Episodes
Thursday Oct 12, 2023
真の父母経 第289話
Thursday Oct 12, 2023
Thursday Oct 12, 2023
第七節 ラスベガスとフーバーダ厶の摂理
歓楽の都市から平和の基地へ
真の父母様は、賭博と歓楽の象徴都市であるアメリカのラスベガスを善なる都市に変化させてこそ、世界を復帰できると判断され、ロサンゼルスからグランドキャニオンとフーバーダム、そして、ラスベガスまで行き来しながら、この地域を天のみ前に復帰するため、多くの精誠を尽くされた。特に、ラスベガスは、淫乱と歓楽の象微的な都市であるが、ここを、天を中心とした健全な趣味産業の本拠地に変化させることにより、アメリカと世界を復帰するための重要な基地にしようとされたのである。
1 ラスベガスでは、時計を気にする必要がありません。そこに入れば、二十四時間、電気がついていて昼と同じなので、時計が必要ないというのです。お金を持っていけば、八〇パーセントは失うようになっています。
このラスベガスは、グランドキャニオンとフーバーダム、そして、ロサンゼルスによって、淫乱の王国になってしまったのです。ここを放っておいて、どのように天国を築くことができますか。グランドキャニオン、フーバーダム、ラスべガス、ロサンゼルスがアメリカ文化の主流的な谷間であり、基本の文化なのですが、ここをサタンが所有しているのです。これをすべて占領しなければなりません。
2 ロサンゼルスからグランドキャニオン、フーバーダム、ラスべガスの遊興団体を消化できなければ、平和世界が実現されないのです。ここを完全に一八〇度違う方向に目的を立て、消化できる道に着手し始めることを決定しました。世界的運動において、神様が背後にいるので可能なのです。
ここで、皆さんが自信をもって立ち上がれば、すべてのことをつないでいけます。趣味産業は、遊興団体と関連しています。これをすべて消化できなければ、天国を築けません。この世の中を、どのように解放するかが問題なのですが、その答えをもっているのは私たちしかいないのです。そこにまで手を付けなければなりません。
3 アメリカが世界の頂上の指導国家として、強い力をもつようになった三大要素が、グランドキャニオンとフーバーダム、そして、ラスベガスです。神様が造られた創造物として、グランドキャニオンのような所はほかにありません。その次に、人間の力で開発し、どの民族でも来て暮らせるようにしたのがフーバーダムです。そして、ラスペガスは、フーバーダムを中心として砂漠の中に造った都市で、世界に誇り得るすべての実力を移し、貯蔵しておいた倉庫のような所です。
その次は、ロサンゼルスです。そこは俳優学校があり、新しい文化をつくる本拠地として有名な所です。世界的な終末時代になって、誰であってもその地域を知らなければ、新文化、新しい開拓時代を知ることができないのです。さらには、これから天の国の文化がここに連結されるのです。
4 ラスベガスは今、文化の中心地になっていますが、フーバーダムを建設しなかったならば、砂漠によって人々は水も飲めなかったでしょう。フーバーダムを造ったので、七つの州の飲料水問題が解決したのです。百年間飲んでも、水が涸(か)れないフーバーダムができました。また、電気が生産されるのです。
コロラド川の端にロッキー山脈があります。そこはトルネード(竜巻)が発生する危険地域で、深い谷間になっています。そこに接している五つの州は沃土のような州になり、最大の電気生産量を中心に、南部の文化都市が造られたのです。その地域を総合して、「すべての環境条件を一ヵ所にまとめ、文化世界を創造しよう!」と言って造ったのがラスベガスです。今や宗教が、ここに定着して影響力を発揮できなければなりません。ここを再び生み変えなければならないのです。
5 アメリカでロサンゼルス、グランドキャニオン、フーバーダム、その次にラスベガスを知らなければ、アメリカ文化の盛衰の道を知ることはできません。滅びる人の後ろには栄える人が付いて回り、栄える人の後ろには滅びる人が付いて回って、二人がカインとアベルのような関係になっているのです。そこでカイン的なものは、正してあげるのです。
絶対「性」を主張する看板を付け、淫乱な人は来ることができないようにしなければならず、アルコールや女性やばくちに溺れる人は来ることができないようにしなければなりません。そうして、健全な趣味産業機関を動かすのです。ここに流入するお金は、アメリカのお金だけではありません。世界的な秘密資金が底に流れ込んできて、頂上から流れ出ていっています。それが、世界を滅ぼす悪の動力によって動くので、そのまま放っておくことはできません。
6 アメリカを滅ぼす本拠地がラスベガスです。ラスベガスの首根っこをしっかりつかみ、天の機関として使用すれば、平和の王国がそこから花を咲かせ始めるのです。腐敗の本場で、摂理の花が咲く基盤が生じるのです。
私は、ラスベガス、ロサンゼルスを二十年間、研究しました。そこで何が悪いのか、隅々まで知っているのです。それに手を付けるなら、きれいに整理するのです。知った以上は、整理しなければなりません。
教育と難民のために使うべき収益金
ラスベガスには、途方もない額の金銭が行き来する。真の父母様はラスベガスを、天を中心とした健全な地域にし、ここから出てくる莫大な経済的利益を、全世界の貧しい国の人材教育と、飢餓救済事業のために使おうとされた。そして、このような計画を実践できる指導者たちを育てるために努力されたのである。このような摂理のための基地として、ラスベガスに建物を購入され、天和宮と命名された。
7 ラスベガスは淫乱の王土です。これを消化しなければなりません。お父様は、ロサンゼルスとラスベガスがどのように悪いのかをよく知っている人です。賭博場に行っても、親分にならなければなりません。淫乱の世界に行って、無知であれば、いつもだまされるのです。マフィアたちが望遠鏡をのぞいて、すべてのことを調べていて、一つもだますことができない環境になっています。
それを消化し、そこから得られる収益の半分をカイン世界の息子、娘たちを教育する費用として使わなければならず、その次に、世界で毎年飢え死にする二千万人を助けてあげることができる平和の基地に転換させなければなりません。そのようにしてこそ、この地上に神様のみ旨の基盤ができるのです。
8 皆さんに募金運動をさせるつもりです。国連で募金運動をするのです。大富豪たちからも募金してもらいます。韓国にはお金持ちがどれほどいて、平均的な財産がいくらかを評価し、寄付金として捧げてもらうようにするのです。そのようにして、これからその半分は貧しい生活をするカイン世界の息子、娘たちを勉強させるために使わなければならず、残りの半分は避難民のように食べられずに死んでいく約二千万人を助けるために使わなければなりません。
そのために、世界の賭博場、カジノのようなものだけでなく、ラスベガスまでも天が引き継ぐのです。主人に銀行の利子以外は返さず、利益金の半分はカイン世界の貧しい人々を教育することに使わなければなりません。超民族、超国家的な面で天才たちを勉強させて、人材として用いることができる時代が来るのです。そして、飢餓で死んでいく二千万人のためにラスベガスに関心をもつのです。
9 私一人では、世界にすべて責任をもつことができませんが、人々を呼んで、指導者の訓練さえすれば可能なのです。どこに行っても、主体的な位置にいれば、相対世界はいくらでも選定して消化し、指導できるのです。そのような道も、いくらでもつくることができます。皆さんがそのようにできる実力者になっていないので、特別教育を再びしなければならないというのがお父様の計画です。
西部において、シアトル、サンフランシスコ、ロサンゼルスとサンディエゴまで四大都市を中心として訓練さえすれば、観光産業とレジャー産業で、指導層としての経歴をすべて備えることができます。ラスベガスに行って、グランドキャニオンからフーバーダムまで連れて回りながら教育すれば、天下にそれ以上の実力者がいなくなるのです。お父様が訓練すれば、そのようになるので、誰でもできないことがありません。
10 ラスベガスに家を買いました。その家に「天和宮」という名前を付けました。「天和」の「和」は、和合の「和」の字です。のぎへんに「口」と書きます。この文字の意味のように、一日に三食を食べられない人がこの宮殿に来れば、御飯を食べさせてあげるのですが、お金を出したい人は出し、出したくない人は出さずに、ただ食べていきなさいというのです。
11 ラスベガスのレジャー産業を、アジアとどのように関連づけるかが問題です。アジアの発展と連結させることを考えて、お父様は行き来しながら、そこに寄るのです。観光産業の一つの脈としてそこを生かすためには、どのようにするかというのです。それを誰も考えません。世界がそこのすべてのものを流れていく文化と考え、消えていくものと考えていますが、そのように考えてはいけないのです。
Thursday Oct 05, 2023
真の父母経 第288話
Thursday Oct 05, 2023
Thursday Oct 05, 2023
5 私たちが乗る「ワン・ホープ」は、大洋を渡ることができる立派な船です。沈まないので、大勢の若者たちがそのような冒険をします。海といえば、一番恐ろしいのが船(の沈没)です。船に乗ることを一番嫌うのです。しかし、沈まないので、大西洋に面したボストンとグロスターで鮪釣りを開拓するとき、この船に乗って行ったのです。その世界で私がチャンピオンです。
6 「ワン・ホープ」は、一風変わったボートです。風が吹いて大きく波打っても、その波を貫いて進むのです。太平洋も渡ることができます。小さいと言って、軽く考えてはいけません。この「ワン・ホープ」は、沈まないのです。いくら速く進んでも舵を切ればすぐに回ります。そのようなことを、世の中の人々はいくらやっても分かりません。それを、お父様は知っているのです。グラスファイバーで造れば、船が百年以上もちます。工場に持ち込んで清掃し、不備な所を補強したあとにペイントさえ塗れば長くもつのです。
7 私は、船に数十年間乗りました。毎日船に乗って座り、その船がどのように走るのかを見るのです。船の前方が上がったり、沈んだりするのを見ながら、正常な浮力帯の使い方を知るのです。浮力帯を正常に用いずに深さを浅くしても駄目です。浅ければ、海面に何度も打ちつけてしまうのです。深ければ、今度は逆さまになります。それをきちんと調整できなければ、曲がるときに問題が生じます。
大きな船は徐々に曲がらなければならないのであって、急に曲がることはできないのです。そのようなときは、どのようにするかというのです。潮の流れがどのようになっているのかを知り、風が吹けば風浪がどのように起きるのかを知らなければなりません。そのようなときは、徐々に舵を切りながら力を入れれば、さっと回ります。片方に回り、四方に回っていけるのに一ヵ所で回る必要はありません。
また、船の底で水を受ける場所が竜骨(キール)ですが、これがどのようになっているのかを知っています。ですから、この竜骨をどのようにすれば船の速度が遅くなり、どのようにすれば船をさっと回せるかが分かるのです。それで、私たちの「ワン・ホープ」という船を造ったのですが、その船は速いのです。今はすべての造船会社が、みなそのように造っていますが、私がまず沈まない船を造り始めたのです。
8 「ワン・ホープ」以上に、釣りに適した船はありません。釣りをしてみた人は、これが素早く、敏捷であることが分かるでしょう。魚を簡単に追っていけるのです。
魚がどれほど速いか分かりません。魚が速くても、間違いなく付いていけるのです。ですから、釣りをすれば、誰もが惚れ込むようになっています。そのような船をたくさん売って、皆さんの生活基盤を築いてあげようとしているのに、関心のある人がいません。「その船を私たちの国で造ろう」という人を、一人も目にすることができませんでした。
