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Thursday Jan 11, 2024
真の父母経 第383話
Thursday Jan 11, 2024
Thursday Jan 11, 2024
天一国憲法の制定とその必要性
二〇〇〇年の序盤から、真の父母様のみ言に従い、憲法制定のための基礎作業が進められた。二〇一三年の天一国基元節宣布とともに、天一国が創建されたので、天一国の憲法が出てこなければならないという真のお母様のみ言により、制定作業が本格化した。真の父母様のみ言は、天宙的勝利の報告であり、生涯路程は、すべての人間が従うベき人生の典型である。これに伴い、天一国憲法(教会法)制定の原則は、天一国理想の地上実現、真の父母様のみ言を中心とした制定、天一国国民の信仰確立とビジョンの提示、超国家・超人種・超文化・超宗教的普遍性、満場一致制の指向、ボトムアップ式無給奉仕制の採択など、九つに定めた。このような原則に従い、み言選集と「家庭盟誓」などのみ言研究を通し、天一国憲法の概念と体系を整理して、天一国国民の生活指針と規範を導き出したのである。真の父母様は、憲法の必要性について、様々な観点からみ言を語られた。
第一には、神様王権即位式を挙行して天が王権を手にしたため、法を中心として治めなければならないというものである。第二に、天一国を宣布したため、国権を立てる法を制定する時が来たと考えられた。第三に、天一国の統治と定着のためのものとして、新しい国を中心とした理想の実現は、法を通して成し遂げられるため、法が必要であるというものである。
10 二十世紀の文明の発展は、知識の上で、公式の上で、法度の上で実現されました。最後に残るのは法度です。信仰だけで救いを得るのではありません。国の憲法を中心として部門法ができていて、国がその法の上に立っています。このような法がなければ、裁判ができないのです。ところが、神様の憲法がなく、天の国の憲法がありません。天の国の部門法がありません。ですから、サタン世界を審判することができないのです。
今、この地に生きている神様の息子、娘は、天の国の憲法を知らず、部門法を知りません。自分勝手です。あちこちに戦場がつくられていますが、これをどのように収拾するのですか。ですから、天の国の憲法によって、国の形態はどのようになっており、家庭から氏族、民族がどのように拡大されてきたかという、理論的にはっきりとした法が立てられなければなりません。(456-166; 2004/06/28)
11 再臨主は何をもってくるのでしょうか。法をもってきます。審判の公法をもってくるのです。審判権をもってくるというのです。そうして、それによって審判するのです。サタンが誇っていた国家基準以上の国が、神様を中心として建てられなければ、そのような天の国の憲法を立てることはできません。世の中の国に憲法があるように、天の国にも憲法がなければならないというのです。(065-195; 1972/11/19)
12 天の国を治めることのできる憲法を地上で作らなければなりません。地上で完成できる解放的条件を設定しなければならないのです。ですから、実体的体制を備えなければなりません。家庭的体制、氏族的体制、国家的体制を、実体的な圏内で保護できる法が出てこなければならないのです。神様のみ言を通して実体が出てくるのと同じです。み言が中心です。法が中心です。
法を中心として、絶対に順応できる世界に越えていかなければなりません。地上と天上世界にサタンが残した歴史的なすべての法と実体を否定し、天国に一元化しなければならないのです。(325-160; 2000/07/01)
13 大統領も、憲法が制定されたあとは、大統領の思いのままにできません。その憲法をけさ制定したのに、翌日の夕方に「放り出してしまえ」と言う人は、大統領になれません。千年にわたって王でいようとすれば、千年法を立てて、それを実践できなければなりません。これを一瞬にして覆い隠して行動しようとする人物は、愚かな王です。その日暮らしの王にしかなれません。天宙を統一して大法度を立てたそのお方が、ある日、気分が悪いからといってすぐに変更することができますか。大道、大義によって立てられた天法に従って行わなければならないというのです。(0745-234; 1974/12/31)
14 天の国の憲法、天の国の各部門の法を中心として、体制を完全に再構成することができます。法の絶対権限を立てなければなりません。法の上に家庭が立ち、法の上に国が立つので、法を絶対に守護し、絶対に実践する世界に越えていかなければなりません。裁判長は、法廷で法をもって裁くのです。部門に誤った部分があれば、該当する法に従って裁かれるのです。
六法全書があれば、六法全書によって各部門に対するすべての法が存在するようになります。法を中心として、その部門の善悪を選び分けていきます。何かが誤れば、法廷で解決できる方法を取っていくのです。ですから、法を絶対に守護しなければなりません。原理のみ言も絶対に守護しなければなりません。法の中の法が原理のみ言です。(324-140; 2000/06/18)
15 家庭が平和になるためには、絶対真の愛の憲法を中心として、あらゆることが公式化されているので、そこに順応しなければなりません。ある人が主張して、変えるようにはなっていません。ですから今後、政治体制は管理体制に移行していきます。いかにして、世の中のすべての人々が平均的に、格差なく豊かに暮らせるかという問題を中心に、管理体制によって回っていくのです。
ですから、個人的管理、家庭的管理、氏族的管理、民族的管理、国家的管理、世界的管理まで、すべて愛を中心として成し遂げられるのです。これは、家庭が拡大されたものです。家庭を中心として、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙、神様の八段階と同じように、公式的に発展していくので、既に行く道はすべて整っています。ですから、政治の方向を通して、闘争や排斥がない中で安着できる、公式化された管理体制に転換するというのです。(303-194; 1999/08/25)
16 天の国があれば、天の国の王宮法があります。縦的基準として、天の国の王宮法があるというのです。天の国の王宮法を中心として、縦的な理想的基準に従って、国の憲法が制定されなければなりません。聖子は、天の国の王宮法を守れる人です。その国に王宮があれば、王宮法を守らなければなりません。天の国の王宮があり、神様を中心とした直属の隊列に通ずる皇族圏の法があるとすれば、この法を守ることができなければならないというのです。(168-184; 1987/09/20)
17 憲法であれば憲法を中心として、各部門に対する法があります。憲法を中心として、部門法がすべて連結されているのです。今後、み言の骨子を中心として、天の国の憲法が制定されます。建物の建築であれば、建築に関する法があるのです。電気であれば電気、機械であれば機械に関する法があります。そのような法がなければ、その部門が生じません。法があってこそ、それに従って正誤を判断することができ、国家の水準も、世界の水準も、最高の法的基準によって、相対的に照らし合わせ、合っていてこそ認定するのです。
今までは法を立てずに生きましたが、今や天のみ旨を中心とした法的時代に入ります。神様が創造理想的な法を立てたのですが、人間が法のとおりにせずに堕落したので、これから本然の時代に帰れば、法絶対体制になるのです。それは、個人の利益のためのものではありません。平和の利益のための法です。世界平和、天地を一つにできる平和の理想を中心とした法であって、個々人の利益のための法は、今後存在しないのです。(515-032; 2006/01/21)
18 国家時代を通過して世界時代に進み、祝福を受けるようになれば、報告書を書かなければなりません。そうして、そこに合格してこそ、初めて天国入籍となるのです。父母様の家庭でも、全員が集まり、誰が原則に一致した生活をしたかを、公的な議論によって決定するのです。家庭全体のためにより犠牲になり、よりために生きる人でなければならないというのです。自分を中心としてはいけません。
それは統一教会全体が知り、父母様の一族がすべて知っているというのです。それが決定されたあとは、世界がすべて法的時代に入ります。天の国の憲法時代に入るので、いくら天に近い人でも、法に引っ掛かれば法的処罰を受けるようになります。その法に相反しない後継者を探して立てるために、歴史は永遠に続くのです。(128-112; 1983/06/05)
19 神様の王権時代は過ぎていったので、皆さんは国家王権を求めなければなりません。皆さんの王権、皆さんの国です。神の国は、世界を越えて天宙です。その位置にまで連結させなければなりません。それで、皆さんは、何があっても国を探し出さなければならないというのです。今や入籍時代になりました。入籍をするときは、内容と外容が一つにならなければなりません。その国が天に入籍しなければならず、大統領や長官、局長まで入籍できる位置に立ってこそ、国家基準を越えていくようになります。
これから皆さんの心と体は、どのようにしてでも一つにならなければなりません。強制的にでも一つにしなければならないのです。今や、強制的に行うことができる時が来ました。憲法ができたのです。法があります。以前は法がなかったので、神様が治めることができませんでした。創造の法だけがあり、堕落して破壊されたものを処理できる法がなかったので、治めることができなかったというのです。今や、そのようにできる法が出てきたので、恐ろしい時代が来ます。皆さんに対して責任を追及するのです。(356-056; 2001/10/08)
20 摂理のみ旨は、韓国を中心として祖国光復をすることです。神様の祖国と神様がこの地上に出発させた故郷の地の光復が実現されるのです。神様の祖国と神様の新しい摂理の出発が展開します。
