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Tuesday Apr 04, 2023
真の父母経 第107話
Tuesday Apr 04, 2023
Tuesday Apr 04, 2023
第二章 七年路程の設定と対外的基盤の拡大
第一節 民族復帰のための基台を築いた第一次七年路程
第一次七年路程の出発
真の父母様は、一九六〇年の聖婚以降、一九六七年まで民族復帰の基台を立てるために第一次七年路程を設定された。そして、この期間を前半の三年路程と後半の四年路程に分け、総力体制で活動を展開されたのである。
七年路程は、神様の摂理に従って、誰もが行かなければならない道である。真の父母様は、七年路程を通して、段階的に蕩減復帰摂理を導かれた。七年路程は、摂理の主役たちが責任を果たせば次の段階に発展していくが、そのようにできないときは、摂理が延長される。
したがって、第一次七年路程は、真の父母様と食口たちが緊張した日々を送りながら、摂理的責任を果たそうと努力した期間だった。特にこの期間は、後日、すべての食口が歩むべき典型路程と言えるほど、多くのことが推進され、摂理的な土台が据えられた。
真の父母様の聖婚を起点として始まった七年路程は、一九六〇年の七月、全食口一斉伝道活動により本格化した。
1 人間は、長成期完成級で堕落したので、完成段階が残っています。その完成段階の期間が七年です。蘇生、長成、完成の三段階の七年ずつをすべて足せば二十一年、満では二十年になります。韓国の年齢で二十一歳、満で言えば二十歳の時は、人間が成熟期に入る時です。成熟期に入れば、愛の神様が自動的に結婚させてくれるようになっているのです。
アダムとエバは、神様を中心として祝福を受け、人類の真の父母として公に約束されなければならなかったのですが、それができませんでした。許されていない圏内で堕落し、このような段階を残しておいたので、残ったこの七年の恨によって、六千年歴史に千年王国の千年を加えた七千年歴史の恨が残るようになったのです。一年が千年、七年が七千年に延長されてきたというのです。私たちは、これを七年で蕩減するのです。これが七年路程です。
2 堕落した子孫として生まれた人間であれば、誰もが七年路程を歩まなければ、絶対に天国に行けません。
聖書には出ていませんが、本来、イエス様も二十七歳から三十三歳までの七年間を中心として、第一次七年路程を出発したのです。そして、三十四歳から四十歳までが第二次七年路程であり、もしイエス様が二十歳から出発していれば、第三次七年路程になるのです。
そのようにして、イエス様は、四十歳までに世界的な基盤を築かなければならなかったのですが、民族が従うことができずに亡くなったため、それが聖書に七年の大患難として残っているのです。
3 皆さんが祝福を受ける位置は、完成した位置ではありません。父母が歩んでいった十字架の橋があるとすれば、その橋をそのまま歩いていかなければなりません。飛んでいくことはできないのです。
山の頂上に登るためには橋を通らなければならないというとき、その橋が危険であるとすれば、鉄筋で補完することはできますが、橋の上を通らなければならないというのはどうしようもありません。ですから、お父様が歩んだ七年路程は、永遠に残るのです。個人的七年路程と家庭的七年路程は、永遠に残るのです。
人間は長成期完成級で堕落したため、そのままでは完成段階に上がっていくことができません。堕落線以上に上がって、初めて原罪を脱ぐことができます。長成期完成級で原罪を脱ぐのではありません。皆さんが祝福を受けようと進み出たのは、完成期完成級ではなく、長成期完成級の位置です。
4 七年路程は、神様の息子、娘を決定する期間です。これは、イエス様の解怨成就をしてあげることによって決定します。ですから、私たちが国のために精誠を尽くし、教会のために精誠を尽くし、民族のために精誠を尽くして、イエス様の恨を総括的に蕩減しなければなりません。
父母様に従ってこの七年路程に参加できなかった人々は、誰彼を問わず、いつかはこのような七年路程を経なければなりません。これは公式です。七年路程は不可避なものです。今後、統一教会に入ってくる人は、七年路程を経なければなりません。七年路程は、誰もがみな、行かなければならないのです。
5 皆さんは、七年路程を絶対的に行かなければなりません。イエス様は、三年路程を行く途中で失敗しました。この三年路程を歩み、七年路程を越えたならば、四十代に越えていくのです。三年路程を歩むことによって、第一次七年路程が三十三歳までに終わらなければなりません。
ところが、イエス様はそれを越えることができませんてした。すなわち、第一次七年路程を越えられなかったというのです。第一次七年路程を出発し、三年路程に引っ掛かったのです。したがって、家庭復帰ができませんでした。
しかし、統一教会は、三年路程において家庭復帰をしました。今後は、世界的な復帰の役事(働き)をしなければなりません。
6 皆さんは、イエス様の恨と神様の恨を解怨してさしあげなければなりません。イエス様の恨が解怨されるまでは、神様の恨も解けません。ですから、まずイエス様の恨を解かなければならないのですが、そのためには、イエス様に三年の公生涯路程があったように、皆さんも三年間、公的な道を行かなければならないのです。三年間で百二十人を伝道できないでしょうか。精誠を尽くせばできるのです。
そのようにしたのち、聖殿を建て、祭壇を築き、祭物を供えて祭司長にならなければなりません。このように勝利したという条件を立てたのちに、初めて天の息子、娘として祝福を受けることができるのです。ノア家庭からヤコブ家庭の形態を復帰していくのです。そのようになるとき、初めて皆さんは、イスラエルの支派のような個別的な一つの氏族の先祖になれます。これが、私たちの行くべき道です。
7 統一教会は、一九六〇年から始まった第一次七年路程のうち、三年路程を通過してきました。三数は子女を探すための分別数であり、四数は万物を探して立てる数です。私たちは、このような一次的な計画において成功しました。この三年間に勝利して、世界に進出する基盤を築いたのです。
このような土台の上で、第二イスラエルを探し求めなければなりません。ですから、これから残りの四年は、民族復帰のために活動しなければならない期間です。力の限りを尽くして、国民と国土を復帰するために活動し、勝利しなければなりません。お父様が歩んできた四十年を、皆さんは四年間で歩むのです。
今後、統一教会という看板を外すことも、皆さんの手に掛かっています。統一教会ではなく、統一韓国をつくり、その基盤の上に、統一世界を成し遂げなければなりません。皆さんが責任を果たせなければ、他の民族を動員してでもするでしょう。
8 イスラエル民族には、四十年の荒野路程以前に三日路程がありました。この三日路程を経たあとに、ようやくカナン復帰路程を出発できたのです。そして、イスラエル民族は、カナンに入っても再び四十数を探して立てなければなりませんでした。復帰摂理がこのような路程を経てきたので、今に至るまでお父様も、四十年路程を経たあとに三年路程を歩まなければならず、四年路程を歩まなければなりません。
ですから、私たちは三年路程を歩み、また、四年路程を歩んでいるのです。このような過程を経て、初めて復帰歴史を終結し、天の主権を立てることができるのです。
真の父母が中心になって歩む三年路程を経て、万物を復帰する期間、すなわち四方性を備えるための四年路程を経なければなりません。これが七年路程です。この七年路程で、蕩減復帰を終結していかなければなりません。真の父母を探し出すまでの歴史路程を中心として見れば、三年路程、四年路程、四十年路程は短い路程ですが、これは歴史的なすべての悲しみを全体的に蕩減復帰する期間であり、歴史的な無念を総体的に蕩減復帰する期間であり、歴史的な十字架を全体的に蕩減復帰する期間です。
9 第一次七年路程の三年は、歴史的な蕩減期間を縮めた最小限の年数であり、個人の蕩減期間です。ですから、統一教会の食口は誰でも、この三年期間を経なければなりません。心情一体だと語ったので、皆さんは全員、父母様の心情を知らなければなりません。今晩、父母様は何をされるのだろうか、目を開けたまま夜を明かされるのではないかと考えながら、父母様の立場に立って父母様に似るようにし、父母様の心情を感じてみなさいということで許したのが、この三年という特赦期間です。
三年間、一年に四十日啓蒙伝道活動を二回ずつしても、全体的に見るとき、一年に満たない期間なのに、これさえしないとすれば、話になりません。本来、この期間は、断食しながら越えなければなりません。ぜひとも、この期間に皆さんが立つ位置を探し出し、信仰の目的を正しく探して立てることを願います。もし時を逃せば、そのような位置や目的も失ってしまい、父母様とも無関係になるのです。
10 お父様さえ信じていけば、皆さんは押し出されません。三年だけ克服してください。一九六〇年にお父様は、三年間、懲役生活をするつもりで、伝道の任地において僕暮らしをするようにと、皆さんを送り出しました。お父様も、青い囚人服を着て蕩減復帰し、勝利したという条件を立てました。お父様が追われてあちこちに逃れていたときがあったので、皆さんも今、追われる環境に置かれなければなりません。
そうして、縦的に蕩減すべきことを蕩減できずに残してきた歴史的な恨を、皆さんが横的な道を歩むことによって、蕩減復帰しなければならないのです。
11 第一次七年路程は、僕の僕の立場から、直系の子女の立場までの段階を復帰する道です。それゆえ、七年路程の間に、カインを愛するために僕の立場に立たなければなりません。ですから、私たちは、出ていって伝道しなければなりません。原理を中心として心情的に愛してみようというのです。
誰それの血統を中心とした息子、娘としてではなく、天情に通じ得る神様の心情的一致点を探し出して愛してみようというのです。また、生活的一致点と希望的一致点を探し出して愛してみようというのです。神様を中心とする、心情の一致、行動の一致、希望の一致をもって一度やってみようということです。
神様の願いとは、世界を取り戻すことであり、神様の行動とは、世界を救う復帰摂理歴史を主張して歩んでいくことです。また、神様の心情とは、愛せない人をも愛することができるようにすることです。
Tuesday Apr 04, 2023
真の父母経 第106話
Tuesday Apr 04, 2023
Tuesday Apr 04, 2023
天宙清平修錬苑起工式と奉献式
真の父母様は、一九九七年三月十日、旧・清平修練所一帯に、全世界の食口たちを教育する国際的規模の天宙清平修錬苑(天城旺臨宮殿)を建てる起工式を挙行され、一九九九年十一月七日、完工とともに奉献式を行われた。
19 一九九七年三月十日、きょうは清平聖地で天地が記憶し得る場を整え、統一家の新しい訓練道場、あるいは精誠を捧げる聖殿、ひいては天と地が連結され得る一つの心情的世界を出発する起源地、一つの宮殿と言える建物を造るために、起工式を行う日です。この事実は、歴史的であり、天の摂理史に何よりも重要なこととして記録されるでしょう。
この清平聖地は、私には忘れられない所です。現在、造られたこの修練所を中心として、今から三十年前に誰も知らない統一教会という小さな教団をつくり、ここが摂理史において世界万民が仰ぎ見ることのできる超宗教的で超理想的な基地になるだけでなく、故郷の地になることを考えて発表しました。その三十年前を思えば、感慨深いのです。
20 清平の地は、霊と肉を中心として、天地と協力した立場で個人が出生できる基地、家庭が出生できる心情的基地、あるいは国家が出生できる心情的基地、さらには世界と天地が出生できる心情的基地だけでなく、地上天国と天上天国を建設できる心情の基地になり得る地です。
統一教会が試練を克服できる立場に立つとすれば、飛躍的に発展することができます。世界の若者たちが集まって教育を受け、祝福家庭が修練を受けて世界に前進していけることが、この清平の地で成し遂げられるという事実は、大韓民国のすべての地に代わって誇ることもでき、民族と国家が誇るだけでなく、アジアと世界の全人類が誇り得ることなのです。
