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Thursday Oct 26, 2023
真の父母経 第303話
Thursday Oct 26, 2023
Thursday Oct 26, 2023
第一章 超教派運勤と宗教連合運動
第一節 宗教の真の意味
神について正しく教えるべき宗教
真の父母様は、一九四五年の光復とともに公式摂理路程を出発し、宗教を前に立てて、救援摂理と世界平和を主導しようとされた。そのため、宗教の役割について多大な関心をもたれ、一生涯、宗教間の和合のための努力をやめることはなかったのである。真の父母様は、無形でいらっしゃる神様の存在を強く認識させ、神様がどのような方かを正確に教えられる宗教が、真の宗教であると語られた。
1 今まで、世界的に多くの宗教がありましたが、その諸宗教は、何を教えなければならないのでしょうか。すべての宗教は、まず神様について正しく教えなければなりません。神様について教えるとき、漠然と教える宗教は、あやふやな宗教です。
神様がいらっしゃるならば、どのようなお方としていらっしゃるのか、神様の愛とはどのようなものかなどについて教えてくれる宗教が、真の宗教です。世界的な宗教の中で、このような、内的で深い事情をもって歩んできた宗教がキリスト教です。
キリスト教では、神様は父であると教えてきました。イエス様がこの地に来られて、「私は神様のひとり子である。人間の世の中に神様の息子として生まれた人は私しかいない」と宣布したのです。父の息子として生まれたというのは、父の骨髄、父の血肉を受けて生まれたということです。そのような父子の関係は、世の中のいかなる公式や法度でも断ち切ることができず、いかなる権勢や名誉でも否定することができません。
このような観点で、イエス様がこの地上で神様を父と呼んだのは、万代を治めることのできる特権的な中心使命をもってきたという事実を、万有の前に明らかにするものでした。
2 今日まで、人間は目に見える物質だけを追求してきた結果、二十世紀の物質文明を形成しました。しかし、見える物質世界だけを研究し、その価値だけを追求することが、人間の本来の欲求ではありませんでした。物質世界を超越した目に見えない世界と、無形の神様が存在するという事実を教えてくれるのが宗教です。
ですから、このような宗教理念によって、無形の神様のみ前に進み出ることを望み、神様のみ意を尋ねていく群れ、そのような民族、国家、人類がいるとすれば、彼らを中心として、二十世紀の物質文明を超越した新しい神様の世界、見えない世界が価値の中心となる新しい世界が成し遂げられるでしょう。
結局、人間が物質世界を追求していけば、物質の第一原因となる力の世界を経て、見えない世界に到達せざるを得ません。そして、究極的には、見える世界を主管する神様の世界に到達するようになるでしょう。
このように、見える世界は、見えない世界と相応的な関係を結びながら存在しています。そのため、一生懸命に祈り、精誠を捧げ、見えない世界に代わって、神様の胸の中に隠されている深い内的心情を体恤し、イエス様と聖霊の心情を体恤するようになれば、天上のすべての秘密を解き明かすことができるでしょう。
3 宗教とは、絶対に人間だけを中心にして語るものではありません。神様を母体とした教えが宗教です。これが宗教の発源であり、本源なので、神様を抜きにした宗教というものはあり得ないのです。そして、宗教を中心とした圏内でのみ、聖人になることができます。聖人になるためには、天意に従わなければならず、天情を紹介しなければなりません。
私たちがたたえる四大聖人たちは、教祖、または預言者です。そうだとすれば、聖人たちを誰がそのようにさせたのでしょうか。もし人間がさせたとすれば、人を中心とするはずですが、天意を中心としているのを見れば、神様が聖人たちを立てたとみなすことができます。そのようにしてつくられたのが、宗教文化圏世界です。
4 真の宗教は、架空の理想や架空の人類愛を説明するよりも、本然の問題に入っていき、人間が絶対に否定できないよう、神様に対する認識を何よりも強く植えつけられる宗教でなければなりません。それ以上に真の宗教と言えるものはありません。その価値は、今日この世界で最も貴いと言われるものを一千個、一万個渡しても、取り替えられないのです。歴史上のいかなる偉人や聖賢たちを統合しても、取り替えられないというのです。
そして、神様の実存に対する自覚をもった人がいるとすれば、歴史はその人から発展するようになります。そのような自覚された境地における個人的な認識観、国家観、世界観、宇宙観などが問題になるのです。
統一教会では神様の心情を語っていますが、これより次元が高いものはありません。心情問題は生活圏内で起きます。父母の愛、夫婦の愛、兄弟の愛というものは、すべて生活圏内で始まるのです。ですから、神様の心情を語るとすれば、次元が違うというのです。
5 世界のあらゆる文化の歴史を見れば、その思想的な裏づけとなるものが宗教です。人類歴史と宗教は、運命を共にする関係にあります。ある時は時代を先取りしたり、ある時は後れたりしながら、今まで続いてきたのです。ですから宗教は、神様が理想世界と理想天国を築くための基盤です。
その宗教で教えてくれることは、たった一つです。神様を教えてくれるのです。神様を愛しなさいと教えます。人間の本心は、人類を創造し、この宇宙を創造した神様を尋ね求めていきたいと思うのです。ですから、宗教は、神様の原理を教えてあげなければなりません。
「宗教」の「宗」の字は、屋根の棟(むね)を表す「宗」の字です。宗教というのは、棟になる教え、すなわち、大梁(おおはり)になる教えです。そうだとすれば、神様の愛を教えてくれる以上に、何があるというのでしょうか。これ以上のことを教えてくれるところがありますか。
人間の欲望や人間の良心が最高に願うのは、神様を占領し、神様の愛を占領することです。人間が最高に希望するその頂上を教えてくれるのが宗教です。次元の高い宗教であるほど、神様を強調し、絶対者であるこの宇宙の創造主を畏敬し、その愛を教えるのです。
6 絶対的な神様がいるかいないかということは、この上なく重大な問題です。これは今世紀だけでなく、歴史を前にして、いかなる識者層や、いかなる聖人たちを通してでも解決すべき人類の課業です。時代的な課業であり、歴史的な課業だというのです。
そのため、思想的な面で神様を探し求めていく哲学的な世界の観点がありますが、それとは異なり、神様に出会って、神様から出発する神学的な世界観もあります。神様に出会って、神様と共に生活をするところから始め、世界の人類力どのようにして幸福に生きるかという問題を探究してきたのが宗教です。
宗教は、神様と共に生活する環境から出発しました。その生活舞台は、個人の生活だけでなく、家庭から社会、国家、世界の生活圏まで発展していきます。神様の生活理念を世界化するためには、全人類が文化的に異なり、地域的に異なり、歴史的な背景が異なり、また習慣が異なるので、そこに適応する宗教的な内容を中心として、神様と共に生活しなければならないというのです。
シャーマニズムを見てもそうです。神様と人間が関係を結ぶことにおいて、方向性を提示できなかったので、シャーマニズム化したのです。もし、そこに方向性があったとすれば、私たちが生きていく個人生活圏、家庭生活圏、民族生活圏、国家生活圏、世界生活圏を通して、偉大な宗教に発展してきたでしょう。
7 宗教は、真理だけで形成されたものではありません。宗旨というものは、真理だけではないのです。主義と思想は、真理を中心として進んでいきますが、宗教は、真理以外に心情が内包されるのです。これが違います。主義と思想には心情がありません。しかし、宗教は、子女と父母が言葉なくして愛し合うのと同じように、その何かが絡み合っています。論理的な条件を越えて動く、ある内容を備えているのです。しかし、主義はそうではありません。主義は組織的な結合です。心情的な結合ではなく、組織的な結合なのです。
私たちは、目標に向かって走る競争者として、その歴史的なコースに関する知識を備えなければならず、時代的な実情をよく把握しなければなりません。その次に、未来的な内容、その計画をある程度までは知っていてこそ、目標に向かって走っていけるのです。
このように、天に向かって自分の生命を懸けて進んでいくことにおいて、天の歴史的な心情、時代的な心情、未来的な心情まで備えた人がいて、神様が今までこのコースを立て、築いてくるためにどれほど苦労されたかを感じる人がいるとすれば、その人はいかなる困難にぶつかっても、難なく突破して進んでいくだろうと見るのです。

Thursday Oct 26, 2023
真の父母経 第302話
Thursday Oct 26, 2023
Thursday Oct 26, 2023
第十一篇 超宗教平和運動と霊界解放の摂理
人類は、人間先祖の堕落により、神様との心情的関係が切れるとともに、霊的世界に対して全く無知の状態で生きてきた。神様がこのような人類の霊的無知を打開し、救援摂理を完成するための核心的な手段として立てられたのが、宗教であり、宗教は、時代と地域によって、聖人たちの教えを中心に人類を覚醒させてきた。そして、ついに真の父母様がこの地に来られ、「父母の宗教」時代を開き、すべての宗教が一つになって神様のみ旨を実現するように導くため、宗教の連合と一致運動に生涯を捧げられたのである。
真の父母様はいち早く、一九六〇年代の中盤から超教派運動を展開し、統一教会とキリスト教団の和解と一致のために努力された。また、一九七〇年代には、韓国宗教協議会を中心に、宗教連合運動の先頭に立たれた。超教派運動と宗教連合運動は、宗教者たちを和合と統一に導く二つの軸として、一九八〇年代からは、同家的段階を越え、世界的な超宗教平和運動に発展した。このために、真の父母様は「国際宗教財団」と「世界宗教議会」、「世界平和宗教連合」、「世界平和超宗教超国家連合」などを立てられた。
真の父母様のこのような宗教連合活動は、全人類を神様の子女として生み変えることに、その究極的目標がある。そのため、真の父母様は、宗派を超越した超宗教祝福結婚式を通して、これを具体化された。二〇〇二年には、アメリカのワシントンDCを中心として、世界で「十四万四千双超宗教聖職者祝福結婚式」を挙行するなど、数回にわたって超宗教祝福式を主宰されることにより、宗教間の壁を崩し、世界を神様のもとの一つの家族として束ね、世界平和を実現するために努力された。
真の父母様がこのように、超宗教平和運動を導いてくることができたのは、神様の心情を誰よりも深く体恤する場で、霊界全体の実相を自ら経験することにより、今後実現すべき天一国に対する確信をもっていらっしゃったからである。真の父母様は、霊肉界にわたって蕩減復帰摂理路程を勝利していかれ、堕落の歴史により霊界と地上において、幾重にも囲まれた障壁を崩して地上天国と天上天国の基盤を築き、霊界解放の道を開かれた。そうして、神様が地上と霊界を思う存分に治めることができ、霊界の霊人たちと地上人たちが自由に通じ合える霊肉界一体圏の時代を宣布されたのである。

Thursday Oct 26, 2023
真の父母経 第301話
Thursday Oct 26, 2023
