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Sunday Feb 04, 2024
御旨と海 第1話
Sunday Feb 04, 2024
Sunday Feb 04, 2024
序文
1987年 3月
レバレンド・ムーンは遥かに遠くまで及ぶ目標と広範囲な内容のビジョンを持った人です。そのビジョンはこの世界、特にそれを占有している人類が、神様との関係を結ぶために創造されたという確信に基づいています。ところが人類歴史と現在までの出来事は、私達がそのような人ではないことを全く示しています。私達は神様に喜びと栄光を帰す代わりに、あるいは互いに尊敬と愛をもって生活する代わりに、個人主義的な闘争と頑迷な無知で歴史を継承し、現在もそれに参加しています。
人類歴史を通して苦しんだのは、人類自身だけではありませんでした。親の立場と心情からすべてのものを創造した神様は、自分の子供達の人生に、より多くの惨めさをもたらした不注意な行為から来る苦痛に、間違いなく絶叫しています。人はこの神様の苦痛と人類の悲惨さを感じる時、どのように反応するでしょうか。人はこの危機に陥った世界にどのように対し、過去の偉大な予言者達や宗教指導者達がやり残した仕事を、どのように引き継ぐであろうか。「十字架をとりて、我に従え」との呼びかけを聞く人は、どのようにしてその呼びかけに真に応え、その意味するところを十二分に生き抜くでしょうか?
レバレンド・ムーンは幼いころより忍耐し、苦痛を味わいながらこれらの疑問に思いを集中させて来られました。何年もの間、聖書を研究し、熱心に祈祷し、そしてその調査結果を厳密にテストする毎日の生活を通して、これらの答えを発見されました。レバレンド・ムーンは解決するにはただ言葉を語るだけではだめであり、毎日の生活の中でそれらの言葉を現実に実行しなければならないことに気付かれました。先生が始めた、新しくかつこの世界にとって、極めて必要とされるメッセージをもたらすという骨の折れる仕事については、ある程度、文書によって示されていますが、未だに十分ではありません。
この本の中に含まれている十三の説教と数多くの抜粋は、レバレンド・ムーンのビジョンの一部です。実際、それらは神様を男性達女性達の生活の中に、そして世界を神様の懐の中に呼び戻したいと、真に願っている一人の人の大いなる希望と、実際的な計画を示しているのですから、一部でも特別のものです。レバレンド・ムーンがある企画に自らの手を付け、心情を向けるときは何時でも、それが大きな計画であろうと小さな計画であろうと、この一つの願いによって動機づけられています。それゆえに、海についてのビジョンもその例に漏れません。
レバレンド・ムーンは、人類が長い間の貧困と広範囲に及ぶ暴力のために、大きな痛手を蒙って来たことを認識しています。私達の地球の環境も同様に、何世紀にもわたって続いている、とどまることを知らない愚かな使い方、すなわち乱用によって苦しめられています。人類はその外的な技術発展を導くだけの内的感受性、霊性を発達させることに完全に失敗しています。このようにして私達は、世界基準での生存を脅かされる一つのジレンマに直面しています。
レバレンド・ムーンはこのような状態を、世界的スケールと個人的スケールの両面において癒す仕事の必要性を認識しています。善なる世界を持つためにはその中に善なる男達と女達がいなければなりません。善なる男性達女性達を持つためには、まず第一に善なる神様を中心とした家庭の中で育てられた善の子女達がいなければなりません。そのような家庭から善なるコミュニティー、社会そして国家が成長発展することができます。このようにして神様の霊を吹き込まれ、人類の手によって建設された善なる世界が展開することができます。
悲惨なことに私達は、神様の前に置かれている自分達の貴重な価値について、しばしば気がつかないでいます。それゆえにそれに従って行動することもできないでいます。言い換えれば、私達は人間の責任について無知であるし、またその厳密さを十分に証明もできません。今日の若者達は特に、死の方向に向かって進んでいるように見えます。この混沌とした世界の中に、愛なる神様の存在を経験するのは難しいと感じるのです。その結果、彼らは諦め、麻薬や未成熟で不道徳な愛や、自己目的の達成のみを追及する冷笑的な生活様式、そういう破壊行為の中に自らの絶望的生活を送っています。
レバレンド・ムーンのメッセージの要の一つは「私達には目的ある生活、つまり神様の本質である愛を体験し、それを証明する生活が与えられている」というものです。その目的は私達一人一人が人間生活の基本的責任に注意を払い、それを感謝するときに初めて実現されます。
聖書の第一巻、創世記はこの目的を三大祝福という形で表現しています。これらの三大祝福こそレバレンド・ムーンのメッセージの中心であり、それがどのようにして達成されるかということについての彼の明確な説明が、全世界の人々にインスピレーションと方向性を与えています。
第一祝福は、各人が真の子女、その神様のイメージの人になることを私達に命じています。つまり「生めよ」です。第二祝福は、神様を中心とした結婚と家庭を通して表現される男と女の成熟した永続する愛の達成によって、これを発展させることを私達に命じています。つまり「殖えよ」です。従って子女達は螺旋形に拡大する愛と、安全な環境の中で育てられることができます。この最初の二つの祝福の上に築かれる第三祝福は、宇宙の中で人類が適切な位置を占めるように勧告します。つまり「地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と空の鳥と地を動くすべての生き物を治めよ」。人類は実際、貪欲と利己主義の代わりに、神様の慈愛によって力を与えられ、神様を中心としたこの世界の管理人となります。本質的にはこれらが人類の責任であり、各々が成熟される時それは素晴らしい人生の祝福となります。
レバレンド・ムーンは、このこととさらに多くのことを心に抱いて、アメリカにやって来ました。彼はこの国の若者達に特別な関心を抱いてやってきており、この関心の大きさは多くの彼の説教の中に示されています。先生は驚くほど多くの数の企画を始めたけれども、先生の努力の中心ポイントはこの国の若者達を育てることであり、そうすることによりアメリカの未来にそして世界の未来が御旨の方向へ、つまり地上天国設立の方向へ向かうようになることです。
オーシャン・チャーチは、そのような企画の一つです。レバレンド・ムーンがしばしば言われるように「未来の関心のある人は誰でも、海洋に目を向けなければならない」からです。レバレンド・ムーンは、公式には一九八〇年にオーシャン・チャーチを始められましたが、既に海洋での活発な漁業活動に十年以上の期間を費やして来られました。しかし先生が海へ行くのは単に漁をするためではありません。先生は祈祷と瞑想をするためにそこへ行かれました。先生はあらゆる種類の苛酷な条件の下で行われたこの期間の重労働の中から、現在のオーシャン・チャーチの摂理の中で展開されている具体的な計画を設定することができました。ここに述べられた説教は、それらのアイデアの発展を記述したものです。
海洋は、世界の中でもっとも豊富な資源です。それはまた、世界でもっともデリケートな資源です。海洋を正しく使用するために、男達も女達ももっとも優れた人になるように訓練を受けなければなりません。もしそれ以下の基準で海洋が用いられるならば、それもまた取り返しのつかない時点に至るまで略奪され、汚染されるでしょう。現在、既にそうされているその他の被造世界の数多くの側面と同様に、この道を免れることはできないでしょう。
レバレンド・ムーンの願いの一つは、海へ行く人達は、それに関連したコミュニティーと事業が正しく鼓舞されて、海へのアプローチの仕方をうまく結合することにあります。もし私達が自分は善なる家庭の立場にいるべきだと理解したならば、私達は全体の利益のために海洋を用いたいと思うはずです。さらに私達は、適切な保存と管理による海洋資源のバランスのとれた開発に、関心を持つでしょう。レバレンド・ムーンの説教の多くが、海洋の持つ可能性と同様、それを保護し管理する必要性についても触れています。「海洋資源が、世界の飢えを十分に満たすために大いに利用されるようになる」というのが、彼の最大の希望の一つです。
これらの問題やその他の関連した問題の解決の始まりは、献身した個々人です。以下の説教の中で、レバレンド・ムーンが海洋のあらゆる側面を、教育のための一道具と考えておられることに気がつくでしょう。どのような細かいことも、この目的にとって重要でないものはありません。先生は若い男性達女性達に船の管理方法を訓練する際、全世界に責任をもつ精神をもってそれを行なうように要求します。また先生はマグロ捕りの方法について詳細に語る際、しばしば困難で時には危険であるようなことを、未来に横たわっている、より大きくて冒険的な企画に取り組む精神をもって成し遂げるように彼らに要求しました。
レバレンド・ムーンにとって海洋は教室であるにとどまりません。それは教会の大聖堂でもあります。それは毎日の現実を学ぶ場所であるにとどまらず、心を塞ぎ、思いを堕落させるものがほとんど存在しない場所でもあります。海洋の上に出ると、現代生活からの圧迫も見栄もなく、若者の心は自然に開放されていきます。海では自然の力が人間よりも遥かに大きいのです。太陽が海上に昇る時、全水平線が開け放たれ、心は偉大な思想へと啓発されます。波が船を揺り動かす時、生活のリズム自体が心の中で鼓動を始める。人は様式、力、美そして豊富さを持った、偉大なパノラマの一部を感じないわけにはいきません。そこでは神様の存在が鋭く感じられ、また明確に知ることができます。畏怖の念は普通の経験、ほぼ毎日の出来事です。
以下の説教によって、レバレンド・ムーンがその存在の確信に触れる、まさにこれらを体験しているということを、あなたは知ることができます。ためらうことなく、先生は自分の経験を共にいる人達、そして彼の後に来る人達のために、あらゆる可能な方法で分かち合っています。海に出て行く伝統は、実際的な責任を担った詩的な心の伝統でもあります。私達が読者にお薦めするのは、そういう伝統の精神だからです。

Sunday Feb 04, 2024
真の父母経 第402話
Sunday Feb 04, 2024
Sunday Feb 04, 2024
神様に侍る一つの世界
真の父母様のみ言と生涯の業績は、空を巻物にし、海を墨汁にして書いてもすべて記録することはできない。真の父母様は、聖婚以前に「統一原理」を探し出して摂理の出発を準備され、聖婚以降、基元節までの歩みにおいて、復帰の道を締めくくられた。人間始祖の堕落によって失ってしまったすべてのものを探し出して神様に還元し、新天新地の後天時代を迎えたあと、天一国の基元節を宣布された。筆舌に尽くし難い苦難を越えて、復帰摂理を完成、完結、完了されたのである。
基元節以降、天上の真のお父様と地上の真のお母様は、天一国経典の編纂、天一国憲法(教会法)の制定発布、グローバルな人材の養成、神氏族メシヤ活動などを通して、この地に天一国を定着させることに尽力された。
真の父母様が立てられた平和創建のためのビジョンと業績は、国境線のない一つの平和世界を成し遂げる礎石となり、人類に下さった真理のみ言は、神様と人間、宇宙の秘密を明らかにした新しい生命の道となり、生涯を通じて見せてくださった真の愛の路程は、孝子、忠臣、聖人、聖子の典型となった。
真の父母様は、天一国の太陽と月として、神様に侍る創造理想世界を永遠に照らしているのである。
24 全世界の統一家の祝福子女たちは、天地人真の父母様が生きてこられた伝統を絶対信仰で相続し、氏族メシヤの使命を全うしなければなりません。そうして、氏族と社会、国家、世界でその責任を必ず完遂し、天の父母様が願われ、天地人真の父母様が待ち望まれるように、全世界の人類を天一国の民として抱かなければなりません。そうしてこそ、この時代を生きている皆さんが、後代に恥ずかしくない先祖の位置に立つようになるのです。
天の父母様と天地人真の父母様が六千年間の蕩減復帰摂理歴史を完成、完結、完了され、新しい時代、新しい歴史の天一国を開いてくださいました。天の父母様の願いであり、天地人真の父母様の願いであった天一国が創建されたというのです。