エデンの園の堕落していない新しい出発と連結されてこそ、すべての歴史が清算されます。整備されるのです。ですから、救援摂理時代は過ぎ去ります。その時代が過ぎれば、法的時代に入ります。天の国の法的時代に入るので、何千年、何万年たっても、一分一秒違わない役事を行うのです。救援摂理時代は過ぎ去り、本然の創造理想世界が新しい出発をします。天の国の憲法を中心とした法的時代に入るのです。(611-024; 2009/05/04)

Thursday Jan 11, 2024
真の父母経 第382話
Thursday Jan 11, 2024
Thursday Jan 11, 2024
第四節 天一国憲法(教会法)の制定
天一国憲法の理念
真の父母様は、二〇〇一年、天一国宣布に関するみ言を語られて以降、天一国を治める憲法の必要性について強調された。そして、憲法がどのように制定されなければならないかについて詳細に説明された。天一国憲法は、神様と真の父母様を中心とした内容でなければならず、数多くのみ言のうち、核心を収めた「家庭盟誓」が、その基本精神となる。真の父母様は、「家庭盟誓」が成約時代を越え、天宙平和統一王国を成し遂げる絶対基準であり、憲法のようなものであることを強調された。したがって、天一国憲法は、神様の真の愛と、真の父母様のみ言の核心が要約された「家庭盟誓」を最優先にして制定された。
1 国家法を見れば、すべて「何々をしてはならない」というものです。何かの過ちを犯せば、「刑法何条何項によって何年の懲役」だとしながら罰を下すようになっています。善は自由と解放が宿っていて、宇宙が保護、育成するものであり、世界と共に権限と権勢が共にあるものですが、悪は制裁を受けるのです。宇宙の公義の前に制裁を受けなければならず、国家の制裁を受けなければならず、社会全体の制度の前に制裁を受けなければなりません。悪を歓迎する存在は一つもありません。ですから、万宇宙に悪が存在することはできないのです。
今日の世の中の法は、制裁の法度です。堕落した世の中には、善に対する報賞法がありません。最後に、公義によって裁きを受ける日が来れば、神様は悪の法を片づけてしまい、善の法を立てるようになります。その時は、善なる人に賞金を与える時代になるのです。皆さんは悪なる世の中で排斥され、悲しみを味わっても、善なる法と価値を中心として活動しなければなりません。
いつかは天法、すなわち天的な憲法を中心として、善に対する報賞を定めた法ができるでしょう。天理の公義に従って、そのような法が出てこなければなりません。その世界が、正に地上天国です。地上天国が成し遂げられる時、皆さんは報賞を受けるでしょう。(016-134; 1966/01/02)
2 統一教会は今後、善なる法を作る運動をしなければなりません。善なる人々が一ヵ所に集まり、国際的な法を作って、善なる行いをした人を選定し、賞金を与える時代が来なければならないのです。そして、悪は制裁を受けなければなりません。善は保護、育成されなければなりません。そこに自由と解放が宿っており、真理が永遠に共にあるのです。人類に希望を宿らせ、天国を築くようにさせるのです。(そのようにすることによって)神様と対応でき、神様と同席できる権限が生じるのです。(016-135; 1966/01/02)
3 善は、原則によって回っていきます。善は原則に立脚したものです。憲法が定めた基準に従って善悪を区別するのと同じように、人間と神様の関係にも、一つの原則があるというのです。アダムが行かなければならない第一の道は、神様と一つになることです。その次には、エバと一つにならなければなりません。そのように一つになったアダムとエバが神様と一つになったあとに、その家庭が一つにならなければなりません。それが、正に法だというのです。
法は、人間が守るべき道理を意味します。神様とアダムが一つになり、アダムとエバが一つになり、その次に息子、娘と一つになるのが法です。私たちの原理に出てくる三対象目的が、神様の法度です。それが原則です。この原則に合わないものは悪です。(073-085; 1974/08/04)
4 神様のみ旨には摂理の法があり、その法の統治を受けるようになっているのであって、ただ大ざっぱな計算でするようにはなっていません。その法が天法です。
これは、万民、誰に対しても共通に適用されます。世界を一つと考え、そのような法を適用するので、その法に統治されるのです。ですから、いくら反対を受けても、その法の基盤を広げるために、このようなことをするのです。皆さんがこれをやめて、「私は神様を愛する」と言っても、絶対に通じません。天法を知らなければならないのです。父母様と約束しておいて、「それはしてもしなくてもよい。適当にやろう」と言えば、通じません。途方もないみ旨であればあるほど、途方もない法があるというのです。天法をいつも考えなければなりません。天命です。社会の何かの名誉や体面、威信では通じません。天命によって生きなければならないのです。
神様のもとに帰ることに対して、不平を言う人は誰もいません。神様のもとに帰るに当たっては、「そうです。正しいです」という賛美があるだけです。それが原則であり、理想です。
皆さんは神様のもとに帰っているでしょうか。神様に願いがあるとすれば、人間たちに何を願うでしょうか。「昔のような原則に立ち返りなさい」と言うでしょう。ですから、皆さん自身がその原則に立脚して生きなければならないのです。(103-240; 1979/03/01)
5 堕落した人間の世の中には、天の父母から受け継いだ家法がありません。すべて、堕落した家法です。数多くの民族であれば民族が、すべてまだら模様の文化圏を中心として引き継いできた、習慣的で伝統的なものです。ですから、神様が喜ぶことができる、単一文化圏を中心とした歴史的伝統が立てられなければなりません。
それゆえ、皆さんが家庭をもてば、家法による統治を受けながら生きていかなければなりません。その時は、言語も一つではありません。言葉も、これからはすべて革命をしなければなりません。アダムとエバが神様の息子、娘であるとすれば、神様を中心として学んだその言葉をアダムとエバは話し、アダムとエバの息子、娘は、アダムとエバが話す言葉を学ぶので、言葉が自動的に統一され、文化も自動的に統一されるのです。歴史も二つはあり得ず、一つです。(065-196; 1972/11/19)
6 み言が今後、憲法になります。み言はお父様が勝手に語ったのではなく、神様の指示に従って語ったのです。私の思いのままに語ったものは、一つもありません。
神様は、お父様に対して無慈悲なお方です。天法を永遠の法として立てるために、霊界にいるすべての人々が注目する中、お父様が代表的な道を行くとき、一点一画でも手加減できる過程があるとすれば、そのようなことは指示しないというのです。十回実践するとしても、百回試験します。そのように、この道を歩いてきました。(360-174; 2001/11/15)
7 神様が願う天法とは何でしょうか。神様の創造理想の法です。そして、神様の理想を完成するためには、四位基台を完成しなければなりません。そのようにしてこそ、愛が生じるのです。神様の創造理想を中心として、その理想を実現できるみ言があります。そのみ言が真理です。統一教会の原理のみ言は、堕落した世界において絶対的な天法です。
法というのはみ言です。何章何条という、その何条の言葉が法だというのです。その次に、法は、人としてできているかを判断するのです。法は判断するものです。み言のとおりになったのか、実体になったのか、人としてできているのかを判断するのです。皆さんがそのようになれば、法がある国はどこでもはばかりなく通ることができるのです。(103-234; 1979/03/01)
8 統一教会にも法があります。第一の法が、統一教会のみ言です。原理のみ言が法だというのです。皆さんは法をすべて、守っていますか。断食をし、約婚をして三年間は離れて暮らし、結婚して四十日間聖別するなど、複雑な法があるのです。国の法を破れば、捕まって刑務所に送られるのと同じように、統一教会の法を破れば、報いを受けることを知らなければなりません。
家庭教会は、人間が家庭を求めて越えていくに当たって、一つの法度になるのです。その法に、このようにしなさいとあるのに、したければして、したくなければしないというのであれば、それは通じないというのです。(103-235; 1979/03/01)
9 神様はお父様に、愛は直短距離を通るということと、宇宙の根本は父子関係であるということ、この二つしか教えてくれませんでした。それをもって、すべて解かなければなりません。この父子関係の父子は、世の中の血統をもった父子ではありません。新しい根源から解いていかなければならないのです。堕落を知らなければ分かりません。
私は根本をすべて明かしました。それが宇宙の法です。天法です。お父様が祝福家庭をつくったのではありません。宇宙本来の公式的な法度です。法度に合うので、天国の神様のみ前に行くことができるのです。お父様のみ言を絶対に実践し、絶対に遵守して、基盤を築かなければなりません。(376-315; 2002/04/29)

Thursday Jan 11, 2024
真の父母経 第381話
Thursday Jan 11, 2024
Thursday Jan 11, 2024
14 天の伝統を立てなければなりません。常に真の父母様のみ言を訓読しながら生活する皆さんにならなければなりません。皆さんが生活し、皆さんが働く場所で、父母様にどれくらい絶対的に侍って生活するかによって、その結果が違ってくるという事実を知るでしょう。絶対信仰、絶対愛、絶対服従で、ために生きる生活をするようになれば、天の大きな祝福があるでしょう。(真のお母様; 2013/03/22)
15 皆さんは今後、お父様が霊的に共にいらっしゃることを体恤するようになるでしょう。お父様が約束されました。お父様にお目にかかりたければ、多くの実績をもってきて、お父様にお会いしてください。お父様は普段、手足を人にお見せになることはありませんでした。「監獄でも自分の体を保護した」と語られました。どこでも、どんな人の所にでも行って、霊的な役事をされると思いますか。一糸乱れず、心を一つにし、志を一つにして、原理を中心として進みましょう。基元節を前にして、すべての統一家の食口たちは、自らを再整備しなければなりません。(真のお母様; 2012/10/25)
