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Monday Mar 13, 2023
真の父母経 第84話
Monday Mar 13, 2023
Monday Mar 13, 2023
21 二世教育で父母様が強調したことは、今まで暮らしてきたすべての習慣性を忘れてしまいなさいということです。統一教会から始まって、統一教会の伝統を受け継ぎ、習慣化しなければなりません。父母様と神様を中心として習慣化しなければならないのです。
二世たちが祝福も受けず、自分の好きなようにしようとしたならば、再び戻ってこなければなりません。統一教会から抜け出して結婚することはできません。イスラエルには、淫行を行えば、石で打ち殺すという法がありました。今後、それ以上の恐ろしい時代が来るかもしれません。天理に背く人たち、自分の一国を滅ぼし、世界を滅ぼす人たちは、この地上に存在する価値がありません。深刻な問題です。
22 統一教会の皆さんは、世俗化してはいけません。一大浄化運動をしなければならない日が来ます。二世三十六家庭の皆さんは、父母様が語れば、語ったとおりに動かなければなりません。皆さんが誤れば、皆さんの七十二代の先祖たちが引っ掛かってしまうのです。霊界でデモが起きます。「統一教会に入ってきて、祝福を受けて生んだ子女が、何たる有様だ」とデモをするというのです。そのようになれば、その息子、娘がうまくいくはずがなく、行く道が楽ではありません。仕方がないので、父母様が罪の荷を背負い、十字架を背負って、ひもを付けながら断ち切ることなく今まで歩んできているのです。
また、父母たちは、「私の息子が二世祝福を受けたので、適当に動いてもよい」と考えてはいけません。皆さんは、み旨を世界に発展させ、世界の祝福基準を立てて、万年解放の祝福という、解放の道を行くべき運命が残っていることを知らなければなりません。誰が先頭に立つのでしょうか。祝福家庭が責任を果たせなかったので、息子、娘たちを先頭に立たせなければなりません。
23 祝福家庭の二世の皆さんは、ひたすら父母様の言うことだけを聞かなければなりません。そうでなければならないのです。脱落してしまいます。二世たちが十字架を負わなければなりません。皆さんの父母が誤ったことまで十字架を負わなければならず、今後、自分の息子、娘が誤っても、その十字架を負わなければならないほど、重要な立場にいます。そのようにならないためには、皆さんが三世代を中心として、責任をもって十字架を負い、犠牲にならなければなりません。父母様は、皆さんを犠牲にしてでも、越えていかなければなりません。
ですから、父母様の言葉に絶対に順応しなければなりません。口があるからといって、好き勝手に話ができるようにはなっていません。この世と社会に対して不平を言えば、サタンが入るようになっているのです。弁証法の論理は闘争概念です。不平から始まるのです。サタンが神様のみ旨を破綻させながら、理論的な基盤をもって現れ、世界舞台を混乱させるこの時に、その間に挟まり、そこに染まってはいけないというのです。
24 四十年以上にわたるお父様の時代において、四千年の歴史をひっくり返して隅々まですべて収拾し、心情の根源から、その外れてしまった道まですべて正して、人類の解放圏まで提示することによって、神様がこの地に君臨して天国を建設できる道理を広げることができたという事実は、夢のような話です。これはうそのようですが、事実です。ですから、恵まれた立場にいるというのです。お父様は、国を探して立てる時までは、自分の脚を見せませんでした。監獄に入っても、(衣服を)すべてきつく締めていました。サタン世界に見せることを嫌いました。また、所かまわず座ることはしませんでした。そのように体の管理をしたのです。どこかに座る時には、必ず聖別して座り、立つ時も必ず聖別して立ち上がりました。汚さないために、そのように暮らしたのです。
お父様が歩んできたのは、サタン世界を分別するための本然の姿勢の道であることを知って、二世の皆さんだけでもその伝統を相続しなければなりません。その伝統を受けられなかったことが皆さんの父母の恨だと思って、二世の皆さんだけは、この伝統を受け継いで生きていこうと身もだえしなければなりません。
25 二世たちは、安逸な考えをしてはいけません。伝統的な歴史の理想を立てなければなりません。そうしてこそ大きな木になるのです。皆さんには、まだ迫害が残っています。外部の迫害がなければ、父母様と皆さんの父母が迫害するでしょう。それは正常なことです。それが、誰もその根を引き抜けないように打ち込んであげることだからです。
愛で打ち込んであげなければなりません。どこの誰も引き抜けないように、終始変わらない思想の根を打ち込んでおかなければなりません。それが基盤になっていれば、それによって芽が出るようになります。そこに該当する比例的存在として生まれるのです。神様が、一族を中心として祝福するのも同じです。
26 祝福家庭の二世たちをしっかりと訓練しなければなりません。二世の皆さんも開拓伝道に出なければならないのです。大きな木になるためには、深い所まで根を張らなければなりません。深く根を張るためには、どのようにしなければならないのでしょうか。山の頂に植えた木は、根を下ろせず、枯れてしまうものです。深い谷間に根を下ろしてこそ、肥やしも富み、保護も受けられるのです。上にあれば、風が吹いて冷えるのです。風が吹けば、倒れるようになります。ですから、深い谷間に根を下ろさなければならないというのです。
この世の万事において、良いものがすべて高い所にだけあるのではありません。良いものは、高い所にもありますが、最も低い所にもあるのです。木で言うならば、最も大事なところが根です。根は、見えないよう底(土の中)に張っています。根は、真ん中の根からまっすぐに伸びなければなりません。ですから、真ん中の根を中心として深く入れば入るほど、その四方に支根を張らなければならないのです。それに比例して、木自体に付いている幹と枝も大きくなります。根が先です。種を見ても、根が生えながら、芽が出るのです。天と人間の関係を見れば、逆さまです。人間の根は天なのです。
27 私が皆さんを祝福してあげるのは、皆さんより優秀な人を残すためです。二世の三十六家庭と七十二家庭は、み旨どおりに歩まなかった場合、問題が大きいというのです。お父様は、このみ旨ゆえに国を捨て、父母を捨て、妻子を捨てました。国を捨てたというのはどういうことでしょうか。サタン世界が私を押し出したのであって、私が捨てたのではありません。
島に流刑になり、海を泳いで上陸して、今このことをしているのと同じです。そのような伝統を受け継げるように、自分の基盤を築かなければなりません。お父様は、世界的な基盤を築くためにこのようなことをしたので、二世の皆さんは、自分の基盤を築いて、親戚や同志、自分と関係のある人たちに借りをつくってはいけません。
28 皆さんが有り難く思わなければならないのは、四十年のカナン復帰路程のみ旨について考えるとき、今、統一教会は、カナンの福地に既に入っているということです。民族的基準において、今後、統一教会を遮る道はありません。統一教会の風土に従わなければ国家が存続できないことを、識者から一般大衆までが感じる段階に入りました。ですから、ここから突き進まなければなりません。ここから新しく突き進み、機関車になり、砲弾となって撃破し、新しい歴史を展開すべき時点に立っているその人々は、祝福家庭の二世たちです。正に皆さんがしなければならないというのです。
結婚とは、単純に自分個人を中心とした結婚ではありません。統一家において、一大革命を提唱するために結婚しているというのです。ここには、第三者のいかなる考え方や観念も介在してはいけません。あくまでも真の父母様を中心として歩まなければならないのであって、第三者が介在してはならないのです。
29 ヤコブの息子は十二人ですが、彼らの中で最も祝福を受けた息子は、十一番目と十二番目のヨセフとベニヤミンです。兄弟の中で十人の兄がサタンの振る舞いをしました。この兄たちが二人を憎んだのです。そのような十家庭以上が反対し、冷遇する立場で、愛する心をもって乗り越えていかなければならないことを、代表して示してくれたのです。
ヨセフは、兄たちが自分を(涸れた)井戸に突き落として殺そうとし、売り飛ばしましたが、兄たちが自分を死の場に追い込んだのではないと考え、すべての権威とすべての欲望を忘れて兄たちを愛しました。ヨセフがそのように兄たちを愛したという条件によって、イスラエル民族全体が助かったのです。二世の皆さんも、そのような道を行かなければなりません。
祝福家庭の二世たちを祝福してあげたのは、一人で豊かに暮らしなさいということではありません。統一教会に反対し、統一教会を嫌っている、十人の兄弟のような環境にいる彼らを救ってあげるためであり、彼らを抱いて神様の愛の圏内に入っていける責任的使命を担わせ、代表として歩ませるためです。言い換えると、ヨセフのような立場で祝福を受けた家庭の息子、娘たちなのです。これが、祝福家庭の子女たちの行くべき道です。祝福を受けた家庭の息子、娘たちを、神様と父母様が祝福してあげて、良い暮らしができる環境をつくってあげたとすれば、その環境は、皆さんのためのものではありません。世界のためのものです。
Monday Mar 13, 2023
真の父母経 第83話
Monday Mar 13, 2023
Monday Mar 13, 2023
5 ソウルオリンピックの競技が行われている真っ最中であった一九八八年九月二十七日に、父母様は「摂理的統一転換式」を宣布しました。これを土台として、十月三日に「世界統一国開天日」を宣布することができました。そのようにすることによって、主体国であるアダム国家の韓国と、対象国であるエバ国家の日本の二世たちを結び合わせたのです。オリンピックの時に世界の青年たち、二世たちを一つにしたので、統一教会内の韓国と日本の二世たちを交叉結婚させたのです。この交叉結婚は、アダムとエバが個人的な一組の夫婦の立場で堕落したことを復帰するために、国家的な立場のアダムとエバが、息子、娘を代表して行う結婚です。一個人として堕落したアダムとエバが国家的代表の立場に立つことによって、二世たちを完全に統一するのです。この二国を統一するので、その一つになった基盤の上に父母様が立つのです。
6 一九八八年十月三十日に、六千五百双の合同結婚式をしました。日本人と韓国人の交叉結婚です。一般の人たちは、「統一教会員たち同士、写真を見て結婚させた」と言いましたが、新郎新婦同士ではすべて言葉が通じると思っていたのです。しかし、互いに言葉も通じません。言葉も分からない人同士が結ばれて、数千人が座っているのですが、静かだったのです。
なぜ静かだったのでしょうか。言葉が通じないからです。ところが、手はしっかり握っていたというのです。そこで手を離してはいけません。一万五千人が集まったので、一度相手を見失ったら、互いに見つけるのが難しいからです。ですから、御飯を食べる時も手をしっかりつないでいます。言葉が通じない中でもひたすらつかんでいる姿が素晴らしいのです。そのようなことは、統一教会でなければ見られません。
超国家、超人種の結婚大祝祭である三万双祝福結婚式
一九九二年八月二十五日、ソウルオリンピック主競技場で、世界百三十一ヵ国の善男善女が参加する中、三万双国際祝福結婚式が開催された。この祝福式は、第一回「世界文化体育大典」の一環として行われ、祝福の世界化時代を開いたことに大きな意味がある。また、航空便予約の問題などで入国できなかった六ヵ国の祝福対象者たちのために、衛星中継による祝福結婚式が実施され、彼らも同じ時間に共に祝福の礼式に参加することができた。
7 一九九二年に三万双の世界的な祝福をしました。三数は完成数であり、天の数を代表します。蘇生、長成、完成です。三万家庭を祝福したということは世界的です。三万双の結婚後には、統一教会の合同結婚式に対する反対がなくなっていくというのです。私たちが三万双の結婚式をすることによって、国際的につながるようになりました。そこには、国家もなく、国境もなく、民族もなく、文化(の壁)もありません。
今まで結婚する時は、その境界線を越えられず、自国を中心として、自国内でも自分の一族を中心として、それも自分と関係のある一族だけを探し求めて結婚しましたが、これを完全に取り払ったのです。国境や民族、人種、宗教、文化の壁をすべて取り払い、同じ兄弟として結婚運動に初めて加わる役事が、国際祝福結婚式だというのです。
8 三万双の祝福は、国家を超越し、地域を超越し、宗教を超越し、政治圏を超越して行った国際結婚です。三万双なら六万人になります。それほど多くの人たちが、十日でもなく、一日ですべて結婚したというのです。