皆さんはどのように、天の父母様と天地人真の父母様に、感謝と頌栄を捧げるのですか。皆さんを天一国の先祖の位置に立ててくださろうとする大いなるみ旨があることを、皆さんは知っていますか。真の父母様がこの地に来て生命のみ言を宣布され、天一国を開いてくださったことを、この国はもちろん、全世界の人々がみな知ることができるように証すべき責任が、皆さんにあります。
皆さんは、天の父母様と天地人真の父母様のみ前に、地上天国と天上天国を必ず開いてさしあげようと誓わなければなりません。その道に向かって全力投球、死生決断、中断のない前進をすることだけが、今の時代を生きている私たちの使命であり、責任です。
25 私たちの誇りと喜び、そして、幸福は、真の父母様なくしては、意味がないというのです。祝福家庭の願いは、地上天国の建設であり、神様と真の父母様に共に侍って生きることです。私たちの時代にできなければ、私たちの子孫を通してでも、必ずその日をこの地球上に迎えることが、私たち父母の責任です。
統一運動は、真の父母様と共に、必ずやみ旨を完成させます。ですから、それを見た後世の人々か本当に誇らしく思うことのできる皆さんの家庭となり、私たち自身になることを切に願っています。私たちは、既に決心して立ち上がった人たちです。私たちは、お父様が成し遂げようとされた天のみ旨を、この時代にすべて実現できるようにしてさしあげなければなりません。
26 お父様は、遅く寝床に就かれても、朝早く起きて、熱心に祈られます。風が吹こうと雨が降ろうと、夜も昼も、統一教会の子女である皆さんのために祈っていらっしゃいます。み旨を成し遂げるために深く瞑想されているお父様のお姿を目にするたびに、私(お母様)は本当に、神様が愛さざるを得ない方だと思うのです。皆さんもどうか、原理で武装し、主人と僕の閼係ではない、父と息子の関係としてしっかりと連結された心情世界において、変わることなく生きてくださるようにお願いします。つらいときは、いつでもお父様のお姿を思ってください。
27 人類歴史が始まって以来、誰もが平和で幸福な世界を追求してきました。しかし、そのような理想世界は成し遂げられませんでした。このような根本問題を解決してくださった方が、天地人真の父母様です。お父様は、九十年の生涯を通して、天の摂理を握り締め、全世界的に多くのことをしてこられました。
聖和される前に、二〇一三年一月十三日を基元節として立てておかれ、特に十三年間は、全力投球してこられました。まず、天の父母様の立場を立ててくださいました。苦痛と戦争と悲惨な歴史の中から抜け出すことができない人類にとって希望の灯台となられました。そうして、内的には神霊と真理によって教団を導き、外的には真の愛を実践しながら、多くの運動を展開してこられました。
28 私(お母様)の人生は海のようです。海は、空を抱くことができる十分な懐があり、空と一つになって、空の色と似ています。一番低い所で世の中のすべての水を受け入れます。海はすべてを抱き、すべての生命を宿します。
海の中には、あらゆる生命体が棲んでいて、恵み豊かに育てられます。月の引力に応じて潮の満ち引きの差をつくり節気を変えます。日ざしに呼応して水蒸気をつくり、気候を調節します。
静かな海は、表向きは平穏です。しかし、深い所では、大洋を動かす巨大な水流が滔々(とうとう)と流れています。一度荒波が起きると、津波のようにすべてをのみ込んでしまったりもします。人々は深い海の中の渦巻きを見ることができません。天の摂理はもちろん、私の生涯もこのように展開されてきました。台風のように吹きつける摂理の中心で、私だけが知っている、語ることのできない事情がたくさんあるのです。私は、その渦巻きに巻き込まれることなく、乗り越えながら勝利し、蕩減復帰摂理歴史を、お父様と共に終わらせることができたのです。
29 天の父母様は、(私を)ひとり娘として育ててくださり、真の父母の位置に現れるまで、多くの逆境と苦難の中においても守ってくださいました。真の父母としての歴史路程には、あなただけが御存じであり、あなただけが記憶される曲がり角ごとに、越えなければならなかった多くの事情がございます。しかし、天の父母様、感謝申し上げます。本来、あなたが願われた創造理想を成し遂げるために、真の父母を探し求めてこられる路程が、どれほど困難で寂しく、苦痛に満ちていた力を私たちは知っております。この地に天一国を宣布するまで待ってくださった天の父母様に、無限の感謝をお捧げいたします。

Sunday Feb 04, 2024
真の父母経 第401話
Sunday Feb 04, 2024
Sunday Feb 04, 2024
孝子、忠臣、聖人、聖子の道
真の父母様は、人倫と道徳の根本として忠孝思想を強調された。「孝誠は、家庭で子女が父母によく侍る徳目であり、これを訓練し、世の中の父母たちにまで、その愛の範囲を拡張していかなければならない」と語られた。そして、国家を越えて世界を爱する人が聖人でありさらに世界を越えて神様にまでその愛が到達すれば、聖子になることを強調された。
イエス様は聖子の道を歩まれ、その使命を二千年ぶりに真の父母様が引き継がれ、聖子の生きざまを人類に見せてくださったのである。
真の父母様は、神様を中心に侍り、孝子、忠臣、聖人、聖子の道理を果たし、神様から骨の中の骨、肉の中の肉、心情の中の心情であるという証を受けられた。生涯をかけて、言葉で言い尽くせない受難と茨の道を経て救援摂理を締めくくり、聖子の称号を受けられたのである。
11 私たちは、孝子になり、忠臣、烈女にならなければなりません。しかし、孝子は、困難の中から生まれるのです。忠臣も同じように、その国が平安な立場では出てきません。(忠臣は)国と国民が泰平で安らかなところから現れるものではありません。
国の事情が最後の峠にぶつかり、全体が死ぬか生きるかという逆境の場で、自分の生命を懸け、すべての精誠を尽くして国運を変え、国難を解いてあげる責任を果たした人であってこそ、「その国の忠臣である」と言うことができます。困難な時に忠という言葉、困難な時に孝という言葉、困難な時に烈という言葉が歴史に記録されるのです。
12 天の皇族になるためには、孝子、忠臣、聖人、聖子にならなければなりません。その訓練場所が家庭です。完成した家庭が拡大すれば、理想的な王国になります。常に家庭が中心です。したがって、男性と女性、二人の問題です。理想的男性と理想的女性が夫婦になって家庭をつくれば、すべてが完成します。理想家庭が拡大して国家になり、世界になるのです。「私」が家庭で奉仕し父母を敬うことによって孝子になるように、国の王に侍って、ために生きれば愛国者になるのであり、全人類のために生きれば聖人になるのです。
しかし、聖子は違います。聖子は、天上天国の法を全うした方であり、地上天国の法を全うした方です。霊界の法まで全うしたので、誰も讒訴できません。霊界をコントロールすることは問題にもなりません。地上をコントロールすることも問題ありません。どの国もすべて歓迎します。障害がないのです。自由です。そのような人が聖子です。
13 義人とは、国のために僕の僕の立場のような悲惨な立場で命を懸ける人のことを言います。自分が死ぬとしても、国のために死ぬ人が愛国者です。父母のために、僕の僕の位置でも感謝して父母のために生きようとするとき、その人に孝子という名称がつきます。これが、人間世界の道徳の骨子であり核心です。
神様のために、公的により僕になることが、義人となり得る道であり国のために僕よりもっと深刻な僕になることが、忠臣となり得る道であり、父母のために、より僕となった位置で犠牲になっていくことが、孝子となり得る道です。
14 愛国者の中には、数多くの孝子が入ります。孝子になれなかったとしても、愛国者になれば、自動的に孝子の位に上がるのです。忠臣は、偉人にはなれますが、聖人にはなれません。
聖人は、人類のために生きる人です。民族を越えて怨讐の国まで愛そうとした人です。聖人は、国の愛国者を従えることができる人です。聖人の位置に上がるようになれば、愛国者を治めることができるので、愛国者よりも聖人の道理を越えなさいというのです。
統一教会では、さらに一段階上の、聖子の位置について語ります。聖子は、神様の息子として、天の国の法を守るすべを知っています。人間世界の法だけでなく、天の国の宮廷法まで守らなければなりません。天の国の宮廷法を聖人たちは知りません。そのような意味で、聖子の位置に進むようになれば、聖人たちを治めることができるのです。
15 人に絶対に必要なものが、孝子の道理、忠臣の道理、聖人の道理、聖子の道理です。自分を主張することはできません。まず、父母を誇らなければなりません。王を誇らなければならず、神様を誇らなければなりません。自分を主張してはいけないというのです。ですから、国にいる、家庭をもったすべての民は、王や大統領の近くに行こうとします。家庭全体が行こうとするのです。そうして、神様のみ前に行こうとします。神様の永遠の愛、絶対的な愛をもとうというのです。神様の愛をもつようになれば、永生が可能です。
神様は縦的なので、家庭が絶対に必要であり、国が絶対に必要であり、世界が絶対に必要です。その次には天の国が必要です。ですから、自分を主張するようになればすべて塞がってしまいます。
父母を愛するのは、「私」が父母の愛の化身になるためであり、国を愛するのは、王の権限を中心として、そこにおいて対等な化身になるためであり、天の国を中心として相対になって一体になろうというのは、天の国の化身、代身存在になるためです。ですから、神様のすべての相対圏は、私から天、世界、家庭にまで連結できるというのです。それが、人間が生きている間に成し遂げて、そこに合わせていかなければならない道です。完成する道なのです。
16 父母を愛する人を孝子と言います。それは、初めも愛であり、過程も愛であり、最後の結論も愛です。それゆえ、家庭の核は孝の道理です。家庭の核の上には、国がなければなりません。国の核は忠臣の道理です。それは国を愛しなさいということです。国の忠臣は、聖人の道理に従わなければなりません。聖人は世界を愛する人です。聖子は神様の息子、娘です。
孝子、忠臣、聖人、聖子、このすべてものが、核は核なのですが、愛を根拠にして核になっているのです。これを、漠然とそのように語ってきたのは、今後、終わりの時代に定着できる安定点は、愛以外にはないことを意味しています。ですから、男性と女性、夫婦同士で愛し合う人であってこそ孝子になります。孝子になって忠臣になるのです。忠臣になって聖人になるのです。聖人になって聖子になります。聖子になってすべての相続権をもつのです。
17 真の聖子、神様の息子、娘は、神様のために生きるのと同じように、神様に属するすべてのもののために生きようとする人です。私は、そのような聖子の道を行く人です。私は、神様も愛していますが、人類も愛しています。ですから、神様が「私の息子よ!」と言うのです。神様が「私の息子よ!」と言うことができる人は、神様のために生きるように、人類のために生きる人だからです。そのような人が神様の息子です。
自分のことを忘れて人類のために生きる神様なので、自分のことを忘れて人類のために生きるのが孝子だというのです。私たちは、孝子の道から忠臣の道、聖子の道を訪ねていきます。そのような内容を中心とした孝子の道理を通して、忠臣の道理を通して、聖子の道理を完成しておけば、その国が地上天国です。これが、そのまま天上天国に移されるのです。そのように移されるようにするためのものが、神様の創造理想でした。
18 誰も、父母様の行く道をまねることはできません。これを山で言えば、ヒマラヤ山脈のエベレストの山頂です。歴史始まって以来、神様の心に通じる孝子、忠臣、聖人、聖子の道理を経てきたのです。神様の愛を完成させることができる存在は父母様しかいません。神様御自身が感謝の涙を流しながら、「すべてを失っても、探し出したお前は、世の中のあらゆるものの何百倍も価値がある存在である」と言って愛することができてこそ、釘が打ち込まれた神様の心情を解放してさしあげることができます。この上なく途方もない深刻な自分だというのです。
19 どの国の忠臣や烈女も、サタン世界の血統関係を越えることができませんでした。すべて塞がっています。神様の心情的愛、真の愛を中心として、神様と真の父母様が復帰路程で苦労したその道に皆さんが引っ掛かっているというのです。ですから、天地父母の心情を中心として、孝子、忠臣、聖人、聖子の道理を備えることができる「私」にならなければ、伝統を受け継ぐことはできません。