第三節 天一国三大経典の編纂
天一国経典の編纂と伝統確立
天一国の三大経典は、真の父母様が一生涯、語ってくださったみ言を主題別にまとめた天一国経典『天聖経』、真の父母様の生涯路程と業績を収めた同『真の父母経』、そして、世界平和を実現するために、地球村の至る所で宣布された講演文をまとめた同『平和経』のことを言う。真のお母様は、真のお父様の聖和直後、真のお父様の伝統と遺業を伝承するための最も重要な課題として、経典の編纂を指示された。後代に永遠に指針となる教材教本にしようとされたのである。このように、天上の真のお父様と一心、一体、一念、一和、一核の立場において摂理を経綸される真のお母様は、天一国経典の編纂を通し、神様と真の父母様の伝統を確立するためにこの上ない精誠を尽くされた。
1 お父様のみ言を早急に整理、整頓しなければなりません。多くのみ言がありますが、それが整理できていないままになっています。あらゆる書籍がそうです。二千年のキリスト教の歴史を見ても、聖書一冊でこのように全世界にイエス様のみ旨を広げてきたわけですが、お父様のみ言が整理、整頓されなければ、未来に混沌が訪れるでしょう。
後代の人が見ても批判できない原理原則によって、根も一つであり、幹も一つであり、実も一つである永遠のみ言として残さなければなりません。すべての人々がその日その日を生きていくうえで、み言が生活基準になり、標柱になり、生活指針にならなければならないのに、いまだに整理、整頓されていません。ですから、とてももどかしかったのです。
例えば、原石があるとしましょう。いくら貴い原石でも、磨いて光が出るようにしなければなりません。お父様のみ言は、一言で言って、原石は原石ですが、精製されていない原石と同じなのです。私(お母様)までそのままにしておけば、誰がこれを磨きますか。皆さんはもちろん、誰にもこのことはできません。私がしようとしていることは、天を栄えさせようとして行っていることであり、み言が永久に保存されることを願って行うのです。後代にいくら有能な人が現れたとしても、このみ言には手を付けられないようにするためです。それは、私にしかできません。(真のお母様; 2013/01/07)
2 皆さんは、私(お母様)くらい摂理歴史を知り、原理を知っていますか。既に成し遂げられた状態しか分からないでしょう。ですから、私がするとおりに従ってきなさいというのです。すべて皆さんの後代のためにしているのです。
皆さんが天命を全うして霊界に行く時に、この(天一国経典)『天聖経』を抱いて行くようにするために、新たに出版しました。そうして、お父様に、「私が生きている間、お母様の教育を受け、お父様のみ言を愛して抱いてきました」と申し上げなさいというのです。私は地上できれいに完成、完結、完了しようというのです。(真のお母様; 2013/01/07)
3 私たちは、真の父母様に感謝しなければなりません。私たちは、み言を通じて蕩減の原則を知ったのであり、その蕩減を通じた復帰の原則を通過しなければ前に進めないことを知りました。ですから、皆さんも父母様と同じ心情圏に立たなければならず、さらには同じ心情圏で生きなければなりません。
真の父母様の立場から見れば、真の家庭の子女たちも、この点では皆さんと全く同じです。今後、私(お母様)が生きている限り、私は、皆さんと真の家庭が真の父母様と同じ心情圏に正しく近づけるように天の伝統を立てていくでしょう。その伝統を立てるために天一国経典を編纂するのです。(真のお母様; 2013/04/20)
4 み言は真理です。原理です。そして、皆さんは、真の父母様に愛をもって心情文化世界を築いてさしあげることができなければなりません。そのために、皆さんが最善を尽くしてくれればと思います。皆さんは、どのような生活が、天上にいらっしゃるお父様の教えどおりに生きることなのか、よく知っているでしょう。皆さんは、お父様のみ前に成熟した息子、娘として立とうと誓わなければなりません。(真のお母様; 2012/09/03)
経典の編纂過程と摂理的意味
天一国経典の編纂は、第一に、蕩減復帰摂理路程を歩まれた真の父母様のみ言と生涯路程および行跡を、永遠の歴史的遺産として伝承し、第二に、天一国のビジョンとその民たちの生活指針を立てるというところに大きな意味がある。最後に、訓読を通して人格化が成され、その地平が世界と天宙まで拡大されることを意味する。三大経典のうち、二〇一三年の基元節に天一国経典『天聖経』・『平和経』が奉献された。日本語版は、その年の真のお父様の聖和一周年に奉献され、英語版は二〇一四年の聖和二周年に発刊された。スペイン語、フランス語をはじめとする他の言語での発刊の準備も、続けて進められた。『真の父母経』韓国語版は、二〇一五年の基元節に奉呈された。
5 お父様の業績は、堕落した人類の前に宝石のような真理の「真のみ言」を下さったことです。このみ言が散り散りにならないで美しい宝石になり、(天一国経典)『天聖経』という本の中にひとつなぎになっていることを思うとき、あまりにもうれしく、感謝です。今、私たちは、天一国時代に拍車を加えるべき立場ですが、このみ言こそ、天一国の実質的な中心になります。結実です。柱です。このみ言と一つになり、皆さんが与えられた立場で責任と使命を果たしていくならば、天はどれほど喜ばれるでしょうか。
私たちには、今なお天が願われるみ旨の前に果たすべき責任が残っています。全世界の人類を一日も早く天一国の民として導いてあげるべき責任が、私たちにあります。先に来た者としての責任があるというのです。天一国の孝子、忠臣の位置、主人の位置にみな立つことができます。しかし、皆さんが現実において怠けていれば、天は待ってくださいません。
皆さんがどのように実践躬行すべきかを再度決意し、(天一国経典)『天聖経』・『平和経』の出版記念式を期して、天が私たちに下さった宝石のようなこのみ言を中心として、全人類の救援に総力を尽くしてくれることを願います。(真のお母様; 2013/06/10)
6 み言は私たちの根本です。私たちの人体で言えば、脊椎です。脊椎に問題があれば、すべての臓器がゆがんでいきます。そして、病気になります。とても重要だという話です。天一国経典が出てくることによって、私たちはお父様と共に生活するようになるのです。正に神霊と真理で一つになって生かされるようになるというのです。ですから、これが、どれほど皆さんにとって生命のみ言となるでしょうか。
渇いた人がいてはいけません。皆さんの子孫のために、このみ言が皆さんの中で息づいていなければなりません。そして、皆さんだけがそのようになるのではいけないのです。「私たちは環境創造をしなければならない」と言いました。私たちによって善の版図が大きくなれば、暗い影は自然に消えるでしょう。なくなるようになります。(真のお母様; 2013/08/24)
7 皆さんが生きている時に一人でも(多くの人に)真の父母様を教えてあげなければなりません。私たちが生きている理由は、天地人真の父母様を教えてあげるためです。それを忘れてはいけません。それがなければ皆さんの生命もないのです。それを思うと、私(お母様)は一日が千年のようです。お父様の歴史的な全生涯を中心として、後代のために残すべきことが重要です。
私は、お父様のみ言を天一国経典として整理して、皆さんが毎日持ち歩くようにしたいと思っています。キリスト教徒たちが聖書を毎日持ち歩くように、私は、お父様のみ言である(天一国経典)『天聖経』・『真の父母経』・『平和経』を、皆さんの懐から離すことのできない本にしたいと思いました。この本を通して多くの生命を救うことができるので、これは道具です。どれほど貴い道具か分かりません。人類を生かすみ言が出てきたので、これを、生命を生かす道具として活用しなければなりません。(真のお母様; 2013/04/15)
8 皆さんの先祖たちを解放してあげなければなりません。先祖を解怨し、すべての蕩減から抜け出すことができる環境をつくって熱心に伝道しなければなりません。伝道するときには、死生決断、全力投球をしなければなりません。そのようにするために、み言のエキスのような(天一国経典)『天聖経』・『平和経』を私がつくりました。今、「一人でも多くの人に、真の父母様を知らせなければならない」と言って、夜寝なかったとしても努力する皆さんにならなければなりません。そして、実践躬行しなければなりません。(真のお母様; 2013/06/23)

Monday Jan 08, 2024
真の父母経 第380話
Monday Jan 08, 2024
Monday Jan 08, 2024
5 お父様の聖和以後の四十日の間は、お父様と私(お母様)が一心一体となって新たな摂理的出発をするための準備期間です。
家を一軒買ったと考えましょう。まずその家に入れば、何からしますか。まず明かりからつけるでしょう。そして、要所要所にあるべき物を配置するでしょう。
すべて整理されれば、その時から生活が始まるのです。私も、お父様も、聖和以後の四十日間は本当に重要な期間です。
私が「神霊と真理によって草創期の教会に戻ります。生きた教会運動をします」と申し上げると、お父様は「オンマ、本当に、本当にありがとう!」とおっしゃいました。(真のお母様; 2012/10/05)
6 真のお父様の聖和を経てみると、やるべきことがあまりにもたくさんあります。一から十まで皆さんは理解できずに成し遂げることができませんでしたが、今や、私たちのすべきことが分かったので、変わらない愛と精誠でそれを完成できるよう、各分野で助け合い、皆さんが受け持った責任を全うしなければなりません。
私たちは、この時代にお父様に侍り、祝福を受けた子女として、お父様のみ言を直接聞いて成長しました。
み言どおりにすべて成し遂げてさしあげることはできませんでしたが、今からでも十年を一年のごとく考えながら、死生決断、全力投球、毎日毎日そのような生活をしていかなければなりません。(真のお母様; 2012/09/17)