Thursday Oct 26, 2023
22 陸地の資源は、これから五十年ももたないと考えています。ですから、問題が起きます。百年以内には尽きるというのです。それゆえ、海洋圏を私たちが開拓しなければなりません。それで、日本食口たちに、パラグアイ川流域に、レダ農場を中心とした模範農場や、模範水産事業の施設や、模範文化都市の形態を造る活動をさせているのです。
23 南米に日本の国家メシヤたちが入り、レダ農場を中心としてパラグアイ地域を開拓しています。「三年間、そこにいなさい」と言ったのですが、三年ではありません。「パラグアイ全域を開発しなさい」と言いました。お父様は、天のみ前に祈ったとおりに行うのです。ですから、日本の海洋技術で、世界を開発する以上に、パラグアイとウルグアイを中心として開発するのです。
メルコスール四ヵ国を中心とした摂理
ウルグアイ、パラグアイ、アルゼンチン、ブラジルの南米四ヵ国は、メルコスールと呼ばれ、関税を撤廃し、共同市場を形成した。真の父母様は、これらの国家を中心に、南米で平準化されたモデル国家をつくり、それを南米全体に拡大しようとされたのである。
24 現在、南米では、メルコスールと言って、ウルグアイ、パラグアイ、アルゼンチン、ブラジルの四ヵ国が共同市場開発のために関税を撤廃し、すべての物資の交流をしています。そのように、一つの国になるのです。そのように四ヵ国が一つになって、経済的に一つの国のようにしようとしているのですが、パラグアイの大統領やウルグアイの大統領に会って話をしてみれば、大きな国の狭間で潰れそうだという話をするのです。
25 平準化されたモデル国家をつくらなければなりません。そのモデル国家を、パラグアイ、ウルグアイ、ブラジル、アルゼンチンを中心としてつくろうと思います。パラグアイとウルグアイがプラス・マイナスであり、またアルゼンチンとブラジルがプラス・マイナスです。これをまた、左右にプラス・マイナスとして、この国々を中心とした計画を立てなければなりません。
この四つの国は、すべての関税がなくなったので、一つの国のような形態になっているのです。ウルグアイには私たちの銀行があり、コンベンションセンター、デパート、ホテルがあります。ですから、この四ヵ国に、銀行の支店を設置しようと思うのです。そうすれば、中南米の三十三ヵ国にまで通ずることができます。アメリカと南米が、今やプラス・マイナスとして一つにならなければなりません。
26 メルコスールのブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイのこの四ヵ国さえ一つになれば、南米全体の五分の四になるでしょう。南米の大部分が一つになるのです。ですから、これから免税措置をして、物資が自由に通ることのできる時代が来るのです。近いうちに、一つの国になるというのです。遠からずこの南米は、世界的趨勢において、一つの国にならなければならないようになっています。また、文化圏が同じなので、結局は一つになるのです。
ところで、ブラジルやアルゼンチンでは膨大な土地が眠っています。国が主人になっていますが、管理ができずにいるというのです。牧場が造られているのですが、牧草さえあればうまくいくというわけではありません。これから私たちが酸素をたくさん排出する木を植えて、完全に緑地帯にしなければならないというのです。
27 メルコスールの四ヵ国を団結させて人材を育てれば、これから南米に統一的な人脈を育成するようになります。鮮文大学とブリッジポート大学、その次に、リバテイー・ユニバーシテイーとジェリー・フォルウェル大学を連合して、私たちが四つの大学をメルコスールに造りますが、これを、アメリカのすべての財力とすべての知識を移動させ、ヨーロッパ地域からも動員し、これが一番になるようにするつもりです。そうして、その大学から世界の発展途上国を中心として、百六十ヵ国の人々を連れていき、平面的にすべての文化を統一するのです。世界の平和基準をつくり、世界を指導できる人材を育成する学校を造ろうというのです。
そして、その地域を中心として、百六十ヵ国と連結できる文化を展示する世界展示村を造ります。そうすれば、全世界の人々がこの大学を中心として観光ができる観光基地になるというのです。その次に、ここに留学施設を造っておけば、全世界の人々が移動してくることができます。理想世界がそこで展示されるのです。それで、そのための交渉をしようとしているのです。
28 南米に中央銀行を造ろうと思います。ブラジルとアルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイの大統領を通して造るつもりです。ウルグアイには私たちの銀行があり、パラグアイの銀行では権利の一部を私たちに譲ろうと言っています。アルゼンチンも準備できています。そのようにして、四ヵ国に支店を造っておき、これを中心として南米の最高の銀行家たちを集め、中央銀行を造るのです。どんな国の銀行よりも大きな銀行を造って、連合体制として流通構造を自律化しようというのです。そうして、私たちの事業を行うのです。
29 私たちは、大学と言論界と思想界と金融界を束ねなければなりません。金融界にどのように基盤を築くかが、南米における銀行問題です。パラグアイ、ウルグアイ、アルゼンチンとブラジルに銀行を造らなければなりません。世界の最先端を走るようになった証券市場を管理できる組織をつくらなければなりません。
金価格や銀価格を決定する所が、イギリスと日本と台湾です。今後、ブラジルをはじめとするメルコスール四ヵ国で、これを行わなければなりません。私がここに定着したのは、そのような条件で、世界の先端的な証券街をコントロールできる基盤を築くためです。ですから、既に一九八〇年から銀行家たちを教育してきたのです。
30 パラグアイを中心として、私が指示したとおりに行い、三十万へクタールに理想郷を造れば、パラグアイ国会を通し、言論と放送を通して、全国に宣伝するのです。このようになれば、全南米が知り、その次に、それがプラスとなってウルグアイと一つになり、二つの国で「やりなさい」と言えば、ブラジルとアルゼンチンは税関を中心として流通構造が開放されるので、完全に一つの体制で動くことができる基盤になるのです。
パラグアイとウルグアイの政府が、「レバレンド・ムーンの理想郷に対する計画が、この世界に平和の基盤を築くに当たって最も貴いものである」と宣布し、宣伝活動をしているのです。完全に一つの方向を向くようになりました。
31 韓国が北だとすれば、南の果てがウルグアイです。世の中では、私たちがウルグアイに多くの経済的支援をすることに対して嘲笑しました。アメリカの責任者たちも、「アメリカにもっと投資すべきなのに、なぜそこを支援するのか」と言いました。
しかし、ウルグアイの大統領はお父様を信じています。そこに銀行を造り、ホテルを造り、コンベンションセンターを造りました。その次にはデパートを造って、すべてのものを処理しています。南米を中心として、銀行、ホテル観光事業、デパートを連結できる経済的流通基準をつくり、その次に、思想的基準で、カトリックを消化できる基盤をすべて築いておきました。
32 アメリカでは、一番底から上がっていきましたが、今や南米は、上から降りていくので早いのです。南米のウルグアイには、既に一九八〇年から私が銀行も造り、ホテルも造り、新聞社も造りました。地球を見れば、ウルグアイが正に韓国の裏側です。極と極です。軸になっているのです。
私が南米に対して計画しているのは、中南米三十三ヵ国を免税地域にすることです。関税を撤廃して経済流通路を連結させ、一つの新しい開発国に設定するのです。ローマ教皇は、カトリックが今まで新教と争ったことに対して悔い改め、一致運動を展開することを宣布しました。ですから、摂理的な方向と外的な方向がすべて一致してきているというのです。
33 お父様はパラグアイ政府に、「与党と野党、カインとアベルが一つになって、お父様に向き合わなければならない」と建議しました。その二つが一つになって、真の父母様に侍れば、その国は世界で、天の国の祝福を受けられる国になります。祝福の国になるでしょう。天の国の中心的国家として、南北米を代表する国になるのです。
ウルグアイは、既に私が手を付け、今、アルゼンチンに手を付けています。パラグアイにも手を付けています。パラグアイと韓国は、カインとアベルです。結局、二つが一つにならなければなりません。パラグアイは、メルコスールの軸です。ですから、私がブラジルとウルグアイ、アルゼンチンを中心として、連合運動をするのです。四大国家は、東西南北です。ウルグアイとパラグアイさえ一つになれば、その軸を中心として、アルゼンチンとブラジルも一つになるのです。

Thursday Oct 26, 2023
真の父母経 第300話
Thursday Oct 26, 2023
Thursday Oct 26, 2023
医療・教育支援とレダ文化都市の建設
真の父母様は、南米のパンタナール地域に道路を造って、二十九台の救急車を寄贈された。パンタナール地方に暮らす人々は、道路事情が悪く、病気になっても病院に行けないことを知り、道路を造ってあげ、救急車を支援されたのである。また、ジャルジンに学校を建設して人材を教育され、さらには、アメリカの優秀な教育コンテンツを、テレビとVTRを通して教育することにより、南米の教育水準を高めようとされた。真の父母様が南米でシャルジンに次いで精誠を捧げられた所が、チャコ地域である。チャコは、ボリビアとパラグアイ、アルゼンチン、ブラジルにまたがるグラン・チャコ地域の一部で、面積は二十五万平方キロメートル(七百五十億坪)に及ぶ。真の父母様は、一九九九年八月、日本の国家メシヤたちに対して、チャコ地域のプエルト・レダ開拓を指示された。特にレダは、チャコでも、人が住んでいない場所だが、そこを人間と自然が共存できる美しい居住地に変え、すべての人々が暮らしたいと思う理想郷にしようとされたのである。それゆえ、レダに八万へクタールの土地を購入し、開発を始められた。また、レダを中心にモデル農場とモデル水産事業施設を造り、文化都市建設を計画されたのである。
12 南米のパンタナール地方に住む人々は、道ができていないため、自由に往来できません。ですから、道を整備して自由に往来させ、世界に進んでいき、飛んでいけるように環境をつくってあげる活動を、お父様がしなければなりません。そこでは赤ん坊が病気になっても、母親が赤ん坊を抱いて病院に行けないので、ただじだんだを踏みながら泣くしかないという話をたくさん聞きました。ですから、そのような地域に救急車を一台ずつ備えさせてあげました。何の関係もない人が、このようなことをしてあげたのです。その時、その地域の州知事、警察署長、市長、病院長たちが来て集まった中で、五十万ドルに該当する寄付を私が手渡し、適切に使うようにしました。今や警察署に電話をすれば、即刻出動して病院に連れていってくれるのです。
このような運動を継続して行おうと思います。五十台から始めましたが、今後、五百台、数千台まで膨らんでいけば、自動的に家庭に医者を呼ぶことができる時代が来るというのです。
