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Tuesday Dec 13, 2022
平和経 第432話
Tuesday Dec 13, 2022
Tuesday Dec 13, 2022
天国に行く教材
中高等学校で学ぶことができる教材、その次に大学と大学院の教材、その次にその国を中心とする教材です。天の国と地上世界は違うのですが、サタンの宮ではなく、天国にある本来の堕落前のエデンの園で、神様を中心として、真の父母の王を中心としてどうするのですか。分かれた兄と弟の血統を、父母が一つになって処理しなければ、神様も処理できないようになっています。
サタンが神様に代わって骨となり、本体となりました。そのようになったのです。しかし、父母様が神様と一体になりました。体になれるのが真の父母であり、骨になれるのが真の神様です。その精子は死なず、なくならなかったので、神様の胸骨の中に埋められ、今日の真の父母へと受け継がれたのです。
父母がこの教材を準備しなければなりません。幼稚園、小学校、中高等学校、大学、大学院の博士コースまで、十年、二十年かかるかもしれません。その教材を作る費用は父母が出さなければなりません。その教材の費用を出してあげて博士となり、大学院、大学、中高等学校、小学校、幼稚園の先生、どんな教育機関の先生であろうとすべて消化することができます。真の父母の代身者であり、真の師の代身者であり、真の王の代身者にならなければなりません。
この教材で教育を受けた天下の六十五億の人類は、天上世界においても、教材が必要ない人になるので、天国に行くのです。教材を必要とするなら、天国に行くことができません。教材なしで天国に行ける人をつくるためには、父母になった人たちが、幼稚園の教材、小学校の教材、中高等学校の教材、大学の教材、大学院の教材を準備しなければなりません。その教材を買ってあげれば、教材と共に一緒に御飯を食べ、仕事をしなければなりません。結局、そのようにして天下にこの教材が必要なくなるようにするのです。
そのような家庭の一族、一族の七代先祖たちが一つになり、そのような環境をつくれば、地上に神様が喜ぶ家庭の一族だけが残る、そのような国にならざるを得ません。万万世が太平聖代億万歳を叫ぶことができ、神様が解放され、すべてのものが解放される天国こそが、神様の祖国と神様の故郷、私たちの祖国と私たちの故郷であり、それが同じ血統によって綴られていかざるを得ないのです。血統がなければならないという事実は否定できません。ですから、祝福を受けなければならないのです。祝福がどれほど価値のあるものかということを知らなければなりません。教材は、父母の代身であり、統一教会の代身です。
本然の世界になれば、統一教会もなくなります。皆様の家庭で、神様の代身として、先祖の代身として、子孫の代身として、三代圏がこの教材をすべて備えれば、その天国圏が、神様の統治する世界と国家、全宇宙とならざるを得ません。異議があって弁論できるサタン世界の弁護士、検事、裁判長がいるならば、出てきてみなさいというのです。一時間で面食らって追い出されるでしょう。
万事亨通(すべてが順調であること)で一つの結論が出ました。歓迎するなら、手を挙げて十二回万歳しましょう。「どこかに行きなさい」と言えば命懸けで移動できる、自由解放の民族にならなければなりません。
釈放の相続者として、神様の王子、王女となり、その本郷の場である天の国に一緒に行ってあげるのが、神様の家庭の食口ではないですか。この法を守らなければなりません。永遠に従う天の国の憲法が出発してこそ、新しい天国が始まるのです。
きょうからすぐに本を買って、自分のポケットに入れて歩きなさいというのです。これが鏡となり、そこに映る自分の姿が間違いなくそのとおりにならなければなりません。ほかの人になってはいけません。変わってはならず、色が変わってもいけません。父母たちもこの教材を中心として、息子、娘に神様の息子、娘として侍ることができるようにしなければなりません。
真の父母が保証できる人生
東西南北の四方、北斗七星、南十字星を見つめることができ、それを感じる人が、どうしてがらくたのようになって離婚することができるでしょうか。本来、結婚は一度しかありません。革命です。アメリカも革命ができなければなりません。革命を起こさなければならないのです。
このように、真の父母、真の師、真の王、神様までも解放させた主人が保証する証拠的基準、天の国の弁護士が使うことができ、天の国の検事が使うことができ、天の国の判事が使うことのできる、憲法の中の絶対憲法の基準になるので、これに反する法はこの世にないことを知って、そのとおりに生きてくださることを願います。皆様が「そのように生きる」と言うので、先生は感謝して韓国に帰ります。そして、二、三年以内に韓国で、意のままにどんなことでもするでしょう。
日韓トンネルを掘らなければ、韓国がべーリング海峡トンネルを掘るのです。私一人でやっても余力があります。先生が立ち上がりさえすれば、十分にできるというのです。財閥を一遍に一晩で集めることができるではないですか。集めることができますか、できませんか。今に分かるのです。
絶対信仰、絶対愛、絶対服従をするに当たって、自らの名誉も自らの名分もなく、私という種も元手もないのに、何を主張できるというのでしょうか。神様が再びつくることのできる関係的内容がないではないですか。そのような立場において、父母は祝福を受けた息子、娘に、先生の説教集と『世界経典』、『百科大事典』を準備しなければなりません。
共産世界と民主世界の争いを止める材料が、すべて教材になっています。昼も夜も永遠に暮らせる土台になるので、神様は永遠に死なずに生き、神様と私たちの子孫は、永遠に死なずに先祖と共に生きるので、永遠の天の国に共に入るのです。そのように、永遠の世界、天国に行くのが原理なので、天国の民になることは原則なのです。
この時代は「神様霊連世協会」時代
今や、天の国における相続権、代身者の権限を渡しました。父母の代わりに所有権を相続させ、父なる神様が所有していたものまで相続させてあげたので、皆様が訓読会で父母に代わる位置に立ちなさいというのです。師に代わる位置、王に代わる位置にさえ立つようになれば、すべてのことが可能なのです。
先生は国から追われる環境にありましたが、そのように国から追われれば、もっと大きな所に行って、その世界で私が代身者であり、相続者であると考えました。国の大統領の前に行っても、「私があなたに代わる相続者である。あなたは真の父母の代身者、相続者になれなかったではないか。あなたの権限を中心としてすべて売り払って、私と神様に捧げなさい!」と言うことが可能です。それは天の法によって保障されているのです。皆様が、これから必ず覚えておいて、実践しなければならない点を、最後の結論としてお願いしたいと思います。それは、今、私たちが生きているこの時代が、人間の目には見えませんが、摂理的な目で見れば、歴史上最も重要かつ深刻な時だという点です。人類が直面している最大の転換期であり、分水嶺を越えつつある時なのです。したがって、この時代は「神様霊連世協会」時代です。すなわち、「神愛人協会」の時代であり、「天地父母(天一国)協会」の時代です。言い換えれば、人類は今、神様の祖国と本郷を探し立て、完成解放の天国を成就し、永遠の幸福と安楽を享受できる天の特別恩賜圏の時代に入ったということです。
どうか、皆様の心と体を清く保ち、天の召命に応えて、悔いのない「正午定着」的人生を生きることを願います。このような天の願いを忘れずに生きると決心する人は、拍手で歓迎してください。ありがとうございました。

Tuesday Dec 13, 2022
平和経 第431話
Tuesday Dec 13, 2022
Tuesday Dec 13, 2022
『統一百科大事典』
先生は、生きた百科大事典として、百科事典にない内容の言葉を使うのです。三分の二以上は百科事典にない言葉を使います。ですから、『統一百科大事典』を作っておきました。録音テーブさえあればよいのです。すべてつくり終えました。ですから、『統一百科大事典』が出ることによって、一つの文化世界が創造されるのです。二つあれば二つの百科事典、三つあれば三つの百科事典、四つあれば四つの百科事典です。そのようになれば、共産圏の百科事典、ロシア百科事典、アメリカ百科事典、インディアン百科事典まで出るようになるのです。
先生はすべてのことを解き明かして、共産圏が何も言えないようにします。「負けました。蘇生的旧約時代も負けました。長成的宗教圏内でも負けました」と言わせるのです。霊界を否定していた共産圏ですが、霊界にいる共産圏の先祖までが降りて来て、「霊界は統一されている」という事実を認めているのに、共産圏は民主世界の宗教圏を握って、王のような振る舞いができるでしょうか。
この中で、祝福を受けて生まれた子女たちは手を挙げてください。皆様は、父と母の愛に同参して生まれた人たちです。父母の血肉を連結できる代表的な人が皆様です。母でもなく、父でもありません。神様の血統を受け継いだということを知らなければなりません。
王となる人たちはもちろん、アメリカの民主主義やあらゆる主義をすべて崩して、二世を中心として父母、祖父、王たちがこの『平和神経』で教育するのです。それが祝福を受けた家庭の訓読会です。
訓読家庭の基準の伝統を受け継げば、一斉に天下が天の国の皇族圏内に入ってきます。そのような教材を作りました。この教材は誰のものでしょうか。皆様の父母の中で、酒を飲み、たばこを吸い、浮気をし、ありとあらゆることをしている人がいるでしょう。彼らをどのようにして救ってあげるのでしょうか。
再びこの本で教育を受けることによって、父母と一つになり、神様の血統を同じ位置で受けたという、同レべルの関係が出発したことになるので、父母に代わる位置に上がっていくことができます。父母に代わる位置に上がるのです。この本で、皆様が主人になるのです。もし父母が誤れば、祝福二世たちが彼らを教育するのです。