9 これまでお父様がしてきたすべてのことを展示すれば、大変なものになるでしょう。木浦では、大きな船も造っています。輸送船でもトロール船でも、すべて造るのです。また韓国政府が使うフェリーボートや遊覧船など、何でも造るというのです。タンカーも造ります。図面さえあれば、どのような船でも造ることができるのです。今、韓国で造っている私たちの船は、質が良く、真心を込めて造るので、性能が良いのです。
韓国で数十万トン級のタンカーや大きな船を造っていますが、そのような船は、これから価値がなくなるでしょう。物をたくさん載せることはできますが、そのような船が入港できる港がわずかしかないので、流通構造に大きな支障があるのです。ですから、小さな船をたくさん活用する時代が来ます。そのような時が来るのを知って、既にすべて準備したので、今、韓国では私たちの会社が全体を代表し、これから希望があるというのです。
10 石膏モールド工法で造った船は、沈みません。死なないというのです。波が十メートルの高さで押し寄せてきたとき、これに逆らって十メートル跳ね上がり、あっという間に下に落ちてひっくり返っても沈まない船が、石膏モールド工法で造った船です。この船を購入して乗らなければ、津波に逆らって越えていく道がないというのです。
11 私たちが造った船は沈みません。軽いのです。船が岩にぶつかっても壊れず、沈みません。そうすれば、お金が問題ではありません。息子、娘、愛する人々と共に、良い船に乗って楽しく暮らしたいと思っても、死ぬのが心配で船を買えないのに、そのような船があるとすれば、自分の家の財産をはたいてでも買うというのです。
海で、この船さえもっていれば安全です。津波が起きて、十メートル以上の山のような波になっても、この船はそれに乗っていくのです。また、私たちの船は自動車より速いのです。普通に走れば、時速八十マイル以上で飛ぶように進んでいきます。八十マイル以上、百マイルになれば、飛行機のように浮かぶようになります。八十五マイルにさえなれば浮かぶので、船が飛ぶように進みます。その速度で上向きに方向さえつかめば浮かぶのです。空に向かって浮かべるので、雷が落ちても壊れません。
12 木材や他の材料で船のモールドを造るのは、世界的に禁止しなければなりません。石膏でなければならないというのです。石膏の原料は、石の粉です。地球星自体に、このモールドを造れる資源が無尽蔵にあるというのです。ですから、計算すれば利益になります。お父様の石膏モールドで造った船に乗るとすれば、百年後にはどれほど誇りになるでしょうか。無限の価値があるのです。モールドを一つ造るには、非常に長い時間がかかるのですが、石膏モールドにすれは、十二日で船を一隻造ることができます。
百二十ヵ国でモールドを造り、何万隻でも造れる材料が無尽蔵にあるというのです。石灰質の鉱物は、砂のようにどこにも散らばっているので、この地には無尽蔵の資源があるのです。そして、何万トンもの船も造ることができます。大勢の人が暮らせるよう、陸地のように造ることもできるというのです。そこに動植物が暮らすようになれはノアの船が問題ではありません。
13 救命ジャケットは、空気が漏れないようにしてあるので、それを着て水に入れば、人がプカプカと浮くのです。石膏モールドで造った船は、鉄板の間に空気を何百倍にも圧縮して入れてあるので、浮かぶというのです。いくら重くても浮かびます。簡単です。最初は、「石膏モールドでは駄目だ」と言っていましたが、必死に取り組んで「天艇号」を造ったのです。
遠洋漁業の前哨基地、トップ・オーシャン
真の父母様は、「トップ・オーシャン」という船を造り、人類の食糧難解決のための魚粉を生産するため、オキアミを獲る操業を南極海一帯で始められた。そして、他の魚類も獲りながら、南極の漁業活動を開拓していかれたのである
14 南極を開発するために「トップ・オーシャン」という船を造ったのですが、この船が間もなく南極に出発します。この船のほかに、さらに最新式の船を二隻造りました。アメリカは今、南極で漁労作業ができる人がいません。一旦、船に乗って出発すれば、八ヵ月から一年ほどは帰ってくることができません。家庭問題ゆえに、船に乗る若者がいないのです。ですから、私たちが代表として南極に大きな船で進出するのですが、アメリカ政府が全面的に支援しています。南極のすべての情報を、私たちのメンバーが調査してくれるからです。
15 「トップ・オーシャン」という船が南極海に行って、オキアミを獲っています。オキアミには良質のタンパク質があるので、万物を育てるための資源になるのです。すべての動物を子供のときから養って生かすことができる飼料になるというのです。それは結局、人類のための飼料です。万物のための飼料として、私たちが供給していかなければなりません。ですから、このようなことを継続していくことによって、海から人類の食糧問題を解決するのです。
16 今、南極海で操業する船が七千トン級です。ロシアの船を私たちが引き継いだのですが、二隻のうち一隻が操業に行きました。最も寒く、最も風が強く、氷山が漂っている所で操業するのです。
そこの魚たちは、氷の下に生息しています。氷の下が安心だからです。また、海の中はすべてのものがよく見えますが、氷は影ができ、隠れ家になるので、大きな氷山の下に魚が群れをなして集まっていて、オキアミの群れもそのような所にくっついて回るのです。それを剥ぎ取るように捕まえなければならないので、どれほど冒険か分かりません。
そのように大きな船は、魚倉が相当に大きいのです。今まで普通の船を買っていたのですが、魚倉が五倍以上の大きさで造られています。他の人たちはどれだけ多く獲っても一日に八十トンですが、これは一日に三百二十トンまで獲れるので、四倍です。
*魚倉:漁船で、漁獲物を収納する所
17 大洋では、梶木などの大きな魚を獲らなければなりません。南極に行く「トップ・オーシャン」に一度乗って、行ってきてこそ、南極と北極の状況がよく分かります。北極と南極で捕れる魚は何かが分かるというのです。南極は海が深いので危険です。氷山と闘うのです。魚たちがじっとはしていません。氷山があれば、氷山の下が魚たちの隠れ家です。ですから、魚たちが氷山に付いていくのです。
沖にいれば、通り過ぎる大きな魚たちに食べられてしまうので、氷山の下にくっついて回るのです。ですから、オキアミもそのような隠れ家である氷の下にくっついて回り、また小さな魚たちもそこにいるのです。そのためその下に網を入れなければなりません。ですから、危険なのです。この船は、氷山を砕きながら進みます。氷山をある程度砕いて近づき、魚を獲るのです。
Thursday Oct 05, 2023
真の父母経 第287話
Thursday Oct 05, 2023
Thursday Oct 05, 2023
10 船乗りの妻として苦労してきた日本の女性たちがいるとすれば、彼女たちが船乗りの妻の使命を完了した場合には、母の世界の先祖になるのです。海から文明が発展しました。お父様はアメリカから韓国に戻るやいなや、日本の女性食口たちを連れてきて修練をしています。アメリカに行ってもそこにいる日本の女性食口たちが修練会に来るようになるでしょう。外国に宣教師として出ていった人をすべて、世界的に修練を受けさせるのです。
そのような時に、韓国にお嫁に来た婦人たちが修練をせずに残っていたならば、自分の体面を保って姿を現すことができません。恥ずかしいことだというのです。そのような人になってはいけないと思うので、韓国にお嫁に来た人たちを教育するのです。ですから、韓国の麗水と順天の海と自然を愛し、喜びにあふれて涙を流さなければなりません。
11 私が急いでいるのは、海洋圏を早く生かさなければならないからです。日本の女性たちに対して、四十日、七十二日、百二十日修練を一度にしなさいと指示しました。早く終わらせなければなりません。
人の体の三分の二は水です。ですから、水を愛さなければなりません。水を愛する人が主人になります。空気も水のためにあり、生命のためにあります。
麗水で試験にパスした人々は、七十二日修練をしなさいというのです。そうして、百二十日修練をします。百二十日さえ修練すれば、船について大概のことは分かるのです。自分が何をしても、大洋に対するすべてのことを常識的に知っているので、どのように生きるべきかが分かるというのです。分かるべきであって、分からないでいてはいけません。
12 これから修練をする日本の婦人たちが、海洋世界の母になるでしょう。出動命令を出せば、きょうの夕方にでもふろしきを包んで出動できる人々です。誰が日本人をそのように育てることができますか。韓国人と結婚したので韓国の女性になったのです。今後、彼女たちが指導者になるでしょう。これから村に行って韓国の男性を動員し、平和の警察官、平和の軍隊をつくらなければなりません。
釣りワールドチャンピオンカップ大会
真の父母様は、世界の釣り人たちの親睦を図り、釣りを通して世界平和を実現するため、二〇〇一年十月十七日から二十日まで、二十七ヵ国の代表たちが参加する中、日本の長崎で第一回スポーツ釣りワールドチャンピオンカップ大会を開催され、大会期間中、世界スポーツ釣り連合を創設された。この釣りワールドカップは、韓国の麗水と台湾の台北、オーストラリアのゴールドコースト、スペインのマルべラなと、世界の各地域で毎年開催された。
13 今後、釣りオリンピック大会を開催するつもりです、世界的に、釣りをする人々が約四億人います。釣りは五歳から老いて死ぬ時までできるのです。それは途絶えることがありません。多くの人々が趣味や楽しみとして釣りをしています。これ以上におもしろいことはありません。ですから、今から釣りオリンピック大会をつくるのです。
私たちには世界的な新聞社があり、UPI通信社もあるので、私たちの組織を中心として、釣り大会を宣伝するときが来ました。そのような時代に入ったのです。ですから、私たちが祝福結婚式を、人工衛星を通して世界的に行うのと同じように、釣り大会も、いくらでも中継できるのです。そうすれば、世界の果ての村に住む人も、そこに私たちの責任者がいて管理さえすれば、魚を釣って釣り大会に参加することができます。そのように、世界的に釣りオリンピック大会に参加できるというのです。
14 日韓米三ヵ国の代表百二十人を集めて、真の父母様の聖婚四十周年記念の釣り競演大会をするのです。競演大会をすれば、国家代表として出るので、国家意識が生じます。しかし、一つにならなければなりません。私たちは、闘い終えたあとには、闘う前よりもさらに一つになることができる気風をつくらなければなりません。歴史的に見ると、ここに来るまでは、日本人、韓国人、アメリカ人が怨讐の立場でしたが、ここで釣り大会をしたあとは、そのような壁を蹴飛ばしてしまわなければなりません。
この大会をアメリカだけでするのではなく、世界百八十五ヵ国、私たちの基地がある所であれば、どこででもしなければなりません。一ヵ所で春夏秋冬、一年に四回ずつするのです。春も夏も状況が違うので、季節ごとに釣り大会を行うのです。
15 平和国連と平和王国のために釣り大会をするのです。天地が願う平和王国と、天地が願う平和国連をつくって、解放の世界を実現するために釣り大会を行うのです。二〇〇三年十月二十一日のきょう、麗水で開かれる釣りワールドカップ大会も、そのような意味で行うというのです。
昔、麗水と順天で大きな事件が起きましたが、今やここから国を生かすことができる新しい出来事が爆発的に展開していかなければならないというのです。そのような意味で、ここで釣り大会を始めるからには、市民たちがよく協助しなければなりません。神様が平和国連と平和王国を願っています。そのために、釣り大会のようなたくさんのことをしています。ここに参席した人々の前に、爆発的な起源を立てることにより、世界が後援する出来事が生じるという事実を宣布するのです。
神様が大韓民国にこのようなことを願うので、平和国連と平和王国のための、世界にまたとない伝統を立てるために、この場に来たというのです。麗水・順天事件以上の爆発的な天の役事を提起できるという点で、二〇〇三麗水釣りワールドカップ大会が大きな意味をもっています。