21 きょうは、清平聖地に神様の殿堂を起工する祝賀の日になりますので、この基地が天と地を連結し得る板門店になれるよう許諾してください。分裂した南北を統一し、天の統一的金門店になり得る表示として、霊界と肉界において善悪を分別することができ、正義の基準を立て得る一つの出発基地を建設する起工式になりますので、天地全体が祝賀の日として迎え、神様を中心として地上の真の父母と一つになり、心情的土台を準備し、永遠の歴史時代と後続時代を越えられるようにしてくださり、心情的統一圏を連結させ得る、歴史を代表した伝統か橋梁となれるように祝福してください。万民を兄弟愛で束ね、万国を一つの兄弟国として束ねて、天地が一つの兄弟国家として、神様と真の父母が統治する、新しい地上と天上の王権時代に進入できる祝福の門を大きく開いてくださることをお願い申し上げます。
霊界に行ったすべての先祖たちが、地上に連結されたその子孫たちと一体化し、平和の世界に向かう統一的理想が日進月歩するよう許諾してくださり、あなたの願いである長子権復帰を通過し、父母権復帰を通過して、王権復帰時代に全世界を一つの国として抱き得る神様の全体・全般・全能時代に進入できるように祝福してください。ここに集まった各国の食口たちが精誠を捧げ、起工式を祝うこの場を喜んで御覧くださり、万国と連結され得る祝福の拠点となるよう許諾してくださることを切にお願い申し上げます。
22 一九九九年十一月七日、天城旺臨宮殿の奉献式に先立ち、天が注視する中、天上世界の祝福家庭と地上世界の祝福家庭が一体となって神様に侍り、勝利の主権顕現を霊肉で誓い得る、勝利の宮殿の名をもつ拠点を奉献するこの日を迎え、この聖別式を行うようになったことを心から感謝申し上げます。
天がこの日を記憶し、天の所有権として決定して、千年、万年、子孫万代が仰ぎ見る基地となり、愛の伝統的霊肉一体心情圏の出発基地としてください。ここが天下に思慕の宮殿となり、愛の宮殿となり、血統的関係を尊重できる崇拝の宮殿になるよう許諾してください。
それによって、常に天地父母が中心になり、万世の愛の統治権によって、愛で連結された世界化運動において、聖別拡大のための記念的な一つの起源の地となるよう許諾してくださることを、切にお願い申し上げます。
23 韓民族はもちろんのこと、世界に広がっている数多くの国々が一つの血族として単一民族圏を編成し、神様を中心とした自主的な愛の主権世界を建設するために歩んできたすべてが、国家を越えて世界化時代に先頭の位置に立って模範を示すべき出発の出現基地として、この宮殿を建設いたしました。これを(天の)お父様が直接主管され、霊界全体が一体化し、祝福を受けた先祖たちと地上の祝福を受けた子孫たちが一つになって、統一天下、平等、平和の世界に前進できる解放地上天国、解放天上天国の時代を迎えるようにしてください。
このすべてのみ旨を引き継いで、万民の胸に生命の絆を通し、愛の血統的な結束を誓う修練宮殿として、お父様のみ前にこの時間、奉献いたしますので、天上世界にいるすべての霊たちと、すべての存在たちが注目する場において、地上の全世界の人類を代表し、万物を代表し、焦点を合わせた勝利の一つの基地として、あなたの天の国の王子、王女の権限を備えられる勝利的な人間の解放者たちを養育できる殿堂として、受け取ってくださることを切にお願い申し上げます。
天正宮博物館入宮および奉献
真の父母様は、神様王権即位式を挙行されたのち、二〇〇一年七月八日に本殿聖地である天正宮博物館の起工式を行われた。そして、五年後となる二〇〇六年六月十三日、天宙平和の王真の父母様天正宮博物館入宮・戴冠式を挙行された。真の父母様のみ言によれば、本殿聖地とは、神様が住める皇宮であり、本然の家である。そして、天正宮博物館は、「二人が正しく造った宮」であり、神様が主権をもって、万事を主管できる主人の中の主人、王の中の王となられ、億兆蒼生が永遠に共存、共生できる天国理想圏の本宮である。
24 清平に、天の国の王宮を造るのです。国連に加入した国家全体が一つになって、地上に造らなければなりません。ロシアのような国も、王宮を立派に造りました。フランスのルーブル博物館のようなものが問題ではないほど、その何倍以上、価値あるものとして精誠を尽くし、永遠の宮殿を造らなければなりません。それが、神様のみ前に相続を受けた私たちが果たすべき義務だというのです。
25 天正宮博物館は、神様の故郷であり、神様の祖国であり、人類の故郷です。「天正」は、二人が争いを解消してしまったことを意味します。ひっくり返すのです。「宮」の字は、ウ冠(宀)の下に法を意味する「呂」の字が合わさったものです。天の正しい法が、宮を調整するという意味があります。ですから、天正宮博物館には、勝手に来ることはできません。四位基台の祝福を経て、三代が解放の立場を備えなければ、入ってこられないようになっているのです。
26 真の父母様の家庭が、旧約時代、新約時代、成約時代の三時代圏を代表した三代が一つになって四十ヵ国の巡回集会を完結することにより、天正宮博物館に入宮するようになりました。天正宮博物館に入宮するためには、あらゆる条件から自由になることができるように蕩減しなければなりません。ですから、摂理史と一致するプログラムが進行しているのです。
天正宮博物館の「天」の字は、二人を意味します。「正」は、「止」の上に「一」の字をかぶせておいたものです。正してくれるのです。「正」の字がそうです。すべてのものを蕩減して、停止しなければなりません。天の統一的な横的基盤、真の父母の基盤を中心として停止し、入っていくべき所が天正宮博物館だというのです。そうして、今、新たに出発するのです。
27 天一国の名を中心として、王権即位式、王権奉献式を終えました。そして、この場は、その王権を代表した天宙父母と天地父母と天地人父母が合徳し、善の王の中の王として、戴冠式を終える場でございます。
あなたのみ前に申し上げます。あなたの勝利の基盤を築くため、これまで主管した全体、関わりをもったすべての所有権、すべてのものをみな分け与え、今や、(天の)お父様のみ前に何の荷ももたないまま、忽然とこの場に立ちました。その代わり、エデンにおいて失ってしまったアダムの血統を取り戻す主人となられ、カインがアベルを殺すことによって繰り広げられた混乱の世界の中で主人となられて、カイン・アベルがなく、争いがない国を取り戻すための、あなたの天一国理想心情統一圏、統一的家庭形態の世界的版図を、お父様のみ前に整えてさしあげるのでございます。
Sunday Apr 02, 2023
真の父母経 第92話
Sunday Apr 02, 2023
Sunday Apr 02, 2023
11 妻は、自分の夫を神様の代身者と考えなければなりません。また妻は、夫の娘にならなければなりません。夫として、神様の失われた娘を復帰しなければならないというのです。神様は、堕落によって母と妻と娘、三つを失ってしまいました。ですから、神様の娘を、夫の立場から復帰しなければなりません。そして、妻は、夫を父親以上に信じなければなりません。今までの体験を総合した価値以上の価値を発見した基準に立って、向き合わなければならないのです。そのような心情基準を復帰できなければ、サタンが破壊した理想相対の基準を回復することはできません。
それと反対に、男性は、自分が妻の息子であるという心情をもたなければなりません。自分の妻に対して、自分の母親のようであり、自分の娘のようであるという心情が沸き立たなければなりません。「私がいなければ一日も過ごすことができず、夜も昼も絶対的に必要な私たちである」という心情をもたなければならないのです。そのようにして、夫婦一体にならなければなりません。
12 自己を主張し、自己防御第一主義の態度を取るのが堕落した世界です。これからは保護主義時代です。方向が違います。夫は、「妻が幸せでないのは私の責任です」と言い、妻は「夫が幸せでないのは私の責任です」と言うのです。
その責任追及において、咲かなければならない花が愛の花です。その愛の花は、自己を主張するときには咲きません。互いに生命線まで越えてために生きようとするときに花が咲くのです。花が咲くことによって、その花の色と香りを訪ねてくるのが天使世界であり、神様なのです。
13 夫たる人は、妻の前に、神様よりさらに素晴らしい方だと記憶されなければなりません。妻から、「私は、神様を見ることはできなかったが、私の夫を通して神様に出会った。純粋な愛とは何か分からなかったが、夫を通して純粋な愛がどのようなものであるかが分かった。また、夫を通して、兄の愛がどのようなものであるかが分かった。また、夫を通して兄弟の愛が分かった。夫はすべての愛を教えてくれた張本人である」と言われる男性にならなければなりません。
また、そのような母の代表であり、新婦の代表であり、姉の代表の心情を誘発できる愛の絆を体恤しながら生きていく男性にならなければなりません。そのような教育を受け、「そのような教育でなければ窒息する」と言うほど、それが生活習慣となって、どの社会においても、年配の人に接すれば、「私のおじいさん、おばあさんであり、私のお父さん、お母さんであり、私のお兄さん、お姉さんである」と考えられる心情をもたなければなりません。
そのような心情が世界の至る所で普遍化し、そのような家庭における心情が普遍化する環境が広がる所であれば、そこは間違いなく天国です。
そのように生きる人は、どこに行っても反対を受けません。その人がどこに行こうと、神様はその人と共にいらっしゃるのです。ですから、その人はどこに行っても寂しくなく、どこに行っても滅びません。
14 皆さんは、どれほど神様のように人類を愛したでしょうか。年の幼い人を見れば自分の息子、娘のように考え、自分の弟、妹と似たような年齢の人を見れば、自分の弟、妹のように考えなければなりません。夫婦も同じです。自分が好む人として懐に抱きかかえてあげ、配慮してあげなければなりません。
夫婦が一つになって、神様の代わりの立場で再創造の心情圏を体恤させるものが、息子、娘の出産です。父母は、生まれた息子、娘を見つめながら、互いに抱くのです。これは宇宙的なものです。宇宙的な愛の相対だというのです。祝福を受けた夫婦が子女を生めば、その子女を通して神様と同じ心情を体恤します。赤ん坊を抱き、お乳を飲ませたりするのは、すべてそのためにすることです。
ですから、皆さんは神様の真の愛の相対だというのです。「私たち夫婦と同じように、あなたたちも真の父母の道に従っていこうとするなら、これこれこのような道を行きなさい」と言うのです。そのように子女が育ち、結婚をすれば、すべてが完成するのです。
15 統一教会に入ってくれば、記録カードにすべて記入するようになります。祝福家庭としてどのように生き、お父様が語ったみ言を何パーセント実行し、何時間活動したのか、その時間まで記録するのです。そうすれば、何をどれくらいしたかがそのカードにすべて表れます。このように、夫婦が今までどのような恵沢を受け、統一圏内で生きたかという判定基準が出てくるのです。そのまま通り過ぎることはありません。適当にやっては通じません。この地上でもそうですが、霊界に行っても同じです。
統一教会で祝福を受けた家庭であれば、霊界にすべて名簿があるので、名前だけ言えば、誰が何をしたのか分かるというのです。それが霊界と地上において違えば、大変です。そは通じません。ですから、この地における生活が重要です。一日一日、負債を負った生活をするのではなく、負債を負わせる生活をしなさいというのです。負債を負ってはいけません。
16 結婚後、一歩踏み間違えれば、永遠の道からずれてしまいます。世の中で結婚するのと同じように考えれば、回復できない恨の条件が残ります。今、夜を明かしながら涙で父母様を呼び、昔のその口がどれほど慕わしく、その時間がどれほど幸福だったかを考えながら、取り返しのつかない(状況の)まっただ中に捕らわれている祝福家庭がいるでしょう。その道を再び継承できるとすれば、「どんなことでもする」と言うでしょう。女性として、世の中で踏みにじられる運命を経たとしても、「その道を回復できるなら行く」と言う人がいて、男性として、世の中から見て苦しい道を経ていくとしても、「その道を回復できるならば、どんなことでもする」と言う人がいるのです。
しかし、既に外れてしまったのです。世の中の何よりも、祝福を受けた家庭をどうするかが、父母様にとって一番の問題です。彼らを再び赦すことができる道を模索したいというのが父母様の心ですが、父母様もどうしようもありません。それをしようとすれば、復帰原理を作り直さなければならないのです。また、このようなことをしておいて、恨になり得る条件を残したいと思いません。