13 アメリカでしていたとおりに、南米の人々を教育することができます。南米でも、テレビとVTRさえ備わっていれば、アメリカの放送を見て、その教材を用いて、アメリカで行っているとおりに勉強することができます。自ら勉強できる機会を与えるのです。そうして、一週間に一度か、二週間に一度ずつ集めて、勉強したことを問答して指導できる体制をつくればよいのです。そのようにするために彼らが集まるとき、車が必要であれば、救急車を中心として学校に案内までしてあげるのです。救急車を二重の目的に使用することができます。
その州の人口に従って、幼稚園と小学校を造り、中学・高等学校を造って、大学に連結できる教育体制を備えるのです。小学校の四年生から、農業の方法や木を植える方法、原野を開墾する方法、養殖をする方法をすべて教育します。そうして、高校を卒業するときには、その分野の専門的な人材になるのです。大学まで出れば、その地域の先生になり、指導者になることができます。そのような体制をつくらなければなりません。そして、高校生たちには牧場を守る仕事をさせます。そうして、牧場を開発し、運営するすべての内容を教えてあげるのです。
高校を経て、大学を卒業する十六年間、博士コースまで合わせて二十年間に、牧場でこのような専門的な教育を行うのです。一旦、私たちの体制に入ってくれば、自分たちの家で食べる物を心配する必要がありません。すべて、自給自足することができるのです。
14 ジャルジンに学校を造っておきました。小学校から中学・高等学校全体を収容することはできないので、本部では特殊な素質のある人々を連れてきて教育します。幼稚園は各都市で運営し、その次に、小学校、中学・高等学校を造って教育するのです。そこで優秀な人々は、これから私たちの大学に送って勉強させます。ここでは水産事業の方法、山林を育てる方法、農業の方法、工場で物を作る方法など、全般的なことを教えるのです。
そして、ジャルジンに造ったものを拡大して、そのようなシステムを備え、単科大学を中心として総合大学を造る計画をもっています。そのような建物をすべて建てることができるようにするのです。
その次には、中南米三十三ヵ国の三十三ヵ都市に、そのように教育できる小学校と中学・高等学校を造ります。教室を二つ造るのに七十坪あればよいのですが、五百人を収容できるようにするのです。そのような講堂を造ります。教室の仕切りを引き戸にすれば、二つの教室を六つにも七つにもして、いくらでも使えるのです。そうすれば、私たちの観光客が何百人行っても、その家一棟にすべて収容できます。観光用の宿所にもなり、その次には、教育できる場所にもなり、その次には、訓練場所にもなるのです。
15 私が南米に渡って、涙を流したことがあります。アルゼンチンとウルグアイの境界線を越え、アンデス山脈の峠を越えながら、太陽がだんだんと沈んでいく中、ブラジル宣教師と話をしていて涙を流したのです。「後日、私が訪ねてきて、開発します。(天の)お父様、お忘れにならないでください」と祈りました。
日本は、どこに行かなければならないのでしょうか。韓国の代わりの国として定めたパラグアイに送ろうと思ったのですが、日本の食口たちが南米に行ける状況にはなっていませんでした。反対したりしていました。仕方なく国家メシヤたちをパラグアイのプエルト・レダに送ったのです。
八万へクタールになるそこに配置したのですがその土地を奇跡的に購入し、開発することになりました。疲弊した都市形態を、新しい都市、自然と和合した文化都市の形態にしようというのです。レダからビクトリア農場までは六時間かかります。それを連結するのです。「インディオの十九の部族が暮らすその村に広場を造り、病院、学校、その次に、運動できる体育館などに代わる総合センターを造りなさい」と言ったのです。「土地も買いなさい」と言いました。そのような準備をさせるために、二時間かかる距離ごとに基地を設定したのです。その基地の代わりに、パラグアイ川とアマゾン川に、五十キロメートルごとに百八十二ヵ所の歩哨所(見張りの兵士が立つ所)のようなところを造るのです。
日本人が歩哨所のようなところを造って観光案内をするのです。そうして、人々が訪ねてくれば、主人の立場で、新しい家庭出発の教育ができる基地を造るために、杭を打ち込みました。そのような歴史を経てきたので、皆さんは、それが他人事ではなく、自分のことであると思わなければなりません。父母様が、行くべき峠を越えるための平地化作業をしたことを考え、いつでも涙を流しながら、その地域を巡回しなければなりません。
16 天宙のすべての復帰の中心的使命がエバ国家にあります。このパンタナールの地で、誰が汗を流し、苦労しなければならないのでしょうか。日本は海水に囲まれています。塩水に囲まれているのです。水というのは、もともと海水でした。それが蒸発して循環運動をし、淡水によって山川草木が育まれているのです。
それと同じように、ここで精誠を尽くし、雲をつくって世界に新しい水を分け与えることが皆さんの仕事です。苦労するのは、自分たちが豊かに暮らすためではありません。未来の幸福の基地を造るためです。犠牲にならなければ、未来の幸福の基地は永遠に造れません。皆さんはお父様以上に苦労して、パンタナールにおいて世界の母のような立場で、世界にお乳を分け与えなさいというのです。
17 皆さんをパンタナールに四十日間派遣しました。四十日を条件として、四十年、四百年でも行うのです。クリスチャンは四百年、カタコンべで迫害を受けながら、勝利の天国を着陸させました。日本人も、このように世界の福地を建設するために、四百年でもしなければならないというのです。四十年だけではありません。世界を生かすためには、喜んでしなければなりません。
この地をそのような基準に上げておけば、未来において観光王国になります。世界の万民がここを通過しなければなりません。ここは、神様が創造したすべてのものが、そのまま残っています。美しい地球星をつくらなければなりません。そのようなことをするために、日本人に責任を与えたのですが、不平を言ってはいけません。日本が母の国として、その使命を果たさなければならないのです。
18 日本の国家メシヤたちに、「早くパラグアイのプエルト・レダで農場を開拓しなさい」と言いました。エバ国家が一つの農場でもモデルを造って、世界の人々を教育できる場所を準備しなければならない責任があるというのです。
19 ペルーのような国では、鰯(いわし)が無尽蔵に獲れます。それで、鰯を獲る人々に、「私たちがパウダーにしてあげよう」と言いました。すべての条件が、私たちに有利になってきています。天がすべてそのようにするのです。このようなことを抱えて仕事を処理する人がいません。
海洋還元をするためには、私たちが海洋事業に関心をもたなければなりません。それを準備するために、日本人たちを通して、レダを中心としたパンタナールに定着し、その活動を行うのです。アマゾン地域で最も重要なことが自然保護です。公害を防止しながら、食糧問題を解決できる事業を行うのです。
20 ブラジルは黒人とスパニッシュの混血が多く、パラグアイはアジア人とスパニッシュの混血が多い国です。それで、私は一九九五年五月十六日、中南米十七ヵ国の巡回講演をパラグアイから始めたのです。
グアラニー族、インディオたちを包摂しなければなりません。この周辺にいる人々に船を出してあげて、燃料代がかかっても、聖日のような日に、一ヵ月に一度ずつは教会に集まれるようにしなければなりません。それで、レダ農場に大きな家を建てているのです。そこで集まりをもとうと思います。ですから、韓国食口たちをみな呼んで一つにしなければなりません。日本食口たちは別に行うのです。別途に韓国人が開拓し、その次に日本人が開拓し、その次にアメリカ人が開拓するのです。その次には、六大州の責任者たちが開拓して、自分の地域に関連させて配置すれば、世界化ができるのです。
21 パンタナールに冷凍会社を造って、現地人たちが獲った魚を世界に売ることを計画しています。それをするためには、冷凍コンテナが必要ですが、その冷凍コンテナを貸してくれる会社があるので、初めはそれを借りて使っても大丈夫でしょう。私たちは百八十の基地を造ろうとしているのですが、レダ農場で日本人たちがそれを準備しています。冷凍コンテナを借り、そこに獲った魚を冷凍保管しておいて、売ることができます。新鮮度をどのように維持するかが問題です。そのようにすることができれば、世界のどこであっても販売市場を開拓するのは問題ありません。

Friday Oct 20, 2023
真の父母経 第299話
Friday Oct 20, 2023
Friday Oct 20, 2023
第五節 中南米を中心とした理想共同体の実現
中南米の環境資源の保存と開発
ブラジルのジャルジンと隣接したパンタナールには、太初に神様が創造した万物が、手付かずのまま残っている。真の父母様は、世界で最も大きな湿地であり、ユネスコの世界自然遺産に指定されたパンタナールが、八〇パーセント以上、本来の姿そのままで保全されていることから、ここが理想郷を建てることのできる源焦的で根源的な基地になり得ると考えられ、多くの精誠を尽くされた。そして、南米大陸で獲れる魚を急速冷凍して、世界の各地域に販売する構想も立てられ、同時に、南米に大規模な養殖場を建設しようとされた。南米は、北半球と気候が反対であるため、これを活用した釣り観光事業も構想された。
1 死の道を生命の道に変えていくのが、復帰の道です。自分を犠牲にしてこそ、生きる道が生じるのです。そのようにしようとするので、悲惨なのです。投入して忘れる神様の相対になろうとするので、仕方がありません。天は、投入して忘れてしまいました。
現在の自分を捧げて、未来の復活体を求めていくのが信仰の道です。ですから、み旨の道で最も恐ろしいのが、責任者の道です。責任者は、自らを投入しなければなりません。
真の父母様がアメリカでこのようにして成功したので、上院議員や世界的に有名な人の中に、私に会おうとしている人がたくさんいることを知っています。ですから、誰も顧みない南米の谷間や農村に行って過ごすのです。水がある所、草がある所、神様が創造した時と同じ原始的根源を訪ねていきました。自然に帰るのです。復帰です。その水を愛し、草を愛するのです。
神様がそれを一つ一つ造るのに、どれほど苦労したでしょうか。川にはありとあらゆる種類の魚がいますが、神様はそれを造って、悲しんだのではなく、喜んだのです。統一教会の皆さんは、一ヵ月間、魚を獲って食べたならば、その代わりに榖物や餌を一抱えずつ持ってきて、養ってあげなければなりません。それが循環法度です。
2 南米に二千へクタールほどの土地を買い、今、農場を営んでいます。そこで暮らすようになれば、自給自足をすることができます。現在の農場を経営しながら、自給自足をするのです。そこで本当に驚くべきことは、熱帯地方の果物の木は、育たないものがないということです。私たちはその農場を買う前、農場の主人がいないときによく行ったのですが、庭に熱帯の果物の木々がすべて植えられていました。鶏たちが歩き回る庭に植えてあったのです。パイナップルの甘い香りが豊かに漂っていました。しかし、そのまま放置していたのです。
