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Monday Aug 01, 2022
平和経 第291話
Monday Aug 01, 2022
Monday Aug 01, 2022
真の平和は心と体が一体となった場
いつ、どこで、いかなる状況に置かれても、私たちの体は、絶対対象の立場で心と完全に一つになって動かなければならないというのが、天が下さった法度です。したがって、このように心と体が完全に一つになった人間こそ、完成人間になるのです。神様が本来願われた人間の姿が、まさしくこのような真の人間でした。
神様を実体の父として侍り、苦楽を共にできる人間が、正にそのような真の人です。しかし、私たちの生活を少し深く調べてみただけでも、私たちは自らの姿がこのような真の人間の姿からどれほどかけ離れているかをすぐに感じることができるのです。
神様の息子、娘と呼ぶにはあまりにも恥ずかしい自分であることを悟るはずです。心は願うのですが、体が従ってくれない時がどれほど多く、良心の呵責を感じながらも、肉身の欲望の奴隷となり、本意でない失敗をした時がどれほど多かったでしょうか。
したがって、いかなることがあっても、私たちは真の愛の実体である心と体が完全に統一された姿とならなければならず、自らを完成段階まで引き上げなければなりません。天と地の前に一点の恥ずかしさや、わずかの影もなく、「天のお父様」と呼び求めることのできる真の人にならなければなりません。そのようにさえなれば、私たちは天の父の真理と愛を発する永遠の発光体の姿となって、地上での生を終えたのち、霊界でも神様の実の子である聖子の姿で永遠に生きるようになるでしょう。
第二に、私たちは、社会や国家といった共同体の一員として、真の愛の実践である、ために生きる生活を通して互いの人権を尊重し、いかなる状況でも他人の人権を蹂躙する愚を犯してはなりません。
世界の五色人種は同等な価値をもって生まれました。人種に関する限り、神様は色盲であると言えます。人種差別や宗教的葛藤、そして国粋主義は、人権蹂躙の原因をもたらします。力で支配する時代は終わりました。二一世紀は共に生きる超人種、超国家、超宗教の時代です。真の愛が治める時代が開かれたのです。
平和世界を実現する道
世界の指導者の皆様。イエス様も「人の子がきたのも、仕えられるためではなく、仕えるため」(マルコ一〇•四五)と言われました。平和世界を実現する道は、ほかのところにあるのではなく、ために生きる人生の天道を実践するところにあることを明らかにされたのです。平和の根は真の愛にあると言われたのです。したがって、私たちはみな真の愛の根源であり主人であられる神様を信じ、天理に従う正道を歩まなければなりません。そのような人には天運が共にあり、万事が思いどおりにうまくいくでしょう。
どうか、心と体の統一によって人格完成を成就し、ために生きる人生の実践を通して、皆様各自の心の中に平和の基地を定着させるよう願います。私たちが怨讐までも赦し、ために生きる人生を実践するとき、小さくは個人から、大きくは世界まで、平和文化を成就できるようになるのです。それで、昨年、私は「天一国」の開幕を天上天下に宣布しました。天一国とは、二人が一つになって生きる世界のことをいいます。
小さくは個人の心と体が一つになって個人として完成体となることであり、大きくは夫婦が一つとなり、父母と子女が一つとなって、三代を通して家庭を一つにしなければならないことはもちろん、全人類が神様のもとの一つの兄弟姉妹として苦楽を共にできる世界を創建しなければならないということなのです。
このように、神様の創造本然の世界である天一国の安着のために、既に私は一万人以上の平和大使を全世界に派遣し、その拍車を掛けています。