真のお父様の伝統相続
真のお母様は、聖和式後、三日目となる二〇一二年天暦八月二日(陽暦九月十七日)、清心平和ワールドセンターで挙行された三日礼拝兼、世界指導者特別集会において、参加者たちに「中断なき前進」を指示された。特に、真のお母様は、真の父母様の伝統伝承、祝福家庭の理想完成、氏族メシヤの使命と責任完遂、心情文化共同体の実現など、今後、統一家の行く道を提示された。真のお母様は、聖和式後、四十日礼拝まで、真のお父様の霊前に一日三回、食事を準備してお供えし、天上の真のお父様と一つになって、天一国実現のために精誠を尽くされた。そして、四十日礼拝の直後、一九七〇年代に真のお父様が歩まれた、アメリカのラスペガスからニューヨークまでの五千六百キロを横断する聖地巡礼を行われたのち、基元節の準備と天一国経典の編纂、天一国憲法の制定、グローバルな人材の育成など、伝承事業を展開された。
7 皆さんは、天国に行くのが大変でしょう。私が皆さんに責任をもつことはできません。(ですから、)教えてあげてから逝くのです。そして、服でも何でも、もっていた物をすべて広げて、分け与えてから逝こうと思います。私が残すものは、遺物とみ言です。実体は霊界に行きます。皆さんはどのようにして付いていくのですか。遺物とみ言が梯子です。私が愛していた以上にその物を愛し、そのみ言を愛し、実体を愛さなければなりません。そして、家庭を愛し、国を愛し、天地を愛さなければなりません。(399-672; 2002/12/19)
8 私は既に、この生涯を苦労で出発したので、苦労によって終えようと決心しました。私が享受できる福を、統一教会と息子、娘に残してあげてから逝くのです。この残してあげる福の上に、千年、万年、未来の歴史とともに、愛の根を下ろすように祈りました。
この伝統が続く限り、この恩賜の福が続く限り、統一教会は滅びないと見るのです。お父様は千年の歴史に責任をもち、身もだえする男です。ですから、私が動ける限り、安らかに横になって死ぬという考えはもちません。どこに行っても、途中で客死するとか、壇上で倒れるつもりです。その場が天上世界に帰る一つの基地になるでしょう。そのように決めたのです。(264-185; 1994/10/09)
9 私(お母様)は、お父様と約束しました。「どんなにみ旨が大変でも、自分の代で終わらせます」と言いました。そして、お父様に「神様の創造目的を、創造理想世界を成し遂げてさしあげます」と言いました。「私が必ず成し遂げてさしあげます」と言ったのです。そのために、私は変わらないでしょう。
お父様が逝かれる前、お父様は私に「本当にありがとう」とおっしゃいました。「本当にすまない、本当にありがとう」とおっしゃいました。私は、皆さんと一緒に、お父様が残されたみ旨を成し遂げてさしあげたいのです。落伍者となる息子、娘がいないことを願います。それが私の願いでもあります。お父様も願われることです。
お父様を送ってさしあげながら、私の心が痛んだのは、このように苦労して逝かれるべき方ではないからです。救世主、再臨主、真の父母として来られた方が、監獄から出発されてはいけません。天はすべて準備したのに、人間の目が見えず、耳が遠く、その準備した環境を失ってしまったために、地獄の底から始められたというのです。今まで、お父様以上に大きな業績を残した人はいません。一つの心情文化世界、統一された一つの世界、それが私たちの夢です。それを必ず成し遂げなければなりません。(真のお母様; 2012/09/03)
10 皆さんには、誇るべきものがありますか。お金を誇りますか、学識を誇りますか。何を誇りますか。お父様は、聖和後、本郷苑にいらっしゃいますが、私(お母様)は毎日参拝しています。
韓国の名家では伝統的に、父母が亡くなれば、その墓の傍らに小屋を建てて三年間暮らします。家に行ったり来たりするのではなく、山の中でまともに食べることもできず、きちんと着ることもできずに暮らすのです。寒い冬にも火を焚かずに暮らすのです。韓国では冬に雪がたくさん降ります。そのような所で、土に埋められた父母と共に三年間暮らすのです。そうしてこそ、孝子だと言われるようになります。皆さんはどうですか。皆さんは、真の父母様に侍るように、み言を毎日訓読しながら、真の父母様が残してくださった伝統を受け継いでいかなければなりません。(真のお母様; 2012/10/27)
11 私たちが死を覚悟せずに、いつこのみ旨を成し遂げてさしあげるのでしょうか。これまで、多くの人たちは、待遇を受けることばかり願いました。お父様にお返ししたものがあまりにもありません。皆さんも麻の服を着て、贖罪の祈りを捧げなければならないでしょう。
きょう、お父様にもう一度誓ってください。お父様も、霊界で新しい出発をされるこのとき、私たちも地上で相対にならなければなりません。「地で解けば、天でも解かれ、天で解けば、地でも解かれる」とあります。今は、お父様から受けた愛に対して報いることのできる期間です。(真のお母様; 2012/10/25)
12 皆さんは、生涯を終える前に、父母様と同じ時代に生きていた弟子、または祝福家庭として責任を果たす立場にならなければなりません。人類が待ち望み、天が待ち望んでいた真の父母様が来られて、摂理歴史を完成、完結、完了され、また新たな時代を切り開いてくださったということを、一目で見ることができる生涯博物館である「天地鮮鶴苑」を造らなければなりません。私(お母様)はそのようにすると決心しました。
皆さんは幸いにも、新しい時代、新しい歴史の天一国時代において、先祖の位置に立つことのできる特別な恩恵を受けました。ですから、今後、父母様と縦的基準を立て、絶対信仰、絶対愛、絶対服従の位置で、皆さんがどのように人生を生きたのかという記録が地上にも残るようになり、霊界にも残るようになるでしょう。
父母様がいらっしゃる間には、父母様が新しい歴史を出発されたので、すべてのものを開拓してくださいました。私が地上で生きている間に、お父様の遺業を磨き上げて、後代まで光を放てるように伝統を立てるつもりです。特に、お父様が残されたみ言を完璧に整理、整頓しようと思います。そのようにすることが、お父様の意志であり、私の意志です。(真のお母様; 2013/05/13)
13 私(お母様)はお父様が聖和されたあと、生涯博物館を造ろうという計画を明かしたことがありますが、その名称を「天地鮮鶴苑」に決めました。この「天地鮮鶴苑」博物館は、超現代的で多目的な文化空間として造り、誰でも入場して、全体を一度見て回り、出るときには入会願書を書くことができるように造らなければなりません。それだけ、ここには感動的なコンテンツを備えなければなりません。一日が二十四時間では足りないと言えるほど、真の父母様の生涯を振り返ることのできる空間にしなければならないのです。
天の父母様の願いは、一つの世界、すなわち、天の父母様を中心とした平和な地上・天上天国を実現することです。真の父母様は蕩減復帰を勝利した基盤の上で、地上・天上天国を実現できる新しい時代を開いてくださいました。今や祝福家庭の皆さんは、一つの生命を誕生させるために母親が十ヵ月、苦労しなければならないように、人類が神様の懐に帰ってくることができるよう、多大な努力を傾けなければなりません。皆さんは新たに誕生した生命が、この「天地鮮鶴苑」を経ていけば、自ら成長することができるように、力を合わせなければなりません。(真のお母様; 2014/11/12)

Monday Jan 08, 2024
真の父母経 第379話
Monday Jan 08, 2024
Monday Jan 08, 2024
第二節 真のお父様の聖和と伝統相続
真のお父様の聖和
真のお父様は、聖和に備えられるかのように、天暦時代を発表された二〇一〇年から、過酷とも言えるほど、聖体に途方もない無理を強いる路程を歩まれた。世界巡回をしながら講演を十数回も行われ、毎日、訓読会を通して急迫する摂理について、食口たちに一つ一つ教育された。そうしながら、世界復帰と、国連摂理を締めくくるかのように、二〇一二年、天暦五月二十七日(陽暦七月十六日)、アベル女性国連を創設された。これが生涯において最後に創設された団体となった。聖和の約一ヵ月前である天暦六月十五日(陽暦八月二日)、真のお父様は、故郷の定州からソウルに移転した五山学校を訪ねて昔を回顧され、天暦六月二十五日(陽暦八月十二日)、天正宮博物館で「天よ、祝福してください。終わりを結べるようにお許しくださることをお願い申し上げます」と祈祷されたあと、翌日、「復帰摂理の使命をすべて成し遂げた!」という最後の祈りを、真のお母様と共に捧げられた。真のお父様は、二〇一二年、天暦七月十七日(陽暦九日三日)午前一時五十四分、九十三星霜の摂理を勝利で締めくくり、聖和された。
聖和以後、十三日間、世界各国に焼香所が備えられ、数多くの弔問客が訪れるとともに、各国の首班たちが弔花を送って哀悼の意を表した。特に、北朝鮮からは「文鮮明先生は逝去されましたが、民族の和解と団結、国の統一と世界平和のために傾けた努力と功績は、永遠に伝えられるでしょう」という弔電が送られたのち、真のお父様に「祖国統一賞」が授与された。APとロイター、CNNをはじめとする国内外の主要メディアが真のお父様の生涯と業績を大きく扱うなど、世界の人々が真のお父様の聖和を哀悼し、世界平和のために一生涯を捧げられた真の愛の人生を、特集記事として掲載したり、番組として放送したりした。この期問、全世界から訪ねてきた食口たちは、清心平和ワールドセンターで毎朝、訓読会をしながら精誠を捧げた。天正宮博物館には、元職・現職国家首班と食口たちの参拝の行列が途絶えることはなかった。
