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Monday Mar 11, 2024
御旨と海 第37話
Monday Mar 11, 2024
Monday Mar 11, 2024
ワン・ホープ号でさえ最終的な基準ではありません。先生は今、それを改善する方法を研究しています。バランスの取り方が難しいというのが一つの問題点なので、改善されなければなりません。我々はそれを研究して、その問題を改善する必要があります。あらゆる訓練に役立つような船にしたいと先生は考えているのです。また先生は、船が波をどうやって切るのかについても調べています。船がもっと早く進めば、一度に三つの波を切ることができます。今は二つの波を切ることができます。ゆっくり進むならば、一つずつ波を切って行かなければなりません。先生はこれを既に試験しました。もし船が三千五百回転で進むならばもっと安定するし、波の切り方もきれいになります。
皆さんはワン・ホープ号を改善するための何か良いアイデアを持っていますか。この船をもっと研究し、改善作業も最高のものにしましょう。もう既にデザインは立派だから、この国の船舶展示会に出品しても、とても良いというコメントをもらえるはずです。我々は特別の目的を持ってワン・ホープ号を二十八フィートにします。そしてトレーラーを使ってこの国のどんな所でも引っ張って行くことができるので、その保管はいたって易しいのです。このようにして、我々は一つの町から次の町へ移動することもできます。しかしもっと大きな船になると少々困難になります。二十八フィートの船は二十五ノットの風までは安定しています。いずれにせよ、それより強い風の場合は釣りには適さないので、二十八フィートの船はあらゆる種類の漁に適するのに優れていると言えます。
この船のユニークな点は絶対に沈まないということです。こういう船の使用方法には限界というものがありません。家庭教会としても優れています。家族全員がこの船を使うことができます。またほとんどどこへでも行くことができます。どんな家族にとっても、極めて便利で素晴らしい船なのです。だから先生はそういうデザインにしました。他の船を大量生産するようになったならば、皆さんはそれを自分の個人ビジネスとして売ることができます。またマスター・マリーン会社を通して、皆さんの地域のその船を買いたい人たちのために発注してやることもできるのです。
しかしこういった努力を軽々しく扱ってはいけません。既に古くから確立されている産業において、新しい伝統を打ち立てるのは非常に難しいことです。だからそれは極めて注意深く研究する必要があります。お金が問題ではありません。重要な点は我々にその能力があるかどうかです。ワシントン・タイムズが一つの良い例です。我々のメンバーは雇われた人達ほど能力はありませんでしたが、新聞社の行くべき方向性を管理統制することができました。我々にとってはそれが重要な所です。皆さんもそういう人、つまり多くの人達を管理し面倒を見ることのできる人になる必要があります。人生のあらゆる面において人々を導くことができなければなりません。
物にも同じ原理が適用されます。あらゆる船の基本公式を作り、船の管理に当たってその基準に従います。エンジンと船の修理費は高いので、修理しなくても良いように最善を尽くさなければなりません。皆さんはエンジンと船を定期的に点検する必要があります。西海岸や東海岸、そしてメキシコ湾岸の各地区が、船舶いじのためのシステムを作るべきです。皆さんの中で何人の者がエンジンの修理ができますか。各海岸地域につき、1人の巡回師が任命されなければなりません。エンジンが壊れた場合、その壊れたエンジンを修理している間、他のエンジンを使うことができるように、少なくとも3つの補助エンジンを用意しておく必要があります。皆さんは徹夜してでもエンジンを一晩で修理できなければなりません。
助けが必要ならば、船に責任を持っている人に来てもらって一緒に徹夜をします。そして「徹夜してでも一緒に働くように」というように、船に責任を持っている人達への指示は巡回師が与えることができます。皆さんにはそういう経験が必要です。巡回師はやり方を皆に教えなければなりません。もしエンジンが再び同じやり方で壊れたならば、そのエンジンをどう扱いどう修理するのかをもう一度皆に教えなければなりません。
エンジンが最も重要なのです。エンジンが良くなければ船は使えません。各地区の修理員が船の壊れた場合に即座に向かわなければなりません。エンジンの修理に自信のある者は今ここにいますか。皆さんは、ガソリンとディーゼルの両方を学ぶ必要があります。「私はガソリン・エンジンは修理できるが、ディーゼルは修理できません」などと言うことは許されません。両方共修理しなければなりません。またエンジンの修理ができる者達は電気についても知っておく必要があります。電気系統のおかしな所は何でも修理することができなければなりません。ワン・ホープ号はとても小さいので学ぶ所がほとんどありません。
しかしこのコースを通過して経験と技術を積めば、大型船の管理と修理の商売を始めることができます。トロール船や大きな船を修理することができます。また何でも修理できるように自分を訓練することもできます。エンジンの故障には共通点があります。
各センターは一隻の船から始めます。その船がもし故障したならば、それを修理します。二隻の船があり、一隻が古くて故障したとします。その時皆さんは新しい方の船を使って出かけてはなりません。古い方の船を修理してそれを用いなければなりません。それが伝統です。古い方の船が壊れたならば、その船を修理するためのお金を集めなければなりません。そうすることにより、責任を持つという伝統を皆さんは学ぶことになります。
船の番号、部品の番号、エンジンの番号、すべての目録を作ります。そうすれば修理に必要な部品を番号によって注文することができます。そういう在庫目録システムを組み、工場との関係を維持していきます。ニューヨークに控えのエンジンがあり、カリフォルニアが特定の部品を必要としていれば、ニューヨークに注文を出してそれを夜行便で送ってもらえば良いのです。そうすれば、壊れてから二日以内に船を修理することができます。そういうシステムを我々は開発すべきです。一年経ったならば、どの部品が壊れやすいか分かるようになるので、その部品をストックしておくことができます。電気系統についても同じことが言えます。すべてワン・ホープ号に使われる部品は皆、番号によってリスト・アップする必要があります。これにはドア、アンカー、消火器などすべてが含まれます。そうするとどういう物が紛失しやすいか、どういう所が壊れやすいかを記録することができます。また番号システムを統一し、すべてのセンターがそれを使用しなければなりません。
この責任は大きいです。我々の将来は偉大なものです。しかし今何をすべきかについては真剣に考えなければなりません。皆さんはいつの日か最大規模の船でさえ修理できるようになるでしょう。また海軍の船も修理できなければなりません。そういう日が来つつあります。各センターの水産活動を直接監督するために、ニュー・ホープ号に乗ってずっと航海して回ろうかとも先生は考えていますが、それはできないかもしれません。しかしわれわれはシー・ホープⅠ、Ⅱ、Ⅲを持っています。そのうちの一隻が旗艦として各地区へ送られなければなりません。そうすればワン・ホープ号とシー・ホープ号に乗って、夜通し一緒に漁をすることができます。また自分の地区で、それらの船を使ってワン・ホープ号の全活動について教えることができます。各センターとも出発準備のできたワン・ホープ号を少なくとも一隻は備えていなければなりません。そうすれば先生が訪問した時、皆さんはすぐに出かけることができます。いつでも出発できる準備の整った船を一隻持っていること、これが各センターの守るべき基準です。先生は皆さんの所へ先生の代理を送りたいと思っています。彼が到着したならばすぐに、皆さんは彼を連れて出かけなければなりません。例えばドクター・ダーストとか朴大佐とかが来た時、出発の用意が完全に整っていなければなりません。言い訳は許されません。だから皆さんの地域の漁場を良く調査し、どこへ行くべきかをあらかじめ知っておく必要があります。

Monday Mar 11, 2024
御旨と海 第36話
Monday Mar 11, 2024
Monday Mar 11, 2024
皆さんの基台は漁師と共にある
先生は歴史をとても良く知っています。近い将来漁師たちは、我々が彼らのためにやったことを心から感謝するようになります。カール・マルクスは共産主義を始めるにあたり、労働者たちを支持したのですが、彼自身はそういう種類の仕事を経験したことがありませんでした。彼自身は前線の仕事をしませんでした。先生は全く違います。先生は漁師の良い友達です。それは自分自身がそういう分野を追及し、一生懸命働いてきたからです。彼らの努力と心根を先生は良く理解しています。そこが大きな違いです。
先生が皆さんに何かを要求する時にはいつでも、まずその前に自分で試しているのですから、皆さんは先生に向かって不平を言うことはできません。皆さんは自分の地区に戻ったならば、その地域で魚の捕り方を学ばなければなりません。ストライプバスのいる所が皆さんの地域ならば、それを良く研究しなければなりません。先生は皆さんの助けはするけれども、皆さんもそれを自分で研究し調査しなければなりません。
皆さんは自分の基盤も築かなければなりません。夫が海で魚を捕っている間、女たちはずっと家に閉じこもっていてはいけません。妻は魚に関連した活動を進めなければなりません。夫も妻も両方とも海の世界に関心を持ち、活発に活動をすべきです。先生は東に一つ、南に一つ、そして西に一つ、原型となるべき基盤を造っています。そしてその基盤の上に我々は発展することができます。基盤を築いたならば、その後我々はあらゆる備品、船、釣り具、衣類などでもすべて作ることができるようになります。先生はいつでも研究や調査を進めています。そして漁師の生活を改善する方法について絶えず考えています。我々は人々が捨ててしまうような魚切ってチャムにする方法を開発することができます。そうすると漁師たちがやってきて、ブルー・フィッシュを捕ります。チャム・ナンバー3、またマグロを捕るチャム・ナンバー4が欲しいなどということになります。我々の未来は無限に開かれているのです。皆さんは自らの想像力を働かしながら、自らの基盤を築いていかなければなりません。いったんそれができれば、皆さんは自分のビジネスには毎日二、三時間用いるだけで良いのです。外に出かけて行って、そこの共同体の指導者たちと会うようにします。また他の教会に行って、彼らのプログラムを助けてやることもできます。彼ら若者たちに関係したものを何か探しているのですね。だから皆さんは皆さんの船を使って彼らを訓練することもできるし、彼らもそれを望むはずです。
