソウルの青坡洞二街の前本部教会で、「摂理史的回顧と成約時代」というみ言を通し、新約時代の完成と成約時代の出発を宣布された。そして、一月十日、アメリカのベルベディア修練所でも、第二次世界大戦直後の七年期間の失敗によって再び出発した、一九五二年から一九九二年までの四十年間の再蕩減路程を勝利した基盤の上に、初めて成約時代が出発したと宣言された。続いて、一九九三年四月十日を期して、世界百六十ヵ国に「真の父母と成約時代」というテーマのみ言を一斉に宣布することを指示された。
1 旧約時代は希望を見つめながら実践してきた時代であり、新約時代は信仰を求めて実践してきた時代です。したがって、これから訪れる成約時代は、愛を求めて実践していく時代です。希望を探し出すための摂理時代だった旧約時代には、割礼を通して選民の条件を立ててきたのであり、新約時代には、水の洗礼と火(聖霊)の洗礼を通して神様のみ前に信仰を立ててきました。その次の成約時代には、神様の愛の印を押してもらうことによって、神様と愛の縁を結んでいくことができるというのです。
2 旧約時代は僕の時代であり、新約時代は養子の時代です。統一教会が主張するのは、成約時代です。新約時代には、養子となって息子の位置に上がっていってこそ、父母に出会うことができます。しかし、成約時代には、養子ではなく直系の子女になるのです。養子は血統が違います。父母と(血縁的)関係はありません。ただ、一つの目的をもって、すなわち養父母としての父と、養子としての息子になるという目的をもって、父子関係を結ぶのです。したがって、息子がいないために養子を迎えるようになるとき、養子としての息子が入ってきても、養父の願っている目的と一致しなければ、養子として選ぶことができません。
しかし、直系の子女になれば、そのような目的も必要ありません。直系の子女は、生まれながらにして、父はこちらに行き、息子はあちらに行ったとしても、分かれることは全くないというのです。どの道を行っても、その道が悪いと感じれば、二人で一緒に良い所を求めていけばよいのです。そのようになっています。それが養子と違うのです。養子はある一時を中心として会うのであり、直系の子女は父子の関係の中で、永遠を中心として会うのです。ですから、養子は血統的関係においても、血統が違います。血統は、歴史の起源から歴史の果てまでつながっていくのです。数千万代が流れても、数千万代前の血統をすべてもっているのです。
3 復帰摂理を見るとき、成約時代は新約時代を完成しなければならず、新約時代は旧約時代を完成しなければなりません。旧約時代にみ旨を完成できなかったことによって、そのみ旨が新約時代に移ってきたのであり、新約時代にみ旨を完成できなかったことによって、そのみ旨が成約時代に移ってきました。このような点で、成約時代は歴史的なすべての使命を果たさなければならない時代なのです。
4 旧約時代までは物質の時代、新約時代は息子の時代、成約時代は父母の時代です。家庭には父母が入り、息子も入り、万物も入ります。このように見るとき、蘇生は物質、長成は子女、完成は父母です。家庭を中心として、父母と息子、娘と万物があります。神様がアダムとエバのために、エデンの園に天地万物を造ってくださいました。これを取り戻すために、六千年間、僕や養子というものを立てて摂理してきたのです。
旧約時代までは僕の僕、僕の時代です。僕の僕は万物よりも劣るものとして扱うのです。新約時代は養子の時代です。息子を立てて役事していたのがイエス様の時代です。成約時代は、父母が苦労する時代です。ですから、祭物を捧げるに当たって、旧約時代までは物質をもって祭物を捧げ、新約時代は息子を祭物として捧げ、成約時代には父母を祭物として捧げるのです。成約時代は、父母が蕩減しなければなりません。
5 旧約時代までは、万物を復帰するための世界的な条件を立てておく時代であり、新約時代は、世界の万民を復帰するための基盤を世界的に築く時代であり、成約時代は、世界を一つの主権で統一するための時代です。このように、使命分担があるというのです。
主権を復帰しようとすれば、その国土を思いどおりにできるようにしなければならず、民を思いどおりにできるようにしなければなりません。その次に、民と一つになる位置で、神様に代わって立たなければなりません。それが主権復帰です。国土と民、言い換えれば万物と人が、神様に代わる一組の父母を中心として、完全に一つになったその場が、天の国を代表する地上の主権だというのです。神様が求めていく主権とは何でしょうか。その主権は、この世の中の主権ではありません。
旧約時代までは万物を復帰する時代、新約時代は子女を復帰する時代、成約時代は父母を復帰する時代です。国家と世界を見てみると、旧約時代までは万物である地、すなわち国土復帰時代に該当します。新約時代は国民復帰時代に該当します。成約時代は主権復帰時代に該当するのです。
6 お母様が「真の父母と成約時代」というみ言を発表したのですが、成約時代とはどのような時でしょうか。神様が生活を始めるということです。愛の生活を始めるというのです。神様の創造の役事は、まだ終わっていません。創造理想とは、愛の理想を完成することです。つまり、四位基台の完成、人間の責任分担の完成を意味するのですが、神様と人間の愛を中心として生活できなかったので、それをこれから歴史時代に新しく始めるというのです。
神様を中心として生活を始めるというのは、神様の家庭が出発するということです。それで、人間と神様が愛を中心として一つになり、家庭が出発するのですが、私たちの家庭だけが出発するのではありません。天の国の家庭出発とともに、並行していかなければなりません。その世界は、神様の全権時代です。ですから、このような真の父母の理念を宣布し、成約時代を宣布することによって、サタン世界はその下に入るようになります。
7 神様は、私(お母様)の夫を選ばれて、韓国のキリスト教徒に新しい真理のみ言を伝えるようにされました。しかし、キリスト教界の指導者たちは、当時、一介のみすぼらしい青年にすぎなかった私の夫が、そのような新しい真理を伝えるように選ばれたかもしれない、という可能性を黙殺してしまいました。
新約時代は旧約時代の延長なので、当時のユダヤ人たちがイエス様の顕現を不信したように、韓国のキリスト教の指導者たちも、再臨主が人の姿で地上に生まれたという事実を信じることができなかったのです。もしその当時、キリスト教が夫と一つになっていたならば、地上世界はもちろん、天上世界においてまでも天国ができあがったはずです。一九四五年から五二年までの七年間に、神様の摂理に従って全世界が一つに統一されていたでしょう。
しかし、その当時、宗教指導者たちは、夫に盲目的に反対しました。神様は、キリスト教を育てて発展させ、再臨主のための道を整えさせるために、アメリカのようなキリスト教絶対権の国家を育成しました。彼らがたとえ悟れなかったとしても、その当時、韓国の牧師たちは、全世界のキリスト教を代表する位置に立っていました。
しかし、第二次世界大戦後、アメリカと世界のキリスト教が夫と一つになれなかったので、アメリカとキリスト教はその時から下り坂に差し掛かり始め、道徳的権威も失墜し始めたのです。
第二次世界大戦後、アメリカとキリスト教は、カインとアベルが一つになった勝利的な基台の上に立ち、再臨主を迎える機が熟していました。しかし、彼らは再臨主を迎えることに失敗し、それに同調して、世界が夫の活動に反対しました。それで、夫は荒野へと追い出され、どん底まで追い落とされましたが、再び上がってきたのです。