一国の人たちだけではありません。百三十ヵ国以上の国から白人、黒人、黄色人を問わず、すべての人種の人たちが来て参加したのです。肌の色がいくら違うとしても、生き方は同じです。一つです。ために生きる生活文化は同じだというのです。たとえ貧しく暮らしても、人のために生きるのです。そのような家庭が全世界に広がります。私たちのような人たちが、世界のほとんどを占めて、二十年後に一つの国家、一つの世界になると考えてみてください。そのような時が来るのです。
9 三万双の祝福の時は、功のない人まで祝福してあげました。そのようにしたのは、氏族メシヤを送り、一族を解放するためでした。親たちが今まで統一教会に反対し、その氏族全体が統一教会に反対しました。激しく反対した人たちは、むしろ統一教会に入った子女たちをもつ親たちでした。その反対した親を解放してあげるのです。
10 世界の家庭を連合して、世界の国をつくらなければなりません。国家を超越した世界家庭の連合がつくられなければなりません。それを象徴するのが、今回の三万双の世界的な祝福式です。これは世界家庭復活式です。
この世界家庭復活式をするに当たって、ここに日本やアメリカを問わず、全世界が反対しました。しかし、父母様が家庭を引き入れて思いどおりにしても、反対するのではなく、歓迎できる時代になったという時には、皆さんが家庭伝道をしても無事通過するというのです。ですから、皆さんは、主体の力量をもてる実証的な内容を備えなさいというのです。
11 海水が満ち始めると、満潮まで六時間もかかります。水平まで行こうとすれば大変なのです。しかし、時が変わりました。ですから、蕩減復帰を通して、国家基準と世界基準を備えるようになれば、一時間以内に平面基準に立てます。時代の恵沢圏によってそのようになるのです。
真の父母が来られるのは、全世界の万民を平等な立場で祝福するためです。サタンの讒訴がなければ、世界人類を一度に神側に返したいと思うのが神様の心情です。ですから、この満潮圏の立場に立つ条件として、一週間だけ修練を受ければ、満潮になったのと同じ基準で祝福できるのです。そのようなことをしたのが三万双の祝福です。
12 アダムとエバが結婚を誤ってしまったので、祝福結婚を通して万国に統一圏を形成していかなければなりません。ですから、神様の名によって結婚式をするのです。三万双まで父母様を中心として結婚式をしました。これは平面的です。同じ恵沢圏内にあるのです。カインとアベルが闘うのではなく、一つになりました。カインとアベルが天のみ前から遠く離れているのですが、神様の愛によってカインとアベルの世界的版図を一つにするという天のみ旨を成し遂げなければならないので、世界的な祝福式をするのです。
天がサタン側を追放して世界を収拾し、初めて天宙から世界、国家、民族、氏族、家庭まで基盤が固められるのです。このようになることによって、天が訪ねてこられます。そうして、地上に来られる主と一つになることによって、サタンを追放した家庭の起源をつくるのです。そのような家庭を代表する世界的時代が、三万双の祝福を中心として、三年路程を経る時です。
13 神様を中心として結婚できなかったことが堕落の原因なので、神様と真の父母様を中心として結婚しなければなりません。そうしてこそ、その族譜圏内に入るのです。三万双の結婚式の時は、このような族譜圏に入り得る準備をしなければならないので、世界人類を平面上に立て、父母様が責任をもって解放の位置に立ててあげるのです。誰でも一週間の修練を受け、「祝福を通して、真の父母が歴史全体を蕩減してくださることにより、自分たちが解放される」ということを信じればよいのです。
二世祝福と祝福二世家庭の責任
祝福二世の最初の祝福結婚式が、一九八六年四月十二日、三十六双が参加する中、ソウルのリトル・エンジェルス芸術会館で開催された。この日、真の父母様は、参加者たちに「新しい歴史を展開すべき時点において、皆さんは自分個人を中心として結婚するのではなく、統一家において一大革命を提唱するために結婚するのだということを知らなければならない」などと語られ、新しい歴史的一ページをつくるという重大な使命を背負って、この式典に臨むことを願われた。
14 祝福家庭の二世の根は、父母様です。ですから、皆さんは、父母様の言葉を絶対視しなければなりません。誰よりも、自分の家庭よりも絶対視しなければなりません。父母様の国と父母様の世界圏、天地を取り戻し、それを迎えるための伝統を伝授させるためなのです。
天と世界と国の伝統を縦的に連結させるための第一の門戸、すなわち葉や枝が皆さんの家庭です。ですから、皆さんの家庭は、天を代表し、世界を代表し、国家を代表する横的な代表です。それゆえ、皆さんには国の伝統がなければならず、世界の伝統がなければならず、天の国の伝統がなければなりません。それが皆さんの主流思想です。皆さん二人が一つになって、サタン世界の歴史と隔離された、新しい一族として出発するのです。
15 二世の皆さんを、なぜ祝福してあげなければならないのでしょうか。二世自体の家庭を選ぶ時、その家庭が世界の途上で迫害を受ける家庭に属していれば、その二世たちを祝福してあげることはできません。しかし、摂理的に見ると、今や統一家において祝福家庭も迫害を受ける時代を越えました。誰がそのようにしたのでしょうか。皆さんの父母がしたのでしょうか。真の父母がしました。真の父母の上には誰がいますか。天の父がいるのです。このように、三代の父母に侍ってこそ復帰されるのです。
縦的中心である神様と真の父母を中心として、縦横に連結されるここにおいて、皆さんは父母に侍らなければなりません。三代の父母です。お父様は、縦的な父母に侍ることにおいては落第しませんでした。間違いなく侍ってきました。そうして、地上に着陸したのです。上から完全に根を張りました。着陸したところに、様々な家庭が水平線を中心として存在し、皆さんの父母は水平線になった家庭ですから、平和基準によって万国の家庭をつなぎ得るモデルにならなければなりません。
16 統一家に二世祝福があったことは驚くべき事実です。子女たちが祝福を受けることによって、今までの祝福家庭の過ちによって侵犯された条件を再び防御できる、神様の第二防御線ができたというのです。
国を中心として、皆さんを祝福してあげたという事実を知らなければなりません。父母様が築き上げた世界基盤の上に、大韓民国の国民が、霊的には統一教会の方向に従っていくようになっています。
17 二世祝福を受けた人たちは、祝福家庭の先導者にならなければなりません。雁の群れが飛んでいく時には、先導者がいて、行く方向を案内するのと同じです。皆さんの一族を中心として金氏なら金氏、朴氏なら朴氏を代表して、ここに呼ばれて来たというのです。皆さんは国を探し求めなければなりません。そのような点で、皆さんは自分たちのために祝福を受けたのではありません。
18 お父様は、家庭を中心とした天国の基盤を築くために、四十年間苦労してきました。国家との激しい闘い、厳しい風雪を経ながら、その位置を訪ねていったのです。神様の愛と真の父母を中心として成し遂げられた家庭中心の天国基盤と、カイン父母の四位基台の基盤が、天と共に完全に一つになる時、天国はそこから出現します。ですから、二世たちを先頭に立て、蕩減復帰の条件として二世三十六家庭を祝福したのです。
19 二世祝福を受けた家庭は、悪魔サタンを一度に放り出せる個人的な権限を回復しようというのです。「私は、世界と天宙を代表し、神様の立場を代弁することはできないとしても、私個人の立場でサタンを放り出せる息子であることは間違いない」と言えなければなりません。個人を代表して、サタンの胸ぐらをつかんで追い込める自信をもって、サタンが恐れるようにならなければなりません。宇宙の大怨讐、悪魔を個人的に屈报させ得るチャンピオンにならなければならないというのです
20 二世の祝福家庭は、本来、東西南北、上下、前後、左右を通してサタンが侵犯できない家庭です。皆さんは、愛を中心として、東に、南に、北に、西に、広がっていかなければなりません。そのような責任を果たさなければならないのが、二世の祝福家庭です。今後、二世の祝福家庭は、男女問題に引っ掛かってはいけません。
Friday Mar 10, 2023
真の父母経 第75話
Friday Mar 10, 2023
Friday Mar 10, 2023
第二節 祝福結婚の相対決定とその条件
祝福結婚のための基準と条件
真の父母様は、「千年、万年、努力を重ね、天上世界と地上世界の万民が仰ぎ見る中で祝福結婚式に参加しなければならない」と語られた。そして、祝福に先立ち、原理修練と伝道、断食精誠などの基本的条件を立てなければならないことを強調されたのである。また、祝福結婚式には、必ず両親から承諾を受けて臨まなければならないと語られた。
1 祝福を目の前にしている皆さんは、過去から現在に至るまで、自分の生活を批判してみなければなりません。皆さんの中には、祝福に対して自分なりに考える人が多くいます。「教会でいつも行われるのが祝福だ。私自身もこのような条件が成立していて、教会に入ってきて何年過ぎたから、そこに該当する資格をもつ者になっただろう」と思うかもしれませんが、そのように考えてはいけません。
この日は、神様が六千年間、願ってこられた一日です。ですから、この一日を迎えることにより、失ってしまった息子を探し出し、失ってしまった娘を探し出すようになるのです。彼らを通して、神様の愛を連結できる一致点が整い、ここから神様のみ旨を展開できる横的な基盤が用意されるのです。このように、神様の心のうちに一致し得る心をもち、祝福の一日を迎えるために準備する息子、娘がどれほどいるかというのです。
2 神様は、サタンがアダムとエバを侵犯することにより、栄光の一日を迎えられませんでした。ですから、神様は、サタンに侵犯されたアダムとエバを凌駕し、祝福を受けられる夫婦をもたなければなりません。サタンが神様の息子、娘を訪ねていって再び奪う立場に立てば、神様は威信を立てることができません。
ですから、皆さんは、自分の事情をもって祝福を受けようとしてはいけません。祝福は、神様が認定せざるを得ない位置から出発しなければなりません。これが、堕落した人間として取るべき態度です。そうであるにもかかわらず、そのようにできないときには、敗者として残るのです。皆さんがこの場において一度誤るようになれば、皆さんの子孫が引っ掛かり、また、先祖まで引っ掛かるのです。
3 統一教会に入ってくれば、恋愛できないようになっています。堕落とは、神様を抜きにして、人間が自分たち同士で愛し合ったことです。自分たちだけで愛し合ったのです。今日の世界は自由な社会なので、「結婚は自分たち同士でしなければならない」と言いますが、そうではありません。エデンの園でアダムとエバが堕落しなかったならば、神様の立ち会いのもとで結婚式をしたはずです。主礼は神様が務めるのです。
アダムとエバが幼い頃は、兄妹のように分別なく過ごしましたが、成長してみると、自分たちが相対的関係にあることが分かり、思春期圏内に入るようになります。女性を見ても、時が満ち、男性を見ても、時が満ちているというのです。男性は顔に髭が生えるのを見れば分かり、女性も外形を見れば分かるようになっています。
時になれば、自然に神様が夫婦の契りを結ばせてくださるのです。夫婦の契りを結ぶのは、神様の立ち会いのもとで行われるのです。愛の主人は、アダムでもなく、エバでもありません。愛の主人は自分ではありません。神様なのです。
4 愛は一つです。その愛と向かい合える夫も一人であり、妻も一人です。皆さんは、結婚する前に恋愛をし、不倫な愛の関係を結んだことがあれば、悔い改めなければなりません。そのような考えが残っている限り、皆さんは神様の愛の圏内に入れません。本来、神様の愛を先に体験しなければなりません。
皆さんの記憶の中に、昔、愛していた人がいれば、その人の名前まで忘れてしまわなければなりません。「その名前を知っているような気はするのだが、忘れてしまって思い出せない」というほど、その愛がどんな愛であっても、すべて忘れてしまわなければなりません。夢の中でも、そのようにならなければなりません。そのようにならなければ、祝福結婚ができないのです。
ですから、昔、愛したそれ以上の心をもって神様を愛することができ、教会を愛することができ、真の父母に対してそのような思いが湧き出る境地に入らなければなりません。まず、神様を愛し、真の父母を愛するのが原則です。世の中の愛の観念が残っていてはいけません。
5 皆さんは、これから清算することがたくさんあります。統一教会に入ってきて、「私は誰々と結婚する」という考えはもてません。そのような人は、いまだにサタンの愛の綱をぶら下げているのです。きれいに清算しなければなりません。純粋に育ったアダムとエバのように、一人の男性、一人の女性として、神様を父母と思い、その真の父母の愛を受けなければなりません。そのような立場に立つようになれば、霊界と肉界の統一が起こるのです。それは原理的です。原理がそのようになっています。
