Episodes
Friday Oct 20, 2023
真の父母経 第299話
Friday Oct 20, 2023
Friday Oct 20, 2023
第五節 中南米を中心とした理想共同体の実現
中南米の環境資源の保存と開発
ブラジルのジャルジンと隣接したパンタナールには、太初に神様が創造した万物が、手付かずのまま残っている。真の父母様は、世界で最も大きな湿地であり、ユネスコの世界自然遺産に指定されたパンタナールが、八〇パーセント以上、本来の姿そのままで保全されていることから、ここが理想郷を建てることのできる源焦的で根源的な基地になり得ると考えられ、多くの精誠を尽くされた。そして、南米大陸で獲れる魚を急速冷凍して、世界の各地域に販売する構想も立てられ、同時に、南米に大規模な養殖場を建設しようとされた。南米は、北半球と気候が反対であるため、これを活用した釣り観光事業も構想された。
1 死の道を生命の道に変えていくのが、復帰の道です。自分を犠牲にしてこそ、生きる道が生じるのです。そのようにしようとするので、悲惨なのです。投入して忘れる神様の相対になろうとするので、仕方がありません。天は、投入して忘れてしまいました。
現在の自分を捧げて、未来の復活体を求めていくのが信仰の道です。ですから、み旨の道で最も恐ろしいのが、責任者の道です。責任者は、自らを投入しなければなりません。
真の父母様がアメリカでこのようにして成功したので、上院議員や世界的に有名な人の中に、私に会おうとしている人がたくさんいることを知っています。ですから、誰も顧みない南米の谷間や農村に行って過ごすのです。水がある所、草がある所、神様が創造した時と同じ原始的根源を訪ねていきました。自然に帰るのです。復帰です。その水を愛し、草を愛するのです。
神様がそれを一つ一つ造るのに、どれほど苦労したでしょうか。川にはありとあらゆる種類の魚がいますが、神様はそれを造って、悲しんだのではなく、喜んだのです。統一教会の皆さんは、一ヵ月間、魚を獲って食べたならば、その代わりに榖物や餌を一抱えずつ持ってきて、養ってあげなければなりません。それが循環法度です。
2 南米に二千へクタールほどの土地を買い、今、農場を営んでいます。そこで暮らすようになれば、自給自足をすることができます。現在の農場を経営しながら、自給自足をするのです。そこで本当に驚くべきことは、熱帯地方の果物の木は、育たないものがないということです。私たちはその農場を買う前、農場の主人がいないときによく行ったのですが、庭に熱帯の果物の木々がすべて植えられていました。鶏たちが歩き回る庭に植えてあったのです。パイナップルの甘い香りが豊かに漂っていました。しかし、そのまま放置していたのです。
「パイナップルなのに、なぜこのように放っておくのか」と聞くと、「ただ放っておくとは、どういうことか」と言うのです。食べられるようになれば、切って食べるというのです。また、非常に小さい種類のバナナが実るバナナの木ばかりがありました。そこでは、大きいバナナには目もくれません。「おいしいバナナを持ってきなさい」と言えば、小さな物を持ってくるのです。熟したバナナの木の下に行けば、どれほど香りがするか分かりません。そこで自然にできたその実を取って食べるだけでも、飢え死にしないのです。そのような環境で飢え死にするというのが不可解なのです。それは指導者がいないからです。
3 南米に行ってみて驚くことは、普通、松の木のようなものを使おうとすれば、五十年以上たたなければならないのですが、そこで育つ木は五年たっただけでも非常に太くなるので、使うことができるということです。高さが十五メートルほどになります。それを見て驚きました。その木は、質も悪くありません。
黒檀(こくたん)は、南米の熱帯地方に生える高価な木です。その木で杭を造って打ち込んでおけば、百年から百五十年はもちます。それは喜ばしい知らせです。そのような木を、五年ないし十年で一度切って売ると考えてみてください。そのお金はどれほどになるでしょうか。
現在、原始林が生い茂っています。それが九億坪を超えるのです。十億坪に近いその土地に、完全に原始林がびっしり生えています。そして、製材所を造って、木を切るやいなやすべて製材してしまうのです。そのようにして、三ヵ月以上たてば、完全に住宅用の材木として使うことができます。ですから、組み立て式でちょうど良い理想的モデル住宅を造っておき、あとから煉瓦(れんが)を焼いて貼り付けさえすれば、現代式住宅をいくらでも造ることができるのです。
4 ブラジルで使う木材は、パラグアイから運搬してきています。この原始林の木の値段だけでも大変なものです。済州島の三倍以上になるその土地に、木がいっぱいに生えています。その木さえ切って家を建てるようになれば理想的な家を立派に建てられるのです。自分たちで、組み立て式で建築して、それを売ることにより牧場も造れるほど、すべての資源が十分にあると考えるのです。
5 神様が環境を創造しました。ですから、統一教会も伝道するときには、まず環境を創造しなければなりません。それで、お父様が南米に来て、環境を創造するのです。理想的農地、理想的山林基地、理想的水産業基地、理想的産業基地をすべて準備して、それを収容するために三万坪を超える土地に家を造るのです。これは、世界の統一教会の皆さんが行くことのできる標本です。
アフリカに行っても、どこに行っても、働かなければなりません。水がある所では養殖をしなければなりません。土地があれば、木を植えなければならないのです。世界は今、酸素のことで問題になっています。アマゾン川流域の樹木を伐採しようとすると、ヨーロッパが「酸素不足が問題になる」と言って伐採をさせないので、アマゾン川流域を開発するブラジルは、「それに対する弁償金が欲しい」と言って、甲論乙駁している状況です。ですから、この土地に、空き地がないように木を植えるべき時が来ました。山林を育てておかなければならないというのです。
6 自然環境の恵沢を受けられる所が南米です。南米のすべての地域を知って、次第に着地し、水に対する管理問題、地域に対する開拓問題を解決して、新文化都市ではなく、農村と連結した自然文化村を造らなければなりません。そうすれば、公害問題はありません。ですから、水源地、水がある地域を占領する人が、今後の世界をリードするというのです。
7 ウルグアイに牧場を造ろうとするのは、何のためでしょうか。ブラジルやウルグアイには、牧場を運営して自給自足できる豊富な資源があるからです。ここで繁殖した子牛たちを世界百六十ヵ国に分け与え、そこで育てて自給させるのです。お金であげれば、使ってしまってなくなりますが、牛はどんどん増えていきます。そのようにして、ある峠さえ越えていけば、世界が生きるというのです。
ですから、皆さんも牧場の主人になり、農場の主人になれます。その次に、水産業もすることができ、釣りのような趣味生活を、どこに行っても楽しめる世界版図になるのです。私たちが初めてパンタナールに行ったとき、千へクタールの土地が七十万ドルでした。牛七百頭に農場まで合わせて七十万ドルだったのです。そのような所がパラグアイです。鶏も育てながら、みなそのようにしています。理想的な故郷や国を造れるように、私がすべてコーチしようと思います。
そこの農場の中で幼稚園を造り、中学・高等学校を造り、大学を造ることができるのです。そのようにすれば、それこそ、五色人種(すべての人種)が一緒に暮らせます。そうして、百六十ヵ国の人々が来て訓練を受けたあと、各国に帰り、故郷の郷土を開発すれば、再創造が起きるのです。そこで釣りも、狩りもすることができます。そのような世界的なものを準備しているのです。
8 私は、養殖場を運営しようと思います。今、(私たちが)日本で活魚料理をするようになったのは、私がコーチしたからです。私のアイデアです。ろ過装置をつけて、水槽の水を長時間使用できるようにしたのも、私たちが研究したのです。そして、アラスカで釣ったキングサーモンやシルバーサーモンのような高価な魚たちを、殺さずにどのように生きたまま日本の市場にもってきて売るかという問題を研究中です。活魚は、死んで冷凍された魚より、三倍ないし五倍は高く代金を受け取ることができます。
養殖場がなぜ必要なのでしょうか。人々が活魚を願うからです。海で獲るものだけでは、すべてを供給することができません。釣りをして、生きたまま供給することもできますが、養殖をして活魚を補給しなければなりません。このようになれば、これからは家庭や村にまで私たちのタンクを造って配置し、そこに責任者を立てて、一年に魚を何パウンドもっていったのか、それだけ計算し、代金は半年に一度ずつ、銀行を通して決済するようにするのです。そのようにしておけば、その次からは、人々が「魚を買って食べてはいけない」と言っても、買って食べるようになります。負担があまりないというのです。そのような組織をつくることによって、経済的な流通構造ができると考えるのです。
観光公園のような所に、そのようなものを大きく造っておき、責任者を一人立てて任せておけば、商売になるようになっています。それだけではありません。刺身にして、いくらでも売ることができるのです。
9 パラグアイ川で魚を釣れば、すべてを食べることもできずに、腐らせてしまいます。ですから、そこの川を中心として、私たちのメンバーが釣り観光を案内しながら魚を買い、川辺の大きな冷凍室に集めて、日本やヨーロッパ、中国に売ろうというのです。急速冷凍をするので、解凍すれば、それは現地で釣った魚と同じです。一万トン以上になる船で、太平洋と大西洋で釣った魚だけでなく、六大州に百六十ある私たちの基地で育てて捕まえた魚も四方に運び、反対側の地域に送るのです。魚がここにいる時は北にいなくて、北にいる時はここにいないので、交替で分配して、いくらでも経済的基盤を築くことができます。
10 南米の山がない地域では、水で完全にコントロールすることができます。井戸は、地下水が流れる所を掘らなければならないのであって、他の所を掘れば、いくら掘っても水が出てきません。ですから、水を売るだけでも暮らしていけるのです。海水を水蒸気にして、水をいくらでも作ることができます。
今の科学の力、エンジンの力を中心としてトンネルを掘り、一里、十里、百里離れた所に養魚場のビルを造ることができます。ニューヨークの貿易センタービルより高いビルを建てて、魚の養殖をすることもできます。パンタナールには魚が数百種類いますが、それをビルで養殖し、コンピューターにデータを入れてボタンさえ押せば、通り過ぎる人がいつでも、望みどおりに買って食べられるようにするのです。ピチピチ跳ねる魚を刺身にして食べられる場所を造るのです。
11 お父様は、南米に特別な関心をもっています。ですから、冬の季節に魚がどのように動くかをチェックしています。観光産業を誘致しようとすれば、四季をどのように活用できるかが問題です。特に、いつも冬が問題です。
四季さえしっかり連結できるとすれば、本格的に観光産業として展開させなければならないと思うのです。さらに、アラスカのコディアクとここは、反対の地域なので、一方は避寒に行く反面、もう一方は避暑に行きます。入れ替わるのです。どのように北半球と南半球を交差させ、季節を克服するかが問題です。
釣りをしても、夏にしていたことが冬には滞ります。これを一年中するには、どうすかというのです。それで、コディアクにいる人々を連れてきて、チェックしようと思います。例えば、韓国では夏が暑い時期です。ですから、コディアクに行ってもよいのですが、「南米は夏ではなく冬だ。だから行ってみよう!」と言うのです。そうして、比べてみるのです。韓国人に、春夏秋冬を入れ替えて感じさせられる、そのような基盤を築こうというのです。そこに合わせて、このような観光施設を運営するようになれば、春夏秋冬、どこででも活用できます。
Thursday Oct 12, 2023
真の父母経 第298話
Thursday Oct 12, 2023
Thursday Oct 12, 2023