17 祝福を受けた家庭は、どこに行くべきでしょうか。自分の家庭に行く人は、流れていきます。お父様も、結婚した目的は、家庭を救うためではありません。国のために生き、天宙復帰の使命を果たすために行くのです。目を開ければそのことのために誓い、涙を流すなら、そのことのために涙を流しながら行かなければなりません。これは、今後の歴史に、父母として残してあげるべきプレゼントです。このように行くのが、家庭を中心とした生活哲学です。このような伝統がなければなりません。
祝福を受けた家庭が、もしそのような道を行けない立場にいるならば、「千秋の恨を抱き、天を見るのも恥ずかしく、地を見るのも恥ずかしく、師を見るのも恥ずかしい」と言いながら、身の置き場を知らず、千年、万年、流れるとめどもない涙をもって贖罪の哀訴をし、神様の同情を願う立場に立つなら分かりませんが、そうでなければ、神様のみ前に行くことはできないのです。
18 皆さん、祝福を受けた家庭は、天地を中心として、聖子の道を行かなければなりません。世の中では聖人の道理を主張しますが、私たちはそれ以上の位置に立たなければなりません。ですから、聖子の道理を受け継ぐためのものが祝福です。私たちが、横的な面において孝子になり、忠臣になり、聖人になって、聖子が連結されるのです。それが、アダムが行く創造の理想です。「私が、孝子になり、忠臣になり、聖人になり、聖子の道理を果たします」と言わなければなりません。
今まで、天のみ前に孝子が存在せず、忠臣が存在せず、聖人が存在せず、聖子が存在しなかったので、その代表的な道を行こうという思想だけが、国を創建できる理想的基調になるのです。天のみ前に孝子であるがゆえに、天のみ前に国をもつことができ、天のみ前に忠臣であるがゆえに、天のみ前に世界をもつことができ、天のみ前に聖人であるがゆえに、天のみ前に天地をもつことができます。皆さんの家庭は、天地を売り払って買った以上の価値があるというのです。
Thursday Mar 30, 2023
真の父母経 第90話
Thursday Mar 30, 2023
Thursday Mar 30, 2023
純潔運動と真の家庭運動
純潔運動は、人間の先祖の堕落によって形成された性稟を清算し、真の愛の秩序を青少年期から指導していこうという運動である。真の父母様は、人類最大の懸案である青少年問題と家庭破綻問題は、純潔運動を通してのみ解決され得ると考えられ、中高生を対象に純潔運動を大々的に展開された。特に、アダムとエバが堕落する以前の、思春期の年齢層である中高生を中心に純潔教育を実施し、祝福をすることにより、サタンの血統を根絶し、神様の保護圏内で成長するようにしなければならないと語られた。
10 私たちが掲げているのが、純潔と絶対「性」です。純潔運動と真の家庭運動だというのです。その純潔運動と真の家庭運動は、真の愛が中心にならなければなりません。真の愛を中心とした純潔と真の家庭であって、真の愛がなければ、純潔もなく、真の家庭もありません。「純潔」と言えば、すぐに「真の愛」を考えるのです。
それから、真の家庭は、節操がなければなりません。春香(チュニャン)と李道令(イドリョン)のように、鉄石のごとき節操によって、絆を尊重しなければならないというのです。そのようにすることにより、真の家庭が実現できるのです。
11 大学に、純潔運動と真の家庭運動を定着させなければなりません。青少年問題をどのように防ぎ、真の家庭をどこで定着させるのでしょうか。中高等学校と大学を連結させるのです。そうすれば、すべて終わります。
現在、青少年たちが退廃的な思想に染まっています。小学校の十二歳から始まって、二十四歳まで、病に蝕まれています。それをどのように治すのでしょうか。
村や国の中枢的な人物たちが垣根となり、押してあげなければなりません。そうしてこそ、法的な措置を取れるのです。今、家庭を疲弊させている同性愛とフリーセックスから、法で制裁を加えなければなりません。そして、家庭が模範にならなければなりません。
キリスト教の伝統的思想を中心として、家庭が正しく立たなければならないのですが、そのようになっていません。そのようなものを、すべてつくり変えなければなりません。家庭もつくり変え、青少年もつくり変えなければなりません。つくり変えられる基準は、家庭ではありません。学校から行うのです。
小学校から中高等学校、大学を中心として、国のすべての重鎮たちが一つになり、家庭的伝統を立てるのです。家庭教育を徹底的に行い、家庭絶対主義を主張していかなければなりません。
12 二十一世紀は、真の家庭理想主義が伝統になります。父母様がすることは、それしかありません。真の家庭、真の父母、真の血統です。サタンの血統の根が村にまで入ってきます。ですから、純潔運動デモをしなければなりません。デモをしなければ、氏族メシヤ(の立場)をキリスト教徒たちに奪われてしまうというのです。今や純潔運動は、家庭を中心として行っていかなければなりません。国家が主導するのではありません。ですから、早くデモをしなさいというのです。純潔運動をしなければ、奪われてしまいます。先取権を握らなければならないのです。誰が先に特許を取るかということです。三人ずつ、デモを続けなさいというのです。真の父母、真の血統、真の家庭、真の愛です。
13 純潔を守ることにより、エイズを防止できます。これは絶対的です。これが、統一教会が最後に整理すべき課題です。青少年の解放とともに、新しい祝福の血統を連結するとき、地上天国が連結されるというのです。人間の先祖が青少年の時に蒔いたものが、今、実を結ぶ時になったので、これを清算しようとすれば、青少年を中心として、新しい伝統を立てなければなりません。そのようにしてこそ、地上・天上天国を連結させられます。ですから、私たちが中高等学校で純潔教育をしたのです。真の家庭教育、青少年の純潔運動を私たちがしました。国がすべきことを私たちがしたというのです。
14 父母様が、世界的に真の家庭運動を始めました。韓国で真の愛運動、純潔運動本部をつくり、千万近い中高生たちに思想武装をさせました。それをしながら、どれほど反対を受けたか分かりません。反対を受けても、主人が故郷と祖国を守らなければならないという思いで、このようなことをしたのです。今やすべてのことが、世界版図圏内に現れる、主体的な観をもてる時代になりました。
15 若い青年たちを、堕落しないように教育しなければなりません。ですから、純潔運動をするのです。純潔運動をしながら、模範的な青年男女たちは、村や地域の代表者として表彰しなければなりません。そのような学生たちは、学校で優待しなければなりません。純潔を守っていく学生たちは、教師や校長が進み出て、応援してあげなければならないのです。今後、父母様が結婚させてあげる人は、純潔な人です。世界各国から推薦を受けて、結婚させてあげるのです。
16 青少年たちが、異性に対して目が開ける前に、人間の先祖が堕落する時の誤った意識構造を克服できるようにしなければなりません。これを、自分の家庭と村、国からしなければなりません。ですから、国家的次元において、純潔運動を展開せざるを得ないというのです。皆さんに純潔運動をしなさいと指示しましたが、大学や中高等学校を問わず、私たちしかこれをする人がいません。それを自他が公認しています。純潔教育ができる資格をもった人は、私たちしかいないのです。ですから、世界史的な召命的責任が、私たちにあるというのです。
17 今、国家祝福時代を過ぎ、世界祝福時代に入ります。ですから、純潔キャンディーを食べさせるのです。腹中に赤ん坊がいるとき、母親が純潔キャンディーを食べるのが重生式です。赤ん坊が生まれて食べるのは復活式です。結婚する時に食べるのは永生式ですが、この時は、聖酒を飲まなければなりません。それは、誰もが飲まなければなりません。そのように便利にしたのです。今や、どのようなことをしても、サタンは反対しません。条件に引っ掛からないというのです。道を塞いで、行き来する人に聖酒を与えるとき、そこに順応すれば、天下は私たちの側に回ってくるのです。
18 成約時代の安息圏は、祝福の場です。成約時代は、世界的に約束が成し遂げられる時です。世界人類の家庭が祝福を受けられる恵沢圏内に入ってくるのです。これが、真の父母によって成し遂げられるというのです。ですから、サタンの血統がなくなります。
条件的にそれをするために、中高等学校で純潔キャンディーを食べさせるのです。本来は、腹中からサタンの血統を清算しなければなりません。重生です。既に生まれた人は、腹中ではできないので、復活酒を飲ませます。
幼稚園から小学校、中・高等学校の生徒たちには、復活酒の代わりに純潔キャンディーを食べさせるのです。そこでサインを一つずつ、ステッカーの形で貼りつけてあげます。真の父母によって、そして、真の父母と共に純潔を守るという印をあげるのです。これを真の父母がくれたので、純潔な息子・娘になるために、純潔を守るというのです。純潔な愛によって、純潔な結婚をしなければなりません。それは、父母たちが願うことであり、学校教育の理念です。そのように生きるのが、理想的な人生です。
19 すべての青少年たちは、神様が再創造したアダムとエバと同じなので、ペアを組んであげるのです。彼らは絶対に純潔を守らなければなりません。ペアを組んだ二人が、互いに保護し合わなければならないというのです。アダムとエバは、時を待ち、神様から愛の祝福を受ける時まで純潔を守らなければなりません。父母様から祝福を受ける時まで、純潔を守るために共同で助け合わなければなりません。そうして父母に許しをもらい、承認を受けなければなりません。
神様は父母の中の父母であり、師の中の師であり、主人の中の主人です。それゆえ、学校に行くようになれば、学校を代表した校長先生、それから、父母の代表が、子供たちを中心として祝福を受けさせるのです。子供たちは、結婚を思いどおりにできません。それが統一教会の法です。
20 サタンの血統を根絶するために、父母様がすべての準備をしておきました。堕落は、周辺に保護できるものがなかったので起きたのです。中高等学校で、純潔教育をすべて終えました。今、学生たちの純潔が破壊されています。インターネットを見れば、話になりません。これをどのように救うのでしょうか。
すべての家庭の父母が、神様の代わりの立場で、息子、娘を保護しなければなりません。結婚していない息子、娘は、堕落していないアダムとエバの立場と同じなので、絶対に見本となれる関係を結ばなければなりません。アダムとエバは赤ん坊の時から結婚を見つめて進んでいきます。幼児時代、兄弟時代、約婚時代は、すべて結婚することが目的です。ですから、世の中では、息子、娘に「自分の相手を見つけなさい」と言うのですが、これからは真の父母が命令して、「相手を見つけなさい」と言うのです。エデンに帰ってきたというのです。
全世界がエデンの園に入ったので、復帰された家庭になりました。その復帰された家庭では、神様のみ前に、堕落していない本然の位置で、息子、娘に相対を結んであげなければならないというのです。アダムとエバは、成長しながら、自分の相対に出会うための準備をしました。
そうなるように約束をして立てたのに、待つべき成長期間の長成期完成級で堕落したのです。神様は、そこに法的措置を取ることができず、サタン世界内に落ちて堕落する危険性があるので、「取って食べてはならない」と警告していたのです。
21 幼稚園に通う子供たちは、堕落していない神様の息子、娘のような立場なので、幼稚園からしっかり教育しなければなりません。幼稚園から小学校、中高等学校の十六歳までに、いかなることがあっても父母の懐を離れないように、しっかり育てなければなりません。
十八歳さえ越えれば、結婚ができる年齢になります。これからは、できるだけ、中高等学校を卒業し、大学課程にいる人々を祝福してあげます。それが一番良いのです。父母の懐で育てた息子、娘たちを、世の中と接触させず、純潔な子女たちとして結んであげなければなりません。
Wednesday Mar 29, 2023
真の父母経 第91話
Wednesday Mar 29, 2023
Wednesday Mar 29, 2023