16 アフリカの宣教師たちも分かると思いますが、アフリカの母親たちが私のように釣りのやり方さえ知っていれば、息子、娘を飢え死にさせることもなかったでしょう。水がどれほど多く、魚がどれほど多く、獣がどれほど多いでしょうか。どこにでも川があります。魚を一匹だけでも釣れば、大きなものは一週間も食べられるのです。鰐(わに)を一匹だけ獲れば、一ヵ月でも食べられます。河馬は一年食べられます。その次に、狩りをしても食べて暮らせます。それで、「世界平和観光狩猟連合会」と釣り連合会をつくりました。水と土地があればよいのです。土地では農業をすればよいのです。
ところが、アフリカで白人たちがそれを教えてあげなかったというのです。農業をする方法も教えてあげず、搾取ばかりしました。ですから、すべて追い出されたのです。私たちの宣教師は、そうではありません。すべてが歓迎するというのです。その人々のために生きるからです。それで、私はテキサス農場を造り、釣り場を造って、農業の方法も訓練させるのです。
第六節 新工法の船舶建造と造船事業
「ワン・ホープ」と「天艇(チョンヂョン)号」
真の父母様は、海洋産業の発展のため、造船事業に関心をもたれ、一九六三年六月二十六日、初めて漁船「天勝(チョンスン)号」を進水されたのに続き、沈まない船「ワン・ホープ」を建造された。「ワン・ホープ」は、優れた性能をもつ釣り船として認められ、高い名声を得た。また、真の父母様は、短い時間で船を造ることのできる石膏モールド新建造工法を開発され、この工法によって船を造る「マスターマリーン造船」という船舶会社を韓国の木浦に設立された。二〇一一年二月十七日、真の父母様は、石膏モールド工法とグラスファイバーの材質を利用して初めて建造した「天艇号」の進水式を麗水で挙行され、この新しい船舶建造技術が、韓国の造船産業の発展に大きく寄与することを期待された。
1 「ワン・ホープ」は、海の一番の希望という意味です。他の船はみな、長さが三十フィートから五十フィートで、大きくて豪華な船です。そのような船を、みな誇らしげに乗り回しているのですが、「ワン・ホープ」という私たちの船は小さくても速いのです。あっという間に走り去っていくので、みな「あんなに小さな船が来る」と見下して、「あれでは危険だ。死ぬつもりなのか」と言いました。どうして死にますか。沈まない船であることを知らなかったというのです。
2 水産事業は、やはりお父様でなければ開発できないことを、世の中の人々が分かりました。網も船も、お父様が新しく造りました。「ワン・ホープ」というのは、本当に有名な船です。その船は、波によく乗ることで非常に有名な船です。小型の釣り船としては、世界にその上を行くものがありません。それを設計し、九年間で造りました。
その船は沈みません。田舎に住む人は、海の波を見るだけでものみ込まれそうに思うので、うなるライオンよりももっと海を恐れます。船の底が問題です。底に穴がぽっかりと開けば、死ぬようになっています。そのような恐れを克服するために、沈まない船を造りました。常識的には、船が沈みそうになるとき、船から遠く離れなければならないというのが教訓です。ところが、この船は浮くので、しがみついていれば死なないのです。
3 海洋圏で、世界的な人物であるお父様を凌駕できる人はいない、という評判が立ちました。「ワン・ホープ」という船を私たちが造ったとき、アメリカの海軍から将兵が七人来て一週間調査したのですが、「ワン・ホープ」が世界で記録的な船であることが分かるようになりました。
そのような船を造るためには、私たちの承諾を得なければなりません。アメリカも認めざるを得ない覇権をもった立場まで上がってきたというのです。また、韓国の私たちの造船会社がヨーロッパから受注し、三百二十メートル以上の船を造ります。世界の頂上の位置に上がったのです。
4 グラスファイバー(ガラス繊維)の船を建造するに当たって、外国との関係ゆえに、特に北朝鮮のゆえに、これを素材として快速艇のような船を造ることを政府が禁止してきました。しかし、今や南北統一のために開放すべき時になったので、快速艇も造ることができるようになり、私たちの「ワン・ホープ」のような速い船を建造して販売できる時代に入るのです。このような船を、韓国で私たちが初めて造っています。これが今後、かなり有望だというのです。
韓国で造れば、北朝鮮を経て、中国、ロシアや日本までもカバーできます。特に、この船は安く造れるので、日本にまで進出できると見ています。小型船舶建造分野で、アジアで覇権を握ることができると考えているのです。
Thursday Oct 05, 2023
真の父母経 第286話
Thursday Oct 05, 2023
Thursday Oct 05, 2023
第五節 海洋指導者の養成と世界釣り大会
海洋指導者養成のための修練
真の父母様は、人類が今後開拓すべき生活拠点として海洋に注目し、多くの精誠を注がれた。特に、海洋指導者養成のために特別修練会も開催され、平和な世界を建設するために、釣り大会も主宰された。海洋訓練の目的は、一方では深い瞑想を通して信仰を成長させ、胆力を養うことであり、もう一方では、海の水産資源を開発する技術を身につけることである。特に、摂理的に母の国である日本の女性たちを海洋指導者として訓練し、太平洋文明圏時代に備えられた。二〇〇四年十一月から六十八回にわたり、清海ガーデンを中心に麗水・順天地域で四十日間行われた海洋指導者修練会には、韓国と日本にいる日本出身の女性たちが参加した。
1 海には研究すべきことが本当にたくさんあります。見える世界より、見えない世界に、より神秘的なものが多いのです。世界のどんな高い所でも、ヒマラヤ山脈のエベレスト山頂まで、今はいつでも連結されているので、頂上やその周辺の山にある草木、動物まで調査すれば、すべて知ることができますが、海はそうではありません。海にはエベレスト山の高さよりもっと深い所があるのですが、最も深い所では、世の中で価値がないとみなされる物はすべて腐ってなくなり、貴い物だけが残っているかもしれないのです。
水深一万千メートル以上の深い海の中には、エベレスト山があるヒマラヤ山脈も入ってしまいます。海の底にはそのような所が存在するのです。人は母親の腹中にいるとき、羊水の中に浮かんでいますが、それと同じようになっています。生物は海を起源として生まれたというのですが、神様が造った秘密の場所である海に、一番近くで接することができるということは、驚くべき事実です。
2 海に対する訓練ができなければなりません。訓練をして、今後、私たちが教えてあげなければなりません。アフリカや未開地域の人々が、食べる物がなく飢え死にするというのは話になりません。水がある所には魚がいて、獣がいるものです。水があれば、野菜でも何でも栽培することができ、獣もいて魚もいるので、すべての動物たちが暮らせます。万物の霊長であれば、水があり、草があり、動物と魚がいれば生きることができるのに、どのようにして生きるかという方法を教えた人がいないので、そのように飢え死にするというのです。
統一教会員たちは、発展途上国に対して、先導者としての責任を果たさなければなりません。そこに行って幼稚園の先生、小学校の先生、中学・高等学校の先生、大学の教授にならなければなりません。そうして、文化水準を上げながら、飢え死にする人を助けてあげなければならないのです。そのようにするためには、釣りをすることができなければなりません。
そのような意味で、百六十ヵ国に船を四隻ずつすべて分け与え、その準備をしようとしたのですが、皆さんの頭が目覚めず、「それが何の役に立つのか」と考えているというのです。これは、やらなければならないことです。
3 信仰生活をするのに、最も深く瞑想できるのが釣りです。早朝、川に出て、星を眺めながら釣りをするときは、真っ暗なので魚が食いついたのか食いついていないのか分かりません。そのようなときは、釣り糸をつかんだり、釣り竿を握ったりしていれば、食いついたかどうかが分かります。本格的に魚が食いついたのか、来て触っているのか、すべて分からなければなりません。そのようにすれば、真っ暗な中でも魚を釣ることができるのです。手の感覚を中心として餌を釣り針に通し、夜に明かりがなくても、いくらでも釣りをすることができます。
土砂降りの雨が降り注いでいるのに座って釣りをしていれば、狂人扱いされかねませんが、それがどれほど素晴らしいか分かりません。ぬれないようにするために、小さなレインコートにくるまって座っていても釣ることに関心をもつのです。心は釣りに行っています。釣りをするときは、その考えから抜け出すことができません。御飯を食べても、その考えを中心として御飯を食べるのです。そのような姿勢が、信仰生活に必要なのです。
4 アラスカは、夏になれば夜がありません。ここで言えば、日が沈んだあとは暗くなるのですが、そこは七時、八時くらいになってもすべて見えるのです。ですから、いくらでも釣りをすることができます。それゆえ、そこでは寝る時間もありません。そのような生活を続けたので、私が海に出ていくことに対して、「海が好きだから出掛けるのだ」と思うかもしれませんが、海のどこが良いというのですか。誰もが、そのようにならなければならないのです。もう私は、これから船に乗らないつもりですが、死ぬ前に、誰かにこれを伝授してあげなければなりません。
私が伝授できずに死ねば、すべてストップします。誰かにこれを伝授したからといって、続ける人がどこにいるでしょうか。志があるからこそ、そのようにするのです。そのような時間は多くないと思うので、忙しいのです。配置して、訓練させなければなりません。教育をしなければならないというのです。女性はやめて、男性だけしなければなりませんか。女性も一緒にしなければなりません。
5 私は、一九九二年にコディアクで行われた世界指導者教育の期間、朝は五時に起き、夜は十二時前に眠ることができませんでした。修練生たちを昼に連れて出ていき、夜まで訓練しました。訓練をするときは、海に出てしたのです。海は堕落した世の中を意味し、魚は人間を象徴します。そのような訓練を、雨が降っても、雪が降っても行いました。
そうして、あることが言われるようになりました。私たちの責任者に、その日の天気を調べてくるように言うと、風が吹くことはチェックしても、雨が降ることはチェックすらしないのです。それで、「なぜ雨が降ることはチェックしないのか」と尋ねると、「いくら雨が降ることをチェックしても、もう何年も、それによって船を出すかどうかが左右されることはなかったので、チェックしてもしなくても関係ありません」と言うのです。そのような伝統を立てました。
雨が降るなら降り、やむならやみなさいというのです。風速の強弱は、船に乗るに当たって問題になりますが、降雨量は問題になりません。台風が吹くと大きな船は出られませんが、私たちの小さな船は出ていくのです。「私たちは出掛けよう!」と言うのです。そこで約一週間だけ過ぎれば、魚を釣ることに味を占めます。一度その味を覚えれば、再びやってみなければ気が済みません。それが魅力的なことなのです。
6 船に乗って、修練生たちを太平洋の広い海に連れていき、延縄(はえなわ)漁をしながら教育します。朝出れば、昼食の時間を越えるまで同じ速度で走っていき、釣り針を垂らすのです。このように準備して、訓練させています。そこに鮫(さめ)でも何でも、どんな魚でもすべてかかります。目梶木(めがじき)でも鰆(さわら)でも鮪(まぐろ)でも、かからない魚がありません。その餌を何にするかということで、私が餌を研究しています。
魚の獲れない海はありません。アフリカのケープタウンは、一番波の強い所です。そこにも船を送って訓練させています。歴史に記録し、後代の資産として、海洋産業の伝統的教科書を作ることができる資料として残してあげなければならないと考えるのです。
7 太平洋文明圏時代に入ったのですが、ハワイとオーストラリア、インドネシア、フィリピン、台湾、日本まで束ねるのです。第二次世界大戦のとき、南太平洋の島国で日本の軍人がたくさん死にました。そこで生き残った人々の中で、妻を迎えて子女をもうけた人もとてもたくさんいます。彼らを日本の国が救ってあげなければなりませんか、放っておかなければなりませんか。日本の国がそれをしないので、統一教会の人が行って助けてあげなければならないのですが、日本の統一教会の人々を送らなければなりませんか、他の国の統一教会員たちを送らなければなりませんか。