今まで分かれていた父と母を、分かれていた民主世界と共産世界を、息子、娘たちがこの教材をもって教育すれば、自動的に統一されます。二世の解放圏が生まれるのです。万民解放の教材として、この本を持っていって教育すれば、その国民は天の国の国民にならざるを得ません。この本は、天の国の教材として作ったのです。
二世が家庭訓読会の指導者
皆様。韓国の幼稚園から小学校、中高等学校を卒業するのです。そうすれば早いのです。韓国の幼稚園を一年、その次には小学校を六年、中高等学校を六年通えば十三年です。高校を卒業し、この本まで知れば、世情に通じるようになります。十三年ですべて分かるようになるのです。
その次に大学と大学院です。カイン•アベルを中心として、アベル圏として博士コースを経るためには、八ヵ国の本を参考にできる能力がなければなりません。そのような能力がなければ、ハーバード大学の正式な博士コースに入れません。
子女も、八ヵ月すれば、一年足らずで親の言葉が大概理解できるでしょう。三年もかかりません。二年半でその国の言葉にすべて通じます。三歳になればすべて通じるのです。幼稚園に入って、その時から一つの国の言葉、一つの言語を学ばなければなりません。
母国語が分からない人は天国に入れません。ですから、このような貴い本を、真の父母様が読む原本で実際に作らなければなりません。それが千年、万年残るのです。今後、ダイヤモンドで作った本、または金や白金で原本を作って保管しておかなければなりません。セーヴルにメートルの原器を保管するのと同じです。セーヴルはフランスにありますが、そこにすべての原器が収められています。
アメリカが三十四年間、文総裁を受け入れなかったために滅びてしまいました。イスラエルの国まで第三イスラエルが相続し、第四次アダム圏時代を連結するものをみなつくっておいたのですが、それをボイコットして皆様の思いどおりに生きるのですか。
きょう、二世たちがたくさん集まりました。誰がそのようにしたのですか。今まで誰もできませんでした。ただ一人の人物だけができたのです。このように見るとき、私も心配することがありません。アメリカを離れますが、教材を作りました。これは、皆様の教材です。
皆様の父母が誤ったならば、「お父さん、お母さん、悔い改めてください。私を通して再び祝福を受けなければ、生きる道がありません」と言える皆様にならなければなりません。父母を再び祝福できる教材が出たので、訓読会の祖となるのは皆様しかいません。二世が家庭訓読会の指導者になるのです。
ベ—リング海峡と日韓トンネル
今まで根が抜かれて空中にぽかんと浮かんでいたロシアと中国が、再び共産主義に戻ろうとしています。そうなれは、ベーリング海峡プロジェクトを放り出してしまいます。べーリング海峡プロジェクトを十年前から発表したのですが、どのようになりましたか。日韓トンネルも日本が妨げています。
日韓トンネルとべーリング海峡計画を、「ワシントン•タイムズ」と宗教圏が責任をもって公開し、発表してしまいました。すべて準備して日韓トンネルを掘るのです。日本が掘らなければ、どのようになるでしょうか。
その代替となる島が対馬です。いつでもトンネルを掘ることができます。対馬は、日本本土を中心として長崎県に属しています。自動的に日本の門が開きます。そこから広島、大阪、京都と名古屋の門を開くのです。京都が開けば、東京を中心として門を開き、日本政府の門を開きなさいというのです。
トンネルを掘らなければなりません。トンネルを掘ることが貴いのです。日韓トンネルを掘れば、太平洋まで通じます。日韓トンネルを掘れば、ハワイにまで自由に行く道も開けます。
ハワイは海洋圏北緯二三度、南方を中心として境界線になっているのですが、南北までも私がすべて連結させ、ハワイさえ通ればどこにでも行けるので、どのようになるでしょうか。天下万国に通じる道がすべて開かれるので、べーリング海峡とハワイを中心として旅行できるのです。
韓国の地を中心として、すべての歴史が解かれるのです。祖国光復が成就するというのに、韓国の人は、成就しないと言えるでしょうか。文総裁の教えを受ければ、誰もが「正しいです!」と言います。レバレンド•ムーンが教える内容を知れば、誰もこの本の内容を否定できないのです。
韓国は神様の祖国
神様の祖国となる国は韓国しかありません。絶対的母国と本郷の地は韓国しかないのです。韓国の神様「ハナニム」は、お一人しかいません。一人の主人を信じてきたこの民族しか残ることはできないのです。レバレンド•ムーンが神様に代わって一つの王国をつくり、すべてを整理してここに来ました。ですから、その人が願う統一の血族とその人が支持する国が神様の願う国なので、神様が、地上•天上のどこでも自由活動することができ、満たされていないものがなく、できないことがないと言える解放された地上•天上天国になるのです。皆様も神様に代わって働くことができるというのです。
カインは誰でしょうか。先に研究して基盤を築いた民主世界がカインです。これからはアベルが入れ替わることによって、祖父が孫になり、父が息子になり、兄が弟になって、絶対信仰、絶対愛、絶対服従することができます。その世界のカイン圏はどのようになるでしょうか。神様のように敬い、父母様のように敬い、自分の一族よりも敬うことのできる人は、天の国の眷族となります。天の国に国庫金を納めなければならず、税金を納めなければならず、通行証をもらわなければなりません。そうしてこそ、神様の祖国と故郷が生まれるのです。
そのような所に帰らなければなりませんか、帰ってはいけませんか。今回、すべてを話してあげたのですが、ここから抜け出したければ、「きょうから真の父母は必要ない」と言って抜けなさいというのです。しかし、唯一残っている中心が真の父母、王の中の王です。お一人しかいない神様、神様の位置を、今初めてつかんだのです。不平は言えないでしょう。神様の代わりとして皆様が侍るのです。そして、宗教の看板をすべて外し、国の看板をすべて外すのです。

Wednesday Dec 07, 2022
平和経 第430話
Wednesday Dec 07, 2022
Wednesday Dec 07, 2022
イエス様の十二弟子の不信と猟師の歴史
十二人の息子は十二支派であり、イエス様まで入れて十三数です。十二弟子の前に十三数を見つけることができなかったのですが、十二人弟子がイエス様を否定したというのです。それでイエス様が亡くなられたのではないですか。
そのようにして天地を滅ぼした罪の系統が残り、北極の猟師の歴史へと受け継がれたのです。カイン格である北極の猟師たちは、食べ物がないので、川の流域や平野地帯を占有しました。天の民となる人たちが、そこに住まなければならないのに、最も貧しく暮らしていた猟師たちが、銃を造って占領したのです。
猟師たちは血を見ることを好むのです。狩猟に行く時は四人で出発したのに、帰ってくる時は一人で帰ってきます。あの山この山と移動して回りながら、獣を狩猟して捕まえます。そうしていくうちに、「あいつは危険だ。我々の物を奪うかもしれない」といって殺害するのです。春に殺害し、夏に殺害し、秋に殺害して、狩猟をした獲物を独占します。そうして、生活のために狩猟した獲物を一人で食べます。ですから兄弟もなく、親子もなく、親戚もないのです。
そのように捕まえたあとには、帰らなければなりません。帰ってから、春には農業をしなければならないのですが、猟師が農業をすることができますか。ですから、さらに高い山岳地帯を訪ねたり、一部の人たちは釣り場へと向かうのです。
釣り場には主人がいません。審判の時は動物をすべて審判しましたが、魚は審判しませんでした。それでは、釣り場で魚を捕まえるためにはどうしたらよいでしょうか。スウェーデン、ノルウェーが海賊の基地だったことを知っていますか。
狩猟に行けば、各国の人が集まって最後に一つの国の人だけが残るのですが、その純白人が銃を研究して機関銃まで作ったのです。それがチェコ•スロバキアです。ヨーロッパの科学文明がチェコ•スロバキアで始まりました。そのようにして始まったのが猟師の技術です。狩猟に行って、チェコ•スロバキア人同士が命を奪い合うのです。一頭の熊をめぐって二人が闘うというのです。
猟師とアメリカ
狩猟は誰がするのでしょうか。犬にさせるのです。猟犬を飼って狩猟をするのですが、犬は、おおかみ、虎、ライオンがいれば、直ちににおいを嗅ぎつけて分かります。雪の上の足跡を見たり、臭いを嗅いだりして、熊か虎かが分かるのです。平原地帯では、においを嗅いで、熊か虎か分かります。北極では雪の上の足跡を見て分かるのです。足跡が問題です。熱帯地方では、犬がにおいを嗅げば、ライオンでも何でもみな分かります。
水に生息する獣の中で、アナコンダという蛇は体が大きくて、ライオンや虎、おおかみのような、大きな生きものを、巻きついて食べるくらいです。水の世界で残るのは蛇しかいません。それを知っているので、天が水を中心として審判したのです。このような話は、ただ語っているのではありません。文総裁がどうしてそれを知っているのかというと、天が教えてくれたので知っているのです。
アメリカ人は左利きの人が大勢います。白人には左利きがたくさんいるのです。白人たちは主に猟師をしていたので、銃を持って歩き、担いで歩くので反対側の肩を使うことができません。寝るときも左手を枕代わりにして眠り、左手を中心として仕事をしました。それで、左利きが多いのです。
ニューヨークの中で、最も恵まれた地域がイースト•ガーデン地域です。湖があり、釣り場があります。そして、鹿やあらゆる動物を育てられる所は、ニューヨークでこの地域しかありません。泉のほとりです。また、ベアマウンテン(州立公園)とは、熊(ベア)が行って暮らした所で、アメリカ東部における中心のマウンテン(山)という意味です。
先生はここを、なぜ釣りの中心本部としたのでしょうか。ニューヨークの沖合では、冬でもストライプトバス(シマスズキ)を釣ることができます。春夏秋冬、いつでも釣りができるのはニューヨークしかありません。ニューヨークなので、魚も盤石の上にいるのです。地球星が壊れても、ニューヨークは残るようになっています。避難所です。長生きする欅(けやき)がある所がニューヨークです。木の中で、種をたくさんもっているのが欅です。