各センターごとに皆さんは何隻の船を持ちたいのですか。将来、何隻の大型トロール船を管理したいのですか。皆さんの願いはとても大きいのですが、それを達成するつもりならば、皆さんは今それを始める必要があります。だから我々はこれらのワン・ホープ号を造りました。皆さんには教育と訓練が必要です。何隻の船に皆さんは責任を持ちますか。
ワン・ホープ号を用いて、皆さんは船の管理方法を学び、そして体得しなければなりません。将来大型船を管理する時、その管理方法を知るための手助けとなるでしょう。皆さんは何隻の小型船を管理できるのですか。皆さんは海岸線をくまなく巡って、あらゆるチャンスを活用しなければなりません。フロリダには既に皆さんの友達がたくさんいるのですから、それほど多くの問題はありません。どこに行こうと皆さんは友達を作ることができます。大抵の漁師がそういう友情関係とか援助関係というものを持っていないけれど、皆さんはどこへ行こうとも、人々に奉仕して友人を作る方法を知っています。将来について心を煩わす必要がありません。皆さんはいつでも行くべき所と助けてくれる人がいます。
皆さんは漁師の団体を作る方法を研究しなければなりません。皆さんはまたその地域の漁師たちを助けてやることもできます。時々船長は助けを必要としています。漁師たちは団体とか組織とかいうものを持っていません。彼らはそれを求めているし、また大きな眼を開いて我々を見つめてもいます。そしてそれを作る能力が我々にあるかどうかを判断する機会を待っています。彼らにはそういう援助が必要なのです。準備はあらゆる環境にとって必要なのです。我々はアメリカの組織をまず作って、それからそれを全世界に広めて至る所で漁師たちと協力し合うことができるようになります。
だから先生は、何隻の船に皆さんが責任を持てるのかを知りたいのです。百隻の船に責任を持てるのですか。今ではありません。いつの日か、皆さんは大型船の一隊を導き管理することができるようにならなければありません。だから将来のために、今皆さんたちは小型船で訓練を受ける必要があります。皆さんは今小型船に乗っています。すべてそこから出発します。今皆さんは小型船を管理し、ストライプバスのような小さな魚を捕る方法を知ることができるけれども、これは訓練です。皆さんの中のある者は遥かに大きな船に責任を持ち、大量の魚を捕るようになるでしょう。
ワン・ホープ号での訓練
ワン・ホープ号を卒業したら、次のサイズの船に進むことができます。四十フィートか五十フィートの船に責任を持てるようになれます。そのサイズの船で生活することすらできます。そして海を、皆さんの生活、また生活のあらゆる側面とすることもできます。そして漁のあらゆる面に関心を持ち、実力を備えなければなりません。釣道具について皆さんは何か知っていますか。魚の取り扱い方法、処理の仕方について知っていますか。エンジンの修理、船の改修ができますか。知らないならばどうやって海で生き残り、海で生計を立てるのですか。
ワン・ホープ号はどこへでも行かなければなりません。そうすれば、人々がそれを見て我々がやっていることを尊敬するようになるでしょう。それは夢なんですが、先生はその夢をいつも胸に秘めているのです。ということは、それは今は目に見えないけれども、いずれ目に見える形になるということです。将来それを見ることになります。それもそれほど遠い将来ではありません。信じる者は何でもすることができます。行動する者は何でも達成することができます。「信じる者と行動する者」先生がそうであるし、皆さんにもそうなって欲しいと思っています。実際それは夢などではありません。先生が既に知っていることなのです。

Monday Mar 11, 2024
御旨と海 第35話
Monday Mar 11, 2024
Monday Mar 11, 2024
海での指導性の訓練
先生はかなりの時間を、貴重な時間を海上で過ごしました。将来に対するそういうビジョンを持っているからです。皆さんはまだ訓練がなされていません。どうやったら皆さんはこのビジョンを受け継ぐことができるでしょうか。先生は皆さんを一人ずつ、または二人ずつ、スリナムの海老漁船に一定の期間送ろうかと考えています。良い訓練になると思います。いったんそこに行けば二カ月から四カ月は戻って来ません。そのくらいかかります。また皆さんをアラスカにも送らなければなりません。冬の季節に皆さんをそこに送るとしたらどうなのですか。皆さんは行ったり来たりできなければなりません。陸から海へ簡単に行くべきなのです。しばらくの間海に出て行った人たちは戻って来て、再び陸の上で働きます。皆さんは今よりも力と熱意を持つようになるでしょう。その逆もあります。しばらくの間陸にいた者は、また海へ出て行くべきです。
統一教会のメンバーの公式路程は、三年半、基本訓練としてファンダレージング活動をすることになっています。経済基盤は創造を表し、皆さんと万物の関係を復帰することになります。しかしこれは二年間のファンダレージングと、十八カ月の海での仕事に変更されなければなりません。
今、先生は皆さんを親切に教育しているのですが、もし雇われて大きな船に乗って海へ出て行ったらどうなるでしょうか。大きなトロール船に乗って荒々しい船長と共に行けば、その船長は皆さんをただこづき回すことになるでしょう。そのようにしてその船長は皆さんを訓練します。先生自身もそのようにしたかったのですが、もしそうしたら最後まで残れる人はいなくなってしまうということを先生は知っています。だから先生は皆さんに優しく教えているのです。実際、我々はまだ出発さえしていません。いずれにせよ、教会員全員がこういう訓練を通過しなければなりません。皆さん一人一人が英語が通じない場所に行かなければなりません。そうすれば他の人とコミュニケートするのに、体のあちこちを用いなければならなくなるでしょう。そして皆さんはそういう船の中で孤独に陥ります。しかし「ああ、病気だ。疲れた。家に帰らなければなりません」と言っても戻る方法がありません。そうすると、ここグロースターでの経験がまるで天国のように思われるでしょう。それでも皆さんはそういう訓練コースを通過したいのですか。今年の夏のある日、一人の姉妹がニュー・ホープ号が来た時、先生に向かって「お父様、私はオーシャン・チャーチに入りたいのです」と叫びました。まるで気が狂ったように彼女は叫びました。そのように我々は感じなければなりません。
我々は海岸線の主な都市に冷凍倉庫を設置する準備をしています。それらの工場を管理する人が見つかるならば、今夜それを全部開放することができます。しかし、皆さんにはまだその準備ができていません。三年後には皆さんは大きく変わっているでしょう。先生はアメリカの兄弟姉妹達を頼りにしているのです。もし皆さんがそれをやらないのであれば、ヨーロッパ人、アジア人あるいはスパニッシュのメンバーたちが動員されることになるでしょう。先生はアジア人とスパニッシュのメンバーを動員するつもりです。もし皆さんたちアメリカ人が望まないのであれば、アメリカにいる少数民族の人たちが水産業を握ることになります。もし皆さんがそれを望まないならば、それが嫌ならば、その機会を少数民族のメンバーたちに提供する以外に道はありません。
日本では既に漁業関連の分野で多くの準備がなされて来ていますが、先生はこの摂理の中心者は皆さんであって欲しいと思っています。だから先生は国際祝福に期待をかけています。いずれかの方法で我々はそれを行うことになります。もしオーシャン・チャーチにそれができなければ、アメリカにいるアジアのメンバーがそれをしなければなりません。今先生は皆さんに最高の教育を与えているのです。皆さんは生涯役に立つものを学ぶことができます。十年間、先生は皆さんを訓練するために一生懸命働いて来ました。皆さんが成功を得ることになれば、それはアジアのメンバーたちがするよりももっと速やかにそれを達成することができるでみょう。
海はすべて未来と関連しています。知りませんでしたか。皆さんは海に関心を持たなければなりません。さもなければ、歴史の中にただ消えて行ってしまうだけです。将来の指導者の資格は「海について知っていること」というようになるでしょう。また基本的知識は、船の扱い方の知識ということになります。海について知っていること、それに取り組むことができること、このとつが将来指導者としての資格を持つための基本条件となるでしょう。
皆さんは先生のことをあまり知りません。先生はアメリカが世界の中でその威信を継続するようにあらゆる努力をしています。皆さんは何日間そういうペースで働き続けることができますか。海に行く時はいつでも眠ることを考えているのですか。毎日皆さんは遊んでいるのですか。あたりを見回して、きれいな船について考えているだけなのですか。「ああ、私たちは海を愛しています」と軽々しく言うべきではありません。実際に本当に海を愛するというのはとても難しいことなのです。
先生は兄弟たちをスリナムに送り、そこで訓練し、それから呼び戻して大型船の船長にしたいと思っています。先生は三年間それについて考えてきましたが、皆さんはというとワン・ホープ号だけで既に疲れてしまっています。アラスカでは風速三十ノットは驚くにあたりません。それで普通静かな日なのです。荒れた日には、他の船は波と波の間にはさまって見ることすらできません。恐らく一番上の電灯だけしか見えないでしょう。そういうことを考えてみなさい。そういう中で生活しているカップルについて考えてみるのです。何と素晴らしいことでしょうか。そういう天候の中で、彼ら「互いに愛し合うことができます。本当に刺激的なことです。そう考えるかによって、どう生きるかが決まってきます。どう物事を見るかによってそれは決まってきます。もし思いが積極的で目的に向かって喜んで自らを与える精神を持っているならば、皆さんは何でもすることができます。