お父様はそれを知っているので、日本の食口たちを動員して、お母様の代身として教育し、助けてあげなさいと命令するのです。それで、日本の賢い女性たちを選んで、海で訓練させるのです。日本の女性たちが海の勇士となり、その息子、娘たちを救ってあげるための活動をするなら、どれほど良いかというのです。日本の人たちが捨てた自分の同族を救ってあげることが、神様の愛です。怨讐を愛しなさいという神様のみ旨があるので、日本の女性たちを動員するのです。動員されて、学校の先生をし、船に乗って出掛けて魚を獲るチャンピオンになって、食べて暮らせる自主的な生活圏をつくってみなさいというのです。
8 日本の若い女性たちをハワイに投入し、ハワイと日本を中心として、世界の六十二の島嶼国家を連合する運動をしています。船を造って訓練をしているのです。日本の女性たちは、船の訓練をはじめ、万全の準備をして、今後、島嶼国家に行って、大統領や国会議員たちを指導しなければなりません。お母様の代わりに、その国の大統領と地位の高い人々を教育すべき責任があります。ですから、日本の女性たちをたくさん配置したのです。
9 韓国人は冒険を好む性格をもっているので、ケープタウンのようなアフリカの南端も開拓し、世界の最先端に立つようになりました。その代表者がお父様です。
今、麗水と順天で、日本の女性食口たちに対して、海洋圏を愛する最高の訓練を始めました。そこに参加する人々は日本の女性食口たちであり、それがエバ国家の解放に最も近い道であることを忘れてはいけません。
アメリカや世界宣教に出た日本の女性食口も、すべて麗水に来て訓練を受けるように、お父様が措置を取りました。韓国にお嫁に来た日本の女性食口たちだけではありません。日本で熱心に活動していた統一教会の女性食口たちがこの麗水と順天の海に来て、韓国の海と山野を愛さなければなりません。韓国人よりももっと愛さなければなりません。そのような女性食口たちが精誠を尽くすことにより、日本民族の未来の解放圏が韓国と連結されるのです。
韓国を連結し、夜の世界を昼の世界にしなければなりません。そのような使命があるので、お父様は生涯にわたって、日本を愛さざるを得ないというのです。昼の世界だけでなく、夜の世界に対しても太陽が地球を照らすように、日本の国がしなければなりません。
Thursday Oct 05, 2023
真の父母経 第285話
Thursday Oct 05, 2023
Thursday Oct 05, 2023
23 魚の養殖場を造らなければなりません。卵を孵化させて何一ヵ月か育てたあと、それをビニール袋に入れて穴を開け、飛行機に載せていきながら、水のある所に落としておけば生きるのです。今後、このように、世界に養殖場を造ることができる時代に入ります。
アラスカには、二万坪以上の湖をはじめ、湖が三百万もあります。この二万坪の湖で魚を養殖するようになれば、二百世帯、三百世帯が暮らすことができます。もし、それが三百万あれば、六億以上の人が暮らすことができるというのです。そして、アフリカの湖のほとりに養殖場さえ造れば、六億五千万のアフリカ人を養って生かすことができます。ですから、人類の食糧問題を解決できるのです。
24 人類の食糧問題を解決しようとすれば、陸地だけではできません。海を開発しなければなりません。神様は創造するとき、春夏秋冬に従って、その地方の温度やその水に合う魚たちをすべて造っておきました。それを総合して、供給してあげなければなりません。それは自分の生活を中心としていては不可能なことです。皆さんは、神様のみ旨や公的なみ旨を中心として、そのようなことをすべてしなければなりません。
25 お父様は、アラスカに行ってキングサーモンについて研究しています。キングサーモンは鮭科ですが、鮭は五種類います。魚の中で最高の魚がキングサーモンです。ところが、これは卵を産むと死んでしまいます。もちろん、神様が子孫のためにそのようにつくったのですが、今や人工的に、母親の鮭が稚魚たちの餌として自らを犠牲にせずに、生きられるようにすることができる時になりました。この鮭が死なずに、海に行っては帰ってきて、卵を産むようになれば、人類を養うことができる食糧の中で、これほど便利な食糧はないのです。養殖場に行けば、昼食は問題ありません。昼食も、これほどおいしい昼食はないのです。鮪の刺身も比べものになりません。キングサーモンは、それほどおいしいのです。
最近、公害問題が深刻ですが、火を起こして食事を作れば、どれほど問題が大きいか分かりません。ですから、すべて生で食べる道に導かなければなりません。これが将来の人類にとって緊急の問題です。南極などのオゾン層が破壊され、大きな問題になっています。そのような問題を中心として見るとき、人類の食糧問題の解決策としては、魚しかありません。魚の資源である、卵は無尽蔵です。
26 お父様は数十年前から、食糧問題の解決のために海洋産業に関心をもってきました。魚粉を開発したのです。これは高タンパク質の食品で、どんな動物にもない栄養分があります。そのように粉にすることにより、保管と運搬が便利になります。それは、九八パーセントがタンパク質です。今まで先進国がそのようなことを解決しなければならなかったのですが、解決できませんでした。
27 カナダからロシア、アメリカ、日本、ドイツが、今、私たちがしている海洋産業に関心をもっています。本来、海で獲れる魚の相当な部分を、人は食べることができません。その大部分を捨てるのです。そのように捨てるものを集めて粉にして、人が食べることができる栄養剤にして発展途上国に送ろうとしているのです。それがうわさになり、全世界の発展途上国の人々が、統一教会に対して多大な関心をもっています。
28 今後の世界で、最も深刻な問題は飢蛾です。ですから、食糧を確保することが問題です。その解決方法は、南米にしかありません。アメリカにもないのです。
ここでは一へクタールほどの土地を利用して作物を植えることができます。三千坪程度なら、誰もが活用できるような所です。どこに行っても、境界線では広い土地が空き地になっていて、遊んでいます。それを開墾するだけでも、皆さんは飢え死にしないというのです。その次には環境問題と養殖問題です。陸地の食べ物だけでは、良質のタンパク質が不足します。ですから、必ず魚の養殖をしなければなりません。魚を食べなければならないというのです。
29 第三世界の人々は、お父様が自分たちを助けるために苦労していることを、みな知っています。ジャルジンに農場を造り、魚粉工場を造るための準備をしていることを知っているのです。第三世界で貧しく暮らしている人々は、お父様の味方になっているというのです。
もし世界の難民たちに、私たちが魚粉を供給して、食糧問題を解決できるようになったとすれば、多くの人々が統一教会員になります。そのようなことをしておけば、真の父母の偉大さは、地が消え去り、天が崩れ去っても永遠に残るというのです。それにより、統一教会の子孫たちが、どれほど堂々と神様のみ前に賛美をお返しできるだろうかと考えています。そして、世界の人々がジャルジンを訪れ、魚を養殖し、人類を生かすために苦労したその功績の基盤を中心として、賛美するようになるでしょう。
30 南極海に行ってオキアミを獲り、食糧問題の解決において、人類に影響を与えることができる時代に入ったので、今後、世界の三分の二の人々は、統一教会を注視するのです。統一教会のみ言と海洋摂理を中心として、食糧問題解決のための全般的な準備をしてきているので、全世界が希望をもっているというのです。今や黎明を過ぎて、希望の太陽が昇ってくる時になったので、誰も遮ることはできません。
31 南極海にはオキアミが無限にいます。人類の食糧にして余りあるオキアミが、そのまま死んでいくのです。これをどのように急いで獲って粉にし、百八十五ヵ国に組織編成をして販売するかを計画しています。
国家メシヤは、その国のアベル大統領と同じです。その国を養って生かすためには、これ以上に必要な材料はありません。ですから、これを供給して利益を残すよりも、損害だけは出ないように組織編成をしなければならないというのです。その国に、どれくらい細密な組織をつくるかが問題です。
32 オキアミを獲って粉にしなければなりません。普通は、これを粉にするのが大変です。粉にして健康食品として売るのですが、私たちが大量生産して、三十分の一の価格で売ろうと思います。それこそ、奉仕するのです。ですから、私たちの船四隻でオキアミを獲れば、大きな関心が集まります。そのようにすれば、アフリカの奥地で飢え死にする人の半分は、助けることができるでしょう。
自分たちを助けるために、お父様がそのような活動をしていることを、第三世界の発展途上国はすべて知っています。それを研究、開発するのに、お金がたくさんかかりました。今や、実験がすべて終わりました。
魚粉を作る工場を、付帯施設まで合わせてウルグアイに造ったのです。そして百八十五ヵ国の宣教部が国と協助し国家の力を通して販売市場を築くのです。栄養失調にかかっている人々を助けるためのものなので、国家が後援するようになっています。私たちの教会基盤を中心として魚粉を持ち込めば、その国家と販売できる市場を築くのです。
33 魚粉の話をすれば、希望があります。この魚粉を作るために、お父様は七千トン級の船を四隻購入し、南極のオキアミを獲るために投入しようと思います。これが、世界的な食糧問題の解決策です。これを早くしなければなりません。今、世界がお父様のすることに注目しています。一年あれば、すべて付いてくるというのです。
躊躇していては彼らと競争が起きます。世界の連合戦線を通して、大富豪たちがこれを奪取するために出てくれば、競争するようになっているのです。ですから、彼らが付いてくることができないように、一気に越えていかなければなりません。ですから、百八十五ヵ国の国家メシヤの中から四ヵ国以上の人々が集まり、一人を立ててそこに三人ずつ付け、この事業のために今から本格的に教育訓練をしなければなりません。
34 釣りの餌を研究しなければなりません。餌を売ることは驚くべき事業です。これは世界的な事業です。今、私たちは魚粉を作っていますが、オキアミには人間にとって良い栄養素がたくさん含まれているので、魚にも最高の釣りの餌になるのです。それを段階的に、十段階、二十段階に分けて作るのです。死んで腐敗する前の魚も、持っていって餌にすることができます。そのような物を好む魚もいます。多種多様です。そのような物を粉にして、いくらでも餌を作ることができるというのです。数十種類のものを作ることができると考えるのです。
南米のパクーという魚も、食べる物が地域によって違います。サロブラ川では、ゴムの木の実を餌として使います。魚がゴムの木の実には食いついても、蟹にはあまり食いつきません。ところが、パンタナールのアメリカーノ・ホテルがある所で釣りをしてみると、ゴムの木の実には食いつかないのです。そのように、地域によって食べる物が違うので、数十種類のものを作ることができるというのです。高タンパクのオキアミを餌にすることができるのです。
35 人間が、海の魚の餌をいくらでも作れる時代に入りました。それぞれの魚の種類によって、ビタミンのような様々な成分を配合し、餌にするのです。人も、魚が食べる餌によって魚を区別し、食べることができます。餌の種類に従って、魚粉を作らなければなりません。私たちが、この魚粉を作ることにおいて記録をつくりました。南極のオキアミは、サイズが小さいのです。そこから栄養素を抜き取り、食糧にできる基盤をすべてつくっておきました。それを国家が支援しないので食糧化できなかったのです。
一年に、南極のオキアミ五億トンが、そのまま死んでしまうというのです。今、水産業界を通して漁獲するのが、一億トン程度です。五億トンのオキアミが毎年死んでいくのですから、これさえ獲れば、人類をいくらでも養って生かすことができます。これ以上の資源はないというのです。また、この上なく健康に良い栄養素がたくさんあるので、そこにペンギンやあしか、おっとせいがたくさん棲むのです。少しだけ食べても、一食だけ食べても、一週間、生きることができるというのです。