そのような脈絡から、私はまた国連本部において、「世界のすべての国境を撤廃すべきである」と主張したのであり、国連に対し、最終議決機関である超国家、超人種、超宗教的機構を置き、世界的に名声と人望の高い霊的指導者たちが平和世界創建の先頭に立たなければならないと促したのです。
家庭は神様が下さった最も貴い贈り物
第三に、私たちは真の愛の花が大きく咲き開いた真の家庭を立てなければなりません。家庭を築くには、男性、女性を問わず、独りでは築くことができません。真の愛で完成した男性と女性が夫婦の関係を結び、子女を生んで育てるとき、その家庭は真の家庭となって、自動的に平和が宿り、幸福があふれるのです。
また子女たちは、父母が結んであげる配偶者と出会い、夫婦となる時まで純潔を守り、夫婦となってからは貞節を守り、父母に似た二代目の真の家庭を築くようになるのです。
このように、真の家庭によって連結される真の血統が三代まで連結すれば、神様はその家庭に安着されるようになり、人類が何よりも願ってきた世界である地上天国が成し遂げられるのです。そのような真の家庭の拡大版がまさしく地上天国であり、天上天国なのです。
その世界は共生、共栄、共義、共愛の世界であり、みな共に兄弟姉妹となって、共に生き、共に繁栄し、正義の世界を立てて、互いが互いのために生きて愛し合う平和世界となるでしょう。
このように、家庭は大切なものです。家庭こそ、神様が人間に下さった最も貴い贈り物なのです。それで、人類の平和と幸福の基本単位も家庭であり、地上天国を形成する基本単位も家庭なのです。
いくら個人が完成したとしても、家庭をつくってその真の血統を伝授してあげる子女がいなければ、彼はただ一代で幕を下ろさざるを得ないからです。このような神様の創造目的の見地から見れば、今日、世界の至る所で毒きのこのように生え出る同性愛の風潮は、亡国の種の現象と言わざるを得ません。人類を教え導き、責任をもつべき指導者であられる皆様は、この点を肝に銘じなければならないでしょう。
天が下さった真理を信じ受け入れたならば、何を恐れることがあるでしょうか。天の真の血統を破壊し、人類の平和はもちろん、私たちの生存までも脅かしているフリーセックスと同性愛のような病弊を根絶するために先頭に立たなければなりません。今や、皆様も、葛藤と憎悪の鎖につながれているこの世界に、平和文化を定着させる先駆者の役割を果たしてくださるようお願いいたします。
創造本然の世界回復に先導的役割を果たすべき
第四に、私たちは、社会と国家の指導者として、いかなる状況においても公金を略取したり、着服したりする行為を禁じなければなりません。小さくは公的財物や公的資産に手をつけてはならないことはもちろん、大きくは私たちが生きることを可能にし、豊かにしてくれている環境を破壊する行為を根絶しなければなりません。公金を着服して子女に与えることは、毒薬を与えることよりも恐ろしい行為です。
ここで言う環境破壊とは、自然環境の破壊による各種環境汚染と毀損、そして自然の枯渇問題はもちろん、私たちの共同生活を提供してくれる社会環境の破壊も含まれます。神様は人間を創造する前に環境を先に創造されたのであり、私たちが神様のみ旨のとおりに環境をよく治め、環境と共に楽しく暮らすことを願われたのです。
したがって、私たちは、地上の一株の草や、空の一点の雲を見ても、天のみ前に感謝できる真の人となって、各種の公害を退治するために、先導的役割を果たさなければなりません。神様の創造本然の世界を探し立て、その前に謙虚な心をもって生きなければなりません。
自分を生んでくれた父母はもちろん、周囲のすべての人にも感謝する心をもって生きなければなりません。そして、自分が生きているというそれ自体に対しても、常に感謝する心を忘れてはなりません。今回の期間、真摯な討論と研究を通して、人類の平和増進に寄与する皆様に生まれ変わるようお願いいたします。ありがとうございました。
Monday Aug 01, 2022
平和経 第295話