もし先生がそういう精神を持ってアメリカに来たのでなかったならば、我々のムーブメントがすでに多くの企画に投入している何百万ドルの投資を実際に行うことができなかったはずです。今では我々はそれよりももっと多くの金を使い、また投資をしています。しかし同時に、先生は政府に対して税金をごまかしていると訴えられています。それは現実とは全く反対なのです。彼らにはそれがまだ分かりません。矛盾しています。我々は先回の科学者会議に四百万ドル以上を、ワールド・ユース・フォー・ガッド(神様のための世界の若者たち)の会議とワールド・ツアーに約二百万ドルを使いました。脱税? そのように先生をさばくアメリカは大きな間違いを犯しています。しかし先生はその判事にほほ笑みで応答しただけなのです。先生はアメリカに対して何の恨みも持っていません。皆さんを導いているのはそういう男です。どういう迫害が来ようとも、先生はびくともしません。神様の御旨から先生を引き離すものは何もありません。こういうことが自由世界で起こっています。共産世界ならどういうことをすると思いますか。彼らは心底から先生に敵対しています。彼らにとって最も恐ろしい人は先生なのです。どうしてですか。彼らにはこの思想を打ち負かすことができないからです。反対に、我々の思想は簡単に彼らを打ち負かすことができるので、機会あるごとに彼らは先生に対して牙をむいてくるのです。皆さんもそれが分かるようになります。我々は救いのためにあらゆる面において働かなければなりません。
宗教は我々の生活の中心あるいは核ですが、我々は教育、ビジネス、あるいは政治のような他の分野を切り離してしまうことはできません。だからアメリカは先生を理解することができないのです。彼らは大きなスケールで物事を見ることができません。他にも重要な企画がたくさんあるのに、先生は今、法定闘争に注意を集中しなければなりません。しかしこれは先生だけの闘いではありません。皆さんを、そしてアメリカを教育するためなのです。先生は闘わなければなりません。
それは蕩減路程であるけれども、それに従うことによって先生はもっと有名になります。同じ原理が皆さんにも当てはまります。ここグロースターで皆さんは迫害を受けるけれども、一生懸命働き続けるならば大衆も皆さんの本当の姿が分かるようになります。皆さんは汚れた船のムーニーですか、それとも完全に清くて秩序があるのですか。先生は船を一つ一つ点検してそれを確認しなければなりません。先生は皆さんの人生に関して偉大なアイデアと偉大な概念を持っています。皆さんのうち何人が南アメリカへ行って訓練を受けたいと思っていますか。最高の訓練は、別の国へ行って惨めで孤独な立場から訓練を受けることです。そして訓練を受けた後、皆さんはここに戻ってきて、アメリカのために一生懸命働くべきです。南アメリカが漁をする時、規定量を満たすのに数カ月かかります。ということは、魚が取れる場所に着く以前に既に少なくとも一カ月間漁を続けていることになります。ここでは皆さんは朝食や夕食の内容について不平を言うけれども、海の上では食物について不平は言えません。愛する妻から手紙が来るかもしれないけれども、漁の期間が終わるまで船長はそれを皆さんに渡そうとしないでしょう。たとえ皆さんがそれに対して立腹したとしても、何もそれを変えることはできません。それらの船には約三十名のメンバーが乗っています。彼らの生活について考えてみるのですね。漁から帰ってくる時、三十の家庭がその帰りを待っています。すべてが彼らの働きに、彼らがどの位の漁をしたのかにかかっています。彼らの実績にかかっています。彼らは他の船よりもっと一生懸命に働くしかありません。皆さんにとっては本当に良い訓練になると思います。だから先生は皆さんをそこに送ろうかと考えています。
先生はいずれにせよ、そうするつもりですから、皆さんも早くやる気を起こすべきです。ただ待っているだけではいけません。この夏が終わったならば、先生はすぐに一人か二人をスリナム、あるいはベルリンへ送ろうと思っています。ドイツの漁師たちも三カ月か四カ月、寒くて厳しい海に出かけて行きます。その後でも依然として海の摂理のために喜んで働きたいと思うならば、皆さんは本当にオーシャン・チャーチのメンバーになる準備ができたことになります。そういう経験をして帰って来て、それでも海のために働きたいと思うならば、先生は皆さんを選ぶでしょう。そしていつの日か大型漁船を任され、船長としてのキャリアを積むことができます。先生は海に大きな希望を抱いています。また皆さん全員にも大きな希望を抱いています。先生は皆さんをそこに送り出したいのです。そして帰って来たらアメリカのために働き、偉大な指導者になって欲しいのです。

Monday Mar 04, 2024
御旨と海 第34話
Monday Mar 04, 2024
Monday Mar 04, 2024
海洋摂理と水産業
約十年前、先生がここにやって来た時には、マグロは一ポンド十セントにしか過ぎませんでした。先生は「どうやったらマグロの値段を上げことができるだろうか」と自問してみました。今年の夏、マグロの値段が四ドルになるのを先生は期待しています。人々は以前はスポーツとしてマグロ釣りに来ていただけでした。人々は全世界からやって来たけれども、漁師は釣るためだけに毎日出かけていたのではお金を大量な使うだけなので、マグロ漁をすることができませんでした。大きなチャンスを与えられていたのですが、彼らはそれに参加することができませんでした。
数年前一隻船がやって来たけれども、当時、マグロには値段すらついていなかったので、彼らは経費だけでお金を使い果たしました。先生はそれを見るに忍びなかったのです。昨年我々は値段を一ポンド二ドル五十セントに上げました。今年はマグロの値段は一ドル六十五セントから始まりました。どうしてでしたか。昨年高値で幕が下りたけれども、漁師を搾取する習慣は根深かったのです。皆さんはその基準を押し上げ、高め続けなければなりません。彼らはムーニーが嫌いですが、毎年やっている先生を今では催迎しています。始めたばかりの頃、彼らはひどく我々を迫害していたのです。でも今では我々の友達になりたがっています。今では皆さんも、漁場のことやそこにいる船がほとんど小型船であることなどを知っています。以前には高価なスポーツ用の漁船しかなかったのですが、今では貧乏な漁師もマグロを捕ってお金を儲けようとしています。マグロの値段が四ドル上がること、それは先生の希望ですが、そして漁師たちが千ポンド以上のマグロを釣ったならば、彼らは四千ドル稼ぐことになります。そういうことを考えてみるのですね。たった一日の働きだけで、それだけのお金を得ることができます。素晴らしいことです。だから、今では多くの小型漁船が出てマグロを追いかけているのです。だれでも小さな船ぐらいは少なくとも持つことができます。まぐろの漁場に千隻の船がいてもおかしくありません。毎日マグロを捕るための激しい競争が行われることになるでしょう。悪いことではありません。実際に良いことです。値段が上がっている現在、皆がここにやって来てマグロ漁をすることに関心を持っています。我々も人々をここに連れて来て、海の経験をさせてやることもできます。その中のある人々は金持ちかもしれないけれども、彼らはお金の使い方について何のビジョンも持っていません。しかし海に可能性を見いだした時、彼らはそこにお金を投資したいと思うようになるでしょう。人々に利益をもたらす素晴らしい企画がたくさんあります。
アメリカの海岸線の主な所に我々は基盤を築きつつあります。皆さんも知っているように、メキシコ湾では我々は海老の商売を営んでいます。そしてアラバマでは造船業、またアラスカでは毎日四十万ポンドの魚を加工できる工場を我々は持っています。問題はどうやってそれらの企業の運営をするかです。先生はオーシャン・チャーチの各センターが若者たちを訓練し、その若者たちが急速に成長してそういう指導性を発揮するようになることを期待しています。我々はほんの三十のセンターから出発したのですが、最終的には海岸沿いに三千のセンターを作る必要があります。
先生はアメリカについてこういう大きなビジョンを抱いています。どうしてですか。魚がアメリカの海にいるからなのです。先生は世界のいろいろな所を見て来たのですが、ここでは桟橋から釣り糸を垂れるだけです魚を捕ることができます。しかしアメリカで、この漁業の可能性を実現するための指導をしている人は一人もいません。皆さんがそれをやらなければなりません。三年以上前に、我々はスリナムで三十隻の海老漁船の操業を始めました。それらはマグロ漁用でもあります。サイズは極めて大きいのです。とにかく両アメリカ大陸は連結されなければなりません。海がその道を提供しているのです。海が世界の主な漁業国を全部連結することになります。最終的には、我々は漁師たちのために魚の値段を良い方向に改め、そしてもっと多くの人々に食糧を提供できるようになります。
日本においては、我々は既に水産業のあらゆる面にわたって準備を整えています。そして有名な魚売チームを作りました。彼らのトレード・マークは頭に鉢巻きをした魚売り少年の絵なのです。魚を売る人はだれでも、また日本全国、魚を売る時にはいつでも頭にその鉢巻きをすることになっています。我々は今ここアメリカでも同じような魚売りの方法を準備しています。日本人の夫か妻を持っている人は、将来の摂理に何らかの形で参加することになります。
どうですか。すべてのカップルが自分の船を持つようになれば、それは素晴らしいことです。そこで魚を捕り生活し、そこで子供を産むことさえできます。皆さんはワン・ホープ訓練船から始めると良いでしょう。それを良くこなすことができ、成熟した漁師になったならば、皆さんはアラバマで造っているような大きな船を持つことができます。ある人たちはそういう状態に達するのに二十一年かかるけれども、皆さんは専念しさえすれば七年間でそこに到達します。
日本ではメンバーたちが資金集めをする時に、霊界が働いて必ず買ってくれるような人に会わせてくれます。同じ経験が皆さんを待っているのです。海へ出かけて行く時、霊界が働いてどこに魚がいるかを皆さんに教えてくれ、何トンという魚を捕ることができるという経験を皆さんはするでしょう。そう思いませんか。先生はそう思います。皆さんは自分で発見しなければなりません。
たくさんの人たちが「ああ、オーシャン・チャーチとはとても難しい。好きじゃない」と不平を言います。しかし一旦基台が造られると次の段階はやさしいのです。今はとても威信があるワシントン・タイムズでさえ、設立するのに数カ月しかかからなかったのです。その能力と才覚があれば、トロール船を造ってここまで運んで来るのは何の問題もありません。皆さんは大型船の立派な船長になることができます。そうすれば自動的に、その町の指導者たちと会うことができるようになります。そして魚加工会社の社長やその他のビジネスマンたちとも知り合うようになります。また皆さんは、自分の事務所から電話をかければ全世界と連絡を取ることができます。先生はこれをとっても真剣な思いで言っているのです。それは実現します。皆さんはそれを信じるのですか。

Monday Mar 04, 2024