第二節 祝福家庭の伝統と生活
祝福家庭の伝統と責任
真の父母様は、「祝福家庭は、真の父母様の伝統を受け継ぎ、父母と夫婦、子女が一つになることはもちろん、自分の家庭よりも氏族と民族、国家、世界を先に考え、ために生きなければならない」と語られた。特に、祝福家庭の定着時代は、母と子女の責任時代であるため、兄弟であるカイン・アベルの一体化、母と子女の一体化、そして、真の父母様の家庭との一体化を成し遂げなければならないことを強調された。
1 統一教会で祝福を受けたというのは、血統を転換したということです。マークを一つ付けたのですが、だからといって、それですべて合格ではありません。条件的なマークです。条件的な血統、条件的な生命、条件的な愛だというのです。この条件的な血統が絶えず生き生きとして広がっていけば、サタンはもっていけません。この生命が育てば、サタンがもっていけないというのです。真の愛が連結されているので、サタンと関係がないのです。その愛と生命と血統が育っていけば、サタンはもっていけません。
しかし、この条件的なものが死んでしまったときには、誰もがもっていきます。ですから、祝福を受けたことに対して、すべてを与えられても取り替えることはできないというほど貴く思い、育んでいかなければなりません。祝福がどれほど貴いかを知らなければならないのです。
2 父母、夫婦、そして、子女が一つになる所が家庭です。その三つがなければ、家庭は成立しません。そのような家庭から、氏族、民族、国家、世界、天宙、地上天国に発展するのです。絶対父母、絶対夫婦、絶対兄弟が一つになるセンターに神様が臨在します。それが家庭の基地です。軍隊の基地と同じです。そこから氏族、民族、国家、世界、天宙、そして、地上天国と天上天国に連結されるというのです。神様の理想が成し遂げられる所が家庭基地です。
真の父母がいなければ、真の家庭はあり得ません。真の父母がいなければ、真の子女も存在し得ないからです。理想的な夫婦であれば、息子、娘をもたなければなりません。それでこそ、理想家庭を成し遂げられます。理想家庭は、三代が連結されたそのような基盤の上でつくられるのです。そうでなければ、理想家庭は成し遂げられません。
3 神様の息子、娘が祝福を受けて完成することにより、神様の愛も完成されます。それにより、神様は、父母としての愛が完成した基盤の上で、永存できるようになるのです。そのように、愛は自分から見いだせるものではありません。男性の前に絶対真理体は女性です。絶対真理の本体であられる神様の愛は、男性の前に女性がいなければ、永遠に探し出せません。その愛を完成させることはできないのです。
皆さんも、結婚しなかったならば、愛を知ることはできないでしょう。そうすれば、父母のありがたみも分からず、息子、娘のありがたみも分からず、夫のありがたみも分からないのです。愛を中心として一体圏に連結させてくれる人が夫であり、夫を愛の一体圏に連結させてくれる人が妻だというのです。
4 祝福を受けた夫婦は、祝福を受けたその日から果たすべき責任があります。その責任とは、夫婦が一つになり、家庭を形成して生きるだけではなく、二人が一つになって、民族、あるいは国家を形成しなければならないということです。祝福を受けた人が十人であれば、十人の家庭が一つになって新しい世界観のもと、一つの氏族を編成しなければなりません。新しい国家を形成しようとすれば、まず、新しい氏族を編成しなければならないのです。その氏族は、分裂した氏族ではなく、一つに統一された氏族でなければなりません。
ですから、祝福を受けた十人の目的は、互いに同じでなければならないのです。これらの家庭は、サタン世界において探して立てた少数の家庭なので、いつでもサタン世界の攻勢を受ける立場にあります。そのため、いつでも一つになって団結し、その環境を圧倒して入り込んでくる外部の力を凌駕できるように結束しなければならないのです。その力を凌駕しようとするなら、自体内で完全な統一が成し遂げられなければなりません。
そのように一つになった姿になれば、いくら外的にサタンの侵犯を受けても、十分に打ち勝つことができます。このように結集した実体を備えた所から、サタン世界の侵犯を受けない新しい氏族が形成されるのです。そのような団結した氏族を通して民族が形成され、その団結した民族を通して新しい国家が形成されるのです。
5 皆さんが祝福を受けたのは、自分たち夫婦のためではありません。夫婦のために生きる前に、氏族のために生きてこそ、夫婦として安息できる立場が成立します。また、氏族は国家のために生きてこそ、氏族が安息できる立場が成立し、国家は世界のために生きてこそ、国家が安息できる立場が成立するのです。このような観点で、祝福は、皆さん個人のためのものではないというのです。皆さん各自が、祝福は全体を代表するものであるという信念をもっていかなければなりません。そのような立場から、互いが一つになって家庭を形成するようになるとき、初めてその家庭は、世界に向かえる家庭になるのです。
もし、そのような祝福家庭が一家庭しかないというときには、その一家庭がその責任を絶対的に負わなければなりません。そのような信念のもとで歩む家庭が多ければ多いほど、すなわち、そのように歩む過程で一家庭、一家庭が残るようになれば、復帰摂理は進展するのです。ですから、同じ道を行く家庭が多いとしても、互いに頼ってばかりいるのではなく、各自が自主性をもちなさいというのです。
そのような家庭が、国家のための家庭であり、世界のための家庭です。そのような自覚のもとで歩んでいく家庭であれば、その家庭で生まれた子孫たちも、国家のために生き、世界のために生きる人になるというのです。そのようになれば、その夫は歴史的な夫になり、その妻は歴史的な妻になるでしょう。また、その子孫は、神様の復帰摂理の途上において世界を復帰するために必要な氏族になるでしょう。そのような氏族的な絆を備えた夫婦になったとすれば、彼らは新しい時代において、(氏族の)先祖の位置に登極するでしょう。
6 祝福を受けた夫婦は、自分たちの思いどおりに生きることはできません。神様の公約のために、その国の公約のために生きなければなりません。自分の相対が優れているか劣っいるかが問題ではなく、行くべき目的性が問題です。すなわち、自分たちが生きながら、子孫が行くべき正常な道をどのように築いておくかが問題です。皆さんを見ると、夫と妻が互いに「自分を愛しなさい」と言うのですが、そのような立場は間違っているというのです。そのような愛は認められません。
「自分を愛しなさい」と言う前に、まず「国家を愛し、世界を愛しなさい」と言わなければなりません。そのようにしてから、「自分を愛しなさい」と言うべきです。これが、祝福を受けた家庭として行くべき道です。これは、夫も妻もすべて同じです。「私を愛する代わりに、国を愛し、世界を愛し、天を愛しなさい」と言わなければならないのです。
7 祝福家庭は、自分の家庭より氏族をもっと愛さなければならず、民族をもっと愛さなければならず、さらには国と世界をもっと愛さなければなりません。そして、自分の親戚と祝福を受けた同僚たちを愛さなければなりません。このようにして、互いが連結された一つの家庭があるとすれば、その家庭は、いくら多くの家庭があるとしても、際立つのです。男性と女性が一つになって結合したその家庭からは、国家を愛する形、世界を愛する形、天を愛する形が表れるというのです。
このように、夫婦は一致しなければなりません。「私だけを愛してほしい」と言い、「あなたは私のものだ」など、今まで世の中の夫婦が習慣的に語ってきた言葉を、祝福家庭は語ってはいけません。ですから、妻たる人は、時間さえあればそのような夫にならないよう、精誠を尽くさなければなりません。また、夫たる人も、時間さえあればそのような妻にならないよう、精誠を尽くさなければならないのです。互いにしっかり力を合わせて助け合い、導いてあげなければなりません。その道を行くに当たって、傷心しないように、互いに勇気を与え合い、導き合う責任を一緒に背負っているのが夫婦であり、家庭だというのです。
8 私たち統一家は、現在の立場にとどまっているのではなく、発展しなければなりません。国家の運勢をもち、世界の運勢をもって生まれる子孫を残さなければなりません。結婚は、新しい民族、新しい国家を形成するために、そのようにできる人材を模索しようとしてするものです。今まで世の中の人々は、自分のために結婚すると考えました。しかし、統一教会では、民族のために、世界のために結婚するのです。私たちの家庭は、歴史路程に存在した数多くの家庭を救える救世主の家庭です。
その立場は、世の中のすべての人々のために蕩減復帰して、霊界にいる霊人たちと後代の子孫たちのために、代わりに道しるべとなり、行くべき道を開いてあげる立場だというのです。そのような救世主の立場に立つために、「私」は生きているのだと考えなければなりません。
9 今や、子女家庭の定着時代にならなければなりません。子女家庭の定着時代は、第一に、母の責任時代です。母がメシヤの責任を果たさなければなりません。
第二に、子女の責任時代ですが、カインとアベルが一体になるべき時代です。カインとアベル、兄弟が一つになり、完全に一体とならなければなりません。カインとアベルを分別するため、歴史時代に多くの犠牲を払ってきましたが、再び子女たちが争うことがあってはいけません。どの町に行ってもカインとアベルがいますが、町全体のために犠牲になり譲歩する人がアベルになり、主人になります。このようなことを知っているため、争うことができないというのです。子女の責任時代は、カインとアベルが一つにならなければならない時代です。
第三に、母とカイン、アベルが一つにならなければなりません。母の責任時代、子女の責任時代が、家庭において定着する時代なので、母と子女が一つになって、夫と父を復帰しなければなりません。母と子女が一つにならなければ、父の復帰ができません。それが絶対的に一つになるためには、母が責任を果たさなければならず、カインとアベルが一つにならなければなりません。そして、それで終わるのではありません。
第四に、真の父母の家庭との一体時代に入ります。そうして、祝福全体化時代に至るのです。
祝福家庭の家庭生活
真の父母様は、「祝福家庭は、神様と真の父母様に代わって人類を愛さなければならない」と語られた。そして、祝福家庭が配偶者を神様の代身者と考えながら愛して、手本を見せなければならず、そのような生活習慣と心情が世界的に普遍化されるとき、天国が成し遂げられることを強調された。特に、真の父母様は、聖子の道理を受け継ぐことが祝福結婚の目標であるため、祝福家庭が孝子から聖子までの道を行くことを願われた。
10 神様が探し求める家庭の基準は、皆さん自身の家庭にだけ局限されたものではありません。神様が探して立てた家庭は、世界に行くことができます。国家を代表することができ、世界を代表することができ、天を代表することができる家庭をつくるために訪ねてきた歩みが、祝福の歩みなので、天の父母の家庭を通して祝福を受けなければなりません。
そして、祝福を受けたあとに、精誠を尽くす家庭として正常な道を行くとき、その息子、娘たちは、統一教会の大運をもって生まれるでしょう。その父と母がいくら愚かであったとしても、その子女たちは天の運勢をもって生まれるというのです。ですから、天の運勢をもって生まれる子孫をどのように残すのでしょうか。父母が精誠を尽くす基準によって、その内容が決定されるのです。すなわち国のため、世界と天のためにどれほど忠誠を尽くし、どれほどその心が切実で、至誠を尽くしたかによって、今後、生まれる子孫の運命が左右されるというのです。
自分の欲心をもって動いてみたところで、天はその人に同調しません。自分個人の欲望を充足させようとするときは、神様はその場に共にいらっしゃいません。世界と国家と民族のために生きる立場にいるとき、神様は必ず共にいらっしゃいます。ですから、より広く、高い愛を探して立てなければならないのが、祝福家庭の道です。
Tuesday Mar 28, 2023
真の父母経 第89話
Tuesday Mar 28, 2023
Tuesday Mar 28, 2023
第三章 真の家庭運動と祝福家庭の伝統
第一節 青少年の純潔と真の家庭運動
真の家庭運動の必要性