真のお母様は、聖和式の前日に挙行された入殿式で、「命が尽きる日までに、天一国をこの地上に定着させます」決意され、天暦七月二十九日(陽暦九月十五日)、清心平和ワールドセンターで挙行された聖和式を主宰された。聖和式は、国内外の三十一の教団指導者たちと世界各国のトップクラスの指導者、祝福家庭の代表など、三万人以上が式場の内外をはじめ、天宙清平修錬苑の野外式場を埋め尽くす中、厳かに執り行われた。聖和式に先立ち、真のお父様の聖体をお乗せした車両が、午前十時に天正宮博物館を出発し、四十数分後、式場に到着した。真のお父様の聖体は、尊影を前に立てた真の子女様と十二人の奉送委員たちに続き、真のお母様と真の子女様、お孫様たちがあとに続くなか、式場の中央に準備された通路を通り、バラとユリで飾られた式壇に迎えられた。哀悼の思いが(会場全体に)波打った。国内外の貴賓たちは、送辞で「文総裁は一生涯、人類が継承し、発展させるべき多くの業績をこの地に残されました。文総裁は、超宗教運動の勝利者であられ、私たち皆に、神様のみ旨に従って生きるよう教えられました。崇高な業績は永遠に記憶されるでしょう」と述べながら、その業績をたたえた。インターネットを通じて二時間にわたって、全世界に生中継された聖和式は、真のお父様のみ言と愛と業績を振り返り、その生きざまと教えに従って天一国を定着させることを決意する新しい出発の時間であった。「愛しています。お疲れ様でした。永遠に従ってまいります」と、式場が割れんばかりに叫ぶ食口たちの喊声をあとにして、真のお父様の聖体をお乗せした車両は聖和式場を離れ、再び天正宮博物館に向かった。
「お父様、み旨を必ず成し遂げます」、「お母様に侍り、中断することなく前進いたします」。天聖山に向かう通りには、統一旗とバラとユリを持ちながら涙ぐむ食口たちの叫びと決意が響き渡った。真の父母様の聖体は本郷苑に到着し、原殿式が挙行された。原殿式は、「実存する霊界」についてのみ言の訓読に続き、真の家庭と各界の代表たちがバラを一輪ずつ献花し、献土をしたのち、億万歳をするという順序で行われた。「天一国眞聖徳皇帝億兆蒼生萬勝君皇、天地人真の父母天宙原殿式億万歳!」と叫ぶ参加者たちの億万歳で、聖和式と原殿式は「十三日葬」として締めくくられた。
1 天の事情を、皆さんは知りません。私はある程度分かったので、このように座っているのです。九十三歳で、何か手に入ることを願うでしょうか。願いません。私にあるものを、もっとはたいて与えなければなりません。話していると喉が詰まります。後ろに目があれば、顔を覆い、逃げ出す道しかありません。一緒に行って、その道を守り、その道を開拓しなければならない息子、娘の召命的責任は、恐ろしいものです。大韓民国がなくなります。アジアがなくなります。世界がなくなります。死んでみなさいというのです。
私が今、行きたい所はどこでしょうか。私が少年時代にみ旨を知って痛哭した場所も慕わしいのです。木をつかみ、「私の事情を分かってくれる者がいない」と言って痛哭したその場所に行ってみれば、その木もなくなり、すべてなくなりました。再びその姿のとおりに、私が改築しなければなりません。皆さんが私の歩みに従って、感謝の涙を流しながら共に動くことができてこそ、お父様が解怨される祖国が蘇生し始めるのです。
私はその希望を見つめて逝きますが、皆さんはその世界で暮らすことができます。私は過ぎ去っていきますが、その世界を皆さんに任せるのです。青春の歳月を失い、苦労したその生活に代わって、私が息子、娘と子孫たちに福として残してあげられなかったものを、皆さんの後代の子孫に残してあげられる先祖になってくれることを願う気持ちしかありません。それが願いです。(2011/09/02)
2 神様の怨恨に私が責任をもつために、早く霊界に行かなければならないと考えています。私が行って孝子の姿になり、王の服を着て出発するのです。
神様が、私に対して、「赤ん坊の時から、王子、王女以上に愛した」と言ってキスをするのです。「あなたを、千年、万年、永遠に苦労させない」とつかんで涙を流しながら、何千回も誓いたいと思う父母の心情を、私は知っています。その前に立って、「私がこのようなことをすべてしました」とは言えません。
霊界に行って、私が「父なる神様、私が参りました」と言うとき、数千段もある階段の上の玉座にいた神様が降りてきて、私を抱きかかえて涙を流すようになる、その父の愛を私は知っています。(463-216; 2004/08/02)
3 今や、私が皆さんを追い出してしまう時が来ました。皆さんの基盤をもちなさいというのです。お父様が霊界に行くとき、皆さんの基盤を築いてあげるでしょうか。お父様は霊界に行かなければなりませんか、行ってはいけませんか。霊界に早く行かなければなりませんか、遅く行かなければなりませんか。神様が抱いていた理想の完成時代の出発が、いまだに実現されていません。霊界もまだ、教育ができていません。私が教育しなければなりません。今からは、たたいて追い立てるのです。
語れば、即座に憲法のようになります。膨大な霊界が、どれほど汚されたか分かりません。それを整理できる人は、お父様以外にはいないというのです。ですから、霊界ではお父様が来る時を待っています。この地上は、通り過ぎる停留場です。本郷の地に行って、定着させてあげなければなりません。(564-289; 2007/06/04)
4 お父様は、聖和されてから四十日の期間に、霊界をあまねく渉猟(しょうりょう)されました。特に、摂理史に現れた人物たちにも会われ、また、神様が天地を創造されるときの状況も、御自分で体恤されました。私(お母様)は四十日間、天正宮博物館を往来されるお父様と同じ心情で、対話をしながら過ごしました。お父様の思いであると同時に私の思いであり、私の思いであると同時にお父様の思いでした。
真のお父様と私は、一心、一体、一念、一和で、神様の最後の摂理歴史を締めくくるでしょう。特に、私が「韓国教会を神霊と真理によって新たにします」と言ったことに対して、お父様は一二〇パーセント、賛同されました。きょうは、新しい摂理の出発点となります。お父様が霊界で新しい出発をされるこの時なので、私たちも地上でお父様と歩調を合わせ、天のみ前に栄光をお捧げし、天一国定着のために全力投球、死生決断をしなければなりません。(真のお母様; 2012/10/25)

Wednesday Jan 03, 2024
真の父母経 第378話
Wednesday Jan 03, 2024
Wednesday Jan 03, 2024
天地人真の父母天一国即位式および基元節入籍祝福式
六千年を経て、ついに新しい天と新しい地が開かれ、新たな日が明けた。二〇一三年天暦一月十三日、天一国基元節が宣布されたのである。この日、京畿道加平郡雪岳面の清心平和ワールドセンターには、天に栄光、地に祝福を賛美する歓喜のファンファーレが響き渡った。全世界にインターネットで生中継される中、天地人真の父母天一国即位式が挙行された。復帰摂理のすべてのことを完成、完結、完了して神様と一体となった、天上にいらっしゃる真のお父様の聖袍と聖冠が備えられた。続いて、紫色の王衣をまとい、王冠をかぶられた真のお母様が、天上天下の祝賀の中、美しいバラとユリを持ったお孫様四人を率いて、入場された。神様と天地人真の父母様の権能と権威を象徴する天皇寶(ほう)、み言で統治することを表す天一国経典『天聖経』・『平和経』、そして、天皇棒が真のお母様に奉呈された。真のお母様が、天一国の象徴と天一国元年を宣布されるとともに、儀式は頂点に達した。実体的天一国が始まるこの基元節をもって、「天一国元年」が出発したのである。
天地人真の父母天一国即位式に続き、真のお母様は、霊肉界の善男善女たちが、天一国の民として入籍する祝福の恩賜を施された。真のお母様の切実な祈りと聖婚問答は、天一国完成に向けた決意であると同時に、神様の恩賜を切に求める祈りであった。入籍祝福式は、天上と地上が一体化した新時代が開かれるという実感とともに、大きな歓呼の中で幕を閉じた。基元節慶祝午餐は、天地人真の父母様の勝利をお祝いする場であると同時に、天運天福を相続する貴い時間であった。真のお母様は、特別な賞を祝福家庭の代表千二百人に授与された。真のお父様と真のお母様の霊璽(れいじ)の模様が四方に刺繍された袱紗(ふくさ)が入っているこの賞の箱には、天運天福をすべての人に分け与えることを願われる真の父母様のみ意が込められている。天一国元年、基元節を前後して、圓母平愛財団が設立されたのをはじめ、世界平和頂上会議など、多様な行事が、国内外のトップクラスの指導者たちと統一家の指導者、そして、世界の食口の代表たちが参加する中、清平を中心に挙行された。真のお母様は、真のお父様の聖和式以降、四十日礼拝の際、各大陸会長たちに聖酒を下賜され、全食口たちが過ぎし日の罪をきれいに清算し、基元節を迎えることができるように特別恩赦を施された。
19 〈天一国宣布〉敬愛する天の父母様、万王の王であられる天宙真の父母様、平和の王よ、聖恩の限りでございます。天の父母様に申し上げます。国号を「天一国」、国花は薔薇と百合、国鳥は鶴と定め、天一国の旗と天一国の歌を制定し、天のみ前に奉呈いたしました。きょう、二〇一三年、天暦一月十三日を期して、天一国元年を宣布いたします。
20〈入籍祝福問答〉敬愛する天の父母様、天地人真の父母様に感謝と栄光をお捧げいたします。天上天下のすべての祝福家庭と全世界の人類を代表してここに集まった祝福家庭は、今や新しい歴史の天一国を迎え、天地人真の父母様が立てられた伝統を受け継ぎ、絶対信仰、絶対愛、絶対服従で統一家の伝統を立てることはもちろん、天が全世界の人類を抱く時まで、総力を挙げて前進することを約束しますか。
21 〈入籍祝福宣布〉天の父母様、天には栄光、地上には賛美と讃揚が隅々にまで満ちあふれることを願います。天地人真の父母様、本当に感謝でございます。本当にお疲れ様でした。きょう、私たちがこのように大きな祝福と恩賜の日に立ち得ない不足な身であることを知っておりますが、天は広く、大きく、再び抱いてくださいました。お父様、この恩恵を、この感激を、どうして私たちだけが受けられるでしょうか。
天の父母様に申し上げます。私たちの生命が尽きる日まで、天一国の完成に向かって総進軍することをもう一度誓い、約束いたします。天の父母様、私たちをお助けください。私たちは、あなたのみ前に、愛され、誇りとなる子女として立ちたいと切実に思っております。天よ、この場をお借りして天の父母様に切にお願い申し上げますので、私たちを最後までお守りくださり、あなたのみ旨を全世界に大きく広げてください。アーヂュ!