6 祝福結婚の相対決定は、天がして、父母がするのです。すなわち、アダムの父である神様がするのです。そのような点で、韓国の伝統的な婚礼式は、天法に近い結婚方法です。(韓国ではもともと)父母の承諾がなければ、絶対に結婚できませんでした。これは絶対的です。
ですから、自分の好きな人がいれば、直ちに父母に報告しなさいというのです。その人が好きだという言葉が口から出る前に、まず父母の公認を受けなさいというのです。二人がつき合ってもよいと認めてくれれば、それは大丈夫でした。報告して恋愛をするのは、罪になりませんでした。しかし、報告をしないでするのは、認められなかったというのです。
7 一番幸福なのは、純潔な女性と男性が、神様の喜ぶ場で、天上のみ旨に従って礼式(結婚式)を挙げることです。そのような人は、天地の幸運児です。天下の人生行路と万事において、成功した人です。
そのようにできなければ、断腸の思いで、天地がひっくり返る切実な悔い改めをしなければなりません。そうして、清い心と体をもって、「父よ、私は恥ずかしい身です。どうすればよいでしょうか」と言うとき、父は、「そうか、私はお前の気持ちをすべて知っている。赦そう。そのようなつらい峠を越えてきたことが、父の喜びである」と言われるというのです。
ですから、そのようなことをすべて知り、赦すという天の同情の力が、自分自身にとどまるようになった上で、祝福の場に参加しなければなりません。
8 理想的なものは、きょうあるのではなく、あすにあります。ですから、私たちが「理想的な相対だ」と言えるものとは何でしょうか。二人が良いからといって、理想的な相対になるのではありません。未来の子孫のことを思うところに、理想的な相対がいるのです。結局は、反対です。
「天のために最も理想的な相対だ」と言える人とは、どのような人でしょうか。一番の極と極、最も嫌いな人同士が出会って一番好きになれば、ここから最も良いものが出てくるというのです。み旨のために生き、神様のために生きて多くの苦労をすれば、福を受けるのと同じです。世の中の結婚観とは反対です。そのような立場においても、「私は反対のものを感謝して受ける」と言い、「私はどのような女性、どのような男性に対しても、神様と共に理想的に愛し、暮らす」と言えば、神様は正反対の人とも結婚させてくれるのです。父母様が、そのような立場で祝福をしてあげた人もいます。彼らが一つになって暮らしさえすれば、傑作の息子、娘が出てくるというのです。
一つの時代が良かったなら、もう一つの時代は悪いのです。理想的な相対は、天上にいるのではなく、地獄のどん底にいると考えなければなりません。そこから新郎、新婦を求めなければなりません。
9 祝福は、金氏なら金氏、朴氏なら朴氏個人として、福を受ける立場に立つためのものではありません。ある一人の人が、祝福の場に臨むためには、何を先に備えるべきでしょうか。ここには必ず、まず備えなければならないものがあります。祝福は、個人のためにしてあげるのではなく、その個人を通して氏族、民族、国家、世界に代わる新しい家庭をつくるようにするためにしてあげるのです。その家庭は、自分の個体、金氏なら金氏だけのための家庭ではありません。その金氏だけの家庭ではなく、民族と国家に代わり、さらには世界に代わり得る家庭です。このような家庭を築かなければ、祝福が成立しません。
なぜなら、人類の先祖、アダムとエバは、個体としては二人ですが、歴史的な始発点に立っているため、その二人だけで終わるのではありません。その二人を通して、新しい家庭と新しい氏族、民族、国家が必ずや顕現するでしょう。このような世界的な基盤が決定する場が、正に祝福の場なのです。
10 統一教会の祝福を受けるためには、先に、様々な条件を具備しなければなりません。まず、万物を復帰したという条件を立てなければなりません。次に、サタンから自分自身を取り戻したという条件を立てなければならず、さらに、三人の信仰の子女がいなければなりません。最低限、三人の子女がいなければならないのです。なぜなら、堕落したからです。そして、堕落した人間を復帰するためには、創造原理による再創造過程を経なければなりません。七年間で、このようなすべての内容を備えられなければ、祝福の場に出ていくことはできません。
堕落したので、神側に再創造しなければならないのです。再創造しようとするなら、神様に代わる立場に立たなければなりません。そして、人間を再び造ろうとするなら、神側に属した物質がなければなりません。その物質を通して、自らを再び造る過程を経ることができます。ですから、必ず三年以上、万物を主管する訓練をしなければならないのです。世界から、自分を再創造する物質を集めなければならないというのです。自分の体を犠牲にしながら、そのような基盤を築くのです。
その基盤の上で、三年半の間、サタンと闘って勝たなければなりません。サタンがいくら迫害しても、落ちていかず、神様のみ前に永遠に立てる自分自身を探して立てると同時に、この期間に三人の息子、娘、すなわち信仰の三子女を探し出さなければなりません。霊界の協助を受け、霊界と縁を結ぶべき立場なので、信仰の三人の息子、娘をこの期間に探し出さなければならないのです。この条件を備えなければ、堕落していない本然の完成した夫婦になることはできず、完成した本然の夫婦にならなければ、天国に入ることはできません。
11 皆さんの中で、断食をしてみた人は分かると思いますが、断食はそれほど簡単なことではありません。しかし、統一教会では、正式な教会員になろうとすれば、一週間の断食祈祷をしなければなりません。普通の人たちは、一週間ないし八日間、御飯を抜けば、大概は死ぬと考えています。
私たちがこのようなことをするのは、何のためでしょうか。生命を懸けた一つの目的を中心としているという事実を確認し、自信をもつためです。これは、神様ゆえにするのであり、人類ゆえにするのです。また、サタンゆえに断食をします。サタンに対する防御線だという確固たる信念の中で、私たちは断食をするのです。また、私たち個人にとっては、このような絶食をすることにより、生活の恐怖心をいつでも除去できるというのです。私たちは、このような自信をもつために、断食をします。
一つの目的と一つの世界的なみ旨のために、「一週間、断食するとしても、私は前進する」という信念をもつことは、偉大な伝統になるでしょう。
Thursday Mar 09, 2023
真の父母経 第74話
Thursday Mar 09, 2023
Thursday Mar 09, 2023
13 交叉結婚は、韓国と日本から始めました。日本と韓国は、怨讐関係でした。交叉結婚のような血統を混ぜることは死んでもできないことを、韓国人は歴史的によく知っています。国家を超越し、大陸を超越して交叉結婚をすることにより、血統水平圏をつくることができます。それは誰も変えられないので、超国家的になるのです。そのようになれば、国家間で国境撤廃運動が起こるようになります。民族の統合によって国境撤廃をすることにより、新しい文化交流時代が来るのです。そのように交流することによって、統一を成し遂げます。それは、真の父母と天を中心とした文化を中心として、決着をつけるためのものです。
真の結婚の意味
真の父母様は、祝福結婚を通して、真の愛を中心に真の夫婦と真の父母、真の子女、真の兄弟の伝統を立てなければならないと語られた。特に、真の愛には、相続権と同位,同参(一緒に参加すること)権があるため、祝福結婚をすることにより、神様と真の父母様の真の愛の伝統を受け継ぎ、これを社会と国家、世界に拡大させていくとき、初めて天国理想が実現され得ることを強調された。
14 創造原則から見れば、自分が相対を創造するのではありません。相対は神様が創造したのです。父母が生んでくれるのが原則です。その天理原則、再創造の法度に従って、父母、神様が相対を探し出してくれるのが天理の公約です。真の父母様は、このような原則によって天倫の公約を中心として秩序を立てる基準を知っているので、この基準に従い、神様の保護のもと、真の父母という名によって、皆さんの結婚を執り持てるのです。これが統一教会の結婚観です。
15 結婚は、自分のためにするのではありません。天地の道理に合わせ、上下を備えるために愛するのです。前後を備えるためにするのです。男性のためにするのではなく、女性のためにするのではありません。天理の法度を合わせるためにするのです。
上下、前後を完全に縮小させ、一つにまとめ、愛でトゥルマギ(外出するときに一番外側に着る外套のような服)を作るのです。そのようになれば、それは愛で一つになった宇宙の核心体になります。ですから、宇宙の中心である神様の愛を中心として、その愛の主体と「私」が相対的関係を結び、太陽系に属しているすべての惑星が軌道を回るのと同じように、永遠に軌道を回りながら進むのです。夫婦は、一つの宇宙の人格を完成するときに、神様のみ前で主体と対象をつくりあげる細胞のような存在として残るのです。
16 男性と女性は、愛のゆえに生まれました。ですから、「私」が完成するために結婚をするのです。私が完成者になるためには、相対を迎えなければなりません。結婚をするのは、私だけでは半分にしかならないからです。世界の半分にしかならないのです。月で言えば、半月にしかなりません。完全な月になろうとするので、男性には女性が必要であり、女性には男性が必要なのです。ここにおいて、相対に「私のために生きよ」と言えば逃げていきますが、ために生きようとするときには、付いてくるようになるのです。
17 女性は、男性がいなければ愛の主人になれません。男性がいなければ、女性は愛の関係を結ぶことができません。女性の愛を完成させるのは男性です。男性が愛を完成させるのですが、それを男性のものとしてはいけません。その愛の実は、女性に返してあげなければなりません。また、女性は、男性の愛を完成させる主人です。
女性が女性ゆえに生まれたとすれば、女性は百年もたたないうちにいなくなります。女性が生まれたのは男性のためであり、男性が生まれたのは女性のためです。女性と男性は、神様の愛ゆえに生まれました。神様の愛の相対です。神様を愛の主人にするのは、神様お一人ではできません。祝福を受けた夫婦が神様を愛の主人にしてあげるのです。アダムとエバが結婚するその時間に、神様はすべての愛の主人になります。ですから、愛ゆえにアダムとエバが生まれたというのです。
18 多くの宗教で、「独身生活をしなさい」と言いますが、統一教会では祝福結婚をするのです。祝福結婚は、宗教の歴史にはありません。祝福結婚は、自分勝手にするものではありません。神様の命と父母の承諾を受けなければなりません。これが伝統です。結婚は、神様と父母から連結されてこそ、成し遂げられるのです。自分勝手に結婚してはいけません。結婚式の場は、最高の貴いものを父母から相続する厳粛な場です。その最高の貴いものを相続する前にその最高の貴い主人が、神様からその福をつないであげなければなりません。
ですから、結婚は、世界人類を代表した立場で、神様がつないでくれる位置に上がってしなければならないのです。種は、いくら多くても、最初の種と内容や価値が同じでなければなりません。数千、数万になっても、アダムとエバがもっていた本然的価値と同じでなければならないのです。それが変われば、種が変わってしまうのです。
19 結婚は、愛で一つになるための本然的基準に合わせるためにするものです。原因と結果が一つになっているので、これを誰かが壊すことは永遠にできません。縦的に神様がいらっしゃり、横的に男性と女性がいます。東にいる男性は、西にいる女性を訪ねていきます。また、女性は男性を訪ねていきます。そのように、横的に訪ねてくるのです。神様は、人間を愛によって造りました。彼らがすっかり成長して、相対(関係)になるときには、男性の目は女性、女性の目は男性に向かいます。
アダムとエバが成熟した場合、女性が一步進めば、男性も一緒に一歩入ってこなければなりません。同じように合わせなければならないのです。そうして、中央で神様の愛に出会わなければなりません。結婚した初日に、愛を通して球形をつくるのです。そして、神様は愛の核になり、アダムとエバは愛の副体(客体)になります。これを移して植えることによって、核心的な愛の種を受け継いだのが心であり、副体的な種を受け継いだのが体です。そのように心と体が一つになったのが、完成したアダムとエバなのです。