真の家庭運動は、人間の先祖の堕落によってつくられたこの世界を、神様を中心とした創造本然の世界に復帰するに当たって、最も根幹となる摂理的活動である。特に、神様を中心とした理想家庭を通し、地上・天上天国を実現しようと、人種と国家、宗教などを超越し、世界的規模の祝福結婚式を展開している。真の父母様は、青少年の純潔運動とともに、祝福結婚式を通した真の家庭運動を、大々的に展開された。
1 悪の実を植えた人類の先祖によって、悪の結実となったものが青少年の淪落と家庭破錠です。アダムとエバが堕落することにより、家庭が破綻しました。その結実が世界的に成し遂げられるので、それこそ、今は大患難時代です。国や世界がすべて患難なのですが、一番の根となる家庭が、患難を迎えたというのです。どこに行くべきかを知りません。おじいさんがおじいさんの役割を果たせず、父母が父母の役割を果たせず、夫婦が夫婦の役割を果たせず、子女が子女の役割を果たせない時代になりました。そこに個人主義思想が位置を占め、神様もなく、世界もなく、国もなく、社会もあり得なかったのです。
2 世の中で、価値観の没落について語っていますが、その価値観は、金銭的な価値観でもなく、知識的な価値観でもなく、政治的な価値観でもありません。価値観の一番の中心になるものは、真の愛の価値観です。
真の父母が、真の愛の価値観を受け入れて立てなければならず、真の夫婦がその価値観を受け入れて立てなければならず、真の子女がその価値観を受け入れて立てなければなりません。その内容は変わりません。父母が成し遂げるべき価値観、夫婦が成し遂げるべき価値観、兄弟が成し遂げるべき価値観は絶対的であり、一つです。
この絶対的価値観を中心として、統一が成し遂げられるのです。父母、夫婦、兄弟を除いて、自己中心の個人主義だけをもってしては、統一天下、一つの世界を成し遂げることはできません。
3 今、「世界化時代が来た」と言っていますが、何を中心としてそのように言うのでしょうか。経済や学問、体育などを中心としてそのように言っていますが、(理想)家庭の世界化であることを知らずにいます。
世界の問題は、経済問題でもなく、政治問題でもなく、家庭問題だというのです。特に、先進国家では家庭がすべて壊れていきました。フリーセックスが家庭をすべて壊してしまったのです。ですから、(理想)家庭の世界化運動を知らなければなりません。真の父母が教えてきた理想家庭とは何かを、知らなければならないというのです。
4 真の愛を中心として見れば、この世界は真空状態にあります。空気がありません。そこに空気が一気に入れば、爆発するのです。今、そのような爆風を起こしているのが祝福運動です。真空になった世界に、そのような爆風が来て、きれいに清算するのです。その主人が真の父母です。
真の父母の血統を中心とした子女、氏族、国家が生じることにより、悪の世界を救うのです。どのような妨害があっても、真の愛の力があるため、問題ありません。真の愛の力は、高圧電気のようなものなので、そこに触れさえすれば、一瞬にして燃えてしまうのです。
5 人類の繁栄と平和統一世界は、万人の願いであると同時に、神様の願いです。個人であれ、国家であれ、世界であれ、主体と対象が神様を中心としてために生きる真の愛を実践する中で、理想的な平和が成し遂げられるのです。しかし、愛は一人では現れません。相対的関係の中において現れるのです。父母の愛は、子女をもってから、その人を通して結実し、子女の愛は、父母がいるがゆえに、その人を通して結実します。神様の創造も、一人では触発されない真の愛の理想を、実体化するためのものです。ですから、真の愛を中心とした父子関係が成立したのです。
神様は、父母の中の真の父母であり、師の中の真の師であり、王の中の真の王です。神様は、いつでも真の愛を施す永遠の真の父母であり、真の師であり、真の主人です。人間は神様の子女として、まず神様のような真の父母、真の師、真の主人の道を行かなければなりません。これらすべては、互いにために生きる真の愛によって助け合い、相対の位置を定着させることにより、愛の理想を完成するようになります。天理の大道は、このように利他的にために生きる真の愛から、本当の自己成就を成し遂げられるようにするのです。
真の愛を中心として、上下の父母関係、左右の夫婦関係、前後の兄弟関係が調和する中で、理想的な家庭ができます。家庭が拡大し、国家、世界、天宙が完成するのも、同じ原理と公式です。教育、言論、芸術、救護の活動など、父母様がつくり上げた世界的な基盤なども、すべて同じ公式に従い、ために生きる真の愛を投入することによって、理想世界を成就しようというものです。真の父母、真の師、真の主人の人格を目標とした、ために生きる真の愛を教える教育は、まず初めに、家庭で行われるのが理想的です。
6 冷戦が終息した今、私たちは、社会の道徳と家庭の愛を脅かす多くの問題に直面しています。性道徳の退廃と麻薬の濫用が、既に若者たちを脅かしています。世界のすべての国々が、このような問題を抱えています。
単にこのような問題をなくそうとすることだけでも、「実に驚くべきことだ」と言われるほどですが、私たちの前にあるこのような問題は、そのような意図以上の何かを求めています。
世界は、このような問題の本質を把握し、「神主義」に立脚してこの問題を解決する若い指導者たちを必要としているのです。私たちは、このような問題が、精神の問題を無視したところに起因していることを悟らなければなりません。
7 本来、神様は、アダムとエバが理想的な父母として完成することを願われました。神様の愛らしい子女として、そして、彼ら自身が愛する子女の父母として、神様の理想的な家庭を築かなければなりませんでした。そのような家庭は、愛と平和の理想世界のための出発点になったでしょう。しかし、不幸にも、そのような家庭を築けなかったことにより、理想的な国家と世界を具現する夢も消えてしまったのです。
そうであるとすれば、どのように理想的な家庭を回復できるでしょうか。
世界平和は、単に精神的な構造の問題だけではありません。それは、一個人から始まり、家庭の愛によって育ち、地球家族において結実する生き方です。神様を中心とした強い真の家庭の確立を通して、若者たちを物質中心と暴力、そして性的堕落から回復させられるのです。
8 真の家庭運動が席巻すれば、終わりです。真の家庭運動しかありません。それは、真の父母だけが手を付けられる特権です。神様とサタンが人類を中心として闘っているのですが、これを解決できる人は真の父母しかいません。神様もできず、サタンもできません。
真の父母は、神様を拘束している鉄鎖(てっさ)を断ち切り、サタンを除去しなければなりません。神様を解放しなければなりません。サタンが服従しなければならないというのです。今、世界は、政治、経済、文化など、あらゆる面で家庭問題と青少年問題を解決できずにいます。それは、真の父母だけができるのです。青少年問題、家庭問題、神様とサタンの闘争問題を偽りの父母が生み出したので、これを解決し、世界平和と地上天国を実現できる人は、真の父母以外にはいないというのです。
9 世界的に、一番解決するのが難しいのが青少年の問題と家庭破綻の問題ですが、これには誰も手を付けられません。各国の教育省や国防省も手を付けられず、政治や経済の力をもってしても手を付けられないというのです。一国だけでなく、全世界が同じ状況です。霊界も同じです。神様も同じです。これは、真の父母の特権です。
アダムとエバが十代のときに堕落して、カインがアベルを殺すという事件が起きました。最初の家庭で、あり得ないことが起こったというのです。これを是正しなければなりません。家庭を完全にひっくり返して、絶対愛、絶対に純粋な血統を植えなければなりません。青少年が堕落して、家庭が破綻したので、「終わりの日」になれば、植えたとおりに全世界が完全にめちゃくちゃになるのです。フリーセックス、同性愛、エイズのようなものが勢力を振るうことにより、すべて滅びるようになっています。
この世界の家庭問題、青少年問題を解決できる処方薬と、治せる方法を知っている専門家、医者が、真の父母だというのです。世界がすべて、そのように思っています。
Saturday Mar 25, 2023
真の父母経 第95話
Saturday Mar 25, 2023
Saturday Mar 25, 2023
第五篇 摂理基盤の拡大と年頭標語
一九六〇年四月十一日(陰暦三月十六日)の真の父母様の聖婚式は、新しい摂理歴史が出発する基点である。この日から、第一次七年路程が始まり、対外基盤拡大のための多様な活動が本格的に展開された。そして、全国に教会が建ち、食口が増加して地方組織も強化された。毎年、冬・夏季啓蒙伝道活動が展開され、大学原理運動、超教派運動、勝共運動などを通し、宗教界と社会に対して活動を展開していった。
真の父母様は、「啓蒙運動を始め、行く道を知らずに苦しむ韓民族の前に、生命の鉄の杖を持って進み出て叫びなさい」と食口たちを督励された。食口たちの血と涙の努力により、国民は統一教会を改めて認識するようになり、協会が政府に登録され、安定した活動基盤が整った。
一九六三年、協会は創立十年目にして、摂理史的に第三イスラエルとして祝福を受け、社会団体として政府に正式登録された。ユダヤ教の立場を復帰する土台を整え、ローマ帝国に相当するアメリカでの登録に続き、韓国でも登録を行うことにより、神様の摂理が一段階、前進する契機となったのである。
真の父母様は、一九五七年に『原理解説』を出版されていたのに続き、一九六六年、『原理講論』を発刊された。『原理講論』が出版されることにより、社会に向けた原理の伝達に、より拍車を掛けることができるようになり、原理公聴会、原理大講演会、特別復興会などを通して、「統一原理」でなければ、この国と、この民族の行く道はないことを示したのである。そして、大学では、「全国大学原理研究会」の活動を展開して、共産主義思想の浸透を防ぎ、教授と学生にこの国とこの民族のために行くべき道を提示した。
真の父母様は、一九六〇年から三次の七年路程を設定され、内外の基盤の拡大に拍車を掛けられた。特に、第一次七年路程は、真の父母様が韓国の解放直後、復帰できなかった個人、家庭、氏族の復帰を通して統一氏族を編成し、民族復帰の基盤を造成することに力を注いだ期間であった。この期間に、真の父母様は、「父母の日」、「子女の日」、「万物の日」を制定、宣布されたのち、「神の日」を探して立てられた。また、毎年初めに年頭標語を発表され、その年の摂理的目標を定めて、新たな年を出発された。
そして、真の父母様は、「第一次七年路程と第二次七年路程の勝利基盤の上に、世界舞台に進み出ることができるようになった」と語られた。
Thursday Mar 23, 2023
真の父母経 第93話
Thursday Mar 23, 2023
Thursday Mar 23, 2023
第三節 祝福家庭の共同体生活
三位基台を立てることになった
真のお父様は、祝福家庭に対して三位基台を編成してくださり、三位基台を兄弟以上に愛することを願われた。「共同体生活も、この三位基台を基盤にして始まる」と語られた。三位基台は、エデンの園におけるアダム家庭のカインとアベル、セツの夫婦が復帰された家庭をつくり、神様の創造理想を実現するモデル的基台を意味する。
1 私たちの教会では、男性三人、女性三人、このように三位基台をつくりました。なぜこのようにしたのかというと、主に侍るべき私たちは、アダム家庭のアダム夫婦とその三人の息子と三人の嫁の型に代わり得る、モデルを備えなければならないからです。ですから、この三人が一つにならなければ、また破壊される恐れがあるのです。
特に三人の男性が一つにならなければなりません。死のうと生きようと、霊的に一つになり、一つの体のようにならなければなりません。ですから、ある時間的な限界圏内の基台ではなく、時間性を超越した主体的な一つの型を備えなければなりません。そのようにしなければ、再び来られる主のみ前に立つ面目がないのです。
もし三位基台の三人が一つになって、み旨に代わり得る原則的な足場をつくるとすれば、言い換えれば、何が起こっても私たちは変わらないという覚悟をもった三位基台になっているとすれば、天はこのような基台の上でみ旨を成し遂げられるでしょう。このような内容を備えるために、皆さんを中心として三位基台を編成しました。