36 お父様は、海洋産業を中心として、南極でも北極でも、どこでも行けるようにしました。私たちは今、南極海に行ってオキアミを獲っています。先進国がそれを食糧にしようとして失敗したことを、私たちが研究して連結したので、海洋産業の中で、私たちの南極オキアミ事業は、世界の最先端を走っています。世界の頂上の位置に上がっているというのです。そうして、七千トン級の船二隻から始めて五隻になりました。今後、二十隻まで増えれば、世界の国々と競争できる段階を越えて、世界の栄養欠乏者たちにタンパク質を十分に供給できるようになるというのです。
37 私たちが船を一隻ももっていなかった時、その一隻の船を買うために、一生懸命に努力したのが数日前のことのようですが、ボストンに近いグロスターから出発した水産事業が、アラスカを越え、南米を越えて、南極まで進出し、世界が無視できない位置にまで進みました。神様が保護し、反対を受ける中で海洋を開拓して、今や世界が無視できないほど定着するようになったことを、神様に感謝いたします。
私たちが水産事業をする目的は、お金を稼ぐためではありません。海洋産業の開発のために努力していくと、歳月がたつにつれ、神様が保護して、今や世界が無視できない海洋産業の発展を成し遂げました。大きな船舶を五隻造り、ただ死んでいく南極のオキアミを漁獲して、食糧問題解決の先頭に立ったのです。そうして、世界の海洋産業を開発する国家と会社の注目を浴びるようになりました。ボストンに近いグロスターから始め、お父様がそのような基盤を築いたというのは、神様がついて回りながら保護してくださった結果だというのです。
Thursday Oct 05, 2023
真の父母経 第284話
Thursday Oct 05, 2023
Thursday Oct 05, 2023
13 趣味産業は趣味を目標とします。「お金のある人がするのであって、お金のない人は、どのようにしてするのか」と言うかもしれませんが、それは違います。今もみな、バカンスに行きます。ですから、一年に一回でも二回でも、それをすることができるのです。
これから、それに対する世界的な組織をつくって主導権を握ることが、世界の金融界をはじめ、すべての分野を平和世界に導いていく一つの近道だと思うのです。それで、海に対して数十年間計画し、今まで海洋産業のすべてのことを開拓してきたのです。
14 これからは、海における趣味産業とともに、農業も趣味農業をしなければならないと思うのです。今後、人々は、遊べる時間が多くなれば、遊ぶことも心配になります。ですから、庭園のような所に約二百坪ほどの空間を造り、趣味農業をして生活できるようにリードするのです。鹿のような動物も育てて放し、魚も育てて放し、その次に穀物も、自然に人工の物を代わりに入れて育てるのです。それはどれほど素晴らしいでしょうか。
神様が創造したすべてのものは何であれ再生させ、それを眺めて神様のことを思い、自然と調和して、すべての面で互いに助け合いながら、趣味をもって生き、霊界に行くのです。そのようにすることによって、都市集中の社会を分散させることができます。
15 今後は、どのような時代になるでしょうか。太平洋の海の中に鉄の柱を打ち込んで、ホテルも造るのです。ヘリコプターの機能がどれほど多様でしょうか。ボタンさえ押せば、思いどおりに飛び回ることができるのです。
三時間以上飛び続けると、飽きてしまうこともあります。ですから、二時間くらい飛んで海上ホテルに行き、眠ったりもするのです。どれほど良いでしょうか。そのようなことができるように、太平洋にホテルを造るのです。そのようになれば、二時間や三時間ほど行って昼食を食べ、家族たちと船に乗って釣りもするのです。
16 これから小型飛行機時代が来て、自動車時代は過ぎ去るでしょう。景色が良い所は、大きな都市ではなく深い山中にあるので、そこに飛んでいき、個人のプールと釣り場を造って、水泳もし、釣りもするのです。飛行機はいくらでも借りることができます。飛行機を借りても事業ができる時代に入ったので、お父様は飛行機会社を造っているのです。
海軍の航空母艦や艦艇のような大きな船に、数十隻の潜水艇と数十機の小型へリコプターを載せていくのです。船はゆっくり進むので、船に載せてあるへリコプターを利用して先に移動し、釣りをしてから船に戻り、また、小さい船で先に島のような所に渡って、再び帰ってくることができる時代が来るというのです。
一つの船でも、進む航路が分かれば、一週間前に行くことができます。私たちの飛行機で行くのです。お金がある人は船に乗りどんな仕事でもするのです。コンピューターがあるので、船の中でも事務の仕事をすることができ、旅行をしながら働いて暮らすことのできる時代が来るのです。
食糧問題解決のための構想と実践
真の父母様は、人類の食糧問題を解決できる最善の方案は、海で魚を大量に養殖し、食糧として供給することだと考えられ、魚の大量養殖事業を推進された。陸地でも魚の大量養殖が可能な地域では、これを通して食糧問題を解決しようとされた。特に、魚などを粉にした高タンパク質の食糧であるフィッシュパウダー(魚粉)を開発し、アラスカのコディアクにこれを生産する工場を建てられた。また、真の父母様は、南極にいるオキアミを捕まえて、パウダーをはじめとする加工食品にし、発展途上国に提供する事業を始められた。この事業のために、オキアミを捕まえるこのできる船と、オキアミを食品に加工できる工場、それを供給できる販売組織をすべて整えられた。統一運動の世界的な組織網は、開発途上国にオキアミパウダーを供給する通路にもなったのである。
17 地球の三分の一が陸地であり、三分の二が海です,海に棲むすべてのものは、人々が食べることができます。草も、海で生える草は、大概食べられるというのです。しかし、陸地の草と木は、すべて食べられるわけではありません。
海には、陸地にあるものは、すべてあります。海牛(マナティー)、海馬(とど)、海驢(あしか)、鯱(しゃち)、海蛇などもいます。また、魚の種類がどれほど多いでしょうか。アメリカ人たちは、陸地の肉を食べるのであって、海の魚は「臭いがする」と言って食ベません。ところが、最近は「長生きしよう」と言って、自然食品を好むというのです。
この前、私がマイアミに行って、牛一頭がいくらかと尋ねたところ、「二十五ドルから七十ドルあれば買える」と言っていました。これは、ニューヨークのような所では四百ドルです。ところが、鮪は一匹で四千ドルにもなるというのです。鮪は一匹から子供が百五十匹以上、育ちます。しかし、牛は子供を一年に一頭だけ産むのです。ですから、海はどれほど豊かでしょうか。鮪を一匹だけ釣れば、一年は暮らせるというのです。
18 将来、食糧問題の解決策は海しかありません。魚を食べる道しかないというのです。そのような準備をしなければなりません。そのような基盤を世界的に築くために、誰もお金を出さないので、私がお金を稼がなければなりません。
ですから、フィッシングスポーツ、フィッシングツアーを準備するのです。世界的な上流層の人々をすべて束ねて、それをしようとするので、膨大な経済的基盤が必要です。それを準備するために、私はすべてを知らなければなりません。そのようにして、どの海にはどの魚が、どのように生息しているかを教えてあげ、観光フィッシングをすべてコーチしなければならないのです。
人々がバカンスに行っても、三日もあれば、遊ぶのは終わってしまいます。しかし、船に乗って海に出れば無尽蔵です。無限の秘密の世界、無限の魚類を中心として相手をするようになれば、休暇シーズンで終わる問題ではありません。本当に魅力的なのです。船を止めて、釣り糸を海の底に垂らしてみなさいというのです。大きな魚が上がってくれば、素晴らしく気分がいいというのです。
19 人類には、太初から三つの敵が存在します。飢餓と疾病、そして、人間の無知です。世界の民族たちは、そのような敵と闘って勝つために、力を合わせる必要があります。特にこのような問題は、アフリカ、中米、南米に深刻に現れています。正にそれゆえに将来、大洋の資源を産業的に開発する必要があるのです。
私は、漁業のすべての面を包括する大きな漁船の建造から、漁獲道具と漁場建設に至る多様な事業体をつくりました。未来において、海は世界の数多くの民族に食糧を供給するでしょう。したがって、海の開拓こそ、私たちの世界で飢餓を終息させることができる望ましい方法なのです。
20 今後、人類の食糧問題が深刻です。私はその問題を解決するために、万国に基地を造るための海洋事業に着手しました。そして、養殖問題を中心として、世界を回って教材を作り、教えてあげています。人類の食糧問題を解決するためには、海洋を開発しなければなりません。
海に出て角釣りをすることにおいては、私がチャンピオンです。有名な人々の中には、魚をよく食べ、釣りが好きな釣り人たちが多くいます。彼らを教育しようとすれば、海に一度、二度連れていって教えることがなくなるようではいけません。無尽蔵でなければなりません。魚の種類によって、どのように釣るかという、その方法をよく知らなければならないのです。
21 真の父母が地上に来て、飢え死にする人々に対して無関心ではいられません。私が海洋事業をするのは、それを通して彼らを助けてあけるためです。
ですから、アラスカを中心としてツンドラ大平原、シベリア平原、水に囲まれた北極圏で、これから人類の食糧をどのように供給するかを考えています。温室栽培を専門化して、アラスカを通して交渉し、指令を下しています。何千万ものアジア人を投入できる基地が、アラスカにあります。まず、温室で果物栽培ができるように、温度を調節するのです。そのようにして、魚と農産物の生産問題が解決すれば、人が定着できる基地になるのです。
22 今後、小さなビルを一つだけ造って養殖をすれば、数十万坪の牧場で牛を育てて売ったり、牛乳を搾って売ったりするよりも、何十倍の利益が残ります。
今は、どこからでも海の水を引いてくることができます。何十里、何百里離れた所からでも引いてくることができる時が来ました。パイプさえ敷いておけば、水はどこからでも引き入れることができます。お金もあまりかかりません。海の水を引いて、谷間に養殖のビルを造り、どんな魚でも養殖することができるのです。
数十階建てのビルを造って養殖するのです。それを、座ってすべて見ることができるようになっています。ボタンさえ押せば、自動的に餌もあげることができ、成長したものは自動的に下に降りてくるようにすることができるのです。
Thursday Oct 05, 2023
真の父母経 第283話
Thursday Oct 05, 2023
Thursday Oct 05, 2023
第四節 海洋資源の開発と人類の食糧問題の解決
海洋事業に対する真の父母様のビジョン
真の父母様の海洋に対する関心は、韓半島だけでなく、アラスカとハワイを越えて全世界を対象にしている。そして、海洋を未来の人類の生活の中心地域として、また、人類の食糧問題を解決できる場所として考えられ、海洋事業に多くの関心をもたれたのである。特に、人類の未来の生活空間は海の中にも拡大されると考えられた。そのため、海洋ホテル、水中住宅、漁場ビルなど、海洋時代に備えた多くの構想を語られた。また、北極開発も必要であると考えられ、北極地方に文化都市を建設する方案も提示された。真の父母様は、神様を中心とした海洋観光産業と趣味産業を構想し、推進されたのである。
1 今後、陸地は人でいっぱいになるので、船に乗って海に出なければなりません。海で暮らす時代が、遠くない将来に訪れるでしょう。私たちは、海で何をしなければならないのでしょうか。世界の海洋基地さえ確保するようになれば、世界のすべての文化を思いどおりに(楽しむことが)でき、世界の海岸を活用できるのです。