7 プロテスタントがアベルの立場に立ち、南米の旧教と一つにならなければなりません。これが最後です。南米をすべて失ってしまいました。ブラジルとアルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイの中心がありません。
個人の中心がなく、家庭の中心がなく、国家の中心がなく、世界の中心がないのですが、父母様が来て、個人の中心を見せてあげ、家庭の中心、氏族、民族、国家の中心を見せてあげるのです。そのような国々と世界の国家を代表することができ、国連が願う形態をつくりあげるようになれば、全世界がそれをアベル国家基準として敬拝することにより、統一が実現されるというのです。カイン・アベルです。
アメリカは反対しましたが、南米は反対しません。自動的に統一教会がアベルになるのです。統一教会で長子権復帰、父母権復帰、王権復帰ができる時代なので、これを推し進めていっても、反対できる勢力がないというのです。
8 アメリカを見ても、韓国を見ても、統一的な運勢に方向を整えつつあるので、統一教会がキリスト教と一つになれば、アメリカはアベル国家になります。そうして、南米を一つにしなければなりません。
南米を一つにすれば、ドイツを中心として分かれた旧教と新教が、自然にこの影響を受けて統一的文化圏になることにより、ヨーロッパの多くの国が統一される道が広がるのです。これがユダヤの国を中心として回るようになれば、イスラームとユダヤ教がカイン・アベルを中心として統一されるのです。その公式的な路程が、どこにでも連結されます。
父母様は、原理で教えているように、昔のアダム家庭となり、ノア家庭を経てきました。そのように、世界的に反対を受けながら道を造ったのです。今や南北米を統一して、父母様に従って再び回るようになれば、世界は一つになります。原理的に見るとき、父母様はアダム家庭が血統的な基準で失敗したことを復帰することによって、勝利したというのです。ノアからアブラハム、モーセ、イエス様の時代から再臨時代まで、すべて勝利したのです。
今や南北米さえ父母様を通して一つになれば、韓半島の南北統一はもちろん、イスラエルとイスラーム圏、ヨーロッパまで、統一することは問題ありません。一度にすべて成就するのです。
9 真の父母が南米に訪ねてきたこの時は、転換の時期です。キリスト教文化圏が争った過去がどれほど悲惨だったか、私はよく知っています。そのような哀しい事情をすべて忘れて南米を訪れたのですが、この人々は何も知らずにいます。父母様を中心として築かれた統一教会の基盤があるので、ブラジルの人々はただ、絶対服従、絶対従順さえすれば、すべて終わります。それを願うのです。アダム家庭の絶対不信、絶対心情不一致圏を越えていこうとするので、絶対信仰、絶対統一が必要なのです。
南北米統一運動と十七ヵ国巡回講演
真の父母様は、「中南米統合機構(AULA)」と「南北米統一連合(CAUSA)」を創設し、中南米三十三ヵ国の指導者たちを対象に思想教育を行うことにより、南米が共産化されるのを防ぎ、真の父母様を中心として一つになれるよう導かれた。
特に、南北米を統一する運動のために、韓国の反対側にあるウルグアイに銀行、新聞社、教育機関、ホテル、デパートなどを建て、南北米活動の拠点にしようとされた。一方では、パラグアイ、ウルグアイ、ブラジル、アルゼンチンの四ヵ国を経済的に連合させることによって、南米が一つになるように導き、もう一方では、北米が南米を助けるようにすることで、南北米を一つの大陸にしようとされたのであった。
また、真の父母様は、一九九五年五月から七月まで南米十七ヵ国を巡回し、「真の家庭と私」というテーマで講演をされ、この期間、八ヵ国の大統領にお会いになった。
10 南米は、共産革命によってクーデターが起きる局面にありましたが、お父様はそこに入っていってそのような局面に立ち向かい、「中南米統合機構(AULA)」をつくり、「南北米統一連合(CAUSA)」をつくって、支援をしながら思想教育をしました。アメリカの共産勢力を打ち倒した人なのです。
11 アメリカは、私のことを歓迎できずに追い出しましたが、南米は私を歓迎しています。ですから、アメリカでは僕のように一番底から上がってきましたが、南米では最高の位置から始めるのです。南米各国の五百人に上る優秀な人たちに対して、教育を始めています。それを大統領が願い、大学の総長と新聞社が願うのです。
皆さんは、その優秀な人々を消化できる立場にいません。結局は、南米でお父様が教育した優秀な人々が、北米を指導できる日が来るでしょう。
プロテスタントの代表国であるアメリカより、カトリックの国家は家庭制度が強固です。アメリカだけでは、理想が実現されません。ですから、その相対がいなければならないのですが、どこを相対とするのでしょうか。ヨーロッパはいつも分かれていますが、南米はそうではありません。南米は、アメリカのようにキリスト教が文化的な背景になっています。お父様は、この二つの大陸をどのように一つの大陸にするか考えています。ですから、そこにすべてのものを投入したのです。
12 お父様は、中南米の三十三ヵ国を一つにしています。そのようにしているので、アメリカが私を助けてくれるのです。アメリカが助けてくれるので、ブラジルも私が必要です。アメリカが助けてくれる道をお父様がもっているので、ウルグアイ、パラグアイ、アルゼンチンも、私が必要だというのです。
お父様以上に南米の人々が、個人的中心を求め、家庭的中心を求め、氏族、民族、国家的中心を求め、世界的中心を求め、天宙的中心を求めて、神様が自由に往来することができ、神様に侍ることのできる南米になれば、南米が先に地上天国になる見込みがあるのです。
13 南米を中心として見るとき、ブラジルがカインであれば、パラグアイはアベルです。パラグアイは東洋人の血が混ざった混血国家なのでアベルです。言い換えれば、神様の側から見るとき、超国民的、超人類愛をもった国なので、パラグアイはアベルの立場にいるというのです。
家庭教育をすれば、パラグアイやウルグアイ、ブラジル、アルゼンチンは、自動的に吸収されます。そのようにして、四ヵ国の経済統一圏を形成して、アメリカを防備するようにさせるのです。そして、北米と南米間の紛争の中間圏に真の父母様が立ち、祝福によって旧教と新教を統一しているので、南米と北米が統一される大転換期に入るのです。
祝福をしてあげるのですが、旧教信者も新教信者も、南米の人も北米の人も祝福してあげるのです。そのように、統一圏で祝福をしてあげることによって、一つの文化圏が生じるようになるので、そのような条件で、南米と北米、旧教と新教が一体圏を形成するのです。
14 お父様は、南米の本部を建てる計画をしています。ウルグアイは、直線で軸を立てれば、韓国の反対側に位置しています。軸を立て、この頂上で回らなければなりません。ですから、第二の韓国です。
地球星を貫いて、そこに水をこぼせばウルグアイに出るのです。ですから、ウルグアイに銀行を造り、新聞社を造り教育機関をつくりました。南米にお父様が多くの投入をしましたが、そこに中心的に投入をしたのです。それを政府がひっくり返しながら、私たちを追い出そうとして、ありとあらゆる困難をすべて経験しました。ウルグアイにある私たちのホテルが、南米では一番のホテルです。中南米三十三ヵ国の指導層を教育したのも、私たちのホテルで行ったのです。ホテルがなければ、そのようなことはできません。
15 南米に行ってみれば、昔、私が幼いときに故郷で空を眺めていたときと同じように感じます。空が低く見えるのです。日光が良く、空気が良く、水が良く、草木が良いのです。南米のブラジルやアルゼンチンの地域が、地上の理想天国になり得る所です。すべての動物たちがそこにみな棲んでいます。既に五十年前から、私が巡回しながらその地に注目してきました。
環境が許さなかったのでこのようにしてきましたが、今や彼らがいくらお父様を追い出そうとしても、追い出すことはできません。築かれた基盤が、彼らに必要なものであり、お父様が立ち寄りながら歴史に残したすべての偉業や実績が、彼らの子女を育てるに当たって教育の材料になり、文化の材料、政治の材料、理想的材料になっているのです。否定できない内容が、自分の周辺を包囲して余りあることを理解すれば、歓迎せざるを得ないのです。
16 南米に天国をつくろうというのです。この天国は、地上天国、天上天国のことであり、一緒に暮らせる同族、親族、民族よりもっと良いものです。家族が一緒につくろうというのです。それを嫌だと思う人はいません。お父様が、自分の国を助けてくれることを願っています。ですから、私が願うとおりにできる環境に追い込み、地上に天国をつくろうというのです。そこに、世界人類を養って生かすことができる土地が眠っています。これを解放しなければなりません。人類の食糧問題や難しい問題を解決しようというのです。
17 パラグアイは、南米で貧しい国に属します。かわいそうな国です。この国が危機のジャングルに陥っているので、お父様が一番の底に行って、これを救い出さなければなりません。また、最も危険な所です。既にウルグアイをアベルとして立てておいたのですが、このアベルの相対をつくっておかなければなりません。カイン・アベルです。
ここで、母が中心にならなければなりません。カインとアベルを母が一つにしなければならないのです。聖霊が来て、カイン・アベルを生み、育てなければならないのと同じように、母がこのカイン・アベルを一つにしなければなりません。ウルグアイとパラグアイを一つにしなければならないというのです。
18 イエス様の一生を解怨成就しなければなりません。イエス様が築かなければならない家庭・氏族・民族的基盤を中心として、統一的主導国家を形成し、ローマを消化できる位置を失ってしまったので、これを蕩減復帰しなければなりません。イエス様の恨を解こうというのです。
お母様が、南米の三十三人を中心として十七ヵ国を連結し、上下の国家的核心要員たちを動員して、イエス様が国を動かせなかった恨を解いてあげようとしているのです。洗礼ヨハネの家庭と一派を中心として、失ってしまった新しいイスラエル建国理念を取り戻さなければならないので、お母様がこれをすべて引き継いで南米を巡回するとき、三十三人が核になって各国の上下両院議員を動員し、十七ヵ国連合運動をしました。そうして、アメリカを経て、韓国と日本を経て、世界版図に連結するのです。
19 サタン世界の国家的基準を越える家庭の足場を、世界に広げておきました。ですから、真の父母時代を過ぎ、王権時代に入るのです。カイン的王権時代が、アベル的王権時代に移譲していく時です。父母様の時代から、世界王権時代、アベル王権時代に越えていくというのです。父母権時代を過ぎ、王権時代に越えていきます。サタン側の王権時代から天の側の王権時代、カイン王権時代からアベル王権時代に越えていくというのです。ですから、世界の指導者たちに会いました。それが十七ヵ国巡回講演でした。
Thursday Oct 12, 2023
真の父母経 第297話
Thursday Oct 12, 2023
Thursday Oct 12, 2023
祝福家庭四十日修練の意義
ジャルジンの世界平和理想家庭教育本部で行われた祝福家庭四十日修練は、全世界の祝福家庭が家族単位で参加する修練であり、天国に入ることのできる理想家庭を実現するための再教育である。真の父母様は、「すべての祝福家庭が神様に似て、絶対家庭、唯一家庭、不変家庭、永遠家庭になってこそ、地上天国と天上天国を成し遂げることができる」と語られた。
8 ジャルジンで行う教育は、完全に天国を無事通過できる家庭をつくるための教育です。ジャルジンに家庭教育訓練所ができて、ここから理想家庭が出発するというのです。天国に直行するのです。天国には家庭が入らなければなりません。ですから、四位基台の四人が来て教育を受けなければなりません。父母だけではなく、家庭全体が来なければならないというのです。