Monday Aug 01, 2022
Monday Aug 01, 2022
スポーツと世界平和
きょうは、サッカー人たちの大会です。今、この韓国では、かつてないサッカーの熱気が高潮し、全世界の人々が一つの祝祭の雰囲気に巻き込まれています。しかし、究極的にスポーツの世界が行かなければならない正道は、オリンピックやワールドカップを通して、世界の人々を和合と平和の道へと案内することです。
時には、過熱した競技がお金や権力と結びつき、純粋なスポーツ精神が薄れつつあるのではないかと、非常に危惧されています。選手の報酬が法外な価格であることや、独占資本家たちの横暴のようなことがないか、よく見守っていかなければなりません。
私は、スポーツを通じた世界平和実現のために、韓国でいち早く一和プロサッカー•チームと鮮文大学サッカー・チームを結成し、韓国サッカーの発展に大きく寄与してきたのであり、ブラジルでもセネ•プロサッカー・チームとソロカバ•プロサッカー•チームを運営しています。私がこのようにサッカー•チームを運営するのは、単純なビジネスの次元を越えて、大学連盟の青少年たちにスポーツマンシップを教育し、スポーツを通して世界平和に寄与することが、その優先的な目的であると言うことができます。
御存じのように、サッカーは、もともとイギリスで始まりました。貴族の子弟ばかりが通うイギリスのイートン•スクールで、指導者としての資格を備えるには、知識だけではなく体力も必要とされる中、体力増進を目的に初めてサッカーが考案されたのですが、今では貴族だけの遊技にとどまらず、チームワークを重要視するその魅力ゆえに、すんなりと大衆スポーツとして定着し、飛躍的に発展するようになりました。
特にサッカー競技は、個人の技術がいくら優れていても、チーム全体が支えてくれなければ、勝利は難しくなります。ボールは、丸くてあちこちに転がりますが、同時に正直なのです。ボールは、選手が蹴る所にだけ飛んでいきます。
サッカーには、正直性とチームワークを重要視する合目的的共同体の原理が隠されているのです。サッカーは、既得権層の分配式の利害打算的な計算もなく、ゴールを決めるのに順番が決まっているわけでもありません。サッカーは、大国や小国、強い国や弱い国に関係なく、公平に競技をすることによって、すべてに喜びと幸福をもたらします。サッカーには、チームプレーから生まれる躍動的な共同体的ハーモニーがあるのです。
サッカーをはじめとして、すべてのスポーツと遊技文化は、人類歴史と共に長い間一緒に発展してきました。スポーツは本来、丈夫な体と安全な社会を維持するために創造されたのであり、今日、数十億の人々の生活を楽しませ豊かにしながら、全世界の隅々に拡散しています。このような万民のスポーツを通して、万民の平和に寄与できる方法を、様々な側面から模索しなければなりません。
公正な競争原則が支配するスポーツ
世界は、再び新千年紀のスタートを迎えました。情報と技術の画期的な発展を通して、「地球村は一家族」という概念が現実化しつつあります。しかし、一方では、道徳的危機を迎えるようになり、精神的価値の崩壊の脅威に直面していることも事実です。今日の享楽主義と青少年たちの自己中心的な価値観を克服するために、互いに健全なスポーツ精神特有の建設的な代案を提示しなければなりません。
スポーツは、公正な競争の法則が支配します。闘争と競争とは、その概念が異なり、次元が違います。闘争は、腕力や武力、または物理的な力で相手の存在を否定し、抹殺しようとする、残忍で殺伐とした動物たちの弱肉強食の法則です。
スポーツの競争は違います。競技では、ルールを定め、その規定に従って優劣を決め、相手を認める紳士の精神があります。スポーツ競技とは、多くの人が見守る中で、選手たちの正々堂々とした態度と公明正大な精神をもって、各自自分の技術と才能と力を競い合うのです。互いに約束した法と規則を守りながら、審判の公正な判定を受けるのです。