ところで今、民主主義を滅ぼしているのはアメリカです。すべてが個人主義者に変わりつつあります。神様を中心とする理想主義に帰らなければなりません。また、神様は真の愛を中心とする独裁の王です。サタンは悪の独裁の王として世の中を滅ぼしますが、天の国の独裁の王は、三大王権を守って育てていくようにするのです。
神様の故郷の地
イスラエル民族が救世主であるイエス様を捕らえて命を奪いましたが、再臨の主も同じです。第二イスラエルであるアメリカが、宗教圏を中心として文総裁を捕らえて亡きものにしようとしたのです。これからは、先生がやろうとすれば、できないことがありません。アベル国連の看板をつけて進み、真の理想的な一つの家庭、一つになれる家庭を立てるのです。
世界には六千以上の言葉があります。そのような異なる言葉を一つに統合できるのは韓国語しかありません。カナダラマバサアデャチャカタパハ!この文字は、世界のどんな言葉であれ、上からでも下からでも読み書きできます。四方において主人の振る舞いができる言語なのです。そのような文字をもっているのが韓国の民族です。
「東夷族」とは何でしょうか。東方の国の、矢を上手に放っ戦のチャンピオンです。頭が良いので戦に勝ちます。あらゆる戦法を用いて常に勝利するのです。高句麗は、千年王国を築きました。その高句麗がいまだに死なずに韓国で実を結ぼうとしているので、中国が大騒ぎです。「世界平和と言えば、中国とロシアだ」と言うのですが、中国やロシアという国家はあっても、それらは宗教圏を一つにすることができません。中国がロシアと一つになり、二国が協同して宗教圏を迎えなければなりません。私はゴルバチョフ大統領にそのようなことを話し、「神様さえお迎えすれば、モスクワは統一天下の王国となるだろう」と言ったのです。
しかし、モスクワでもできず、北京でもできず、ニューヨークでもできませんでした。ワシントン地域でもできませんでした。すべて失ってしまいました。どこで成し遂げられるのでしょうか。今や残っている所は、一つしかありません。神様を中心とする王権、神様の祖国と故郷の地は、先生の生まれた平安北道定州の地にならざるを得ないという結論が出ました。それが真の父母の地です。
真の父母によって、真の神様も生まれ、真の先祖も生まれ、真の民族も生まれ、真の国家も生まれ、真の世界も生まれて、統一天下の一つの血統にまとめることができるのです。そのようなことを、強制ではなく道理に基づいて行うのです。
祝福の価値が分かれば文総裁に従わざるを得ません。文総裁の思想を理解する世界では、投票が必要ないのです。すべて祝福を受けたというのに、どうして投票が必要でしょうか。
次の選挙が最後だと言ったでしょう。その次は投票がなくなります。文総裁が看板をつけて前進するのです。「私の言うことを聞きなさい!」と言うのです。国連が、言うことを聞かなければ、「闘うならいくらでも闘ってみなさい!」と言います。それは、最下級の水平にすぎません。その水平とは何かというと太平洋の海のようなものです。
太平洋が満水になれば、残れる島はハワイしかありません。そこにはどんな山があるか知っていますか。そこには地球星で最も高い天文台があります。山の歴史から見て、海底から測れば一番高いのです。そこは海抜四千三百メートル以上ですが、海まで含めれば一番高いのです。海底だけでも一万メートル以上あるので、一万四千三百メートルになります。地球星の一番底から山になっているのが、ハワイのコナにあるマウナ•ケアという山です。世界で一番のコーナー、世界で一番遠い所なのです。
そこに私が入っていき、ハワイ•キング•ガーデン、ハワイ•クイーン•ガーデンを造りました。地球星で最高に高く、一番のコーナーがコナですが、コナで一番良いのがコーヒーです。そこに、最高の品質を誇る、私たちのコーヒー農場があります。文総裁がハワイに歩哨所を造ったのは、四十年前のことです。北朝鮮に行くときも精誠を尽くした所です。北朝鮮の金日成主席のところに行って談判するときも、まずハワイに行って精誠を尽くし、原稿を書いたのです。
ロシアのゴルバチョフ大統領は、韓国語で「均等に縮める」という意味になります。自分しか残っておらず、世界を狭めたり広げたりできるのは私しかいないので、私の言うことを聞きなさいというのです。私の言うことを聞いて宗教を承認したので、ソ連に解放がもたらされたのです。
西欧キリスト教文化圏と東欧キリスト教文化圏の争いが、第二次世界大戦です。一つの兄弟の争いです。ロシアは長子、ヨーロッパは次子、三番目の息子は統一世界文化圏です。歴史の流れと歴史のすべてが、内外の事実と一致するのです。

Wednesday Dec 07, 2022
平和経 第429話
Wednesday Dec 07, 2022
Wednesday Dec 07, 2022
17.平和の主人、血統の主人
日付:二〇〇九年七月七日
場所:アメリカ、ニューヨーク、イースト•ガーデン
行事:アメリカ独立二百三十三周年記念集会
皆様が知らなければならないことは、これから、先天時代から後天時代へ、カイン・アベルの時代へと移行するので、新しい歴史を編成する重要な時代に入るという点です。
一秒で世の中が変わる
時代は変わりますが、皆様の暮らす生活環境は変わりません。私たちは、昼と夜の正確な分かれ目に気づかないように、春と夏が一秒で変わることに気づきません。零時前と零時後の一秒を中心としても気づかないのです。きのうときょうは、同じ日のように続いていますが、新しい日へと変わり、時代や世界も新しい時代、新しい世界へと転換するのです。歴史も同じです。先天時代と後天時代が一秒を中心として分かれますが、それをとらえることができないのです。
皆様は習慣性を中心として、きょうもきのうの時間が延長したものと思っています。だとすれば、昔、かつてあった歴史的事実、千年、万年の歴史的価値はどうなるのでしょうか。その千年、万年持続した生が、一秒で変わることに誰も気づかないのです。
この全体の個人的な転換時代、家庭的な転換時代、それから父母を中心とした子女の時代、先祖が出発する時代、それから王と祖父の時代、祖父と父母の時代、父母と夫婦の時代、夫婦を中心として子女の時代へと転換することが、すべて分からないというのです。
目が瞬きする間に先天時代と後天時代が交差するのです。にもかかわらず、それを知らずに暮らしています。皆様は目が瞬きすることに気づいていますか。息をしていることを考えますか。東と西も分かれ、北と南も赤道を中心として分かれています。しかし、南と北、東と西がどこで分かれているのかはっきり分かりません。それを知らなければなりません。同じ一秒と一秒であっても、先天時代と後天時代、上天時代と下天時代、前天時代と後天時代というふうに、天宙次元で違ってくるのです。
皆様。「圓球」という言葉があります。私たちは、「圓球ピースカップ・カインアベル天宙平和連合大会」を開催しましたが、皆様は、宇宙が変わったことに気づきませんでした。天地が一つになることにも、分かれることにも気づかず、天地が分離して堕落することにも気づきませんでした。ー秒の間に世の中が変わっていることを、私たちは知らずに暮らしているのです。絶対信仰の個人的な存在、絶対愛の個人的な存在、絶対服従の個人的な存在も、すべて一秒で分かれることを知りません。
また、陰暦を使うか、陽暦を使うかによって、世界が二つに分かれました。西洋と東洋に分かれたのです。先祖は同一ですが、どのようにして西洋と東洋に分かれ、国と国に分かれ、兄弟もすべて分かれたのでしょうか。これが問題です。
平和の主人
「わたしはアルバであり、オメガである」(ヨハネの黙示録一•八)といいますが、そのアルファとオメガの中心は真の愛です。神様は、創造の根本動機であるその核の位置で相対を創造し、一つになろうとされましたが、それがどうなったのでしょうか。堕落しました。血統が一つになって家庭の基盤をつくり上げようとしたのですが、それが果たされず、なくなってしまいました。
アメリカの家庭が神様の家庭と言えるでしょうか。生命の起源である父母の二性性相が分立した一つ一つのものは、何によって一つにならなければならないのでしょうか。愛ゆえに生まれ、愛を通して出発したので、その目的も愛のためでなければなりません。男性独りでは愛することができません。ですから、女性が必要なのです。
レバレンド•ムーンの思想は平和思想です。レバレンド•ムーンは平和の主人、血統の主人です。アルファの愛とオメガの愛があるとすれば、過程的な愛とは何でしょうか。この二つが遠ざかれば遠ざかるほど、球形の中を満たすものがありません。隙間さえあれば、空気が通り、水が通り、太陽の光が通ります。
生命の根本要因は、空気と水と太陽の光であり、そのうちの一つでも欠けてはいけません。水がなくても、すべての生命がなくなってしまいます。空気がなくても、太陽がなくても、なくなってしまうのです。皆様はなくならない自信がありますか。
ですから、「神様のもとの一つの家族(One Family Under God)」という言葉はどれほど驚くべき言葉でしょうか!神様の生命の綱、神様の空気の綱、太陽の光がそこに通じているというのです。そのような解釈をしてこそ、感動をもって愛の理想相対を求めることができます。そうでなければ、統一天下が成就されません。
皆様。生命を捧げる覚悟ができていますか。ここに、ウェストポイント陸軍士官学校に通う生徒たちもいますが、国のために死ぬ覚悟をしなければならないことを学んだでしょう。
自分の愛と家庭と一族を破綻させても国を生かさなければならない、それを教えるのがウェストポイントの伝統思想なのですが、そのようなウェストポイントの伝統思想は、今どこにあるのでしょうか。アメリカの伝統思想をどこで見ることができるでしょうか。個人主義であふれているのです。
個人主義の世界は存在することができません。個人主義、家庭主義、民族主義、国家主義、世界主義でも存在することができないので、それ以上を主張するのが天宙主義です。「天宙」の中にはすべての国が入っています。それを指向するのがピースカップ主義です。
すべてのことを教えてくれる教材