この教育を受けなければ、入籍でも何でも、父母様に付いていくことができません。そこから、転がりおちるようになります。祝福を受けたとしても、ジャルジンで教育を受けなければなりません。家庭が天国に入っていけるチケットを与える場所なのです。
9 それぞれの国には、古くからいる祝福家庭がいます。この人々をジャルジンに呼んで特別修練をしようと思います。四十日修練をするのですが、自分の息子、娘と一緒に来なさいというのです。各国の元老祝福家庭四十日修練を始めます。この人々を、これから世界的にすべて派遣しなければなりません。この新しい世界を知らせて、新しく定着できる地域に大移動させようと思うのです。ですから、先に祝福を受けた祝福家庭は四十日修練を行うのです。
これは世界的修練です。今まで、自分の国しか知らなかったのです。日本人は日本の国しか知らなかったのですが、世界的な母の責任を果たそうとすれば、世界を知らなければなりません。そのためには、南北米が連結された南米に来て、教育を受けなければなりません。
10 成約時代を迎え、家庭全体が教育を受けるというのは、歴史時代において初めてのことです。ですから、教育を受けるこの四十日間に、新たに決意しなければなりません。祝福を受けて生活していた過去の内容を反省し、現在の立場でみ旨に対して、成約時代にふさわしい家庭として、新たに決意しなければなりません。そうして、全世界の祝福家庭と連結され、全世界の祝福家庭と連結されたものが、今後、地上天国を実現できる基盤にならなければなりません。
今や神様の願う国を探し求めなければなりません。その国が設定されれば、自動的に地上天国と天上天国が連結されるのです。最後に私たちがすべきことは、国を探して立てることです。
11 神様の属性は、絶対、唯一、不変、永遠です。神様の属性というのは、神様の人格を構成する要素です。その四つの要素が主体になっているので、その主体圏に合う相対的な存在を引っ張ってくっつけなければなりません。ですから、家庭では絶対父母、唯一父母、不変父母、永遠父母にならなければならず、絶対子女、唯一子女、不変子女、永遠子女にならなければなりません。皆さんも、そのようにならなければならないのです。絶対夫婦、唯一夫婦、不変夫婦、永遠夫婦、絶対家庭、唯一家庭、不変家庭、永遠家庭にならなければならないというのです。そのような家庭を築くことによって、地上から永遠の天国を築く基盤が完成します。それが重要なことです。
そのようになれば、神様のすべてのものが自分のものと同じです。創造したすべてのものが、その父母、子女、夫婦、そして、家庭に属するのです。これらについて覚醒させることが、ジャルジン教育の目的です。
これをはっきりと骨髓に刻んで帰らなければならないというのが、このジャルジン世界平和理想家庭教育本部(で行う修練会)の鉄則です。地球の果てまで行っても、ここで決心したことが変わってはいけません。
第四節 南北米統一運動の課題と実践
南北米統一の方向性
真の父母様は、「南北米が一つになるためには、北米がアベルの立場で、カインの立場にいる南米を助けてあげなければならない」と強く主張された。そして、南北米を統一できる各種機構をつくり、各国の首班たちに会って、その必要性を力説されたのである。特に、真の父母様を中心に南北米が一つになれば、歴史的にカトリックとプロテスタントが争ってきたキリスト教文化圏のヨーロッパも、真の父母様を中心として一つになることができ、ひいてはユダヤ教とキリスト教、キリスト教とイスラームも、真の父母様を中心として一つになることができると考えられた。このため、「交叉祝福結婚を通して、南米のカトリックと北米のプロテスタントが一つにならなければならない」と語られたのである。
1 キリスト教を中心として、アメリカがアベルであれば、南米はカトリック圏としてカインです。ラテン文化圏、カトリックはカイン圏です。兄と同じです。兄であるカトリックは、プロテスタント、弟を通さなければなりません。弟は、このカトリックを助けてあげなければなりません。
父母様が今までしたこととは何でしょうか。アメリカで新教、弟のアベル国家圏である北米を一つにし、その上に父母様が来て、アメリカにできたすべての勢力基盤を通し、この南米諸国、カトリック文化圏を消化しようというのです。父母様は、カトリック文化圏に付いていくために来たのではありません。また、統一教会がカトリック文化圏に付いていくのではありません。統一教会が現れれば、カトリック文化圏は統一教会を通して行かなければならず、ブラジル人は父母様を通して行かなければなりません。
2 南北米が一つになれば、一つの国になります。ヨーロッパは一つの国のようになっていますが、連合体制に向かうのです。今後、問題になるのはドイツとフランスです。この二つの国が怨讐国家なので、今後、問題が多いのです。これをどのようにするのでしょうか。ヨーロッパの歴史と文化的背景が同じだった時代に遡れば、キリスト教文化圏になります。結局、南北米さえ一つになれば、ヨーロッパが一つになるのは問題ではありません。ヨーロッパが一つになったあとは、ユダヤ教とキリスト教、キリスト教とイスラームが一つになることが可能になります。ですから、問題は南北米がどのように一つになるかということです。
文化的基準でキリスト教文化圏になっていて、現代社会を動かすことのできる主導的な役割を、アメリカが中心となって担っています。南米は今まで、そのようなアメリカに反対してきました。これが一つにさえなれば、強大な勢力になります。そのようになれば、ヨーロッパも自然にキリスト教文化圏、南北米もキリスト教文化圏、その次に、アジアもキリスト教文化圏になるのです。ですから、お父様は南北米のキリスト教文化圏を一つにして、アジアまで連結しなければなりません。アジアと南北米さえ一つにすればよいのです。そのようにしなければ、生きる道がありません。
3 アメリカ人は南米に行って訓練し、南米の人はアメリカに行って訓練しなければなりません。二ヵ国語を話せるようにして、これから一つにするのです。
南米伝道と北米伝道をして、プロテスタントとカトリックを一つにするために、交叉結婚をさせるのです。そうすれば、一つの国になるのです。交叉結婚をすれば、父母様の話を聞くようになっています。キリスト教文化圏は、すべて兄弟と同じです。韓国人と日本人は怨讐関係にありますが、怨讐の国の人とも私が交叉結婚をさせてあげたので、カトリックとプロテスタントの交叉結婚は問題ありません。交叉結婚をすれば一つになるのです。
4 南北米さえ一つになれば、ヨーロッパは自動的に統一され、ローマの失敗とユダヤ教の失敗と、ヤコブ家庭における失敗まで復帰するのです。十支派と二支派に分かれて闘った、そのような分立された歴史から、エデンに帰ってアダムとエバ、体と心が分かれたその縁まですべてはんだ付けして埋めるのです。ここから世界的家庭まで、堕落圏内のすべてが含まれます。世界レベル、ヨーロッパレべル、ローマレべル、ユダヤ教レべル、アダム家庭レベル、これが二つに分かれました。すべてがカイン・アベルに分かれてきたのです。
それが反対に、一つになるというのです。統一がここから始まります。総蕩減しなければなりません。今や摂理史的な全体をすべて蕩減したので、全体大勝利です。八段階勝利、全体勝利という標語になります。南北米が一つになれば、キリスト教文化圏を中心として、ヨーロッパにおける旧教と新教の争いが終わり、統一されるのです。
5 お父様がキリスト教以上のアベル教団をつくったので、アメリカはこの統一教会に従わざるを得なくなるでしょう。カイン・アベルが一つになるというのです。カイン・アベルが一つになるので、アメリカがプラスになります。南米はカトリックですが、兄なのでカインになります。これを一つにすれば、世界が統一されるのです。
イエス様の時代にイスラエル民族と世界が分かれたのてすが、それがどのようになっていますか。ローマはイエス様に反対しましたが、イエス様の死によってキリスト教が世界的新婦圏に発展したあと、その中間に出てきたのがイスラーム圏です。それで、イスラエルと紛争するのです。中東では宗教的に、イスラエルとイスラーム圏が紛争中です。極東では金日成主席と統一教会がカイン・アベルの立場です。これが一つにさえなれば、天下がすべて一つになります。
世界的代表国家型であるアメリカがアベルの立場に立ち、南米はカインの立場になるのですが、これを一つにしなければなりません。そのようにしてこそ、統一天下が訪れるのです。逆に、世界圏内にあるヨーロッパを代表し、国家を代表し、氏族を代表するアベル圏とカイン圏に分かれたものが一つになることができ、体と心が統一されるモデルになります。逆さまにもってきて、すべて合わせることができます。ですから、アメリカを引き入れて、南米を協助できる基盤を築いたというのです。
6 北米がアベルの立場に立って、カインの立場にいる南米を救わなければなりません。そのためには、すべてを投入しなければなりません。アメリカの人々がお父様の精神を受け継ぎ、自分の生命と財産を南米のために投入すれば、南米を救うことは問題ありません。高気圧があれば、自然に低気圧に向かっていって埋めてあげるのと同じように、高い段階にいるアメリカが南米を救わなければなりません。
アメリカ人たちは、「私たちには貧しい南米は必要ない」と言うかもしれませんが、南米のためにすべてを投入しなければなりません。統一教会の人々は、そのようにしなければならないのです。その長子圏を代表した南米と一つにならなければ、真の家庭と連結される道がありません。皆さんが真の家庭と連結されなければ、真の地上天国の道はないのです。
Thursday Oct 12, 2023
真の父母経 第296話
Thursday Oct 12, 2023
Thursday Oct 12, 2023
ジャルジン第八宣言—「天宙真の父母連合」宣布
真の父母様は、真の父母様の御聖誕八十周年記念行事の一環として、二〇〇〇年二月十三日、ソウルのリトル・エンジェルス芸術会館において、「天宙真の父母連合」を宣布され、「天宙平和統一家庭堂」を創立された。また、天宙真の父母連合の宣布はジャルジン第八宣言に該当すると語られた。
「ジャルジン第八宣言」の要旨
真の父母様が今までしてきたことは、個人完成、家庭完成、国家完成、世界完成、神様解放、真の父母解放、サタン解放、地獄解放であった。真の父母が、天宙のすべてのものを連合した「天宙真の父母連合」の中心になる。「天宙平和統一家庭堂」で国を建てれば、国民は改めて戸籍を届け出て入籍しなければならない。
25 神様が囹圄(牢獄・獄舎)の身になっているので、息子、娘が解放してさしあげなければなりません。ですから、祈りなさいというのです。神様の安息所を拡大させるためです。そのような意味で、「天宙真の父母連合」をつくりました。「天宙真の父母連合」は、霊界と肉界の連合です。
26 天宙全体が真の父母連合体です。真の父母は、天宙と国家の連合体です。真の父母が完成しなければ、万物である生物・鉱物世界はすべて、完成できません。霊界もそうです。魚や獣や植物や鉱物までも、すべて真の父母の名を再びもらわなければ、解放されないというのです。そのような意味で、「天宙真の父母連合」です。天宙自体が既に一つになったのです。神様を中心として一つになっているので、地上でも必ず一つにならなければなりません。国々は、今に至るまで統一天国になっていないのです。国家メシヤたちが国と国を一つにしなければなりません。カイン・アベルが一つにならなければならないのです。
27 お父様は今まで、個人完成、国家完成、世界完成、神様解放、真の父母解放をしてきたのです。サタンまでも解放して、地獄を解放するために歩んできました。本然のエデンの園ではアダム家庭一つでしたが、世界時代において、すべての人々が天国に入るようになるのです。今や家庭の価値が同等になるというのです。