20 結婚は、神様を占領するためのものです。神様を占領すれば、真の愛には相続権があるので、神様も「私」のものになります。妻のものは夫のものであり、夫のものは妻のものです。愛を中心として、私のものになるのです。愛には相続権があります。また、同位権(があって)、同じ位置に行くことができます。その次に、同参権があって、どこに行くにも付いていくことができます。
ですから、愛によって一つになるときには、神様が私のものになります。神様に所属したすべてのものが、私のものになるのです。これにより、人間の欲望の最高基準である、天地を造った神様を私のものにすることもでき、天地のすべてのものを私のものにすることもできるので、私は王子のような位置、王女のような位置に立つのです。そのような王子、王女の位置に立って、天の国の王権を受け継ぐためにするのが結婚です。
21 祝福結婚は、神様と世界のためのものです。世界を愛し、世界を代表した立場に最も近い人を愛するのです。女性は父と夫、兄、弟に代わる立場として男性を愛さなければならず、男性は母と妻、姉、妹に代わる立場として女性を愛さなければなりません。この四つの立場に代わり、世界を愛する心で最も近い位置において愛し、尊敬しながら、互いにその刺激を感じるように結んであげた関係が夫婦です。世界的な愛を与え合える、最も基本単位的な基盤が夫婦です。
ですから、結婚すれば、妻を母と姉、妹の代わりに愛さなければなりません。また、夫を父と兄、弟の代わりに、それ以上の愛の心をもって愛さなければなりません。これが、理想相対を中心とした家庭の夫婦愛です。公式がそのようになっています。
22 結婚するのは、世界を愛する訓練をするためです。また、万民を愛する資格をもつためです。今まで、これが家庭で終わり、「あなた」と「私」の間で終わってしまったので、ばらばらに分かれ、砂粒のようになったというのです。これがサタン世界です。しかし、私たちは、あなたと私の関係を結ぶだけで終わるのではなく、世界と天地と共に関係を結んでいくのです。ここから天国ができ、新しい血族が始まります。
Thursday Mar 09, 2023
真の父母経 第71話
Thursday Mar 09, 2023
Thursday Mar 09, 2023
2 統一教会が韓国政府に登録された当時、大きな争いが起きました。その時が一九六三年です。お父様はこのような日が来ることを知っていたので、これに備えた天的な基準を立てなければならないと考えました。それで、海外宣教を準備したのです。それは、アベルが拘束されれば、カインを立てて蕩減復帰できるように準備するためでした。昔は、カインがアベルを殺害しましたが、今や外国を中心にカインの祭壇を形成してアベルの祭壇を敬うようにすることができ、アベルの祭壇を救うことができるのです。そのような世界的な関係を結ぶために、追われに追われながらも外国に宣教師を送ったのです。冒険をしながら、アメリカに三人、日本に一人を送りました。
私たちは、反対する自由党の政権下で成長してきました。自由党政権は、統一教会がなくなるものとばかり思い、このように発展するとは思わなかったでしょう。このように成長するまでには、血のにじむ歴史と、皆さんには想像もできない内容があります。このような時であるほど、必ず国家的な弾圧があるので、それに備えるための内的な準備をしなければなりませんでした。このような責任を感じて、アメリカと日本に宣教師を送り、ドイツにも送ったのです。
3 私たちは、世界の前に作戦が必要です。もつれ合った世界を、真の父母を中心として立て直すことができなければなりません。世界的な蕩減復帰路程を越えていくべきときには、五パーセントの責任があります。私たちは、国家的基準を立てて世界の様々な国に宣教師を派遣しました。イエス様当時のイスラエルのような韓国で定着し、世界の中心だったローマのようなアメリカで定着しました。ですから、ユダヤ教とイスラエル民族に追われ、迫害され、悲しみに暮れたイエス様の事情とは違います。皆さんは、過去数年間にお父様が語ったことが、今になってどうなったかを知っています。私たちが億万のサタンと闘って死んでも、その亡骸がカナンの地に埋められさえするのであれば、それは栄光にならざるを得ないのです。
4 私たちは、韓国に対する使命だけではなく、世界に対する使命も果たさなければなりません。統一教会を発展させるために、お父様は自由党政権の迫害を受けながら、日本とアメリカに宣教師を派遣しなければなりませんでした。今とは違い、当時は韓国政府が迫害し、反対しました。ですから、宣教師を密航船に乗せて日本に送ったのです。しかし、お父様は神様の摂理から見ていました。もしそのようにしていなければ、今日のこのような勝利基盤は、絶対につくることができなかったでしょう。
5 大韓民国が生き残り、さらに、日本を生かし、世界を生かすためには、強力な宗教理念と思想をもって、日本国民を中心とした文化的中心都市、あるいは中心基盤の上にいかに定着化するかが問題でした。日本に行って糾弾されるのではなく、日本の人たちを教化して、いかに私たちが主体的な立場で定着化できるか、それだけが、未来において韓国が生き、日本が生きる道だと考えたのです。
日本に宣教に行ったその青年は、日本で身を潜める立場で統一教会を開拓しそれこそ新しい基盤を形成するようになりました。そうして、私たちは、国民的な運動よりも、何としてでも日本の為政者たちへの道を突破しようとしました。韓国を日本とアメリカに、何としてでも連結させなければなりません。こうして日本に影響を与えるために、統一教会は活動を始めたのです。
日本に宣教師派遣
真のお父様は、一九五八年五月三十日の早朝、忠南の鶏龍山・甲寺の裏庭にある松林で、崔奉春(日本名、西川勝)に二時間近くみ言を語られたのち、日本宣教師として派遣することを決定された。誰よりも日本を愛する心で、ただ日本を救うために、そのようにされたのだった。崔宣教師は、抑え切れない胸の高鳴りと感慨を抱いて、一九五八年七月十五日、釜山を出発し、いくつかの場所を経て広島の呉港に向かう航海の途中で、日本の当局に不法入国者として捕らえられ、収容所への拘束、病院への入院、病院脱出ののちに東京に到着し、その後、み言を伝えた。そうして、一九五九年十月二日、新宿区戸塚町二丁目八五番地で行われた最初の礼拝をもって、日本教会が出発したのである。
6 日本とお父様は、一対一で見れば怨讐です。日本統治下で、たくさんの拷問を受けました。しかし、神様は怨讐を打てとは命令されません。怨讐に着る物がなく、食べる物がなければ、「その人のために施しなさい」と言われるのです。ですから、お父様は、日本に崔奉春を宣教師として送りました。日本全体が反対し、韓国自体が反対することを知っていました。しかし、お父様は、数十年後にはそれが韓国のためになり、日本のためになることを知っていました。両国の国民が手を合わせて感謝する日が必ず来ることを知っていたので、いかなることがあっても日本に宣教師を送ったのです。
統一教会に対する弾圧が絶頂にある時、日本宣教師の派遣を決定しました。一人の人手も惜しいその時に、涙をこらえて日本に人を送ることには、誰も知り得ない苦悩があったのです。死を覚悟して成し遂げた業績は、日本の歴史上において消し去ることができない事実です。
今になって韓国は、お父様に対して感謝しています。神様は日本を愛しています。お父様も、日本の歴史上、誰よりも日本を愛しました。日本人以上に日本を愛するのです。神様が愛する日本であれば、日本人以上の心情で日本を愛さなければなりません。
7 日本は私にとって怨讐ですが、私が日本をどの国よりも愛することによって、今後、アジアで神様のみ旨を展開できる相対的基準になり得るのです。そのようにしなければ、主体国の前に、相対的国家を探し出すことはできません。日本には歴史的にそのような使命があるので、誰よりも愛する心をもち、日本を救うために借金しながら宣教師を送ったのです。それは、日本のためでした。
8 私たちが日本の宣教事業を開拓した時が一九五八年です。その時は自由党の政権下にあり、韓国と日本の国交正常化に激しく反対していた頃でした。そのような状況で、大韓民国が生き残るためには、どのようにしなければならないのでしょうか。
北朝鮮は、金日成主席を中心としてソ連と中国が後援する立場にあることは間違いないので、この難局を解決する一つの突破口を開くためには、日本を通していかなければならないと考えました。ですから、日本に宣教師を派遣して活動させたのです。その当時は日韓の間に外交関係がなかったので、大韓民国の統治下にある一国民として、日本に宣教師を派遣することは困難な時代でした。
9 私たちのみ旨が世界的なみ旨ならば、隣国の日本にもみ旨を展開すべき責任があり、世界の各国にもみ旨を展開すべき責任があります。ですから、私たちは受難の道を経ながらも世界に宣教師たちを送らなければなりません。世界的な責任を果たすにおいても、食べて余ったり、使って余ったりするからするのではありません。厳しい中でするのです。私たちが日本を開拓する時もそうでした。当時、借金をして宣教師を日本に送りました。なぜなら、日本を誰よりも愛したという条件を立てなければならないことを知っていたからです
宣教師を送り出す時、「あなたは滅びたとしても、日本を救わなければならない」と言いながら送りました。「死んでも行かなければならない」とせき立てたのが、ついきのうのことのようです。足もとに火がついて、自分の生活も厳しいのに、借金をしてそのようなことをするので、理解ができないというのです。このように、み旨の道は、良い時に平坦な歩みをするのではありません。
10 お父様は、日本に出発する宣教師に、「あなたが無事に到着するまで、眠らずにあなたのために祈り、あなたのために精誠を尽くすつもりだ。死んでも任務を果たすまでは戻ってきてはいけない」と言いました。
彼は、釜山を通って日本に着くなり捕まって、広島の吉浦拘置所に拘留されました。その後、いくつかの収容所を転々とさせられ、韓国に送還される身となりました。しかし、お父様から切符をもらい、命を懸けて行った男として、たとえ死ぬようなことがあったとしても、帰ることはできません。送還のために下関に向かう途中、列車から飛び降りようとしたのですが、速度が速く、トンネルも多かったので、それはできませんでした。そうして下関に着いて、送還されるのを待つだけという状況になりました。送還されればすべてが崩れてしまうのです。ですから、知恵を絞って、断食をしました。
一週間、十日間と断食をするので、熱病のようなものにかかって、医者から心臓病と診断されたのです。そうして治療するために病院に入院しているときに、逃げ出してしまいました。その後、伝道をして、日本統一教会の勇士たちをつくり上げたのです。
11 お父様は、日本に宣教師を送りました。天運は、人間がつくった制度と法を超越したところから訪れるのです。私は天運を知っているので、そこに備えようとするため、常に死が交錯し、苦痛が交錯し、迫害が交錯するところを歩んできました。人が望むままにしていれば、何の迫害があるでしょうか。そのようなときは相いれません。遮る時には遮るのです。ですから、統一教会員たちは、このような道を行くのです。
12 日本に最初の宣教師を送る時、私が頼んだことは、「誰よりも日本の人を愛しなさい。涙を流しながらも、追われながらも愛しなさい。追い回されながらも愛したということを、その人たちが証できる事実を残しなさい」というものでした。
他国の人として、日本民族がその国のために忠誠を尽くした基準を突破して越えていくようになるときは、その民族は頭を下げなければならないというのです。これが鉄則です。そのような立場で、収容所に引っ張られていっても、逃げ出して伝道を始めました。そのことを、現在の制度のもとでは悪く思うかもしれませんが、日本民族はいつまでも記憶にとどめるでしょう。当時は反対する立場で批判し、条件を挙げて反駁したかもしれませんが、歴史が過ぎるに従って、残した事情は、今後生まれてくる数多くの子孫たちを、涙とともに抱き得る動機の源泉になるのです。
アメリカに宣教師派遣
真のお父様は、一九五九年一月二日、食口たちと汝矣島(ヨイド)の臨時飛行機で、最初のアメリカ宣教師として派遣される金永雲を歓送された。金宣教師は、梨花女子大学の教職者として在職中の一九五五年三月、統一教会の信仰を理由に退職処分となっていたが、アメリカ宣教の使命を受けたのである。金宣教師は、アメリカに到着し、オレゴン大学に研究員として就職したが、学校をやめ、天の密使のような立場で伝道活動を行った。英語の原理教材を制作し、新しい真理と霊的体験を渇望する人々が集まる所を訪ねていき、原理を伝えた。真の父母様の精誠と金宣教師の活動により、アメリカ教会は、一九六二年九月十八日、カリフオルニア州政府に「世界基督教統一神霊協会」を法人団体として登録し、続く一九六三年四月には、アメリカ連邦政府から認可を受けた。