8 キリスト教文化を根として立てられたアメリカを新約時代に例えれば、(それまでの)韓国は旧約時代に例えることができます。ですから、最初の二十年間、夫は韓国において、イスラエル国家の立場と同じ韓国と、ユダヤ教の立場と同じ統一教会を中心として、旧約時代を蕩減する路程を歩みました。この基台の上で、私たちは一九六〇年に、国家的な次元で真の父母の聖婚式を成し遂げました。
その後、一九七一年に、私(お母様)は夫と共にアメリカに渡りました。そうして、過去二十年間、私たちは、アメリカで新約時代を完成し、成約時代を出発するための蕩減路程を歩みました。その結果、神様を中心とした真の愛、真の生命、真の血統の根源となる真の父母の家庭を探して立てることができたのです。
9 今日、復帰摂理歴史の転換点において、真の母の位置にいる女性は、真の父を迎えることのできる基盤を造成しなければなりません。キリスト教が新郎を迎えることができなかったあと、神様の摂理は四十年延長し、一九九二年まで来ました。この期間、私(お母様)は失った世界的新約時代を探し立てるために、韓国、イギリス、アメリカ、フランス、日本、ドイツ、イタリアを一つにしようと祈りながら、努力してきました。
そうして、一九九二年四月、夫と「世界平和女性連合」を創設し、世界的に女性時代の到来を宣布しました。その基盤の上に、一九九二年の一年間、私は真の母の心情で、先に列拳した七ヵ国はもちろん、ロシアと中国、オセアニアまで訪ねていき、そこの女性たちを動員して「世界平和女性連合」の支部を創設しました。
このようなことを中心として、第二次世界大戦の時から、カインとアベルの関係で分かれていた国々が真の母を迎え、戦後に失っていた新婦の基台を復帰し、真の父を迎えることのできる基盤ができました。このように、勝利した世界的な基盤の上で、真の父母になったことを初めて宣布したのです。
Monday Dec 04, 2023
真の父母経 第345話
Monday Dec 04, 2023
Monday Dec 04, 2023
氏族メシヤ活動の方法
真の父母様は、氏族メシヤとして定着するためには、まず入会願書をもらい、その次に、各家庭で真の父母様の写真と教会の旗を掲げ、侍るようにしなければならないことを強調された。また、「氏族メシヤは故郷に帰り、制度化と平準化のため、共同生活ができる組織を整えなければならない」と語られた。特に、四人が基台を築いて、兄弟のように過ごしながら活動することを願われたのである。
21 祝福を受けた家庭は、父母を知り、師を知り、王を知って一います。父母と師と王は、愛を中心として一体だというのです。その基点は家庭です。父母の代わりに愛を延長した師、『父母の代わりに愛を延長した王、これは、引き離すことができません。誰もが、このような愛の環境を願うのです。会社一に行ってもそのような主人を求め、学校に行ってもそのような師を求めるのです。そのようなものが、地上天国の組織です。このようになるとき、歴史上初めて、この地上に神様をh中心とした伝統が立つので、習慣性が確立されます。この習、慣性は、変更することができません。この地上でそのような一心情圏をもち、天の側の習慣基盤を築いた生涯路程を経ていった人は、霊界に行っても走る汽車のようにそのまま無事通過であり、自由解放世界に入っていくのです。
この習慣性は、どこまで訪ねて降りていかなければならないのでしょうか。家庭まで訪ねていかなければなりません。今、父母様は、世界の習憒性を打倒し、国家の習慣性と闘って勝ち、これを大韓民国の家庭に連結しています。家庭で堕落したので、家庭で真の父母様の写真に侍りなさいというのです。写真は象徴的なものです。実体の影です。写真を掲げておけば、過去、現在、未来の統一が起きることによって、霊界にいる先祖たちが早朝三時になるとやって来て、敬礼式をするというのです。地上にいる自分の一族の世話をしながら、地上で一緒に暮らすのです。これからは、真の父母を中心とした心情圏的条件が成立することによって、霊界でその家庭を協助するようになります。
22 今までは、アベルがカインのために儀牲にならなければならない蕩減的時代圏内にいました。ですから、天使圏を代表した霊界がアダム圏を代表する地上世界を利用してきたのです。そのようなことが、父母様が現れて長子権を復帰し、地上世界と天上世界の秩序を整えておくことによって、地上世界のアダム圏に霊界の天使長が屈服するようになりました。天使長圏がアダム圏に、弟のように順応しなければならない段階に入ってきたというのです。
ですから、父母様の写真を掲げれば、天使圏がまず侍らなければならないのです。アダムとエバを育てるための伝統的な歴史を、天使世界がまず教えてあげなければならなかったのと同じように、早朝三時を過ぎると、父母様の写真の前に先祖たちが行列をつくり、取り囲んで霊的に敬拝をするというのです。このようなことー起きるようになれはその周辺にいる悪霊は、自動的に退いていくようになります。
23 四十年間、四千三百年の歴史を収拾してきたのと同じように、皆さんには、夜も昼も遊ぶ假がなく、御飯を食べる暇もなく走りに走り、さらに走らなければならない千里遠程が待っているのです。足が疲れて倒れる場、血を吐く場でも、どんな困難も恐れることなく峠を越えなければなりません。死ぬとしても、故郷に向かって死になさいというのです。
「私」の家庭から長子権の本然のアダム家庭を求めていくのです。失ってしまった長子権の主体家庭を求めていくというのです。勝者のアダムとエバの息子、娘は、堕落した子孫ではありません。王孫(王位継承者の長子)の子孫として故郷の村に行くというのです。ですから、どれほど深刻か分かりません。国と世界をすべて失わせた怨讐を前にして、それを取り戻すために、故郷の地に来たというのに、眠ることがよくできますか。
すべてを引き継いで相続し、立て札を立て、旗を差し、そうの王権をもった父母様の写真に侍って旗を掲げ、異なる戸籍に入籍させなければなりません。三つのことをしなければなーりません。入籍させ、その次に王権の主人の写真を迎えさせりなければなりません。その次には、旗を掲げさせなければなりません。このようになれば、サタンは離れます。そのようーになったあとには、皆さんの先祖たちが来て、早朝三時になると、父母様の写真を見て天の「帰礼式」をしますa出動命t令とともに、一族を平定するための天使長のような兵士の立場で、皆さんの行く道を開拓し、保護するのです。
24 故郷に帰って原理観的組織をつくらなければなりません。一族を導こうとすれば、ただそのまま大雑把な計算でしてはいけません。制度化し、平準化しなければならないので、共同生活ができる組織が必要だというのです。天の国の組織を見れば、三段階に連結された組織になります。三段階は一つです。一つの運命圏にあります。
今後、面、里、班の中で、どれか一つでも過ちを犯せば、全体が被害を受けかねない結果になるのです。三段階がきちんとくっついていなければなりません。そのような関係になっているので、原理観を中心とした生活訓練をしなければならないのです。ですから、即刻、班と通じなければならず、統と通じなければならず、面、洞と通じなければなりません。三段階が同じ効果をもつことができる内容を中心として、班で活動しなさいということです。そうしてこそ、すべて連結されます。班・里・面、班・統・洞、その次の三段階は面・郡・道の組織です。
25 氏族メシヤとして故郷に行くようになれば、一人で基盤を築くのは大変です。生活的な面でも、子女たちを連れて暮らさなければならないのに、家もないので難しいのです。避難生活のようです。