神様はモーセに、イスラエル民族を率いてカナンの地に入るように特命を与えるとき、「今から故郷に帰りなさい。カナンの地に帰りなさい!」と言ったのです。そのとき、一人でも契約の箱が通る道に妨げとなれば、その国は根本的になくなるようになっていました。一人が誤れば、全体が誤ることになるのです。
その当時、国の興亡をかけた方策をヨシュアに与え、カナンの三十一ヵ国の民たちは、契約の箱が過ぎいく時に、契約の箱に対して礼を尽くして何度も頭を下げて謝罪し、千回、万回、敬拝をしなければならないのです。そのような姿にならなければ通じません。自分に欲と野望があって屈服しない群れは、根本から取り除かれてしまうのです。ですから、一人が屈服しなくなれば、その一門、その国をなくしてしまうのです。
第二次世界大戦は、英、米、仏と日、独、伊の対決でした。イギリスは母であり、アメリカはイギリスの息子です。フランス(「仏」は韓国語でブル)は何でしょうか。いつでも火事(「火」ほ韓国語でプル)を起こす火鉢に火種が残っているのがフランスです。火種が生きているのがフランスです。英、米、仏に対して、日本、アジアが中心になろうとしました。
蘇生、長成、完成の三時代、旧約時代、新約時代、成約時代を経て、第四次アダム圏の時代に定着できる準備をしたのですが、皆様は、そのみ旨が分かりますか。分からないので、今回このすべてを教える教材を作りました。父母たちは、この教材を子女たちに買ってあげるのです。息子が十二人ならば、父母の本を中心として十三数です。十三冊で教育するのです。「絶対信仰、絶対愛、絶対服従」をこの本で教えることで、息子と娘が神様と分かれることなく、完全に一つになるのです。

Wednesday Dec 07, 2022
平和経 第423話
Wednesday Dec 07, 2022
Wednesday Dec 07, 2022
真の父母の勝利的伝統の相続
このように、真の父母と全人類が一致して血と汗と涙で起こした勝利の土台の上に、私は、去る二〇〇三年、イスラエルのエルサレムにおいて、キリスト教、ユダヤ教、イスラームの推戴を受け、イエス様を王の王として天上天下に宣布しました。それとともに、二〇〇四年には、私がアメリカと韓国の国会で平和の王として推戴されました。そして、二〇〇六年六月には、ついに「天宙平和の王戴冠式」を挙行するようになったのです。
皆様。二十一世紀に入った今日の人類は、実に歴史的な転換期に置かれています。永遠の世界平和を定着させられるのか、あるいは、二十世紀まで反復してきた暗鬱な戦争と対決の歴史を再び繰り返すのかを、決定せざるを得ない時点に来ています。
皆様も御存じのように、人類は、二十世紀に入って本格化した植民地争奪戦と第一次、第二次世界大戦を経験しました。そして、神様の祖国光復の摂理的次元で国連軍が動員され、世界の十六ヵ国が参戦した韓半島での聖戦、また東西冷戦など、絶えず繰り返されてきた戦争と反目の時代を経なければなりませんでした。
このような渦の中で、私は、生涯の全過程を神様の平和理想世界王国の具現のために捧げてきました。さらに私は、第二次世界大戦が終わると同時に創設された国連が、永遠の世界平和実現のために、神様のみ旨に従う名実共の平和の機構となることを切に祈ってきました。
しかし、一九四五年に創設された国連に、世界平和のために貢献した素晴らしい業績がないわけではありませんが、創設六十周年を超えた今日の姿は、その本来の創設目的を遂行するに当たって、深刻な困難に直面していることを、自他共に認めています。加盟国が二百ヵ国に迫っていますが、自国の権益ばかりを代弁し、主張する国連代表部の役割は、今、世界紛争の解決と世界平和の具現に対して、創設当時からの限界を露呈しています。
皆様。私は去る二〇〇五年九月十二日に、ついに神様の摂理史を花咲かせる「天宙平和連合」の創設を満天下に宣布しました。「天宙平和連合」は、今から後天開闢時代のアベル国連的役割を果たすでしょう。カイン格の既存の国連の刷新とともに、世界各地において、私の教えである「天父主義」、すなわち真の愛、真の家庭主義を伝授されて走っている数百万の平和大使たちを動員し、「神様のもとの人類一家族」を成し遂げる天命を必ず完遂しなければなりません。
皆様。「天宙平和連合」は、超宗教•超国家的な次元で、交叉祝福結婚を通して堕落前のアダムの本然の血統に復帰する、人類の血統転換の大革命を遂行する前衛隊となるでしょう。ある人は、不可能なことだとあざ笑うかもしれません。
しかし、神様のみ旨がある所には必ず道があります。皆様も一度考えてみてください。実体の神様の名で役事しているレバレンド•ムーンの教えに従い、もしアメリカとロシアが超国家的次元で交叉祝福結婚を決行したとすれば、どのような結果が出てくると思いますか。二つの国は、永遠の絶対主人である神様と一つの家族になるでしょう。数億の孫と孫娘が暮らしている国に向かって、どうして敵対感を抱くことができ、銃剣を向けることができるでしょうか。
召命された皆様。人類を神様の真の同族血統に変え、この地に神様が願われた本然の理想祖国と本郷の地を求め、太平聖代の理想天国を創建する聖業が、地球星の至る所で既に勢いよく燃え上がっています。きょうこの時間にも、世界百八十五ヵ国では、一万二千カ所ずつの訓読、祝福大会の責任を完遂するために、火花を散らす競争が繰り広げられています。きょう皆様がこの場に足を運ばれたのは実に貴いことです。この意義深い聖なる禧年と共にある天運の流れを逃さないでください。
地球星の七五パーセントを占めている海洋圏を、皆様が先頭に立って保護し、発展させなければなりません。様々な公害と資源の枯渇によって死につつある地球星を回生させ、人類の未来を約束してくれる新しい資源の宝庫を、ほかのどこで見いだすことができるでしょうか。
今は、天宙的女性時代を代弁する海洋時代が開かれました。海を中心として、超国家的で超大洋的であると同時に、本性の女性文化圏である海洋圏文化を創出し、環太平洋文明圏が主人となる神文明開闢時代を産出するにおいて、真のお母様を中心としてすべての娘たちがー心一体になり、勝利的産苦を完成完結するための機関車の使命を果たさなければならないという点を、肝に銘じてくださることを願います。
きょうこの意義深い場を共にしてくださった貴賓の皆様は、私がお伝えするこのメッセージを心の奥深くに刻んでください。天上の数千億に至る祝福を受けた皆様の善なる先祖の家庭も、この時間、地上に再臨し、皆様と共にこのメッセージを受けています。彼らも、子孫である皆様を通して地上で完成し、真の父母、真の師、真の主人の位置まで出ていくことができなければならないからです。それだけでなく、彼らは、王の王であられる真の父母様と一心一体になり、堕落前の本然の姿で、その方の命令に絶対基準で従い、同参して侍る人生を通し、地上•天上天国の創建に総動員されなければなりません。このように霊肉界が共に生き、呼吸し、苦楽を共にしているという事実を、忘れないようにお願いします。
それとともに、私がきょう、皆様にもう一つ特別にお願いしたいことは、真の父母様のみ言集一千巻以上の中から要約、抜粋した「平和メッセージ」のみ言を、覚えるほど耽読し、人生の指標としてほしいということです。神様が先頭に立ち、霊肉界が一つになって皆様を保護し、助け、神様が願われた平和理想世界を成し遂げ、永遠の解放、釈放を享受して暮らすようになるでしょう。
後天開闢時代における私たちの責任
皆様は今、後天開闢時代の摂理を主導するアベル国連の「平和軍」と「平和警察」としての使命を果たす歴史的な家庭を探し立てなければなりません。人類の福祉と世界平和のために、崇高な献身の道を歩んだ皆様の人生を、歴史は決して忘れないでしょう。「平和軍」と「平和警察」は、私が創設し、今世界的規模で発展しています。
アベル国連の旗を掲げて「平和軍」と「平和警察」の先鋒に立つ家庭に、皆様のような英雄たちでなければ、誰を探し立てるというのでしょうか。世界各地から集まってこられた指導者の皆様。摂理の結実期であり、神様の祖国光復をこの地、大韓民国でまず完成、完結しなければならない切迫した時点に立った今日、皆様は何をされますか。先天時代と後天開闢時代が交差しながら引き起こされる、極度の利己主義と排他主義の壁に閉じ込められ、自己の安楽と栄達ばかりを追い求めて人生を終える愚かな人になりますか。否が応でも、皆様は既に天から召命を受けました。二〇〇七年九月、私が天と地に宣布して出帆させたアベル国連の輝く旗が皆様を導くでしょう。
一方では、カイン格である既存の国連の改革を速やかに完成し、また一方では、世界のすべての国の政治、経済、文化、教育など、すべての分野において、神様の創造理想である神心情圏を軸として広がっている、アベル国連の神文明圏革命を完成しなければならない天命を受けたということです。
したがって、韓国も例外ではありません。「天宙平和連合天一国双合七八禧年」の天運の前に、すべての壁と垣根が溶け落ちてしまうでしょう。サタン世界で万難を克服して勝利した天宙平和の王、天地人真の父母様のその勝利的伝統を継ぎ、神心情圏時代の主人になってください。今や神様の祖国光復は、私たちの手で成し遂げなければなりません。
今、皆様が身を置く民主主義は、真の家庭、真の父母主義の時代、すなわち神文明心情圏の時代を求めていく過渡期的な兄弟主義であることを忘れずに、敢然と民主主義の峠を飛び越え、革命的な飛躍をしてください。
指導者の皆様。皆様がはっきりと知らなければならないことがあります。摂理的に見れば、「天宙平和連合」はアベル的位置に立っており、「家庭堂」は世の中を代表するカイン的立場に立っています。去る第十八代総選挙に出師の表を出した候補者たちは、真の父母様が天宙的次元の勝利を勝ち取られた、その伝統を相続しなければなりません。
それと共に、世界百九十四ヵ国が参与しているアベル国連の舞台で、大韓民国が祖国の役割を果たすことができるようにするために、皆様全員が、今後行われる大統領選挙と国会議員選挙、そして郡守、市長、道知事などの地方自治団体長選挙はもちろん、各種の長官選任にも積極的に参加し、必ずや最後の時を勝利しなければなりません。皆様の目的は、これからすべての国家の既存政党を一つに結び、皆様の分捧王たちを中心として、この地球星に本当の祖国光復を成就することです。