13 歴史は、同時性の時代を形成していくので、霊的理念を中心とした第二イスラエルが存在するようになります。今のキリスト教は、二千年前のユダヤ教の立場です。民主主義は、キリスト教を中心とした世界をつくらなければなりません。韓国はユダヤの国と同じ立場であり、アメリカはローマと同じ立場です。韓国のキリスト教は、内的イスラエルを代表する内的ユダヤ教の立場で、世界のキリスト教の縮小型であり、韓国は内的イスラエル国家の立場です。イスラエルがローマの属国だったように、韓国はアメリカから経済と文化の影響を受けています。
統一教会と韓国民族と韓国のキリスト教が一つになっていれば、イエス様当時のイエス様とユダヤ教が一つになれなかったことを蕩減できたでしょう。しかし、彼らが不信することによって、統一教会はイエス様のようにゴルゴタの道を歩むようになりました。それでも、私たちはここにおいて勝利しました。私たちの教会が、反対するキリスト教と闘って勝利した形として、登録許可が下りたのです。アメリカでも登録されたので、今や四位基台を中心として本然の家庭を取り戻すことができるようになりました。
14 私たちは、世界的な宣教事業を早急にしなければなりませんが、まずアメリカを中心とした宣教を早くしなければなりません。世界を見回すと、今はアメリカが世界の中心にならざるを得ません。経済的な面から見ても、政治的な面、軍事的な面など、すべての面でアメリカが中心になっています。
もちろん、ヨーロッパが西欧文明を築くのに開拓的な使命を果たしましたが、今は先導的な役割をアメリカに譲りつつあります。イギリスに行き、若い人たちを引き止めて尋ねれば、アメリカに相当憧れていることが分かります。イギリス人たちは、保守的な国民性をもっていて、自分の国について何かしら誇っていますが、彼らもまた、新たな立場で発展しているアメリカを羨ましく思いながら、アメリカに行きたいと思っています。それは、ドイツもそうであり、フランスもまた同じです。
このような観点から、すべての階層の人たちもそうですが、特に一般の青年たちは、いかにアメリカに追いつくか、ということに関心が高まっています。このように西欧のすべての国家の人々がアメリカに憧れているのを見れば、アメリカが先導的な役割を果たしていることが、実証的な結論として現れているのです。この先導的な役割をアメリカがどのように遂行していくのかが問題です。
15 アメリカに宣教に行った金永雲氏は、伝道をするとき、霊能者を訪ねていきました。「さあ、この本がどのような本か祈ってみてください」と言いながら伝道したのです。本当に高次元の伝道方法です。そして、「私が誰か祈ってみてください」と言ったというのです。彼らが祈ってみると、雷が落ちるようになります。「その方が門を開けて入ってくれば、姿勢を正し、敬拝を捧げてお迎えしなさい。その方にはお金がないから、支援してあげなさい」と教えてくれたというのです。統一教会は、アメリカでそのようにして出発しました。
16 お父様はアメリカに宣教師を、東部と西部、西北部に配置しました。東部には男性、西部には女性、西北部には男性を配置しました。東部の男性宣教師はアダム型であり、西部の女性宣教師はエバ型であり、西北部の男性宣教師は天使長型です。アメリカには、エバが先に来ました。エバが先に来てアダムの道を築き、天使長の道を築いて、三人を一つにする使命を果たさなければなりませんでした。お父様はそのように考えました。原理観がそうなのです。
彼らが一つにならなければなりません。三人がばらばらになれば、天使長国家の運命を左右することはできません。このような摂理のみ旨があるので、一九六〇年の患難時代にこのような作戦のもと、アメリカに宣教師を送ったのです。
17 今、アメリカが新たに覚醒する時が来たと考えます。アメリカの地に新しい夜明けが訪れなければなりません。皆さんは、アメリカにある全体の州に責任をもたなければならないのです。この州から他の州まで、皆さんの活動が拡張されなければなりません。たとえ皆さんの数が制限されているとしても、皆さん各個人がこの責任を完遂しなければなりません。もし皆さんがこの責任をやり遂げられなければ、どのようなことが起きるか分かりません。
皆さんが責任を果たせなければ、アベルの立場にあるアメリカは、カインの立場にある共産主義政権を通して苦難を受けるようになるでしょう。自由陣営全体が患難を受けるようになるのです。しかし、皆さんが責任を完遂するならば、民主主義を救うことができ、自由を構築することができるでしょう。
Wednesday Mar 08, 2023
真の父母経 第78話
Wednesday Mar 08, 2023
Wednesday Mar 08, 2023
第二章 祝福結婚式の歴史
第一節 三十六家庭の祝福結婚式
三子女祝福の摂理的意咮
一九六〇年四月十六日、ソウルの青坡洞一街の旧本部教会で、金元弼・鄭達玉(チョンダロク)家庭、劉孝元・史吉子(サキルヂャ)家庭、金榮輝・鄭大和(チョンデファ)家庭の三子女祝福結婚式が挙行された。真のお父様は、聖婚式の前に三子女の約婚式をされることにより、イエス様の三弟子を中心として一つになった理想圏を成し遂げたという条件を立てられた。そして、「祝福家庭も、信仰の三子女が約婚したのちに、自らが祝福を受け、その後、その三子女を祝福させる条件を立てなければならない」と語られた。
この日の祝福式では、万物を復帰する式である第一次式に続き、三双が永遠の夫婦になる祝福の礼式である第二次式が行われた。その第二次式は、「子女を復帰する式」と「婚礼本式」の順で進められた。真のお父様は、「一人の男性と一人の女性は、それぞれ神様の一性に似た者である。彼ら一男一女の結合は、神様のプラスの性稟とマイナスの注稟に似た中心体である。さらに、夫婦は、神様の全体を表象する理念の結合である。特に、男性はプラスの性稟を代表することによって真の父の分身となり、女性はマイナスの性稟を代表することによって真の母の分身となる。愛によって一つになることは、天宙を抱くことである。これは、宇宙の出会いである」という旨の婚礼の辞を下さった。そして、三子女の祝福は、霊肉ともの完成救援の意味があると語られた。
1 一九六〇年に父母様は、聖婚式を挙げる前に、三十六家庭のうち三家庭を約婚させました。そして、父母様が聖婚式を挙げたのちに、この三家庭を祝福してあげました。それは、イエス様を中心としたぺテロ、ヤコブ、ヨハネのように、お父様を中心に三子女が神様の理想圏に立ったという条件を立てたのです。決して分かれることはできないという勝利的基盤を立てたのです。
2 アダムの代わりはイエス様であり、イエス様の代わりは再臨主です。再臨主も、完全に服従する三人の信仰の子女をもたなければ、真の父母の立場に立てないのが公式です。生死の境地を乗り越えて、迫害のまっただ中でも従っていき、孝道を尽くせる三人の弟子をもたなければなりません。お父様は、そのような三弟子を一九六〇年四月に探して立てました。
復帰路程は、逆に探し求めて上がっていくものなので、祝福は子女の立場にいる人が先に受けるのです。家庭圏はヤコブの家庭なので、十二数の基準を基盤にしなければなりません。三弟子、三子女を中心として、それと同じ基準を通過しなければならないのです。
アダム家庭におけるカイン、アベル、セツ、三人の復活体として相対基準をつくり、その基台の上で約婚の立場を越えて、実体的に父母の立場を決定したのが一九六〇年の聖婚式でした。神様の恨になっていたアダム家庭の三子女と父母が一体となった立場を確立したのです。それがこの地上において、歴史始まって以来、初めて韓国で成就したことは、世界的な事件です。この時から韓国に新しい歴史の運勢が回り始めたと言うことができます。その基台の上で、一九六〇年四月に三子女を祝福したのです。
3 このような神聖な儀式は、神様の希望であり理想です。アダムとエバが成熟すれば、かなえてあげようとした神聖な儀式です。神様の創造理想の心情の中にあったものであり、実に歴史的な出来事です。このような式典は、創造以後、初めて起きたことです。これから、皆さんの体は供え物の立場であるという心情で生きていきなさいというのです。一男一女は、無形であられる神様の実体対象として現れた息子、娘です。男性は神様のプラス性稟を、女性は神様のマイナス性稟を代表した実体対象なのです。
4 信仰の息子、娘が、皆さんのために命を捧げることができるでしょうか。自分のことを考えない信仰の息子、娘をもったでしょうか。それは簡単なことではありません。自分の息子、娘を十人育てるよりも大変なことです。
お父様もそうです。お父様は、お母様と聖婚する前に、三人の息子、娘の約婚式を行いました。そのようにしてから、聖婚式をしたのです。そのようにしなければなりません。
聖婚式は私が先にするとしても、そのような条件を立てておいてこそ不平を言わないのです。そのようにしたのは、アダム世界につないでカイン世界を生かすためには不可避なことです。三天使のような信仰の息子、娘はもちろん、自分のすべての所有を天のみ前にお返ししてさしあげなければなりません。
5 統一教会の祝福を受けた人たちは、血統が転換された人たちです。血統を転換するのが祝福です。祝福家庭は血統転換をしましたが、悪主権の中にいます。これを復帰しなければなりません。そのためには、父母様を中心として個人的に絶対従順で従わなければなりません。三天使長と同じ立場が三十六家庭の三家庭です。彼らが一つにならなければなりません。個人的にそのような基準に立って一つになり、その次は家庭的に一つにならなければなりません。この三家庭が一つになれなければ、個人が被害を受けるようになり、家庭が被害を受けるようになり、氏族が被害を受けるようになります。さらには、父母様の家庭にまで被害が及ぶのです。ですから、この三家庭が重要です。
三十六家庭は復帰された人類の先祖
三十六家庭の祝福結婚式が、一九六一年五月十五日、ソウルの青坡洞一街の旧本部教会で開催された。真の父母様は、三十六家庭をアダム家庭(第一家庭)、ノア家庭(第二家庭)、ヤコブ家庭(第三家庭)として、それぞれ十二家庭を立てられ、「彼らは地上と霊界の先祖家庭である」と語られた。第一家庭は既婚家庭であり、第二家庭と第三家庭は未婚家庭である。三十六家庭は、一九六〇年四月に祝福結婚をした三双と、一九六一年五月に祝福結婚をした三十三双を合わせた数である。祝福式は、「第一、第二、第三イスラエル家庭聖婚式」という名称で、午前四時三十分から午後五時まで、三次にわたって挙行された。特に、婚礼式は一双ずつ入場し、聖婚問答と聖婚宣布、礼物交換と握手、真の父母様の祝祷の順序で行われた。祝福式後、披露宴において真のお父様は、新郎新婦たちの蕩減棒行事を主宰された。新婚旅行としては、バスを借り切って仁川の松島(ソンド)と朱安(チュアン)を巡り、一緒に魚釣りを行った。そして、五月十八日の三十六家庭の家庭宣誓式のあと、任地活動に出発した。真の父母様は、「三十六家庭は真の父母様の家庭の金城鉄壁の垣拫となり、肥やしにならなければならず、後輩家庭に対しては手本とならなければならない」と語られた。
6 三十六家庭は、復帰路程において、私たちの先祖たちが神様のみ前に召命され、遂行できなかった使命を完遂することによって、サタンに蹂躙された歴史を復帰した立場です。三十六家庭は、神様の復帰摂理の心情を継承し、完成した人類にならなければならないのです。すなわち、先祖にならなければなりません。神様の摂理において、失敗した先祖ではなく、勝利した先祖の基準を地上に確立させたのが三十六家庭です。ですから、三十六家庭は、復帰された人類の先祖なのです。
7 三十六家庭のうち、第一家庭である十二家庭は、既婚家庭です。既婚家庭が祝福を受け、この地に連結されることによって、自分たち同士で結婚して暮らしたのちに霊界に行った霊人たちが、地上と一体化するのです。この時には、霊界にいるすべての先祖たちが地上に再臨できるようになります。
それから、ノア家庭からアブラハム家庭まで、失敗して失ったものを取り戻しました。三人の息子を復帰することによって、ノア家庭が失敗したことを再び取り戻すのです。アブラハムの代は、ヤコブの家庭で終わるのですが、アブラハム、イサク、ヤコブの三代が、すべての縦的な歴史を横的に蕩減復帰するのです。自分の好きなように結婚した既婚家庭が祝福を受けることによって、そのような家庭を再び取り戻したという条件が立てられたので、結婚して霊界に行った霊人たちが、復帰される基準が立てられました。
次に、約婚段階まで来ている未婚の男女を祝福してあげなければならないのですが、これはイエス様と聖霊が約婚段階にあるのと同様です。しかし、彼らは、み旨を願う内的な心情的基準が強く立てられていませんでした。この段階で、未婚の男女を中心として、自分の時代以前の堕落したすべての人たちを束ね、代表として蕩減するために、三十六家庭の祝福が行われるようになったのです。ですから、三十六家庭は、失った三十六代に代わる先祖なのです。