御旨と海 第33話
Monday Mar 04, 2024
Monday Mar 04, 2024
オーシャン・チャーチ開拓の公式
先生が霊界に行ったら、皆さんは先生の精神を受け継ぎ、そしてさらに前進しますか。皆さんは「はい」と大きな声ではっきりと叫んでいます。本当に先生の伝統を皆さんが継承するならば、オーシャン・チャーチは素晴らしいものです。良いものです。それは二重の神様です。一つの神様は陸の神様、もう一つの神様は海の神様、オーシャン・チャーチはその両方ですね。我々は陸地に住み、海へ出かけます。だから二重の神様なのです。だからオーシャン・チャーチは本当に良いのです。そうなんですね。今、皆さん達は迫害を受けています。これは皆さんの未来が素晴らしいものだということを意味しています。今は誰も皆さんのことを理解できないけれども、後に人々は理解するようになるし、またその倍も皆さんを尊敬するようになります。
皆さんは海洋都市に責任を持ちたいと思っているのですか。各都市を発展させるための基本公式というものがあります。その都市に責任を持つための、またこの指導者になるための計画を立てる時、皆さんはそのことを考えなければなりません。その都市にやってきた時の皆さんの最初の疑問は「私は何をやるべきなのだろうか」です。船を出して魚を捕ることが、その始めでも終わりでもありません。皆さんがその年にニュー・ホープ号に乗って現れたら、人々はそれがムーニーの船だということを知るようになります。そしてまた、彼らはムーニーについて話し始め、皆さんが良い人であるとか、悪い人であるとか言うようになります。どの社会でも新参者をテストしようという傾向を持っているものなのです。
だから我々にとって最短コースは、その都市の主な指導者達と一つになる方法を見出だすことです。そうすればその共同体全部からのテストを受けなくてすみます。重要な点は、その共同体の指導者達、市長や警察署長、沿岸警備体の隊長、漁業共同組合の指導者、あるいはその他のビジネス面での指導者達にどうやって会うかです。ほんの数人の人達が皆さんと互いに理解し合い、一つになりさえすれば良いのです。重要な点は、皆さんがなぜそこにいるのか、何をその都市のためにやろうとしているのかを、どうやったら彼らに分かってもらえるかです。
先生自身もアメリカにやってきた頃、これと同じパターンに従って行動したのです。先生はこの運動のいろいろな側面であるIOWC活動、原理研究会、家庭教会、オーシャン・チャーチなどを始めたのですが、アメリカに着いたらすぐに、このアメリカの指導者達、市の役人達、上院議員や下院議員に会いました。その人達に会った時必ず、先生は何をするためにアメリカにやって来たのかを彼らに説明しました。その時は先生の言うことが彼らには分からなかったのですが、今ではその中の多くの人達がその意味するところを理解するようになってきています。
そういう方法を通して、アメリカの指導者達を動員するにはどういう運動をしたら良いのかを、先生は知ることができました。そして先生は新聞社すら準備し、六年前に発行を開始しました。ワシントン・タイムズ社部に来た人達は、我々がその新聞社を始めたからという、ただそれだけの理由でやって来たのではありません。基台が既に確立されていたから彼らはやって来たのです。彼らは我々のビジョンを理解できたからやってきました。
ワシントン・タイムズ社は発行を始めてから三ヵ月しか経っていないけれども、既に国家基準以上のレベルまで達しています。保守的団体は普通、お互い同士喧嘩するのですが、この新聞がアメリカのある偉大な資産であるという点については、全員が意見を同じくしました。ある保守団体はキリスト教を中心にしており、他の保守団体はアメリカのビジネス団体を基盤にしています。また愛国主義者の団体だと言っても良いでしょう。
それぞれの団体が一度は、先生に対して我々の運動に対して、反対の立場を取ったのですが、ワシントン・タイムズを通して、我々はその四つの団体を全部統一することができました。先生は今、法廷闘争の準備をしているけれども、それでも我々は絶えず前進を続けています。我々がこれら全部を既に達成したなどとは、まるで夢のような話だし、それについて全部語るのはとても難しいことです。例えば、小さな一つの例ですが、レーガン大統領が首脳会議の時にアメリカの四つの新聞社の筆頭通信員達を連れていきました。アメリカには一千七百五十三の新聞社があるのですが、レーガンは代表者四人しか連れていきませんでした。その中の一つがワシントン・タイムス社でした。我々が新聞社を始めてからほんの五日しか経っていないのに、こういうことが起こりました。どうしてワシントン・タイムズの筆頭通信員が選ばれたのでしょうか。それはこの新聞の高い質と勇気ある主張が、人々に認識されていたからです。彼らはそれを無視しようとは思いませんでした。
これは計画のほんの一部でしかありません。この基台の上に我々は全国紙を発行するようになります。そして主なテレビ・ニュース関係筋がしばしばそして絶えずワシントン・タイムズ紙を引用する時がやってきます。それからアメリカの報道陣の基本的な運勢を変えることができます。多くの保守系ビジネス界の指導者達がワシントン・タイムズの成功を信じ、それに投資したいと思うようになります。「時代」は本当に変りました。先生が皆さんにこう説明をしているのは、この国の将来の基盤が既に皆さんのために準備されつつあるのだということを、皆さんに知ってもらいたいからなのです。
どうして我々は、映画「仁川」にこれだけの努力を注いだのでしょうか。結果がどうであれ、動機は人々にマッカーサーを理解してもらうことでした。マッカーサーがどれほど神様を愛し、人民を愛したかを先生は示したかったのです。マッカーサーは第二次大戦後、日本へやってきてその国を復興させました。彼は本当に人々を愛し尊敬したのです。また彼は神様をとても愛し、専制主義と共産主義に対して猛烈に闘いました。先生はこの点を人々にも分かってもらいたかったのです。我々は神様を愛し、人民を愛さなければなりません。しかし共産主義はそれをその両方共を破壊するのだから、我々はそれを憎まなければなりません。これらの企画や活動のために先生はとても忙しくなるのです。皆さんは仕事が終わったらここに帰ってきて休憩することができますが、先生はほとんど徹夜して報告を聞いたり新しい指示を与えたりしなければなりません。先生は四六時中忙しいのです。ここにやってきて魚釣りをするような時間はほとんどないのです。ではどうして少なくとも十年間、先生はこういうことをやっているのですか。先生は毎年毎年前進し、それでも疲を知りれません。しかし皆さんはどうかと言えば二、三日出かけただけで疲れてしまいます。先生は皆さんを見ると恥ずかしくなります。
既に多くのメンバー達が海から逃げ去ったのを先生は知っています。今季は我々は週に一匹のマグロしか捕れないし、人々は我々がやってこないだろうと思っていました。とにかくわれわれはやってきたし、人々はそれでびっくりしているのです。彼らは先生がやってこないという確信を持っていたんですが、我々が漁をする理由は単に経済的なものだけではありません。我々は漁をしなければならないし、継続しなければなりません。そして伝統を打ち立てなければなりません。
先生は伝統が継続するように、少なくとも十人の「レバレンド・ムーン」を残したいと思っています。海洋都市へ行って、それを十年以内に復帰したいと思っている人は誰かいるのですか。皆さんの中でも何人の者がそのように考え希望を持っているのですか。皆さん一人ひとりが、海洋都市の漁師の中で最高の指導者になり、その基台を少なくとも百ヵ所の別の海洋都市に広げることができるならば、先生は何らかの価値あるものを残したと思うことができます。
もし百の都市があれば、我々はこの国の基台を持ったことになります。またそこで知名度の高い地盤を確立した人になれば、皆さんは魚の会社あるいはその関連会社を発足させ、その責任者になることができます。皆さんは自分の基台を急いで造らなければなりません。つまり、海洋都市へ行ったならば、皆さんは最高指導者に会って、その地の将来のためになる何か価値のあるものを与えなければなりません。皆さんは、若者達と共に働くことができなければなりません。皆さんは二つの問題を解決しなければなりません。それは人材と金です。どうやって育てることができるか。これは大きな問題です。もしこれらの問題が解決できれば、皆さんは大きな会社を、あるいはその他何でも始めることができます。問題はありません。問題はどうやって良いメンバーを育て、ちゃんとした経済基盤を確立するかです。もしこれらの問題を解決できれば後は何でもありません。まず第一に皆さんは、その地の主な指導者達と良い関係を結びます。それから、漁業面での主な指導者達、ビジネス面での主な指導者達と友達になります。彼らから知識と経験を学び、将来自分の会社の指導者になるための基台をそこから造ることができます。まず初めに、皆さんはこの二つの問題を解決しなければなりません。
皆さんは自分を訓練しなければなりません。皆さんを中心として、これらの問題は解決されることになります。皆さんにはそれができます。これらのことを皆さんは達成できるのです。夜も昼も一生懸命働かなければなりません。。そうすれば素晴らしいことが起きます。

Monday Mar 04, 2024
御旨と海 第32話
Monday Mar 04, 2024
Monday Mar 04, 2024
海の新しい未来
アメリカのにはたくさんの宗教団体があるけれども、こういうことをしている団体は一つもありません。神様はオーシャン・チャーチに大きな希望を持っておられます。この観点から見て、オーシャン・チャーチは良いと思うのですか、それとも悪いと思うのですか。皆さんは「偉大だ」と叫びたいんですが「good(良い)」という単語を見てみましょう。「o」が幾つあるのですか二つの「o」がありますだから「good」は二重の「神」になるのです。霊界も良いし、地上も良い。共に二重の神様です。どちらも良い。それが「good」の意味です。二重の神様は主体と対象、つまり霊界と地上界を持っています。また陸地と海があります。我々はいつも山の男であるわけにも海の男であるわけにもいきません。両方に行って、両方共愛さなければなりません。韓国では我々は一隻の船を持ち、それにはただ一人の船長がいました。最初、先生がその船長にならなければなりませんでした。それはたった一隻の船だったけれども、先生はそこに未来を見ていたので、実際には遥かにそれ以上のものでした。