「パイナップルなのに、なぜこのように放っておくのか」と聞くと、「ただ放っておくとは、どういうことか」と言うのです。食べられるようになれば、切って食べるというのです。また、非常に小さい種類のバナナが実るバナナの木ばかりがありました。そこでは、大きいバナナには目もくれません。「おいしいバナナを持ってきなさい」と言えば、小さな物を持ってくるのです。熟したバナナの木の下に行けば、どれほど香りがするか分かりません。そこで自然にできたその実を取って食べるだけでも、飢え死にしないのです。そのような環境で飢え死にするというのが不可解なのです。それは指導者がいないからです。
3 南米に行ってみて驚くことは、普通、松の木のようなものを使おうとすれば、五十年以上たたなければならないのですが、そこで育つ木は五年たっただけでも非常に太くなるので、使うことができるということです。高さが十五メートルほどになります。それを見て驚きました。その木は、質も悪くありません。
黒檀(こくたん)は、南米の熱帯地方に生える高価な木です。その木で杭を造って打ち込んでおけば、百年から百五十年はもちます。それは喜ばしい知らせです。そのような木を、五年ないし十年で一度切って売ると考えてみてください。そのお金はどれほどになるでしょうか。
現在、原始林が生い茂っています。それが九億坪を超えるのです。十億坪に近いその土地に、完全に原始林がびっしり生えています。そして、製材所を造って、木を切るやいなやすべて製材してしまうのです。そのようにして、三ヵ月以上たてば、完全に住宅用の材木として使うことができます。ですから、組み立て式でちょうど良い理想的モデル住宅を造っておき、あとから煉瓦(れんが)を焼いて貼り付けさえすれば、現代式住宅をいくらでも造ることができるのです。
4 ブラジルで使う木材は、パラグアイから運搬してきています。この原始林の木の値段だけでも大変なものです。済州島の三倍以上になるその土地に、木がいっぱいに生えています。その木さえ切って家を建てるようになれば理想的な家を立派に建てられるのです。自分たちで、組み立て式で建築して、それを売ることにより牧場も造れるほど、すべての資源が十分にあると考えるのです。
5 神様が環境を創造しました。ですから、統一教会も伝道するときには、まず環境を創造しなければなりません。それで、お父様が南米に来て、環境を創造するのです。理想的農地、理想的山林基地、理想的水産業基地、理想的産業基地をすべて準備して、それを収容するために三万坪を超える土地に家を造るのです。これは、世界の統一教会の皆さんが行くことのできる標本です。
アフリカに行っても、どこに行っても、働かなければなりません。水がある所では養殖をしなければなりません。土地があれば、木を植えなければならないのです。世界は今、酸素のことで問題になっています。アマゾン川流域の樹木を伐採しようとすると、ヨーロッパが「酸素不足が問題になる」と言って伐採をさせないので、アマゾン川流域を開発するブラジルは、「それに対する弁償金が欲しい」と言って、甲論乙駁している状況です。ですから、この土地に、空き地がないように木を植えるべき時が来ました。山林を育てておかなければならないというのです。
6 自然環境の恵沢を受けられる所が南米です。南米のすべての地域を知って、次第に着地し、水に対する管理問題、地域に対する開拓問題を解決して、新文化都市ではなく、農村と連結した自然文化村を造らなければなりません。そうすれば、公害問題はありません。ですから、水源地、水がある地域を占領する人が、今後の世界をリードするというのです。
7 ウルグアイに牧場を造ろうとするのは、何のためでしょうか。ブラジルやウルグアイには、牧場を運営して自給自足できる豊富な資源があるからです。ここで繁殖した子牛たちを世界百六十ヵ国に分け与え、そこで育てて自給させるのです。お金であげれば、使ってしまってなくなりますが、牛はどんどん増えていきます。そのようにして、ある峠さえ越えていけば、世界が生きるというのです。
ですから、皆さんも牧場の主人になり、農場の主人になれます。その次に、水産業もすることができ、釣りのような趣味生活を、どこに行っても楽しめる世界版図になるのです。私たちが初めてパンタナールに行ったとき、千へクタールの土地が七十万ドルでした。牛七百頭に農場まで合わせて七十万ドルだったのです。そのような所がパラグアイです。鶏も育てながら、みなそのようにしています。理想的な故郷や国を造れるように、私がすべてコーチしようと思います。
そこの農場の中で幼稚園を造り、中学・高等学校を造り、大学を造ることができるのです。そのようにすれば、それこそ、五色人種(すべての人種)が一緒に暮らせます。そうして、百六十ヵ国の人々が来て訓練を受けたあと、各国に帰り、故郷の郷土を開発すれば、再創造が起きるのです。そこで釣りも、狩りもすることができます。そのような世界的なものを準備しているのです。
8 私は、養殖場を運営しようと思います。今、(私たちが)日本で活魚料理をするようになったのは、私がコーチしたからです。私のアイデアです。ろ過装置をつけて、水槽の水を長時間使用できるようにしたのも、私たちが研究したのです。そして、アラスカで釣ったキングサーモンやシルバーサーモンのような高価な魚たちを、殺さずにどのように生きたまま日本の市場にもってきて売るかという問題を研究中です。活魚は、死んで冷凍された魚より、三倍ないし五倍は高く代金を受け取ることができます。
養殖場がなぜ必要なのでしょうか。人々が活魚を願うからです。海で獲るものだけでは、すべてを供給することができません。釣りをして、生きたまま供給することもできますが、養殖をして活魚を補給しなければなりません。このようになれば、これからは家庭や村にまで私たちのタンクを造って配置し、そこに責任者を立てて、一年に魚を何パウンドもっていったのか、それだけ計算し、代金は半年に一度ずつ、銀行を通して決済するようにするのです。そのようにしておけば、その次からは、人々が「魚を買って食べてはいけない」と言っても、買って食べるようになります。負担があまりないというのです。そのような組織をつくることによって、経済的な流通構造ができると考えるのです。
観光公園のような所に、そのようなものを大きく造っておき、責任者を一人立てて任せておけば、商売になるようになっています。それだけではありません。刺身にして、いくらでも売ることができるのです。
9 パラグアイ川で魚を釣れば、すべてを食べることもできずに、腐らせてしまいます。ですから、そこの川を中心として、私たちのメンバーが釣り観光を案内しながら魚を買い、川辺の大きな冷凍室に集めて、日本やヨーロッパ、中国に売ろうというのです。急速冷凍をするので、解凍すれば、それは現地で釣った魚と同じです。一万トン以上になる船で、太平洋と大西洋で釣った魚だけでなく、六大州に百六十ある私たちの基地で育てて捕まえた魚も四方に運び、反対側の地域に送るのです。魚がここにいる時は北にいなくて、北にいる時はここにいないので、交替で分配して、いくらでも経済的基盤を築くことができます。
10 南米の山がない地域では、水で完全にコントロールすることができます。井戸は、地下水が流れる所を掘らなければならないのであって、他の所を掘れば、いくら掘っても水が出てきません。ですから、水を売るだけでも暮らしていけるのです。海水を水蒸気にして、水をいくらでも作ることができます。
今の科学の力、エンジンの力を中心としてトンネルを掘り、一里、十里、百里離れた所に養魚場のビルを造ることができます。ニューヨークの貿易センタービルより高いビルを建てて、魚の養殖をすることもできます。パンタナールには魚が数百種類いますが、それをビルで養殖し、コンピューターにデータを入れてボタンさえ押せば、通り過ぎる人がいつでも、望みどおりに買って食べられるようにするのです。ピチピチ跳ねる魚を刺身にして食べられる場所を造るのです。
11 お父様は、南米に特別な関心をもっています。ですから、冬の季節に魚がどのように動くかをチェックしています。観光産業を誘致しようとすれば、四季をどのように活用できるかが問題です。特に、いつも冬が問題です。
四季さえしっかり連結できるとすれば、本格的に観光産業として展開させなければならないと思うのです。さらに、アラスカのコディアクとここは、反対の地域なので、一方は避寒に行く反面、もう一方は避暑に行きます。入れ替わるのです。どのように北半球と南半球を交差させ、季節を克服するかが問題です。
釣りをしても、夏にしていたことが冬には滞ります。これを一年中するには、どうすかというのです。それで、コディアクにいる人々を連れてきて、チェックしようと思います。例えば、韓国では夏が暑い時期です。ですから、コディアクに行ってもよいのですが、「南米は夏ではなく冬だ。だから行ってみよう!」と言うのです。そうして、比べてみるのです。韓国人に、春夏秋冬を入れ替えて感じさせられる、そのような基盤を築こうというのです。そこに合わせて、このような観光施設を運営するようになれば、春夏秋冬、どこででも活用できます。

Thursday Oct 12, 2023
真の父母経 第298話
Thursday Oct 12, 2023
Thursday Oct 12, 2023
7 プロテスタントがアベルの立場に立ち、南米の旧教と一つにならなければなりません。これが最後です。南米をすべて失ってしまいました。ブラジルとアルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイの中心がありません。
個人の中心がなく、家庭の中心がなく、国家の中心がなく、世界の中心がないのですが、父母様が来て、個人の中心を見せてあげ、家庭の中心、氏族、民族、国家の中心を見せてあげるのです。そのような国々と世界の国家を代表することができ、国連が願う形態をつくりあげるようになれば、全世界がそれをアベル国家基準として敬拝することにより、統一が実現されるというのです。カイン・アベルです。
アメリカは反対しましたが、南米は反対しません。自動的に統一教会がアベルになるのです。統一教会で長子権復帰、父母権復帰、王権復帰ができる時代なので、これを推し進めていっても、反対できる勢力がないというのです。
8 アメリカを見ても、韓国を見ても、統一的な運勢に方向を整えつつあるので、統一教会がキリスト教と一つになれば、アメリカはアベル国家になります。そうして、南米を一つにしなければなりません。
南米を一つにすれば、ドイツを中心として分かれた旧教と新教が、自然にこの影響を受けて統一的文化圏になることにより、ヨーロッパの多くの国が統一される道が広がるのです。これがユダヤの国を中心として回るようになれば、イスラームとユダヤ教がカイン・アベルを中心として統一されるのです。その公式的な路程が、どこにでも連結されます。
父母様は、原理で教えているように、昔のアダム家庭となり、ノア家庭を経てきました。そのように、世界的に反対を受けながら道を造ったのです。今や南北米を統一して、父母様に従って再び回るようになれば、世界は一つになります。原理的に見るとき、父母様はアダム家庭が血統的な基準で失敗したことを復帰することによって、勝利したというのです。ノアからアブラハム、モーセ、イエス様の時代から再臨時代まで、すべて勝利したのです。