それで、四位基台の家があれば、その家で粥を炊いて食べるなら、一緒に炊いて食べながら、合同生活をしなければなりません。そのように出発するのです。一人でするのは難しいので、四人が兄弟のように活動しなさいというのです。四人兄弟が一緒に、東でも西でも南でも北でも、どれか一つの方向を受け持ち、どの方向が先に撃破できるのかという目標を中心として、重点的に教育するのです。
その次に、人か足りないときは、十二人でこのことをするのです。一人が基盤を築くに当たって、三人、四人が、また十二人が一つになり、一つ一つ基盤を築いて進んでいきなさいというのです。そうすれば、一度に席巻することができます。
26 再臨主が氏族メシヤを派遣し、家庭的メシヤとして堕落していないアダム家庭と同じ価値を認定することによって、皆さんの故郷は神様が共にいらっしゃることのできる故郷になるのです。そのようになれば、そこは自分が生まれた故郷になり、父母自体が自分の先祖になります。
氏族メシヤの重要な三大使命は、第一が先祖を復帰することです。第二が故郷を復帰することであり、第三は、人類始祖であるアダムとエバが堕落することによって神様も追放されたので、その神様と同居することです。それが氏族メシヤの三つの使命です。
Monday Dec 04, 2023
真の父母経 第344話
Monday Dec 04, 2023
Monday Dec 04, 2023
11 還故郷をして、何をしなければならないのでしょうか。統一教会員たちは、イエス様の解怨成就をしなければなりません。歴史時代のすべてのものを解怨成就しなければならないのです。イエス様の解怨成就をしなければならず、お父様の解怨成就をしなければなりません。
お父様は、自分の一族を抱いて愛することができませんでした。三十三年間、父母と親族、妻子を捨てて、外国の人を愛そうとしたのであって、自分の父母と自分の一族、妻子を抱えて愛する時代をもつことができなかったのです。
皆さんは、お父様に従ってきた位置で祝福を受けました。ですから、お父様の若い時代の氏族的版図を受け継ぐことができる立場に立ったということを知らなければなりません。私が皆さんより、一歩前で国家的基準に立ったとすれば、皆さんは氏族的基準に立つのです。私が国家的基準で大韓民国を訪ねてきた立場なので、皆さんは氏族的位置に立ったのと同じです。
12 一九九一年九月一日、統一教会の全祝福家庭に還故郷を命令しました。祝福家庭は、父母様が愛する人たちです。かわいそうな人たちであることを私は知っています。彼らを助けてあげることができず、荷物をまとめさせて避難民のように追い立てたのです。「還故郷しなさい」と言いました。
還故郷しなければ、母を解放することができず、姉を解放することができず、妹を解放することができません。その人たちのために還故郷しなければならないのです。そうすることによって、皆さんが母、姉、妹を中心として進めば、太平王宮の基盤ができるのです。それを中心として、氏族メシヤという勝利の王権基地が設ーされます。この準備をするためなのです。
13 今からは、国を訪ねていくことができる還故郷の時代になります。それで還故郷を発表したのですが、それが父母様の場合は還国です。ですから、今から運勢がどのようになるかというと、南北が回っていくのです。それで、時が忙しくなります。
それでは、どこで福を受けるのでしょうか。今、訪ねてくる世界的な運勢を、個人と家庭が受けると同時に、それを自分の氏族に分けてあげなければなりません。それが還故郷です。
今まで、韓国に来る世界の運勢を、摂理のみ旨とともに、祝福を受けた家庭を中心として一族に分けてあげるのです。ですから、氏族メシヤは、横的に見れば、I穌生、長成、完成、アダム時代、イエス時代、再臨時代を象徴的に意味する三数を経るのです。
この氏族メシヤが故郷に行き、自分の父母を復帰しなければなりません。自分の父母が今まで統一教会に反対することによって、歴史に罪を犯し、神様を知らなかったのですが、これからは一緒に行かなければならないのです。
14 地獄を一八〇度後ろにおいてサタンを見据えつつ、神様をお迎えして、子女たちと共に天の国の故郷に帰れる時になったので、還故郷命令が出るのです。統一教会の食口たちに氏族的還故郷を命令しようとすれば、父母様が還国しなければなりません。北朝鮮に行かなければならないというのです。それで、一九九一年九月一日から九十日を過ぎて北朝鮮に行くようになりました。神様は、原理の神様です。このようになって還国するのです。
15 お父様にとって最も無念なことは、父母、兄弟にこの原理を教えてあげ、涙を流させることができなかったことです。これがお父様の恨です。しかし、皆さんは、父、母、兄、姉を伝道しなければなりません。彼らを伝道できなければ、すべて地獄に行くようになり、永遠に滅びるしかない運命に置かれるようになります。私たちが暮らす所に引っ張り出さなければなりません。ロープでも、自分の服でも、自分の手足でも何でも、あちこち縛りつけてでも、彼らを地獄から引っ張り出してあげるべき責任があります。
そのためには、皆さんが今まで国のために涙を流した以上、世界のために涙を流した以上に、涙を流さなければなりません。お父様に会いたいと思う以上に民族と氏族と親族と父母を慕い、彼らのために祈ってあげる心をもたなければならないのです。
16 父母様は、皆さんに最高の贈り物、礼物を与えました。氏族メシヤの権限を与えたのです。イエス様が四千年を経てメシヤとして来た勝利的祝福基台を中心として、イスラエルの国とローマが反対できる環境的条件をすべて解消してしまった基準の上で、世界に波及する自由な環境で父母が皆さんを迎えてくれるようになるとき、皆さんの一族が行く所には迫害がありません。そのような世界舞台に走っていける道を、特権的な贈り物として皆さんに与えたのが氏族メシヤです。
17 皆さんは、昼夜なく故郷で氏族復帰をしなければなりません。今まで、父母様が世界を復帰するために血涙を流したのと同じように、皆さんは故郷で氏族復帰のために精誠を尽すのです。自分の一族を救う責任を、全世界の祝福を受けた家庭が果たさなければなりません。今、祝福を受けた家庭が全世界に広がっています。
神様は、イエス様をメシヤとして送るとき、息子一人だけを送りましたが、父母様は、祝福を受けた息子、娘だけでなく、結婚した家庭とその息子、娘たちまで送り、氏族メシヤ圏を発表したのです。ですから、悪魔は、この地上世界で既に失敗したので、荷物をまとめて自分が行くべき所を訪ねていかなければならないことを知っています。それで、最後部に立って救われることを願っているのです。それゆえに、地獄も解放しなければならず、悪魔も救済してあげなければなりません。神様の復帰摂理を知っている人は、そのようにしなければならないのです。
18 お父様はイエス様に代わる再臨思想をもっているので、イエス様のイスラエル圏に代わる再臨思想を、皆さんが引き継ぐことができます。皆さんは、イエス様ができなかったことと、お父様が今まで闘って勝つたことを代わりに行う位置に立ちます。宇ー由的な基準を皆さんが相続するのです。イエス様の失敗と、イエス様が十字架の道に行ったことを蕩減しなければならず、お父様の十字架の道を蕩減しなければなりません。
ヤコブが行った道は、イスラエルの家庭が行くべきだった道であり、モーセが行った道は、イスラエル民族が行くベきだった道であり、イエス様が行った道は、キリスト教徒たちが行くべき道であり、お父様が行った道は、統一教会員たちが行かなければならない道です。同じ立場です。