皆さんもそうですか。自分を見るんですね。グロースターでは皆さんは船の上で眠らなければなりません。時には数日間漁を続けなければなりません。そこにはシャワーもなければトイレもありません。バケツを使わなければなりません。苛酷な生活です。死に場所を探したいとしても、皆さんはそれを見出だすことすらできません。先生はそれを見て「これで良い」と思うのです。先生はそこに大いなる未来を見ることができます。人々には日常生活を超えた思考をすることはできませんが、我々は遥かに先のことを考えています。そのために我々は、新しい人生に向かって道を歩み始めることになります。先生は神様のためにあらゆるものを復帰したいのです。グロースターとプロビンス・タウンの二ヵ所は我々が自分の基台を造ることのできる所なのです。我々は自分が偉大な人間であること、そして世界の最大の漁場の一つで巨大なマグロを釣っているんだということを心に留めていなければならない。皆さんは今ではもうこれらの船を用いどうやったらマグロを捕れるかを知っています。先生は、次にはストライプバスを釣りたいと思っています。しかしニュー・ホープ号はまだ十分な数のマグロを捕ってはいません。我々は今年の夏中に基台をもっと広げようとしていますが、なぜこういうことをしているのでしょうか。我々はこれを全部人類のために捧げているのです。先生は昨年まで自分で釣った魚はどれも食べませんでした。七年間漁をしているけれども、自分で捕ったものは絶対に食べませんでした。それはいつも他の人達のために捧げられました。魚は我々に釣って欲しいと願っています。ほとんどの魚が別の魚に食べられるのですが、それよりは人間に食べられるほうが遥かに良いのです。魚は人間の一部になることによって、その生涯で最高の段階まで達したいと望んでいます。我々も魚が人間に対して思うのと同じ気持ちを神様に抱かなければなりません。我々は最高段階のものの一部になりたい、神様の一部になりたいと思うのです。将来の経済の大部分は海からやってくることになるでしょう。
そして先生はそのお金を海外で使いたいと思っています。毎年二千万人以上の人々が飢えに苦しんでいます。アメリカの生活はとてもぜいたくなので、皆さんには想像もできないでしょう。メンバー達は先生と一緒にいる時、幾度となく「お父様、何か飲まれますか。何か食べられますか」と聞くのですが先生はコカ・コーラさえ保存しておいて、他の人達にそれを与える方法を見つけ出した方が良いと思っています。我々は生活のあらゆる面において、保存という概念を持っている必要があります。もしそれを持たなければ、神様の祝福は逃げ去ってしまうでしょう。しかしいつも他の人達のため、人類のためそして将来のために物を保存することを考えるならば、我々は神様の祝福を受け継ぐことができます。こういう誠実さを持って物事を何でも行なうならば、神様の霊がいつも我々を満たすことになるでしょう。また最高の釣り場を見つけたいと思い、他のどんな人達よりも神様のために多くのことをやっているいるならば、神様は我々を助けて下さり、その目標を達成するためのより深い洞察力を我々に与えて下さることでしょう。皆さんは今年の夏ずっと船に責任を持っていました。皆さんの中で、今度オーシャン・チャーチに来るのに自分の妻は反対していたみたいだと思っている者はいますか。海の将来に関心がなければ、先生はオーシャン・チャーチを始めたりはしないということを妻達に理解させなければならないし、また皆さんもそれを知っていなければなりません。この世界の三分の二は海ですね。将来、誰が世界の面倒を見るのですか。神の子達がこの世界を受け継ぐべきなんです。そうすると彼らは海も受け継ぐことになります。だから先生は海に関心を持っているのです。
多くの人達が海を去っています。どうしてですか。新しい海の時代が来つつあるからです。ある国家ですら海を無視しています。どうしてですか。海の真の後見人達が訪れる時代がやってきたからです。だから我々は海に大きな希望を抱いています。過去何度も人間の間違った目的のために海が利用されてきました。今日でさえ、麻薬が海から密輸されています。天的目的のためにはそれはつかわなければなりません。我々は人間による海の使用目的を改めなければなりません。だから我々にはオーシャン・チャーチがあります。また我々は勇敢な精神を開拓しなければなりません。過去の海賊よりも勇敢で大胆な者になる必要があります。
将来のために心身を備えること
オーシャン・チャーチはそういう精神を開拓するための最高の運動です。若者達の間にその基準を高揚する運動としての第二のものは、武道(マーシャル・アーツ)です。健康な心身を作り上げるにあたって、武道に勝るものは余り多くはありません。良い精神を持って武道を志すならば、悪い力は皆さんを決して攻撃することはできません。武道は、歴史上偉大な目的のために何度も用いられてきました。しかし、不幸にも、それは悪意を持って用いられたこともありました。武道はそのままにしておくと、悪い目的のために、用いられる方が遥かに多くなるでしょう。しかし宗教運動によって武道は、建設的で良い目的のために用いることができます。それが重要な点です。ある人が傲慢な態度で武道を志そうとするならば、より高次元の使用目的があることをその人に教えなければなりません。また全世界の統一武道運動(マーシャル・アーツ・ムーブメント)を準備する必要があるということも知っていなければなりません。我々は生活のあらゆる面を守らなければなりません。今我々は世界的なレベルでの武道団体を組織しているし、武道をオリンピックの中に入れる準備もしています。ほとんどの神学校は武道を全く教えないし、体育教育さえ行っていません。しかし我々の神学校武道を教えているので、学生達は知的に準備されるだけでなく、霊的にも肉体的にも準備されることになります。我々は神様のための世界的な運動を準備しているのであり、すべてのものがその下に集まってこなければなりません。我々は宗教オリンピック協会すら準備しています。世界のトップの宗教指導者達、著名な神学者 、学者達が二年に一度集まってオリンピック・ゲームを開催します。オリンピックは四年に一度集まるのが基準となっているけれども、我々はその基準を超えて二年に一度集まりたいと思っています。そしてもっと重要な点ですが、我々はオリンピックの基準を超えた、もっと高い次元の目的を持って集まりたいと思っています。
誰しも、肉体のために健全な授受作用をする必要があります。肉体は心や魂と同様、バランスがとれていなければならないし、また十分なエネルギーも供給されていなければなりません。胃が痛ければ、それは胃袋と他の肉体の機能の間に十分なエネルギーの交流がない証拠です。先生は一日中、激しい労働をした後、家に帰ると毎晩体操をします。それが若い世代の皆さんと競争しても疲れない理由の一つなのです。
健全な肉体を持つためには、体操をしなければなりません。そして健全な精神のためにもやはり体操をしなければなりません。精神のため、ということは宗教生活という意味です。我々は陸と海を抱擁し、またあらゆる芸術をも包含しなければなりません。これらの領域をカバーする必要があります。それから、これらのものを中心として新しい世界が始まっていきます。中心には宗教があるのですが、我々の目標は地上天国を建設することです。健全な肉体は外的な実践を通して達成され、健全な精神は内的な実践を通して、達成されます。文学、音楽、詩、美術、こういう領域を我々は自分で開発しなければなりません。先生もこれらの領域の一つ一つを、うまくなるように勉強してきたのだから、皆さんもそうやるべきです。
先生がプロビンス。タウンにやってきて、このように魚釣りをするなどとは誰も夢にも思いませんでしたが、先生はそれを十年間続けています。先生が、今皆さんのやっている活動の多くをなぜ始めたのか、その理由をこの世の人々は理解できないでいます。我々の動機が分からないのだから、彼らが反対するのは無理のないことです。時が経過すると共に、我々に反対する人々と我々を助けようとする人々の間の距離はますます大きなものとなっていきます。一方は最後には消えてなくなり、もう一方は最後には神様に抱擁されて新しい時代が創造されることになります。

Sunday Mar 03, 2024
御旨と海 第31話
Sunday Mar 03, 2024
Sunday Mar 03, 2024
海洋と新しい生活様式
十年経てば、なぜ先生がこの企画をやっているのか、なぜ現在これほどの努力を注いでいるのか、皆さんにも分かるようになるでしょう。今日はオーシャン・チャーチ運動について話しているのですが、それは立派な運動ですか。皆さんは「偉大な運動だ」と叫んでいるけれども、なぜ偉大な運動ですか。我々がやっていることは偉大なことです。それは本当です。歴史上における「偉大」という意味を考えてみましょう。それは普通どういう意味を持っているのですか。すべてのものをコントロールするという意味です。しかし誰もそういうことは好みません。では、なぜオーシャン・チャーチ運動は偉大なのでしょうか。アメリカの漁村からほとんど若者がいなくなっています。彼らは自分の故郷を呪ってすらいます。しかし皆さん、若者はその漁村にやって来て新しい運動を起こしつつあります。皆さんですらそれを知りません。人々はオシャン・チャーチのある町で、この新しい運動を見て「レバレンド・ムーンは偉大な男だ」と思うようになるでしょう。
皆さんに少し質問しましょう。ここに来てから皆さんは強い風を好きになりましたか、それとも嫌いになりましたか。皆さんは風の強い日に、フィアンセとか妻に合う時と同じ気持ちになりましたか。そうではないのですか。どうして笑っているのですか。朝の出発の時に風が強ければ「今日は何かとても良いことがあるに違いない」と皆さんは言いましたか。そのように感じたのですか。風の強い日でさえ、その中に人生の面白みを感じることができるように自らを開拓しなければなりません。その向こうにあるものを見通さなければなりません。若者達は皆、嵐が怖いのです。どうしてか、皆さんは考えたことがありますか。大きな波がへさき越しに船の中に入ってきた時、皆さんは刺激を受けて嬉しくなりますか。そこに希望を見出すのですか。その大波を面白いと感じるのですか。海の男は実際そのように希望を見出そうとします。波をかき分けて進行する小さな船というのはとてもドラマチックです。自分の船が波にぶつかり、それをかき分けて進んでいるのを見たら「ああ、ここには将来への希望があるんだな」と思わなければなりません。