2 海は無限の世界です。水の世界は、無限の世界です。水がない所はありません。その世界には、人々に必要な高次元の栄養をもった魚がいます。ですから、魚を養殖して販売する市場も縮小することはないでしょう。今後、海洋産業時代が来ると考えているので、お父様は今まで多くのことをしました。多くのみ言も語り、それに備えて多くの準備をしました。これを、世界に拡張すべき時になったのです。
3 海洋には、魚をはじめ、無尽蔵な資源があります。アメリカは、アラスカの魚を加工して売ることを願うのですが、売る所がありません。反面、日本の人たちは魚を手に入れたいと思うのですが、魚がいないというのです。ですから、アメリカの魚を獲って、日本に売るのです。日本はアメリカの魚が必要であり、アメリカは日本の技術が必要なので、互いに力を合わせて投資しようというのです。ですから、私たちはアメリカ人と日本人が結婚して、アメリカと日本で活躍できるようにするのです。
力を合わせて投資する際、アメリカではアメリカ人の夫が社長になって、妻が副社長になります。そして、日本に行とすれば、副社長をしていた妻が社長になって、アメリカ人の夫が副社長になるのです。そうすれば、合弁投資は、そのままできるのです。非常に便利です。そのようにすれば、誰かが来て争うことはできません。乗り込んできて、横取りしようとすることはできないというのです。
4 水産資源は無限です。一般の資源、原材料は制限されています。魚は本来、食物連鎖になっているので、小さな魚は大きな魚に食べられます。一匹が卵を産めば、多くて五十万個以上産むのです。この卵が自然状態で孵化すれば、食べられて一パーセントも生き残れません。しかし、それを人工的に一〇〇パーセント孵化させて管理すれば、どうなるでしょうか。
餌は、草を粉にしてまき、食べさせるのです。そのように魚を捕食させないようにすれば、資源を無限に保障することができます。海にそのようなものがたくさんあれば、養殖をするのです。陸地で魚を育てれば、一家の生活は簡単です。二百坪あれば、一つの家庭が食べて暮らせます。魚をたくさん育てれば食糧になるのです。魚には、栄養がたくさんあります。タンパク質が豊富だというのです。
5 今後、陸地の資源を必要とする時代は過ぎ去ります。水中資源を誰が世界的に管理するか、そのような技術を誰がもつかという問題が、これから重要です。海洋世界を誰が支配するかによって、今後、世界を支配できる新しい時代が来ます。無限にある原料の根本の地が海です。ですから、これから海の魚を獲って食べる時代は過ぎ去ります。海洋養殖をしなければならないのです。
6 地球の三分の二が海です。今後、食べる物が地上からなくなれば、人々は海で何かを獲って食べなければなりません。海を中心として、生きる道を解決できる方案を模索しなければなりません。
私が一九七三年から船を買ったのは、今後、水産事業を興すためでした。そのようにしながら、アメリカのニューヨークやボストンなど、東部の漁場がどのようになっているかをほぼ調査し、事業計画はどのようになっていて、これから海運産業の法規がどのようになるかを調査したのです。
7 これから、海洋世界を誰が占領するかが問題です。海は無限です。そのような海を占領し、冒険できる人にならなければなりません。今や、服を合わせて着て、酸素ボンべだけ背負えば、一ヵ月間、何もなくても生きていける時代に入るというのです。
8 人は誰もが、良い所で暮らしたいと思います。ですから、私は今、潜水艇を研究しているのです。どこが一番素晴らしい場所でしょうか。マンションが良いのではありません。海の真ん中の深い所に入っていって暮らすのです。そこで、どのように暮らすのでしょうか。
その時、必要なのが潜水艇です。ボタンさえ押せば、涼しい所に降りていきます。エアコンは必要ありません。そこでは、ありとあらゆる魚が多彩な泳ぎをし、数限りない様々な色をした美しい光景が広がります。そこには塞がった所がありません。昼も夜も、どこにでも行くことができます。そのようにしながら暮らすのは、どれほど安らかでしょうか。霊界に行く前に、そのような所で一度暮らしたいと思うのです。私一人のためにするのではなく、全体のためにするのです。ですから、研究もしています。
9 今から人が暮らすビルではなく、漁場ビルを造るようになれば、お金持ちの中でも最高のお金持ちになるでしょう。そのような時代が来るのです。これからは都市も分散化しなければなりません。都市で暮らせば、人糞や小便をどう処理するかが大きな問題です。自然の中で暮らすようになれば、どこでもそれが肥料になりますが、あまりにも多ければ問題になるのです。小便も肥料であり、人糞も肥料です。ですから、都市の分散化のために、どこであろうと、その場で処理できるようにして、分散させなければなりません。そのようにすれば、人々は自然に山岳地帯を訪ねていくようになります。
その次に、山岳地帯にだけいれば、暮らしが退屈になるので、海に行って暮らすのです。これからは海の中に入って暮らさなければなりません。私が学者たちを通して、そのような潜水艇を研究させています。海面から三十メートル下に潜れば、台風が吹いても静かです。いくら風が吹いても、波が起きても、三十メール下に行けば、風浪はありません。ですから、三十メートル下、百メートル下というボタンさえ押せば、自動的にそこに潜って、反射鏡で海の風景を見ながら暮らせるのです。
水中でも養殖をすることができます。自分が食べるときに必要なものだけをぶら下げていけばいいのです。どこどこにはどの種類の魚が生息しているので、そこで一ヵ月暮らし、約十メートル上がれば、どの種類の魚が生息しているから、そこで一ヵ月暮らすというように、あちこち移動して回りながら暮らせるのです。このようなことも考えています。そのように、水中生活時代を開拓するのです。
10 私が計画しているのは北極開発です。万年雪の地面の下に、万年都市を造るつもりです。そこに文化都市を造れば、地球にいる人なら、一度は来るでしょう。大学のようなものも、三分の一を地下に建てるのです。
そのようにすれば、暖房装置が必要ないからです。夏は涼しく、冬は寒くありません。そうすれば燃料を焚かなくても、学生が何十人かだけ入れば、自然に熱が出るのです。人体の熱は約三七度です。普通は一〇度あればよいのですが、三七度なので、何人かだけ地下にいれば、熱が分散されるのです。学生が入れば、一気に全体がぽかぽかするというのです。そのような時代に入ります。
そのようになれば、すべてのものが、現代文明に歩調を合わせることができる経済的な生活形態を求めていくようになります。私たちがそのような最高の理想的な世界に向かって、体制の革新を決意しなければならない時になったというのです。
11 お父様は、現在のような水産事業時代は過ぎ去ると考えています。これからは養殖をして、水産事業に従事するとしても、観光と趣味を兼ねなければ、一生を懸けてこの事業に従事するのは難しいことが分かりました。すべてのことには、お金と資源がなければなりませんが、必ず人材として人を育てなければなりません。人がいなければならないのです。水産事業を自分の天職と考えることのできる人を、どのように育て上げるかが問題です。青年時代、壮年時代、老年時代も海が好きで、自分が死ぬ時には、息子、娘、孫たちにも、「海を愛しなさい」と教えることができる人が必要です。
12 将来は、レジャー産業が相当に発達するでしょう。なぜなら、人々が都市生活をするのでストレスがたくさん溜まり、それを解消するためには、刺激的な運動が必要になるからです。何によってこのストレスを解消するのでしょうか。お父様は三つあると考えています。一つは狩り、一つは乗馬、そして、釣りです。
狩りや乗馬をするには、多くの制約があります。乗馬はお金がたくさんかかるので、特定の階層だけがすることができます。誰もができるものではありません。また、狩りも四十歳前後までならできるのですが、五十歳を越えると大変でできません。特定の階層だけができるのです。しかし、釣りは少年時代から老いて死ぬ時まですることができます。ですから、これから釣り事業は、世界的な事業になるだろうと考えているのです。
Thursday Oct 05, 2023
真の父母経 第282話
Thursday Oct 05, 2023
Thursday Oct 05, 2023
17 大きな魚を釣ろうとすれば、釣り針が底の近くに行かなければなりません。魚の中で、飛び跳ねるものは小さな魚です。大きな魚は飛び跳ねません。「飛び跳ねてどうするのか」と言うのです。釣り糸を垂らして、釣り針を海底から指尺で一つ分ほど浮かせて匂いを漂わせておけば、魚がゆっくりと近寄ってきます。魚が泳ごうとすれば、ひれを動かさなければなりません。ですから、魚たちは水平に進むとき、(ひれが海底に)引っ掛からないように、(海底から)指尺で一つ分以上、浮かんだ高さで泳がなければならないというのです。それを計算して釣り針を投げれば、間違いなく大きな魚がかかるようになっています。
私が近頃、最後に釣った鮭は、十五・三パウンドでした。今まで私たちが釣った鮭の中で、一番大きいものです。最後にそれを引っ掛けました。それは、どれほど力が強いか分かりません。網でそれをすくわなければならないのですが、夕日で照らされて魚が見えませんでした。網の中に三分の二が入っていて、頭だけが出ているのに、ものすごい力で跳び出そうとしていました。そのような時、間違えば糸が切れるのです。
18 釣り糸には長さによって数多くの種類があります。たくさんの釣り糸がかかっています。ところが、釣り針が水に入るやいなや、食いつく場合もあります。だからといって、それを引っ張り始めれば大変なことになります。糸が長く、釣り針が遠くに行くほど、深い大洋になっているのです。
それで、本当の釣り人であれば、小さなものが食いついてきても、そこに気を取られてはいけません。「お前が食いついたのか!お前たちの群れはどんどん集まりなさい」と言って待ってこそ、一番大きな魚が遠い所からやって来るのです。その遠い所にいた一匹の大きな魚を釣らなければならないということです。お父様は、釣りがかなり上手です。四十日以上続けて、昼も夜も釣りをやったのです。
19 狩りは、要所を見張っておいて、銃を撃って動物を捕まえるので、道義的ではありません。しかし、釣りはそうではありません。自分で来て、食いついてくれるのです。また、釣りは五歳から死ぬまですることができます。
いくら釣りのチャンピオンだとしても、他の地方に行けば、地方ごとに魚が違うので、釣る方法も変えなければなりません。その地方のやり方でやらずに、自分一人だけのやり方で釣りをすれば、魚が食いつかないのです。ですから、どこに行っても釣りのやり方を習わなければならず、また、どこに行っても教えてあげられるということです。誰もが先生になり、生徒になることができるのです。そのように平等です。
同じ種類の魚でも、食べる物が場所によって違い、釣りをする人が何の餌を与えるかによって違ってくるのです。違う地方に行けば、すべて学ばなければなりません。万国がすべて違います。ですから、釣りに対する楽しみも多様です。
飢餓解決のための釣り教育
真の父母様は、「飢娥で苦しんでいるアフリカの人々を生かすためには、釣りと狩りを教えてあげなければならない」と語られた。昔、祭司長たちが祭物を捕まえて天に捧げたように、真の父母様が釣りと狩りについて教えるのは、祭司長の役割を果たせるようにするためであった。真の父母様が釣りをしながら注がれた精誠と成し遂げられた海洋摂理の実績、そしてその心情を、今後、百年後にも、千年後にも、世界万民が相続し、全人類が差別なく、等しく分かち合い、幸せに生きていく共同体の典型をつくろうとされたのである。
20 熱帯地方には、獣たちがたくさんいます。ですから、狩りができなければなりません。また、釣りもできなければ駄目です。飢え死にする人々を生かすためには、魚の獲り方を教えてあげなければならず、狩りをして生き残る方法を教えてあげなければならないのです。