また、孝子の道を教えられた神様であり、その孝子となった人が真の父母だというのです。神様が愛国者として育て、それから聖人の結実体、聖子の結実体として育てたので、このすべてのものが伝統の位置だというのです。
20 良心は父母に優り、師に優り、国や全宇宙の主人に優っています。良心は、神様が願った愛の定着地だからです。神様は、父母の中の父母であり、師の中の師であり、王の中の王です。そこに定着できる良心に、そのように貴く侍って生きる人が義人になり、聖人になり、聖子になるのです。その道を外れては、孝子、忠臣、聖人、聖子の行く道がないというのです。
お父様が苦労してみると、結論は簡単でした。すべて私の中にあったというのです。神様のみ前で恥ずかしさを感じました。これを知って、脱力感を覚えたのです。
その位置を探し出すためにどれほど苦労したかを知れば、そこで涙で向き合わざるを得ない自分を見いださなければなりません。そして、皆さんは、涙で向き合える夫と妻にならなければならず、涙で向き合える民にならなければなりません。ですから、涙なしには復帰の道を行けないことを知らなければなりません。
21 私は、今まで孤独な道を歩んできました。今も孤独です。愛する人に会えなかったからではありません。妻子のいない人でもありません。皆さんのような同役者(一緒に仕事をする人)もいます。しかし、世界を中心として、神様を愛して解怨成就をしておくことができず、孝子と忠臣の道理を果たせなかったので、孤独な道を行かざるを得ません。今も、その道を行くのです。
一生が終わっても、その道が残っているとすれば、どうしますか。それでも、行かなければなりません。皆さんが老いて死ぬまでその道に従っていっても、み旨を成し遂げることができないかもしれませんが、それでも行かなければならないのです。世界のための道なので、永遠に行かなければなりません。神様が永遠なので、神様を中心とした愛の道も途切れることがないのです。
その道は、死んでも行かなければならない道です。霊界は時空を超越した世界なので、千年の期間でも、霊界では一日と同じです。ですから、私たちがこの地で千年かけて成就したことも、一年かけて成就したのと同じだと思って行かなければなりません。その道は、真の愛の道です。
22 天宙の勝利者になろうとすれば、神様を解放しなければなりません。私たちが神様を解放しなければならないのです。ですから、自分の願いを中心として祈ってはいけません。お父様は、自分の志のためには祈りません。神様のみ旨のために祈るのです。
神様が願うのは、「私」自身の救いではありません。神様御自身の解放を願うのです。それでこそ、私自身の救いの道理が始まります。これは根本問題です。
23 お父様は、生涯をみ旨の解放のために生きてきました。メシヤはみ旨の解放のために生まれ、み旨を中心として、生涯を通してみ旨を完成し、解放圏を成し遂げなければなりません。解放圏は、天の国の解放であると同時に、神様の解放を意味します。その次には、堕落した父母によってサタンの血統をもち、囹圄(牢獄・獄舎)の身となっている人類を、このサタンの監獄世界から解放し、さらに、嘆息している万物まですべて解放しなければなりません。今までパンタナールを訪れ、釣りをして山を訪ね回るのは、そのような心情的連帯を、自然と共に結ぶためです。神様を愛する心、人類を愛する心、万物を愛する心で、終着点にこれを結束させ、このすべての蕩減歴史と、すべての経済基盤を造成すべきみ旨を中心として、今まで歩んできました。

Saturday Feb 03, 2024
真の父母経 第400話
Saturday Feb 03, 2024
Saturday Feb 03, 2024
19 真の父母様のみ前では、無条件にみな孝子、孝女にならなければなりません。そして、兄弟たちが真の愛によって一つにならなければなりません。父母は、優れた子女よりは、足りない子女に対して、より心配をするようになります。子女たちを育ててみれば、みなそのような心情が分かるでしょう。それと同じように、困難な状況にある兄弟たちに対して、さらにために生きる心で愛するようになれば、私たちの基盤はもっと大きくなるでしょう。
私たちには、真の父母を中心とした、真の家庭の固い絆があります。皆さんが、み旨を中心として、環境を広く、深く、高く創造するに従い、私たちの基盤は、より一層、大きくなるでしょう。私たちの目標は一つです。天の父母様と天地人真の父母様を中心とした一つの世界、統一世界をつくることです。
20 兄弟間の争いは、父母の気持ちが分からず、父母の深い心情をよく推し量ることができないために起きるのです。真の愛を中心として心情関係を結んでこそ、父母の気持ちが分かるようになります。また、真の父母様と一心、一体、一念、一和を成し遂げるようになります。考えと感情と言葉と行動が一つになって現れるのです。そうして、真の父母に似た真の子女の生活をするようになれば、相手と自分が別々ではなく、一つの血統であり、同じ兄弟姉妹であることを感じるようになるでしょう。
誰もが願う幸福な人生と平和な世界を、私たちは築くことができます。隣人を自分の体のように愛し、怨讐までも赦しながら、世界平和のために一つにならなければなりません。天の父母様に侍る一つの世界、人類が同じ兄弟姉妹として大家族になるその日まで、力強く、勇ましく進まなければなりません。
21 祝福結婚とは、堕落した人類が真の父母様によって新しい生命を受けるようになることを意味します。堕落世界が、汚染され、混濁した所であるとすれば、祝福家庭は澄んだ水、生命水と同じです。しかし、澄んだ水も、よどんでいれば腐ります。大海に向かって流れていかなければなりません。生命水が流れていくところでは、死にゆく生命体がよみがえるのです。澄んだ水、生命水によって、混濁した世の中を清くしなければならない責任が、氏族メシヤにあります。今、氏族メシヤ運動が巨大な波となり、タイとフィリピンを越え、アジア諸国を経て、ヨーロッパ大陸、南北米大陸、アフリカ大陸、オセアニア、中東を経て大海に押し寄せています。この波が通過するところには、無数の生命体が新たに誕生するでしょう。
今、世の中には、私たちが期待できるものが何もありません。私たちが世の中に、真の父母を知らせてあげる道しかないのです。「私」の家庭と氏族、国、そして、世界が、摂理のみ旨の前において真の父母様と一つになり、巨大な波をつくって、五大洋六大州を駆け巡るとき、天の父母様が願い、人類が願った、「神様のもとの一つの世界」、すなわち地上天国が実現されるでしょう。その日のために、世界の祝福家庭は、天の父母様はもちろん、真の父母様と一心、一体、一念、一和になり、絶対信仰、絶対愛、絶対服従の心情で、世の中に堂々と真の父母様の顕現を知らせ、世界人類が天一国の民になるように導く美しい孝子、孝女、忠臣にならなければなりません。
第四節 天一国定着の道
真の愛、真の平和の道
愛と平和は、真の父母様の生涯にわたるテーマであった。そのため、真の父母様は、真の愛の道を歩まれながら、個人、家庭、氏族、民族、国家と世界を塞いでいた塀を撤廃し、超国家、超人種、超宗教活動などを通して、世界を一家族にし、永久的平和を定着させるためのビジョンを提示されたのである、真の父母様が歩まれた真の愛、真の平和の道を誰もが行くとすれば、神様と人類の願いである天一国が定着するであろう。
1 私は、神様のために愛の道を行きました。愛のために夜を明かし、愛のために痛哭し、愛のために千里の道を走り、愛のために大洋を渡り、愛のために異民族を愛そうともがき苦しみました。それは、どれほど困難な道でしょうか。皆さんは易しいと思うかもしれませんが、とても困難な道です。唖然とする時がたくさんあります。すぐに荷物をまとめて立ち去りたい時がたくさんありました。私がしなければ、また別の誰かがしなければならないので、私がするのです。
2 真の愛の道は、開拓の道です。踏んでいくのです。父母が行った道を、「私」も行かなければなりません。神様が何億万年前に行った道を、私たちの縦的な一代の先祖たちが厳然とたどっていかなければならなかったのです。それが原理の道です。
知らずに堕落したので、復帰の道を訪ねていくのです。父母様が原理を知って復帰の道を訪ねていくためにどれほど苦心し、サタン世界の困難な個人的、家庭的な讒訴の道を越えるためにどれほど苦心したか分かりません。これは、原理原則的な足場がなければ越えることができません。しかし、父母様は原理の道をたどり、サタンの個人的讒訴条件を原理原則で越えたので、サタンの讒訴が離れていきます。家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙的基準まで、原理の道をたどってきているのです。
3 真の愛は、生命を投入して忘れてしまうところから始まります。そこに神様が臨在します。それが父母の愛です。投入して忘れてしまい、投入して忘れてしまうのです。堕落以後、神様はそれを継続してきました。全人類が救援されるまで行うのです。どれほどかわいそうな神様でしょうか。そのような神様を父母として、侍らなければならないことを知ったので、一生の間監獄に入り、ありとあらゆる悪口を言われても変わりませんでした。
4 人間始祖が堕落したのちに、多くの壁が立てられました。個人的、家庭的、氏族的、民族的、国家的、世界的、天宙的な壁が生じました。その七段階の壁が、皆さんの道を塞いでいます。それらをどのように崩すのでしょうか。その壁が立っている基盤が体です。それゆえ、常に体が問題です。個人的な壁、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙的な壁、すべてのものが体を基盤としています。体は、その数多くの壁を崩すことができません。ですから、残っている壁は、常にサタン側に属するようになるのです。皆さんも、それを否定できないはずです。父母様はそのような事実を知りました。
ですから、父母様にはいかなる迫害が来ても問題ではありません。「道をまっすぐに行かなければならない!」といことが問題です。ジグザグに神様の道を行くことはできません。真の愛の道は直短距離です。直線で行くのです。それゆえ、父母様は一生の間、サタンの迫害を受けました。
5 真の愛は、作用をすればするほどマイナスになりません。入力より出力が大きくなるのです。自然の力は、入力より出力が小さいのですが、真の愛は、入力より出力が大きいというのです。このような内容で、それが持続します。ですから、父母様は生涯を通して、すべて投入して忘れてしまいました。
それでは、真の愛の結果はどのようになるのでしょうか。世界が集まってきます。父母様が一生の間、このような公的な道を代表して、苦労しながら歴史をたどってきたことを思えば、皆さんも、我知らずに涙がぼろぼろ流れます。誰がそのように泣かせるのですか。真の愛には、万民を越え、宇宙を越えて感動させる力があります。
6 真の愛は、どのような悲惨な状況も克服させます。そこには不平がありません。完成、成功、成就があるのみです。私たちは賢い人々です。私たちは、その概念をすべて把握して自動的に従っています。天が開かれるのです。
このようなことを父母様は構想しながら、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界的に迫害される環境をすべて経て、個人的な勝利、家庭的な勝利、氏族的な勝利、民族的な勝利、国家的な勝利、世界的な勝利の版図をつくり、今日まで宗教界で最高の頂上の位置、政界でも最高の頂上の位置、文化面やあらゆる面で、最高の頂上の位置に立ちました。迫害を受けることにおいても、歴史上、最高の迫害を受けましたが、最高の位置に到達した人は、歴史始まって以来、父母様しかいないというのです。
7 復帰というのは再創造ですが、救援というのは「改造」です。病気になった人が、ただそのまま治ればよいのです。それが救援です。堕落したので再創造、蕩減復帰をしなければなりません。皆さんは、ただそのままでは救われません。
再創造の過程を経なければなりません。ですから、父母様を絶対に信じなければなりません。神様を知る道で、自分の考えをもってそのようにしたのではありません。「このような原則によって、このような動機から出発しなければ、真の愛ではない」と思いながら、原則を明らかにしていったのです。真の愛を知ったので、すべて明らかにしたのです。真の愛は直短距離を通ります。このような原理を探し出すために、お父様がどれほど身もだえしたか分かりません。冬の三ヵ月(陰暦の十月、十一月、十二月)にはいていた綿のズボンが濡れて絞らなければならないほど涙を流す、苦痛の道を経てきたのです。人類を子女として救うために、全身の皮を剥ぎ取って売り、肉を剥ぎ取り、骨を削って、骨髄まで絞って犠牲になっても、行かなければなりません。