波を憎んではいけません。憎めば自分の心を乱されるだけです。我々は冷たい水も嵐模様の空もすべてを受け入れるべきです。いつでも両手両足、体全部を使って海を受け入れるべきです。毎日そうやっていますか。静かな日、海の表面に映った自分の姿を見てその海の力を知るべきです。次の日には、それが数メートルの高さの山となって君達の上に覆いかぶさるやもしれません。静かな日には海はただ休んでいるだけであって、その力は絶えず内に秘められているのです。
男のそれと同じです。皆さんはとても興奮したり刺激を受けたりするけれども、次の瞬間には心が落ち着き謙虚で静かになり感謝を持った気持ちになります。女性もやはりそれと同じです。平和な海面に自分の顔を映して見ることができます。しかしそれでも海は絶えず動いています。魚のためにそうあるべきなのです。風が海を動かします。そしてその動きによって、魚が生きるために必要な酸素が供給されます。神様が海に命を与え、そのおかげで魚が生きることができます。
一滴の水を見てもそこには色がついていません。しかしもっと多くの水を集めると美しい色が現れ始めます。それはとても美しいのです。水の中にはとても多くの種類の魚が棲んでいます。海にはあらゆる種類の魚や生命が含まれています。水は命を与えます。人間の体の七〇パーセント以上は水分なのです。水が顔に当たると、とても塩辛いので目に刺激を与えます。その瞬間、皆さんはどう感じるのですか。皆さんはそれを吐き出して、そして目をつぶるのではありませんか。海の水には基本的な味が含まれています。生命の自然な味ですね。そう思えば、今度行った時に今までとは違った感じを水に対して持ち、違った味を味わうことができるでしょう。
一日働いた後、皆さんの手はからからに乾燥して塩辛くなります。それを味わってみるとよいでしょう。その瞬間も素晴らしいものです。それは海が持つ美しさです。皆さんは海の塩分についての詩を書くこともできます。どのように偉大な芸術も文学も、こういった生命との密接なかかわりの中から生まれてくるのです。あらゆる生命あるものを憎む人達は、こういう芸術や文学を創造することはできません。生命を心底まで愛する人達が、そういう美しく喜びを与える芸術や文学を生み出すことができます。
静かな日海を眺めていると、突然魚が水から丁度人間のように飛び出してきます。鯨は大きく飛び上がって、それからあたりをぐるりと見回します。それはまるで未来を鯨が探しているかのように見えます。自分を見てみるとよいです。みなさんの心と体が平穏な時には、魂が跳び上がって何か良いものを探したいと思うようになります。だからそういう観点から海を眺めてみるのです。そうすると皆さんも生命が何であるかが分かるようになるでしょう。
太陽と月を文学の中で、表現する時、単純になり過ぎるきらいがあるけれども、動いている波、踊っている波について語るならば、それはもっと美しいものになるでしょう。太陽を見れば父親の笑顔について語ることができます。太陽は単なる輝ける球ではなく、もっと美しいものなのです。太陽についてはそういう経験をしなければなりません。そして他のあらゆるものについてもそういうような深い経験を味わうべきです。そういう深い経験の中から、良心への無限なる刺激を皆さんは得ることができます。一度我々はたくさんの腐った黒っぽい魚を捕ったことがありましたが、その臭いはアンモニアのようでした。先生は船酔いはほとんどしたことがないのです。しかしその臭いをかいだ時は胃がおかしくなり始めました。最初先生は「自分はこの魚に対してあまりにも悪い思いを抱いています。自分はしようがない人間だ」と思ったのですが、しばらくして別の考えを持ち始めました。すなわち「自分は蕩減しなければならない」と思うようになりました。そう悟ったとき、その臭いを愛することができるようになったので船酔いがなくなってしましました。それは何かのために、また誰かのために蕩減することができるという意味だったのです。その臭いに感謝の気持ちを持つことができたので、先生は船酔いを乗り越えることができました。
魚の臭い、そのチャムの臭いをつけて帰宅をすると、お母様は時々先生の衣服について何やら言うことがあるけれども、先生は「まだそれは洗濯する必要はない。まだ奇麗だから」と言います。しかし、お母様はいずれにせよ、それを洗濯するのです。皆さんの中には、魚の臭いのついた同じ服を一ヵ月間ずっと着ている者達がいます。謝るべきではありません。人生の中で日常の生活の中でこういうのを消化する方法について、我々は学ばなければなりません。我々はこういうものを将来のためにやっているのです。先生を見なさい。先生は毎日出かけていって確かに疲れています。しかし「疲れす過ぎている、出かけることはできない」というようなことは、先生は絶対に言いません。毎日漁に出かけ、家族の面倒を見なければならない漁師達のことを思えば、疲れたなどとは言えません。先生はよくお母様に「今日はストライプバスを釣ってくる」と繰り返し言ったことがあるけれども、実際にはそれはとても難しいことです。しかしその時先生は、釣ってくると妻や家族に毎日約束している漁師のことを考えています。彼はその魚をどうしてもつらなければなりません。先生はそういう生活について真剣に考えています。
どちらがより必死でしょうか。ストライプバスを釣るとお母様に約束する先生の方ですか、それとも家族のために魚を捕らなければならない漁師の方ですか。より苦しい思いを味わっているのはどちらですか。その魚を釣れなくて、お母様に謝らなければならない時の先生ですか、それとも何かを釣らなければ、また何も釣れなければ家族が飢えることになるその漁師の方ですか。そういう漁師のことを思えば先生は疲れなど感じないのです。漁に行くのは何ら問題ではありません。我々はそういう考え方ができるように自分を訓練する必要があります。「私はこれを全人類のためにやっているのです。私は人類のために何かを残そうとしているのです」と信じなければなりません。
こういう精神を持って我々は漁にでかけなければなりません。この活動を通して、いつの日か人類が希望を持つようになるのが先生には分かるのです。今我々がやっていることが、将来全人類に大きな恵みをもたらすことになります。先生は本当に皆さんを海の男達、女達にしたいと思っているのです。皆さん、男性は髭を伸ばすならば自分のその髭に触って「俺は男だ。俺は人類のためにいつも一生懸命働かなければならないんだ」と言ってもらいたいのです。皆さんはそういう精神を持っているのですか。皆さんは「俺は髭を伸ばしているから、誰よりも早く漁場に着くべきだ」と言うべきなんですね。また皆さんは出かけるための準備も整えていかなければなりません。良いエンジン、餌、ガソリン、すべてを持っていなければなりません。これは基本です。先生はいつも出かける前に準備が整っています。我々が使おうとしている鰻の餌の準備はもう既に整っています、という報告を昨日先生は受け取りました。しかし、朝になって、その鰻がちゃんとなされていないことが分かりました。しようがないことです。朝が来る前にこういうことが分かっていなければなりません。前の晩にすべてが整っているべきです。
皆さんはこういう基本的な面においては、ほぼゼロの状態に近いのです。皆さんの精神は前向きの姿勢なのですか。いつでも明日のための準備ができているのですか。もし皆さんの精神がそうでなければ、一生懸命働いている漁師達に皆さんは譫訴されるようになります。先生は今たいしたことはないように見えるかもしれませんが、先生の未来のビジョンははっきりしています。大いなる未来のために先生は今基台を造っているのです。皆さんはどうなのですか。

Sunday Mar 03, 2024
御旨と海 第30話
Sunday Mar 03, 2024
Sunday Mar 03, 2024
オーシャン・チャーチとアメリカ
1982年 8月28日 プロビンス・タウン
今日は海に出ることができないので皆さんをここへ呼びました。皆さんは海へ行きたかったのですか。それともここに集まってきたかったのですか。皆さんも知っているように、我々はグロースターにモーニング・ガーデンを持っています。数年前に準備したとても良いと所です。しかし現在進行中の法廷闘争のため、我々は今その場所を使うことができません。新しい宗教が起こるときには、それに伴なって必ず迫害があります。その宗教が間違っているからというわけではなく、何か新しいものが古い伝統の中から芽生える時には必ず、その新しい運動は当原を払わなければならないからです。
歴史の目標
歴史の目標は最後の結実の時に至ることです。この観点から物事を見ると、我々がこういう道を通っていくというのはいたって当然なことです。大きな木になる果物の場合と同じように、最終的な成熟に至る道というものは生易しいものではありません。季節の訪れと共に、枝の幾つかは風によってもぎ取られていきます。しかし、枝にしがみつき一体となっている果物は成熟を全うします。同じことが親類歴史についても言えます。だから全部見るまでは、全部起きてしまうまでは我々は最終的な判断をすることはできません。迫害は最終的成長に至る過程の一部です。だからそれを私達は避けて通ることはできません。それを通過していかなければなりません。
皆さんは若者です。皆アメリカに住んでいるけれども、その背景は非常に異なっています。アメリカの青年達の目的は何ですか。その点をはっきりさせなければなりません。彼らは何か価値のあるもの、やりがいのあることをしたいと思っています。
では皆さんに尋ねますが、皆さんはどうして統一教会に入ってそこにとどまっているのですか。皆さんは未来に起こる最終的な結実を見ているのですね。だから何年も働き続けなければならなくても、統一教会にとどまっていることができます。人類歴史と統一教会の歴史は多くの共通点があります。歴史はある目標点に向かって出発し、人々はあることを始めそれに不平を言って去り、それからまた別の者達が加わり、そしてまた他の者達が去っていくということを繰り返しています。
統一教会内でも同じようなことがあります。人類歴史と統一教会の歴史はこの葛藤を経験してきています。それは利己的な望みと、神様の御旨のための望みとの間の葛藤です。先生はこのグループの中に三種類の人達がいるのを知っています。前進しようとする人達、今の状態を維持しようとする人達、そして他の人達を引きずり降ろそうとする人達です。人類歴史も同じです。アメリカの歴史も同じです。ある人達は今よりもよい未来を心に描いて、それを実現しようとしています。他の人達は、ただ今持っているものを維持しようとしています。それから昔の良かった頃に戻りたいと思っています。