皆さんのその権限とは何でしょうか。氏族メシヤがイエス様の時代に果たすべき責任さえ全うすれば、私が皆さんに引き継がせてあげるのです。皆さんが氏族メシヤになるところには、反対がありません。国家復帰、世界復帰が一度に成し遂げられるというのです。
19 祝福を受けた家庭の前には、世俗というものはあり得ません。アダムの前に世俗というものがありましたか。自分が率いる家庭と神様に侍ること以外にはありませんでした。それと同じ立場です。妖しげな悪の世界を中心とした習慣性をきれいに清算し、解放された姿をもって本然の時代の長子権を純降に受け継ぐことのできる息子、娘としての自負心をもたなければなりません。その息子、娘がもつことのできるのが父母権復帰です。長子権を経て家庭を築き、息子、娘をもってこそ、父母権が復帰されるのです。
氏族メシヤを中心として父母権を復帰することによって、皆さんの本郷の地を設定できるようになるのです。皆さんはそのような天の祝福を受けました。氏族メシヤを軸として王権が連結され、国が連結されるのです。世界と国の基準をすべて立てておきました。垂直に立っています。そこに皆さんが東西南北を連結するときには、個人が蘇生であり、家庭は長成であり、氏族は完成です。そのように連結して、国家に連結させなければなりません。個人的基盤の上に家庭があり、家庭的基盤を中心として、東西南北にすべての氏族が連結されるとき、国が形成されるのです。
20 父母様は霊界に行くようになります。そうなれば、この人類はどのようになりますか。父母様の使命は、誰が受け継ぐのですか。その位置はどのような位置ですか。子女たちが受け継ぐようになっています。天運が永遠に保護する位置です。いくら世の中の人たちが皆さんのことを、父母様の子女ではないと否定しても、この関係を断ち切ることはできません。皆さんは、そのような概念をもちましたか。父母様の使命を一〇〇パーセント引き継がなければなりません。
氏族メシヤとは、真の父母の子女の位置に立ったことを意味します。真の父母の完成した子女の位置です。それを贈り物として相続させてあげるのが氏族メシヤです。何よりも重要なものは、真の父母様に対する概念です。本然の存在です。心と体が真の父母様の概念を中心として生きなければなりません。それがアダムの位置です。
最初の概念は、「私の父である」という概念です。「神様」と言えば、心と体に「あなたは私の父です」という概念が共に浮かんでこなければなりません。失ってしまったこの概念を再び取り戻さなければならないのです。真の父母様が心と体にぎっしりと詰まっていなければなりません。そこから出発するのです。基本概念です。皆さんの概念が、その段階にまで進まなければなりません。
Monday Dec 04, 2023
真の父母経 第343話
Monday Dec 04, 2023
Monday Dec 04, 2023
5 一九九一年七月一日、父母様が完全解放を語りました。愛を中心として全権を発表したのです。民主世界と共産世界だけでなく、信仰界(宗教界)に向かって、永遠の愛を中心として永遠の祝福を宣布したのです。
神様はアダムとエバを祝福しましたが、責任分担を果たせず、愛の理想を果たすことができずに崩れていきました。ですから、父母様が愛を中心としてこの三大祝福の愛を再起させ、永遠祝福を宣布したのです。それは、今や人類世界において、蕩減圏を人間がすべて抜け出すことを意味します。
6 後世の人たちがとても知りたいと思うことは、父母様はどんな手と足をしていたのかということです。体は大体分かりますが、手足については知らないので、きょう「七・一節」に、このように写真を近くで撮るのです。ですから、この神様祝福永遠宣布式の行事は、父母様の手足など、あらゆる部分を天に捧げるものと考えればよいのです。適当に手の写真を撮ってしまうと、ありとあらゆる詐欺師がみな出てきます。ですから、公式的に服を着て写真を撮っておかなければなりません。足も片方ずつ撮り、両足を合わせても撮らなければなりません。お母様の手を撮り、足を撮り、服もすべて撮らなければなりません。
父母様の顔や体は、たくさん写真を撮ったので知っていますが、手足については知りません。ですから、これが絶対に必要です。歴史的に一度流れていけば、それを知りたいと思い、気掛かりになるというのです。それで、手足についてのあらゆるものを残さなければならないと考えたのです。
きょうの「七・一節」は意義のある日であり、「真の父母と成約時代」を宣布したこの時は、峠を越えたのです。峠を越えたので、全体を天のみ前に奉献してさしあげる意味があります。手は天を象徴し、足は地を象徴します。そして、このすべての実体は万物全体を総合した実体相なので、それをすべて天のみ前に奉献する意味で意義のあるこの第三回「七・一節」に、このようにするのです。
還故郷摂理と氏族メシヤの派遣
真の父母様は、一九九一年九月一日、統一教会の祝福家庭に還故郷を指示された。「今まで真の父母様が世界を復帰するために、血の涙を流したのと同じように、自分の一族を救うために故郷に帰って精誠を尽くさなければならない」と語られたのである。これに先立ち、「七・一節」を期して、すべての祝福家庭が氏族メシヤとして氏族復帰活動に邁進することを指示された。
7 「七、一節」を宣布するときに、「氏族メシヤの登録をしなさい」と言いました。家庭的メシヤを越えて氏族メシヤになるのです。氏族とは、父と母、夫と妻の二つの姓氏を合わせたものです。二つの姓氏を合わせた氏族のメシヤです。メシヤとは、真の父母のことを言います。一人の個人的な姓氏だけでは、メシヤになることはできません。家庭的メシヤは氏族メシヤ候補であり、氏族は二つの姓氏が合わさったものなので、一つになれば氏族メシヤに上がっていくのです。
その次に、氏族だけではいけません。民族編成をしなければなりません。民族は、十二の氏族が入っていかなければなりません。十二支派が一つになってこそ、国の形態が備わるのです。
8 私が、北朝鮮に対する蕩減条件をすべて立てました。ですから、天の側で皆さんを故郷に送るに当たって、どのようにしても復帰摂理に支障はありません。父母様が統一天下を宣布したので、この統一天下の運勢を後代に残してあげ、先祖たちにその恩徳を施したいと思うのなら、早く行動するのがよいというのです。
金氏なら、金氏一族の統一教会員の中で充に行って、氏族メシヤの立て札を打ち込んでおかなければなりません。早く行ってそれをしなければならないのです。死ぬことがあれば「私」が先に死に、むち打たれることがあれば私が先にむち打たれ、非難されることがあれば私が先に非難され、おなかをすかせることがあれば私が先にすかせようと思わなければなりません。そのような覚悟のもとで、その村の人たちを呼んでおいて、氏族を中心に氏族メシヤの立て札を打ち込まなければならないのです。
9 イエス様の氏族が一つになれなかったことを蕩減するために、皆さんに氏族メシヤ権を許して、「還故郷しなさい」と言いました。大韓民国にお父様が現れて、数千、数万の村々に、氏族メシヤ、息子、娘を配置しました。今やイエス様の時代とは違い、メシヤが命を奪われることはありません。お父様に対する迫害時代がすべて過ぎ去ったというのです。
アダムとエバが父母の位置で責任を果たすことができないことによって歴史的な罪状が広がり、万民を塗炭の苦しみの中に陥れて地獄に行かせ、死の中に落としました。