天のみ前に宣布して始めた日韓海底トンネルとべーリング海峡トンネルプロジェクトも、真の父母様と祖国光復のみ旨を完成させる主人の位置で、必ずや成功させなければなりません。アベル格である天一国とアベル国連、そしてカイン格であるアメリカと既存の国連を一つに結び、天宙的次元の水平を探し立て、万王の王であられる神様を軸とし、平和の王であられる真の父母様と皆様の分捧王、そして皆様が一心一体になり、堕落のなかった本然のエデンの園、すなわち祖国創建を完成しなければなりません。
貴賓の皆様。宇宙に散在する森羅万象も、その大小に関係なく、すべて一つの根から始まりました。堕落によってすべての関係が断絶され、人間が無知に陥ったために簡単に感知することができないだけであって、万物はもちろん、太陽までも、それぞれの基準と形態の中で真の父母、真の家庭に侍って共鳴圏を形成し、ために生きる人生、すなわち真の愛を中心とした真の血統圏の世界で暮らしたいと思うのです。
その世界こそ、死のない場所であり、教育が必要なく、先もあとも必要ない所です。電気学でいう負荷のかからない水平の位置で、万物も人間と共に神様だけを中心として暮らす道理に従う世界、すなわち善の王国を完成し、永遠に太平聖代を享受しながら暮らしたいと思う、そのような世界です。
皆様。堕落によってアダムとエバは、霊肉共にサタンに渡してしまいました。しかし、イエス様は、十字架の苦難を通して、肉身は失ってしまいましたが、四十日の復活期間を勝利して霊的復活を完成され、人類に霊的救援の道を開いていかれました。
そのような次元から見るとき、今回のへリコプター事故は、実に途方もない摂理的意味をもっています。サタンの最後の総攻勢の中でも、真の父母様は、霊肉共に完全実体の勝利を勝ち取られたのです。摂理歴史の中で失ってしまった真の家庭三代圏を、一滴の血も流すことなくそっくりそのまま復帰、安着させたのです。
夢にも忘れることができないその日、七月十九日、ヘリコプター事故の当日には重生完成を、それから二十日目の七八節、八月七日には復活完成を、そしてきょうは、事故から四十日目を勝利で締めくくりながら、永生完成の日を宣布する次第です。神様を中心にお迎えし、摂理の最終的理想圏である新天新地を開き、永遠の解放・釈放を謳歌する永生の新しい日を宣布します。
今、皆様の前には、新しい時代と新しい国を約束する二〇一三年一月十三日のその日が近づいてきています。神様の血統と完全な祝福を保全し、本来の真の神様を万有の父母として侍り、永遠の禧年を享受して暮らすことができる平和の実体王国、すなわち天一国のその日に向かって、私たちは総進軍しましょう!皆様と皆様の家庭、そして祖国光復の聖業の上に、神様の祝福と恩寵が共にありますように。アーデュ。ありがとうございました。

Tuesday Dec 06, 2022
平和経 第422話
Tuesday Dec 06, 2022
Tuesday Dec 06, 2022
真の父母様の業績
平和を愛する環太平洋圏の指導者の皆様。私は、実に形容し難い受難の路程を克服して勝利し、今日この地位まで来ました。決して個人の栄達と慰安のための人生ではありませんでした。生死が行き交う茨の道でも、天の印を受け、天のみ旨がどこにあるかをはっきりと知った私だったために、人類救援という天命をつかんで身もだえする、不死鳥の人生を生きてきました。そうして、アメリカと世界の宗教界、学界、政界、および各界各層の指導者たちから、私は次の八つの分野でチャンピオンの呼称を受けるようになりました。
一番目に、レバレンド・ムーンは、神様を最もよく知るチャンピオンです。これまで神様は、全知全能の方であられ、被造万物の世界とは絶対的な主従関係であり、尊敬と栄光の玉座にいらっしゃる方であると考えられてきました。しかし、事実は正反対です。
私は、摂理的使命を出発しながら、神様と人間の関係が父母と子女の関係だということを知ったのであり、最初のアダムをサタンによって失ってしまったのち、神様は、悲しみと嘆息と恨の神様になられたことを悟りました。私は、生涯を通して、その神様の恨を解怨してさしあげ、神様の心情を解放•釈放してさしあげようと全力を尽くしてきました。ついに、二〇〇一年一月十三日、「神様王権即位式」を奉献してさしあげることによって、神様の栄光と権威の玉座を取り戻してさしあげたのです。
二番目に、レバレンド•ムーンは、サタンを最もよく知るチャンピオンです。これまで人類は人間を堕落させ、すべての悪行を主導する悪魔サタンの正体が何かを知りませんでした。私は、摂理を出発した草創期に、十四年以上の間、血のにじむ霊的な祈祷生活を通して、天上世界のあらゆる秘密を深く調べていく中で、すべての悪の根源であるサタンの正体が何であり、さらには、サタンの戦略と戦術が何かを知るようになりました。
堕落によって血統を汚してきたことがサタンの戦略戦術だったため、私は、天の側に本然の血統を探し立てようと全力を尽くしてきたのであり、このような天の戦法が世界的に広く知られた交叉合同祝福結婚運動なのです。
三番目に、レバレンド•ムーンは、人間を最もよく知るチャンピオンです。人間は、どこから来て、どのように生き、どこに行くのか、堕落した人間は、なぜ心と体が争い、葛藤しているのか、生と死の意味は何か、本当に死後の世界は存在し、このために地上生活はどのようにするべきか、などに対する多くの疑問は、レバレンド・ムーンが明らかにした「創造原理」で詳しく説明しています。
人間の生は、腹中から地上生活を経て、永遠の死後の世界にまで連結されているのです。レバレンド•ムーンは、人を見れば、その人の運命を直観する視覚があります。そのため、世界の大勢の若者たちの配偶者を結び合わせてきました。
四番目に、レバレンド•ムーンは、霊界を最もよく知るチャンピオンです。死後の世界である霊界は、地上生活の延長として、すべての人間が自然に行く世界として実在する世界です。したがって、祝福を受けて原罪を清算したのち、霊人体を完成して肉身を脱ぐ人たちには、死ではなく聖和という神聖な儀式を通して、永生の天の国に行く道を歓送し祝賀するのです。歴史時代に来ては逝った数多くの聖賢、烈士たちが、今霊界に実在しており、真の父母様から祝福を受けて絶対善霊となり、神様の地上摂理を手伝っているという事実を知らなければなりません。地上生活の一瞬一瞬は、そのまま天上に記録され、後日、霊界に行く日に、地上生活の審判材料になるのです。したがって、すべての人間は、より大きなもののために犠牲になることを喜ぶ、真の愛の人生を実践しなければなりません。
五番目に、レバレンド•ムーンは、イエス様を最もよく知るチャンピオンです。神様の息子であり、救世主、メシヤとして来られたイエス様が、準備されていた当時のユダヤ教団の指導者たちから反対され、最後に十字架で処刑されたことは、人類歴史において、最も悲劇的な事件です。イエス様は、第二のアダムとして、神様を中心とする理想家庭のモデルを成就し、全人類を接ぎ木してあげなければなりませんでした。
ローマを経て西欧文明の基礎となり、大西洋と太平洋文明圏の中心核となっているキリスト教は、再び来られる再臨主のための新婦的基盤であることを理解しなければなりません。キリスト教徒たちは、神様のみ旨を広げることもできずに十字架に追われたイエス様の、悲しい心情世界を理解しなければなりません。私の教えを通して、イエス様の使命と十字架による救援の限界、そして再び来られなければならない理由などが、はっきりと明らかにされています。
六番目に、レバレンド•ムーンは、聖書および各宗教の経典の核心内容を最もよく知るチャンピオンです。聖書を中心とする各教団の主要な経書は、人間始祖の堕落によって無知に陥った人間たちを、再び神様のみ前に帰す道が暗示されている秘密の啓示書です。
したがって、重大な内容が比喩と象徴で描写されているのです。比喩と象徴は、天から来るメシヤによってのみ明確にされます。したがって、旧約の律法の核心内容を明確に教えてくださった方がイエス様であり、レパレンド•ムーンの教えを通して、新旧約の聖書全体に貫き流れる神様の救援摂理に関する天の秘密が、明確に現されているのです。聖書は、神様の創造理想と堕落、そして復帰の道が隠された秘密の啓示書です。レバレンド•ムーンが明らかにした「原理」は、各種の経書で疑問視されていることに対するすべての答えが、明快に表されています。
七番目に、レバレンド•ムーンは、人類歴史を最もよく知るチャンピオンです。歴史は、単に漠然と反復しながら循環する歴史ではありません。明確な方向と目的をもって流れているのです。人類歴史は、本然の創造理想を回復していく蕩減復帰摂理歴史であり、救援摂理歴史です。
歴史の始源と方向を明確に知っている私は、このような摂理的観点から、一九八五年、ソビエト連邦の最全盛期に、スイスのジュネーブでの国際学術会議を通して、共産主義の終焉を予言するなど、唯物史観の終末を予見したのです。これからは、すべての国家と宗教がそれぞれの垣根を崩す時です。そうして、「唯一なる神様のもとの一家族(One Family under God)」となる時代が急速に到来するでしょう。歴史の主管者は、神様であられます。今後、天運の到来により、歴史の軸が、アベル国連を中心に、天一国を創建するための超宗教•超国家の世界へと急速に前進させるでしょう。
八番目に、レバレンド•ムーンは、真の家庭の価値を最もよく知るチャンピオンです。神様の創造理想は、神様を中心とする真の家庭をつくることです。アダムの家庭が成し遂げられなかった真の家庭の理想を取り戻し、地上•天上天国の基盤を構築するのです。
私が主導してきた祝福結婚運動は、単純な結婚儀式ではなく、原罪を清算し、本然の真の血統によって天に接ぎ木する神聖な行事なのです。真の家庭は、真の愛、真の生命、真の血統の根源です。本然の真の理想家庭を通して、真の国、真の世界、真の天国が建設されます。家庭における真の父母を中心とする四大心情圏と三大王権の基礎が天一国の土台になるのです。