8 三十六家庭の祝福は、先祖たちが失敗したことを、現実において横的に一度に蕩減復帰するためのものです。これをするための闘いが三十六家庭を中心として起きるのです。この世の人たちは、祝福について理解ができないでしょう。祝福を受ける人たちは、この世の父母や関係のある人たちと相談してはいけません。神様が意図されたことは、サタン世界の誰にも知らせたり、相談したりすることができません。ですから、神様の特権によって、皆さんが行くべき道を決定したあとに招請状を送ったのです。神様が子女を失った歴史的な恨を蕩減復帰しなければならず、縦的な歴史を現実において横的に蕩減復帰して、先祖たちの願いと先祖たちが立てようとした基準を再び取り戻さなければならない立場にいたので、三十六家庭を祝福したのです。
9 三十六家庭は、歴史的な蕩減条件を踏み越えた家庭です。ですから、現実的な基準で、天の家庭を前に立てて進まなければなりません。三十六家庭は過去の代表者であり、来られる主は現実の代表者になるのです。過去と現実がここで初めて完全に勝利した立場になるとき、世界的な出発をせざるを得ません。これが三十六家庭のもつ責任です。三十六家庭は、歴史的な蕩減条件を防ぎ止めることができる結実の家庭です。言い換えると、歴史的な蕩減条件圏を立てて誕生した家庭だというのです。それは歴史的です。父母様の家庭は、その歴史と時代的基盤の上で勝利した家庭、現実的立場で勝利的権限をもって現れた家庭です。ここにおいて、父母様の家庭と三十六家庭が完全に一つにならなければなりません。
皆さんの家庭は、父母様の家庭がなければ、現実において新しい世界へと進む道がないのです。皆さんの家庭が先頭に立って行くことはできません。父母様の家庭が、現実的基準を中心として先頭に立って行くのです。ですから、皆さんは後ろで垣根になり、肥やしとなって、父母様の家庭が発展できるように、あらゆる精誠を尽くさなければなりません。そうしてこそ、皆さんの家庭が発展するようになるのです。
Wednesday Mar 08, 2023
真の父母経 第72話
Wednesday Mar 08, 2023
Wednesday Mar 08, 2023
第四篇 祝福結婚による人類救援
真の父母様の中心使命は、堕落して原罪をもつようになった人類を救済することである。その中心に、原罪を清算して堕落した血統を正す祝福結婚摂理がある。
祝福結婚は、サタン中心の悪なる血統を、神様を中心とした善なる血統に転換させる儀式である。堕落以降、乱れていたサタン中心の愛を清算し、神様を中心とした愛の秩序を立てることに大きな意味がある。祝福結婚摂理は、真の父母様の特権によって、神様を中心とした人類一家族理想を実現する出発点であり、過程であり、結果となるのである。
一九六〇年四月十六日の三家庭の祝福結婚式を皮切りに、三十六家庭から七十二双、百二十四双、四百三十双までの祝福が民族・国家的な祝福の型であるとすれば、七百七十七双から千八百双、二千七十五双、六千双を経ながら、国際祝福結婚式のかたちを整えるようになる。
六千五百双の祝福は、日韓交叉祝福結婚式として行われ、三万双以降は、世界的に祝福が大きく拡大された。
三十六万双の祝福とともに、霊人祝福の道が開かれ、真の父母様の愛を通した善なる血統圏時代が開かれるようになり、一九九七年十一月二十九日、四千万双国際祝福結婚式を霊人祝福式とともに挙行することにより、霊界解放と天宙的な祝福圏を立てられた。
真の父母様は、祝福結婚式とともに、青少年問題と家庭崩壊の問題を根本的に解決するため、純潔運動と真の家庭運動を大々的に展開された。これは、青少年を中心に、純潔の伝統と愛の秩序を正しく立て、超宗教、超国家、超人種の領域に拡大してこそ、創造理想世界を実現する土台ができるためである。祝福結婚が拡大され、大衆化していくとき、神様のみ旨実現が具体化されるのである。
真の父母様は、祝福家庭が自分の家庭よりも、氏族と民族、国家、世界を先に考えて、ために生きなければならないと語られ、相対者を神様の代身者と考えながら、隣人に手本を見せることはもちろん、氏族と国家、世界、天宙を復帰するため、先頭に立たなければならないと語られた。
特に、祝福家庭の三位基台を編成してくださり、祝福家庭は三位基台の家で共に暮らしながら、兄弟の愛を体験し、全人類が国境と人種、宗教などを超越し、互いに愛し合いながら生きていく共同体生活の伝統を立てなければならないことを強調された。
Wednesday Mar 08, 2023
真の父母経 第77話
Wednesday Mar 08, 2023
Wednesday Mar 08, 2023
25 お父様が夫婦にしてあげたのに、それを「嫌だ」と言う人は、絶対にうまくいきません。絶対的に従っていく人は福を受けます。最初はうまく合いません。私たちがボルトとナットを合わせてはめるとき、最初は対ではない物のように、うまく合いません。結婚してすぐに合うことはないのです。お互いが合わせなければなりません。合わさることを願いながら、合わせようとすべきであって、「嫌だ」と言っていては永遠に合わせられません。女性たちが、化粧品容器のふたを閉める時もそうです。すぐにはカチッとかみ合いません。夫婦同士も同じなのです。三年間、合わせる訓練をしなければなりません。三代にわたって見習うようにしなさいというのです。祖父と祖母がどのようにするかを見て、父と母がどのようにするかを見て、三代を通して合わせなければならないのです。
26 結婚は、一生の重大な問題です。愛する相対が自分よりも優れていることを願うのが人間の望みであり、神様の望みです。それを知っているので、父母の立場から、これをうまくしてあげなければなりません。結んであげるときも、上がって、下がって、水平になって、統一されて一つになれる近い距離にいる人を結んであげなければなりません。黒人か白人か、という人種が問題ではありません。皮膚の色が問題ではありません。そのような意味で、お父様がしてあげる祝福結婚式が伝統として立ちました。
過ごしてみれば、自分たち(で選ぶ)よりも良いというのです。息子、娘を見ても、父母より優れているのです。そのような伝統が立ちました。ですから、数万双が、写真を見ただけで結婚するのです。
27 三万双の祝福結婚の時、写真で約婚をしました。これは驚くべきことです。サタン世界にはありません。結婚するに当たって、絶対的な零点の位置、絶対信仰をもった立場に立ったというのです。エバは、堕落することによって絶対愛をもてませんでしたが、彼らは、国境を越えて、サタン世界にはない愛の道を求めていきました。父母様を絶対的に愛し、神様を絶対的に愛する立場に立ったのです。
28 「お父様が結んでくれる結婚相手が理想的である」という評判が立ちました。三年は暮らしてみなさい。三年間暮らしてみて、評価しなさいというのです。子女を一人、二人、生んでみなさい。そうすれば、お父様がうまくやってくれたか、うまくやってくれなかったかが分かります。その時になって、「ああ、お父様でなかったら、このような息子は生まれなかったでしょう。お父様、ありがとうございます」と言うでしょう。皆さんが結婚するのは、自分のためではなく、子孫のためです。先祖と子孫のために結婚するという事実を知らなければなりません。
第三節 祝福結婚関連の主要儀式
約婚式、聖酒式、蕩減棒行事
祝福結婚式は、堕落の過程を象徴的に再現して、蕩減する儀式である。そのため、約婚式と聖酒式、祝福式、蕩減棒行事などの儀式を通し、神様の子女として生まれ変わる過程を経るのである。特に、約婚式は、アダムとエバが堕落する前の約婚段階の状態に復帰するための儀式であり、聖酒式は、原罪を清算し、サタンの血統を神様の血統に転換する儀式である。祝福式は、真の父母様の勝利圏を相続し、祝福家庭として責任完遂を誓約する儀式である。蕩減棒行事は、過去に下部を誤って用いて堕落したことを蕩減する儀式であり、新郎と新婦が互いに臀部(でんぶ)を棒で三回ずつたたくのである。
1 「統一原理」において、信仰基台と実体基台を中心として成し遂げようとすることとは何でしょうか。堕落する前の約婚段階の立場に復帰しようというのです。堕落する直前が約婚段階なので、堕落していないアダムとエバの位置に復帰しなければならないということです。堕落する前の約婚段階に復帰しようとすれば、どのようにすべきでしょうか。アダムとエバが偽りの愛によって堕落して偽りの父母となり、この偽りの父母を中心として、三人の息子であるカインとアベルとセツ、そして、彼らの妻まで含めた八人家族が堕落した立場に立ったので、この八人家族の形態を復帰するための内外の内容が、正に信仰基台と実体基台です。これを復帰したあとに、天の父母に侍って越えていかなければなりません。天の父母が、正にメシヤです。
ですから、実体基台を通過したあとには、必ずメシヤのための基台が造成されなければなりません。堕落した人間の前にこのメシヤがいなければ、本然の位置に復帰できません。堕落したアダムとエバの子孫である人間は、誰彼を問わず、メシヤを迎えなければ原罪を脱ぐことはできません。そのメシヤが、真の父母です。
真の父母が必要なのは、真の父母の愛によって再び接ぎ木の役事(働き)をしなければならないからです。ですから、メシヤである真の父母が現れなければ、堕落した人間が原罪を脱ぎ、罪のない解放された位置から、完成段階の祝福を受けられる位置に進めないのです。それゆえ、約婚式は、アダムとエバが約婚段階で堕落したことを復帰する式です。
2 皆さんは、堕落によって汚された血統を清算し、創造本然の善なる血統に復帰しなければなりません。六千年歴史をすべて清算し、蕩減復帰する式をしなければ、祝福の場まで行けません。約婚式は、アダムとエバが堕落する前の約婚段階の状態に復帰しなければならないので行うのです。
3 聖酒式は、堕落によって血統的に汚されたサタンの血を抜いてしまう式です。言い換えると、原罪を抜いてしまう式なのです。原罪がある人は、祝福の場に出ていけません。サタンの血統的内容を自分の体の内にそのままもっている立場なので、神様を中心とした祝福の場に出ていこうとしても、出ていくすべがありません。ですから、必ず原罪を清算しなければなりません。
この原罪は、偽りの父母の愛によってつながっているので、これを清算しようとすれば、真の父母の愛を中心として、蕩減条件を立てて歩んでいかなければなりません。そうしなければ、原罪を脱ぐすべがありません。この原罪を脱がなければ、完成した立場での神様の愛を中心とした祝福はあり得ないのです。
4 私たちが復帰されるためには、再び腹中に入っていかなければならないのですが、実際にそうすることはできません。ですから、愛を中心として一体になり、復帰された条件を立てるのです。そのようにして復帰されたアダムに戻っていき、一体となって血統を受け継がなければなりません。
エバは、堕落する時、サタンを中心として霊的な堕落をしました。その次に、アダムと一つになって肉的に堕落しました。ですから、それを復帰するために、完全に復帰されたアダムを迎えて、霊的に一つになる式が聖酒式です。愛の関係を復帰する式です。そのような条件を立てなければなりません。そのように霊的に一つになり、神様のもとに帰った女性となって、実体として男性を復帰するのが、祝福結婚式です。
5 聖酒には、二十一種類に及ぶ様々な貴いものが入っています。血統転換をするためには、そうでなければなりません。そこには、堕落世界の血統が連結された条件と、復帰された世界の血統が連結された条件が入っています。これらを連結して行わなければ、サタン世界を復帰できません。そのように連結したその基盤の上で、祝福を受けて生んだ息子、娘たちは、堕落世界を乗り越えられます。血統的に、それを克服できるというのです。しかし、それは簡単なことではありません。
聖酒式は、血統を転換する式です。真の愛は、個人の心情から神様に直通するのです。そのような血統転換式をしなければ、堕落していないアダムとエバの位置に帰れません。約婚時代のアダム・エバ圏に入って成熟したという条件をもって、結婚式を行うのです。結婚をしても、蘇生、長成、完成の完成基準ではありません。ですから、七年間、修養しながら、夫婦が共に完全な方向を求めていかなければなりません。そして、自分の息子、娘が、自分たち夫婦を「神様よりも偉大だ」と言えるように、教育しなければなりません。そのような父母になって一家族を引き連れていかなければ、その家庭は祝福家庭であると言えません。
6 祝福式後に蕩減棒で打たれるのは、下部を誤って使って堕落したからです。三時代の血統を汚した怨恨の峠を越えるための条件物です。この痛みが取れる時には、息子、娘が解放された立場で、天のみ前に両手を挙げて万歳を叫ぶことができるのです。その時は、天地万物と天の国全体が呼応しなければなりません。