今までお父様が闘って成し遂げた価値が、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙的価値となったので、絶対信仰、絶対愛、絶対服従をすることにより、一切異なるものがない純粋な立場で吸収、統一されれば、真の父母の愛と生命と血統と良心基盤がそのまま連結されるので、サタンは関係なくなります。
神様が私たちの家庭から世界まで、自由自在に活動できる時代に入ったというのです。そこには、日本もなく、アメリカもありません。そのようなものは否定するのです。そのようなことをするために、「天宙真の父母連合」をつくりました。真の父母がすべてのものをもっています。真の父母の前に行けば、すべて入っているというのです。個人完成、家庭完成、すべて入っています。
28 「天宙真の父母連合」をつくったのは、天の問題や地の問題を中心として、全権をもって結束したからです。
周辺のすべてが分かれています。カイン・アベルが分かれ、父母が分かれ、国が分かれ、世界が分かれているというのです。外的にそのようになっています。体と心が分かれて個人が分かれ、家庭が分かれ、氏族が分かれ、民族が分かれ、国家が分かれ、世界が分かれ、天地が分かれたのです。
外的にそのようになっているのですが、それをどのように統一するのでしょうか。この根本において、すべてが一体圏にならなければなりません。ですから、「天宙真の父母連合」です。真の父母が、天宙のすべてのものを連合した中心なのです。
第三節 世界平和理想家庭教育本部と四十日修練
世界平和理想家庭教育本部
真の父母様は、一九九八年七月一日、ブラジルのジャルジンに世界平和理想家庭教育本部を建て、全世界祝福家庭四十日修練を実施された。そして、すべての祝福家庭が子女と共に教育を受けなければならないことを強調された。
1 ブラジルのジャルジンに、世界平和理想家庭教育本部を建てています。平和の世界を築くためには、理想家庭が連結されなければなりません。理想というものは変わりません。ですから、理想世界も、変化する世界ではありません。理想世界は、変わらない世界だというのです。そして、その理想世界は、二つではありません。一つです。「理想的な人」と言えば、一つのモデルのような人のことを言うのです。その理想という言葉には、絶対の概念、唯一の概念、不変の概念、永遠の概念が存在します。
2 ジャルジンに修練所を建てています。ジャルジンで一週間の修練を計画し、その修練を受けなければなりません。ここの収容人数は五千人が定員ですが、大講堂の周辺に楽に座って聞くことができ、寝ることのできる施設を造れは、一万人を収容できます。そうして、小学校から中学・高等学校、大学まで、何でもできるようにすべて造っておくのです。ですから、修練所が一つの都市になるでしょう。そのようなものを見れば、お父様の構想は素晴らしいと言うでしょう。
教育するための準備ができているので、核心要員の基地を造らなければなりません。そうして、国家の人脈を掌握しなければなりません。そのようにしなければ、国家を動かせないのです。人脈さえ掌握すれば、国を動かせる環境条件をすべてつくっておきました。
3 ジャルジンに修練所があります。ここで祝福家庭四十日再教育をするのです。それが伝道だと思わなければなりません。子女が十七歳、十八歳になれば、家庭教育をしなければならないのです。南米の祝福家庭は、全体が四十日修練を受けなければなりません。このようにして、新しく定着できる家庭として、モデルに合うように再教育をしなければなりません。それにより、家庭の定着が実現されます。そうして、杭を打ち込み、網を新たに編まなければなりません。そのようにしなければ、すべて流れていってしまいます。
4 お父様は、世界平和理想家庭教育本部をブラジルのジャルジンに建てました。韓国の裏側に建てたのです。そこを経ていかなければなりません。日本食口と韓国食口たちは、すべてそこで教育を受けなければなりません。
四位基台が教育を受けなければならないのです。父母と息子、娘が行って教育を受けなければ、戻ってくる道がありません。ここで家庭教育をするのです。ですから、一人で来た人は、四十日修練を終えても認めません。自分の妻や夫と一緒に来なかったのに、なぜ認定するのかというのです。妻が来ることができなければ、息子、娘を連れてきなさいというのです。本来は、父母と子女までみな来て教育を受けてこそ、一つになるのです。徹底して根本を教えてあげるのです。
5 家庭教育が終われば、一族教育を指示するつもりです。ですから、家庭教育時代は過ぎ去るのです。行かなければむち打ってでも、ジャルジン教育を受けさせなければなりません。ジャルジンを経なければ巡っていくことができません。この世を巡っていかなければならないのです。
お父様は、頂上にいたところを世の中から追い出され、地上・天上天国を成就できなかったので、右側のキリスト教文化圏を中心として収拾するのです。失ったものを荒野で、個人、家庭、氏族を中心として、家庭的に連結し、サタン側の家庭の上に上がって、家庭的代表である父母様と神様をお連れして、この地に降りてくるのです。この環境に行こうとすれば、ここから巡っていかなければなりません。このような教育をしなければならない所が、ジャルジンの世界平和理想家庭教育本部です。
6 祝福は四方で受けましたが、天国に入るときの出発線というのは一つです。そこが南米のジャルジン修練所です。世界平和理想家庭教育本部という名前を付けました。天国に入る理想家庭です。ですから、家庭的教育をするのです。それゆえ、一人で来てはいけません。夫婦だけで来てもいけません。本来は、息子、娘、四位基台を中心として教育を受けなければなりません。
これからは、国家が世界復帰時代に入ろうとすれば、自分の息子、娘だけではなく、一族が再び教育を受けなければならないのです。その過程を経て、全体が祝福を再び受けなければなりません。教会祝福、その次に国家祝福を受けなければなりません。国家祝福を受ければ天国に入るのですが、その祝福を前にして、天国に入っていけるようにするために行う家庭教育が、今のジャルジン教育です。
7 お父様がすることは、お父様の思いどおりにしているのではありません。縦的な全体の内容が横的に拡大することができ、環境的条件に合う主体と対象を等しく合わせていくのです。皆さんは、今の時代にこのような現実を見ていますが、このみ旨がどのように出てきたのかというその複雑な内客を知りません。今や皆さん誰もが、み旨の完成と、み旨を中心として解放の位置に君臨できること、皆さん各自が置かれている位置で世界がどのようになるかということを知り得る時代になったというのです。
これを知ったので、これから定着の問題が起きます。永遠の個人的定着の場がどこかというのです。このすべてのものは、家庭にあります。ですから今、ジャルジンに世界平和理想家庭教育本部を造り、家庭教育を行っているのです。この地の果てから地の果てに回って入っていくのです。それが復帰です。地球星を回って入っていくのです。祝福家庭は、ジャルジン教育を経なければなりません。
Thursday Oct 12, 2023
真の父母経 第295話
Thursday Oct 12, 2023
Thursday Oct 12, 2023
ジャルジン第六宣言—総霊界霊人解放式
真の父母様は、一九九八年十月五日、秋夕を迎え、ブラジルのサンパウロにおいて、国家メシヤが参加する中、「総霊界霊人解放式」を宣布された。真の父母様は、この宣布をジャルジン第六宣布と命名された。
「ジャルジン第六宣言」の要旨
真の父母様は、総霊界を解放された。その霊人たちは、神様のみ前に解放されることにより祝福を受けることができるのだが、祝福をただそのまま受けてはいけない。地上に再臨し、地上天国の建設に協助しなければならないのである。
20 アダムが堕落することにより、サタンの体を受け継いだ基準で人類が誕生しました。ですから、サタンの子孫ではなく、神様の子孫になるためには、天の国に入らなければなりません。ところが、天の国に入ることを決定するのは、霊界ではありません。地上でしなければならないので、地上に完成できる真の父母が来て、世界的な舞台の上で解放しなければなりません。そのためには、国家基準を越え、世界基準を越えることができる立場に立って、世界的な祝福をしなければなりません。
人類の解放圏を迎えることができる限界線を越えてこそ、霊界にいる先祖たちが祝福を受けられるようになるというのです。天使長が、地上でアダムとエバが祝福を受けられないようにしたことが堕落だったので、これを蕩減復帰するためには、霊界に行っているすべての霊人たちが祝福を受けなければなりません。今やその霊人たちが祝福を受け、祝福を受けた天使長の立場で、祝福を受けた地上の子孫、アダムの立場にある子孫に降りてきて協助できる時代が来たというのです。
21 家庭で結婚を誤って地獄が生じ、天上世界に楽園と中間霊界、地獄が生じました。このすべてのものは、堕落によって生じたのです。神様の祝福を受けていたならば、家庭的基盤の上で神様の完成した愛の血統的関係を受け継ぎ、自動的に天国に直行したはずですが、これが切れてしまいました。ですから、サタンの血統によって汚されたすべての歴史を断って完全に取り消し、なくしてしまわなければなりません。これを再び、本然のアダムとエバが祝福を受けられなくなった位置で、接ぎ木(の役事を)してあげなければなりません。
天使長が、アダムと共に天国に入れるようになっていたのと同じように、地上で祝福を受けた家庭が天国に直行するようになるとき、天使長の立場にいる先祖たちも、一緒に入っていかなければならないというのです。これが整備されなければ、霊界と肉界に残された地獄、地上地獄と天上地獄の門を開くことができません。この門を開くことができなければ、地上に神様が願う理想的な個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、地上天国と天上天国は連結されないのです。偽りの父母の愛、生命、血統によって残されたものなので、これを清算することには、神様もサタンも手を付けることができません。どこまでも完成したアダム、来られる再臨主が、真の父母の立場で、天の秘密、サタンの秘密、歴史の秘密を解いて解決しなければなりません。
ジャルジン第七宣言—真の祝福天宙化とサタン血統根絶完成解放宣布
真の父母様は、一九九九年一月八日、ウルグアイのブン夕・デル・エステにおいて、「真の祝福天宙化とサタン血統根絶完成解放宣布式」を挙行され、「この宣布は、天宙的四・四節である」と語られた。また、この宣布をジャルジン第七宣言であると語られた。
「ジャルジン第七宣言」の要旨
地上天国を建設しようとすれば、天上に恨をもった霊が一人もいてはいけない。特に未婚の霊たち、結婚できなかった人々、あまりにも幼くして死んだ人々も祝福してあげなければならない。その霊人たちもみな、成長するための教育を受けるようになる。幼い時に死んだとしても、成長したあとに教育を受けて、未婚の青年男女として祝福を受けられる恵沢を受け、その次に、地獄の殺人鬼までも、聖人たちと共に祝福が受けられる門を開いてあげたのである。
22 一九九九年一月八日、午前七時半を越え、八時に向かう四・四数の立場で、「四・四節」とともに家庭と国と全世界が天国に入ることのできる解放的起源を備え、真の祝福天宙化とサタン血統根絶完成解放宣布式をすることによって、全天宙がこれを認識し、それによって地獄や善なる霊人たちの前を塞いでいた塀を崩し、完全に解放いたしました。ですから、光明の天国を眺める地上の蕩減路程を早く解消し、本然の基準において真の父母がこの地上にいる間、地上に来て共に侍って暮らしたという条件を残すことによって、完全解放圏を備え、すべてが天国行きの祝福を受ける家庭の群れになれるようにお許しくださることを切にお願い申し上げます。
この時間、この式典を、(天の)お父様、喜んでお受けくださることを切に願い、望みながら、このことに同行し、成就して、宣布してくださるようにお願い申し上げます。アーヂュ、アーヂュ、アーヂュ!