Wednesday Jan 03, 2024
真の父母経 第377話
Wednesday Jan 03, 2024
Wednesday Jan 03, 2024
基元節とその意味
基元節は、実体天一国の出発であり、基元の日として、神様王権即位式以降、十三年目に公式的に宣布された。摂理史的に見れば、六千年を経て迎える天宙史的な慶事の日であった。真の父母様は、天一国を建てるため、父母の心情で、僕の体を用い、汗は地のために、涙は人類のために、血は天のために流されながら、「天路歴程」(天国に向かって歩む道)を歩まれた。一九六〇年の聖婚以降、真の父母、真の師、真の主人の路程を勝利し、祝福を通して霊肉界に数億双の天の民を探し立てられた。そして、世界平和を実現するため、全世界のすべての分野にわたり、多くの団体を創設するなど、内外のあらゆる基盤を築かれたあと、天一国の基元節を宣布されたのである。
12 父母様は、二〇〇一年十月三日の「世界統一国開天日」から、十三年の期間に生涯を総評し、その標本どおりに歩んでいます。二〇〇一年というのは、三〇〇〇年に向かう出発の年です。そして、人類歴史は男性と女性をそれぞれ三千年で計算すると、六千年になります。この男性と女性の六千年で果たすべき責任を、父母様の生涯を総評した十三年間で終わらせなければなりません。アダムが責任を果たせなかったことを、父母様がその十三年間で解決しなければならないというのです。神様がサタンに血統を奪われてしまったので、その血統を取り戻してきたのです。二〇一三年一月十三日が、私たちのDデーです。父母様が十三年間に、すべてきれいに片づけてしまうのです。
13 堕落した世界は、マル(〇)の世界ではなく、バツ(X)の世界です。マルには、数億のバツが入ることができますが、バツの世界にはマルが入る場所がありません。二〇一三年一月十三日は、天が宣布したDデーです。このDデーまでに、どのようにしなければならないのでしょうか。
本来、サタンが神様に属したものを盜んで暮らしたので、すべて天のものとしてお捧げしなければなりません。すべて収拾して捧げるためには、どのようにしなければなりませんか。それは、神様御自身もできないのです。ですから、真の父母がするのです。偽りの父母、偽りの主人、偽りの王になって、偽りの血を残したというのは途方もないことです。それゆえ、神様が分からないのです。霊界が分かりません。根本の出発がどこなのか、分からずに生きているのです。どこに行くのか分からずにいます。結果というものは、必ず原因を中心として、一つの道を行くのです。その道は二つではありません。一つの道なのです
14 一年、十二ヵ月が回るためには、中心がなければならないのですが、その十二数の中心が十三数になります。イエス様が十二弟子たちの中央に入って、十三数として核にならなければならないのですが、なることができませんでした。それで、イエス様は亡くなったのです。それを取り戻さなければなりません。お父様は幼い頃から分かっていました。十三数の位置に行くことができる核を探し求めるのです。それゆえ、「基元節」は二〇一三年一月十三日です。十三数に合わせなければなりません。
15 天はこれから、基元節まで新しい摂理をしなければなりません。天国理想と解放理想のすべての問題を、天が願うとおりに終わらせなければならないというのです。その時まで、内外の摂理的なみ旨と世の中の意向を解決すべきすべての教育が終わらなければなりません。一つの世界に進むべき時代に入るので、その期間に教育をすべて終わらせなければならないのです。
二〇一〇年一月十九日、きょうから基元節までにすべてのプログラムを終えて、神様を中心として、カイン・アベルの問題とサタンの血統問題を含めた、すべての内容を解決しなければなりません。また、解放の世界に越えていくために、天が願う教育を完全に済ませなければなりません。摂理のDデーを中心として、皆さんがその内容に合うようにしていかなければならないのです。国連問題と国家問題を含めたすべてを終わらせなければなりません。神様のプログラムを完了するためには、きょう参加したすべての人々が決意して、そこに合わせるように努力しなければならないというのです。そのように努力すれば、世界が滅びずに残ることができます。今や父母様のプログラムは、すべての摂理を締めくくるのです。
16 「基元節」は、新しい歴史が始まる日であり、起源となる日です。人類歴史以来、必ずなければならず、来なければならない日です。しかし、簡単にこのような日が成就されるわけではありません。神様の天地創造は、真の愛のゆえでした。聖書には、六日間創造し、七日目に安息されたと記録されています。
しかし、「基元節」を十三日に設定したというのは、神様が十二日という期間を経て天地を創造し、十三日目に神様の夢が成就される日として立てられたと考えることができます。(神様は、)微生物のアメーバから高等動物まで創造し、最後にアダムとエバを造られました。そのようにしてから「良(善)い。美しい」と言われました。そして、新しい世界が出発する十三日目となる日を待たれました。その日が正に、神様の夢が成就する日だったのです。
17 神様も、無形の実体では完成できません。無形の神様の実体である天地父母が、天地人父母にならなければならないのですが、人として完成した人間が現れませんでした。アダムも責任分担を完成できませんでした。天地人父母がいなかったので、父母という基準はあり得ないのです。宙に浮いたのです。天地父母が一つになるとき、安らかに休むことができる家、堕落がなかった家に来て、絶対「性」が出てきます。
天地人父母になって、絶対「性」という言葉を語るようになるのですが、その性は個人的な性ではありません。全人類の半分が女性ですが、一つの性と同じです。二つの目が相対性を形成できなければ、体全体が完成しないのです。鼻もそうであり、全身がそのようにぴったり合わなければなりません。完全な一人の女性と完全な一人の男性を中心として、合わなければなりません。結婚するというのは、完全な男性と女性が一つの体になることです。そのように一体にならなければならないのです。
天地父母天宙安息圏の「安息圏」というのは、第一次アダム時代、第二次イエス様時代、第三次再臨主時代、第四次アダム心情圏の時代になってこそ、安着するのです。争うことなく和合できるので、そこで祝福を受けるのです。そのDデーとなる二〇一三年一月十三日までに、祝福を中心として、大きな門に入らなければなりません。
18 今や、新しい時代が開かれました。皆さんは福の多い人々です。全人類の中で、私たちだけがこの歴史的空前絶後の「基元節」を迎えたというのは、夢のようです。福を多く受けた人たちは、福を分け与える生活をしなければなりません。そこには責任が伴うからです。これまで、祝福家庭は、天の父母様や天地人真の父母様に、あまりにも多くの負債を負いました。皆さんは、代価なくこの祝福を受けたのです。堕落した人間がどうして天の父母様に侍ることができるでしょうか。
今まで来ては去った天上の私たちのあらゆる先祖たちは、この日を待ち望みながら逝ったのです。そこには、私たちよりもさらに、摂理のみ旨のために本当に血のにじむ努力と精誠を捧げた方々がたくさんいます。それに比べれば、私たちはあまりにも足りないのです。

Wednesday Jan 03, 2024
真の父母経 第376話
Wednesday Jan 03, 2024
Wednesday Jan 03, 2024
第二章 天一国の基元節と真の父母様の伝統相続
第一節 天一国時代の開幕と基元節
天一国宣布の背景
天一国は、天宙平和統一国の略称である。真の父母様は二〇〇一年、蕩減復帰歴史の勝利圏の上に、神様王権即位式を举行され、その年の十月三日、第十四回「世界統一国開天日」を期して、天一国の意味について語られた。天一国は、神様のもとの人類一家族の実現のために生涯を捧げた真の父母様のビジョンが結実した神の国である。真の父母様は、「天一国は二人が一つになる国である」と説明された。全人類が神様を縦的真の父母として、天地人真の父母様を横的真の父母として、侍り、同じ兄弟姉妹として暮らす共生、共栄、共義の理想世界なのである。
1 天宙平和統一国、そのような名前があるという話を聞いたことがありますか。神の国があるという話を聞いたことがありますか。神様が願われる地上天国、理想世界、ユートピア世界があるという話を聞いたことがあるかというのです。そのような話は聞いたことがありませんが、誰でもそのようになり得る世界が現れることを願うのです。それは妄想ではなく、実相です。老若男女を問わず、環境を越えて、時空を超越した霊界と肉界があるとしても、そのようになり得る平和の国、神様が願われる国が天宙平和統一国、天一国だということは間違いありません。
それでは、天一国は誰から成就されるのでしょうか。神様が人間を創造されたとすれば、その人間は神様の息子、娘ですが、その息子、娘から成就されなければなりません。そうすれば、その国は神の国であると同時に、神様の息子、娘の国です。その国は、神様を中心として、息子、娘が永遠に誇ることのできる国です。そして、神様が夢にまで描いた理想の国です。その国では、個人や家庭、氏族、民族、国家、世界も、幸福にならざるを得ないのです。
2 私たちは、死ぬ前に体と心を一つにして、妻は夫以上に神様を愛し、夫は妻以上に神様を愛さなければなりません。そして、神様の息子、娘たちを神様のように愛することのできる家庭にならなければなりません。そのような家庭が合わさって氏族になり、氏族が合わさって国になり、国々が合わさって世界になり、世界が合わさって天地、天宙平和統一国になるのです。その国は、神様が主権者となり、人類が国民となり、地球星が国土になるのです。
3 皆さんが行く国は、天宙平和統一国です。そこはサタンと関係がありません。皆さんはサタンとの関係を切ってしまい、メシヤの位置に進まなければなりません。個人的メシヤ、家庭的メシヤ、氏族的メシヤ、国家的メシヤの位置に進まなければならないのです。そして、解放された天の国で「私」自身の心と体が一つにならなければなりません。そのように心情的に一体となることによって、地上で新しい天宙国家、天一国が私の国になるのです。