聖別期間と三日式(三日行事)
祝福結婚後、四十日聖別期間を経たのち、夫婦生活に入るようになる。四十日聖別期間は、ヤコブから再臨主の時までの四千年と、真のお父様が歩まれた四十年の四十数を越える蕩減期間である。この期間は、全体のみ旨と天の国を慕いながら、精誠を捧げなければならない。そして、三日式(三日行事)を通して、蘇生、長成、完成の三時代を復帰したという条件を立てたのちに夫婦生活をしなければならない。聖酒を通して内的に、聖巾で体を拭くことによって外的に清めたあと、三日式を通して実体を復帰するのである。二日間は新婦が上になって愛することにより、母の立場で新郎を生んであげ、三日目には新郎が上になって愛することにより、本来の息子の位置を回復し、主管性を復帰するようになる。これにより、神様の永遠なる夫婦であり家庭として、蕩減復帰されるのである。
7 祝福結婚後の四十日間の聖別期間は、四十年期間に該当します。お父様の四十年期間に当たるのです。この四十数を越えなければなりません。復帰路程において、ヤコブから四千年後に再臨主を迎えました。その四千年数を越えなければならないのです。ですから、そのような四十数を越えなければなりません。原理がそのようになっています。
蕩減は、愛によってしなければなりません。神様の愛を受け継ぐために四十の峠を越えて、初めて愛を結ぶのです。これは、四千年の歴史を蕩減することです。アダムからイエス様までの四千年間は、愛を探し出すための歴史です。また、ヤコブを立てて再臨主まで四千年延長してきたのも、愛を探し出すためなのです。理想的夫婦を探し出すためなのです。目的はそれしかありません。
ですから、四十日は、それを蕩減的な条件として立てる期間です。この期間は、全体のみ旨を考え、天の国を慕わしく思わなければならないのであって、自分の妻や夫を考えてはいけません。夫婦が共同的な立場で、神の国とそのみ旨のために精誠を捧げなければなりません。四十日間は夫婦関係をするのではありません。その四十日間が終わってから夫婦生活に入るのです。
8 統一教会には、三日式があります。その過程を経なければなりません。それは、すべての病の根源をみな暴き、解毒して治療できる注射針です。
結婚して四十日の期間を経たあと、最初に夫婦が愛の関係を結ぶとき、女性が天の側(上)に上がるのです。二回まではそのようにします。蘇生、長成、二度まで、サタン側が天を押さえつけました。ですから、それをひっくり返しておかなければなりません。三度目に、初めてひっくり返すのです。天地血統転覆式だというのです。
9 女性がエバの立場であれば、男性は天使長の立場です。ですから、結婚相手がいません。女性の前に相対がいないので、女性が再び生んであげなければなりません。その実体を生んであげるためにするのが、三日式です。四十日を中心に、歴史を代表して再び生んであげるのです。このようにして、三代を経て生まれます。
旧約時代、新約時代を経て、成約時代の位置に来て、初めて夫が生まれたので、三日目は夫が妻の上に上がるのです。妻が二回、上に上がり、三回目は地に定着することができるため、夫が上に上がるのです。父母様のみ言に絶対服従し、妻を母として、侍ることのできる過程を中心として、旧約時代、新約時代を経て、成約時代に夫の位置に上がってきたという条件的な式が、三日式です。
10 神側の息子と夫がいないので、女性を通して再び生んであげなければなりません。堕落によって、エバがアダムを生むのと同じです。ですから、実体的復帰式は、三日間、行います。それが蘇生、長成、完成の三段階です。このような立場で、三日間の儀式の中で蘇生、長成は、女性が上になって復帰し、生んであげるのです。
その次に、復帰されて男性が上に行くようになります。初めて男性が上になり、生活圏を築くことができるというのです。そのようにしてから、三年間、男性は自分の妻に従わなければなりません。
Wednesday Mar 08, 2023
真の父母経 第76話
Wednesday Mar 08, 2023
Wednesday Mar 08, 2023
真の父母様の祝福結婚における相対決定基準
真の父母様は、一九六〇年四月十六日の三家庭の祝福結婚式以降、個人と家庭はもちろん、子孫まで見通しながらカップルを結んでくださり、祝福結婚式を執り行われた。また、国籍や人種、宗教などを超越してカップルを結んだり、写真を通して相対を決めてくださったりした。
12 お父様は、数多くの人々に、霊界を通して相対を決めてあげますが、手が先にすべて分かって動くのです。手が探し求めていきます。謎です。それがどうして分かるのかというのです。普通に歩いていても、足が止まります。視線が向く所があります。どんな装置が仕掛けてあるのか、そのような何かがあるのです。山に入って精神修養をすれば、サタンと神様と個人の欲望の三角地帯が、どのようにして定着するのか分かります。精神を統一して無我の境地に至れば、手足がそちらのほうに行くのです。そのような何かがあったので、ここまで生き残ってきたのです。
13 お父様は、人を見分けることができるので、結婚相手を結んであげるのです。お父様は、八歳の頃には、近所では結婚させてあげる代表者でした。写真を持ってきて見せると、さっと見て、合わない場合は影が差します。ずれが生じるのです。すぐに分かります。写真を見て、放り投げれば、(結婚する相手としては)良くありません。ですから、近所で有名になりました。二枚の写真を持ってきて、「どうか」と言ったときに、写真をそのまま置いた場合は結婚しても良く、投げてしまった場合は良くないということです。良くないのに結婚すれば、(結果が)良くありません。今もそれは同じです。
世界に数多くの祝福家庭がいますが、数百、数千人が一ヵ所に集まる所で、相手を結んであげました。そこに来た人の中には、自分の理想相対を霊的に見た人たちがいます。霊界から、その相対がどの国の誰だということを教えてくれるのです。数多くの人々がそのように霊的に教えられているのですが、お父様はどのようにしてそれと一致させるのかというのです。
14 私は、たくさんの人たちを結婚させてあげました。人の一生に責任をもつのは深刻な問題です。お父様は人を見ると、どのような素質があり、どのような人かが分かります。未亡人になる運命なのか、男やもめになる運命なのかまで分かるというのです。このようなことをする時、お父様は地上にいるのですが、非常作戦を行います。アンテナを高くします。お父様の心を空中に浮かせておくのです。そのようにしてカップルを組み合わせておけば、間違いありません。
それでも、言うことを聞かないので、十三人もの女性を候補として選んであげた人もいます。お父様も本当に我慢強いのです。自分で「(この人では)嫌だ」と言っておいて、なぜ私に選ばせるのでしょうか。私が合わせてあげるほうが、自分たちよりも良いからです。私が果たすべき責任は果たしました。私は、この世に来て、祝福をしてあげるために精誠を尽くし、立てるべき条件を立てたのです。
15 お父様は、数多くの人を指導してきたので、人を見ると、すぐに分かります。あのような男性の顔と、このような女性の顔を合わせれば、どのようなタイプの子女が生まれるかが分かるのです。ですから、ある男性の相対を選びながら見回すと、その男性に合う女性の顔が浮かび上がってきます。そのように、お父様の手が分かるのです。写真で合わせる場合も、手が動きます。目で見なくても、歩いていけば立ち止まって手が写真に触れるのです。そのようにして決められたものを自分勝手に引き裂いてしまえば、大変なことになります。
16 お父様が約婚してあげる時は、数千人ずつ集まってするようになります。「五人ずつ希望する人を書きなさい」と言えば、一〇パーセントにもならない男性と女性にすべて集中します。一対百を超える人もいます。ですから、お父様の言うことを信じなければなりません。
不思議なことは、自分の相手が誰だということについて、すべて夢のお告げを受けるということです。そのように夢のお告げで受けたことを生命視して、首を長くして待っているのに、お父様が間違えばどうなるでしょうか。統一教会が教えてあげたことがうそになります。それをどのように合わせるのでしょうか。大韓民国の国民の中に、それを合わせられる人はいません。私の手が分かります。歩く足が分かるのです。そのようにしてあげれば、霊界から教えられたことと間違いなく合うのです。
17 男性が熱ければ、女性は冷たくなければならず、女性が熱ければ、男性は冷たくなければなりません。そのように相対を結んであげなければなりません。お父様はちらっと見れば、熱い存在か冷たい存在か、すぐに分かります。和合できるように結んであげるのです。それは、誰でもできるわけではありません。ある僧侶は、「自分は一生の間に一組を結ぶことも大変なのに、文総裁は数億組を結ぶとは、どのような才能があって、そのようにするのだろうか」と言ったそうです。その数億組の人を見る目があるので、そのようにしてあげるのです。
私が結婚させてあげた人々は、全員良いのです。ありとあらゆる人たちがいるというのです。上がる運勢と下がる運勢の中間で、互いに合わせて暮らさなければなりません。お父様がそのように結んであげたので、統一教会の祝福家庭の子女は、父や母よりもみ旨のために忠誠を尽くせば、父や母よりもうまくいくようになっているのです。じっくり様子を見ると、み旨のために精誠を尽くしたかどうかが分かります。父と母の二人を見て、その息子、娘を見れば分かるのです。
18 人を見ると、下がっていく運勢にある人がいて、上がっていく運勢にある人がいます。結婚を誤ると死んだり滅んだりするという話は本当です。男性と女性が二人とも上がっていく運勢であれば、吹き飛んでしまいます。逆に、下がっていく運勢同士で合わされば、短命になります。その子女も長生きできません。それを調整しなければなりません。
お父様は、カップルを結んであげる時、高くなる基準をもつ人は低くなる基準をもつ人と結んであげます。そうしてこそバランスが取れるのであって、二人とも高くなる場合は吹き飛んでしまいます。ですから、結婚、愛の道が恐ろしいのです。
運命をどのように調整するかによって、一生の問題が潰れたり、楕円形になったり、水平になってなくなったり、丸くなったりもします。丸くなってこそ長続きするのです。
19 統一教会の食口たちが祈れば、「あなたの理想相対はこのような人だ」と見せてくれます。北極圏に住んでいた白人でも、遠い所にいる島国の人を見せながら、「あなたの理想相対はこのような人だ。真っ黒い顔が理想相対だ」と言うのです。祈れば、いつでもそのように見せてくれます。
約婚をする場では、黒人が幾人もいないので、あり得ないことなのに、そのような人がどこにいるのかというのです。ところが、向こうの隅に座っている黒人を探し出して結んであげるのです。
その白人は、白人たちの中に座り、「黒人はいないな。私の相対だといって霊界から教えてくれたことはうそだ」と思った瞬間、その人をお父様が探し出して、結んであげます。お父様は、どのようにして霊界から教えられたとおりに合わせるのかというのです。五色人種(すべての人種)の中から、間違いなくそのように合わせてあげるのです。
20 お父様が結婚相手を結んであげるのですが、数千人が座っている端のほうにいても、相対がすぐに分かります。他の人々はぼんやりと見え、相対になる人だけが見えるのです。ですから、自分が啓示を通して十年前に見た人と、間違いなく結んであげるのです。お父様の手が向かいます。足が進むのです。
そのようにして結んであげたものを、自分勝手に評価し、統一教会の祝福結婚を非難する人は赦されません。お父様がすべて蕩減してやってあげるのに、非難する人は救いを受けられません。神様のみ前に祝福を受けたことを畏れ多く思い、もう一歩さらに上がっていくために、恥ずかしさを感じなければなりません。皆さんの先祖たちの中には、逆賊がいないでしょうか、殺人鬼がいないでしょうか。祝福を受けた皆さんが、その血族の結実として、明るく輝く太陽の光のように、永遠に輝く存在になれるだろうかというのです。
21 平和の世界を成し遂げることにおいては、怨讐同士が結婚して一つになる、それ以上の直短距離はありません。日本人と韓国人が交叉結婚をすれば、半分は変わるのです。それを二度もすれば完全に変わります。ですから、怨讐同士がいかにして早く祝福結婚をするかというのです。それを歓迎して結婚するようになれば、平和の世界は必ず早く訪れるのです。超民族的な結婚をさせることにおいては、お父様がチャンピオンです。記録をもっています。