二〇〇五年九月十二日、「天宙平和連合」の創設以降、レバレンド•ムーンは、三代圏祝福理想の完成を通して、み言と祝福で全人類を神様のもとの一つの家庭にしようと、私と韓鶴子総裁、さらに直系の子女たちと孫、孫娘の三代圏が進み出る世界巡回を完了しました。さらに、アメリカのキリスト教代表百二十人、宗教圏代表千二百人、そして一万二千人の平和大使たちが、国家代表として世界百九十数ヵ国を巡回し、真の父母様のみ言と祝福行事を行うことによって、神様を中心とする神文明世界を成し遂げていくために、真の家庭の価値が人類の普遍的価値として定着するようにしたのです。
以上のように、レバレンド•ムーンは、八つの分野のチャンピオンとして世界に広く知られてきましたが、天の助けにより、全人類が協助して勝利しなければならない標的として残されているのです。

Tuesday Dec 06, 2022
平和経 第414話
Tuesday Dec 06, 2022
Tuesday Dec 06, 2022
10.韓国タイムズ航空金浦航空産業団地起工式
日付:二〇〇六年六月十日
場所:韓国、京畿道、金浦市、大碧里(テビョリ)
行事:韓国タイムズ航空金浦航空産業団地起工式
尊敬する航空業界の指導者、内外の貴賓、シコルスキーの役員の皆様。お忙しい日程にもかかわらず、はるばる駆けつけ、「韓国タイムズ航空」の金浦航空産業団地起工式に参席してくださった皆様に、心から感謝申し上げます。また、世界的な仁川国際空港と開港五十年を経た金浦国際空港の中間に位置するこの場に、金浦航空産業団地が名実共に先端の航空技術団地として発展できるよう、外国投資法人の指定と産業団地の承認をしてくださり、きょうの起工式を執り行うことができるようにしてくださった皆様に、重ねて感謝を申し上げます。
私は、一生をかけて神様の真の愛を実践するために生きる人生の道理を教えてきました。これは、個人にだけでなく、家庭と社会、国家、すべての次元に適用される基本原理です。そして、貧しさに苦しんでいた祖国の韓国が、より豊かな生活を享受でき、さらには全世界のために与えることができる国になろうとすれば、精神的な基盤だけでなく、堅固な工業技術基盤がなければならないという信念をもち、約四十年前に統一重工業を設立し、先端の自動車工業技術をドイツの会社から導入し、今日の韓国自動車工業の技術基盤を固めました。
超宗教•超国家的活動によって世界平和を追求してきた私は、べーリング海峡を貫くトンネルか、または橋梁を建設し、世界を一つに連結する大規模なプロジェクトに挑戦し、すべての技術が人類の平和と福祉に寄与するよう、最善の努力を傾けています。三十四年以上にわたる海外活動を終えて帰国する際、私は、工業技術の中でも最高の精密度が要求される航空技術の基盤を確立し、韓国をして二十一世紀の機械産業、特に航空宇宙産業の発展に貢献できるよう「韓国タイムズ航空」を設立し、世界最高のへリコプター技術を誇るシコルスキー社と技術協力を締結するに至りました。
今から「韓国タイムズ航空」は、民需用の大量人員輸送のためのへリコプター開発に力を注ぎ、ヘリコプター産業の新しい地平を開き、韓国の大衆交通体制に革新をもたらすことはもちろん、国土活用の効率を高め、国民生活の質の向上に大きく寄与することを期待します。
また、「韓国タイムズ航空」は、私が世界百八十ヵ国以上に築いた統一グループの基盤を通して、平素から私が主唱してきた「技術平準化」を実現することによって、「韓国タイムズ航空」が、韓国が「工業大国」になるための大きな一助となることはもちろん、世界万民の幸福を増進させることを願います。
皆様。私はこれまで、世界人類の福祉と平和実現のために、多方面にわたって持続的に努力してきました。私は、二〇〇五年九月十二日、アメリカのニューヨークにおいて「天宙平和連合」を創設し、全世界百二十ヵ国にその創設メッセージを伝播する世界巡回を終えました。
「天宙平和連合」をアベル国連の位置に立て、新しい国際平和機構へと発展させていくことはもちろん、カイン格の既存の国連を改革し、国連の中に世界的宗教指導者たちによって構成された上院格の平和議会を創設して、既存の安全保障理事会と同等の位置の議決機関として立てようというメッセージです。既存の国連代表部のように、一定の国家の権益ばかりを代弁する代表ではなく、超国家的で超天宙的な次元で、本当に人類の福祉と平和のために働く平和議会の創設を意味します。人類の平和と福祉のためのこのような途方もないプロジェクトを推進している私は、世界的に平和の王であり、人類の真の父母と呼ばれています。
「韓国タイムズ航空」も、究極的には、このような遠大な志のための、大きな一助となるでしょう。この間の、産業資源部と建設交通部など、関係各署と金浦住民の皆様の御声援に感謝申し上げ、皆様全員に、天の祝福が満ちあふれることをお祈りします。ありがとうございました。

Tuesday Dec 06, 2022
平和経 第413話
Tuesday Dec 06, 2022
Tuesday Dec 06, 2022
9.真の父母は神様の体
日付:二〇〇五年八月一日
場所:韓国、ソウル、ロッテ•ホテル
行事:「二〇〇五世界文化体育大典」祝賀晩餐会
尊敬する国内外の貴賓、そして紳士淑女の皆様。きょうこの貴い日を迎え、私は儀礼的でお決まりの挨拶を申し上げるために、この場に出てきたのではないことを御了承くださるようお願いします。人類を罪悪から救うために、真の父母の資格でこの地に顕現した私です。短い時間ですが、天がきょう、皆様に下さるメッセージの一端をお伝えすることで、私の挨拶に代えさせていただきたいと思います。「真の父母は神様の体」という題目のみ言です。
皆様。神様を御覧になった方はいらっしゃいますか。神様は無形でいらっしゃるので、死んで霊界に行っても見ることができない方です。したがって、肉身をもって生きる人間と関係を結んで生きるためには、神様も体をもった父として、この地に顕現されなければなりません。このような天理ゆえに、神様は、人類始祖であるアダムとエバを創造されました。彼らを通して神様は、御自身の姿を有形と無形の両面で顕現しようとされたのです。そのようになる場合は、有形世界と無形世界が調和して一つになった姿であり、宇宙が一つになったものをも象徴しています。
そうだとすれば、肉身をもって生まれた人間として、どのようにすれば無形でいらっしゃる神様の体になることができるのでしょうか。神様の属性は、絶対愛、唯一愛、不変愛、永遠愛です。神様のこのような属性を完全に伝授して創造された最高の傑作が人間です。有限な物質世界の原理原則を土台としてつくった肉身は、永遠に存在することはできません。それで神様は、アダムとエバが完成に至れば、彼らの中に内在して完全一体をなすことによって、アダムであると同時に神様であり、神様であると同時にアダムであるという永遠の関係を結ぼうとしたのです。
もしアダムとエバが堕落せずに神様の戒めを守って個人完成し、神様の祝福のもとで結婚式を挙げることさえできていれば、彼らの子女たちはもちろん、子々孫々、永遠に神様の属性を相続して生きる神様の体になっていたでしょう。また、真の愛の絶対価値圏は、必ず真の愛の相対圏を確保することによってのみ可能なので、アダムとエバさえその基準に立てられていたならば、人類は、子孫を通じて、自動的に神様の絶対相対の位置で永生福楽を享有することができたのです。結局、人間の堕落は、神様に最も大きな打撃を与える結果を招いてしまいました。縦的には父母と子女の関係であり、横的には神様御自身であると同時に子女である人間を、神様はまるごと失ってしまったのです。
アダムとエバが神様の体を備えれば、神様は、彼らの心の中にお住まいになりながら、有形世界である地上世界と無形世界である霊界を統治するようになっていたのです。それは、神様の統治であると同時にアダムとエバの統治でもあります。それと共にこの地に神様の王国、すなわち平和王国をつくり上げたでしょう。アダムは、地上天国の王であると同時に、天上天国の王になっていたのです。神様の属性をそのまま受け継ぎ、アダムはすべての被造物の上に、絶対的存在であり、唯一の存在であり、永遠で不変な真の愛の実体の父母、実体の王、実体の主人、実体の師になっていたのです。今日の人類は、神様の体をもって生きる分身体となっていたでしょう。
そうだとすれば、何が問題となったのでしょうか。それは、堕落が元凶です。堕落は、人間を無知の世界へ追い込んでしまいました。父母を失った天涯の孤児にしたのです。目の前に広がる山川草木は見ることができても、その根である神様に対しては、聞くことも、見ることも、感じることもできない不感症患者にしてしまったのです。しかし、人間よりも大きな苦痛と悲哀の中に落ちた方が神様です。御自身の創造理想を強奪され、愛する息子、娘を強奪され、真の愛の理想の園として創造しておいた地球星まで、怨讐サタンの籠絡の場として渡してしまったのですから、どれほど悔しさで胸が痛み、寂しい恨の心情だったでしょうか。呆然とせざるを得ません。皆様は、このような神様の立場に対して、どれほど多くの慰労の涙を流したことがあるでしょうか。
愛する息子を怨讐に渡さざるを得なかった神様、権限がなく、能力がないからではなく、天理原則として立てておいた愛の天道を、御自身自らが踏みにじることはできなかったので、涙で耐え忍び、待ち望まれながら、復帰摂理を進めてこられた私たちの父でいらっしゃいます。創造主であられる御自身までも否定しなければならない辱めを受けながら、子女を探し求め、はるか遠い蕩減復帰の道を歩んでこられた方です。全知全能であられる神様も、真の血統を復帰するには、このように地獄よりも大変な路程を経なければなりませんでした。
だからといって、神様が主導してこられた復帰摂理は、天理原則の軌道を外れた無作真の摂理になることはできません。サタンの偽りの父母の血統を受け、堕落の後裔に転落した人類を、再び天の真の血統に復帰してあげる真の父母を探し立てなければならないのです。