ゲームで最も重要なことは、フェアプレーです。順法と準則です。反則は、減点となり、退場となり、権限が剥奪され、選手は処罰を受けます。運動選手は、個人と国の勝利と栄光のために、すべての力とすべての精誠と勇気を尽くして全力投球します。
勝利した選手には、常緑樹の月桂冠を与え、栄光の金メダルを掛けてあげ、花束を与えながら、万雷の拍手喝采で祝い、国旗を掲揚し、国歌を歌ってあげるのです。そのような儀式は、感激の極致であり、栄光の絶頂であり、私たち全員の祝宴なのです。
またスポーツの世界には、競争で敗れた選手たちも、自分の残念な思いを抑えて、勝利者の労苦に心からの拍手を送る美徳があります。スポーツは、美しい友情の香りがあり、同志愛があります。選手は、スポーツマンシッブを守るときに美しいのであり、絶え間ない努力によって血と汗を流さなければならず、名技と神技の境地に到達しなければなりません。公正と秩序と礼節の徳を修錬しなければなりません。
スポーツは、現代社会に多大な貢献をしました。人間の心身を健康にし、競技の技術によって喜びと感動を与えました。特にスポーツは、宗教のドグマや政治的なイデオロギーを跳び越えることができ、誰もが一つになることができ、さらには、全世界の人々の心を一つに結ぶ和合と平和の饗宴です。
冷戦時代が終息はしましたが、世界は、依然として苦痛の束縛から逃れることができずにいます。アメリカにおける九•一一事件で示されるように、民族紛争と宗教的葛藤によって世界が争っており、地球の環境は、破壊の一途をたどっています。
未来に責任をもつべき青年は、世間に対して冷ややかになりつつあり、一部は、物質主義と享楽主義に心酔したり、そうでなければ、麻薬に溺れて非行に没頭したりすることもあります。
このような諸般の問題の解決法案は、先ほど申し上げたように、正しい真理、すなわち、互いに「ために生きよう」という理想的真理の基盤の上に、正しいスポーツ精神を接ぎ木させ、その精神を神様のように実践し、和合と平和と統一の世界を創建しなければならないのです。
「鮮文ピースカップ」は人類共同体の祝祭
ですから、私は、今回、平和世界の創建を願いながら、「鮮文ピースカップ(SUN-MOON PEACE CUP)」を創設したのです。「鮮文ピースカップ」は、太陽(sun)と月(moon)のカップ、天地父母のカップ、平和のカップです。純粋、純潔を象徴する光で永遠に輝かなければなりません。
「鮮文ピースカップ」は、神様を抜きにして、単に興行性のある競技ばかりをあおり、スターを誕生させるなど、そのような既存のカップとは区別されなければなりません。神様をはっきりと知り、霊界の実相について詳しく知り、平和の正道をわきまえて進んでいかなければならないのです。
「鮮文ピースカップ」は、神様が理想とされた創造本然の世界を成し遂げるための宗教と科学、政治と経済、女性、青年、体育など、各界各分野の努力を一ヵ所に集め、人類が一つの大家族となることを念願する祝祭の場となるでしょう。
特に、人種、国家、民族、宗教、理念の壁を越え、神様の真の愛を中心とする真の平和の理想に向かって出発する始発点になるという点において、実に重要であると主張できるのです。
「鮮文ピースカップ」は、人類の健全な精神世界はもちろん、霊性の啓発と共に人類共同体の内外的和合と調和を実現する祝祭の場であり、神様の創造理想を中心に、平和と自由と幸福の世界を開いていく一つの心、一つの家族、一つの心情の大同の場となるでしょう。
最後に、ここにお集まりになった皆様は、「鮮文ピースカップ」を発展させる上で主役となり、大きく寄与してくださることを約束した「ペレ財団」、そしてFIFA(国際サッカー連盟)と共に、すべての協助と指導を惜しまれないことを重ねてお願いいたします。
皆様と皆様の御家庭に神様の愛と祝福が満ちあふれることをお祈りいたします。ありがとうございました。