23 霊界にいるすべての先祖たちを解放してあげなければなりません。サタンも解放してあげなければなりません。皆さんが祝福してあげた百六十家庭が、カイン圏の一族になるので、彼らを自分の一族と連結させて、献納式をしなければならないのです。総生畜献納式をすれば、その基盤の上で百二十代の先祖を祝福してあげることができます。そして、百二十代の先祖と共に、百二十代の王と大統領たちを祝福することによって、その国民と息子と王が主流に対して横的に傍系の皇族圏になるのです。
彼ら全体を祝福することができるよう、解放してあげなければなりません。百二十家庭は、イエス様がイスラエル圏の国を中心として解放してあげようとしたものですが、霊界でそれをすべて解放してあげなければなりません。キリスト教圏をすべて解放してあげなければならないのです。真の父母の時代なので、百二十代さえするようになれば、自動的に統一天下圏に越えていきます。百二十代をすれば、天国に入るのです。これを、真の父母と神様が許諾します。
24 神様は、「地獄の門を開いて、殺人鬼まで祝福してあげなさい」と言うことはできません。神様もそれをしないのです。ところがお父様は、大胆にも地獄の門を開き、「天国に早く来なさい」と言うのです。死んだ人々の中で、統一教会に反対していた人々に対しても霊肉結婚(霊肉界祝福結婚)をさせ、地上で三日式(三日行事)までさせました。霊肉祝福一体圏を形成して三日式までするようになったので、地上で結婚もできずに霊界に行っている哀魂(哀しみをもった霊人)たちと、年齢が十六歳以上のすべての人たちまで解放してあげるのです。その人々まで祝福してあげます。
ですから、地獄の門を開き、霊界に行ったすべての人々を祝福してあげることによって、神様の血族的権限を認定するのです。それゆえ、サタンは完全に後退せざるを得ません。これは革命です。堕落によって死んだすべての霊人たちが天国に行ける環境をつくっておいたのです。すべての先祖たちが祝福を受けた圏内で霊界に入ることのできる環境をつくり、天国に行ける高速道路を造っておいたのです。そのような基盤をすべて蕩減復帰したということです。
神様が造られた霊界には、堕落した人間が住むようにはなっていません。その霊界では、完成した祝福家庭たちだけが暮らすことができるのです。アダムが完成したのちに生活する天国のような環境です。ですから、神様が全権をもって、世の中のすべての小さな所から大きな所まで、思いどおりにできるのです。祝福を受ければ、「真の祝福天宙化とサタン血統根絶」が成就します。打ち砕くのです。あらゆる地上の一族が天国に向かう、出エジプトのような地上世界の出発が始まります。モーセが八十歳で出エジプトしたのと同じように、これからは真の父母、家庭王として、世界、地球星の出発をするのです。
Thursday Oct 12, 2023
真の父母経 第294話
Thursday Oct 12, 2023
Thursday Oct 12, 2023
12 ジャルジン第四宣言は、宿命的提案解怨です。これを掲げて現れることにより、サタンの血統を断ち、それを解放できる時代にまで来たというのです。父子関係とは、父と息子の関係です。息子にならなければならないのに、僕になり、庶子になり、養子になっています。ここには神様の本然の血統的基準がありません。ですから、宿命的課題として、これをすべて清算しなければなりません。
父子関係というものは、どこの誰も、神様も引き離すことができません。神様が引き離すことができたならば、復帰摂理をする必要もなく、再び造ればよいのです。宿命的関係なので、これは取り替えることができません。父子関係や夫婦関係を思いのままに引き離せば、サタンの籠絡に完全にたぶらかされて、祭物になってしまいます。宿命的父子関係、その次に宿命的夫婦関係です。
アダムとエバには、取り替えられる存在がいませんでした。アダムとエバ以外に、女性がもう一人いて、男性がもう一人いたのではありません。宿命的関係です。やり直すことはできません。子女は宿命的子女です。宿命的父母、宿命的夫婦、宿命的子女、宿命的兄弟の愛が連結されているので、それが家庭理想の伝統として千年、万年、その基準を続けて連結されたものが神様の家庭であり、神様の氏族であり、神様の民族であり、神様の国であり、神様の世界であり、地上・天上天国にほかならないというのです。
13 宿命的な課題として解放した夫婦にならなければならず、兄弟にならなければなりません。兄弟を取り替えることができますか。血統が連結されています。宿命的なのです。完成したその家庭がすべての家庭の願いなので、その宿命的家庭の願いを解怨成就しなければなりません。それが祝福家庭の使命です。お父様がつくり出した言葉ではありません。一つの宿命的な、秘密の内容を表現したのです。
皆さんの実体圏の価値を同等な価値として認定するための教示内容なので、そこに順応し、相対的基準に完全に入っていけば、神様と苦楽を共にすることができ、解放圏だけでなく相続権まで引き継げる自由天地が訪れるというのです。そのようにすべて宿命的な願いを果たしたので、アダム家庭の四位基台の完成です。明確な提案です。宿命的提案は、神様もできないのです。真の父母がするのです。サタンもできません。堕落しないで天の国の祝福を成就できる基盤に帰ることにより、地上・天上天国の開門が始まるのです。
14 ジャルジン第四宣言は、宿命的提案解怨です。その提案を、神様はできません。神様ができたならば、アダムとエバの時、堕落したことを一瞬にして復帰できました。摂理歴史は、そのようにはいかないのです。できないというのです。神様は、怨讐の愛の血族が連結されたものは、手を付けるのも、見るのも嫌なのに、どのように干渉するのですか。血統が変わったのです。これを断たなければなりません。血統を転換して、解放圏が広がらなければなりません。そして、解放時代に神様の宿命的提案解怨をするのです。
歴史始まって以来、絶対父母、絶対夫婦、絶対兄弟、絶対子女、絶対家庭を中心に宿命的課題として塞がっていたものを、お父様がすべて清算しなければなりません。それを完成したアダムがすることによって初めて神様と父子関係、絶対、唯一、不変、永遠の関係を結ぶのです。
ジャルジン第五宣言——「四・四節」宣布
真の父母様は、一九九八年九月八日、アメリカのアラスカ・コディアクにおいて、家庭的「四・四節」を宣布された。そして、一九九八年九月二十日、ベルベディアにおいて「摂理的総整理」という題名でみ言を語られる際、家庭的「四・四節」の宣布をジャルジン第五宣言と命名された。
「ジャルジン第五宣言」の要旨
神様がアダム家庭を失ったのは、第一代四位基台を失ったことである。その次に、アダムとエバの息子、娘である孫、孫娘を失ってしまった。ゆえに、真の父母様がこの地に来られ、アダムの代身家庭として第一代四位基台を取り戻し、アダム家庭の息子、娘の四位基台を天のみ前に探し立てられたのである。それにより、地上に天が探し求めていた第一代四位基台と第二代四位基台を一度に取り戻した。そうして、南北統一が成就でき、全世界が統一され、天地が統一される条件が成立した。ゆえに、神様が失った第一代四位基台と第二代四位基台を取り戻したことを記念して、「四・四節」を宣布することになったのである。
15 (天の)お父様、今や三億六千万双を祝福することによって、サタン世界の血統断絶のために、韓国では青少年の純潔教育が既に終わり、日本とアメリカを通して全世界に拡張できる教育をしておりますので、その教育があなたのみ旨の前に日進月歩し、勝利の権限とあなたの解放的全体・全般・全能・全権の行使ができる時代が結実するようお許しください。四数を中心としたアダム家庭の四位基台と、アダムの息子、娘の四位基台を中心として、歴史的伝統を世界化できませんでしたが、きょう、真の父母の四位基台とともに、すべての家庭がそのような立場に立ってサタンを取り除き、汚されたすべての血統を消して越えていける全体解放時代を迎えるようにしてくださった恩賜に感謝いたします。
一九九八年を中心として九数もサタン数であり、十九数もサタン数ですが、ここに八数を連結させることにより、この日、九月八日、新しい解放の出発を宣言できる四・四数の基盤を踏み締め、地上の四数と天上の四数を中心として、解放的な天宙に向かってすべての家庭が前進し、入籍できる天国時代を迎えるようにしてくださった恩賜に感謝いたします。
きょうを起源として、数においてもサタンが讒訴する条件がないようにするために、このことをあなたのみ名と真の父母の名とともに、全天宙と全体の前に宣布することを願いますので、この日、あなたの権限をもって、全体、全般、全能、全権の能力を中心として行使できる解放の時代を迎えられるよう、祝福してくださることを切にお願い申し上げます。
きょうこの時間、真の父母の名と神様のみ名とともに、連結された喜びの解放の宣言とともに、万民解放圏を継ぎ合わせることができる勝利の宣布をしようと思いますので、受け取ってくださいますことを切にお願い申し上げます。今や、「四・四節」の解放の日を宣布したことを、地上と天上に、神様と真の父母様が重ねて宣言してくださることを願いながら、真の父母の名によって、「四・四節」を宣布いたします!아주、アーヂュ、アーチュ!
16 「四・四節」が宣布されることにより、天が全体、全般、全能、全権の時代に入るのです。天が計画するすべてのことが地上に成し遂げられる、直接的な結果が現れる時が来るというのです。サタン世界は、体制がすべてできています。様々なものが複雑に絡み合っていますが、一体化し、一つの方向に全体が全般的な基準で一つにならなければなりません。その次に全能です。天が思いどおりにできるのです。サタン世界には全能がありません。今まで、立てられた国家的な基準で全権の時代になっていたとすれば、それを過ぎて全能の時代になります。何であっても、国家と世界に影響を及ぼす自由奔放な世界に越えていくというのです。
17 「四・四節」の宣布以降は、世界が変わります。国家的基準にあるサタンが、世界的基準に対して干渉することはできません。
今までは神様もお父様も、サタン世界に対して「滅びなさい」と祈ることができませんでした。「怨讐を愛しなさい」と言っていたのに、「怨讐よ、滅びなさい」と言うことができますか。ですから、怨讐を愛さなければ、必ず蕩減を受けるのです。それゆえ、怨讐を愛さなければなりません。
しかし今、私たちは、サタン世界の国家的基準を越え、神様が国家と世界を越えて、全世界の家庭も越えたので、サタンは離れていき、神様がエデンの園でアダム家庭から始め、天国全体を管理していた時代が開門されました。それにより、神様の全権時代が来たのです。神様がしたいとおりにできる時だというのです。
18 三億六千万双を祝福するに当たって、半分以上、目標を達成したので、神様が思いどおりに管理できる時代が来ました。家庭全権時代です。蘇生、長成を越えました。一つの国を建てて、平和の世界に行くことのできる大転換期だというのです。三分の二を越えたので、長成圏を越え、完成圏内に連結されることにより、神様が思いどおりにできるというのです。地上世界と霊界が分かれ、個人、家庭、氏族、民族が分かれていましたが、一つになることによって、本然の完成したアダム家庭とアダムの息子、娘の家庭ができたように、全世界の家庭が大転換するのです。ひっくり返るのです。天の側の家庭完成基準から見るとき、神様、アダム、その次にアダムの息子、娘、三代圏の家庭が完成するのです。それが四位基台完成です。三対象目的を完成するのです。これにより、神様がその中で直接主管することができます。
真の父母を通して、天と連結させる宣布式が「四・四節」です。霊界と肉界を連結させるのです。神様の創造理想的なその国と分かれていたものを一つにし、天の国の宮に入っていくのです。偽りの父母が破壊したものを、真の父母が継ぎ合せて天のみ前にお返しするのです。それが「四・四節」宣布です。
これから、皆さんには蕩減が必要ありません。歴史を中心として蕩減してきたものが、即決処分される時代が来るというのです。アダムとエバが堕落したことを何千万年もかけて蕩減してきたのですが、今や自分が誤れば、自分が天の国の法の規制によって処分を受けるので、監獄にも行き、ありとあらゆることが起きるというのです。ですから、誤れば即刻、処分を受けるのです。