神様の心情を知ったので、自分には無慈悲なのです。サタンの後継者になって、サタンの血統を残しておいてはいけません。自分のすべてのものを否定しなければなりません。
8 愛は神秘的です。そして、終わりがありません。終わりがなく、どんどん進んでみると元の位置に来るというのです。そのように継続していく人は、成功するようになっています。億万年進み続けることのできる力の動機、そのような源泉をもつことができる何かがあります。これは、いくら投入しても嫌気がさしません。
私がそうです。今まで一生の間、毎日のように、ほかの人と同じように眠ることはしませんでした。人と同じように、時間を守って御飯を食べて生活することができませんでした。人と同じように楽に暮らしてみたことがなかったというのです。ひたすら、せわしなく駆け回りながら生きていますが、それでも私は疲れを知りません。愛の心は青春です。心は老いることがありません。
生涯を通じて、愛を中心として苦労するほど、そこには爆発力があるというのです。ですから、世の中で最もハンサムで、最も代表的な若者がいるとすれば、その方は神様であり、その次にはお父様でしょう。
9 ダンベリーでいつも忘れなかったことが愛の道でした。どんなに困難でも、大きな愛の道を願ったというのです。過去に私たちの信仰の先祖たちがそうだったように、イエス様が死を覚悟して行ったのと同じように、お父様も命を懸けてそのようにするのです。その愛は、命以上のものだからです。生命は愛から出発します。ですから、その愛の道を訪ねるためには、命以上のものとして訪ねなければなりません。そのようにしなければ、真の愛の道を訪ねていけません。死の道を行ったとしても、愛の道を選ぶのです。これは絶対的です。
そのような人は、歴史始まって以来、お父様しかいないというのです。このような内容をもって実践躬行するために、歴史時代に四十年間、あらゆる辱めや受難を受けても、死の峠を越えても、この道を捨てませんでした。それは、真の愛というこの絶対的な宝物を知ったからです。このように歩んでみると、今や世界的に有名になりました。何かの栄光をつかむことや成功を願いながら歩んだのではありませんが、人々から「滅びる」と言われる立場で歩んでみると、私も知らないうちに、このように成功したと結論を下せる世界的版図ができていたというのです。
10 宗教と政治は別のものではありません。別のものになっていれば、平和の世界は成し遂げられません。二つに分かれては、平和の世界になることができないのです。平和の世界は一つです。理想世界は二つではありません。一つなので、一つの方向に収拾しなければなりません。
世界的に、宗教と国々を収拾する人は、父母様以外には誰もいません。父母様に従ってくれば、世界平和に至る一番の近道を行くことができます。父母様は、新しい理想世界、第三の世界を願っています。父母様以外には、共産世界と民主世界を動かして一つの理想世界に進むことのできる道を知っている人はいないのです。

Saturday Feb 03, 2024
真の父母経 第399話
Saturday Feb 03, 2024
Saturday Feb 03, 2024
10 お父様がダンベリーにいらっしゃったその一年間は、言葉に言い表せない出来事が私たちの内外でたくさん起きました。それらの事件は、摂理的に見るとき、決して損害を受ける出来事ではありませんでした。神様の憐れみと赦しと愛を人類が受けることのできる、そのような道を開かれたのです。
興進君の聖和と「愛勝日」の宣布以降、お父様がダンベリーで「開天門の日」を立てられるまで、どれほど多くの内的闘争があり、摂理的な勝利をもって終結するための努力と苦痛がいかなるものだったかを、皆さんは想像すらできないでしょう。私(お母様)もやはり、ダンベリー刑務所に共に入りたいという思いを数千回以上も抱きながら、お父様が経ていらっしゃる苦しみを推し量るばかりでした。
11 皆さんはこの時点、この瞬間が、どれほど貴いかを知らなければなりません。ヨシュアとカレブは、どちらも名門の家の子孫でした。年を取るまで、天のみ前に忠義を尽くしたのです。カレブの立場からすれば、不足しているものは何もなかったにもかかわらず、ヨシュアと一つになったというのです。「自分のほうが優れている」とは言わず、ヨシュアを立てたというのです。カイン・アベルが復帰されたこのような基台を立てた上で、イスラエル民族を通してメシヤが来ることができたのです。
私(お母様)は、私たちの指導者たちを見ながら、このような面に思いをはせています。互いに愛し合い、誇りに思う文化が定着していません。私たちは、互いに大事にし、愛し合う気持ちが、世の中のどの団体よりも強くなければなりません。真の父母の子女なので、違わなければならないのです。今からでも、皆さんを通して、私が環境創造をしたいと思います。
高くなろうとばかりするのではなく、互いにために生き、育て合い、誇り合うようになれば、全体が大きくなれるのです。自分だけが優れていると考え、自分が最高であると考えて、自分の考え以外にはないと思う団体や個人は、発展しません。自己中心的に進めば衰退していき、ために生きる生活を実践すれば発展するようになります。絶対に、自分によって苦しむ人がいてはいけません。私たちは、生命を生かす人々です。兄弟と食口とすべての人々を、愛で抱かなければなりません。
12 お父様は、一九七一年にアメリカに行き、「私は医者として、消防士として来た」と語られました。天がそれほどまでに準備され、自由世界の砦として立てておかれたアメリカは、本来の天のみ意に従う方向とは違う、家庭破壊の退廃文化と共産主義思想によって、存亡の岐路に立たされていました。天がアメリカを、どのように苦労して育ててきたかをよく御存じのお父様は、もう一度第一線に立って、宗教と思想問題において共産主義の脅威にさらされているアメリカを救おうと、孤独な身で向かわれたのです。
そうして、到底、人間には成し得ない多くの業績を残されました。アメリカを生かそうとしたのは、天の父母様のみ意に従い、世界の人類を救うという目的があったからです。そして、揺れる自由世界、民主主義が揺らぐその国で、お父様は「許せ、愛せ、団結せよ」というみ言を下さいました。アメリカのすべての善なる人々の目を覚まさせてくださったのです。自ら、愛を実践されました。
しかし、アメリカは、そのようにために生きる生活を実践してこられた方を、ダンベリーに追いやりました。ダンベリーに向かわれながら、お父様は「一つになりなさい」とおっしゃいました。「私が向かうあの後ろに、どのような天の祝福があるか分からないから、あなたたちは強くありなさい。堂々としていなさい」と叫ばれました。世界の摂理歴史において、アメリカを救い、世界を救った方が、真の父母様であられます。
13 お父様は、人種間の統合と理解を促進するために、あらゆるものを捧げてきました。お父様は、御自身に反対する者たちを愛しています。お父様は、昔、御自分を罪ある者として追いやる人々を赦し、今までの誰よりもアメリカを愛しています。お父様は御自分が、偏見によるあらゆる形態の抑圧に対抗して闘っているアメリカの人々に勇気を与える、一つの道具として用いられたと考えているので、神様に感謝しているのです。
お父様は国際的に、宗教間の和解と一致、そして、人種間の調和のために努力してきました。イエス様は私たちに、一つの愛する人間家族として、働き、学ぶように教えてこられましたが、その思想は、正にお父様の信念なので、あらゆる形態の宗教的偏見と不寛容性、そして、人種差別を終わらせるために、献身的な生きざまで、聖職生活に一生を捧げているのです。
一つになる生活
人間は、二重目的をもつ個性真理体であるため、連体(有機的に連帯し合っている関係)的な存在であることを自覚するとき、一つになる道が開かれる。「私と人はつながっている」という自覚は、無知と堕落性によって阻まれている。無知と堕落性を真理と愛で克服すれば、人間の本性が啓発される。その場に神様が臨在されることを戦慄が走るように感じなければならない。神様に常に侍り、真の父母様のみ意を推し量り、愛と知恵によって人生と世の中を経綸すれば、私から天宙まで、一心、一体、一念で一つになる役事が起きるであろう。
14 私たちは、どのようにして一つになることができるでしょうか。何より、天の父母様に出会わなければなりませんが、それは簡単なことではありません。人類始祖が堕落したからです。堕落によって、人類は無知に陥り、創造本然の本性が隠されてしまいました。無知の壁は六千年間、積もりに積もって、高く、分厚くなり、堕落性の川は広く、深くなりました。人間の力だけでは、この壁を越えたり、この川を渡ったりするのは困難です。愛の本体であられる天の父母様は、常に私たちを助けてくださる準備ができています。すべてのことは、自分自身にかかっています。良心を目覚めさせなければなりません。良心は、第二の天の父母様です。神霊と真理によって常に目を覚まして祈り、万享に感謝する生活をすれば、天の父母様の声を聞くようになり、戦慄が走るように感じるでしょう。
ここからさらに進み、すべての人は、天の父母様の代身者に出会わなければなりません。人類歴史は、一つの中心を立てるための復帰摂理歴史です。二千年前、天のひとり子としてイエス様が立てられましたが、イスラエル民族の不信によって、十字架で亡くなられました。天の摂理は、再び再臨の時まで延長されざるを得なかったのです。ついに人類は、再臨主がこの地に来られ、天の新婦であるひとり娘を探し出し、真の父母として顕現された祝福の時代を迎えています。人類は、天の父母様の代身者であられる真の父母に出会い、侍って、従わなければなりません。そのようにしてこそ、六千年間、続いてきた原罪を清算できるのです。愛と知恵に満ちあふれた創造本然の人間に、生まれ変わることができるのです。
15 私たちは歴史を通して、選ばれた民族と責任者、国々が責任を果たせなくなるとき、いかに大きな蕩減を払ってきたかを見てきました。大きな祝福を受けた位置は、自分だけの位置ではありません。世界全体が一つになれるよう、責任を果たさなければならないということです。
地政学的に見ても、日本は韓国と一つにならなければなりません。一国が豊かに暮らすとしても、アジアの他の国々と一つになれなければ、永遠には続かないでしょう。一つになる道だけが、生き残ることのできる道であり、また、深刻になっている地球の環境問題や、様々な問題を改善することのできる道です。日本も多くの問題があるのですが、真の父母様に侍って一つになるとき、すべての問題点が一つ一つ取り除かれていくでしょう。日本の祝福家庭と国民が、真の父母様と一つになって、アジアを救い、世界を救う活動の先頭に立ってくれることを願います。
16 私(お母様)は先日、アルプスの十二の霊山を上り下りしました。もう一度皆さんを赦し、抱こうとしたからです。お父様は、「一つの世界になれば、判事や検事、弁護士が必要ない世の中になる」と語られましたが、私たちがそのようにしなければなりません。万王の王であられる真の父母様に対して、私たちはそのような環境をつくってさしあげなければなりませんでしたが、その責任を果たすことができませんでした。足りなかったことを悔い改め、反省しながら、最善を尽くして天の期待の前に栄光をお返ししようという気持ちをもたなければなりませんe
もはや、私たちの教会にサタンが入ってくることのできる隙間を与えてはいけません。一つにならなければならないのです。それぞれ自分の主張ばかりしてはいけないというのです。声を一つにそろえるのです。そうしてこの国と世界の前に見せてあげなければなりません。生きていらっしゃる天の父母様、真の父母様の権威を立ててさしあげなければならないのです。父母様と一つにならなければなりません。指導者たちも食口たちも、互いに心を一つにし、このみ旨成就のために、もう一度決意して立ち上がらなければなりません。