アダムが完成し、神様の祝福結婚を受けて立てるべきだった天の血統を、再び取り戻してあげる体をもった神様を、この地上に立てなければならないのです。サタンとは無関係の真の家庭、真の国家、真の世界をこの地球星に立てなければならない天の摂理があるのです。それで、二千年前に送られたイエス様は、第二アダムとして来られたのです。しかし、アダム以降四千年という期間にわたって準備してきたユダヤ教とイスラエルが天のみ旨を果たすことができず、イエス様を不信してしまいました。結果的に、救世主でありメシヤとして送られたイエス様を中心とする人類の血統転換は挫折してしまったのです。再び天は悲嘆の谷間を行き来しながら、天地開闢の一日を待ってこられました。サタンの偽りの血統を完全に根こそぎ抜いてしまい、天の真の血統を出発させることができるその一日を待ってこられたのです。
皆様。このような途方もない天宙的次元の押印を受け、この邪悪な世界に現れた人が、正にきょう皆様の前に立っているレバレンド•ムーンであることを知らなけれはなりません。皆様は御存じないと思いますが、私の生涯を振り返ってみれば、実に推し量ることのできない試練と苦難の生涯でした。サタンの六十億の軍隊を相手に、一騎当千の悲壮な覚悟で闘わなければならない孤独で凄絶な闘いでした。
怨讐サタンを自然屈伏させ、奪われた天の御璽を取り戻さなければならない、決して負けることのできない闘いだったのです。数限りなく霊界を渉猟し、四大聖人はもちろん、神様にまで挑戦状を差し出し、創造の神秘を明らかにし、人類救援のための答えを探し出すために、名状し難い試練を経ました。また、地上界の救援よりも霊界の救援のほうが先でなければならないという天理を知り、まず霊界の救援を完成しました。その土台の上に、神様が安心して体を使うことのできる完成人間としての道を駆けてきました。天の真の血統が二度と汚されることのない、真の血族を出発させた真の父母の道を完遂したのです。個人、家庭、氏族、民族、国家、世界的次元を越え、霊界の数千億の人類までも、真の血統に復帰してあげなければならない救世主、メシヤの道を歩んできました。青盲(目はあいているが、実際には物が見えない眼病のこと)となった六十億の人類に光をもたらす真理の光をもって尋ね求めてきた道でした。
今や、人類の行く道は、あまりにも確かなものとなりました。後天時代の超高速道路を走っている皆様の生涯に、もうこれ以上障害物はありません。心を大きく開いて天のみ言を受け、人間完成の道を歩んでください。真の父母の分身となり、心ゆくまで天の祝福を伝授してあげる後天時代の横的真の父母になってください。地上で平和王国を創建し、永遠に神様を真の父母として侍って生きる恵まれた天国の主人になってください。地球星の至る所では、いまだに荒々しいうめき声が途絶えていません。人類の未来を心配し、世界平和の具現のために第一線で走っている指導者でいらっしゃる皆様の役割が、非常に大きいことを肝に銘じてくださるよう願います。
私がこのように公的な場でお伝えするメッセージは、私自身の哲学や統一教会の理論ではありません。天が六千年間準備してきた天理であり、天道です。神様は、真の父母である私の体をお使いになり、実体の真の父母としての摂理を進行させていらっしゃいます。どうか、新しい天の希望を抱いてお帰りください。真の父母様に侍って平和王国創建の隊列の先頭に立つ皆様となってくださるよう願います。どうか、真の父母様の代身者となり、相続者となってください。神様の祝福が皆様と皆様の国家の上に永遠に共にあることをお祈りいたします。ありがとうございました。

Monday Dec 05, 2022
平和経 第412話
Monday Dec 05, 2022
Monday Dec 05, 2022
神様の恨と創造理想的論理
私たちは、神様が泣き叫びながら、「私の息子よ、私の娘よ!」と数万年、数百万年叫んでこられたという事実を知らなければなりません。全知全能でいらっしゃる神様が、なぜ哀れでいらっしゃるのかと反問する人もいるかもしれませんが、神様は、愛する息子、娘を失った衝撃から抜け出すことができないのです。自ら抜け出す道があったとするならば、神様は今まで長い復帰摂理歴史路程をたどりながら、苦労される必要はなかったのです。
神様はなぜ恨を抱き、サタンを直接懲罰することができないのでしょうか。堕落した世の中でも、子女が犠牲の道を行けば、そのまま放っておく父母はいません。そうだとすれば、愛の本体であられる神様は、愛の対象である人類を死ぬ立場に永遠に放っておくことはできないのです。神様が本来理想とされたその人間、その世界を回復しなければなりません。
それで神様は、救援摂理、すなわち復帰摂理を進めてこられたのです。復帰摂理の過程において、神様の苦労がどれほど大きいかということに対する理解も、とても重要です。神様は真の父母として、堕落した人間の苦痛をそのまま御自身の苦痛として感じて摂理をしてこられました。
堕落した人類の始祖は、悪魔サタンの偽りの愛、偽りの生命を受け継ぎ、サタンが人類の偽りの父母、偽りの主人の振る舞いをしてきたので、救援摂理は容易ではありませんでした。ある人は、キリスト教で全知全能だという神様が、なぜ無力な神様になり、滅びつつある人類を傍観するのかと疑問をもったりもします。
しかし、人間が自ら罪を犯したので、それを解決できる解放圏に対する条件を人間自身が立てなければ、神様は人間を無条件に解放することはできないのです。それができる神様であれば、初めから人間始祖をエデンの園から追い出したりはしなかったはずです。ましてや、サタンが血統的な因縁を掲げて主人として君臨しているので、なおさら難しいのです。
創造理想の本然的基準にはあり得ないことが発生し、本然の父母の位置を奪われることによって、神様は、創造主であられるにもかかわらず、これに干渉することもできず、また全体的に責任をもつこともできない立場に立つようになったのです。
どんなに全知全能でいらっしゃる神様だとしても、堕落した人間世界とサタンに対しては、単に能力で審判してしまうことはできないのです。永遠の真の愛の対象として創造された人間であるがゆえに、一度に整理することはできず、真の愛で復帰摂理を進行してこられたのです。また、サタンから讒訴を受け、蔑視されながらも、犠牲と絶えず与える真の愛で対してこられました。
サタンは神様に、「あなたの創造理想を中心として、愛の絶対圏理想である真の単一氏族圏をつくるための愛の血統圏が、このようにみな減んで破壊状態に至ったのに、今も創造理想的論理が適用されると思われるのですか」とあざ笑ってきたのです。そのようなとき、神様は何と答えたらよいのでしょうか。どれほど呆然とすることでしょうか。それでも、神様が受難の過程を通して長い復帰摂理を進めてこられた理由は、どこにあるのでしょうか。全知全能でいらっしゃるからでしょうか。違います。愛する息子、娘を取り戻すための真の愛の理想のためです。御自身の事情は差し®いて、人間の事情を理解してあげようとされる神様なのです。ですから、悲しい人には悲しい事情をもって訪ねてこられ、無念と悔しさで胸を痛めている人には、そのような事情をもって訪ねてこられたのです。
神様の事情と心情を慰労すべき
尊敬する指導者の皆様。皆様は、神様とどれほど深く事情を通じたことがありますか。神様のためにどれほど涙を流したことがありますか。神様の苦労を身代わりするために、四肢が引き裂かれる道でも訪ねていこうと身もだえしてみたことがありますか。それはできなかったのです。神様は、私たちの事情を慰労しながら訪ねてこられ、裏切った子女に対して変わることのない父母の心情で長い歳月の間、訪ねてこられたのです。
しかし、父母でいらっしゃる神様は、万民が嘆息圏を抜け出さない限り、御自身も嘆息圏から抜け出すことができません。神様はそのような立場にいらっしゃるので、私たちは、神様の事情と心情を慰労し、解放してさしあげなければなりません。それでは、何によって神様を解放してさしあげることができるのでしょうか。神様が、愛の対象である子女を失ってしまい、万民を子女として愛することのできない拘束圏にいらっしゃるので、私たちは、神様が万民を自由に愛する解放圏を、神様のみ前に取り戻してさしあげる責任があります。神様の拘束は、人間の堕落が原因だったので、人間は、堕落線を乗り越えて勝利した息子、娘となって、神様を解放してさしあげなければなりません。
歴史的に人間は、神様の心の中に途方もない苦痛があることを知らずに生きてきました。レバレンド•ムーンは、このような恨と苦痛の神様であることを悟ってから、何日も、何週間も痛哭しました。統一教会の出発には、そのような深い事情があることを皆様は知らなければなりません。
神様が、真の愛に背いて怨讐の懐に抱かれた人間に対して、「私の息子よ、私の娘よ!」と切ない思いで叫んでこられたのですが、そのような父に対して、喉がかれるほど「私のお父様!」と叫んだことがありますか。舌が渇き、息が詰まりながら切実にお父様を呼んでみたことがありますか。堕落した群れは、神様に対する何の内容も備えることができませんでした。私たちのあらゆる感情と五官の作用は、すべて世俗的なものです。本然の神様に対するものは一つもありません。公義の法では、神様に対するものは全くありませんが、ただ一つ、愛の法をもって向き合う道があるのです。
神様の解放と釈放
人間が堕落することによって、神様は自由に振る舞うことができなくなられました。したがって、人類始祖も自由にできないように拘束され、天使世界や数多くの宗教人、あらゆる人類もまた拘束圏内で生きるようになりました。
神様は拘束された方です。息子、娘を失ってしまった父母、孝子を失ってしまった父母の心を解いてさしあげるためには、本然の孝子以上に、あらゆる面でその十倍以上の誠意と努力を尽くして孝行をしたとしても、本然の心へと解放してさしあげることは簡単ではないでしょう。それでも、レバレンド・ムーンは、早くから「神様を私の手で解放してさしあげよう!」と決意して生きてきました。
宗教の真の使命とは何でしょうか。それは、愛の心情で神様を解放し、人類と霊界を解放し、そして地球星まで解放するのです。多くの人々は、神様が私たちを解放してくださるだろうと信じてきたかもしれませんが、事実は神様が心情的に拘束されていることを知って、私たちが神様を解放•釈放してさしあげなければならないのです。