昔、祭司長たちは祭物を捕まえて、祭祀を執り行いました。私が動物を捕まえるのは、統一教会員たちを祭司長にするためです。それは神聖なことです。釣りと狩りを習えば、これからチームをつくってアフリカに行き、助けてあげるようにするのです。アフリカへ狩り宣教に送り、釣り宣教に送って、貧しく暮らす人々を助けてあげることにより、これを全世界に広めなければなりません。どこに行っても釣りをし、狩りをして、飢え死にする人々を生かす道もあるというのです。
21 釣りは簡単です。アフリカの奥地でも、女性たちはみな、針を持っています。ろうそくをともして針を熱し、釣り針を作るのです。昔、私はそのように作って(釣りを)しました。釣り糸も買う必要がありません。ナイロンの糸はいくらでもあります。この釣り糸は、絹糸が問題ではありません。そして、重りは鉛の塊を切ってぶら下げ、浮きはきび殼を切ってぶら下げればよいのです。そのようにして餌を通し、釣り竿がなくても、それを投げておけばいくらでも魚を釣ることができます。
無尽蔵なのが魚です。魚は、水があればどこにでもいるので問題ありません。女性たちが釣りのやり方を知らないので問題なのです。今までそのようなことを教えてくれる指導者がいませんでした。ですから、お父様は釣りをせざるを得ず、狩りをせざるを得ないのです。
22 飢え死にするアフリカの人々や第三世界の人々は、釣りのやり方が分からなくて死ぬのです。釣りさえすれば、絶対に飢え死にしません。至る所に川があり、湖があります。魚がいくらでもいるのです。ですから、獲る方法を教えてあげ、養殖する方法を教えてあげなければなりません。そのようなことを、既にお父様がしています。
釣りは糸さえあればよいのです。針はどこにでもあります。ろうそくをともしておいて針を熱し、釣り針を作って釣りをすれば、いくらでも魚を獲ることができます。そして、餌はどこにでもあるのです。一人で、十人の赤ん坊を毎日養っていくことも問題ではありません。人の背丈ほどの魚が釣れるのです。そのような環境的条件にもかかわらず、指導者がいなくて、それができずにいるのです。
23 世界で一年に約二千万人が飢えて死ぬのですが、その人々をどのように救うのでしょうか。お父様は、釣りが好きなので釣りをして回っているのではありません。釣り針を眺めながら、大洋を越え、その二千万人のことを考えるのです。真の父母の血と肉を投入してでも、助けてあげられる道を開かなければならないというのです。それを誰も考えていません。それを忘れないようにするための作戦です。ですから、たくさんの魚を獲って、海を通して流通させるのです。海でなければ、この人々を生かすことはできません。
お父様は八十の老人ですが、雨が降っても雪が降っても、時間を惜しんで釣りをしようとしているのに、私たちの指導者たちはみな、言い訳を言って逃げ出そうとし、何としてでも私が釣りに行けないようにしようとしています。それは、私がなぜそのようにするのか分からないからです。
その休んでいる時間にも、多くの人々が死んでいきます。お父様が統一教会の責任者たちとそのような活動をしたことによって、その地は、これから聖地になるのです。今後、多くの人々が、このようなみ言を通して釣りの精神を受け継ごうとすれば、それが後代に世界の救いの道を拡張し、高速道路を走っていける動機になると考えるのです。百年、千年を考えてそのような活動をしているというのです。
24 宣教師の皆さんも、事業感覚を備えなければなりません。そうして、一年に世界で二千万人も飢え死にしていく生命を、生かすことができなければなりません。土地がある所では農業の方法、水がある所では養殖の方法を教えてあげて、飢え死にしないようにしなければなりません。婦人たちと子供たちが釣りのやり方を知っていれば、どうして飢え死にするでしょうか。水があり、魚がいくらでもいるのに、なぜ死ぬのかというのです。ですから、私は釣りをするのです。
皆さんが釣りを教えてあげなければなりません。また、狩りも教えてあげなければなりません。そこには鳄(わに)やら何やら、獣たちがどれほど多くいるか分かりません。ですから、「世界平和観光狩猟連合会」も世界平和のためのものです。
なぜこのようなことをするのでしょうか。飢え死にする世界の人々に、真の父母が責任をもたなければなりません。全世界の人類が兄弟なのに、放棄することはできないというのです。毎年、二千万人が統一教会員になると考えてみてください。このようなことを統一教会が主導して世界的に行えば、どれほど多くの人を救えるでしょうか。
ですから、農業をする方法、釣りをする方法を一刻も早く学びなさいというのです。飢え死にする人々を助けてあげるためです。それゆえ、その方法を相続して帰りなさいというのです。
Thursday Oct 05, 2023
真の父母経 第281話
Thursday Oct 05, 2023
Thursday Oct 05, 2023
5 陸地では、風の吹く音、木の枝が揺れる音、人の声、ねずみが通る音など、ありとあらゆる音がします。しかし、海には水の音一つしかありません。音がしても、すべて同じ音なので気にならないのです。遠くに出ていけば、はえが飛び回る音もしません。人間はいないというのです。ですから、どれほど素晴らしいでしょうか。修養において、これ以上に良いものはないと考えるのです。修養は、瞑想と訓練の過程です。精神世界では、これを和合することが修養です。
ですから、お父様は家にいないで、小さな「ワン・ホープ」という船に乗り、風が吹く海に出ていきます。船は楽ではありません。しかし、精神的姿勢においては、中心をつかむことができるのです。
6 人々は、船に乗って海に出て、釣りをするなら、天気が良く、気分の良いときに出掛けようとします。それは普通の人が考えることです。特別な人になるためには、にわか雨が降り、雷が鳴る環境でも釣りをしてみなければなりません。雨が降るとき、周辺の水がどのように変わり、その水が動くことによって、魚にどのような影響を与えるかは、豪雨が降り注ぐ場で釣りをしてみなければ分からないのです。
7 お父様は「天勝号」を一九六三年に造りましたが、アメリカに行ってその伝統を受け継ぎ、「ワン・ホープ」という船を造りました。「トゥー(two)・ホープ」ではなく、「ワン(one)・ホープ」です。一つの希望です。絶対希望、絶対愛、絶対唯一の中で、お父様が考えていた思想的誇りとその目的と方向性の一致、三位一体圏を中心として、一方通行をするのです。
数十年間、船に乗りました。朝五時から日が沈むまで乗ったのです。麗水に来て見てみると、私が昼の十二時に出れば、皆さんも付いてきてその時間に出ようとします。それはよいのです。しかし、皆さんの一代でお父様のすべての伝統を引き継いでいかなければなりません。お父様は、朝五時から海に出て、魚がいないのに精誠を尽くしました。
8 アラスカで魚を釣るとき、私たちが早朝に船に乗って出掛けるのを見て、沿岸警備隊が、「魚釣りを何かの訓練のようにしている」と言っては訪ねてきて、「どのようにしたらそのように生きられるのか」と感服し、称賛して帰っていきました。海に行っても、私が一番上手に釣りをするのです。今、鯨を獲ろうとすれば、一日に数頭は獲れるでしょう。鮪から何から、獲ってみたことのない魚がないのです。太平洋、大西洋、地中海をすべて回り、獲ってみたことのない魚がありません。ですから、世事に通じているのです。
9 世界の人々が、お父様のことを神秘的な男だと思っています。神秘的な話も上手です。そして、神秘的な行動もよくします。私は船に乗って海に出れば、漁夫の王様です。「あの人は統一教会の教主なのに、何が分かるのか」と思うかもしれませんが、現場に行って監督すれば、十年や二十年してきた人々も感嘆するのです。農場に行けば、農作業も上手です。学者たちは、自らのことを神秘的な人間だと思うのですが、お父様に会えば、お父様を見て「もっと神秘的な人だ」と言うのです。何が神秘的にするのでしょうか。真の愛がそのようにするのです。
10 釣り人が魚と闘うのは、最高の闘いです。射撃手が射撃をするとき、そのような精神をもってすれば百発百中でしょう。そのような態度が、本当に必要です。釣りをしてみると、良い点がたくさんあります。夜、静かに座り、波を眺めて変化する姿や、雲を眺めて変化する様子を観察しながら、そのように千変万化の中で一晩を過ごしてみると、それが本当に良いというのです。それが必要です。そのようなときにも、悲喜がたくさんあるのです。
釣りをしながら、魚を釣るときは、「やあ、これがかかったな」と言って、最初にかかったものをこの上なく愛するようになります。「私の手を通して釣るのだ。じっくり見てみよう。どのような魚が現れるか」と考え、どれほど真剣か分かりません。自分の主観的な考えや思想によって、その相対的価値は高く、深く、千態万象の価値として上がったり下がったりするのです。
11 海を知らなければなりません。海の底にうつ伏せになって、王の振る舞いをするのがハリバットです。それはうつ伏せになって暮らします。目がアンテナのように飛び出ていて、海の底に棲むため、ちょうど苔の生えた岩のようです。そのようにうつ伏せになっているので、小さな魚たちがにおいを嗅ぎつけて集まるのです。その魚たちを、ハリバットは体をよじらせて捕まえ、のみ込みます。うつ伏せになって暮らすのです。
それが、釣り針に掛かって引き上げられても、「世の中で誰が俺に手を出すのか」と言いながら身じろぎもせずにいるのですが、そのうち「いやあ、大変なことになった!」と思うのです。そのようなハリバットが、お父様に雷を落とされました。コディアクで八十パウンド以上のものを釣った人かほとんどいなかったのですが、お父様が二百パウンド、三百パウンドのハリバットを釣ったのです。
12 お父様は、鮭を好むのですが、なぜ好きなのでしょうか。このような種類の魚はいないというのです。鮭は勇敢です。五大洋を泳ぎ回ります。水がある所は、どこにでも行くのです。そして、おいしいのです。他のものは、食べるときに十分に火を通して食べるとか、調味料をかけて食べなければならないのですが、これはそのまま食べてもよいのです。
その次に、愛のゆえに鮭が好きなのです。四年ないしは六年ぶりに自分が生まれた故郷に帰ってくるのですが、どのようにしてタイミングを合わせて帰ってくることができるのかというのです。やって来て二週間以内に、約束していたかのように雄と雌が出会うのです。アダムとエバが本然のエデンの園を離れ、六千年の歳月を経て再び戻ってきて、愛し合うのと同じです。それ以上にならなければなりません。そして、鮭は子供のために死ぬのです。愛して死ぬというのです。愛が生命より重要です。これが復帰摂理において、統一教会員たちが行くべき道です。統一教会員は、愛の氏族なのです。
13 鮪の季節になって海に行けば、集まっている五百隻の船がすべてライバルのように感じられます。私一人で釣りができたら良いのにと思うのですが、そのような日はありません。
それで、ある時は、暴風警報が出ているのに海に出掛けようとしました。ですから、みな、「出てはいけない」と言うのです。それでも海に出ました。近い所に行くのではありません。二時間以上かかるので、夜一時に出発するのです。四時に到着しようとすれば、一時には出なければなりません。暴風雨が吹きつけるので、倍の時間がかかるため、夜の十二時に出航しました。生涯路程にそのようなことが多くあるのですが、その材料は億万のお金を払っても買えないのです。そのような天気なので、海に出ている船は一隻もありませんでした。
そこに行って、釣り糸を垂らすやいなや、魚たちが争うようにして食いついてくるのです。(普段は)何隻もの船が垂らしていた釣り針に数十匹が食いついていたのですが、(この日は)釣り針が一つしかないので、飢えた魚の群れが押し寄せてきて、食いつくようになっています。ですから釣り糸を入れると、さっと食いついたのです。暴風雨など、吹くなら吹き、やむならやめばよいのであって、私が暴風雨を気にするでしょうか。ただ汗を流しながら、釣りをしたのです。
14 釣り針を入れれば魚が釣れると思っていますが、とんでもないことです!魚たちが戯れる水温はそれぞれ違うのです。魚の大小によって戯れる所の水温が変わります。夏は水面に近づくほど、水温が高くなります。ですから、小さな魚たちが水面に棲むのです。海水の温度によって魚たちが移動するというのです。魚は、縦に動くのを一番嫌います。いつも横に移動しようとするのです。釣りをしようとすれば、そのようなことを知らなければなりません。