17 多くの国々にはみな、彼らなりの夢があります。特に、その国を指導しているリーダーたちや責任者たちは、国民を成功に導き、豊かに暮らせるようにしたいという思いがあるでしょう。しかし、自国の利益だけを追求し、幸福と自由と平和を謳歌するというのは、今の状況では不可能です。今日の世界には、多くの国境線があります。また、人種紛争をはじめ、宗教紛争など、到底言葉にすることのできない紛争が起きています。
しかし、創造主であられる天の父母様に侍るようになるとき、世界人類がどのように進まなければならないかを、私たちは知るのです。その進むべき道を教えてくださった方が、真の父母様です。真の父母によって、すべての国々が兄弟国として一つになれます。全世界が心を一つにし、志を一つにして動くとき、今、人類が悩んでいるすべての問題が解決されるのです。
18 皆さんが何よりも急いですべきことは、「一つになろう」という運動です。もちろん、個人においては体と心が一つになった立場で、み旨を中心として一つになることが重要です。子女の皆さんの立場で考えるとき、兄弟間で一つになるのは難しく、大変ですが、必ずしなければならないことだと思います。そうして、皆さんが真の父母を中心として、三人が完全に一つになった立場で、その基台を広げていくならば、み旨は成就するでしょう。世界の縮小型であると考えることのできる四位基台において、横的な数は三人です。四位基台の横的な三人が真の父母を中心として一つになれば、世界を一つにするのは易しいことだと考えます。
これを世界的に広げてみるとき、世界は三人が一つになって成し遂げる四位基台の拡大的形態で成り立っていると考えることができます。この世の中を眺めるとき、優れた頭脳をもった知的な人、権力や力をもった人、また、経済的な力をもった人を無視することはできません。この三つの部類の力が世界を支配していると考えることができます。そのような力を縮小して考えれば、自分一個人に集約させて考えることができるのですが、皆さんが互いに、対話を通して理解し、愛し合いながら協助していけば、一つになれないことはないと思うのです。

Monday Jan 22, 2024
真の父母経 第398話
Monday Jan 22, 2024
Monday Jan 22, 2024
第三節 天一国国民の生活
感謝する生活
天一国は、真の愛を中心として、天上と地上が一つになり、体と心が一体となり、自然と共に生きていく世界である。天一国の国民は、言葉のとおり、創造本然の生活をしなければならない。天一国が完成するときまで、神様が常に「私」と同行、同苦、同楽するのを感じることができなければならない。そのためには、常に喜び、祈り、万事に感謝する生活をしなければならない。感謝する生活には、天運と天福が共にある。真のお母様は、心を無にするとき、感謝する生活が始まると教えてくださった。
1 私(お母様)の生涯の座右の銘は、いかにしてきのうよりきょう、さらに感謝の気持ちをもって生きていくかということです。きのうよりきょう、さらに感謝し、あすはきょうよりもっと感謝しながら生きるために努力してきました。日ごと、感謝の気持ちをもつことが、私の人生の目標でした。お父様はダンベリーに出発される直前に、「不平を言ってはいけない。立てられた立場で感謝し、感謝することによって完全に一つとなったとき、大きな奇跡が起きる」と語られました。
2 皆さんは心を無にしなければならず、悔い改めなければなりません。高い位置にいる人は心から低い位置に降りていき、毎日の生活において天に感謝し、自分自身についても、「このように新しい出発をすることができて感謝だ」と言わなければなりません。
「きょう一日も、これまでできなかったみ旨のための活動に、最善を尽くすことのできる一日となるように導いてください」と言いながら、感謝の気持ちをもって生きるようになれば、周囲がすべて美しく見えます。そして、幸福になります。自分だけで大事にしまっておくことができないので、伝道をせざるを得なくなるのです。
3 本当に一〇〇パーセント感謝するとき、心と体が統一されます。そして、皆さんの周辺が幸せになります。皆さんが、天の下さった祝福に感謝する心をもって生活すれば、周辺をさらに幸せにすることができ、祝福を家庭と社会と国と世界に広げていけるだろうと思います。歴史始まって以来、一度しか来られない天地人真の父母様と共に活動した皆さんは、幸福な人です。
4 皆さんが責任を果たせなければ、蕩減というものが残ります。それはどうしようもありません。驕慢な態度を取らず、感謝の気持ちをもって生活しなさいというのです。本当に天に対してや、兄弟に対して感謝できる思いが湧けば、平和が訪れます。自分が自由になるのです。拘束を受けなくなるのです。
5 私たちは常に感謝しなければなりません。まず神様に感謝し、その次に、夫に感謝し、妻に感謝し、隣人たちに感謝しなければなりません。感謝すればするほど、より深い愛が連なって流れ込んできます。たくさん感謝をすればするほど、その感謝に比例して、神様の愛の量がさらに増えるでしょう。ですから、私が死ぬときには、感謝の言葉を世の中に残し、愛だけをもって父のみ元に帰ります。愛の中で永遠に生きるのです。そのときには、どれほど神様をあがめ、感謝しながら生きるだろうかというのです。それが夢です。
私たちは、愛の祝福の場に行くために、感謝する生活をしなければなりません。不幸にぶつかれば、神様もそれを御存じです。世界で最も不幸な状況にぶつかったとすれば、神様がそれを記憶せざるを得ません。その場で感謝することによって消化するようになれば、神様が「信じられる人だ」と言われるのです。それを越えていけば、世界にまたとない福を受けます。このような原則があるというのです。
6 今まで神様が苦労されたのは、結局、「私」のためであり、これから行くべき世界的な開拓路程の九五パーセントの使命も、私のために既に担っていらっしゃることを考えれば、私たちは神様に感謝せざるを得ません。ですから、信仰生活の本質は、神様に感謝することです。そのような気持ちが存在するとき、神様と一つの絆で結ばれる基になるのです。
自分がこの世で良い立場に置かれたときにのみ、感謝しなければならないのでしょうか。違います。神様は今まで、良いときにだけ私たちのために苦労してこられたのではありません。困難なときほど、さらに苦労することを決意してこられたのです。ですから、私たち自身も、神様を自分の父として侍るためには、私の代わりに働きながら闘ってこられた神様に対して、良い立場で感謝するよりも、困難な立場でさらに感謝しなければなりません。
赦し、愛する生活
真の父母様は、神様のためであれば、赦せないことも赦され、人類のためであれば、怨讐までも愛された。赦しと愛には、偉大な力がある。赦しは人の心を開き、愛は人を動かす。真の父母様の奇跡のような生涯の業績は、赦しと愛の生活によって成し遂げられたものである。真の父母様は、赦し、愛するようになれば、争いがある所に和解があり、紛争がある所に和合が広がり、戦争がある所に平和が訪れるようになると語られた。
7 お父様は、怨讐の名前を覚えていません。一日だけ過ぎれば、すぐに忘れます。すべて忘れてしまいました。ですから、怨讐がいないのです。怨讐の息子、娘が御飯を食べることができずにいるとすれば、私が米を買ってあげ、お金がなくて学校に行くことができずにいれば、学費を出してあげました。そのようにしてきてみると、滅びなかったのです。
ですから、お父様の名前を見るだけでも、サタンは後ろに退くようになるというのです。それゆえ、統一教会は発展するのです。統一教会が反対を受けながらもどのようにして発展できたのかというと、そのような愛の道理に従って原則を守ってきたので、神様が保護してくれて、そのように発展したというのです。神様が守ってくれ、サタンも破壊しなかったので、発展したというのです。
8 お父様は、日本統治下で独立運動をしたとして捕まり、死ぬほど拷問を受けられましたが、誰よりも日本のために祈り、日本の食口たちを愛されました。それで、私たちの教会には日本の食口たちが多いのです。また、世界各国のNGO(非政府組織)にも日本の食口たちが出向き、大活躍をしています。光復以降には、共産治下の平壌に行き、み言を伝えながら、無実の罪で二度も投獄されました。それにもかかわらず、「死の労働収容所」と言われた興南肥料工場で「監獄の中の聖者」という呼び名を得たのです。一九五〇年十月十四日は、北朝鮮の人民軍が撤収しながらお父様を処刑する日でしたが、その日、九死に一生を得て、脱出することができました。
四十年が過ぎた一九九一年、私たち夫婦は、金日成主席に会うため、当時の興南監獄を通り過ぎ、咸興の主席公館に向かいながら、万感の思いが胸に迫りました。そのときに、南北統一の新たな礎石を据えたのです。天の父母様は、赦し、愛する所に奇跡を起こされることを、改めて確信しました。
韓国でも無実の罪で獄中の苦労をされましたが、父母様は世界で愛天、愛人、愛国の精神と文化、そして、韓国語を教えられました。一九七〇年代、八〇年代には、アメリカやイギリスなどの地で、西洋の食口たちが「愛国歌(韓国の国歌)」を韓国語で歌う姿を目にし、感動の涙を流したという話もたくさん聞きました。
アメリカでも、ダンベリーの監獄に無念にも行かれましたが、アメリカを動かし、世界を救うために、あらゆる努力を傾けられました。その結果、多くのアメリカの指導者たちとキリスト教の牧師たちが冷戦を終息させるために先頭に立って歩み、それ以降も、超宗教平和運動のために共に力を合わせています。お父様は一言で言って、赦しと愛の人生を送られたのです。
9 ダンベリーにおける十三ヵ月間の言うに言えない受難は、もう一度父母の立場で、世界の前に、赦し、愛で抱かれる手本の生活となったことを皆さんは知っています。天は、愛によって人間に向き合ってこられながら、常に打たれて奪ってくる作戦を取られることを、(私たちは)知っています。歴史始まって以来、お父様以外に、自ら愛の化身となり、実践して行動した方がどこにいたでしょうか。ですから、天ですら感動せざるを得ず、いくら邪悪な人間だとしても、その愛の前に溶けざるを得ないことを、私たちは目撃しました。
お父様は、韓国社会の知識層である教授たちをはじめ、「国際勝共連合」の幹部たちから班の支部長たちに至るまで、全国的に教育を施しました。天を中心とした真の父母様の真の愛の理念が、全国にこだましています。「ただ、この真の愛だけが人類の希望である」と語られたのです。自分個人においては、心と体が真の愛を中心として一つになり、また、家庭においては、妻と夫が真の愛を中心として一つになり、さらには、氏族と国家、世界が、真の愛を中心として一つになることだけが、私たちの生きる道であることを力説されました。

Monday Jan 22, 2024
真の父母経 第397話
Monday Jan 22, 2024
Monday Jan 22, 2024
二世教育と未来の指導者養成
真の父母様が天一国の開門をなしてくださったので、祝福家庭と子女たちは、天一国の定着をなさなければならない。天のみ旨と心情、そして、真の父母様の伝統は、真の父母様のみ言と生涯路程を学び、真の父母様を証し、真の愛の生活を実践するときに伝承される、真のお父様の聖和以降、真のお母様は、二世たちを、天一国を率いていく立派な人材として養成するため、天宙平和士官学校を開校し、二世特別修練会を開催するなど、多くの精誠と努力を傾けられた。
27 いまだに私たちが生きている世の中はサタン世界なので、皆さんが二世たちを育てるに当たって、まず心情的に原理が入らなければなりません。そうして、中心が立って絶対「性」を守る立場では、踊ってもよく、音楽をしてもよいのですが、成長して祝福を受けるまでは、よく面倒を見てあげなければなりません。
私(お母様)は、教会の復興と二世教育について強調しました。「祝福家庭の二世と世の中までも包括して、指導者たちを養成するために私が奨学金を出す」と話したのです。
28 統一家を導いていき、未来の責任者になるべき二世たちを見るとき、心配なことが多いのです。結論的に言えば、私たち全員が、責任を果たせなかったということです。このようになった現実に、私(お母様)が一度に責任を負わなければならない立場です。そうしようとするので、私がどれほど大変か、皆さんは分かりますか。内的なことから外的なことまで整備しなければならない立場なので、簡単なことではありません。
新しい家を建てるなら簡単です。しかし、建てられている家を再び直して修理し、きれいにするには、さらに多くの努力とお金がかかります。これを私が引き受けました。ですから、皆さんがそれぞれ責任を全うして、私を助けてくれなければなりません。