Monday Aug 01, 2022
平和経 第292話
Monday Aug 01, 2022
Monday Aug 01, 2022
12.世界と国家の真の救援のための道
日付:二〇〇二年二月十七日
場所:韓国、ソウル、リトル•エンジェルス芸術会館
行事:「二〇〇二世界文化体育大典」および「世界平和超宗教超国家連合総会」祝賀晩餐会
尊敬する世界の指導者の皆様。二〇〇二「世界文化体育大典」と「世界平和超宗教超国家連合」総会の代表者の皆様。この数日間、皆様が地球星の重要な問題に対する解決策を模索するための「世界文化体育大典」および国際会議に最善の努力を傾けてくださったことに称賛の意を表します。私はこの行事全体を終える御挨拶を通じて、いくつかのお願いをしようと思います。
真の父母の使命成就のための一生涯
きょう、私の誕生日を記念する式典で、いく人かの方々から私の業績に対して称賛のお言葉を頂き、大変有り難く思います。私の成し遂げた目に見える実績に対して驚嘆され、称賛もされました。しかし、その背後にある目に見えない内的な精誠の深さと霊的基盤について、また摂理史的意義についても、より多くの関心をもって研究してくださるようお願いする次第です。
私の生涯は、生まれた時から神様の摂理史を完結することと直結されていました。人間による研究や評価を超越し、天道とともに霊界が公認し、さらに神様が先駆けて立てられた驚くべき条件があったことを明らかにしたいと思います。生と死の境界線を行き来しながら、奔走してきた私の背後に、神様の無限の加護と愛がなかったとしたら、恐らく私は、きょうこの場には立っていなかったでしょう。もう一度、神様に感謝と栄光をお返しいたします。
皆様は世界の指導者であり、平和大使です。皆様が私との関係の中で天道を悟ったならば、それを皆様の影響圏のもとにいる人たちに必ず教育しなければなりません。特に全世界の平和大使たちが、この天道を中心として互いに横的に連携しながら心を合わせて努力すれば、この世界を平和理想世界に変えることができます。
私はきょうも、摂理完成のために焦る心情ゆえに、肉身の年齢を忘れて生きています。一分一秒でも早く罪悪の中にいる人類を救い出し、平和理想世界を成し遂げ、神様を完全に解放してさしあげなければなりません。そのために、私が提唱して推進する運動に積極的に参加し、共に成し遂げていってくださることを、皆様にお願いする次第です。特に、青少年に対する純潔運動と結婚の神聖性と不変の夫婦愛を実践する祝福結婚、真の愛運動の先頭に立ってくださるようお願いします。
人類は神様を一代の父として侍り、完成したアダムとエバの位置において夫婦の関係を結んで、二代圏を形成しなければなりません。彼らが子女をもって父母となることにより、三代圏まで完成して暮らす真の家庭を形成してこそ、神様の真の愛の理想が完全に定着するようになるのです。
堕落圏でサタンと因縁を結んできた愛とすべての所有権を否定し、純潔、貞節、信義の生活を誓って、神様の真の愛圏に入籍する儀式が祝福結婚です。このように祝福を受けて真の家庭を築くことは、旧約、新約、成約時代を貫く全体摂理史の最も尊い慶事になるのです。
これは超国家、超人種、超宗教和合運動とともに展開される神聖な救世救国運動です。平和大使はもちろん、指導者の皆様が率先して、積極的に指導を行ってください。国ごとに千人、万人の私の代身者が活動することによって、神様が願われる天宙平和統一国の理想を完成してくださることを切にお願いします。
世界の指導者の皆様。私は、神様の召命を受け、これまで真の父母の使命を完遂するために生涯を捧げてきました。私の行く道には、いかなる補助者も指導者もいませんでした。案内書もありませんでした。誰一人として歩んだことのない開拓の道でした。真の父母の勝利は、取りも直さずサタンにとっては破滅を意味するので、サタンの総攻撃を避けていくことはできませんでした。