彼らを解放するのも、父母の責任です。父母が彼らを解放してあげるのですが、そのすべての恵沢は、無償です。しかし、受け取るときは、無償で受け取ることができません。ただでは越えていけないのです。サタンが生きているというのです。サタンが讒訴する条件をもっていては、この時代を越えていけません。ですから、皆さんは、サタンの讒訴を受けないように、とん底からあの頂上まで上かつていきなさいというのです。皆さんの一族を中心として、村からそのようにしなさいということです。
10 故郷に帰っていくときには、アダムが堕落しなかったという条件を受け継がなければなりません。そのようにして、故郷に帰っていかなければなりません。アダムは堕落した愛を中心としてあらゆるものを失い、落ちていきました。しかし、今は、神様のみ旨を中心として、真の父母との縁に従う、祝福された家庭がいます。ですから、皆さんの位置は、堕落の家庭を出発したアダムとエバの位置とは違います。
アダムが堕落した位置は長成期完成級ですが、今、祝福を受けている家庭は、復帰時代に父母様を中心として完成期完成級を越えることのできる段階に入ってきました。そのような位置に立っているので、サタン圏の家庭から讒訴される何の内容もありません。そのような位置から抜け出したというのです。
ですから、皆さんは家庭を率いて父母様に侍り、還故郷しなければなりません。イスラエル民族がモーセに従って還故郷したのと同様に、皆さんも父母様に従い、父母様の名によって故郷に帰りなさいというのです。
皆さんが故郷に帰る基準は、堕落したアダムの基準である長成期完成級ではなく、完成期完成級の基準です。そのような条件的な立場で、故郷に帰るのです。実体ではありません。そのような実体を復帰しようとするので、今も私たちには、分かれた南北を一つにしなければならない道が残っています。そのようにしようとすれば、皆さんが韓国の故郷を中心として、今まで外部に出ていって迫害されていたことの三倍以上、涙と血と汗を流して精誠を尽くさなければなりません。そのようになるとき、サタン世界は自動的に後退するようになるのです。
Monday Dec 04, 2023
真の父母経 第342話
Monday Dec 04, 2023
Monday Dec 04, 2023
26 皆さんの兄弟を復帰し、父母を復帰して、家庭の王権を取り戻さなければなりません。そうしてこそ、永遠なる大宇宙の王権も皆さんと連結され、そのように連結されることによって、小さな勝利の基盤が大きな勝利へと連結されて、幸福な皆さんになります。それで、氏族メシヤが必要なのです。
今やお父様が皆さんを連結させ、皆さんが皆さんの家庭と一つになれば、皆さんもお父様の位置に入っていくことができます。そのようになる時、皆さんの氏族メシヤとしての使命が終わるのです。そのようになれば、皆さんが氏族的な王権をもつようになります。お父様ではなく、皆さんがもつようになるのです。そのようにしておいてこそ皆さんの故郷の地が天国になります。
共産世界と民主世界にいまだに残っているサタンを消化するために必要なのが「天父主義」です。全世界の多様な文化的背景を、「神主義」、「天父主義」と真の愛で消化するのです。その次に、王権を創出するのです。消化する側が、王権をもつことができます。その主義というものは、杖と同じです。王権を求めていくのです。杖を探し求めていくというのです。整理して王権を求めていかなければなりません。このようにすれば、復帰歴史はきれいに終わります。
27 兄弟権復帰が終わり、父母権復帰が終わりました。その次には王権復帰です。父母権を復帰したので、神様が再臨主を送り、イエス様を送ったのと同じように、氏族メシヤを送ってすべて収拾するのです。ここで縦的にアダム時代、イエス様時代、再臨主時代の三つの基準をすべて築きました。これをすべて私が勝利して築いたので、このあらゆるものを再臨主時代に、ここから伸ばしていかなければなりません。そうして、皆さんの家庭を立てれば、円形が広がるのです。
第三次のアダムが来たのは、第二次のアダムと第一次のアダムを救うためです。ですから、その次には、自分の父母がアダムの位置に上がっていきます。そのようになることによって、宗教が必要なくなり、全世界が選民圏に入っていきます。それによって、全体が一組の父母を通して連結された位置に立つようになるのです。それゆえ、自分が生まれた故郷の地が天の国、天国になります。そして、自分の故郷の父母が真の先祖になるのです。
28 家庭が天の側に立てば、いずれ父母様を中心として世界的版図が連結されます。本来の故郷は、お父様が生まれた所ですが、定州がすべての氏族の故郷になることはできません。それは、皆さんの生まれた所がならなければなりません。
皆さんの故郷で天を中心とした父母が生まれるので、そこがエデンの園です。そうして、堕落していない本然の園を中心として生まれた皆さんの善の子孫は、世界に向かって広がっていくのです。
お父様の一族を中心として、皆さんがすべて連結され、束ねられていくというのです。ですから、縦的なものを自分の一族よりもっと愛さなければなりません。そうすれば、サタンが占領できません。このようなことが成立することによって、今や王権復帰が可能なのです。
29 統一教会は、教会だけではありません。統一教会を中心として、真の人、真の夫婦、真の家庭、真の氏族、真の民族、真の国家、真の世界、真の新しい天宙を創造するのです。皆さんがその一員になり、個人救援だけを完成したからといって、この天宙が解放されるのではありません。天宙救援を完成することによって、世界か解放され国家と民族と家庭と個人が解放されるのです。逆さまです。今までの信仰世界とは、根本的に異なるというのです。
個人的な基盤では天国に行くことができません。天国の中には、世界が入っていて、天宙が入っています。今まで信じていた天国は、理想的な天国ではありませんでした。本来、理想的な天国は、どこでつくりあげるのですか。皆さんの個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙を経て行く所が天国です。これを再びこの地上に再現し、世界的な摂理の中心を決定しなければ、皆さんが解放されないことを知らなければなりません。
30 あらゆる人たちは、いつも「私は、すべてのものの中で最高になりたい!」と言いますが、その最高というものは、あらゆるものを代表することができなければなりません。もし、皆さんがあらゆるものの代表として立つことができれば、神様の対象の位置に立つのです。
神様はプラスとして主体であり、私たちはマイナスとして対象の立場です。皆さんの心が願う基準は、そのような創造本然の姿です。神様は、このような偉大な贈り物を人間に与えてくださいました。
しかし、個人が中心ではありません。皆さんが祝福を受け、夫婦がきちんと教会に出てきても駄目なのです。皆さんは氏族の代表にならなければならず、民族の代表にならなければなりません。それで、氏族メシヤだというのです。
その次に、長子権復帰、父母権復帰、天父権復帰、王権復帰という言葉を必要とするのです。それは、個人の観ではありません。摂理全体が世界的であり、歴史的です。父母主義から「天父主義」まで行かなければなりません。ここから、天国の王権まで成し遂げなければなりません。それは皆さんの責任です。
お父様は代表として、サタンが讒訴できない摂理的条件を立ててあげたにすぎないのです。皆さんが行くべき道は、皆さんが行かなければなりません。
第二節 「七・一節」宣布と還故郷摂理
「七・一節」宣布の背景とその意義