アダム家庭の三数を復帰する路程が、今日、私たちの教会の三位基台編成です。したがって、三位基台を中心として互いに一つになれなければ、天のみ前に立つことはできません。三位基台が一つになることによって、アダムの家庭で失ったものを復帰しようとされる神様の摂理を、成し遂げることができるのです。
ですから、二千年が過ぎたヤコブの時になって、十二人兄弟を探して立て、摂理されるのです。これと同様に、三数を基本として十二弟子を探し出して一つになったあとで、初めて皆さんは父母を迎えられるようになり、さらには一つの支派に代わり得る氏族圏内に入ることができます。これが、アダム家庭の時からヤコブ家庭の時まで、二千年の歴史を蕩減するための絶対的基準でした。ですから、モーセもこの道を通らなければならず、イエス様もこの道を通らなければならなかったのです。
3 真の父母を迎えるためには、真の夫婦になって、真の家庭をつくらなければなりません。そうしてこそ、その上に真の父母を迎えることができるのです。皆さんは、父母様を信じて従いますが、その気持ちと同じくらい、他の人が皆さんを信じて従う存在にならなければなりません。そのようにして、イエス様が探し求めた家庭の型を備えなければなりません。そのような時に、万民は兄弟になります。このようにするために三位基台を編成しました。
ですから、皆さんはこれから、何かをする時は一人でしてはいけません。伝道をするとしても、一人でしてはいけないのです。このような三位基台を造成し、自分たちが父母の立場に立った時でも、兄弟同士でさせてはならず、彼らと一つになってしなければなりません。父母と兄弟が一つになってこそ家庭が成立するのです。そして、これが一つの民族型を備えようとすれば、このような家庭が十二家庭いなければなりません。十数以上になってこそ、民族的な条件を代わりに引き受けることができるのです。
4 信仰の道は一人では行けません。信仰の同志が必要です。三人以上が一つにならなければなりません。ですから、三位基台が必要なのです。人間の性稟の主体であられる神様も、三つの基準を望んでいらっしゃいます。神様は、人間が過ちを犯したとしても、直接教えることはできません。縦的には教えることはできませんが、三人が一つになっていれば、一人が誤ったとしても、二人が誤らなければ、その人の過ちを教えてあげられるのです。
山での祈りも、三人以上が共にしてこそ恩恵が早く降りてきます。祈ったあとには、自分たち同士で互いに話し合わなければなりません。他の人と話し合えばサタンが侵犯します。三人が心から信頼し合える美しい姿を備えるようになれば、それを見て、周囲の人々が羨ましく思うようになり、そのようになれば、神様のみ旨は自然と繁殖するのです。神様が助けてあげなくても、三人が一つになれば、そこから新芽が生えるようになるのです。食口と接するときはその人を傷つけないように注意し、信仰生活の助けにならない話をしてはいけません。
5 皆さんは、現在置かれている立場において、怨讐を選別しなければならず、それから、自分の置かれている立場が昼なのか夜なのかを知らなければなりません。言い換えると、恩賜が共にある立場なのか、恩賜が離れた立場なのかを知らなければならないということです。
前進するにしても、神様が協助する舞台を備えて前進しなければなりません。一人で前進せずに、同志と共に前進しなさいというのです。そのためには、自分の環境が昼なのか夜なのかを知らなければなりません。そのようにしなければ、自らの能力では持ちこたえることができません。同志が必要です。ですから、み言に三位基台の法度が出てくるのです。
したがって、三位基台を備えて合同で前進しなければなりません。神様は、一人で前進することを好みません。一人で前進すると、失敗する可能性が高いからです。合同作戦を行いながら前進しなさいというのです。
6 将来の理想世界は、家庭の三位基台を中心として成立しなければなりません。創造目的とは、四位基台を完成することです。人間が先に四位基台を完成しなければならないので、すべて家庭を形成するのです。人間は神様に似るのであり、人間を中心とした社会は、神様を中心とした人間に似るのです。
今に至るまでお父様は、世界各国に統一教会を立てて、そのようにしようとしています。世界がすべて、そのようにならなければならないことを知っていますが、それを公にできずにいます。しかし、このような原則を通して、世界がそのようになるというのです。理想世界は、全世界が一人の人間の姿を形成する世界です。そこでは、国家と民族を超越するのです。
7 神様が結んでくれた三位基台、この三位基台の価値を感じられてこそ、神様の理念を感じることができます。三位基台の価値を感じられてこそ、神様の生活を代わりに地上ですることができるのです。
三位基台を編成する目的は、行動統一と生活統一、その次に理念統一をするためです。そのために、私たちは三位基台の組織をつくるのです。生活統一と行動統一と理念統一です。理念のある行動は、組織的で原理原則的なのです。
祝福家庭の三位基台と氏族復帰
祝福家庭は、三位基台が一つの家で一緒に暮らしながら、兄弟の愛を体験しなければならない。そして、堕落していないアダム家庭の三人の息子によってつくられるはずだった三位基台をモデルとして、各氏族を復帰できる基台を立て、氏族メシヤの道を行かなければならない。真の父母様は、「祝福家庭は、家庭的三位基台を完成したのち、真の父母様の家庭を中心に四位基台を成し遂げるようになるとき、天国に入るようになる」と語られた。
8 祝福家庭は、三位基台を編成して暮らさなければなりません。その家庭に子女が生まれれば、四位基台が成立します。三位基台の家庭の中で、子女のいない家庭があれば、その家庭に自分の子女を養子として送ることができなければなりません。しかし、その家庭で子女が生まれるようになれば、自分の子女を返してもらうこともできるのです。
9 家庭は、全体に代わる最小単位です。家庭の過ちが全体の過ちにつながるので、個人の過ちは赦されても、家庭の過ちは赦されません。個体の喜びを全体の喜びにしようとする心情にあふれていなければなりません。個人的な事情と主観と希望を捨てて、全体の事情と主観と希望を立ててこそ、より大きなものに融合できるのです。
家庭は全体を生かすためのものです。ですから、家庭は送電所のようなものです。家庭を通じて全体と和合していけるようにしなければなりません。それゆえ、三位基台は一つの家で暮らさなければなりません。今は、家庭を再整備すべき時です。
10 統一教会は、「食口」という言葉を使います。三位基台を中心として見れば、すべて兄弟です。お父様は、この責任を担って今まで歩んできながら、僕の立場にいる人を深く愛し、兄弟を深く愛し、子女を深く愛しました。そのようにしながら、僕の時代を通過し、兄弟の時代を通過し、子女の時代へと上がってきたのです。皆さんは、父母に侍って生きることができなければなりません。
それでは、父母に侍って、どのように生きるのでしょうか。高潔に美しく生きなければなりません。これが今、お父様が心配していることです。これから皆さんの生活が変わらなければなりません。創造目的は、真の父母に侍り、孝の法度を天宙に立てて進んでいくことです。これが、天地創造の原則でした。
11 祝福家庭の三位基台は、完全に一つにならなければなりません。三位基台が経済問題で互いに助け合わなければならないのです。自分個人や自分の家庭の問題ばかりを心配するのではなく、三位基台の家庭が互いに同じ立場で助け合い、慰労しながら一つになって進みなさいというのです。そうして、三位基台の家庭が経済問題を超越して精神的に一つに結合し、一緒に食べて暮らせる基準ができたならば、そこから新しい歴史が始まります。怨讐が彼らに侵犯しようとしても、三位基台の三家庭が完全に一つに団結して歩んでいけば、退けることができるのです。したがって、三位基台を中心とした体制を強化しなければなりません。これが、家庭としての基準を立て、この時代の新しい起源を備えるところで重要な条件になります。
三位基台の家庭は、十二家庭のために生きなければなりません。十二家庭が神様のみ前に公的な立場に立ち、功を立てるために生きなければならないのです。そうして、三位基台の家庭が中心となって、東の方なら東の方、西の方なら西の方、南の方なら南の方、北の方なら北の方、そして、一年の四季と十二ヵ月を代表した絶対的で公式的な形態を備えなければなりません。「私」の家庭が動機となって、どのようにその基準にまで引き上げるのかが問題です。そうして、三家庭が互いに動機となって引き上げるようになれば、この三家庭を中心として三十六家庭まで広げていくことができます。これが統一教会の発展原理です。私たちは、家庭を中心としてこのような体制をつくらなければなりません。
12 三位基台を中心として団体活動をするには、皆さんは主体と対象の観念が透徹していなければなりません。言い換えれば、神様のみ前において、いつも主体と対象の関係を考えなければならないということです。自分が対象の立場なのか主体の立場なのかを、いつも考えなければなりません。そうして、対象は対象として絶対的な対象になり、主体は主体として絶対的な主体になりなさいというのです。もし、これが成立しなければ、団体運動はうまくいきません。
三つの家庭が三位基台になったのであれば、そこにおいて一つの家庭は必ず主体の立場に立ち、他の二つの家庭は対象の立場に立って、主体の立場に立つ家庭を中心として一体になり、天の家庭を糾合しなければなりません。主体と対象の関係が結ばれたなら、授受作用が成されなければなりません。授受作用が一〇〇パーセント成されてこそ、神様が臨在されるのです。そうでなければ、神様は臨在されません。
13 私たち自体内において、主体と対象の観念をもつことが重要です。主体と対象の関係は縦的な関係です。そして、公私の関係は横的な関係です。主体と対象の関係は、言い換えればカインとアベルの問題になります。それでは、どのような人が主体になるのでしょうか。心情的に熱い人が主体になるのです。三位基台の三人の中で、一人が死の境地に直面したり、一番困難であったりしたとき、その人に対して心情的に温かく接してあげる人が主体性をもつのです。理知的な人よりも情的な人、理論的な人よりも神霊的な人が主体になるのです。
ですから、これから皆さんが主体を決める時、三位基台の中で、み旨のためにより公的な基準を中心として多くの努力をし、多くの涙を流し、多くの血の汗を流した人を主体に選ばなければなりません。世の中では、賢く、たくさんの知識をもっていて、手際の良い人を投票で選びますが、天の法はそうではありません。情緒的な面で心情的にその幅が広く、度量が大きく、熱い人が主体になるのです。
すべての問題がここに帰結します。主体と対象の関係、公私の関係において、神様を介入させるのかサタンを介入させるのか、ということが問題です。
14 皆さんは、いまだに家庭的な真の父母の位置に入れない立場に置かれています。ですから、家庭的な真の父母の位置を探し求めていかなければならないのですが、その父母をそのまま探し出すことはできません。落ちて下がっていったので再び探し求めて上がっていくためには、兄弟の橋を架けなければなりません。すべてを犠牲にしたとしても、真の父母を探し求め、自分自身が真の父母になるためには、歴史的な解怨の条件をもって蕩減したという基準を立てなければなりません。そうでなければ、天は皆さんを受け入れることができないのです。
皆さんは父母に侍るべき立場にいるので、父母に侍る兄弟の基盤を築かなければなりません。これが三位基台の意義です。三位基台の兄弟たちが、天の父母に侍る中心を備えて、三兄弟が一つになり、十二兄弟が一つになる時、初めて天の国の家庭として資格が与えられるのです。その家庭は、教団なら教団、民族なら民族、国家なら国家を代表する形態を備え、その上に父母を迎える基準を準備しなければなりません。そうしたのちに教団的な形態を備え、世界的な父母を迎える準備をしていかなければならないのです。