今や南北米さえ父母様を通して一つになれば、韓半島の南北統一はもちろん、イスラエルとイスラーム圏、ヨーロッパまで、統一することは問題ありません。一度にすべて成就するのです。
9 真の父母が南米に訪ねてきたこの時は、転換の時期です。キリスト教文化圏が争った過去がどれほど悲惨だったか、私はよく知っています。そのような哀しい事情をすべて忘れて南米を訪れたのですが、この人々は何も知らずにいます。父母様を中心として築かれた統一教会の基盤があるので、ブラジルの人々はただ、絶対服従、絶対従順さえすれば、すべて終わります。それを願うのです。アダム家庭の絶対不信、絶対心情不一致圏を越えていこうとするので、絶対信仰、絶対統一が必要なのです。
南北米統一運動と十七ヵ国巡回講演
真の父母様は、「中南米統合機構(AULA)」と「南北米統一連合(CAUSA)」を創設し、中南米三十三ヵ国の指導者たちを対象に思想教育を行うことにより、南米が共産化されるのを防ぎ、真の父母様を中心として一つになれるよう導かれた。
特に、南北米を統一する運動のために、韓国の反対側にあるウルグアイに銀行、新聞社、教育機関、ホテル、デパートなどを建て、南北米活動の拠点にしようとされた。一方では、パラグアイ、ウルグアイ、ブラジル、アルゼンチンの四ヵ国を経済的に連合させることによって、南米が一つになるように導き、もう一方では、北米が南米を助けるようにすることで、南北米を一つの大陸にしようとされたのであった。
また、真の父母様は、一九九五年五月から七月まで南米十七ヵ国を巡回し、「真の家庭と私」というテーマで講演をされ、この期間、八ヵ国の大統領にお会いになった。
10 南米は、共産革命によってクーデターが起きる局面にありましたが、お父様はそこに入っていってそのような局面に立ち向かい、「中南米統合機構(AULA)」をつくり、「南北米統一連合(CAUSA)」をつくって、支援をしながら思想教育をしました。アメリカの共産勢力を打ち倒した人なのです。
11 アメリカは、私のことを歓迎できずに追い出しましたが、南米は私を歓迎しています。ですから、アメリカでは僕のように一番底から上がってきましたが、南米では最高の位置から始めるのです。南米各国の五百人に上る優秀な人たちに対して、教育を始めています。それを大統領が願い、大学の総長と新聞社が願うのです。
皆さんは、その優秀な人々を消化できる立場にいません。結局は、南米でお父様が教育した優秀な人々が、北米を指導できる日が来るでしょう。
プロテスタントの代表国であるアメリカより、カトリックの国家は家庭制度が強固です。アメリカだけでは、理想が実現されません。ですから、その相対がいなければならないのですが、どこを相対とするのでしょうか。ヨーロッパはいつも分かれていますが、南米はそうではありません。南米は、アメリカのようにキリスト教が文化的な背景になっています。お父様は、この二つの大陸をどのように一つの大陸にするか考えています。ですから、そこにすべてのものを投入したのです。
12 お父様は、中南米の三十三ヵ国を一つにしています。そのようにしているので、アメリカが私を助けてくれるのです。アメリカが助けてくれるので、ブラジルも私が必要です。アメリカが助けてくれる道をお父様がもっているので、ウルグアイ、パラグアイ、アルゼンチンも、私が必要だというのです。
お父様以上に南米の人々が、個人的中心を求め、家庭的中心を求め、氏族、民族、国家的中心を求め、世界的中心を求め、天宙的中心を求めて、神様が自由に往来することができ、神様に侍ることのできる南米になれば、南米が先に地上天国になる見込みがあるのです。
13 南米を中心として見るとき、ブラジルがカインであれば、パラグアイはアベルです。パラグアイは東洋人の血が混ざった混血国家なのでアベルです。言い換えれば、神様の側から見るとき、超国民的、超人類愛をもった国なので、パラグアイはアベルの立場にいるというのです。
家庭教育をすれば、パラグアイやウルグアイ、ブラジル、アルゼンチンは、自動的に吸収されます。そのようにして、四ヵ国の経済統一圏を形成して、アメリカを防備するようにさせるのです。そして、北米と南米間の紛争の中間圏に真の父母様が立ち、祝福によって旧教と新教を統一しているので、南米と北米が統一される大転換期に入るのです。
祝福をしてあげるのですが、旧教信者も新教信者も、南米の人も北米の人も祝福してあげるのです。そのように、統一圏で祝福をしてあげることによって、一つの文化圏が生じるようになるので、そのような条件で、南米と北米、旧教と新教が一体圏を形成するのです。
14 お父様は、南米の本部を建てる計画をしています。ウルグアイは、直線で軸を立てれば、韓国の反対側に位置しています。軸を立て、この頂上で回らなければなりません。ですから、第二の韓国です。
地球星を貫いて、そこに水をこぼせばウルグアイに出るのです。ですから、ウルグアイに銀行を造り、新聞社を造り教育機関をつくりました。南米にお父様が多くの投入をしましたが、そこに中心的に投入をしたのです。それを政府がひっくり返しながら、私たちを追い出そうとして、ありとあらゆる困難をすべて経験しました。ウルグアイにある私たちのホテルが、南米では一番のホテルです。中南米三十三ヵ国の指導層を教育したのも、私たちのホテルで行ったのです。ホテルがなければ、そのようなことはできません。
15 南米に行ってみれば、昔、私が幼いときに故郷で空を眺めていたときと同じように感じます。空が低く見えるのです。日光が良く、空気が良く、水が良く、草木が良いのです。南米のブラジルやアルゼンチンの地域が、地上の理想天国になり得る所です。すべての動物たちがそこにみな棲んでいます。既に五十年前から、私が巡回しながらその地に注目してきました。
環境が許さなかったのでこのようにしてきましたが、今や彼らがいくらお父様を追い出そうとしても、追い出すことはできません。築かれた基盤が、彼らに必要なものであり、お父様が立ち寄りながら歴史に残したすべての偉業や実績が、彼らの子女を育てるに当たって教育の材料になり、文化の材料、政治の材料、理想的材料になっているのです。否定できない内容が、自分の周辺を包囲して余りあることを理解すれば、歓迎せざるを得ないのです。
16 南米に天国をつくろうというのです。この天国は、地上天国、天上天国のことであり、一緒に暮らせる同族、親族、民族よりもっと良いものです。家族が一緒につくろうというのです。それを嫌だと思う人はいません。お父様が、自分の国を助けてくれることを願っています。ですから、私が願うとおりにできる環境に追い込み、地上に天国をつくろうというのです。そこに、世界人類を養って生かすことができる土地が眠っています。これを解放しなければなりません。人類の食糧問題や難しい問題を解決しようというのです。
17 パラグアイは、南米で貧しい国に属します。かわいそうな国です。この国が危機のジャングルに陥っているので、お父様が一番の底に行って、これを救い出さなければなりません。また、最も危険な所です。既にウルグアイをアベルとして立てておいたのですが、このアベルの相対をつくっておかなければなりません。カイン・アベルです。
ここで、母が中心にならなければなりません。カインとアベルを母が一つにしなければならないのです。聖霊が来て、カイン・アベルを生み、育てなければならないのと同じように、母がこのカイン・アベルを一つにしなければなりません。ウルグアイとパラグアイを一つにしなければならないというのです。
18 イエス様の一生を解怨成就しなければなりません。イエス様が築かなければならない家庭・氏族・民族的基盤を中心として、統一的主導国家を形成し、ローマを消化できる位置を失ってしまったので、これを蕩減復帰しなければなりません。イエス様の恨を解こうというのです。
お母様が、南米の三十三人を中心として十七ヵ国を連結し、上下の国家的核心要員たちを動員して、イエス様が国を動かせなかった恨を解いてあげようとしているのです。洗礼ヨハネの家庭と一派を中心として、失ってしまった新しいイスラエル建国理念を取り戻さなければならないので、お母様がこれをすべて引き継いで南米を巡回するとき、三十三人が核になって各国の上下両院議員を動員し、十七ヵ国連合運動をしました。そうして、アメリカを経て、韓国と日本を経て、世界版図に連結するのです。
19 サタン世界の国家的基準を越える家庭の足場を、世界に広げておきました。ですから、真の父母時代を過ぎ、王権時代に入るのです。カイン的王権時代が、アベル的王権時代に移譲していく時です。父母様の時代から、世界王権時代、アベル王権時代に越えていくというのです。父母権時代を過ぎ、王権時代に越えていきます。サタン側の王権時代から天の側の王権時代、カイン王権時代からアベル王権時代に越えていくというのです。ですから、世界の指導者たちに会いました。それが十七ヵ国巡回講演でした。

Thursday Oct 12, 2023
真の父母経 第297話
Thursday Oct 12, 2023
Thursday Oct 12, 2023
祝福家庭四十日修練の意義
ジャルジンの世界平和理想家庭教育本部で行われた祝福家庭四十日修練は、全世界の祝福家庭が家族単位で参加する修練であり、天国に入ることのできる理想家庭を実現するための再教育である。真の父母様は、「すべての祝福家庭が神様に似て、絶対家庭、唯一家庭、不変家庭、永遠家庭になってこそ、地上天国と天上天国を成し遂げることができる」と語られた。
8 ジャルジンで行う教育は、完全に天国を無事通過できる家庭をつくるための教育です。ジャルジンに家庭教育訓練所ができて、ここから理想家庭が出発するというのです。天国に直行するのです。天国には家庭が入らなければなりません。ですから、四位基台の四人が来て教育を受けなければなりません。父母だけではなく、家庭全体が来なければならないというのです。
この教育を受けなければ、入籍でも何でも、父母様に付いていくことができません。そこから、転がりおちるようになります。祝福を受けたとしても、ジャルジンで教育を受けなければなりません。家庭が天国に入っていけるチケットを与える場所なのです。
9 それぞれの国には、古くからいる祝福家庭がいます。この人々をジャルジンに呼んで特別修練をしようと思います。四十日修練をするのですが、自分の息子、娘と一緒に来なさいというのです。各国の元老祝福家庭四十日修練を始めます。この人々を、これから世界的にすべて派遣しなければなりません。この新しい世界を知らせて、新しく定着できる地域に大移動させようと思うのです。ですから、先に祝福を受けた祝福家庭は四十日修練を行うのです。
これは世界的修練です。今まで、自分の国しか知らなかったのです。日本人は日本の国しか知らなかったのですが、世界的な母の責任を果たそうとすれば、世界を知らなければなりません。そのためには、南北米が連結された南米に来て、教育を受けなければなりません。
10 成約時代を迎え、家庭全体が教育を受けるというのは、歴史時代において初めてのことです。ですから、教育を受けるこの四十日間に、新たに決意しなければなりません。祝福を受けて生活していた過去の内容を反省し、現在の立場でみ旨に対して、成約時代にふさわしい家庭として、新たに決意しなければなりません。そうして、全世界の祝福家庭と連結され、全世界の祝福家庭と連結されたものが、今後、地上天国を実現できる基盤にならなければなりません。