アメリカの将来に誰が責任を持つのですか。他の人を引きずり降ろそうとするグループは、もちろんこの責任を持つグループには入りません。現状を維持し今まで楽しい生活を続けたいと思っているグループも、もちろんこれには入りません。こういうグループは現在の国家的な関心のためには良いかもしれませんが、世界のためそして人類歴史のためには良くはありません。歴史はいつでも人間の一般的関心を超えた所を行かなければなりません。歴史はいつも理想を持ち、その目標を積極的に追求する人々によって導かれています。
多くの若者達が麻薬を使用するためにやって来るプロビンス・タウンを見なさい。同性愛社達も集まってきます。彼らはアメリカを指導する人になるかもしれません。しかし、彼らの生活様式はこの宇宙の法則に反しています。男あるいは女はなんのために生まれたのでしょうか。男は女のために、女は男のために生まれたのです。男が男のために生まれたのでも、女が女のために生まれたのでもありません。我々は互いのために生まれているのです。昆虫の世界ですら、この基準を乱すものは何もありません。動物の世界ですら、自然の状態ではそういう混乱というものは何もありません。被造物の中で、人間の他にそういう問題を持つものは何も存在しません。人間だけなのです。人類が将来の繁栄を選ぶのか、それとも崩壊を選ぶのかを決定すすべき最後の日が、今であることをこれは示しています。アダムはなぜエバを必要とし、エバはなぜアダムを必要としたのかを我々は尋ねなければなりません。そして彼らは子供を産むために、互いに相手のために創られたのだということをはっきり理解しなければなりません。子供達は未来を代表します。アダムとエバは自分達よりも優れた者達を産んだはずでした。丁度、木がより優れた果実を実らせるごとく、男と女の願いも自分達より優れた子供を産むことです。だから、より良い未来のために男と女は互いを必要としているのです。
どうして皆さんは結婚したいのですか。ただ愛し合うためなのですか。実は皆さんは自分より優れた実を実らせたいのです。どうして皆さんは自分の子供達を愛するのですか。どうして自分の妻を愛するのですか。彼女を通して生まれてくる次の世代を愛することができるからです。未来は皆さんを中心としています。皆さんは妻と子供への愛を準備しなければなりません。また皆さんは、過去と現在と未来を連結する責任を持っています。皆さん一人ひとりがその責任を持っています。だから、多くの若者達が麻薬で体内を崩壊し同性愛にふけることで自らの未来を破壊するということは、これはアメリカの恥なのです。彼らはアメリカの希望ではありません。歴史は、未来に向かって若者達を導いていくことのできるグループを必要としています。世界はそういうグループを必要としています。アメリカもまたそういうグループを必要としています。そして神様でさえ、そういうグループを必要としておられます。
ここにやってきてアメリカのため人類のため、そして神のためにこの新しい時代を開拓するグループは、全歴史が待ち望んでいるグループなのです。そして真の男と真の女、真の男達と真の女達の時代がやってくるでしょう。先生はいつも統一教会の働きを見つめています。またいつもあらゆる些細な点に至るまで、あるいは皆さんの未来のことをいつも考えています。夜も昼も、皆さんも自らを見つめ、そして自ら調査してみるべきです。皆さんは教会に入って以来、どの位変ったのですか。皆さんはいつも利己的に自分のことについて考えているのですか。それとも今はもっと公的な目的のために考えられるようになったのですか。皆さんは以前は自分のことばかり考えていました。「私、私、私」ですね。しかし今では皆さんは「神様のため、人類のため、他の人のために私は何をすることができるだろうか」と考えています。また以前には、自己中心的な観点から人生に価値を見いだそうとしていたけれども、教会に入って以来、もっと高次元的な価値を見いだそうとするようになりました。皆さんの未来は広がったのです。皆さんは自分が今立っている場所に限定されているのではなく、無限の可能性を秘めています。皆さんの未来は以前は限定されたものでしたが、今は未来に限りがありません。
皆さんは以前は、国家のことについては何とか考えていました。しかし、今では全世界のことあるいはそれ以上のことを考えています。だからある時が来れば、アメリカは皆さんのような人を歓迎するようになります。以前は、皆さんの汗と涙と激しい労働はすべて自分のためのものでしたが、今ではそれらのものは全部人類のためになされています。実際、これは皆さん自身と皆さんの国家のための新しい時代、新しい歴史の曙なのです。実際、世界の新しい始まりです。皆さん、若者は全く新しい世界を始めることができます。
これが我々の動機であり、これが我々の仕事の方向性であることを皆さんに理解してもらいたいのです。今年の夏、我々がやっていることを見れば、利益を上げられるようなものは何もないように見えるでしょう。我々はマグロ釣りに出かけていますが、その過程で多くの金を失っています。皆さんはこういう状態のまま、毎日漁に行くのは嫌でしょう。朝とても早く起きて長い間働き続けるというのはとても難しいことです。なぜ我々はこういう仕事をしているのですかどうしてこれだけ多くの努力を注いでいるのですか。先生はただ今日のことだけを考えているのではありません。未来の目標のことを考えています。マグロを捕るだけのために、どうしてこんなにお金を使っているのか。それは元手を取り戻すようには見えないというだけでなく、皆さんを訓練するのに何千ドルというお金を費やしてもいます。我々はこれを他のあらゆる企画と同じ理由でやっています。例えば、どうして超高速道路を建設しようとしているのですか。普通、高速道路を造る会社はそこから利益を得ようとするけれども、我々はそれを造るための金をまず集め、それから世界のため人類のためにそれを与えようとしています。
私がやっていることを評価するのは、次の世代の人達です。彼らは皆さんを本当に尊敬するでしょう。我々が現在あるのはそういう人達のためです。だから我々の仕事は未来のビジョンを持っていなければなりません。何千人という人々が尊敬し、次の世代の人達がずっと従っていくことのできる伝統を我々は打ち立てなければなりません。そして我々は未来の人々のために、敗北者ではなく勝利者にならなければなりません。先生は全生涯このようにしてやってきたのです。
初期の頃、皆が先生に反対し、皆が先生を誤解しました。しかし今では過去を振り返り、先生がやってきたことを見るならば、先生が正しかったことを認めるはずです。同じことが皆さんにも言えます。今から六十年後、人々は皆さんの人生を振り返るでしょう。人々は先生の企画を最初は小さな目で見ていたけれども、先生がそれを継続するに従って、彼らの目は段々大きく広がっていきました。先生の仕事は韓国で終わったのではありません。それはアメリカ、南アメリカ、アフリカまたはそれ以上へと拡大していきました。ある人から見れば、先生は不可解な人物に見えるかもしれません。しかし、先生自身はとってもはっきりした計画と目標を持っています。

Sunday Mar 03, 2024
御旨と海 第29話
Sunday Mar 03, 2024
Sunday Mar 03, 2024
まず最初にやるべきこと
皆さんはここから直接皆さんの州に戻って活動を始めるべきです。例えば、ドクター・ダーストは各州をちょくちょく訪問すべきです。彼が少なくとも一カ月に一度、五十州全部を回るのを先生は見たいと思います。ということは彼はいつも旅行していることになります。しかし、もしドクター・ダーストが百名の聴衆に話すとすれば、アメリカの全人口に語りかけるにはどの位の月日がかかるでしょうか。一万年はかかります。
その代わりに、もし彼がニューヨークに焦点を合わせ、七千人の人にコンタクトを持ち、家庭教会活動に彼らを連れて行くことができれば、その方がずっと速いのです。もし彼が同じ地域でその七千名の人々に五年間夕食会を持ったり講演をしたりすれば、そしてこれを五年間何度も何度も繰り返せば、はるかに良い結果をもたらすことになります。そしてニューヨークが我々のメッセージを理解するようになれば、アメリカ全体もやはりそのようになっていきます。もしそうなれば国全体が瞬く間に変わってしまうことになります。
このように家庭教会を通して、復帰がより直接的に進みます。より多くの人々がより迅速に復帰されます。だから彼はこれを集中的にやっています。本部に人々を招待するのではなく、彼が家庭教会の場所に行って、そこを二度、三度と巡回すべきなのです。だから晩餐会をあまり何度もするのではなくて、その代わりに会合を持ってそこで彼が講義をします。それを毎月二、三回やります。一カ所で一、二時間、そして別の場所へ移動してそこでまた二、三時間行います。人々はそこに留まって去ろうとはしないでしょう。こういう人々への接近方法は、先生がアメリカへ来たばかりのころやったのと同じです。そのやり方が最も速いのです。復興会、晩餐会またはこの種の会合を通して、皆さんは人々のためによい雰囲気を作ってあげるのです。州の責任者達もそのようにするのです。そして皆さんもそのようにするべきです。その後のことは、ドクター・ダーストは自分の経験を通して何をしなければならないか知っているはずです。彼は皆さんのセンターを訪問し、皆さんと一緒に働きます。
明日、皆さんは新しい責任分担につくか、元の責任分担へ戻るのです。皆さんの働きの上に神様の祝福がありますように。オーシャン・チャーチの勝利のために「マンセイ」を三唱しましょう。
朴大佐の祈り
「天のお父様、御父母様と共にこの時を過ごすことができましたことを感謝申し上げます。時は進展しています。今日この日、大きな転換点が訪れようとしていることを私達は知りました。まだアメリカの中ではありませんが、私達の内に起ころうとしております。天のお父様、劇的な変化が我々の中に起きるようにお導きください。あなたが私達に期待されていることと、現在の私達の状態との間のギャップをうめなければならないからです。それから天のお父様、私達が自分で課している限界を乗り越えることができるようにお導きください。
私達はお父様が韓国、日本で打ち立てられ、また現在アメリカでそうされつつある伝統を受け継ぎたいのです。その伝統が苦労の上に確立されたものであることを私達は知っています。私達は人類と天のお父様、あなたのために自分を忘れて働けるよう自らを改革し、あなたの伝統を受け継ぐことをここにお誓いいたします。あなたが示してくださったお手本に従い、全力を挙げて働くことをこの瞬間私達は心の中で決意しております。私達は今まさにオーシャン・チャーチを始めようとしています。それはこの国における歴史的な発展の時です。