19 皆さんは、百六十家庭を整備しなければなりません。これが必要です。なぜ百六十家庭を整備しなければならないのでしょうか。十六数に合わせるのです。また、四数の四倍数なので、「四・四節」を宣布したのです。
六・二五動乱の時、韓国を助けてくれた国連軍も十六ヵ国でした。また、韓国と北朝鮮がソウルオリンピック大会を契機として国連に加入したのですが、百六十番目と百六十一番目の加入国です。百六十数はサタン分立数ですが、これで終わりです。これを見るとき、新しい出発ができる希望が残っているというのです。韓国が初めてそのような時に合わせ、世界的な摂理のプログラムを中心として越えていけるのです。
Thursday Oct 12, 2023
真の父母経 第293話
Thursday Oct 12, 2023
Thursday Oct 12, 2023
4 絶対信仰、絶対愛、絶対服従という概念は、神様から生じたのです。神様御自身が、絶対信仰をもって創造しました。また、神様が、他の体としてではなく、一つの体のように思う一体理想をもって創造したのです。神様御自身が完全に服従したのです。この理想的実体に対して、完全に投入しました。投入して忘れ、永遠に投入して忘れてしまったのです。完全服従の概念の上に立っていた主体者が、神様だったというのです。
皆さんは、「絶対信仰、絶対愛、絶対服従」と言えば「ジャルジン宣言だ」と言いますが、それは父母様を中心として、皆さん自身が絶対に信じなさいということではなく、そのような主体に、皆さん自身がならなければならないということです。皆さん自身が、絶対信仰の実体、絶対愛の実体、絶対服従の実体にならなければなりません。そうしてこそ、神様の対象になるのです。それが公式です。神様がそうなので、その相対になる人も、自然にそうならなければなりません。
5 ジャルジン第一宣言は、絶対信仰、絶対愛、絶対服従です。神様が天地を創造するとき、この三つの概念の上で創造したのです。
統一教会員たちは、お父様の進むところに対して、どのような疑いももってはいけません。批評をしてもいけません。絶対愛の道です。どのように出発をしても、結果的に答えは一つです。永遠に一つです。昼と夜が過ぎ、季節が過ぎ、生命が尽きても、永遠に神様の答えは同じだというのです。
ジャルジン第二宣言———絶対、唯一、不変、永遠の神様に似た者となろう
真の父母様は、一九九八年八月七日、神様の四大属性である絶対・唯一・不変・永遠性に似た子女、夫婦、父母となり、地上天国の永遠なる基地である真の家庭を完成しなければならないという内容のジャルジン第二宣言を発表された。
「ジャルジン第二宣言」の要旨
神様は、絶対、唯一、不変、永遠なるお方である。私たちは神様の子女なので、神様の属性に似て、絶対子女、唯一子女、不変子女、永遠子女にならなければならず、絶対夫婦、唯一夫婦、不変夫婦、永遠夫婦として生きなければならない。そして、絶対父母、唯一父母、不変父母、永遠父母にならなければならず、絶対家庭、唯一家庭、不変家庭、永遠家庭として完成しなければならない。神様は、絶対なる真の父であり、唯一の真の父、不変の真の父、永遠の真の父である。そのような父は、絶対、唯一、不変、永遠の息子を探し求める。そのような息子、娘たちは、絶対夫婦、唯一夫婦、不変夫婦、永遠夫婦にならなければならない。そうして、彼らが安着するための家庭が、絶対家庭、唯一家庭、不変家庭、永遠家庭である。そのような家庭が、神様と共に生きることのできる地上天国の永遠なる基地なのである。
6 第二次ジャルジン宣言は、絶対、唯一、不変、永遠の父母、夫婦、兄弟、子女と家庭を完成しなければならないというものです。これが第二次ジャルジン宣言です。これは、家庭だけではありません。絶対、唯一、不変、永遠の氏族、絶対、唯一、不変、永遠の国家、絶対、唯一、不変、永遠の世界、絶対、唯一、不変、永遠の地上天国を完成しなければならないというのです。それが、神様の本来意図していた創造理想です。家庭から出発し、氏族を連結するのです。そうして、絶対氏族、絶対国家、絶対世界、絶対地上天国、絶対主人であられる神様まで連結するのです。
神様は、真の父母、真の師、真の王です。人間にとって最も貴いのは、父母であり、師であり、王ですが、神様はそのような三つの格をもっていらっしゃり、その上に絶対、唯一、不変、永遠の性稟をもっていらっしゃるのです。皆さんは、そのような神様の子女として立たなければなりません。そうすれば、神様が上から直接降りてくるのです。神様と同じ価値をもつというのです。
ジャルジン第三宣言——第一創造主、第二創造主、第三創造主になりなさい
真の父母様は、一九九八年八月二十一日、ジャルジンの世界平和理想家庭教育本部において、第一回四十日修練会の修練生に対して二世教育の重要性について語られ、「第一・第二・第三創造主になりなさい」という旨のジャルジン第三宣言を発表された。
「シャルジン第三宣言」の要旨
神様は、第一創造主としてアダムとエバを創造され、アダムとエバは第二創造主として私たちを創造した。それゆえ、私たちは第三の創造主になる。神様にとっては息子、娘(アダムとエバ)を失った悲しみも大きいが、孫をもつことができなかった恨もある。三代が第一創造主と同じ心情をもち、一つの家で一緒に暮らさなければならない。
7 ジャルジン第三宣言は、神様は第一創造主であり、アダムは第二創造主であり、アダムの子孫は第三創造主だというものです。第三創造主は、神様の完成を実現できる人のことを意味します。神様の解放と父母の解放を成し遂げてさしあげられる人だというのです。ですから、その第三創造主、アダムの子女は、第三次実体王国を創造する主人です。人間にはそのような価値があるのです。
8 ジャルジン第三宣言は、第一創造主、第二創造主、第三創造主に関するものです。創造主は堕落できません。神様は堕落することはできないというのです。神様は無形の創造主であり、アダムは有形の創造主ですが、愛の理想である四位基台を造成することができませんでした。アダムとエバの四位基台を造成することができず、アダムの息子、娘の四位基台を造成できなかったので、実を結べなかったのです。実が腐ってしまったというのです。
9 ジャルジン第三宣言は、第一創造主、第二創造主、第三創造主に関するものです。無形の神様御自身が創造したというのです。無形の神様は第一創造主、アダムは第二創造主であり、アダムの息子、娘は無形と実体の両方の父母の愛を受けて、霊肉界の統一的な実を結んで完成することにより、霊界と肉界の完成圏をもたらす第三創造主の基盤をもつことができるのです。
創造主は、永遠に堕落することができません。神様が堕落できますか。第一創造主の愛に、第二創造主が永遠に一体になれば、堕落することはできず、その息子、娘も堕落することができません。そのようになる時代が来たのですが、いまだに神様と宿命の父子関係が結ばれていません。夫婦関係も結ばれていません。子女関係を結ぶことも宿命的課題です。
ジャルジン第四宣言——宿命的提案解怨
一九九八年八月二十八日、ジャルジンの世界平和理想家庭教育本部で挙行された第二回「七・八節」の敬礼式において、国家メシヤと四十日修練生が参加する中、真の父母様は、ジャルジン第四宣言である「宿命的提案解怨」を宣布された。
「ジャルジン第四宣言」の要旨
神様と私たちは父子関係である。父子関係は宿命である。父母のすべての恨と問題は、子女だけが解いてさしあげられる。それをすることが子女の道理である。入籍した家庭において、不信や背信は二度とあり得ない。神様と私たちは父子の関係として共鳴し、統一されなければならない。
10 天地父母天宙安息圏を願ってきた神様です。これは宿命的な使命です。運命的な使命であれば、子女の使命を父母が代わりに担うことができます。夫の使命も妻が代わりに埋めることができます。しかし、父子関係は宿命的な問題です。父子の関係を誰が代わってあげられますか。神様も変えられません。永遠に変えることができないのです。そのような宿命的解怨をしてさしあげられなかったというのです。神様は父子関係を結んでみたことがありません。かわいそうな神様です。
そのような理想的な家庭を願い、出発命令をされる神様の悲惨な状況を、はっきりと知らなければなりません。宿命的な夫婦です。アダムとエバの二人しかいません。宿命的な夫婦の関係を解決できなかった神様は、かわいそうだというのです。アダムとエバが実体的な夫と妻にならなければなりませんでした。神様は王です。ところが、その宿命的な夫婦の解怨ができなかったのです。そのような神様です。理想的な結婚ができませんでした。そのような宿命的な恨を解怨できなかった神様を、慰労しなければなりません。宇宙の本然の主体であられる神様にそのような恨があるのに、歴史上にお父様が生まれていなければ、どのようになっていたでしょうか。永遠にその恨を解いてさしあげる人がいなかったでしょう。
11 父子関係は宿命的です。神様は今まで、父子関係を感じたことがありません。理想的な祝福の場に行くまでは、それを感じることができないのです。宿命的父子関係、宿命的兄弟関係です。兄弟を変更できますか。死んでも変えられません。死んでも完成しなければならないものが、宿命的な目的です。宿命的な兄弟、宿命的な夫婦、宿命的な父母、宿命的な家庭、宿命的な国家だというのです。
宿命は変えることができません。宿命的な世界、宿命的な地上天国を成し遂げて、解放しなければならないのです。それが、自分の家庭から出発するのです。ですから、宿命的な子女です。子女は四大属性である絶対、唯一、不変、永遠の属性を備えなければなりません。神様は絶対の父であり、唯一の父であり、不変の父であり、永遠の父です。そこに相対的な子女として、神様の伝統的なすべてのものを一〇〇パーセント以上、相続しなければなりません。それが神様、父母の目的だったのです。
Thursday Oct 12, 2023
真の父母経 第292話
Thursday Oct 12, 2023
Thursday Oct 12, 2023
第二節 サンバウロ宣言とジャルジン(Jardim)宣言
サンパウロ宣言
真の父母様は、一九九五年三月三十一日、第三十六回「真の父母の日」を迎え、ブラジルのサンパウロにおいて、「世界基督教統一神霊協会」を創立した一九五四年以降の四十年を締めくくり、新たな四十年路程を出発するという意味の「サンパウロ宣言」を宣布された。これを基盤とした「ジャルジン宣言」が、八度にわたって発表された。
「サンパウロ宣言文」
真の父母様は、過去四十年間、個人から天宙まで、また僕の僕から神様まで段階を上げながら、犠牲と真の愛によって蕩減復帰路程を勝利してこられた。第三十六回「真の父母の日」を期して、全世界の統一教会員たちが真の父母様のこの勝利の基台を相続し、私たちの責任分担期間となる第二次四十年路程を出発することを宣布する「サンパウロ宣言」を発表された。
み旨の道には「自分」というものがあってはならず、ゼロ、すなわち無の境地に入っていかなければならない。驕慢や個人主義は禁物である。真の父母様の伝統的な生活は、神様のみ旨を成就してさしあげるという一念で、地を愛し、万物を愛し、人を愛し、神様を愛してきた、すなわち真の愛を投入してきた生活である。このような真の父母様の生活伝統を相続しなければならない。それゆえ、私たちはみな、地と万物と人と神様を愛しながら、氏族(的)メシヤの使命を完遂する真の愛の実践伝統を継承しなければならないのである。
第二次四十年路程の出発は、第三十六回「真の父母の日」である一九九五年三月三十一日であり、(これは)二世中心の、また祝福家庭ごとに成就すべき、私たちの責任分担期間である。真の父母様が縦的、横的に勝利された基台を相続する私たちの責任分担は、天宙復帰までではなく、氏族メシヤの使命を完遂した家庭が心を合わせて一体となり、国家を復帰するところまでである。したがって、四十年期間がすべて必要なのではなく、各自の信仰と責任分担をどのように果たすかによって、四年や七年で成就することもできるのである。