29 私たちの教会は六十年の歴史をもっていますが、二世たちのための環境ができていません。二世たちが、み旨の前に大きな役割を果たせるようにしなければなりません。子女がみ旨の中で育っていける環境を父母がつくってあげなければなりません。新しい歴史が出発している天一国時代に、二世を世の中から保護し、天一国の未来を担える指導者たちとして養成しなければなりません。
30 お父様が乗っていらっしゃったヘリコプターを売却する計画です。それで、お父様に報告しました。「私はこれを売って、後代のための指導者を養成し、二世を養育するための奨学金として使います」と申し上げました。すると、「お母様の思うとおりにしなさい」とおっしゃいました。
ところが、いざそれを永久保存できずに売らなければならないと思うと、とても心が痛みました。それでも、お父様をこの国と全世界に知らせ、統一教会が力強く栄えていくのを、人類と天のみ前に見せてさしあげたいと思うのです。
31 二世の皆さんは、学校でも、どのような所でも、真の父母様の子女であることを堂々と示さなければなりません。それが伝道です。学生は、学校で最高の学生にならなければなりません。一番にならなければならないのです。どのような環境にいようと、皆さんは最高にならなければなりません。
世の中の人々が二世たちを見つめていることを知らなければなりません。ですから、そのような中にいる皆さんは、どのようにしなければなりませんか。一生懸命に勉強し、またしっかり成長して、天のみ前に大きな人物にならなければなりません。真の父母様が成し遂げようとされているそのみ旨を、二世たちが共に成就できる位置に立つとき、世界の人が何と言うと思いますか。皆さんは勝利者になるのです。
32 人間の生は有限です。しかし、私たちが父母様のみ旨に従って実践躬行する生活を送るとき、永遠の世界で私たちは祝福される位置、愛を受ける位置、中心人物になる位置に立つようになることを肝に銘じなければなりません。このように見るとき、私たちの二世は、希望的で幸福な人々です。
皆さんが一生懸命に行動し、実践すれば、新しい生命を得る人が多くなるでしょう。そうなれば、真の父母様は「すべて成し遂げた」とおっしゃるでしょう。神様を中心とした自由、平和、統一、幸福があふれる世界には、世の中の法は通じません。弁護士、検事、判事が必要ない世界です。
それでは、私たちはどのようにしなければならないのでしょうか。その幸福な世の中に全世界の人類がすべて同参できるように、彼らに真の父母様を紹介し、教育しなければなりません。そのようにするときにのみ、この時代を共にした誇らしい祝福家庭、誇らしい統一家の指導者になるでしょう。
33 今は、教育に重点を置こうと思います。ですから、未来の指導者養成はもちろんですが、各界、各層のすべての指導者の位置にいる人々から教育していくつもりです。それは、世界平和のための最も早い道です。神様を中心とした一つの世界を成し遂げようとする活動です。
私たちが力を合わせて、自由と平和と統一と幸福があふれる真の愛の世界、すべての人が自ら考えて行動できる、真の愛の世界をつくらなければなりません。それは、私たち個人の心と体を一つにする運動から始めなければならないでしょう。
34 二世たちを良い環境で育つようにしなければなりません。み旨の中で、純潔で美しく、良く育つことができるようにするためには、父母が環境創造をしてあげなければなりません。ですから、学校でも、社会でも、堂々と真の父母様の二世、三世であることを誇れるようにしなければなりません。誇り高く育てなければなりません。彼らが私たちの希望です。
35 指導者は、「宇宙主管を願う前に自己主管を完成せよ」ということを常に念頭に置いて生活しなければなりません。二世たちを集めた場でも、これを中心として特別教育をしました。若い時には血気によって判断が曇りやすいのです。ですから、お父様もこのみ旨の道を歩んでこられる中で、体を打つ祈りの精誠をたくさん捧げられました。十数時間、汗を流しながら祈りの精誠を捧げたというみ言を、皆さんは聞いたと思います。
その上、お父様は火のような性格の方なので、不義を見ては我慢できない性格です。しかし、サタン世界を屈服させるために耐えてこられました。そのような忍耐が必要です。精誠が必要です。そうしようとすれば、自分自身を修めることができなければなりません。今後、私たちが進んでいくに当たって、一世と二世を分けることはできません。二世が中心になったとしても、一世に侍って共に進んでいかなければなりません。
36 天宙平和士官学校の士官学生は、摂理歴史に自らの名前を刻むことができるように、多大な努力を傾けなければなりません。それゆえ、きょうのこの場を、どれほど天が待ち望み、人類が待ち望んできたかを知って、一生懸命に勉強する皆さんになることを顧います。
天は、皆さんを助けるでしょう。皆さんは天と人類に負債を負う人にならないでください。皆さんの若さと覇気は、天国定着の礎と柱になるでしょう。私たちの目標は明確になりました。
私たちは必ず、命が尽きる日まで、この摂理の完成に向かって進まなければなりません。それで、皆さんを新しい時代、新しい歴史の天一国完成のための最初の実として結ばれる位置に立てました。有り難いことではないですか。皆さんが宣誓し、誓ったとおりに、一生懸命に活動してください。そうすれば、天地人真の父母様が常に皆さんと共にいらっしゃるでしょう。皆さんは、光ある者になるでしょう。皆さんによって、暗い世の中が明るくなるというのです。
37 皆さんは、天一国の民たちとして、全世界の人類を救わなければなりません。そのためには、皆さんの後継者を育てなければなりません。私(お母様)は皆さんに、名門の家を育てることを強調しました。名門の家は、自分よりも優れた後継者を育てなければならないのです。特に、家庭では父母よりもさらに立派な息子、娘を育てなければなりません。皆さんよりも立派で、さらに信頼することができ、より忠義を尽くす孝子、孝女をたくさん育てなければならないというのです。それでこそ、私たちの未来には希望があるのです。

Monday Jan 22, 2024
真の父母経 第396話
Monday Jan 22, 2024
Monday Jan 22, 2024
18 真の父母様が提唱した「神様のもとの人類一家族」のビジョン、すなわち私たち全員が神様の子女だという真理が、南北米大陸を中心として展開した事業の中心に置かれています。このようなビジョンを実現するために、今まで全世界的に様々な平和基盤をつくっておきましたが、今、神様の恩恵によってそのビジョンが実現化しています。
南米でも、新しい希望の花が咲き、実を結ばなければなりません。この偉大な大陸を中心に、美しい自然の中で、誰もが自由に、平和に、神様を父母として侍る兄弟姉妹として一つになって幸福を享受する、新しい世の中を夢見てきました。それは、神様の希望であり、人類の念願であり、子々孫々にまで受け継がれることを願う夢です。その夢を実現するための挑戦は、偉大なことだと思います。
現在、気候の変化と貧困によって、地政学的な緊張と紛争が高潮する中で、全世界が苦痛を受けています。南北米の多くの国々も、様々な面で困難な状況を経験しています。しかし、南北米は、新世界創建の無限な可能性をもった大陸です。このような南北米大陸に天運が押し寄せてきています。世界の耳目が南米に集中しています。皆さんは、天の声に耳を傾けなければなりません。閉じた耳を開かなければならないのです。
19 南北米の共同発展と世界平和実現のために、いくつかの提案をしようと思います。
第一に、自然環境を積極的に保護するに当たって先頭に立とうということです。今、世界は、地球温暖化と自然環境破壊によって途方もない災難を受けています。自然は、神様が私たち人間のために下さった家であり、繁栄するための環境です。人間が万物を大切に扱い、主管するとき、自然も同様に、人間に必要なものをもたらしてくれるのです。自然と人間は、神様が創造された有機体であるという価値観をもたなければなりません。
第二に、今や、国境と人種、宗教の壁を崩して、「神様のもとの人類一家族」の理想を実現するに当たって先頭に立とうということです。「世界平和統一家庭連合」は、交叉祝福結婚を通じた理想家庭の実現のために努力してきました。怨讐同士で和解し、世界を一つに結ぶことができるのは、祝福結婚しかありません。祝福結婚は、「理想家庭を通じた平和世界の実現」という目標のもと、数億双がここに参加し、実際に人類が直面している高い障壁を崩しています。
第三に、皆さんは、南北米の宗教和合と一致のために先頭に立たなければなりません。一つの世界は、何よりも宗教の和合と一致から始まらなければなりません。歴史の中で神様は、宗教を通して人類を導いてこられました。天運が押し寄せてくる今、南北米の宗教間の調和と協力が、いつの時よりも切実に求められています。南北米の宗教指導者たちと皆さんが、宗教の和合と対話の先頭に立たなければなりません。
第四に、皆さんは、ブラジルのジャルジンとパラグアイのプエルト・レダを中心として展開している理想村建設プロジェクトを具体化することに同参しなければなりません。神様が願われる新しい国、新しい世界は、超宗教、超国家、超人種の世界です。国境のない自由と平和、統一と幸福の世界です。神様がいらっしゃるので、南米に注いだ精誠は、決して無駄にはならないでしょう。それをどのように具体化し、短縮させるかは、皆さんをはじめとする私たち全員にかかっています。今や皆さんは、理想共同体を実現し、新世界を実現する合同指針をつくらなければなりません。
女性の役割
女性は、復帰摂理歴史において重大な責任を与えられ時代ごとに摂理の一線で大きな役割を遂行してきた。統一家の女性たちは、真の父母様のみ言に従い、神様に侍る真の娘、真の妻、真の母の責任を果たすため、地球村の至る所で真の愛を実践しながら汗を流した。特に、後天時代の開幕とともに、女性の役割がより一層、重大なものとなった。真の父母様は、天一国完成のためにカインとアベルを一つにし、カイン圏を復帰する氏族メシヤの使命を、女性たちが先頭に立って遂行することを願われた。
20 今は、女性たちが先頭に立つべき時です。個人はもちろん、家庭と氏族、国、世界で、女性たちが母性愛をもってお互いに愛する心で、不遇な隣人を助けてあげながら、私たちの夢が成し遂げられることと、私たちは明確な目標をもっている天の真の息子、娘であることを、心に刻んであげなければなりません。
そのためには、どうしなければなりませんか。原理のみ言を聞かせてあげなければなりません。ですから、個々人が新たに生まれて、このみ旨のために本当に全力投球、死生決断できる「私」と、私の家庭と、私の隣人と、私の国と世界にしなければなりません。
そのためには、女性たちが先頭に立たなければならないというのです。「偉大な男性がいれば、その背後には偉大な女性がいる」と言います。男性たちが責任を果たせなかったと、そのように言っているのではありません。お父様も、男性がさらに完全になるように助けてあげるのが女性であるとおっしゃいました。ですから、妻がいなければ、夫も完全になることができないというのです。完成した男性になれません。素晴らしい男性になれません。ですから、妻が絶対に必要なのです。女性も同様です。しかし、平和を愛するのは、男性よりも女性です。ですから、女性たちが先頭に立たなければなりません。
21 女性の役割はどれほど重要でしょうか。今は、母の使命を果たさなければならない時代です。母は生命を生んであげなければならず、養育しなければなりません。お父様が大きな家を立ててくださったので、私たちが整理、整頓をして、家の中の状態をすべて整えなければなりません。それは私たちの責任です。
22 お父様は、女性時代の到来を宣布してくださるとともに、女性の重要性を強調されました。母から生まれる生命は、母から受け継ぐものが九九・九九九パーセントであり、父の精子は〇・〇〇一パーセントにしかならないとおっしゃったお父様のみ言を、記憶していると思います。そのみ言を何度も語られました。また、私(お母様)はそのみ言をもって何度も世界巡回講演をしました。