今や神様の願う国を探し求めなければなりません。その国が設定されれば、自動的に地上天国と天上天国が連結されるのです。最後に私たちがすべきことは、国を探して立てることです。
11 神様の属性は、絶対、唯一、不変、永遠です。神様の属性というのは、神様の人格を構成する要素です。その四つの要素が主体になっているので、その主体圏に合う相対的な存在を引っ張ってくっつけなければなりません。ですから、家庭では絶対父母、唯一父母、不変父母、永遠父母にならなければならず、絶対子女、唯一子女、不変子女、永遠子女にならなければなりません。皆さんも、そのようにならなければならないのです。絶対夫婦、唯一夫婦、不変夫婦、永遠夫婦、絶対家庭、唯一家庭、不変家庭、永遠家庭にならなければならないというのです。そのような家庭を築くことによって、地上から永遠の天国を築く基盤が完成します。それが重要なことです。
そのようになれば、神様のすべてのものが自分のものと同じです。創造したすべてのものが、その父母、子女、夫婦、そして、家庭に属するのです。これらについて覚醒させることが、ジャルジン教育の目的です。
これをはっきりと骨髓に刻んで帰らなければならないというのが、このジャルジン世界平和理想家庭教育本部(で行う修練会)の鉄則です。地球の果てまで行っても、ここで決心したことが変わってはいけません。
第四節 南北米統一運動の課題と実践
南北米統一の方向性
真の父母様は、「南北米が一つになるためには、北米がアベルの立場で、カインの立場にいる南米を助けてあげなければならない」と強く主張された。そして、南北米を統一できる各種機構をつくり、各国の首班たちに会って、その必要性を力説されたのである。特に、真の父母様を中心に南北米が一つになれば、歴史的にカトリックとプロテスタントが争ってきたキリスト教文化圏のヨーロッパも、真の父母様を中心として一つになることができ、ひいてはユダヤ教とキリスト教、キリスト教とイスラームも、真の父母様を中心として一つになることができると考えられた。このため、「交叉祝福結婚を通して、南米のカトリックと北米のプロテスタントが一つにならなければならない」と語られたのである。
1 キリスト教を中心として、アメリカがアベルであれば、南米はカトリック圏としてカインです。ラテン文化圏、カトリックはカイン圏です。兄と同じです。兄であるカトリックは、プロテスタント、弟を通さなければなりません。弟は、このカトリックを助けてあげなければなりません。
父母様が今までしたこととは何でしょうか。アメリカで新教、弟のアベル国家圏である北米を一つにし、その上に父母様が来て、アメリカにできたすべての勢力基盤を通し、この南米諸国、カトリック文化圏を消化しようというのです。父母様は、カトリック文化圏に付いていくために来たのではありません。また、統一教会がカトリック文化圏に付いていくのではありません。統一教会が現れれば、カトリック文化圏は統一教会を通して行かなければならず、ブラジル人は父母様を通して行かなければなりません。
2 南北米が一つになれば、一つの国になります。ヨーロッパは一つの国のようになっていますが、連合体制に向かうのです。今後、問題になるのはドイツとフランスです。この二つの国が怨讐国家なので、今後、問題が多いのです。これをどのようにするのでしょうか。ヨーロッパの歴史と文化的背景が同じだった時代に遡れば、キリスト教文化圏になります。結局、南北米さえ一つになれば、ヨーロッパが一つになるのは問題ではありません。ヨーロッパが一つになったあとは、ユダヤ教とキリスト教、キリスト教とイスラームが一つになることが可能になります。ですから、問題は南北米がどのように一つになるかということです。
文化的基準でキリスト教文化圏になっていて、現代社会を動かすことのできる主導的な役割を、アメリカが中心となって担っています。南米は今まで、そのようなアメリカに反対してきました。これが一つにさえなれば、強大な勢力になります。そのようになれば、ヨーロッパも自然にキリスト教文化圏、南北米もキリスト教文化圏、その次に、アジアもキリスト教文化圏になるのです。ですから、お父様は南北米のキリスト教文化圏を一つにして、アジアまで連結しなければなりません。アジアと南北米さえ一つにすればよいのです。そのようにしなければ、生きる道がありません。
3 アメリカ人は南米に行って訓練し、南米の人はアメリカに行って訓練しなければなりません。二ヵ国語を話せるようにして、これから一つにするのです。
南米伝道と北米伝道をして、プロテスタントとカトリックを一つにするために、交叉結婚をさせるのです。そうすれば、一つの国になるのです。交叉結婚をすれば、父母様の話を聞くようになっています。キリスト教文化圏は、すべて兄弟と同じです。韓国人と日本人は怨讐関係にありますが、怨讐の国の人とも私が交叉結婚をさせてあげたので、カトリックとプロテスタントの交叉結婚は問題ありません。交叉結婚をすれば一つになるのです。
4 南北米さえ一つになれば、ヨーロッパは自動的に統一され、ローマの失敗とユダヤ教の失敗と、ヤコブ家庭における失敗まで復帰するのです。十支派と二支派に分かれて闘った、そのような分立された歴史から、エデンに帰ってアダムとエバ、体と心が分かれたその縁まですべてはんだ付けして埋めるのです。ここから世界的家庭まで、堕落圏内のすべてが含まれます。世界レベル、ヨーロッパレべル、ローマレべル、ユダヤ教レべル、アダム家庭レベル、これが二つに分かれました。すべてがカイン・アベルに分かれてきたのです。
それが反対に、一つになるというのです。統一がここから始まります。総蕩減しなければなりません。今や摂理史的な全体をすべて蕩減したので、全体大勝利です。八段階勝利、全体勝利という標語になります。南北米が一つになれば、キリスト教文化圏を中心として、ヨーロッパにおける旧教と新教の争いが終わり、統一されるのです。
5 お父様がキリスト教以上のアベル教団をつくったので、アメリカはこの統一教会に従わざるを得なくなるでしょう。カイン・アベルが一つになるというのです。カイン・アベルが一つになるので、アメリカがプラスになります。南米はカトリックですが、兄なのでカインになります。これを一つにすれば、世界が統一されるのです。
イエス様の時代にイスラエル民族と世界が分かれたのてすが、それがどのようになっていますか。ローマはイエス様に反対しましたが、イエス様の死によってキリスト教が世界的新婦圏に発展したあと、その中間に出てきたのがイスラーム圏です。それで、イスラエルと紛争するのです。中東では宗教的に、イスラエルとイスラーム圏が紛争中です。極東では金日成主席と統一教会がカイン・アベルの立場です。これが一つにさえなれば、天下がすべて一つになります。
世界的代表国家型であるアメリカがアベルの立場に立ち、南米はカインの立場になるのですが、これを一つにしなければなりません。そのようにしてこそ、統一天下が訪れるのです。逆に、世界圏内にあるヨーロッパを代表し、国家を代表し、氏族を代表するアベル圏とカイン圏に分かれたものが一つになることができ、体と心が統一されるモデルになります。逆さまにもってきて、すべて合わせることができます。ですから、アメリカを引き入れて、南米を協助できる基盤を築いたというのです。
6 北米がアベルの立場に立って、カインの立場にいる南米を救わなければなりません。そのためには、すべてを投入しなければなりません。アメリカの人々がお父様の精神を受け継ぎ、自分の生命と財産を南米のために投入すれば、南米を救うことは問題ありません。高気圧があれば、自然に低気圧に向かっていって埋めてあげるのと同じように、高い段階にいるアメリカが南米を救わなければなりません。
アメリカ人たちは、「私たちには貧しい南米は必要ない」と言うかもしれませんが、南米のためにすべてを投入しなければなりません。統一教会の人々は、そのようにしなければならないのです。その長子圏を代表した南米と一つにならなければ、真の家庭と連結される道がありません。皆さんが真の家庭と連結されなければ、真の地上天国の道はないのです。

Thursday Oct 12, 2023
真の父母経 第296話
Thursday Oct 12, 2023
Thursday Oct 12, 2023
ジャルジン第八宣言—「天宙真の父母連合」宣布
真の父母様は、真の父母様の御聖誕八十周年記念行事の一環として、二〇〇〇年二月十三日、ソウルのリトル・エンジェルス芸術会館において、「天宙真の父母連合」を宣布され、「天宙平和統一家庭堂」を創立された。また、天宙真の父母連合の宣布はジャルジン第八宣言に該当すると語られた。
「ジャルジン第八宣言」の要旨
真の父母様が今までしてきたことは、個人完成、家庭完成、国家完成、世界完成、神様解放、真の父母解放、サタン解放、地獄解放であった。真の父母が、天宙のすべてのものを連合した「天宙真の父母連合」の中心になる。「天宙平和統一家庭堂」で国を建てれば、国民は改めて戸籍を届け出て入籍しなければならない。
25 神様が囹圄(牢獄・獄舎)の身になっているので、息子、娘が解放してさしあげなければなりません。ですから、祈りなさいというのです。神様の安息所を拡大させるためです。そのような意味で、「天宙真の父母連合」をつくりました。「天宙真の父母連合」は、霊界と肉界の連合です。
26 天宙全体が真の父母連合体です。真の父母は、天宙と国家の連合体です。真の父母が完成しなければ、万物である生物・鉱物世界はすべて、完成できません。霊界もそうです。魚や獣や植物や鉱物までも、すべて真の父母の名を再びもらわなければ、解放されないというのです。そのような意味で、「天宙真の父母連合」です。天宙自体が既に一つになったのです。神様を中心として一つになっているので、地上でも必ず一つにならなければなりません。国々は、今に至るまで統一天国になっていないのです。国家メシヤたちが国と国を一つにしなければなりません。カイン・アベルが一つにならなければならないのです。
27 お父様は今まで、個人完成、国家完成、世界完成、神様解放、真の父母解放をしてきたのです。サタンまでも解放して、地獄を解放するために歩んできました。本然のエデンの園ではアダム家庭一つでしたが、世界時代において、すべての人々が天国に入るようになるのです。今や家庭の価値が同等になるというのです。
今までお父様が闘って成し遂げた価値が、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙的価値となったので、絶対信仰、絶対愛、絶対服従をすることにより、一切異なるものがない純粋な立場で吸収、統一されれば、真の父母の愛と生命と血統と良心基盤がそのまま連結されるので、サタンは関係なくなります。
神様が私たちの家庭から世界まで、自由自在に活動できる時代に入ったというのです。そこには、日本もなく、アメリカもありません。そのようなものは否定するのです。そのようなことをするために、「天宙真の父母連合」をつくりました。真の父母がすべてのものをもっています。真の父母の前に行けば、すべて入っているというのです。個人完成、家庭完成、すべて入っています。