真の父母様は、一九九一年七月一日、「神様祝福永遠宣布式」を挙行され、この日を「七・一節」と命名された。そして、「この日が歴史的転換期である」と語られ、アダムの堕落によって失ってしまった長子権を復帰することにより、アダムが成熟するときまで、天使世界が教育しなければならなかったその本然の世界に入ることを強調された。また、「霊界と肉界は、完全に正統の道に還元し、新しい世界に入るようになるため、神様の勝利と真の父母様の栄光の時代が到来する」と語られ、「それゆえ、民主世界と共産世界だけでなく、宗教界に向かって、永遠の愛を中心として永遠の祝福を宣布したのである」と説明された。
1 一九九一年七月一日は、いつもの年と同じ七月一日ではありません。摂理史から見るとき、一九九一年は歴史的な転換期です。今、世界の情勢もそうであり、歴史の流れもこれからは変わらなければなりません。民主世界も共産世界も方向を失い、宗教界も方向を失いました。人間が優れていると思っていたあらゆる基盤が崩れました。それは、そのようにならざるを得ません。
秋になれば、すべての実は、真の実か偽りの実か分かるようになります。そして、真の実だけが収められるのです。復帰摂理や救援摂理の観点から見るとき、収めることができる実は複数ではありません。宗教が求めていく結実、すなわちその実りというものは、複数ではなく一つなのです。このような観点から、神様は何を願うのでしょうか。何かの教団の実りを願うのでしょうか。
天の血族の実りを求めるのです。血族です。天の血統を立てようとするのです。他のものではありません。天の血統を立てるためには、神様を中心として、愛の関係を経ていくことができる伝統を連結しなければなりません。
2 きょうは、一九九一年七月一日です。一九九一年は、摂理史的転換期において、最後の峠に位置する年です。正月から六月までの多事多端な環境を越えて、一九九一年の半分を過ごし、新たに迎える後半期は、摂理史における頂上を越え、新しい希望の平原に向かい、自由と平和の世界に進入できる分水嶺となる期間です。
東西の紛糾によって歴史的な恨を残したあらゆる闘いの苦痛も、真の父母を中心として解消され、真の父母を通して勝利的収穫を備え、共産世界と自由世界、北朝鮮と韓国が一つになることができる時代が訪れてきました。
この日を期して宣布式をすることによって、摂理史を代表していたあらゆるもの、天が立ててきた諸条件を清算し、勝利と解放と栄光の日を自ら祝える日が近づいてくることを知り、家庭を収拾し、氏族を収拾して、天の父母をその氏族圏内に迎えることができるように準備してきました。
氏族メシヤの使命を果たさなければ、その家庭とその国を連結することはできません。このような摂理史のみ旨全体を推し量ってみるとき、既に氏族メシヤを宣布して、一九九一年七月一日、全世界的に、自分自ら「氏族メシヤになる」と宣言できるようになりました。ですから、真の父母を中心とした真の愛の絆に従って、汚された血統を分別し、天の眷属として立てたすべての祝福家庭と祝福家庭の後世を代表して、真の父母の一族を宣布できるようになったのです。
3 一九九一年七月一日を中心として、恨多き歴史的蕩減路程を取り除き、新たに創造主である神様と、本然の父母となる横的真の父母をお迎えして左右が一つになり、南北が一つになり、宗教圏と政治圏が一つになって、長子権を受け継ぎ、父母権を受け継ぎ、王権を受け継ぐことにより、本性世界の解放圏を取り戻そうという宣言が必要なことを知っています。本性の真の愛を中心として、個人的中心であり、家庭、氏族、民族、国家全体の中心である真の愛の道理に従って、絶対的な一つの方向、絶対的な目的の帰結である本然の天国は、地上で生活した家庭が基盤にならなければならないことを知ったので、統一教会は今、氏族メシヤを宣布し、統班撃破という厳粛な使命的課題を前にして、前進することを天から命じられました。
4 イエス様は、メシヤ宣布式をすることができませんでした。ユダヤ教とイスラエルを中心として宣布できなかったのです。メシヤ宣布は、自分の家庭を中心として一族を率い、民族と共に行わなければなりません。一族がいてこそ、宣布をするのです。お父様は、その道をすべて経てきました。ですから、民主世界ではお父様のことを「世界的な英雄だ」と言っています。そのような伝統を皆さんが、皆さんの親類一族で輝かせることができなければなりません。お父様から東西南北に芽が出てきて、美しく育ったとき、茎の芽の代わりにその枝の芽を持ってきて植えれば、同じ茎になるのです。
そのようなことが分かるとすれば、きょう一九九一年七月一日、神様祝福永遠宣布式をするこの式典が、どれほど重要かというのです。神様も、このような式典を願いあらゆる宗教と国々も、このような式典を願っていたのですが、この式を挙行することによって宣布をしたので、あらゆる問題がこの基準を中心として収拾されていくのです。
Monday Dec 04, 2023
真の父母経 第341話
Monday Dec 04, 2023
Monday Dec 04, 2023
「天父主義」と長子権、父母権、王権復帰
真の父母様は、八定式を宣布した基台の上で、一九八九年九月一日、アメリカ、アラスカのコディアクにあるノース・ガーデンにおいて、「天父主義」を宣布された。これをもって、堕落人間が真の父母を迎えるようになり、真の父母もやはり、カインとアベルをみな愛することができるようになって、天の父母主義、天父主義時代が開かれたのである。「今や長子権、父母権、王権が復帰されることにより、サタンが反対できない世界的頂上圏に上がってきたため、強く雄々しく押していけば、共産世界までも押されていく時が来た」と語られた。
16 「天父主義」は、何を中心として成し遂げるのでしょうか。家庭を中心として成し遂げるのです。家庭を中心として見るとき、家庭は堕落していないアダム家庭、堕落していない氏族家庭、堕落していない民族家庭、国家家庭、世界家庭などによって、代をつないでこなければなりません。一人の先祖から長孫(韓国では、長男の長子を指し、祭祀をつかさどる人を意味する)を通して下りてきて、今まで拡大してきたのです。
このように拡大した基準を成し遂げて霊界に行くようになれば、世界的な一番の宗孫(宗家の一番上の孫)になる人が王ではなく復帰されたアダムが王です。ですから、アダム王権という言葉がそこから出てくるのです。今まで堕落せず、数千年および数万年、長孫を通して下ってきて、現代において統一された世界王権が成立していなければなりませんでした。
17 縦的・横的八段階を上がっていかなければなりません。八定式がそれを成し遂げたというのです。その次に、「天父主義」を発表しました。「天父主義」は家庭主義です。「神主義」は家庭主義なのですが、真の父母を中心として、真の民族、真の国家、真の世界へ拡大していく中で、世界的迫害を受けました。サタン世界は、上がっていくことに反対します。しかし、天と地、神様と真の父母、男性と女性、子女がすべて上がっていきました。
18 サタンの主権下にいるのを、どのように解放するのでしょうか。(皆さんの)父母たちは、アダムとエバが堕落したのと同じ位置にいますが、堕落していない完成の位置に立ててあげることによって、アダムとエバが堕落せずに完成した価値の位置に立つというのです。そうして、神様が直接主管できるアダムとエバになったので、そこで生まれたその息子、娘が暮らす故郷の地まで天国になります。それで、氏族メシヤを派遣し、家庭を教育するのです。
真の父母がこの地上に来て、四十年間したことは何でしょうか。一つのメシヤ圏を中心とした個人的な版図ではなく、世界的な版図圏を中心として、数万双の祝福家庭をサタン世界に配置しました。神様を中心として祝福し、数万双を家庭的メシヤ圏として配置したのです。