15 祝福家庭は、父母様の家庭を中心として四位基台を造成しなければなりません。このようにして形成された家庭が、本来アダムが形成すべきだった家庭の型です。これができなければ、氏族メシヤとして、イエス様のみ旨をもって出発することができません。神様を中心として四位基台を造成した家庭が四方性を備えると、十二家庭が形成されます。イエス様を中心として、三弟子が祝福を受けて四位基台を造成しなければなりません。そのようになれば八人家族になるのですが、これはアダム、またはノアの八人家族を身代わりするようになります。しかし、イエス様はこのみ旨を成し遂げることができませんでした。祝福を受けなければ、天の子女にはなれません。
父母様の家庭と皆さんの三位基台の家庭が、神様を中心として一つになれば、サタンのすべての讒訴条件を断ち切って、氏族メシヤの立場で世界に向かって進んでいくことができます。そのように四位基台を造成して、八人家族が一つにならなければなりません。
Thursday Mar 23, 2023
真の父母経 第94話
Thursday Mar 23, 2023
Thursday Mar 23, 2023
16 肉的世界はサタンの活動舞台、霊的世界は神様の活動舞台になって、常に行き違ってきました。これが復帰摂理時代に恨の要件として残っていることは間違いない事実ですが、これを行き違うようにさせてはいけません。神様を中心とした心情圏と、神様を中心として統制を受ける身体圏をつくらなければなりません。生活圏内でこれを発展させることによって、統一基盤が確立されるのです。
これが一致した男性と女性が一つになれば、一つの家庭的一致点になります。そして、その家庭的一致点をもつ家庭が三位基台を中心として、十二数なら十二数が一つにならなければなりません。そのようになることによって、氏族的な境地を越えて民族的な境地の立場になるとともに、一つの伝統的起源、統一的起源を形成するに当たって、新しい伝統がつくられるのです。
17 父母様を中心として三十六家庭が存在するように、金氏なら金氏の家門で、先に祝福を受けた家庭を中心として、金氏家門の三十六家庭型がなければなりません。三十六家庭を満たせなければ、十二家庭型の先祖にでもならなければならないのです。
それは、皆さんが、皆さんの息子、娘を中心として三位基台を造成してつくっていかなければなりません。そうして、皆さんが、皆さんの氏族の先祖になり、皆さんの家庭を中心とした新しい支派編成をしなければなりません。それが十二支派型です。十二支派の形態と同じように十二弟子がいなければならず、十二弟子が中心となって七十人門徒がいなければならず、さらに百二十人門徒のような形態を備えていかなければなりません。これが直系の氏族です。
18 皆さんを祝福するのは、父母様の特権です。父母様の特権を通じて祝福を受けるのです。この祝福は、予約的な祝福です。これを実現するためには、内的基準をきちんと仕上げなければなりません。それで、内外の家庭でその立場を代わりにするのです。すなわち、アベル家庭である父母様の家庭の前に、皆さんの家庭がカイン家庭の立場で立つ道しかありません。そうなれば、皆さんの家庭はその基準に達していませんが、父母様の家庭を中心としては、そのようになることができるのです。
そのためには、皆さんの家庭を中心として、父母様の家庭の代わりに息子の家庭の立場で、カインの家庭を探して立てなければなりません。
その家庭を立てるために、皆さんが氏族復帰をしなければならないのです。それで「氏族メシヤになりなさい」と言うのです。皆さんが氏族を復帰することによって、皆さんの家庭はカイン的家庭の先祖になり、さらに長孫(韓国では、長男の長子を指し、祭祀をつかさどる人を意味する)的な家庭になって、父母様の家庭はアベル家庭になるのです。家庭的三位基台を復帰して、父母様の家庭を中心に四位基台を造成しなければなりません。これは公式です。天国は、信仰の三子女を立て、自分の家庭と完全に一つにし、父母様の家庭に侍って行かなければなりません。それが天国に入る方法です。
19 統一教会で祝福を受けようとする未婚の男女たちは、誰彼を問わず、信仰の三子女を復帰して、家庭を築かなければなりません。家庭を復帰してからは何をするのでしょうか。家庭だけでは世界復帰はできません。ですから、支派を編成しなければなりません。氏族を復帰しようとすれば、皆さんが祝福を受けることによって、三人の息子が家庭を身代わりするのと同様の立場に立たなければなりません。ですから、皆さんが祝福を受けたあとに、家庭的な三位基台がつくられるのです。
父母様に関して言えば、皆さんが家庭を中心として父母様と四位基台を連結しなければなりません。皆さんの家庭の三位基台が一つになって、父母様の家庭と完全に一つにならなければなりません。そうでなければ、天国に入れないのです。これが成し遂げられることによって、個人の四位基台よりも、氏族的な三位基台がつくられます。家庭編成ができるのです。それによって支派編成が成し遂げられるというのです。
20 皆さんは、原則的な秩序を立てなければなりません。僕として合格し、養子として合格しなければなりません。そうして、心情的な関係を通して神様のみ前に忠誠を尽くした度数が極限に達するようになる時、三位基台の家庭基盤を中心として忠誠を尽くしたという時には、祝福家庭を天に代わる息子、娘と考え、夫婦の契りを結ばせてあげようというのです。これが復帰の道です。
その道を新しい伝統とし、私たちの文化の起源とし、私たちの生活の土台として、私たちの国と世界に永遠に残すようになるとき、天の国は建設されるのです。これが「統一思想」です。
そのようになれば、この伝統的思想を立てるに当たって、先祖になるのです。祝福を受けた家庭は、そのような先祖にならなければなりません。氏族に代わって氏族のメシヤにならなければなりません。これは誰もがしなければならないことです。このこと以外には、考えることも、行動もしてはいけません。それが、統一教会の信徒たちがすべきことです。ましてや、祝福を受けた家庭は言うまでもありません。
三位基台と共同体生活
真の父母様は、「私たちが統一されなければ世界を統一することはできない」と語られ、三位基台は三年間、一つの家族のように暮らしながら、一つの兄弟の心情を体恤し、互いに愛する訓練をしなければならないことを強調された。そして、「氏族を越え、国と世界が一つになり得る共同体生活の伝統を立てることによって、天国に直行できるようになる」と語られた。
21 皆さんは、三位基台を編成しなければなりません。三つの家庭が、必ず一つの家で暮らさなければなりません。今までは堕落した人間なので、すべて分かれていましたが、その分かれていたものが、復帰時代を通過するとともに、一つになっていくのです。ですから、自分を中心として、自分の家庭だけがうまくやろうとしていた時代は過ぎました。これからは、皆さんが自分の一家庭ではなく、三家庭を中心として共同生活をしなければならないのです。その三つが合わさって、少なくとも十二家庭が一つにならなければなりません。
そして、その家に、ある食口が訪ねていけば、自分の生活基準に従って、いつでも精誠を込めた姿で接しなければなりません。もしお父さんが来られて、「御飯が欲しい」と言われれば、いつでも即座に準備してあげられるようにならなければならないのです。そのような公的な概念をはっきりとさせなければなりません。
22 本来、三位基台は、三年以上共に暮らさなければなりません。三位基台は子女を取り替えて暮らしても、自分の子女と全く同じように感じられなければなりません。それを煩わしく思えば落第生です。三位基台のうち、一つの家庭の夫が死んでも、生活などの心配はしなくてよいというのです。そのような時は、残りの二つの家庭が共に責任をもたなければなりません。私たち(の現状)は、み旨からどれほど遠い距離にいるでしょうか。サタンが「カインをアベルと同じく愛しました」と公認し得る基準を立ててこそ、サタンは離れていくのです。
三位基台の家庭の子女たちを連れてきて育てるときは、自分の子女よりも、二倍、三倍の精誠を尽くして育てなければなりません。三位基台が一つにならないのにどうして世界を統一できるでしょうか。三つの国が一つにならなければなりません。イエス様を愛した以上にこの世を愛さなければならないのです。三位基台は一つの兄弟です。この三人が一つになれば、父母様の代わりになることができます。三位基台を忘却して、自分の家庭本位に生活すれば、滅びるようになっているのです。名前だけ父母様の代わりになるのではなく、責任と心情において、父母様の代わりにならなければなりません。
23 皆さんは、平面的な基準において、縦的な三時代型を横的に蕩減する型です。それで、すべて三位基台にくくるのです。三位基台は、蘇生、長成、完成を経なければなりません。ですから、蘇生、長成、完成であって、一人で完成することはできません。三家庭が一つであって、一家庭で一つではありません。皆さん一人だけの家庭では立つことができません。ですから、お父様も三家庭を立てたのです。一人で立つことはできません。
また、そこにおいて良い物があれば、「私から!」と言ってはいけません。完成した位置に立つためには、二つの時代の恵沢圏を経なければなりません。完成しようとすれば、蘇生、長成を経なければならないのです。自分がいくら完成しているとしても、蘇生、長成を通過して、完成の位置に立っているのです。良い物があれば、彼らに三分の二以上を分けてあげなければなりません。お互いにそのようにしなければならないのです。ですから、これから共同生活をしなければなりません。その三位基台が共同生活をして、一から十まで完全に「間違いない。サタンも讒訴できない」と言うことができなければなりません。そうしたのちに、サタンが分立されていくのです。
24 皆さんが三位基台を造成するためには、何をしなければならないのでしょうか。一つの家で暮らさなかったので、一つの家で暮らしながら、皆さんが蕩減復帰をしなければなりません。ですから、これからアパートを建て、そこに日本人、韓国人、アメリカ人、ドイツ人が一緒に暮らすようにして、生活的に訓練しようと思います。それと同様に、韓国でも三位基台の家庭が一つの家で暮らしていかなければなりません。御飯を食べるにしても、粗末なお粥を食べるにしても、三家庭が共に食べて暮らさなければなりません。
絶対に後援を受けてはならないというのです。縦的に後援を受けるのではなく、横的に後援を受けなければなりません。自立しなければならないというのです。三兄弟が一つになり、六人が一つになれば、何でもできます。天地をすべてひっくり返すこともできるというのです。二人か、三人の人が祈れば天が共にあるといいますが、三位基台が一つになれば、できないことはないのです。これが統一教会の誇りです。今から、私が直接指示して、三十六家庭からすべて、一つの家で三家庭ずつ暮らせるようにしなければなりません。三兄弟が一緒に住んでから、世間に出ていかなければなりません。一つになるまでは出ていけないのが原則です。ですから、この世の兄弟に優る復帰家庭を立てなければなりません。私たちが統一されなければ、世界を統一することはできないのです。
25 天国には家庭が入るようになっています。今後、四位基台、父母様を中心として三家庭が一つにならなければなりません。父母様が教えるすべての天理の規約を中心として一体化できるように、一つにならなければならないのです。
黒人、白人、黄色人が信仰の三位基台になった場合は、そこで三年間、一つになる訓練をしなければなりません。個別の生活はできないのです。そうして、その周辺の十二家庭、または三十六家庭で一つの地域になっていれば、その全体の公認を受けた家庭は、自由解放だというのです。
26 アダムとエバが一体化すれば、カインとアベルも一体化して出発するようになります。そのようになれば、東洋で韓国と日本を中心に、新しい理想的な出発が始まり、東洋と西洋の一体化が成就するようになります。そして、真の父母が還国、国に帰るのです。神様の環境のもとに帰っていくのです。神様の還国時代です。天の父母様、完成した父母様が初めて帰国時代、国に帰っていく時代になったというのです。思想的にも、心情的にも、すべてにおいて統一世界が可能です。ですから、生活共同体ができるようになります。