28 「天宙真の父母連合」をつくったのは、天の問題や地の問題を中心として、全権をもって結束したからです。
周辺のすべてが分かれています。カイン・アベルが分かれ、父母が分かれ、国が分かれ、世界が分かれているというのです。外的にそのようになっています。体と心が分かれて個人が分かれ、家庭が分かれ、氏族が分かれ、民族が分かれ、国家が分かれ、世界が分かれ、天地が分かれたのです。
外的にそのようになっているのですが、それをどのように統一するのでしょうか。この根本において、すべてが一体圏にならなければなりません。ですから、「天宙真の父母連合」です。真の父母が、天宙のすべてのものを連合した中心なのです。
第三節 世界平和理想家庭教育本部と四十日修練
世界平和理想家庭教育本部
真の父母様は、一九九八年七月一日、ブラジルのジャルジンに世界平和理想家庭教育本部を建て、全世界祝福家庭四十日修練を実施された。そして、すべての祝福家庭が子女と共に教育を受けなければならないことを強調された。
1 ブラジルのジャルジンに、世界平和理想家庭教育本部を建てています。平和の世界を築くためには、理想家庭が連結されなければなりません。理想というものは変わりません。ですから、理想世界も、変化する世界ではありません。理想世界は、変わらない世界だというのです。そして、その理想世界は、二つではありません。一つです。「理想的な人」と言えば、一つのモデルのような人のことを言うのです。その理想という言葉には、絶対の概念、唯一の概念、不変の概念、永遠の概念が存在します。
2 ジャルジンに修練所を建てています。ジャルジンで一週間の修練を計画し、その修練を受けなければなりません。ここの収容人数は五千人が定員ですが、大講堂の周辺に楽に座って聞くことができ、寝ることのできる施設を造れは、一万人を収容できます。そうして、小学校から中学・高等学校、大学まで、何でもできるようにすべて造っておくのです。ですから、修練所が一つの都市になるでしょう。そのようなものを見れば、お父様の構想は素晴らしいと言うでしょう。
教育するための準備ができているので、核心要員の基地を造らなければなりません。そうして、国家の人脈を掌握しなければなりません。そのようにしなければ、国家を動かせないのです。人脈さえ掌握すれば、国を動かせる環境条件をすべてつくっておきました。
3 ジャルジンに修練所があります。ここで祝福家庭四十日再教育をするのです。それが伝道だと思わなければなりません。子女が十七歳、十八歳になれば、家庭教育をしなければならないのです。南米の祝福家庭は、全体が四十日修練を受けなければなりません。このようにして、新しく定着できる家庭として、モデルに合うように再教育をしなければなりません。それにより、家庭の定着が実現されます。そうして、杭を打ち込み、網を新たに編まなければなりません。そのようにしなければ、すべて流れていってしまいます。
4 お父様は、世界平和理想家庭教育本部をブラジルのジャルジンに建てました。韓国の裏側に建てたのです。そこを経ていかなければなりません。日本食口と韓国食口たちは、すべてそこで教育を受けなければなりません。
四位基台が教育を受けなければならないのです。父母と息子、娘が行って教育を受けなければ、戻ってくる道がありません。ここで家庭教育をするのです。ですから、一人で来た人は、四十日修練を終えても認めません。自分の妻や夫と一緒に来なかったのに、なぜ認定するのかというのです。妻が来ることができなければ、息子、娘を連れてきなさいというのです。本来は、父母と子女までみな来て教育を受けてこそ、一つになるのです。徹底して根本を教えてあげるのです。
5 家庭教育が終われば、一族教育を指示するつもりです。ですから、家庭教育時代は過ぎ去るのです。行かなければむち打ってでも、ジャルジン教育を受けさせなければなりません。ジャルジンを経なければ巡っていくことができません。この世を巡っていかなければならないのです。
お父様は、頂上にいたところを世の中から追い出され、地上・天上天国を成就できなかったので、右側のキリスト教文化圏を中心として収拾するのです。失ったものを荒野で、個人、家庭、氏族を中心として、家庭的に連結し、サタン側の家庭の上に上がって、家庭的代表である父母様と神様をお連れして、この地に降りてくるのです。この環境に行こうとすれば、ここから巡っていかなければなりません。このような教育をしなければならない所が、ジャルジンの世界平和理想家庭教育本部です。
6 祝福は四方で受けましたが、天国に入るときの出発線というのは一つです。そこが南米のジャルジン修練所です。世界平和理想家庭教育本部という名前を付けました。天国に入る理想家庭です。ですから、家庭的教育をするのです。それゆえ、一人で来てはいけません。夫婦だけで来てもいけません。本来は、息子、娘、四位基台を中心として教育を受けなければなりません。
これからは、国家が世界復帰時代に入ろうとすれば、自分の息子、娘だけではなく、一族が再び教育を受けなければならないのです。その過程を経て、全体が祝福を再び受けなければなりません。教会祝福、その次に国家祝福を受けなければなりません。国家祝福を受ければ天国に入るのですが、その祝福を前にして、天国に入っていけるようにするために行う家庭教育が、今のジャルジン教育です。
7 お父様がすることは、お父様の思いどおりにしているのではありません。縦的な全体の内容が横的に拡大することができ、環境的条件に合う主体と対象を等しく合わせていくのです。皆さんは、今の時代にこのような現実を見ていますが、このみ旨がどのように出てきたのかというその複雑な内客を知りません。今や皆さん誰もが、み旨の完成と、み旨を中心として解放の位置に君臨できること、皆さん各自が置かれている位置で世界がどのようになるかということを知り得る時代になったというのです。
これを知ったので、これから定着の問題が起きます。永遠の個人的定着の場がどこかというのです。このすべてのものは、家庭にあります。ですから今、ジャルジンに世界平和理想家庭教育本部を造り、家庭教育を行っているのです。この地の果てから地の果てに回って入っていくのです。それが復帰です。地球星を回って入っていくのです。祝福家庭は、ジャルジン教育を経なければなりません。

Thursday Oct 12, 2023
真の父母経 第295話
Thursday Oct 12, 2023
Thursday Oct 12, 2023
ジャルジン第六宣言—総霊界霊人解放式
真の父母様は、一九九八年十月五日、秋夕を迎え、ブラジルのサンパウロにおいて、国家メシヤが参加する中、「総霊界霊人解放式」を宣布された。真の父母様は、この宣布をジャルジン第六宣布と命名された。
「ジャルジン第六宣言」の要旨
真の父母様は、総霊界を解放された。その霊人たちは、神様のみ前に解放されることにより祝福を受けることができるのだが、祝福をただそのまま受けてはいけない。地上に再臨し、地上天国の建設に協助しなければならないのである。
20 アダムが堕落することにより、サタンの体を受け継いだ基準で人類が誕生しました。ですから、サタンの子孫ではなく、神様の子孫になるためには、天の国に入らなければなりません。ところが、天の国に入ることを決定するのは、霊界ではありません。地上でしなければならないので、地上に完成できる真の父母が来て、世界的な舞台の上で解放しなければなりません。そのためには、国家基準を越え、世界基準を越えることができる立場に立って、世界的な祝福をしなければなりません。
人類の解放圏を迎えることができる限界線を越えてこそ、霊界にいる先祖たちが祝福を受けられるようになるというのです。天使長が、地上でアダムとエバが祝福を受けられないようにしたことが堕落だったので、これを蕩減復帰するためには、霊界に行っているすべての霊人たちが祝福を受けなければなりません。今やその霊人たちが祝福を受け、祝福を受けた天使長の立場で、祝福を受けた地上の子孫、アダムの立場にある子孫に降りてきて協助できる時代が来たというのです。
21 家庭で結婚を誤って地獄が生じ、天上世界に楽園と中間霊界、地獄が生じました。このすべてのものは、堕落によって生じたのです。神様の祝福を受けていたならば、家庭的基盤の上で神様の完成した愛の血統的関係を受け継ぎ、自動的に天国に直行したはずですが、これが切れてしまいました。ですから、サタンの血統によって汚されたすべての歴史を断って完全に取り消し、なくしてしまわなければなりません。これを再び、本然のアダムとエバが祝福を受けられなくなった位置で、接ぎ木(の役事を)してあげなければなりません。
天使長が、アダムと共に天国に入れるようになっていたのと同じように、地上で祝福を受けた家庭が天国に直行するようになるとき、天使長の立場にいる先祖たちも、一緒に入っていかなければならないというのです。これが整備されなければ、霊界と肉界に残された地獄、地上地獄と天上地獄の門を開くことができません。この門を開くことができなければ、地上に神様が願う理想的な個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、地上天国と天上天国は連結されないのです。偽りの父母の愛、生命、血統によって残されたものなので、これを清算することには、神様もサタンも手を付けることができません。どこまでも完成したアダム、来られる再臨主が、真の父母の立場で、天の秘密、サタンの秘密、歴史の秘密を解いて解決しなければなりません。
ジャルジン第七宣言—真の祝福天宙化とサタン血統根絶完成解放宣布
真の父母様は、一九九九年一月八日、ウルグアイのブン夕・デル・エステにおいて、「真の祝福天宙化とサタン血統根絶完成解放宣布式」を挙行され、「この宣布は、天宙的四・四節である」と語られた。また、この宣布をジャルジン第七宣言であると語られた。
「ジャルジン第七宣言」の要旨
地上天国を建設しようとすれば、天上に恨をもった霊が一人もいてはいけない。特に未婚の霊たち、結婚できなかった人々、あまりにも幼くして死んだ人々も祝福してあげなければならない。その霊人たちもみな、成長するための教育を受けるようになる。幼い時に死んだとしても、成長したあとに教育を受けて、未婚の青年男女として祝福を受けられる恵沢を受け、その次に、地獄の殺人鬼までも、聖人たちと共に祝福が受けられる門を開いてあげたのである。
22 一九九九年一月八日、午前七時半を越え、八時に向かう四・四数の立場で、「四・四節」とともに家庭と国と全世界が天国に入ることのできる解放的起源を備え、真の祝福天宙化とサタン血統根絶完成解放宣布式をすることによって、全天宙がこれを認識し、それによって地獄や善なる霊人たちの前を塞いでいた塀を崩し、完全に解放いたしました。ですから、光明の天国を眺める地上の蕩減路程を早く解消し、本然の基準において真の父母がこの地上にいる間、地上に来て共に侍って暮らしたという条件を残すことによって、完全解放圏を備え、すべてが天国行きの祝福を受ける家庭の群れになれるようにお許しくださることを切にお願い申し上げます。
この時間、この式典を、(天の)お父様、喜んでお受けくださることを切に願い、望みながら、このことに同行し、成就して、宣布してくださるようにお願い申し上げます。アーヂュ、アーヂュ、アーヂュ!