私個人の国、次には、自分たち夫婦の国です。夫婦の国も、二人が一つにならなければなりません。体と心も一つにならなければなりません。個人的に一つ、夫婦も一つです。このようになることによって、完成的祝福基準を代表する分別的基準になるというのです。そのため、この分別的基準が天の祝福圏と地上の祝福圏のような立場で、父子祝福圏が広がるのです。
4 国境を越え、永遠の世界に越えていける国が天宙平和統一国です。蕩減法を解消し、天上まで案内できる国が天一国だというのです。地上と天上の統一国です。地上世界と天上世界の二つです。その二つが一つになった国が天一国です。
何によって一つになるのでしょうか。真の愛によって一つになります。その次に、平和は何の平和でしょうか。天の平和と地の平和です。
5 神様の本然的な愛を中心として、サタンまでも愛して天国に入っていける堂々とした基盤を築いたので、サタンは「あなたが行く世界は解放であり、あなたの願いで成就されないものはない!」と祝福しなければなりません。「どこに行っても、あなたが願うことは成就されないものはなく、あなたの願うことで、あなたのものにならないものはない」と祝福しなければならないというのです。「神様の名で、真の父母様の名で、真の家庭の名で、世界は解放されるべし!」と言えば、「아주」と言うようになっています。
春が来ました。雪がいくらたくさん積もっていて、氷がいくら厚く凍っていても、春になったので、すべて溶けるようになっています。春の季節には種を蒔かなければなりません。サタンが悪の種を蒔いた世界の果てまで、良い種を蒔かなければならないというのです。良い種とは家庭です。サタンはたった一つだけ植えました。それが堕落したアダムとエバでした。今や私たちは、新しい家庭の種を蒔かなければなりません。
6 天宙平和統一国の民は、大韓民国の国民だけではありません。世界の人類全体を越えて、霊界の数千億になる先祖たちと天使世界までも解放することが神様の願いなので、そこまで行くべき道がこの上なくつらくても、行かなければなりません。愛の相対を失ってしまった父母の心情、夫の心情、妻の心情、兄弟の心情を忘れてでも、すべて投入して進まなければならないのです。そのような人は、「天国に行くな」と言っても自動的に行くようになっています。
7 今まで迫害を受けたのは、国がなかったからです。神様が迫害を受けるのも国がないからです。それゆえ、神様がもつことのできなかった国、祖国をどのように探してさしあげるかという考えしかありません。
ですから、五色人種(すべての人種)を束ねて、世の中が批判する中でも祝福結婚式をするのです。そのようにして、一つの氏族と民族を編成していくのです。これはどれほど大変でしょうか。だとすれば、無形の神様がこのように人間世界を造るには、どれほど骨が折れるでしょうか。私がすることのほうが、それでも神様がされることより易しいと思うので、国を探し出そうというのです。それで、この道を歩んできました。
8 今や、父母様が新しい家庭、新しい氏族、新しい国を編成できる運動さえすればよいのです。そのようにすれば、韓国だけでなく、国連と世界がどこに行くべきかを知って、付いてくるようになります。そうして、父母様から新しい家庭編成が始まります。サタンが汚した家庭を築くのではありません。堕落していない聖別された国家を拡張させる使命が残っています。再創造するのです。サタンが汚した愛の痕跡が残っている場では、神様は愛されないというのです。その使命を果たしてこそ、皆さんが天の国に行って、アダムの完成した子孫として面目を立てることができます。
イスラエル民族は、四十年の荒野路程を通過して祖国創建をすることができませんでしたが、父母様は世界的な荒野路程である四十年路程を中心として、イスラエル民族を再び編成して、世界の王国を創建できるようになりました。
9 モーセが八十歳で故郷と国を求め、イエス時代を準備しようとしたのですが、失敗したので、今や祝福家庭を中心としてそれを復帰するのです。ですから、祝福家庭を中心としたカナン復帰四十年路程があるのです。これは、天上と地上が一つになることができる期間のことを意味するのですが、祝福家庭のカナン復帰路程においてひっくり返しました。そうして、一つの民族にするために、ブラジルのジャルジンで祝福家庭を一体化させる業をしたのです。
一心一体で定着できるようにして一つになったので、祝福家庭は天や地をひっくり返しても、ぶつかることなく回っていけます。そのようにできる準備が完了し、新しい次元の上陸をしたので、境界線を越えるのです。モーセが民族的な基準で故郷と国を探し出そうとして探し出せなかったものを、今日、お父様が地上・天上天国と家庭理想の完結を目標としたすべてが、八十歳になるこの時に境界線を越えるのです。
10 キリスト教が、第二次世界大戦以降に、アメリカを中心として一つになることができず、真の父母まで追い出しました。ですから、四十年間、荒野に追い出され、イスラエル民族と同じになりました。韓国歴史の四千三百年を中心として、カナン復帰、地上・天上天国を完了すべきものが、延長されたのです。それを再び総整理するために、第一、第二、第三イスラエル、旧約時代、新約時代、成約時代の完結をしなければなりません。これが完結し、定着基盤の上に立ってこそ、天一国が始まるのです。
11 「天一国」という言葉は、真の父母によってできた言葉です。神様の王権を樹立し、天地父母安着生活圏を経て、地上・天上和合統一大会を経て地上・天上平和統一解放聖火式が終わったので、新しい国が必要だというのです。真の父母様が天一国を宣布しましたが、「家庭盟誓」も天一国を完成させるところにその目的があります。「私」をはじめとする父母兄弟、国、世界、聖人、聖子、天上世界のすべてが、「家庭盟誓」を中心として同じ立場で成し遂げられなければなりません。ですから、結論は簡単です。
何のために神様王権即位式をしたのでしょうか。天一国のためにしました。何のために天地父母統一安着生活圏大会をしたのでしょうか。天一国の国民たちが安着して暮らせるようにするためにしたのです。現在、天の国と地上で決意文を採択しています。全く同じように歩調を合わせて、一体的環境条件をつくっていくのです。個人的決意から八段階の決意をするのです。世界的平準化基準で共同の目的を中心として、越えていかなければならないと決意をするのです。

Wednesday Jan 03, 2024
真の父母経 第375話
Wednesday Jan 03, 2024
Wednesday Jan 03, 2024
9 天宙父母は無形の神様であられ、天地父母は実体の父母のことを言うのですが、二つの父母が一つになってこそ、人格的な父母になり、天宙・天地・天地人父母になります。人格的な神様にならなければ、真の父母になれないというのです。神様も、体をまとい、息子、娘を生むことができる人格的な神様にならなければなりません。
10 天宙父母、天地父母、天地人父母という言葉は、言い換えれば、天宙天地人父母です。人にならなければならず、人の父母にならなければなりません。すなわち、人間が神様の代わりに体をまとい、見える神様、見える実体になるのです。
神様も体をまとわなければなりません。そのため、無形の天宙父母と天地父母をそのまま受け継ぐのです。霊的な闘いで勝利し、神様と一致するための復帰的な過程を経て、天宙天地人父母になるのです。
11 天地人父母は、天宙父母と天地父母が愛を中心として喜びながら、一緒に生活できる無形実体と有形実体が合徳(和合)したものです。霊的神様と実体の神様に侍る夫婦が先祖になります。先祖は二つではありません。父母は二つにはなり得ないのです。絶対に一つです。父も一つであり、母も一つであり、先祖も一つ、孫たちも一つです。神様に似て、神様の体と心を展開させて、実体の形状をまとったのです。体をもってこそ、繁殖できます。体をもった天地人父母の家庭は、天の国の民を相続し、この地から直接天国に入れるように定着して、堕落や復帰という傷跡のない息子、娘、天国に直行できる息子、娘を生んで育てるべき召命的責任を担っています。
12 祝福家庭は、蕩減革命、良心革命、心情一体圏を中心として、八段階を経なければなりません。個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙的王の位置で、神様を中心として相対になり、縦横に与え合う実体にならなければなりません。地上世界で種を蒔き、天上世界で実を収めるのです。この地上では種であり、霊界では実です。その愛の実を倉庫に納入させる所が天上天国です。その倉庫に入るために準備する所が地上世界なので、地上世界が完成してこそ、天の国が完成するのです。ですから、天一国主人だというのです。
天宙父母と天地父母が完成したものを、皆さんが相続できるので、孝子の王にならなければならず、忠臣の王にならなければなりません。そのようになることができる位置に天は立たせるので、これを固着させて、万世の太平聖代、祖国光復を成し遂げてこそ、解放時代になるのです。
13 すべての存在は神様に似ました。神様の愛の実体圏である真の父母の完成のためのものです。ですから、霊的神様と実体の神様が一つにならなければなりません。この実体圏を求めるために父母様は苦労したのです。個人、家庭、氏族、民族、国家など、八段階のすべてが反駁しましたが、砕けませんでした。自分たちが砕けていったのです。彼らは自分を中心とした自我自覚圏を中心として現れましたが、父母様は他我自覚面を中心として、ために生きて投入し、自分のことを考えなかったので、堕落世界のすべての因縁を抜け出してしまい、神様の体を定着させることができたというのです。