将来アメリカ全体がこの日を証するようになるでしょう。来るべき年のために心からお祈りいたします。真の御父母様は既に多くの汗と涙を流され、神学校のために多くのものを捧げられました。そのために神学生達はこの日までやってこられたのです。多くの者達はカープで働いています。また多くの者達は州の責任者をしています。そして今日、多くの者達がオーシャン・チャーチの指導者として任命されました。彼らの成功はひたすら彼らの一心不乱の努力にかかっております。
これが成功したならば、アメリカにも希望が出てくることを私達は知っております。もし私達がその基準に従って行動することをしなければ、この国は今後もより多くの騒乱とより多くの蕩減と、より多くの悲惨をなめなければならないでしょう。その結果を保証してくれるものは何もありません。ですから天のお父様、あなたのお手本に従い、あなたに私達のすべてを捧げさせてください。死のうと生きようと、あなたの御旨をしてまいります。天のお父様、この歴史的な仕事を完遂するため、できるだけ私達が地上に残れるようお導きください。真の御父母様と共にあなたの御旨をなすことができるこの特権を心から感謝申し上げます。重労働が私達を待っていますけれども、私達はこの地上で最も幸福な者達です。たとえぜいたくな生活はできなくても、真の御父母様がおられるので、私達は歴史上最も幸福な者達です。天のお父様、真の御父母様が既にこの世界とアメリカのためになしてくださったすべてのことに、私達は深く感謝申し上げます。真の御父母様に代わるものはないのです。どうぞ、真の御父母様そしてその御家族をお守り下さい。いつの日か、私達は真の御父母様の重荷を代わりに担ってあげたいのです。そしてどうしたらそうできるのか、あなたが教えてくださるまで、私達は努力を続けていくことをお誓い申し上げます。これを、真の御父母様の御名によりお祈り申し上げます。アーメン。

Tuesday Feb 27, 2024
御旨と海 第28話
Tuesday Feb 27, 2024
Tuesday Feb 27, 2024
アラスカに割り当てられている船がたくさんあります。トレーラーならびに小型船です。船の編成、監督をする計画、特に船長の訓練計画は練られなければなりません。そして立派な船長と訓練された乗組員が各船にあてがわれる必要があります。アラスカに行くメンバー達が孤立させられてはならないので、アラン・ホーカンソンがそこに行って、これらの組織化を助けるべきです。そして彼らと共に生活をし、毎日毎日彼らを訓練すべきです。
漁船のすべての船長がアラスカを通って来なければなりません。つまりアランか、その地位にある人を通過して来なければなりません。船の操縦、乗組員の訓練は彼の下でなされます。その地位にある人は誰でも、自分のことは忘れて、まず他の人達の訓練をすることに気を使わなければなりません。アランは高い基準を保っているので、模範として先生は彼を地位につけました。彼は船で他の人達と共に出発し、そこにいて彼らを訓練します。そして多くの他のグループも訓練することになります。彼は「母親的で過保護な雌鳥」のような役目を、そこで果たさなければなりません。
彼にとってはこれは恵まれた機会です。もしそこで立派に自らを確立したならば、彼は何でもやれるようになります。彼はテスト・ケースなのです。もしアラスカで船長として独り立ちして人々の尊敬を得るようになれば、彼はそこからさらに前進することができます。ビジネスの方面で陸の上で働く指導者がいますが、アランは海の上で独り立ちすべきです。そしてこの二人は一緒に働かなければなりません。陸の上のビジネス・マネジャーと海の上の船長、特にアランのための標語は「一体化」です。アランは新しい船の船長となり、それとグリーン・ホープ号とを比較すべきです。アラスカには何隻の船が必要ですか。最適数はいくつですか。我々はどうやって出費を切り詰めることができるか考えなければなりません。特に機械と食事の出費です。それに我々は、技術面についてメンバー達を訓練しなければなりません。またもし魚をたくさん食べれば、高価な肉に出費する分を切り詰めることができます。考えなしに出費していれば限りがなくなります。
我々は商業用の船である延縄魚船に関しては、乗組員に給料と食事代を払います。彼らが何を食べるか、皆さんは知っていますか。彼らは米と野菜と海で取った魚を食べるのです。彼らはそれをフライにしたり焼いたり、その他いろいろな方法で料理をします。このようにして彼らは食費を切り詰め、それを給料に加えることができます。
我々もそのように訓練することができます。その方法を見いださなければなりません。消費ばかりしていたら絶対に蓄えることができません。どうやったら倹約できるか、いつも考えるべきです。その中には修理代も入っています。まもなく分かることですが、すべてのメンバーがエンジンの管理について訓練を受けているのかどうか、皆さんは確認する必要があります。皆さんは指導者であり、また責任者ですが、一流の機械工でもなければなりません。分からないことがいくらかでもあれば、人に教えることはできません。一流の機械工でなければなりません。他に道はありません。エンジンについての本を読むことから始めて、ひたすら学ぶのです。エンジンについて、すみからすみまで知り尽くす必要があります。そしてそれを分解して、また組み立てることができなければなりません。皆さんは自分の地区の責任者として資格を持つためには、船の専門家でなければなりません。
先生は皆さんを訪問する際、船の上にいる皆さんの姿を見たいのです。皆さんは船乗りや漁師または海に出かけていく人達の指導者であり、また責任者でもあります。しかし行政管理責任者ではありません。だから、自分の地域の霊的教育の面でいつも忙しく指示を与えていなければなりません。それと同時にビジネスについても勉強しなければならないし、魚を売る方法も見いださなければなりません。時々大量の魚を取ったとしても、皆さんはどこでそれを売ったらいいか分かりません。それも皆さんの訓練の一部なのです。皆さんが自活の方法を知った後になって初めて、だれかが皆さんの取った魚を何でも確実に買ってくれるようになります。各地区は協力し合うべきです。また皆さんは伝道、魚釣り、教育、さらにビジネスと魚の販売のすべての部門でどのように行動すべきかを知っていなければなりません。そこから我々は前進拡張して、教会の目的を成就するようになります。最初に皆さんがやるべきことは友達を作ることです。そしてその人達にいろいろ質問して、できるだけ多くのことを学びます。それから、その地方に関する案内書を手に入れ、そこの漁業事情について研究することです。少なくとも半年間は、皆さんはそれをする必要があります。海岸線の近くに、我々は網工場とか造船所のようないろいろな工場を設立することができます。もしそれらの工場が皆さんの地域にあれば、皆さんはそれも管理しなければなりません。
上手に管理し一生懸命働き、一つの企画から別の企画へと敏速に行動すれば、皆さんの基盤はすぐにできます。それは皆さんの基盤です。また皆さんの地域の漁師を代表して、いつの日か上院議員か下院議員に立候補することすらできます。それは皆さんの信望となるでしょう。町全体が皆さんを注目しています。皆さんは人々から歓迎されなければならないのです。良い人達が多数皆さんの所にやってきて、皆さんの指導をあおぐことになると思います。そうしたら彼らを教育し、国家のために働けるように鼓舞してやるとよいのです。
皆さんはできるだけ速やかにそれらを身に着けなければなりません。皆さんが見習うべき人は大貫です。大貫は絶対に不平を言いません。六時は終了の時間なので「ラインを上げるように」といつも先生は言っているのですが、大貫はいつもあと五分だけそのままでいます。マグロがいつ食い付くか分からないからです。少なくとも三度、その最後の瞬間に食い付いてきたことがありました。一日の終わりに先生が「さあやめよう」と言うと、皆嬉しい顔をして急いでラインを上げるのですが、それを先生はあまり好きではありません。大貫は最後の瞬間にでもマグロが食い付いて来るのを期待しているので、ゆっくりと行動します。食い付くかもしれないのです。
来期から、我々は訓練プログラムのための費用を最低限参加者達に出させるつもりです。一日につき少なくとも三度の食事分は払わなければなりません。またマグロのいる所に行くのに一、二時間かかるので、もし海上にずっといて漁を続けるならば、そこには大きな違いが生まれてきます。だから我々は中央に大きな船を置いて、夜はその周りにアンカーを下ろすようにする計画です。そしてアンカーを下ろした場所からその大きな船に行ったり来たりすればよいのです。しかし皆さんがどこにいるかによってマグロの食い付いてくる可能性に大きな違いが生まれてくるので、他の人達はどこでアンカーを下ろすかで争っているのです。
いつのシーズンでもいいから、マグロ釣りに行ったことのある人は手を挙げて。漁の経験のあるヨーロッパのメンバーとアメリカのメンバーは、新しい指導者を助けなければなりません。
<<質疑応答>>
質問のある人はいますか。
メンバー「私達の中には船をすぐもらえない人もいるのですが、訓練のために商業用の船を使ってもよいでしょうか」
まあ、寒くなりつつあるのでここでは駄目ですね。でも、底引き漁船に乗ることはできます。また、もし明日ここで魚を捕りたければ一日だけならばできます。いずれにせよ、十二名の者達の船はもうでき上がっています。ただトレーラーとバンが足りないのです。まず我々は、船を皆さんのいる所まで引っ張っていって水の中に入れ、それからまた戻ってきて別の船を引っ張っていかなければなりません。しかしまもなく一隻の船にトレーラーが一台、三隻から五隻の船に一台のバンがつくことになります。それが基準です。
メンバー:「まず最初に私達がやることは何でしょうか。漁でしょうか。それとも魚の販売ですか、それとも訓練ですか、あるいは講義ですか」
船をもらう前に皆さんは渉外をすることができます。それが第一です。そのように出発します。皆さんが中心勢力です。しかしカープのメンバー達も州の責任者達も、皆さんを援助しなければなりません。皆さんはまず基盤をつくる必要があります。それから手を広げていきます。しかし、最初から商売をする計画ではないので、まだそれを我々はやっていないのです。我々自身の船が三百隻必要ですからそれを売るつもりはありません。それは訓練用の船です。いずれワン・ホープ号に似た別の船を売ることになります。それはグッド・ゴーかも知れませんが、ワン・ホープ号ではありません。ワン・ホープ号は特別な船なのです。しかしその船を見たら人は欲しくなるに違いありません。もう既にそういう現象が起きています。人々は今ワン・ホープ号を買いたがっているけれども、我々はそれを売るつもりはありません。