このような時点において、真の父母様が南米で理想村と理想的な国のモデルを造る活動を始められた摂理的意義は非常に大きい。南米摂理は、神様が立てられたアベル圏の勝利と祝福をカイン圏にまで移し、広げる摂理である。アベルの位置にある北米のプロテスタント圏の基盤を南米のカトリック圏に移し、一つにする摂理である。その次に、その一つになったアベル圏の勝利をユダヤ教圏に連結して一つにし、さらに、一つになった広いアベル圏の勝利をイスラーム圏に連結させて大きくし、その大きく広がったアベル圏の勝利と祝福を他の宗教圏にまで連結させるのが、未来の摂理の方向である。北米をはじめとする世界の統一教会は、精誠を尽くして南米を支援しなければならない。真の父母様の勝利圏を私たちが相続するように、私たちは、私たちのカイン圏が神様の祝福を受けるように、範囲を広げながら精誠を尽くさなければならないのである。
1 サンパウロ宣言とともに、南米前線に大移動するのです。ですから、「アメリカを離れると発表しなさい」と話しました。父母様はアメリカを離れ、南米に移動するというのです。ですから、すべての制度と機関を縮小するのです。アメリカに投入していたすべての経済力と人材を南米に投入します。今や、理想的な国をつくらなければなりません。理想的な家、理想的な村、理想的な都市、理想的な国家をつくらなければならないというのです。
ジャルジン第一宣言——絶対信仰、絶対愛、絶対服従
真の父母様は、一九九五年四月三日に発表した「新しい希望農場宣言」がジャルジン第一宣言であると語られた。この宣言には、絶対信仰、絶対愛、絶対服従を基に、真の父母様の生活に倣い、理想的社会、理想的国家のモデルを立てる方案が含まれている。
「ジャルジン第一宣言」
今日の世界は、性道徳の紊乱(びんらん)と家庭破壊、そして、個人主羲の澎湃(ほうはい)により、深刻な人間危機に直面している。また、一つしかない地球の環境汚染と公害は、人類の存在自体を脅かしている。全人類は、いつどんな時よりも、他の人と共に協力し合い、愛し合う実践運動を必要としている。また、万物と自然を愛し、大切にすべき環境保護運動が切実に求められている。特にこの運動は、宗教者たちが率先して取り組まなければならない。真の父母様は早くから、「人間のために創造された自然万物を愛さなければ、人間を愛しているとは言えず、神様の実子として造られた人間を愛さなければ、神様を愛しているとは言えない」と教えてこられた。
神様を愛する人が、その神様によって子女として造られた人間を愛するのは、当然のことである。さらには、神様が人類のために造ってくださった自然を愛することなく、どうして人類と神様を愛していると言えるだろうか。理想的な社会や国は、すべての人が国境と皮膚の色を超越し、互いに協力して調和を形成し、幸福に生きていく社会である。この社会は、人々が唯一なる神様の息子、娘であることを自覚し、真の父母を中心として皆が兄弟となった大家族社会である。そこは、血統と所有権と心情を復帰した祝福家庭が、真の父母の言語、真の父母の文化のもと、自由と平和と統一の世界を実現する所である。
人々は、神様の心情文化の中で共生、共栄、共義の生活をするようになる。それゆえ、この世界は、腐敗や不正、そして、戦争や罪悪と無関係であり、人類は地球環境に対する公害の要因を取り除き、万物に対しては真の主人として愛し、保護しながら暮らすようになっている。その世界において、生活のための活動と作業は、他のために生き、愛する心情に基づいた喜びの奉仕であり、実践である。したがって、構成員の生活水準は平準化される。教育は、すべての文明の利器を活用して受けるが、知識教育、体育教育、技術教育はもちろんのこと、祝福家庭を土台とした心情教育と規範教育を優先することにより、天道に従う善民を育てる教育となる。このような理想の実践は、真の父母の思想、すなわち、「ために生きる」真の愛の理念でなければ不可能である。
アダムの堕落によって信仰を失い、復帰の道を運命的に行かなければならない人類は、絶対信仰、絶対愛、絶対服従が必要である。神様が宗教を立てて摂理されるのも、この目的のためである。ノアのような勝利的人物の絶対信仰が貴いのも、このことゆえである。真の父母様は、地上だけでなく、霊界における壮絶な霊的闘いにまで勝利してこられながら、絶対信仰、絶対愛、絶対服従の実体になられたのであり、その勝利基盤を今や私たちに相続させてくださるのである。私たちは、実践によって真の父母様のこのような伝統に倣い、また地と万物と人と神様を愛してきた真の父母様の生活に倣って、そのごとく生きてこそ、理想的な国のモデルをつくることができるのである。
新しい希望農場は、正にその実践のための訓練場である。投入し、また投入しながら、地と水と自然を愛し、万国の人々が一ヵ所に交わって兄弟となり、神の国を創建する実践道場である。ここで成果を収め、万民に示してあげることにより、人類が皮膚の色と文化と国家を超越して、どのように愛の共同体を築くのかを教育するであろう。また、自然万物を愛して大切にする模範を示すとともに、すべての地球環境をこのような思想によって、国際管理しなければならないことを悟らせるであろう。人類が戦争と飢饉と犯罪をなくし、平和に生きていける手本をここで見せるであろう。世界百六十ヵ国の宣教国から人的・物的支援を行い、祈りによって声援を送るであろう。世界の青年たちがここで訓練を受け、実践経験を得て自国に帰り、その国を理想的な国につくり上げることの先頭に立つであろう。まず各大陸別に支援を行い、また、四十ヵ国からは第一次として五人ずつ派遣するが、一九九五年五月一日からそれぞれ二人ずつ先に送り、この歴史的な運動に同参させるであろう。
2 第二次四十年路程を、ジャルジン農場で宣言しました。ジャルジンはこれを宣言した所なので、今まで四十年間に経てきたすべてのことを再編成して、新しい時代に越えていくために、歴史的材料を残さなければならないのです。
お父様を主体として、このジャルジン農場を中心として活動し、この南米で新たに伝統をつくろうとするすべてのことの先頭に立った人々は、スペイン系でもなく、アングロ・サクソン系でもなく、ゲルマン系でもない、東洋人たちです。東洋人たちが来て、このことをするのです。
統一教会は、今まで歴史上、東洋にもなく、西洋にもなかった団体です。
この統一教会は、個人を革命し、家庭、氏族、民族、国家、世界を革命しようとする団体です。堕落した世界とは違う、新しい世界を形成、創造しなければなりません。
創造をするときには今まであったものを創造するのではありません。ないので、再び創造しなければならないというのです。再び創造する材料は、新しいものではありません。今まであったものをつくり直して、再創造しなければならないのです。
3 ジャルジン宣言は、第二次四十年路程で守るべき絶対信仰、絶対愛、絶対服従について発表したものです。エデンの復帰です。エデンに帰ってきたというのです。エデンに帰って、神様の絶対信仰、絶対愛、絶対服従の相対平衡基準に立たなければなりません。そのためには、私たち自身もすべての万物を中心として、絶対信仰、絶対愛、絶対服従をする自らにならなければなりません。神様に似ることができるように、与えなければなりません。受けたので、完全に、絶対的に与えなければなりません。絶対的に犠牲になり、与えることができてこそ、この運動が広がるのです。愛は授受作用を続けます。それで、ジャルジンで「絶対信仰、絶対愛、絶対服従」の宣布をしたのです。それにより、堕落していない万物全体、絶対信仰、絶対愛、絶対服従の上に造られたこの世界をすべて管理することができ、同一圏において接触することができるのです。
統一教会の祝福は今、十二の峠を越えました。三億六千万双まで十二の峠を越え、地上に着陸する時になりました。三億六千万双まですべて行ったので、サタンの血統を根絶できるようになったのです。それにより、神様が願う理想的な真の家庭、神様と共に暮らせる栄光の真の家庭を築いて、生きることのできる時代に入ったのです。
ジャルジンでは何をするのでしょうか。祝福を受けた家庭が、縦的には上がってきましたが、横的基準に立つことができていないので、今からは横的基準で神様と共に生きていける家庭を築かなければなりません。そのために、世界平和のための理想家庭教育センターを造り、今まで祝福を受けた家庭を新たに教育するのです。神様の絶対的栄光の家庭に同参できる内容を、再び訓練しなければならないのです。それがジャルジンの家庭訓練です。
Thursday Oct 12, 2023
真の父母経 第291話
Thursday Oct 12, 2023
Thursday Oct 12, 2023
9 ジャルジン付近にあるペルジードは、農業をしたり、果樹園をしたり、植樹をしたりするのに最も理想的な土地です。ブラジルで一番良い土地であり、南米で一番良い土地だというのです。
南米には主に野原だけがあるのですが、ここには山もあります。韓国の風土です。山が多く、水が澄んでいます。澄んだ湖のような川が流れています。南米では澄んだ川を見るのが本当に難しいのですが、ここだけは、きれいな川があるのです。その澄んだ川が流れる所に、二十二の滝があります。これが、私たちの土地にすべて入っているというのです。イグアスの滝はその一つですが、ここは観光地としてこれ以上良い所はありません。水泳もすることができます。
そこにはドラドという魚をはじめとして、たくさんの魚たちがいます。ただでさえ、釣りをすればよく食いつくのに、食べる物を与えれば、飛んできて食いつくというのです。子供たちが一度来さえすれば、そこで暮らそうと大騒ぎするでしょう。周囲の人々は、「レバレンド・ムーンはなぜジャルジンに関心があるのか」と言いますが、そこに来て見てみれば、「いやあ!ここは天国のようだ」と言っているのです。
10 私が南米に行って驚いたことが一つあります。数千、数万匹の鳥が集まって音楽会をしているのか、「チェッチェチェッ」と同じ声を出しているのですが、拍子を合わせて鳴くのです。それが素晴らしいというのです。「鳥のオーケストラとは、あのようなものなのだなあ!」と思いました。昆虫オーケストラ、鳥オーケストラ動物オーケストラ人間オーケストラ、このようなオーケストラが一緒に交わって演奏するのが、この世で最高に素晴らしいオーケストラでしょう。神様はそれを聞きながら酔いしれ、気分が良くて喜ぶのです。
また、南米に行って私が発見したことは、歌を歌えない魚がいないということです。北半球の魚たちは、歌を歌えません。南米はいつも春か夏であり、いつでも花が咲き、いつでも食べる物が多くあります。ですから、歌を歌うしかすることがないので、魚も歌うのだと思います。しかし、北のほうでは、四ヵ月の間、冬眠しなければなりません。ですから、歌を歌えないのでしょう。
水のある緑地が、人間が暮らせる理想地帯であると同時に、動物やすべての生物が棲める理想地帯です。そのような緑地に幸福を感じられる天国をつくり、人間として、動物と共に踊りを踊りながら人間オーケストラ動物オーケストラ、自然オーケストラがあるその環境で楽しんで暮らす人が、天国で最も良い所に行くでしょう。
ジャルジンの新しい希望農場
真の父母様がブラジルのジャルジンを訪ねられたのは、一九九四年十二月八日のことである。この時、ここで釣りをされながら、新しい希望農場を建て、神の国を建設する実践道場とされた。真の父母様が、生態系がきちんと保存されているジャルジンに新しい希望農場を建てられたのは、神様が太初に創造しようとされたエデンの園、すなわち、理想共同体を実現するに当たって、この地域が適合していると考えられたからである。そのため、世界の人々が集まり、兄弟愛を体恤しながら、自然と共に生きていくことのできる共同体訓練をこの場でされたのである。昔からジャルジンは、「主が来られる場所」という預言が伝えられていた。
11 ジャルジンで世界を一つにする活動をするのは、万国平等主義の思想的基盤を急いで必要とするからです。超民族的な環境を必要とするので、ジャルジンで行うのです。ジャルジンというのは、本来、ガーデンです。ガーデンとは、エデンの園のことを意味します。昔、預言をする神父たちが、「ジャルジンに主が来る」と言ったというのです。ですから、多くの人が、この新しい希望農場がある所は、福を受ける場所だと預言したのです。ここは海抜九百メートルの所にあるので、熱帯地方の榖物と寒帯地方の植物が、どこにでも育つ良い地域です。稲でも何でも、簡単にできるというのです。