そうして、個人的な体定着、家庭的な体定着、氏族、民族、国家、世界、天宙的な体定着、八段階の体定着を通して、聖子の家庭を中心として神様に似なければなりません。また、真の父母の家庭的形態を受け継ぎ、腹中時代から結婚時代まで再び体験して、神様の心情圏を受け継いで体を完成させて天の国に入るのです。
14 実体時代には、体を知っているだけではいけません。実体の体と神様まで知らなければならないのです。実体時代は、本然のエデンを復帰した時代、堕落がなかった時代、サタンがいなかった時代だというのです。
天使たちの世界もアダムの命令どおりに動く時代です。神様のみ意のままに動く時代です。その意向に反対することはできません。そこに相対になろうという息子、娘たちになってこそ、永遠の父子関係が結ばれるのです。
15 二〇一二年までに家庭的エデン復帰時代を蕩減し、天国に入籍しなければなりません。第四次イスラエル国を中心として、国家圏と宗教圏の一致圏を連合し、真の父母を中心として天地人父母の安着をもって、無形の世界と有形の実体世界が一つになり、人間を中心としたすべてを完成、結実する天地人定着、天宙天地解放世界を中心として、地から天に直行できる天国理想の実現を終結することのできる時を迎えました。
この時を迎え、宣布したすべてのものが父のみ旨と一致し、私たちが宣言したものが天のみ旨と天宙・天地・天地人父母様の一体理念と一致して、安着できる一和統一の世界に前進するようになりました。
16 神様を中心とした家庭には、誰もが安着します。すべてが平安、幸福で、理想のユートピアだという言葉が必要ないので、気掛かりや心配なことはないというのです。生きさえすればよく、すべて成就するのです。
ですから、今からは祈るとき、「解放・釈放時代を完了しました。私は安着太平時代を生きなければなりません」と、自信をもって報告しなさいというのです。
17 安着という言葉は、すべてのものがぶつからず、永遠に平和で幸福だということです。太平聖代です。その世界がユートピアです。私自身の体と心が争っているとすれば、太平時代があるでしょうか。ありません。根本に入って、無条件に父母様の言葉が正しいと信じ、その場に立って、「私はそうである。天地が変わっても、太陽が落ちても、私は変わらない」と言わなければなりません。「天変地異が起きても、私は変わらない」と言わなければならないのです。
星が落ち、太陽が落ちても、つかの間です。その上に立っていなさいというのです。安着してこそ、そこに太平時代が訪れます。その時代は、個人生活圏ではなく、歴史を超越したものです。すべての人が神様の代わりに安着太平圏時代を迎えてこそ、幸福な理想世界になります。ユートピア世界になるのです。それ以上はありません。

Wednesday Jan 03, 2024
真の父母経 第374話
Wednesday Jan 03, 2024
Wednesday Jan 03, 2024
第五節 天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会
天暦宣布と真の父母様の金婚式
二〇一〇年、これまで陽暦の元旦に遵守されてきた「真の神の日」の行事(第四十三回)が、初めて陰暦元旦(陽暦二月十四日)に挙行された。この日、真の父母様は、天暦を宣布され、「天一国基元節の準備の一環として、既存の陽暦と陰暦は今やカインとアベルの立場に立ち、新しい摂理を記憶して明示する『天暦』を補助する役割を果たすようになる」と語られた。一九六〇年の真の父母様の聖婚は、神様の立場からは創造理想実現のための再出発であり、人類の立場からは救いの起点となる。真の父母様の金婚式は、聖婚五十回と五十周年を迎えた二〇〇九年と二〇一〇年の二年にわたって挙行された。それほど天宙史的な意味が込められているため、二年にわたって慶祝することになったのであり、金婚式を期して、主要な摂理的変化も続けて起きるようになった。特に、二〇〇九年、陰暦三月十六(陽暦四月十九日)、金婚式とともに天地父母天宙カイン・アベル(善悪)平和安着大会が開催されたのに続き、二〇一〇年、天暦三月十六日(陽暦四月二十九日)には、アベル国連定着戴冠式および五十周年の金婚式が挙行された。
1 一秒の間に世の中が変わることを、私たちはみな知らずに生きています。絶対信仰の個人的存在、絶対愛の個人的存在、絶対服従の個人的存在が、すべて一秒間で分かれたことを知らないのです。陰暦を使うか、陽暦を使うかによって、二つの世界が分かれました。西洋と東洋が分かれたのです。先祖は同じなのですが、どのようにして西洋と東洋に分かれ、国と国々が分かれ、兄弟まですべて分かれたのかを知りません。
2 陽暦と陰暦は分かれることができません。陰暦は、陽暦より一年に十一日、短いのです。ですから、陰暦には、陽暦に比べて足りない日数を埋めるため、約三年に一度ずつ、十二ヵ月が、十三ヵ月で一年になるときがあります。
十三数の起源を受け継ぐことができるのは、陰暦しかありません。陽暦には、十三数という一ヵ月を中心として、十二ヵ月が引っ張られていく時がありません。陰暦は、小さいものに全体が順応することができます。そのように、一つの小さな数が全体を消化できなければなりません。言い換えれば、悪魔の世界を一度にのみ込んでしまうことができなければならないというのです。
3 真の父母様の金婚式、真の師、真の主人の金婚式というものは、歴史の中で永遠に一度しかありません。真の父母の金婚式は、二度とないのです。また、真の師の金婚式も二度とありません。真の王の金婚式も二度とありません。二〇〇九年を中心として、金婚式が二〇一〇年まで入るのです。重要な期間です。この期間にすべてを終えて越えていかなければなりません。一度しかないのです。
4 金婚式をする今年、二〇〇九年に、すべてのものを完結、完成、完了、結実と完成と終了をするのです。完結、完成、完了するのです。蘇生、長成、完成、完了し、永生福楽の世界に向かって前進しなければなりません。
天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会
天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会が、二〇一〇年七月八日に天正宮博物館、七月二十四日にアメリカ、ニューヨークのマンハッタンセンターなど韓国とアメリカにおいて数回にわたり開催されたのに続き、二〇一一年四月二十四日には、仁川の松島(ソンド)コンベンシアにおいて、韓国の公職者と食口、平和大使など、一万二千人以上が参加する中で挙行された。真の父母様は、この大会を通して、神様の祖国と故郷が韓国であることを闡明(せんめい)された。真の父母様は、この日の早朝にアメリカを出発し、長旅の末、韓国の仁川空港に到着して、休む間もなく数時間後に大会を主管されたのである。そして、その翌日には、ヨーロッパ巡回大会のために長時間、飛行機に乗ってヨーロッパに向かわれた。真の父母様は、肉身の限界を越えて、すべての摂理を終結させ、人類を生み変える心情で、ヨーロッパ八ヵ国アメリカのラスベガス大会に至るまで、悲壮な覚悟と決断の中、十ヵ国の世界巡回を断行された。
真の父母様は、天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会を通し、最終一体を成し遂げて復帰摂理を完成、完結、完了し、この地に来たすべての責任と使命の完成を宣布された。そして、すべてのことを成し遂げたその基盤の上で、万王の王天地人真の父母様の立場と権威をもって、定着完了されたのである。この大会を通して、本然のエデンを復帰した時代、堕落がなかった時代、サタンがいなかった時代が到来したことを宣布されたのである。
5 み言が先でしょうか、実体が先でしょうか。今日の宗教では、実体に関することには確信をもつことができず、教えを重要視するので、実体と教えが一体になるというのは、本当に難しいことです。統一教会では、み言が先ではありません。実体があって、その実体が行った事実をみ言で証するので、内外が一致し得る内容を知ることができるというのです。今まで、宗教界や学問世界において真理を探究するに当たって、問題となっていた焦点を解決するために、実体み言宣布大会が始まったのです。
6 「天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会」は、み言を宣布する大会ですが、み言の前に実体をもってきました。個人から天地を連結させ、最終的な内容が完結するものとして、天地人真の父母定着と実体み言宣布と天宙大会があってこそ終わるのです。天地を連結させるというのは、和合統一を意味します。和合が先でしょうか、統一が先でしょうか。和合が先です。和合しなければ統一されず、自分勝手に進みます。和合統一しなければなりません。体と心を統一できない人が、統一の主体になる道理はありません。二人が一つになってこそ、息子、娘を一つにすることができます。二つが一つにならなければ、三と四の存在もありません。
7 天地人真の父母が定着しました。そのため、実体み言を宣布しなければなりません。真理の実体、定着した実体が語る言葉が、宇宙を解放できるのです。それが実体み言宣布です。天地人真の父母が定着したというのは、実体が定着したということです。ですから、実体み言宣布なのです。
8 真の父母様が祈り、願うことは、地に落ちません。天の父母が解放された立場で守っており、それを再び、くじく者がいないので、いずれにせよ成し遂げられるのです。そのように考え、皆さんはみ旨の路程で躊躇する哀れな群れにならないようにしなければなりません。
氏族的な世界メシヤの責任を代表する立場で語ったこのみ言は、解放の勝利覇権的自由天地の、自主張(自分の主張どおりにすること)と堕落がなかったそれ以前の世界の勝利の栄光を宣布するものです。最初と最後まで一つにしてその結末をつけるための内容を、真の父母様の生涯全体の結実として宣布するみ言です。それが、「天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会」のみ言です。