ですから、個人伝道時代は過ぎていきます。家庭伝道時代です。ここで失っていた個人の心と体を中心として、「私」を取り戻さなければなりません。主体と対象を中心として、対応する私を取り戻すのです。男性や女性を取り戻さなければならないというのです。男性と女性は、主体と対象です。女性は、主体である男性の前に、絶対対象として一つにならなければなりません。一つになって、夫から真の愛を受け継ぐのです。真の完成の資格をもとうとすれば、真の愛で男性と女性が一つにならなければなりません。
結婚することによって、東西が一つになって水平を形成するようになるので、垂直的な神様がここに臨在するのです。神様が降りてきて、父母、夫婦、兄弟、子女の四大心情圏の統一圏が成し遂げられるのです。このように見るとき、歴史は長子権、兄弟を取り戻してくる闘いです。それ以後に残される時代は、父母主義時代です。
19 長子権を復帰し、八定式を宣布したので、今や天父主義時代です。父母主義の時代に入ってきました。分水嶺を越えたいうのです。ですから、もはや迫害はありません。そうして、この完成圏は、蕩減条件を中心として形成されたので、これからはアダム圏が横的基準に入ってこなければなりません。蘇生アダム、長成アダム、完成アダム、このようになるのです。今までの歴史で見れば、蘇生アダムは堕落したアダム、長成アダムはイエス様、完成アダムは再臨主です。
旧約時代までは物質を中心とした祭祀時代です。新約時代は、息子が犠牲になる時代です。その次に、天地の父母を復帰するために、再臨主の立場である父母様がこの地上に来て祭物になるのです。祭物となって神様を地上でお迎えするのです。旧約時代までは万物を犠牲にして息子を迎えるための時代だったのであり、新約時代は息子を犠牲にして父母を迎えるための時代でした。解放直後に父母が来て、統一天下ができたその基盤の上ですべてが一つになっていれば、神様が臨在されたでしょう。それができなかったので、再び蕩減復帰して父母が苦労し、神様を地上に再びお迎えするための準備をしたのです。
20 民主主義では世界を収拾することができません。共産主義と民主主義は何が違うのでしょうか。共産主義はサタン的な共産主義であり、アメリカの民主主義は天使長的な民主主義ですが、父母がいません。人類歴史は出発するとき、兄弟が血を流すことから始まったので、民主主義世界も血を流すことをしています。最初にそのような種を植えたので、収穫する時が来れば、両側に分けられるのです。
共産世界を見ても、民主世界を見ても、何も収穫するものがありません。本当の民主世界になることができていません。アメリカの若者たちが嘆いています。アメリカの政府も、アメリカの指導者層の人士たちも、見ているばかりで手を付けられません。誰も滅びゆくアメリカを解放することができないのです。現在のアメリカの境遇がそうです。
誰がこの悩みを解決することができますか。神様でなければ、誰も解決することはできません。ですから、民主主義ではできないのです。父母主義、「天父主義」がなければなりません。
21 「天父主義」によって、「頭翼思想」を中心として民主世界と共産世界を連合的に統一することにより、王権復帰時代が訪れるのです。神様は、縦的な基盤がなければ活動できません。皆さんの良心がまっすぐになり、本然の基準の前に鏡のようになるとき、そこに縦的な神様が訪れるというのです。
神様は、そのような基盤に従って共にいらっしゃるのです。そのようにしなければ、横的基盤を拡張させられる道があません。原理結果主管圏内には神様が入っていくことができません。それは、地上に完成の基盤ができていないからです。
22 八段階の縦的な蕩減と横的な蕩減が終わったので、一九八九年八月三十一日に、アラスカで八定式を宣布しました。そして、九月一日には「天父主義」を発表しました。愛援主義であると同時に父母主義です。父母主義は「愛そう」ということです。愛することにサタンは反対できません。
今は定着地がありません。定着はカナン復帰を通してしなければなりません。カナン七族が頭を下げなければならないのです。このため、一九八九年から私たちは祝宴を行いました。泣きながら故郷の門前から追い出されたその道を、「錦衣還郷」(故郷に錦を飾ること)の立場で、歓喜の勝利の旗印を掲げていき、父母をはじめとする一族を中心に祝宴を行ったのです。このような基盤をすべて築き、氏族メシヤを宣布して、一族をすべて天の国の眷属に復帰するのです。
23 真の父母様と心情圏が一つにならなければ、長子権復帰の位置に行くことができません。長子権が復帰された位置だとしても、真の父母様と心情が一致しなければ、氏族メシヤの位置に行くことができないのです。
真の父母様と心情圏が一致すれば、堕落していない立場なので、そこには神様が縦的に介在します。神様と真の父母様の心情圏に一致できる真の愛は、直短距離を通ります。ですから、上に連結される愛は垂直しかありません。垂直の前に一番の直短距離は、横的な面に九〇度で接する角度しかないというのです。
天地合徳できる心情的結合点はどこでしょうか。それは、九〇度の中央線、この一ヵ所以外にはありません。これを縦横、前後、兄弟の愛を中心として数えれば一、二、三、四、五、六、七です。七数というのは、愛の核を総合した位置を意味するのであり、愛の完成を表示するので、完成数だというのです
24 お父様が兄弟権を復帰しました。第二次世界大戦のとき、キリスト教を中心として兄弟権を復帰しておいたにもかかわらず、それを失ってしまったので、四千年の歴史を復帰したのです。
お父様が長子権を復帰したというのです。私にはそのような力があり、全世界に組織もあります。そして、アメリカを中心として兄弟権を復帰すると同時に、ソ連までも復帰しなければなりません。
25 「天父主義」を通して父母主義を復帰したので、「皆さんの父母をすべてアダムとエバの位置に立ててあげよう」と言いました。皆さんはイエス様の位置に立ててあげ、お父様は再臨主の位置に立つのです。平面的に見れば、父母が同じ位置に立つことができます。
そうして、皆さんの故郷が天の国の故郷に属するようになります。皆さんが生まれた故郷がそのようになってこそ、天の国が成し遂げられるのです。ですから、三代が一つにならなければなりません。祖父母、父母、子女の三代が、一つにならなければならないのです。
Monday Dec 04, 2023
真の父母経 第340話
Monday Dec 04, 2023
Monday Dec 04, 2023
8 私たちは、僕の僕から僕、養子、庶子、直系子女、夫婦、父母を経て神様まで、八段階を経ていかなければなりません。これが縦的八段階です。そして、横的に個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙、神様までの八段階を経ていかなければならないのです。これを一つにまとめて定着したと宣布したのが八定式です。これを一九八九年八月三十一日、アラスカで宣布したのです。
ですから、世界の人類に蕩減が必要ない時代に越えていきます。それは、お父様が行く所や統一教会員たちが行く所においては迫害時代が過ぎ去るということです。これからは、私たち同士でどんなことをしたとしても、誰も讒訴できません。それで、その基地として定着する式が八定式です。
この八定式を基盤として、一九八九年九月一日、「天父主義」を宣布しました。八定式が終わる時までは長子復帰時代ですが、長子権が天の側に完全に復帰されることによって、サタンが反対できない世界的頂上圏に立つのです。