しかし、女性たちは、どれくらい子女たちや夫から、きちんとした待遇を受けていると思われますか。自分が受けるベきもてなしをきちんと受けられなかったという人がたくさんいます。今、すべての女性が差別なしに生きていけるようにすることはもちろん、(彼女たちを、)母の使命を全うする女性指導者として立ててあげたいと思います。
23 周易で陰陽の原理を語っているのですが、これは、時間的に見る時には、先天時代と後天時代に分けることもできます。今までの先天時代は陽の時代であり、男性たちが多く主導してきました。
今は陰の後天時代、すなわち女性の時代が出発する時です。神様は天地を陰陽、プラス・マイナスで創造されました。しかし、今までは片方に偏っていたというのです。人間始祖が堕落することによって、陰と陽は並んで行くことができませんでした。それで、陽の時代が世界を主導したのです。しかし、今は、陰の時代が現れる時です。女性たちが先頭に立たなければならない時になりました。
このような驚くべき摂理は天だけが知るところですが、時をぴったり合わせて、二〇一三年に新しい道を開いてくださる天の奥妙な摂理を、皆さんも知らなければなりません。ある一ヵ所に偏らずに均衡が取れるようになるのが、本来の神様のみ旨です。地上天国と天上天国がそのように成し遂げられるのです。
24 女性の皆さんは、座っても立っても、寝ても覚めても、二十四時間が短いと思うくらい、天一国の民をつくることに渾身の力を注がなければなりません。天のみ前に実体的にこの国を奉献して、世界の摂理を早める勇士にならなければなりません。
皆さんがよく知っているイスラエル民族の例を挙げてみましょう。彼らは、神様の摂理歴史や蕩減というものを知りませんでした。ただ「私たちは神様が祝福してくださった選民である」という、その一つだけを守ったのです。結局、イスラエルは、イエス様をあのように悲惨に送るとともに、民族的に蕩減を払うことになりました。二千年間、孤独に流浪する民族、国のない民になったのです。そのような中でも命脈をつないでこられたのは、母親たちが役割を果たしたからです。ですから、私は、摂理のための環境創造を強調するのです。
25 私たちは歴史を通して、成功と失敗のすべての典型路程を見てきました。今のイスラエルを見てください。女性たちも、軍隊に行って国を守るために、男性たちと同等に行動します。
今は国を救い、世界を救うことにおいて、女性が先頭に立って立ち上がるべき時です。女性の責任が重大であることを、皆さんは知らなければなりません。私たちは奇跡を創出しなければなりません。このような摂理的な隊列に私(お母様)と共に同参できなければ、子孫たちが皆さんを讒訴するでしょう。「知らなくてできなかった」と言うことはできません。私がすべて話してあげ、教えてあげました。
26 教会において、女性たちの役割が重要です。韓国の歴史においても、母、妻、嫁たちが重要な伝統を受け継いできました。私たち「世界平和統一家庭連合」も同じです。
今から、婦人食口たちを一線に立たせなければなりません。私たちが、立てた目標を中心として、どのように実践躬行するかによって、天一国完成の成敗が左右されます。この目標に向かっていくに当たって、女性の役割が重要です。皆さんが、摂理の目標を中心として一線に立つ女性として、死生決断しなければならない時です。

Monday Jan 22, 2024
真の父母経 第395話
Monday Jan 22, 2024
Monday Jan 22, 2024
6 天の父母様が願われた故郷を取り戻してさしあげなければなりません。天の父母様の故郷はどこでしょうか。真の父母様の故郷です。日本と韓国が一つになって、祖国統一、南北統一へと向かう道に協助できなければなりません。必ずそのようにしなければなりません。そうなれば、全人類の前で中心の位置に立つようになります。自然に整理されるのです。
現在、人類にとって問題になっている宗教問題、政治問題、思想問題、国境問題などが解決するのです。皆さんが先頭に立ち、日本の全国民と為政者たちがアジアから尊敬され、一つになる道に行くようにしなければなりません。小さなことに執着してはいけません。この時代には、すべての歴史の真実が明らかになるのです。
7 皆さんは、故郷を探し出してさしあげる孝子、孝女になることを決心したでしょうか。このような責任をすべて果たすには、私たちに残っている時間があまりにも短いのです。ですから、どのようにすべきでしょうか。私(お母様)は、真のお父様が天上で、失った子女を一人でも多く捜して立てようと、御自身の体を顧みず、苦労しながら活動される姿を目にしました。そのようなお父様のお姿が、私の脳裏から離れません。あまりにも哀れなお姿でした。
今、地上にいらっしゃれば、東洋と西洋を駆け巡りながら活発に活動されるでしょう。地上の私たちが、その責任を担ってさしあげなければなりません。
聖書でも、天国の鍵をぺテロに授けたとあります。なぜ、授けたのでしょうか。地上で天国を築かなければならないからです。私たちの責任は極めて重大です。私たちは祝福を受け、どのように生きるべきかも知っているのですが、堕落圏の世界で暮らしているうちに、自己中心的な生活に染まり、自分の周辺の環境を押し分けて出てくることができなくなるというのです。
8 ある国がお金持ちで、強大国だからと言って、世界を一つにすることはできません。互いに一つになることができる同質点、同じ分野が必要です。天の摂理歴史を中心として、真の父母様以上に世界平和のために実践をした方はいません。そして、真の父母様以上に、摂理的に成功した方もいません。ですから、まず皆さんは、原理を知り、み言を知らなければなりません。いつ、どこでも、真の父母様に侍って生きなければならないのです。
9 お父様は、大韓民国を神様の祖国であるとおっしゃいましたが、私(お母様)は、皆さんと共に、この国を奉献してさしあげたいと思っています。そのためには、地位の上下を問わず、この厳粛な命令に服従しなければなりません。皆さんは、「上の位置から降りてきなさい!一番下で働きなさい!」と言えば、そのとおりにできますか。それが絶対信仰、絶対愛、絶対服従です。神様と人類のために、み旨のために、そうすることができなければなりません。それがお父様のみ旨を完成してさしあげることです。
神様の祖国であるとおっしゃいましたが、実際にそのようになっていません。この時代に、お父様と共に呼吸し、働いた皆さんが、その実を結んでさしあげなければなりません。それを後代に先送りすることはできません。私たちがしなければならないのです。
10 私たちは、天一国を出発する時点にいます。天一国は、私たちが天の父母様に侍り、その方の子女となって生きる国です。私たちにとって、神様は父母であり、万王の王であられます。万王の王であられるその方が、私たちを天一国の民として抱いてくださいました。
まだ世界人類は、すべてを知ることができていません。皆さんは、本当に福を受けた方々です。何ゆえに、このように摂理歴史に同参できたのでしょうか。真のお父様は、常に「無知には完成がない」とおっしゃいました。多方面で、地位の上下を問わず教育されました。理解できるようにされました。個人から家庭、氏族、民族、国家、世界が一つになることができる道は、この道しかありません。
11 私(お母様)は、天の父母様と真の父母様の伝統を、確固たる磐石の上に立てるつもりです。私たちが責任を全うするとき、天一国の民として、永遠に仰がれる位置に立つようになるでしょう。
そのために、私たちは前進しなければなりません。寸暇を惜しまなければなりません。もっている知恵とすべてのものを動員して、必ず短時日のうちに全人類を天一国の民として、天がすべて抱くことができるようにしてさしあげなければなりません。
12 神様の願い、真の父母様の願いとは何でしょうか。六千年前に失ってしまった子女を取り戻したいのが父母の心、父母の心情です。
天地人真の父母様によって、全世界に祝福家庭がたくさん輩出されました。彼らが真の父母様の教えに従って、その国と世界において一つになれば、できないことはありません。皆さんは、できる限り短時日のうちに、真の父母様の願いである神様の祖国、神様の故郷を取り戻してさしあげなければなりません。
13 今、時間がどれほど重要か分かりません。寸暇を惜しまなければなりません。皆さんが生きているということ、皆さんの時間と生命は、誰のためにあるのですか。誰のために、どのように使うかによって、皆さんは歴史に残る英雄になることもでき、孝子になることもでき、聖子になることもできます。このように価なしにすべて下さる天のみ前に、皆さんはそれに合った器にならなければなりません。そして、座ってずっとみ言だけを聞くより、実践し、行動しなければなりません。
私たちがこの国を復帰しようとすれば、どのようにすべきか、目標を設定しておいて実践しなければなりません。このような計画を立てなければならないのではないですか。一日三食を食べますが、御飯を食べることを忘れてしまうほど、一つの生命を取り戻すために、皆さんは一生懸命に努力しなければなりません。その結果によって、皆さんに永生が与えられることを知らなければなりません。
「私たちの先祖は本当に偉大だった。先祖に恥じない私にならなければならない」と、子孫たちが言えるように環境をつくってあげなければなりません。そうなれば、皆さんの二世たちは、み旨を前にして自然によく成長するのです。そのような点で皆さんは、変わらなければなりません。そうして、お金をたくさん稼ぐよりも、人に多く接して生命を生かすほうが、より貴いことを知らなければなりません。
14 春は希望の季節です。私たちの夢を大きく、広く、高く育てることのできる貴重な季節です。しかし、この美しい季節に、この国と世界から聞こえてくる知らせは、あまりに惨憺たるものです。まるで世界は、航海士と船長がいない、羅針盤のない船に乗っているような状態です。いつ、どのようにして風浪や暗礁に出くわし、沈没するか分からない不安な状態です。
このようなことを見ながら、全世界の統一家の勇士たちが立ち上がらなければならないと考えるのです。いつまでも傍観し、待っていることはできません。私たちに与えられた祝福が、私たちだけのものになってはいけないのです。孤児のような世界の人類に、天の父母様と真の父母様が役事されていることを悟らせなければなりません。
真の父母様を堂々と宣布しなければならず、真の父母様によってこの国と世界に希望がもたらされることを証しなければなりません。これこそ、世界人類に新しい春の日が訪れるようにすることです。今や世界のすべての食口たちは、実を刈り取るその日まで、総決起しなければなりません。
15 現在の皆さんが、み旨の前に立っている農夫だとすれば、皆さんに与えられた氏族メシヤの使命を果たすことによって、沃土をつくらなければなりません。やせた地を沃土にすることは、皆さんにかかっています。この良い季節を迎えて、皆さんが怠けて行動すれば、秋に皆さんが手にする収穫はとても微々たるものになるでしょう。祝福された位置というのは、そのようにじっと座って成し遂げられるものではありません。
皆さんは、父母様に出会えなかったならば、どのような人生を生きていたでしょうか。それぞれの国と家庭、置かれた環境で、ただ食べて生活していくのに執着しながら生きていたでしょう。国のために生き、世界のために生きようと考える人は、少ないはずです。真の父母様に出会った皆さんは、どのようなことを考えていますか。考えが大きいとすれば、どれほど大きいでしょうか。
また、どのように行動しなければならないでしょうか。皆さんが春を迎えて、どのように苦労し、精誠を尽くして育むかによって、摂理歴史の秋を迎えるその日に、どのような姿で、どのような実績をもって父母様のみ前に立つかという結果が現れるのです。
16 祝福家庭は、どのように進まなければならないかというお父様のみ言を、すべて聞きました。今や残っているのは、皆さんの責任です。皆さんが責任を果たせば、皆さんの氏族、皆さんの後代が自由で幸福な世界で暮らせるようになるでしょう。
既に環境は随分整えられているので、今後、皆さんが残された生涯で、皆さんの周辺をどのように環境創造するかによって、国家復帰、世界復帰を早めることができるか否かが決まります。口先ばかりを先立たせるのではなく、今は実践躬行すべき時です。新しい時代が開かれました。お父様が語られたそのみ言を、「私」の周辺を通して、私の家庭を通して大きく成し遂げてこそ、皆さんの子孫たちの蕩減が少なくなるというのです。責任を果たせなければ、自然と蕩減を払わなければなりません。