鮭も、どこで釣るべきかを知らなければならないのです。ですから、専門家にならなければなりません。専門家になろうとすれば、勉強が必要です。専門家にならなければ、魚を釣れません。お父様は水温に合わせて釣りをします。水温がどのくらいならどのような魚がいるかということが分かるのです。
15 私は、釣りに行けば、魚のいる所が分かります。朝と夕方は、魚たちが食べる物を探し回ります。
その次に、昼時には既に何かを食べ終わったあとなので、遊び回るのです。水深が深くてはいけません。ある所は深く、ある所は平らでなければなりません。魚たちは隠れるために、深い所に逃げていきます。水深が浅い所に出てきて遊ぶとしても、平らな所に出てきて遊ぶのです。午前はそうです。
午後にはまた食べるものを探し求めるので、水面を見て、「ここにはこのような魚がいるようだ」ということが分かるのです。
16 釣りをするなら、今、自分の釣り針が水面から何メートル下にあるのかが分からなければなりません。底から一フィートくらいの所が、魚が餌を取って食べるのに良い所です。そこで生活しているので、二フィート以上の所には行けないというのです。そのように釣り針を垂らしておけば、毎回釣ることができます。
そうして、糸が少し引っ張られる感触があれば、思い切り引き寄せなければなりません。それが技術です。鮪は、海で自分が天下一であるかのように、自由に生きている魚ですから、小さな餌には掛かりません。掛かるようにしなけれfならないのです。それを研究しなければなりません。
Thursday Oct 05, 2023
真の父母経 第280話
Thursday Oct 05, 2023
Thursday Oct 05, 2023
アメリカ水産事業の発展
真の父母様は、アメリカで沿岸警備隊がいる三十カ所にオーシャン・チャーチをつくって訓練し、アメリカの水産事業、趣味を兼ねた海洋観光事業を準備された。また、セイロ組織の全米化と水産事業販路の世界的基盤を築こうとされた。
このような海洋摂理のために、造船所と水産物加工工場を建て、若者たちに販売の訓練をされた。五大洋で獲れる魚を一時に供給するための組織を編成して、アメリカの水産市場を主導しようとされたのである。また、「国際海洋産業(IOE)」という水産物運輸事業も始められた。
30 私たちは、アメリカで沿岸警備隊がいる三十ヵ所に基地を造り、「オーシャン・チャーチ」という名前で新しい教会組織をつくって活動しています。そうして、その地方に行き、魚を獲るすべてのことを革新するのです。改革をしようというのです。
座って他の人に付いていく人は改革ができません。立ち塞がって、「私の話を聞いてみなさい!」と言える人が改革をするのです。そのようにしようとすれは、そのような人を育てなければなりません。
31 私が、アメリカで海洋を開拓するために、アメリカにないものを一つつくったのですが、それがオーシャン・チャーチです。最も重要な所に、三十のオーシャン・チャーチをつくりました。
そうして、水産事業もするのですが、海洋観光事業をしようと思います。これから世界的に観光事業を行うつもりです。趣味を兼ねた観光事業、それをするために、オーシャン・チャーチをつくって訓練させたのです。
32 アメリカで経済基盤を築くに当たって、選択した二つの事業は、セイロ(世一路)組織全米化運動、その次に水産事業販路の世界的基盤を築く運動です。これを、どのようにしてすべて行うかが、現実的問題として登場しました。機械工業が現在、西欧文明の中心だとするならば、水産事業には主人がいません。これが内容において、主体と対象の関係になっています。そのような意味で原理的です。
ですから、私は、損害を受けても水産事業に投資をし、セイロの発展のために投資をするのです。教会が犠牲になっても、ここに投資して、基盤を再創造する努力をしなければならないというのです。
33 「ニューホープ」という私たちの船は、アメリカ東部においてマグロ釣りで有名であり、南米でもうわさになりました。私がそのようなことをするのも、水産事業を開発する人材を育成するためでした。そのままではできません。私が自ら、二十四時間、船に乗って回りながら若者たちを教育したのです。最初は、「船に乗りなさい」と言えばみな逃げ出し、言うことも聞きませんでした。ところが、私が時間さえあれば話をし、四年、五年が過ぎ、七年たつと、女性たちまでも「私がキャプテンになる」と言うのです。そのような雰囲気をつくりました。
そのようにしながら、造船所を造り、水産物加工工場を造り、そして、販売できるように訓練させました。移動バンを中心として、販売訓練をさせたのです。一年間で、網を作り、船を造り、魚を釣って、その次には魚の販売までしたのです。釣った魚が売れなければ、加工工場を中心として処理しなければなりません。シーフード・レストランまで造らなければなりませんでした。そのようなものを中心として、水産事業の基盤を築いたのです。
34 私はベリータウンに行って、鯉を数千匹獲りました。池の水をくみ上げると大きな亀が六匹も出てきましたその亀たちを、ハドソン川に放してあげました。また、最初に獲った鯉も放してあげました。鯉を前にして、「君たちは愛を通して生まれ、愛のために死ぬのが道理なのだから、愛する人々のために生きるのが良いか、死ぬのが良いか」という問題について考えたのです。
(そして、)「このように見れば、君たちは犠牲になるのだが、将来、アメリカの水産業を発展させ、統一教会の人々がこれから君たちを通して、神様のみ前にさらなる忠誠を尽くし、人類をより愛することのできるエネルギーとなり、肉になると思う。君たちは魚として生まれたが、私の息子、娘と同じように、アメリカ国民と同じように考えてあげられる肉になり、心になる。そのようになれるように愛してあげるのだが、それも嫌か。君たち鯉は、愛する息子、娘、アメリカ国民の血となり、肉にならなければならない」と言ったのです。
35 アフリカ人が喜び、南米の人が喜び、アジア人が喜ぶ五大洋の魚を、私たちが一時に供給できる組織を編成して、アメリカ市場を占領し始めました。例えば、アフリカ人がレストランに行って魚を食べるとき、自分が食べてきた魚、自分の味覚になじんだ魚を求めます。ところが、レストランにその魚がなければ、その客は帰ってしまうのです。ですから、今、五大洋で獲った魚をレストランに補給できる運動をしようというのです。
アメリカの人々は一日八時間働くので、午後五時になればレストランの門をすべて閉めますが、私たちは二十四時間、営業するのです。また私たちと関係のあるレストランに品切れになった材料があれば、私たちと関係のある他のレスランから補給してあげるのです。ですから、誰も私たちにかないません。それで、水産業界では、お父様の評判が高いというのです。
36 アメリカにおいて「国際海洋産業(IOE)」は、アメリカの水産事業家たちが競争の対象として注目する会社になりました。魚も獲りますが、今や運輸事業までしなければならないというのです。それがある基準にさえなれば、ハワイと東京の間を直行し、ヨーロッパと南米を巡回できる船ができます。
現在、世界に多くの国々がありますが、問題はアメリカです。輸出入をするに当たって、アメリカが世界的な代表なので、このアメリカを中心として連結しなければなりません。各国が往来しながらアメリカに品物を降ろし、帰るときは空の船で帰ります。そのように空の船がどの港にでも行けば、私たちのメンバー数百人が出てきて、一瞬にして品物を載せてあげられる組織を備えるのです。そのように、「運輸事業で世界人類を生かすための奉仕活動をする」と言えば、全世界の国家が後援するようになるのです。
第三節 釣りと精誠
釣りは精誠を尽くすためのもの
真の父母様は、二〇〇四年四月二十四日から八十五日間、麗水の海と貯水池で、昼夜なく釣りをしながら特別精誠を捧げられた。釣りには、堕落した人間を救おうとされる真の父母様の一念と精誠が込められている。特に、真の父母様が釣りをされるのは、釣り自体のためではなく、神様の摂理をかけて、最高の精誠を捧げるためであった。そして、真の父母様は、釣りをされながら精神を集中し、瞑想しながらみ旨の成就のための構想を練られた。このような過程を通して、心と体が一つになって神様と連結されることによって、霊的に深い対話も交わされた。その一方で、多くの経験を通して体得された釣りの要領を食口たちに教育し、伝授されたのである。
1 お父様は、魚を釣ろうと思って釣りをするのではありません。精誠を尽くせば、行く道に光がさしてくるのです。一人で、世界的な仕事を抱えて処理しなければなりません。世の中に相手がいません。精誠を尽くすことが、精神を統一することなのですが、これは恐ろしいことです。精誠を尽くし、最高に努力する人が、頂上を占領できるのです。
2 世の中の人ができないことをしてこそ、霊界から協助するのです。並外れたものでなければ、サタン世界と変わらないので、天が役事できません。並外れていてこそ、役事するのです。
お父様も、訳もなく精誠を尽くしながら、このようにしていると思いますか。世の中の人が海に行ったり、陸地に行ったり、高い山に登ったりする、その基準以上にしなければならないと考えるので、天が協助するのです。お父様は、その基準を失わないようにするために、釣り竿を持ち歩くのです。釣りが目的ではありません。
3 私たちが海に出て釣りをするのは、世の中を釣るということです。精誠を尽くすのです。皆さんも海を愛さなければなりません。精神を集中するには、釣りが一番早いのです。お父様が経験したことです。釣り竿を仕掛けて峰を眺めながら考えるのです。「あの峰が、天のみ前に精誠を尽くした人と焦点を合わせる、その日が来ることをどれほど期待しただろうか。それが正にこの時間である。ここに精神を集中し、この釣り竿を動かして万民の救いの道を開いていくのに同調することにより、お前たちも解放される」と考えます。そのように、万物を中心として考えるのです。飛んでいくかもめを見ても、話しかけながらそのような決意をするのです。「ぶれることのない中心、統一基準において摂理的なみ旨の終結を願う志の前に、お前たちが協助し、万物全体が真の父母の代わりに一つの標的の対象となって、精誠を尽くした代身者として動きなさい」と考えます。雨が降ろうと雪が降ろうと、関係ありません。暴風が吹き、雷が落ちて騷がしい中でも、i釣りをするのです。それを忘れてしまおうというのです。そのような生活をします。昔、グロスターで「ニューホープ」に乗ってワシントン大会成功のために精誠を尽くしたことが,忘れられません。「ニューホープ」の二階に座り、二十一日間、釣りをしても魚が一匹もかからなかったのですが、それでも心は変わりませんでした。自分の思いではありません。空中に浮かんでいるかのようでした。みな深刻でした。そのようにしていたところ、神様が助けてくださり、奇跡が起きたのです。
4 海で船に乗りながら、一人で話をするときがあります。心が話すことを聞くのです。我知らず独り言を言うのですが、それを聞いてみると、預言になっています。きょう起きることあす起きることを、自分がぶつぶつ語るというのです。船に乗っていれば、自分も知らないうちに独り言を言うようになります。それが預言になるのです。啓示の言葉です。
心と体と、いつでも一緒に友達になれるのは、船に乗るときです。船に乗れば、海に私一人しかいません。水平線しかなく、船と私一人しかいないのです。主体がどこにいますか。体と心しかありません。ですから、そこで九〇度を探し求めれば、神様もそれを願うので、すぐに連結されるのです。体と心が一つになれば、直接霊界と接触できる近い距離になるので、そのようなことが可能なのです。
神様が地上を訪ねたいと思う所は、体と心が一つになった所しかありません。そこから神様の役事が始まるのです。心が体と一つになって言葉を話すのです。そのようなことが、どのような地域でも可能です。祈るときより、もっと早いと思うのです。