12 地を愛してこそ、万物を愛することができ、万物を愛してこそ、すべての動物と万物の霊長である人間を愛することができ、人間を愛してこそ、神様を愛することができるのです。皆さんは、地と万物と人を愛するとき、どこに行きますか。ブラジルにある私たちの新しい希望農場に行かなければなりません。そこは世界、天地を代表します。世界百六十ヵ国のすべての動物たちを代表します。
その地域には、鳥と昆虫、魚、名前も知らない木がどれほど多いか分かりません。それで、「いやあ!愛を交わすとすれば、本当に素晴らしい愛を交わすだろう!」と考えました。朝は鳥のさえずりで眠りから覚めます。様々な色の鳥がいるのです。
アメリカでは、秋になると昆虫たちのオーケストラがあると言いますが、南米には鳥のオーケストラがあり、魚のオーケストラがあります。歌を歌えない魚がいません。そのような意味で、私たちは地を愛さなければなりません。
13 万物がノアの箱舟に入ったのと同じように、新しい希望農場にすべてのものが入ってくるようにするつもりです。そこには博物館もあり、動物園と植物園はもちろん、湖を中心とした養殖場もあり、山を中心としては狩猟場もあるのです。
その次には、大洋にまでも通ずるようにします。ですから、世界のあらゆるものを備えるのです。今後、世界のあらゆる博物学者、植物学者、農学博士、科学者は、ここに集まるでしょう。世界一の工場を移してこようと思います。ですから、ここが理想的な国になります。創造以来、理想的なすべてのものがここに集中して、万民の教材としてエデンになるのです。
14 新しい希望農場に、世界にない一番の牧場を造るつもりです。そうして、世界の牧場を運営している人々が、「新しい希望農場に行って学ぼう」と言えるようにします。それから、博物館を造ろうというのです。博物といえば、石と植物と動物がすべて入ります。そうして、新しい国を創建するために、建国の支えとなる家庭を築き、そのような村をつくり、都市をつくり、国をつくっていくのです。それが、歴史になかった「天国」という名をもつことになる、私たちの国です。
15 お父様は、海を愛しています。水を愛しています。水はすべての生命の根源です。水は、すべてのものを抱き、消化するのです。
ジャルジンに行けば、ミランダ川とラプラタ川があるのですが、その二つの川は陰陽の関係です。ラプラタは澄んだ水ですが、ミランダは泥水です。ミランダ川では泥水になっていても、渦によって澄んだ水が流れ込んでくれば、ためらわずにぐるぐる回って入っていきます。泥水なので色が変わるのですが、流れ流れて時がたてば、再び元の色を取り戻し、澄んだ水になれる力をもっているのです。
神様と真の父母様の思想とは何でしょうか。水は、成長する生命体の端まで上る力があります。数千メートルの地中にも入り込める力があるというのです。関係をもたなかった所がないので、神様の所有圏になります。そのような思想を引き継いだのが統一教会なので、統一教会員たちが行く所では、神様を身代わりできる水のような使命を果たさなければなりません。
すべてを抱き、消化して、万物の前に誇り、その次に、すべてのものを激励して、新たに変化させられる力にならなければなりません。
16 ジャルジンにある川の名前は、ミランダとラプラタです。金の水と銀の水です。水の中で一番だというのです。この世の土地は黄土色です。金色です。霊界に行けば、銀色や白金色です。その二つの川が一つになる所に私が釣り場の王宮、水王宮を造ろうと思います。
人の体は、三分の二が水です。すべての万物は、水を使っています。生命体は、水によって存在するというのです。それが公式です。地上の生命体すべてが、水によって生きるのです。ここは、そのような表示的条件に適合した土地です。父母様と世界の人々がこの水の流れを抱くようになれば、世界、天地のすべての生命が抱かれることを象徴しているのです。
Thursday Oct 12, 2023
真の父母経 第290話
Thursday Oct 12, 2023
Thursday Oct 12, 2023
第三章 ジャルジン宣言と真の家庭理想共同体教育
第一節 パンタナールと新しい希望農場
源焦聖地として奉献したパンタナール
ブラジルのパンタナールは、神様が創造されたすべての生命体が、アマゾン川を中心に本然の状態で存続してきた所である。真の父母様は、パンタナールを源焦聖地、根源聖地、勝利聖地として奉献することによって、神様が創造された本然の自然を愛する基準を立て、第四次アダム圏時代に、創造本然の地上・天上天国を建設するための新たな出発地にしようとされたのである。また、ブラジルのジャルジンを中心に新しい希望農場を建て、自然と人間が調和して暮らしていく共同体実現のためのモデル的な空間にしようとされた。中南米摂理は、プロテスタント中心の北米とカトリック圏である中南米を一つに束ね、世界平和を実現するという目的で推進された。
1 パンタナールは、源焦的自然環境が整っています。魚から動物、植物が模範的な立場で備えられているので、アダムとエバが創造されたあとの地球は、正にこのような場所だろうと考えるのです。
ですから、そのような創造理想的な摂理のみ旨を抱いていた神様のみ前に、今、堕落した人類の先祖のゆえに生じた受難の道を通過して完全に抜け出し、解放されて最初の出発をすることができ、完成した第四次アダム時代を迎えるための新しい天地、新しい地上・天上天国を連結して着地させる出発基地が、このパンタナールにならなければならないというのです。
恐らく、アダムとエバも寒い所では暮らせなかったでしょう。ですから、神様は、アダムとエバのためにすべての万物も造り、この愛の家庭のために、千秋万代の後代において、これらを愛し、これらを管理、育成して暮らせるように、このような環境を祝福したと考えるのです。それゆえ、ここが、神様が最初に出発する聖地だというのです。源焦的な聖地です。最初だというのです。その次には、成約時代を出発し、地上・天上天国を開門する家庭的出発地になるというのです。
2 パンタナールを中心として、昆虫博物館、動物博物館、植物博物館、魚族館(水族館)を造らなければなりません。今まで神様が造ったものの中で、どれ一つとして絶滅していない本然の基準を中心として、愛することができるようにしようと考え、このパンタナールを源焦聖地、根源聖地、勝利聖地と言いました。愛したのです。結論を下せば、魚も「私」のために、樹木も私のために、緑地帯も私のために、動物も私のために創造したというのです。ために生きる愛を中心として、私のために生まれたので、私がために生きるときに、初めて平和の世界が訪れるのです。
3 真の父母様と統一家が行くすべての道を前にして、全体の先頭に立ち、今やサタンを屈服させて、天使長に命令できる時代を迎えました。そのような最初の出発基地として、このパンタナールが源焦的な基地にならなければならず、根源的な基地にならなければならず、勝利の聖地の場所にならなければなりませんので、万民がここを追慕しながら精誠を捧げ、天の福を集めて、一家、一国家、一世界の前に、自分たちによって伝授できる真の父母たちになることを約束する基地になるよう、お許しください。
ここを愛し、ここを守り、ここを自分の体のように、家庭を中心として国家全体が、神様の体の相対的存在としての出発基地をもてるようにしてくださったことを感謝いたします。
全体、全般、全権、全能によって主管してくださり、天に直行できる祝福の基地をここに選んで、父のみ前に奉献いたしますのでこの場を貴いものとして御覧になってください。
天の祝福の恩賜を根づかせ、万世の地上・天上天国をカバーして余りある精誠の血がにじんだ心情が連結され、新しい血統を通して御自身の愛を中心として、千秋万代、孝子、忠臣、聖人、聖子の道理を果たせるようにしてください。祝福を受けた子女の家庭が一つになるようにしてくださり、先祖の伝統を受け継ぎ、余すところなく忠孝の道理を決意できる万世の後代、子孫たちになれるようにお許しくださることを、切にお願い申し上げます。この時間、この場を源焦聖地、勝利聖地、根源聖地として選定し奉献いたします。
4 サロブラとパンタナール、その次にジャルジンは、これから世界的な観光の名勝地になるでしょう。霊界と肉界が連合できる内容を、ここで宣布しました。水陸、水と地が連結される所です。水陸が連結され得るすべてのものを決定していくのです。
5 私が今回発見したのは、南米、特にブラジルを中心としたその膨大な地域が、険しい山ではないということです。徐々に平地から連結され、千メートル以上の高地になっています。雨が降れば、丘のような所から四方に水が流れていくので、川がどれほど多いか分かりません。これが山脈になっていれば、大きな山脈に従って川がいくつか形成されるのですが、同じ平地になっているので、川筋がたくさんあるのです。
川が流れては合わさり、また分かれて進むのです。そして、高地によって気温が違います。海に棲む魚たちは、温度によって棲む種類が違います。ですから、あらゆる川の中で、自分たちが棲んでいる温度に該当する地域を中心に訪ねていって生息し、卵を産むのです。東側や南側、北側など、地域が異なっても、同じ温度であれば、何百メートル高い所にも同じ種類の魚が暮らしています。ですから、数多くの種類の魚がいるのです。
6 心を一方向に二十四時間集中させて、精誠を尽くすことができるのは釣りしかありません。ですから、二十五年間、船に乗りました。目さえ開ければ、海に出ました。今や真の神様の解放圏を成し遂げたので、釣りを終えるのです。それで、コディアクに行って「四・四節」を宣布してからは、釣りをするのではなく、今からは魚を愛さなければならないというのです。
魚を捕まえることが問題ではありません。魚から愛し、万物を愛して、種の絶滅を防ぐ責任が、父母様と統一教会員にあるというのです。
源焦的なすべての万物がいる所がパンタナール、アマゾン川流域を中心とした地域です。ここには、神様が創造したものがそのまま残っています。これをそのまま放っておけば、すべていなくなってしまいます。無知な人々がここに来て、「釣りをしてはいけない」と言っても釣りをし、網でも魚を捕まえます。それを制限しなければなりません。これを誰かが保護し、愛さなければならないというのです。お父様は、ここの生物の絶滅を防ぐために、海の魚を代わりに祭物とするのです。神様を解放するために、祭物が必要なのと同じです。犠牲にならなければなりません。
7 神様は、怨恨の歴史を経ながら、すべてのものを審判しましたが、魚の世界には審判がありませんでした。ノアの時に洪水審判をしたと言いますが、魚は死んだでしょうか。山の頂上にまで水が満ちるやいなや、水が流れる谷間にいた魚が、その世界のすべてのものを餌として吸収できる自由天地になったのが、ノアの審判の時だというのです。
人間の根本は、水中から発展してきました。そのような基準を中心として神様が創造したので、お父様もパンタナール、水の世界の南米を訪ねてきたのです。南米には、神様が創造した源焦的なものがそのままたくさん残っています。他の所では絶滅したものも多いのですが、ただ一つ、パンタナールを中心とした地域とアマゾン川流域には、多くの種がそのまま残っているのです。
8 天理の道理は、良いものは必ず悪いものを消化し、永遠の権威となり得るその何かをもって生きる人は、人生の永遠の勝利者になるということです。それが真の愛です。谷間も好み、頂上も好まなければならないというのです。お父様は、谷間を嫌い、頂上だけを好むのでしょうか。違います。ですから、パンタナールを訪ねてきました。
水深が深いその場に、世界のすべての深い所に棲むものたちが展示されています。ですから、おもしろいのです。北半球で見ることができない、あらゆる種類の生物がいるというのです。それが魅力的なのです。このようになっているのに、海へ行って海の魚を釣るのですか。海の魚は、いくら釣っても歌を歌えません。ここに来て見てみると、歌を歌えない魚がいないというのです。魚を釣ってみると、その歌が千態万象です。オーケストラ以上に美しい歌を魚が歌うのを聞くと、どれほど神秘的か分かりません。