23 霊界にいるすべての先祖たちを解放してあげなければなりません。サタンも解放してあげなければなりません。皆さんが祝福してあげた百六十家庭が、カイン圏の一族になるので、彼らを自分の一族と連結させて、献納式をしなければならないのです。総生畜献納式をすれば、その基盤の上で百二十代の先祖を祝福してあげることができます。そして、百二十代の先祖と共に、百二十代の王と大統領たちを祝福することによって、その国民と息子と王が主流に対して横的に傍系の皇族圏になるのです。
彼ら全体を祝福することができるよう、解放してあげなければなりません。百二十家庭は、イエス様がイスラエル圏の国を中心として解放してあげようとしたものですが、霊界でそれをすべて解放してあげなければなりません。キリスト教圏をすべて解放してあげなければならないのです。真の父母の時代なので、百二十代さえするようになれば、自動的に統一天下圏に越えていきます。百二十代をすれば、天国に入るのです。これを、真の父母と神様が許諾します。
24 神様は、「地獄の門を開いて、殺人鬼まで祝福してあげなさい」と言うことはできません。神様もそれをしないのです。ところがお父様は、大胆にも地獄の門を開き、「天国に早く来なさい」と言うのです。死んだ人々の中で、統一教会に反対していた人々に対しても霊肉結婚(霊肉界祝福結婚)をさせ、地上で三日式(三日行事)までさせました。霊肉祝福一体圏を形成して三日式までするようになったので、地上で結婚もできずに霊界に行っている哀魂(哀しみをもった霊人)たちと、年齢が十六歳以上のすべての人たちまで解放してあげるのです。その人々まで祝福してあげます。
ですから、地獄の門を開き、霊界に行ったすべての人々を祝福してあげることによって、神様の血族的権限を認定するのです。それゆえ、サタンは完全に後退せざるを得ません。これは革命です。堕落によって死んだすべての霊人たちが天国に行ける環境をつくっておいたのです。すべての先祖たちが祝福を受けた圏内で霊界に入ることのできる環境をつくり、天国に行ける高速道路を造っておいたのです。そのような基盤をすべて蕩減復帰したということです。
神様が造られた霊界には、堕落した人間が住むようにはなっていません。その霊界では、完成した祝福家庭たちだけが暮らすことができるのです。アダムが完成したのちに生活する天国のような環境です。ですから、神様が全権をもって、世の中のすべての小さな所から大きな所まで、思いどおりにできるのです。祝福を受ければ、「真の祝福天宙化とサタン血統根絶」が成就します。打ち砕くのです。あらゆる地上の一族が天国に向かう、出エジプトのような地上世界の出発が始まります。モーセが八十歳で出エジプトしたのと同じように、これからは真の父母、家庭王として、世界、地球星の出発をするのです。

Thursday Oct 12, 2023
真の父母経 第294話
Thursday Oct 12, 2023
Thursday Oct 12, 2023
12 ジャルジン第四宣言は、宿命的提案解怨です。これを掲げて現れることにより、サタンの血統を断ち、それを解放できる時代にまで来たというのです。父子関係とは、父と息子の関係です。息子にならなければならないのに、僕になり、庶子になり、養子になっています。ここには神様の本然の血統的基準がありません。ですから、宿命的課題として、これをすべて清算しなければなりません。
父子関係というものは、どこの誰も、神様も引き離すことができません。神様が引き離すことができたならば、復帰摂理をする必要もなく、再び造ればよいのです。宿命的関係なので、これは取り替えることができません。父子関係や夫婦関係を思いのままに引き離せば、サタンの籠絡に完全にたぶらかされて、祭物になってしまいます。宿命的父子関係、その次に宿命的夫婦関係です。
アダムとエバには、取り替えられる存在がいませんでした。アダムとエバ以外に、女性がもう一人いて、男性がもう一人いたのではありません。宿命的関係です。やり直すことはできません。子女は宿命的子女です。宿命的父母、宿命的夫婦、宿命的子女、宿命的兄弟の愛が連結されているので、それが家庭理想の伝統として千年、万年、その基準を続けて連結されたものが神様の家庭であり、神様の氏族であり、神様の民族であり、神様の国であり、神様の世界であり、地上・天上天国にほかならないというのです。
13 宿命的な課題として解放した夫婦にならなければならず、兄弟にならなければなりません。兄弟を取り替えることができますか。血統が連結されています。宿命的なのです。完成したその家庭がすべての家庭の願いなので、その宿命的家庭の願いを解怨成就しなければなりません。それが祝福家庭の使命です。お父様がつくり出した言葉ではありません。一つの宿命的な、秘密の内容を表現したのです。
皆さんの実体圏の価値を同等な価値として認定するための教示内容なので、そこに順応し、相対的基準に完全に入っていけば、神様と苦楽を共にすることができ、解放圏だけでなく相続権まで引き継げる自由天地が訪れるというのです。そのようにすべて宿命的な願いを果たしたので、アダム家庭の四位基台の完成です。明確な提案です。宿命的提案は、神様もできないのです。真の父母がするのです。サタンもできません。堕落しないで天の国の祝福を成就できる基盤に帰ることにより、地上・天上天国の開門が始まるのです。
14 ジャルジン第四宣言は、宿命的提案解怨です。その提案を、神様はできません。神様ができたならば、アダムとエバの時、堕落したことを一瞬にして復帰できました。摂理歴史は、そのようにはいかないのです。できないというのです。神様は、怨讐の愛の血族が連結されたものは、手を付けるのも、見るのも嫌なのに、どのように干渉するのですか。血統が変わったのです。これを断たなければなりません。血統を転換して、解放圏が広がらなければなりません。そして、解放時代に神様の宿命的提案解怨をするのです。
歴史始まって以来、絶対父母、絶対夫婦、絶対兄弟、絶対子女、絶対家庭を中心に宿命的課題として塞がっていたものを、お父様がすべて清算しなければなりません。それを完成したアダムがすることによって初めて神様と父子関係、絶対、唯一、不変、永遠の関係を結ぶのです。
ジャルジン第五宣言——「四・四節」宣布
真の父母様は、一九九八年九月八日、アメリカのアラスカ・コディアクにおいて、家庭的「四・四節」を宣布された。そして、一九九八年九月二十日、ベルベディアにおいて「摂理的総整理」という題名でみ言を語られる際、家庭的「四・四節」の宣布をジャルジン第五宣言と命名された。
「ジャルジン第五宣言」の要旨
神様がアダム家庭を失ったのは、第一代四位基台を失ったことである。その次に、アダムとエバの息子、娘である孫、孫娘を失ってしまった。ゆえに、真の父母様がこの地に来られ、アダムの代身家庭として第一代四位基台を取り戻し、アダム家庭の息子、娘の四位基台を天のみ前に探し立てられたのである。それにより、地上に天が探し求めていた第一代四位基台と第二代四位基台を一度に取り戻した。そうして、南北統一が成就でき、全世界が統一され、天地が統一される条件が成立した。ゆえに、神様が失った第一代四位基台と第二代四位基台を取り戻したことを記念して、「四・四節」を宣布することになったのである。
15 (天の)お父様、今や三億六千万双を祝福することによって、サタン世界の血統断絶のために、韓国では青少年の純潔教育が既に終わり、日本とアメリカを通して全世界に拡張できる教育をしておりますので、その教育があなたのみ旨の前に日進月歩し、勝利の権限とあなたの解放的全体・全般・全能・全権の行使ができる時代が結実するようお許しください。四数を中心としたアダム家庭の四位基台と、アダムの息子、娘の四位基台を中心として、歴史的伝統を世界化できませんでしたが、きょう、真の父母の四位基台とともに、すべての家庭がそのような立場に立ってサタンを取り除き、汚されたすべての血統を消して越えていける全体解放時代を迎えるようにしてくださった恩賜に感謝いたします。
一九九八年を中心として九数もサタン数であり、十九数もサタン数ですが、ここに八数を連結させることにより、この日、九月八日、新しい解放の出発を宣言できる四・四数の基盤を踏み締め、地上の四数と天上の四数を中心として、解放的な天宙に向かってすべての家庭が前進し、入籍できる天国時代を迎えるようにしてくださった恩賜に感謝いたします。
きょうを起源として、数においてもサタンが讒訴する条件がないようにするために、このことをあなたのみ名と真の父母の名とともに、全天宙と全体の前に宣布することを願いますので、この日、あなたの権限をもって、全体、全般、全能、全権の能力を中心として行使できる解放の時代を迎えられるよう、祝福してくださることを切にお願い申し上げます。
きょうこの時間、真の父母の名と神様のみ名とともに、連結された喜びの解放の宣言とともに、万民解放圏を継ぎ合わせることができる勝利の宣布をしようと思いますので、受け取ってくださいますことを切にお願い申し上げます。今や、「四・四節」の解放の日を宣布したことを、地上と天上に、神様と真の父母様が重ねて宣言してくださることを願いながら、真の父母の名によって、「四・四節」を宣布いたします!아주、アーヂュ、アーチュ!
16 「四・四節」が宣布されることにより、天が全体、全般、全能、全権の時代に入るのです。天が計画するすべてのことが地上に成し遂げられる、直接的な結果が現れる時が来るというのです。サタン世界は、体制がすべてできています。様々なものが複雑に絡み合っていますが、一体化し、一つの方向に全体が全般的な基準で一つにならなければなりません。その次に全能です。天が思いどおりにできるのです。サタン世界には全能がありません。今まで、立てられた国家的な基準で全権の時代になっていたとすれば、それを過ぎて全能の時代になります。何であっても、国家と世界に影響を及ぼす自由奔放な世界に越えていくというのです。
17 「四・四節」の宣布以降は、世界が変わります。国家的基準にあるサタンが、世界的基準に対して干渉することはできません。
今までは神様もお父様も、サタン世界に対して「滅びなさい」と祈ることができませんでした。「怨讐を愛しなさい」と言っていたのに、「怨讐よ、滅びなさい」と言うことができますか。ですから、怨讐を愛さなければ、必ず蕩減を受けるのです。それゆえ、怨讐を愛さなければなりません。
しかし今、私たちは、サタン世界の国家的基準を越え、神様が国家と世界を越えて、全世界の家庭も越えたので、サタンは離れていき、神様がエデンの園でアダム家庭から始め、天国全体を管理していた時代が開門されました。それにより、神様の全権時代が来たのです。神様がしたいとおりにできる時だというのです。
18 三億六千万双を祝福するに当たって、半分以上、目標を達成したので、神様が思いどおりに管理できる時代が来ました。家庭全権時代です。蘇生、長成を越えました。一つの国を建てて、平和の世界に行くことのできる大転換期だというのです。三分の二を越えたので、長成圏を越え、完成圏内に連結されることにより、神様が思いどおりにできるというのです。地上世界と霊界が分かれ、個人、家庭、氏族、民族が分かれていましたが、一つになることによって、本然の完成したアダム家庭とアダムの息子、娘の家庭ができたように、全世界の家庭が大転換するのです。ひっくり返るのです。天の側の家庭完成基準から見るとき、神様、アダム、その次にアダムの息子、娘、三代圏の家庭が完成するのです。それが四位基台完成です。三対象目的を完成するのです。これにより、神様がその中で直接主管することができます。
真の父母を通して、天と連結させる宣布式が「四・四節」です。霊界と肉界を連結させるのです。神様の創造理想的なその国と分かれていたものを一つにし、天の国の宮に入っていくのです。偽りの父母が破壊したものを、真の父母が継ぎ合せて天のみ前にお返しするのです。それが「四・四節」宣布です。
これから、皆さんには蕩減が必要ありません。歴史を中心として蕩減してきたものが、即決処分される時代が来るというのです。アダムとエバが堕落したことを何千万年もかけて蕩減してきたのですが、今や自分が誤れば、自分が天の国の法の規制によって処分を受けるので、監獄にも行き、ありとあらゆることが起きるというのです。ですから、誤れば即刻、処分を受けるのです。
19 皆さんは、百六十家庭を整備しなければなりません。これが必要です。なぜ百六十家庭を整備しなければならないのでしょうか。十六数に合わせるのです。また、四数の四倍数なので、「四・四節」を宣布したのです。
六・二五動乱の時、韓国を助けてくれた国連軍も十六ヵ国でした。また、韓国と北朝鮮がソウルオリンピック大会を契機として国連に加入したのですが、百六十番目と百六十一番目の加入国です。百六十数はサタン分立数ですが、これで終わりです。これを見るとき、新しい出発ができる希望が残っているというのです。韓国が初めてそのような時に合わせ、世界的な摂理のプログラムを中心として越えていけるのです。