皆さん個人の人生があり、祝福家庭として各自の生活があります。それに、真の父母様がすべて関与することはできません。真の父母様が模範を見せてくださったのですから、そのように生きなければなりません。すべての人々が、み言どおりに生きようと努力しなければならないのに、そのみ言を歪曲して、自分を中心として生きていく哀れな群れもいます。皆さんは賢明な人々になってほしいと思います。
私(お母様)は、皆さんが完璧に伝統を立てた高速道路を行くことができるように、今すべての面でそのような環境を整えてあげています。皆さんに与えられた責任さえ全うすれば、自由で平和な統一世界、天の父母様に侍る一つの世界は、間違いなく成し遂げられるようになります。
17 皆さんは、短い生涯で、「どうすれば父母様と一心、一体、一念になることができるか」を常に考えて実践する生活をしてこそ、皆さんばかりでなく、皆さんの子孫が福を受けることになります。「私」が七〇パーセントしかできなかったとして、自分ができなかった三〇パーセントを、愛する子女と子孫たちに蕩減させるものとして残しておきたいと思う父母はいないはずです。
世界は、ますます一つになっていくしかありません。世の中の人々を正しく教育すべき人々は私たちしかいません。お父様が立ててくださった平和大使たちがいて、「平和軍」と「平和警察」がいます。乱れているこの世界を整理し、教育する人々が、「平和軍」であり、「平和警察」です。武器をもって闘うのではなく、み言をもって教育するのです。
皆さんは、祈りの精誠をたくさん捧げてください。天のみ言、真の父母様のみ言が地に落ちないで実を結べるように、祝福家庭の皆さんとすべての摂理機関が一つになって成し遂げてさしあげなければなりません。それが、今日を生きている皆さんの責任です。

Monday Jan 22, 2024
真の父母経 第394話
Monday Jan 22, 2024
Monday Jan 22, 2024
26 ハワイには、バニヤンツリーという木があります。この木は大きく、生い茂っているので、熱い太陽を遮ってくれます。ですから、木の下が休息所になるのです。この木は天に向かって伸びていくだけではなく、枝が地面に降りてきて、数多くの根を張り、次第に本体が大きくなりながら育ちます。天の父母様が創造した自然を見ながら、多くのことを感じます。お父様はバニヤンツリーのように、地球星の奥地まで探査され、そこに御自身の精誠と愛の根を下ろされました。
真の父母の名をもって、六千年の時を経て初めて、人類の前に勝利的な基盤を築いてこられましたが、全世界を見ると,いまだに私たちの精誠と努力を補わなければならないことがたくさん残っています。今、世の中は混乱状態にあります。行くべき方向が分からず、右往左往しているのです。寸時を惜しんで、一つの生命でも多く救うことができる方法を模索しなければなりません。天は多くのことを準備し、私たちを待っていらっしゃいます。世界の至る所には、自分なりに善良に生きようと努力する人々がたくさんいます。その人々は、摂理については知りませんが、正しく善良に生きようと努力しているのです。そのような人々に私たちがみ言を伝えれば、どれほど感謝して受け入れるでしょうか。
私はバニヤンツリーを見ながら、「それでもこの木は、天が祝福してくださったその役割を果たしているな!」と思いました。この木のように、私たちを祝福してくださった天の貴いみ意を知って、その祝福を世の中に分け与える祝福家庭、青年たちにならなければなりません。皆さんの残された生涯を、名もなく、輝きもないまま流れていくように放っておいてはいけません。私たちは世界の人類にとって、夢であり、希望なのです。
27 今、外的につくり上げられている世界は超スピードです。
今、私(お母様)はここで話をしていますが、これが、まばたきする間に全世界に連結されます。天は、人類のためにこのような文明の利器を発達させてくださいました。皆さんはそのような文明をよく活用して、氏族メシヤの使命を果たし、国家復帰、世界復帰の先頭に立たなければなりません。それが今、皆さんが生きている目的です。そのようになれば、皆さんの二世、三世、子孫たちが、幸福を享受することができるのです。
28 今や、インターネットやモバイルの発達によって、全世界が一秒圏内にあります。皆さんが、父母様のいらっしゃる所に向かってアンテナを立てていれば、父母様が何をしていらっしゃるか、すべて分かるでしょう。皆さんを教育し、皆さんが責任を果たせるように、すべての資料と実績を全世界的に共有できるよう、体制を整えました。皆さんは、真の父母様を通して祝福家庭になりました。祝福家庭としての責任があるというのです。誰も、「知らなかったので責任を果たせなかった」という言葉は言えなくなりました。皆さんの責任を一〇〇パーセント以上、果たせるように道を開いてあげたのです。どのように努力し、実績を収めるかによって、名門の家としての伝統が立つか否かが決まるでしょう。
29 国家メシヤと大陸責任者、特命総使たちは、責任意識を強く感じ、その国とその大陸をどのようにすれば天の側に復帰できるかを考えなければなりません。これは不可能なことでしょうか。可能です。
キリスト教の歴史を通しても、私たちは知っています。一人の最高指導者がキリスト教を受け入れるようになって、その国の国教になったのです。
今、全世界は混沌としています。方向性がありません。私たちが立ち上がらなければなりません。私たちは一分一秒を惜しんで、一つの生命でもさらに救う道を模索しなければなりません。天は、私たちの知らない中で、準備してこられました。その準備した天のみ手を、私たちがつかんでさしあげなければなりません。天と人類の前にどれほど大きく貢献できるか、その結果は、私たちにかかっています。そのような点で、皆さんは時間を浪費してはいけません。
30 今、この瞬間にも、真の父母様を知らずに死んでいく人類が世界の至る所にどれほど多くいるでしょうか。私たちと同時代圏に生きたにもかかわらず、六千年を経て初めて迎える天の驚くべき恩賜を受けることができず、悲惨に流れていってしまう私たちの兄弟がいることを考えなければなりません。私たちは両袖をまくりあげ、力強く立ち上がらなければなりません。真の父母様を堂々と宣布しながら、真の父母様によらなければ、この国と世界は生きられないことを証しなければなりません。
今この瞬間は、私たちがこの場にいることを天のみ前に感謝し、報いてさしあげるべき時だと考えます。それで、私(お母様)は、世界の大陸を言語圏で分け、特命総使を任命することにしました。
世界の全人類が、一秒圏で共に摂理歴史に同参する機会を与えようと思います。彼らは第一線で、皆さんと世界の人類と共に、真の父母様を証するようになるでしょう。
31 天の父母様が願われる一つの世界を、私(お母様)の当代にいかにしてお返しできるかを考えながら、世界地図を見つめました。そうして、言語圏で宣教地域を分けることにしました。世界がすべて、英語圏であるわけではありません。英語のほかに、スペイン語とフランス語、アラビア語に大きく分類されます。そして、世界の人口の三分の二がアジア地域にいます。世界の大陸を全く同じように分割しては、得よりも損失のほうが多いのです。アジアに力を注がなければなりません。
現在の、各大陸の大陸会長たちは、主に教会を発展させ、食口化を進めることに総力を挙げてくださるようにお願いします。そして、特命総使は、世界的な基盤をもっている「天宙平和連合」と「世界平和女性連合」などを基盤として、政府と交渉をしなければなりません。各国の最高指導者たちをみ旨の前に立ててこそ、国家復帰ができます。「私たちの時代にはできない」とは言えません。特命総使は大陸会長と一つになり、内外において共に進まなければなりません。
32 天正宮博物館に世界本部を設置しました。今や、天の父母様が自ら治めるのです。わずかな力や小さな精誠でも、真の父母様と一致できる一瞬一瞬を、皆さんは逃してはいけません。皆さんの残された生涯を、ただ名もなく、輝きもないまま流れていくように放っておいてはいけないというのです。私たちだけが、この世界の人類にとって夢であり、希望です。皆さんが行く先々で、幸福な環境をつくらなければなりません。そこにおける中心は、真の父母様です。
第二節 祝福家庭の責任と未来の指導者養成
天一国の未来と祝福家庭の責任
真の父母様は、天宙的勝利圏を祝福家庭に価なしに相続させてくださり、韓国を神様の祖国として奉献することを強調された。真のお父様の聖和以降、真のお母様は、地球星の全人類に一時でも早く真の父母様を証し、み言を伝えて、永遠なる天の国を地上に定着させる責任を果たそうと、繰り返し力説された。このような天の摂理において、先頭に立たなければならないのが祝福家庭である。真の父母様は、祝福家庭を氏族メシヤとして立ててくださり、「唯一なる神様のもとの人類一家族」の天一国理想を成し遂げるに当たって、先頭に立つことを願われた。
1 二千年の摂理歴史を締めくくり、新しい摂理時代に入りました。今や、現れなければならない時です。ですから、お父様は特別に、二〇〇〇年以降の十二年間、「韓国が神様の祖国にならなければならない」と言いながら摂理してこられました。
皆さんは、「お父様がおっしゃったので、そのようになるだろう」と、ただ軽く考えてはいけません。お父様が語られたので、地上にいる私たちが必ず成就してさしあげなければならないのです。成し遂げてさしあげなければなりません。そのような使命が、私たちにあります。
2 私たちの願いは、自由、平和、統一、幸福の世界です。神様も同じです。蕩減復帰摂理を完成、完了する真の父母が現れなかったので、このように長い時間がかかりました。しかし、私たちは真の父母様に侍って新しい時代を迎えました。
けれども、私たちだけが幸福であればよいのでしょうか。私たちの隣人と国と世界がすべて共に真の父母様と天の父母様に侍って、幸福な地上天国と天上天国を開いてさしあげるべきではないでしょうか。
そのみ旨を成し遂げてさしあげるために、歴史に誇らしい孝子、忠臣、聖子の位置に立つことができる祝福家庭になり、全世界に真の父母様を誇らしく知らせる責任を全うする祝福家庭にならなければなりません。
3 私たちは、私たちを解放してくださる真の父母に出会いました。私たちは真の父母によって再び生まれなければならないのですが、それが祝福です。このように貴いものを、真の父母様は皆さんにすべて代価なしに与えてくださいました。ですから、皆さんは、固く決心して実践躬行しなければなりません。今や、真の父母様を家庭にお迎えし、祝福家庭と天一国の民として、行動すべき時であることを肝に銘じなければなりません。
4 私たちは、真の父母様によって、人類歴史において初めて祝福家庭になりました。真の父母様によって「基元節」を迎え、天一国の民として入籍できるようになったのです。世界の人類は七十億いますが、この驚くべき天宙史的な途方もない秘密を、私たちだけが知っています。皆さんは幸福にも、先祖の位置に立つことができます。
皆さんが知っていることを分かち合わなければなりません。世の中の人たちに真の父母を知らせなければならないのです。真の父母様の在世時にこのことに同参できなければ、皆さんは立つ位置がありません。「祝福を受けたので天国に入るだろう」と考えてはいけません。私たちが行くべき所は、永遠の世界です。
皆さんが知恵のある人ならば、どのように決定し、行動すべきでしょうか。真の父母様の在世時に、祝福家庭として誇ることができる実績をつくらなければなりません。
5 人類歴史は、なぜこのように難しく展開していくのでしょうか。人間は、悠久の歴史を通して、良心作用によって善を追求してきましたが、今日の世界は、人種問題、宗教問題、思想問題、領土問題などで複雑な状況に置かれています。私たちは、じっと止まっていることはできません。
神様は、休まずに摂理歴史を展開してこられました。人間が軌道を脱線したので、本来の軌道に戻ってくることができる蕩減摂理の歴史が必要でした。メシヤはこのような人間の過ちを正してくださる方です。メシヤは、真の父母として来られなければなりません。人間を再び生んでくださらなければならないという話です。このような過程なしには、この複雑な人類歴史は収拾できません。
しかし、驚くべきことに、また有り難いことに、この地上に真の父母様が顕現されたのです。皆さんは、真の父母様のみ前に真の孝子、真の孝女にならなければなりません。