また、カップルを組んであげるのも、でたらめではありません。皆さんがいくらカップルを合わせようとしても、お父様が見る基準を凌駕することはできません。初めて会った時は気持ちがそれほど良くなかったとしても、暮らしてみれば良いのです。一生に一度だけの結婚であり、最も大切な結婚という問題に責任をもとうとするのですから、どれほど慎重でしょうか。遊びではありません。子孫を見るのです。子孫をどのように変えていくかというのです。
22 お父様には怨讐がいません。「怨讐は滅びよ」とは考えません。もし怨讐がいるとすれば、天国をつくることはできません。自分が喜べる基盤をつくろうとすれば、怨讐がいてはいけないのです。ですから、お父様は聖人と殺人鬼を(一緒に)祝福してあげました。これだけでなく、聖人の子女と殺人鬼の子女を祝福してあげるのです。そのような時代に越えていくので、韓国と日本の人たちは交叉結婚をするのです。今まで怨讐の間柄だった韓国人と日本人が一〇〇パーセント交叉結婚をするのです。そうすれば、一つになるようになっています
23 お父様は、皆さんの結婚相手を、何を信じて結んであげるのでしょうか。自分の目から見て良いという人よりも、将来、良い息子、娘を生める相手を選んで結んであげるのです。
ですから、息子、娘のために結婚しなさいというのです。もし皆さんが互いに良いと思う人と結んであげて、息子、娘を生んだのに、世の中の男性も女性も、誰も見向きもしない息子、娘であれば、どうするのでしょうか。それより不幸なことはありません。それは一生、不幸になるのです。自分自身の体が不自由であったり、自分に何かの欠点があったりすることよりもさらに大きな不幸を感じます。
ですから、私たちの結婚は、子孫のためにするのです。それゆえ、結婚する当事者たちの見た目はともかく、彼らがもった良い点だけに似た息子、娘を生むことができる人同士、いかにしてカップルを結んであげるかが問題です。
24 皆さんが自分の相対を探し求めようとしても、お父様から見れば、貧相な姿の人を選んでいるのです。自分たちが好きな人ばかり探し求めれば、子女はみな貧相になるでしょう。良い二世を生んで偉大な人物に育てなければ、その国は繁栄しません。それを考えて、お父様は真剣な立場で皆さんの相対を結んであげました。
そのように結んであげる際に、写真で決めたというのは偉大なことです。皆さんの両親も、「それは本当か」と言うはずです。結婚するとなれば、見合いなどもしなければならないのに、見合いはしません。そのようにして決定された自分の相手の写真を見て、踊っているというのです。写真も見ずに喜んだ人もいたでしょう。そのように相手を結んであげたその基準は、世界の基準を越えています。サタン世界は、このようなことができません。それができる人はお父様しかいないのです。
Tuesday Mar 07, 2023
真の父母経 第73話
Tuesday Mar 07, 2023
Tuesday Mar 07, 2023
第一章 祝福結婚の主要儀式
第一節 祝福結婚の意味
血統転換と愛の秩序の確立
真の父母様は、一九六〇年から祝福結婚を通し、人間救済の新たな章を開かれた。祝福結婚は、サタンの血統を神様の血統に転換し、神様を中心とした愛の秩序を回復することに大きな意味がある。特に、祝福結婚は、国家と人種、宗教などの障壁を崩し、全人類が交叉結婚をすることにより、神様のもとの一つの世界を実現することに大きく寄与している。
1 本来、エデンの園において、アダムとエバが完成の位置に進んだときに祝福があるはずでしたが、堕落することにより、神様を中心とした祝福は成し遂げられませんでした。ですから、神様は、四千年の歴史を経ながら選民イスラエルを探し求め、メシヤを送って、イエス様の時代に祝福を実現しようとされたのです。しかし、祝福が成就されないことにより、第三次のアダムの再臨時代になってすべての国家的・世界的勝利基盤が築かれ、新たに祝福が始まりました。歴史的事件です。創世以降、神様の愛と神様の生命と神様の血統を一つに束ねることはなかったのです。
2 人類の先祖であるアダムとエバは、自分たちを中心とした誤った愛によって堕落しました。自分たちを中心とする愛によって、天使長を介入させ、堕落したのです。そうして、神様を追放し、本然のアダムとエバを追放した結果になったのです。このように、神様が許していない愛の縁を導き入れることにより、人間には原罪というものが生じました。ですから、人間にとって、この原罪を脱ぐことが重要な問題です。
人間は偽りの父母によって生まれたので、真の父母の愛の縁を再現させなければ、原罪を脱ぐことができません。原罪は、偽りの父母の愛によって植えられたので、この愛を否定するためには、真の父母を中心とした愛の土台がなければならないのです。
3 アダムとエバが神様に絶対信仰、絶対愛、絶対服従できる基準を失ってしまい、偽りの結婚をすることにより、血統と所有権をひっくり返し、一族を滅ぼしました。ですから、血統を復帰しなければなりません。真の父母の純潔な血統を、永遠に自分の子孫に残すことができなければなりません。アダムとエバは、純潔な血統をつくり上げることができずに結婚しましたが、私たちは、祝福結婚を通して絶対血統、絶対所有権、絶対心情圏を復帰しなければなりません。
4 父母様は、霊界と神様をはっきりと知り、神の国と血統がどれほど重要かを知っています。その血統を復帰するのが祝福です。偽りの父母の誤った結婚によって滅亡せざるを得ない人類を、真の父母の名をもって神様と連結させた血統圏をつくることによって、本然の神の国へと戻っていくようにしようというのです。ですから、祝福家庭は途方もないものです。天国に入っていくチケットをあげたのです。
5 アダムとエバが完成する場合、神様が結婚させてあげることにより、神様はアダムとエバの体の中に入って一つになるのです。真の愛によって一つになることにより、神様の形状が完成し、相対が完成し、家庭が完成するようになります。見えない天のお父様の愛と、見える天のお父様の愛が一つになってこそ出発するのです。結婚を通して初愛を結ぶ、その場で連結されます。愛を中心として天地が一つになり、男性と女性が一つになり、神様の生命と人間の生命が一つになり、神様の血統と人間の血統が一つになるのです。
アダムとエバは見える神様の体なので、神様が赤ん坊から兄弟、夫婦、父母の位置へと進んでいくのと同じことを、人間世界に譲り渡してあげるようになります。ですから、神様がアダムの家庭を通してしようとされたことが、私たちの家庭で起こるのです。それゆえ、見えない神様の愛と生命と血統と良心が、見える神様の愛と生命と血統と良心と一つにならなければなりません。結婚を通して、そのように一つになるのです。
6 祝福は本来、父母が息子、娘に自分たちの愛を伝授し、愛の夫婦、子女、家庭、国家、世界のすべてのものを伝授してあげることです。堕落していないアダムとエバが祝福を受けるというのは、神様が縦的な父母になって、天宙のすべての所有権をそのまま伝授してあげることを意味します。それが祝福結婚式です。
祝福を受けた家庭が、世俗的な観念をもって男性と女性が結婚するものだと考えてはいけません。祝福がどれほど恐ろしいかを知らなければなりません。「真の父母」という思想は、創世前からありました。神様が人間を創造する前から「創造の中心は真の父母の完成である」という概念があったというのです。その真の父母を成立させるために、この天地万物も生まれたのです。
7 真の愛を中心としては、すべてのものが一つにならなければなりません。一人では、一つになりません。一つになるためには、水平にならなければなりません。思春期になれば、男性は女性、女性は男性を求めて、水平に並んでくるのです。そうして、中央に来て出会うようになります。その中央に、愛の伝統の垂直線に沿って神様が降りてくるのです。
ですから、結婚式をするとき、愛の主人は神様です。愛の根となる神様が、アダムとエバが結婚するところに臨むのです。アダムとエバに、無形の神様が臨在するようになります。天地が一つになるのです。天の父母と地の父母が、愛を中心として一つになるのが結婚式です。
男性と女性が一体になる、そこに神様が入るようになります。内的な性相と形状である神様が、外的な性相と形状であるアダムとエバに入っていき、愛によって二つの世界が一つになるのです。
8 統一教会は、愛の秩序を正しく立てて、統一しようというのです。統一の中で、一番難しいこととは何でしょうか。力をもって、外的なことはある程度収拾できますが、内的な人格が基盤になった愛の世界までは収拾できません。愛は、力に左右されることはなく、お金に左右されることはなく、知識に左右されることはありません。真のものによって動くのです。ですから、男注や女性は真の愛を求めていきます。男性と女性は、真の愛を見つめて動かなければなりません。
9 エデンの園で、アダムとエバ、天使長が、神様の言葉を聞かずに家庭を出発しました。そのような子孫である最近の若者たちは、誰の言葉も聞かないというのです。そのような時が来ました。フリーセックスの根源は、エデンの園における堕落です。そのように蒔かれたものが、世界において実を結ぶのです。未婚の男女がそのように堕落しました。人間の価値が、動物よりも劣るようになったのです。肉的な満足を得るために、動物と同じような愛を交わすのです。(サタンは)人間が神様のみ前に帰ろうとしても帰れないよう、めちゃくちゃにしておいたのです。
しかし、神様は生きていらっしゃいます。このような人間を哀れに思い、この地にメシヤを送られました。そうして、この地でメシヤを通して人格の標本を提示し、愛の秩序を立て、家庭の秩序を立て、国家と世界と神様の秩序を立てて、一つの世界をつくり上げるのです。誰も手が付けられないことに統一教会が手を付け、再創造をしてきています。これが成し遂げられる日には、世界が一つになり、悪なるサタン世界を天の国へと転換させられるのです。
10 統一教会が世界的な祝福をしてあげるのは、家庭時代が訪れる時に中心的な使命を果たせるようにするためです。祝福式は、百何十ヵ国でも一度にしてあげられます。彼らはみな兄弟です。みな兄弟として見るのです。他の国の人だとは考えません。みな祝福してあげて、世界の代表家庭を配置していかなければならないというのです。
そのように、すべての家庭が真の父母様に付いてくれば、真の父母を中心として父子関係が結ばれ、四位基台を完成した相対的家庭基盤をもったのと同じことになるので、真の父母が勝利したすべてのものを伝授されるようになります。ですから、それを再び伝授してあげるために、氏族(的)メシヤとして家庭に戻っていくのです。
11 民族と国家、文化と伝統を超越して、一つの新しい家庭文化を創建したのが、統一教会の祝福結婚式です。天の国の圏内にすべての国が入ります。「神様のもとの一つの世界」です。堕落とは、心と体が分かれたことです。心と体が分かれ、夫婦が分かれ、父母と息子、娘が分かれたのが堕落です。家庭的堕落が起こったのです。アダム家庭が堕落したというのです。アダム家庭で失ってしまったので、私たちは完成した家庭を探し求めなければなりません。
12 天運は、世界が一つの垣根となり、人類が一つの地球家族になることを求めています。科学技術の驚くべき発達は、情報、通信、交通の革命により、人類全体を一本のひもで束ねつつあります。ですから、超国家的な協力を必要としており、一つしかない地球を保存するためにも、国際的に共同歩調を取ることが求められるようになりました。しかし、何によって人間の利己的で自己本位的な考えを変えさせ、自国の利益中心の国家競争を根本的に解決するのでしょうか。
各自が、自分自身の始原であり、根である神様に対する根本的な自覚と、天理に従うところからその答えを探し出さなければなりません。神様の真の愛、すなわち、与えてもまた与えたいと思い、与えても記憶しない、そして、対象を自分よりもさらに愛する真の愛を中心としてのみ、答えが出てくるのです。全人類は、唯一なる真の父母のもと、同じ兄弟であるという自覚をもつとき、答えが出てきます。神様と真の父母のもと、人類が一つの大家族を築き、互いにために生きて和合するとき、すべての問題が解けます。
私は生涯を通して、真の愛の道理を教育し、実践してきました。ために生き、与えながら、世界的な基盤を築いてきました。世界の各国でために生きながら、利他的な実践生活をする若者たちを養成してきました。それだけでなく、超国家・超人種・超宗教的な真の愛の理想家庭を築く、国際祝福結婚の行事を主導してきました。これは、人類文化歴史を変える行事です。真の愛によって国境を崩し、人種の壁を貫いて憎悪と闘争を克服して、互いにために生きる理想家庭が誕生することにより、新しい文化世界が形成されつつあります。
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