このために、「人類のせいで神様が拘束を受けていらっしゃるのだ。私のせいで神様がサタンの讒訴を受けていらっしゃるのだ。私のせいでイエス様も苦難を受けられたのだ。お父様、解放の位置に移してさしあげます。イエス様も、聖霊も、解放の位置に移してさしあげます」と言うことができる、信仰と希望に飢えた人、愛に燃える人を、神様は長い間探し求めてこられました。
今までこの地には、神様が主管する、統一された神様の民と真の愛の主権を中心とする国家はありませんでした。それにもかかわらず、全能の王を賛美していたのですから、神様の心情は自由であられたでしょうか。神様のみ前に孝子がいなかったのであり、忠臣の道理、聖人の道理、聖子の道理を果たしながら、天国を守ることのできる真の愛の体制がなかったので、神様がお立ちになる位置がなかったのです。それで神様は、今まで囹圄(牢獄)の身で軟禁状態にとどまってこられたのです。この恨をいかにして解くのでしょうか。神様の本質的な愛の実践運動以外には方法がありません。したがって、最後の宗教は、神様が哀れで無念な方であることを詳細に教え、人間を本然の心情的な世界に連結させることができなければなりません。
私たちは今、真の愛運動を通して神様を解放・釈放してさしあげなければなりません。そうでなければ、天道が立て直されず、この地上に理想世界は訪れないのです。真の愛運動は、私が創設した「世界平和超宗教超国家連合」と「平和国連(超宗教超国家平和協議会)」がアベル的立場であり、そして「蒙古斑同族世界平和連合」がカイン的立場で一体になり、歴史の恨を植えつけたカインとアベルの分立の歴史に終止符を打ちつつあります。
アメリカは今や、自由世界を代表する兄の位置で、神様のみ旨の完成のために先頭に立たなければなりません。そして政党間において、または人種間において、利害や打算を前面に押し出して国民を分裂させ、欺瞞に満ちた利己的で個人主義的な思考の枠組みから抜け出すべきです。そして、神様が皆様の家庭、皆様の国に臨在して暮らしたいと思われる、自由と平和が花咲く真の国家を立てなければなりません。そのために、私たちは手を取り合い、神様を解放•釈放してさしあげ、創造理想を完成した地上天国、平和王国を創建しましょう。神様の祝福が永遠にこの地に共にあることをお祈りいたします。ありがとうございました。

Monday Dec 05, 2022
平和経 第411話
Monday Dec 05, 2022
Monday Dec 05, 2022
8.神様の心情の解放、釈放のための孝子、忠臣になろう
日付:二〇〇四年十二月十三日
場所:アメリカ、ワシントンDC、マリオット•ワードマン•パーク•ホテル
行事:共同遺産朝餐頂上会議
尊敬する元•現職の国家元首、世界の宗教界と各界を代表する指導者、アメリカの高名な指導者、そして紳士淑女の皆様。天が決定され、進行される摂理の時と方向をあまりにもよく知っている私は、きょうこの時点において、全世界六十億の人類に伝えてあげる天の警告的次元のメッセージを持って、この場に出てきました。
歴史上、誰も明確に知ることができなかった神様の事情と心情を、皆様に明らかにすることによって、今摂理的終末期に処している人類が果たす責任と方向性を正しく提示しようと、きょう私は「神様の心情の解放、釈放のための孝子、忠臣になろう」という題目でお話ししようと思います。
神様の恨と悲しみ
真の愛の本体であられる神様が、なぜ人間を創造されたのかというと、独りでいれば刺激がないからです。喜びというものは、相対関係によってわき出るものです。独りでは喜びの刺激を得ることができません。神様も愛の対象が必要なのです。独りでは愛することができません。このために人間は、神様の真の愛のパートナーである子女として創造されたのです。
このように、神様は人間の父であり、人間は神様の息子、娘です。神様の骨の中の骨、肉の中の肉、骨髄の中の骨髄のすべてを投入して創造されました。父と息子が出会うことのできる最高の場所は、愛が交差するその中心、生命が交差するその中心、理想が交差するその中心です。神様は人間に対して、全知全能であられる御自身と同等、同位の立場に立てるようにおつくりになりました。それで、人間の本心は、最高のものを希望するのです。
創造理想完成は、どこから始まるのでしょうか。それは、神様ではなく、正に人間から始まるのです。神様の理想は神人一体なので、人間の完成がない限り、神様の完成もまたあり得ないのです。そうだとすれば、神様は、人間始祖のアダムとエバが神様に似た無限の価値的存在になることを、どれほど待ち望まれたでしょうか。ところが、アダムとエバが堕落することによって、神様は真の息子、娘をもつことができなくなりました。
したがって、真の愛を中心として血統的な関係をもつ、神様の家庭も成し遂げることができなかったのです。その代わりに、偽りの父母により、偽りの愛と偽りの生命と偽りの血統の因縁を結ぶことによって、堕落の子孫である私たちには心と体の闘いが起きました。そして、アダムとエバは怨讐となったのであり、彼らの息子、娘たちの間には殺戮が起きました。結果的に神様は、アダムとエバを真の人類の先祖として、人類の父母として、御自身の息子、娘として向き合うことができなくなりました。神様は、二人といない息子、娘、永遠のひとり子とひとり娘を失ってしまわれたのです。
堕落と血統
堕落が男性と女性の間で起きたというのは、聖書の文字どおり、善悪の実を取って食べたことなのでしょうか。果物を取って食べたことが原罪になるのでしょうか。異性間で堕落するのは、過った愛しかありません。人間始祖が果物を取って食べたことによって、その子孫が千代、万代、罪人になることはありません。それは、血統的に罪の根を植えたので、遺伝法則によって永遠に持続されるのです。
不倫な淫行関係によって、エバは、天使長と一つになり、次に、アダムと一つになることによって、アダムとエバは、神様を中心とせずに、天使長を中心とした夫婦関係を結んで家庭をつくるようになったので、アダムとエバの子孫であるすべての人間は、結局サタンの血統を受け継ぐようになったのです。本来、創造理想の中で、愛は所有権を決定するようになっています。したがって、一旦、愛の関係を結べば、その愛を中心とした主体と対象は、互いの所有権をもつようになるのが原理です。このような原理的基準で、天使長が堕落して悪神になったサタンは、不倫の愛の因縁を通して、堕落人間に対する所有権を堂々と主張できるようになったのであり、人間の本当の父が神様でいらっしゃるのに、かえってサタンが父の振る舞いをしているのです。それで、ヨハネによる福音書第八章四十四節でイエス様は、「あなたがたは自分の父、すなわち、悪魔から出てきた者であって、その父の欲望どおりを行おうと思っている」と叱責されたのです。
今日のキリスト教徒たちは、み座の上にいらっしゃる万軍の主は全知全能でいらっしゃるので、自由に号令され、万事思いどおりにできると思っていますが、実際の神様は恨を抱いて悲惨な立場にいらっしゃる方です。純粋な本質的愛をもった神様のみ前に理想的対象として描かれたアダムとエバが、堕落して離れていったとき、神様の心はどれほど悲しまれたことでしょうか。堕落の当事者より、そしてこの世のいかなる人よりもっと悲しまれたのです。失ってしまった内容が深ければ深いほど、そしてその価値が大きければ大きいほど、その悲惨さはより一層大きいのです。そのような神様は、失ってしまった子女を取り戻すために、今まで復帰の道をたどってこられました。
神様は、漠然とした方ではありません。具体的な人格を備えた方でいらっしゃいます。ですから、私たち人間と、最高の真の愛の関係をもとうとされるのです。しかし、最高の愛と喜びを人間と共に永遠に分かち合おうとされた神様は、その出発点を人間始祖によって失ってしまわれました。それは正にアダムとエバの堕落のためです。
本然的真の父母の位置にいらっしゃるべき神様が、父母の位置を奪われてしまったのですから、どれほど悲痛でいらっしゃったでしょうか。偽りの父母である怨讐サタンの血統を譲り受け、真の父母が分からない堕落した子女を見つめなければならない神様の心情は、どれほど痛むでしょうか。人間の悲惨な姿を、その瞬間ごとに見つめる神様の心情、父母の心情はいかばかりでしょうか。
宇宙全体とも取り替えることのできない真の愛の実体対象を失うことによって、万物万象まですべて失ってしまい、創造理想全体が崩れるような悲しみの神様になられたのです。天宙の王座を怨讐に奪われた無念な神様になられたのです。絶対信仰、絶対愛、絶対服従の原理を徹底しながら真の愛を投入されたので、堕落の結果に対して、より一層切なく思わざるを得ない神様になられました。神様は、御自身の理想を強奪され、愛する息子、娘を強奪され、天宙の王権を強奪されて、なおもサタンから讒訴を受けてこられたのです。
このような嘆息の歴史は、堕落以後、世界的に訪れるものだったので、創世記によれば、神様も堕落の結果に対して嘆息されました。使徒パウロは、万物が嘆息し、私たちの先祖も嘆息し、全人類までも嘆息して、「被造物は、実に、切なる思いで神の子たちの出現を待ち望んでいる」(ローマ八•一九)と語っています。それは、すべてのものが嘆息圏を抜け出すことを願ったからです。
ですから、人間の創造本然の特権的価値を喪失して苦しむ無価値な人生を見つめる神様の内情的心情は、どれほど悲惨でいらっしゃるでしょうか。この人間たちは、本来は、愛と生命、そして血統を通して神様の直系の子女となり、天国の栄光を一身に受けなければならなかったのですが、敗者の仮面をかぶり、苦痛と嘆息と絶望の中で苦しんで人生の幕を閉じる立場に立っているので、それを見つめる神様は、どれほど苦しまれているでしょうか。一般的に信じられているように、全知全能で栄光のみ座に座った神様だとするならば、自分の息子、娘が死んでいくのに、神様はみ座に座ったまま、「こちらに上がってきなさい。私は席を立つことはできない!」と言われるでしょうか、それともみ座を蹴飛ばして下りていかれるでしょうか。