9 神様の世界には、女性がいませんでした。お父様が八定式を宣布しましたが、神様の復帰摂理は、僕の僕から僕、養子、庶子、直系子女、夫婦、父母を経て神様までの八段階を経ていかなければなりません。これが女性を取り戻してくる論理です。新郎である主がこの地上に生まれ、勝利した女性を取り戻してこなければなりません。アベルがアダムの代わりに取り戻してくるのです。何千年にも及ぶアダム理想が完成し、新郎のみ旨が成し遂げられるためには、地上で新婦圏が世界統一圏基盤を備えなければならないのです。そのような基盤をもたなければ、勝利した新郎として地上に現れることができません。国家圏で勝利したとしても、世界圏のサタンがしがみついて、たたき潰そうとするというのです。ですから、世界解放圏を越えていくことができる時まで、新郎を準備しながら新婦圏も備えなければなりません。神様が一人のアダムを造ることは簡単ですが、アダムの再創造は、歴史的に見るとき、堕落以降、今まで続いてきたというのです。
10 八定式です!神様の摂理で八数が定着できませんでした。八数(8)は、天でも円であり、地でも円です。「世界統一国開天日」を宣布したのち、最初の年である一九八九年の八月が重要です。その年の八月の末に天宙的な定着を発表したというのは、重要な内容です。
摂理時代においては、長子権復帰とともに父母権復帰が成し遂げられ、父母権を復帰することによって王権復帰が成し遂げられます。民主主義時代は過ぎていき、愛の世界が訪れます。民主主義で神様と真の父母を買うことができますか。選挙で選ぶことができますか。愛の道は、ただ一つしかありません。そのような発表をするとしても、祈らなければなりません。そうしなければ、八定式が地上にも、天上にも定着できません。統一教会の全食口を代表し、人類全体を代表して、各国家の代表、天上世界のあらゆるものの代表となった立場でお父様が祈って、これを宣布したのです。
11 北極星と近い、最も北にあるアラスカのコディアクで八定式を挙行しました。天の国と地上地獄を縦横に塞いでいたあらゆる壁を崩し、人間世界の個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙まで塞いでいる壁をすべて崩して片づけるのです。この壁によって塞がれている限り、サタンが寓居できる地になります。
霊界から地上世界にまで寓居するサタンを見て、「お前は私に世界的に反対した。私はお前よりも人類を愛し、お前よりも人類に正しい神様の天道を教えてあげたが、お前は人類に敗亡の道理を教え、滅亡の道へと引っ張っていった」と告げるのです。サタンは愛の主導権の前に頭を下げます。強盗の一味のような親不孝な子女を、義人の道へと改めさせようとするのが母の愛です。愛だけが罪悪の中にいる悪魔を屈服させることができます。ですから、愛を強調するのです。
12 アダムとエバが堕落する前には、すべてのものが彼らの所有であり、神様の所有でした。それで、祝福の前に国と世界を捧げるのが原則ですが、復帰路程では、そのようにすることができません。そのため、今日、統一教会の祝福は、教会内の祝福です。今後、国と世界の祝福をするようになる時は、本然の基準に転換して、一つの国になるまいとしてもならざるを得ない過程を経ていかなければなりません。
そこから「天父主義」が始まるのです。世界が神様のもとで一つの価値をもち、結婚式をすることによって越えていくのです。それが「天父主義」の内容です。「六・二五動乱」のゆえに世界が両極時代になりました。しかし、ソウルオリンク大会を中心として、一つになったのです。モスクワオリンピック大会とロサンゼルスオリンピック大会のときも分かれ、両極になっていたのが、ソウルオリンピック大会を中心として一つになったのです。そのとき、祝賀公演に、リトル・エンジェルスが参加しました。また、「モスクワに二千台の自動車を寄付するので、もっていきなさい。もっていくときは、韓国から北朝鮮を通っていきなさい」と言いました。このように、物質面と精神面で統一できる内容を提案したのです。
サタン世界の若い人たち、カインの立場の若い人たちと統一教会の若い宣教師たちが、オリンピック大会で一つになりました。それで、韓国に大使館もない国々も、統一教会員たちがその国の旗を掲げて応援しました。一つになって応援したのです。そのような条件的な基盤の上で、一九八九年八月三十一日に八定式を宣布しました。そのような世界的な若者たちの理想的な基盤をつくり、その基盤の上にこのような日を設定したのです。
13 八月三十一日は、八定式宣布の記念日です。八定式の宣布日は、八月の最後の日ですが、貴重な日です。個人時代、家庭時代、氏族時代、民族時代、国家時代、世界時代、天宙時代、神様までの八段階と、血統的復帰の基準では、僕の僕の段階から上がっていきます。真の父母が現れることによって、真の父母を中心として一つになり、世界に定着し始めるのです。それで、八定式が重要な行事なのです。これをコディアクで宣布したので、コディアクが出発の基準です。
コディアクは、ロシアとアメリカを中心とした境界線です。海にある島です。海から始め、半島を通って陸地に上陸し、初めて世界的な出発をしたのです。僕の僕から、僕、養子、庶子、直系子女、夫婦、父母、神様まで、八段階を中心としてそれが内外に蕩減され、縦横に接触することによって、「天父主義」が九月一日に宣布されたのです。
14 「天父主義」は、神様と真の父母の主義です。ついに、真の愛を中心として天と地が一つになり、この宇宙が家庭から世界に出発する新しい起源の日です。そのような意味になるのです。八定式は、真の父母が縦的なすべての恨の道、横的なすべての恨の道を経ていくことによって宣布されました。
天が縦的にも来ることができず、横的にも来ることができなかったのですが、真の父母によって横的、縦的に連結され、新しい家庭を中心とした、神様が願う世界に発展できるようになりました。この八定式がなければ、「天父主義」が出てきません。家庭を中心として、世界的な拡大は、祝福家庭を中心として行うのです。三万双から三十六万双、三百六十万双を中心として、家庭的世界版図ができることによって、真の父母の家庭が進むに当たって縦横を経ることなく、神様がこの地上に住むことのできる時代圏を迎えたので、天地父母天宙安息圏を宣布しました。
三万双、三十六万双、三百六十万双、蘇生、長成、完成が成就することにより、世界の統一家庭が動くに当たって、障害物なく歓迎を受けられる時代になったので、神様がどこに行っても休むことのできる時代が来たというのです。
15 八定式が終わることによって、「天父主義」、父母権の解怨成就が起きました。この時が来ることによって、父母様が父母の位置で、氏族的なメシヤ、イエス様の位置を解怨成就し、アダム家庭を解怨成就できるので、皆さんの一族を通して、皆さんの父母の失敗の基盤をすべて解消するのです。
あらゆる人の故郷が初めて天の国の故郷の地に転換されるのです。一つの国の形態を中心として、父母様と連結され、父母様に治められる故郷の地となり、自分の父母が生まれた所が天の国の父母の位置に選定されるのです。ですから、皆さんの故郷が天の国の故郷として認められる時代に入ってくるというのです。これにより、地獄から解放されます。
今、地獄にいる人は、みな再臨するのです。そうして、氏族メシヤを中心として三代になってこそ、天のみ前に条件として成立するのです。氏族メシヤを中心として祖父、父、兄です。これが復帰歴史の根源です。神様解放、父母様解放、自己解放をするのです。