日本人と韓国人、ドイツ人とアメリカ人が、すべて一つの家庭でその訓練をしなければなりません。民族感情や、氏族、民族、あるいは文化の細部に至るまで、様々に絡み合った過去の讒訴的派閥であるサタンの権限を、完全に消化して一つになる環境をつくらなければなりません。そのために生活共同化時代へと入っていくのです。祝福家庭は二人だけではありません。八人にならなければなりません。四ヵ国の家庭が父母様のために訓練しなければなりません。八人の共同体と同じです。四人が各自ペアを組めば、八人になります。韓国人と日本人とアメリカ人とドイツ人が一つの家庭の中で、一緒に生まれた双子、四つ子のように生活共同体を形成しなければならないのです。今からそのような生活訓練をするつもりです。
ですから、日本人は日本人なりに、韓国人は韓国人なりに生活してはいけません。伝統の原理的方式によって生活環境を改造することで、未来の世界はそれに従い、皆さんの子孫も天国直行の完成圏に入っていくようになるのです。
27 韓国を中心として、四ヵ国から十二ヵ国まで連結しなければなりません。その十二ヵ国さえ連結するようになれば、十二支派が編成されるのです。ですから、これから大移動が起きます。
韓国人たちは外国に出ていき、また外国人たちは韓国に来るのです。それゆえ、韓国語を学ばなければなりません。いつでもそれができるわけではないので、皆さんが外国に出ていって、韓国語を教えてあげるために小学校を建てなければなりません。
これから祝福を受けた家庭は、小学校を建てなければなりません。各国の教会を中心として、皆さんが出ていって韓国語を教えてあげ、伝統的信仰基準を中心に祝福家庭を束ね、共同生活をしながら、今後、成長する子女たちを養育できる小学校を造っておかなければならないというのです。
28 世界を一つの大きな木と考えれば、自分の家庭は、その木における小さな枝の中の枝に該当します。自分の家庭は、樹齢が数千年にもなる大木の一本の枝です。自分が最も愛する基盤となる枝のために、またその芽のために互いに尽くそうという気持ちで授受する共同体を形成するようになれば、天運が保護するので、自動的に理想圏へと成長していきます。
自分の家庭は、自分一個人の家庭ではありません。また、男性と女性は、その家庭を代表すると同時に、世界的で天宙的な存在です。人間の体でいえば、一つの細胞は、数十兆にもなる全体の細胞を代表するのです。その数十兆にもなる細胞は、一つ一つ愛によって満たされます。すべてが愛に同参(一緒に参加すること)するのです。したがって、真の愛を中心として完全に統一された家庭は、天宙と連結されるのです。
ですから、自分の家庭ばかり考える人は長続きしません。自分の国ばかり考える人も、長く続かないのです。
Wednesday Mar 22, 2023
真の父母経 第82話
Wednesday Mar 22, 2023
Wednesday Mar 22, 2023
5 七百七十七家庭は、三年間は先頭に立たなければなりません。最後の使命を遂行しなければならないというのです。今まで祝福家庭は、そのようなことがありませんでした。このように祝福が全般的に成就されることによって、神様の願いは今、地上で成し遂げられつつあるのです。個人から家庭、氏族、民族、国家、世界へと行くために、カインとアベルが一つにならなければなりません。上がるためには、カインとアベルが勝利しなければならないのです。それが原則です。ですから、世界のために犠牲にならなければなりません。各国がそのようになれば、世界統一は自動的に訪れるのです。お父様はその戦法で歩んでいます。
世界的に注目を集めた千八百双祝福結婚式
千八百双国際祝福結婚式が、一九七五年二月八日、ソウルの奨忠(チャンチュン)体育館で挙行された。この日の祝福式には、韓国から八百九十二双(在日同胞十八双を含む)、日本から八百十一双、欧米から百十一双、台湾から二双など、合計千八百十六双が参加した。この中で、八十七双が国際的なカップルとなり、合計二十ヵ国の人々が参加した。祝福式では国土統一院長官の祝辞が述べられ、行事後、ソウル市内でパレードが行われた。
6 一九七五年二月八日に千八百双の祝福結婚式を挙行しました。統一教会が個人的に初めて公に姿を現し、家庭的に初めて公に姿を現すときは、父母様の家庭だけではなく、全世界の統一教会員たちが、世界の前に現れなければなりません。このような神様のみ旨があるので、家庭的に勝利して一つの杭を打たなければならないのですが、第一次七年路程、第二次七年路程の功績を土台として、第三次七年路程の上に、父母を中心として皆さんの家庭を平面上に横的に展開させ得る、一つの示威、一つの攻戦を広げたのが、千八百双の祝福行事でした。
7 第三次七年路程に入って、すぐに千八百双の祝福が行われました。第三次七年路程は、神様のみ旨から見ると、堕落圏ではなく完成期圏内に突入したので、皆さんがこれを歴史的に輝かしい伝統として残さなければなりません。千八百家庭の祝福は世界的な祝福です。二十ヵ国から集まってきて世界史的な祝福を受けたのです。
世界の超民族的な伝統基準を立てるに当たって、韓国を代表する皆さんは、恥ずかしい男になってはいけません。各国がその競争です。韓国ではたくさんの家庭が祝福を受けたのですから、主体国として輝かしい伝統を立てなければなりません。アダムとエバが自分たちの思いどおりにして堕落しましたが、それと同じようにして再び堕落するのではなく、神様と父母様のみ言を絶対的な支えとして、神様が願い、父母様が願う家庭にならなければなりません。
二千七十五双と六千双祝福結婚式
一九八二年七月一日、アメリカ、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで、二千七十五双国際祝福結婚式が開催された。真のお父様が法廷闘争をしている過程で開催されたという点で、その意義は大きい。この祝福式には、一九七九年五月に約婚式を挙げた七百五双と、一九八〇年十二月に約婚式を挙げた八百四十三双、一九八二年六月に約婚式を挙げた六百五十三双が参加した。一九八二年十月十四日には、ソウルの蚕室(チャムシル)室内体育館で六千双国際祝福結婚式が開催された。六千双の祝福結婚式には、韓国から千五百双、日本から三千六百双、東南アジアから九十双、アメリカから百五十双、中南米から百双、ヨーロッパから四百双、アフリカから六十双など、八十五ヵ国から参加した。
8 一九八二年七月一日に、二千七十五双の祝福結婚式を行いました。結婚というのは、一双だけがしてもその近所で祝祭をするのに、数千双が結婚することに反対するというのは、道理から外れていることです。この祝福行事でデモをする人がいないので、警察が驚いたでしょう。西欧社会においては大きな衝撃だったはずです。これから皆さんは、私たちの祝福結婚式を大いに誇らなければなりません。
9 今、お父様は、アメリカで法廷闘争をしています。普通の人であれば、喪中の家のようになり、(泣き叫んで)大騒ぎになることかもしれませんが、二千双以上を結婚させてあげました。これには重要な意義があります。お父様の歴史を記録するとすれば、こういう時であるほど、このようなすべてのことが、より貴重な価値をもつというのです。お父様に反対するその国のために、このような公的なことをしているという事実は、歴史がひっくり返ることです。そのようなことを、なぜこのように急がせるのでしょうか。それは、お父様がモスクワ大会のために行くべき道が残っているからです。
10 六千双の祝福結婚式は、摂理史的に見ると、歴史的な一つの終着的な結末をつける行事でした。韓国から出発した統一教会が、今まで韓国にそのままとどまっていれば、全世界に影響を与えたり、全世界の人々の心情を一つに合わせたりする結果をもたらすことはできなかったはずです。それで、国際的な舞台に拡張する世界的な拡張運動を通して、全世界の人々の心情を糾合させられた良いひと時だったと考えるのです。ここに参加した国は、八十五ヵ国です。自由世界はもちろん、共産圏にいる人たちまでもここに参加したことは、歴史的な事実です。
この大会自体は、霊的に見れば、数多くの霊界の先祖たち、八十五ヵ国の先祖たちがみな団結する場でした。摂理上には様々な祝福すべきことや誇るべきことがたくさんありましたが、霊的世界全体が超国家的な立場で団結できる時は、神様の摂理歴史の過程を通してこのひと時が初めてでした。そして、世界八十五ヵ国の若者たちが、この場で祝福を受けるその瞬間の環境や、祝福を受ける本人たちもまた、国家を超越して一つの焦点を合わせていたというのです。霊界が見つめる焦点と地上で見つめる焦点が一致し得た時は、今まで歴史上にもありませんでしたが、今後もないでしょう。これは、超世界的な慶事でした。ですから、神様の立場から見るとき、誇らしいことだというのです。
11 統一教会は、愛の世界をつくるために祝福結婚式をします。統一教会は人種差別を認めません。真の愛においては、「白人は異なり、黒人は異なる」と言うことはできません。統一教会が偉大であり、統一教会員たちの違うところはその点です。六千双の国際祝福結婚式の時にも、私は日本の女性たちと黒人たちを七十双ほど結婚させました。強制したのではなく、自分たちが望んでしたのです。
12 六千双の祝福を受けた人を世界に配置しました。そうすることによって人種が完全に束ねられ、縦横の歴史が完全に転換するのです。上下の歴史が完全にひっくり返り、東西が入れ替わるというのです。それにより、すべての歴史的な潮流が変わるという話です。潮流が変わります。家庭的理想は、愛を中心として成就するのですが、世界で有史以来、初めて愛の潮流が神側から押し寄せ始めたのが今回の祝福です。
初めて地球星に愛の思春期が訪れるのです。六千双の祝福結婚式によってそのようになります。六数はサタン数ですが、サタン圏内を撃破できるのが六千双です。愛の六千双の旗を翻すことによって、サタン世界は完全に退くのです。
第四節 六千五百双、三万双、祝福二世の祝福結婚式
交叉祝福時代を開幕した六千五百双祝福結婚式
六千五百双国際祝福結婚式が、一九八八年十月三十日、一和の龍仁(ヨンイン)工場で挙行された。この祝福結婚式には、十七ヵ国からの参加があったが、韓国の新郎と日本の新婦千四百三十五双、韓国の新婦と日本の新郎九百七十三双など、日韓の交叉結婚が相当数を占めた。また、日本の新郎と日本の新婦三千六百六十双も参加した。真の父母様はこの約婚式で、主に写真を御覧になって結婚相手を決めてくださった。
1 六千五百双を祝福する時、日本人と韓国人を交叉結婚させました。なぜそのようにしたのでしょうか。アダム国家は韓国であり、エバ国家は日本です。アダムとエバが自分勝手に結婚することによって世界を失ってしまったのですが、今や国家的基準でひっくり返しておいたのです。
2 国家基準の二世たちが交叉結婚をすることによって、サタン世界は崩壊し、父母様の全権時代の土台の上で、理想天国が出発するようになります。その歴史の象徴物として集まってきたのが六千五百双です。これを一週間以内にしました。最初、日本の幹部たちは「そのようなことはできません」と大騒ぎしましたが、死に物狂いでやるようにというお父様の命令に従ってやってみたところ、日本政府の機関が協力するようになり、韓国大使館が協力するようになりました。日本も助けたという条件を立て、韓国も助けたという条件を立てたのです。
3 一九八八年十月三日に「世界統一国開天日」を宣布しました。そのように宣布することによって、国が生じるのです。アダムとエバが個人的に堕落してサタンのもとに行ったので、これを蕩減し、復帰していくときに、サタン世界を代表するアダム国家とエバ国家の二世たちを中心として歩んでいくようになるのです。彼らはカナンに復帰したのと同じです。イスラエル民族は、カナンに復帰してカナン七族に染まり、結婚を誤って病にかかったのです。ですから、道義がすべて破壊され、乱れた社会環境になりました。
そのように、すべて流れていくしかない環境の中で、父母様が韓国の二世たちと日本の二世たちを交叉結婚させたのです。それは国家と国家が結婚したのと同じです。エデンの園で個人的に結婚を誤ることによってサタン世界になったのですが、天の父母と真の父母を中心として、アダム国の代表とエバ国の代表が交叉結婚をすることにより、国家的に天に抱かれ得る門が開かれるのです。
4 韓国と日本は怨讐の国ですが、これを押しのけて、韓国で交叉結婚をしました。韓国も反対できず、日本も反対できませんでした。写真を見て結婚し、言葉も通じない国の人たち同士が結婚するというのは、歴史上になかったことです。六千五百双の祝福行事を、すべてが歓迎する中で神様の名によって行うので、サタンは付いてこられなかったというのです。