サタンは霊的な存在なので、直接、霊的に攻撃することもあれば、様々な実体の代理人を立てて攻撃することもあります。空中の権勢を握る偽りの王であるサタンは、時空を超越し、あらゆる権謀術数で攻撃し妨害しました。そのような怨讐に打ち勝つ秘訣はただ一つ、真の愛で与え、自ら犠牲の蕩減条件を立てる道しかないのです。力によるのではなく、真の愛によって怨讐を自然屈伏させることが、神様の原理だからです。
神様を知らず、真理を悟れずに反対する彼らに対して、私は終始一貫してために生きてきました。人知れず迫害者の子女のために愛を投入しました。反対する国や政権を、むしろ助けながら生きてきました。
今や世界が公認し、反対していた者たちも私を尊敬するまでに至ったのです。私たちはここで、天の戦略とサタンの戦略がいかなるものであるかを学ぶことができました。すなわち、天の戦略は先に打たれて得るものであり、サタンの戦略は先に打って失うものなのです。
平和世界は地上、天上世界の協助のもとに成就される
尊敬する指導者の皆様。私が開会の基調演説で言及したことですが、この地の完全な平和世界は、もう一つの世界である天上世界との調和と協力の中で成就されるという重要な事実をお話ししようと思います。
天上世界、すなわち霊界では多くの霊人が暮らしています。肉身を脱いだ永遠の実体である霊人がすべてそこにいます。皆様の先祖たちがそこで暮らしています。
堕落によって霊性が失われ、霊的五官がまともに機能しなくなった人類は霊界をよく知らずにいます。私は早くから全霊界を巡り、これまでも継続して霊界と通信してきました。今も四大宗教の聖人たちが私を真の父母と証言し、私の指示によってメッセージを送ってきています。
霊界は無限で、永遠の世界なので、現象世界よりもはるかに複雑な世界です。心霊発達の程度により、多くの階層とグループに分かれています。霊人に対する祝福と霊界の調和統一のために、私はこれまで多くの努力をしてきました。地上と同じように、霊界でも真の愛の犠牲的な条件によってのみ、勝利的基盤を築くことができます。これまで多くの祭物的な条件が投入されてきました。サタンと悪霊を制圧するため、血みどろの霊的な闘いも多く、善霊を収拾し教育するために特別恩賜も施しました。特に霊人に対する祝福は革命的な恩賜だといえます。
私はこれまで地獄を解放し、地獄と楽園の境界を撤廃する宣布と条件を立て、また霊界祝福をやっとのことで開門し、天宙解放宣布式、天地父母天宙統一解放圏宣布、霊界解放式など、重要な条件を立て、霊人に対する祝福の恩賜が大きく開かれるようにしました。奇跡のようなことです。
皆様の知らない間に、皆様のすべての先祖が祝福の恵沢圏に入りました。そして、「神様王権即位式」の奉献によって、神様の絶対圏が全霊界に生命の恩恵として及んでおり、天宙平和統一国の理想が全霊人の願いに連結されたことによって、霊人の再臨協助が活発に行われているのです。
世界の指導者の皆様。今や善の霊人の再臨協助によって地上人が導きを受け、真の愛で葛藤を解消するよう指導されるその日が近づいています。指導者の皆様が天道を実践することによって霊界の協力まで受け、人間の本性が願う理想家庭を通した理想世界を実現しなければなりません。その世界は平和文化の世界、すなわち心情文化の世界である天宙平和統一国なのです。
もう一度、「二〇〇二世界文化体育大典」の参加者の方すべてに感謝を捧げます。皆様の御家庭と国と世界に神様の祝福が満ちあふれることをお祈りしながら、御挨拶といたします。ありがとうございました。
Monday Aug 01, 2022
平和経 第290話
Monday Aug 01, 2022
Monday Aug 01, 2022
11.平和の根は真の愛に
日付:二〇〇二年二月十五日
場所:韓国、ソウル、ヒルトン•ホテル
行事:「二〇〇二世界文化体育大典」および「世界平和超宗教超国家連合二〇〇二総会」
尊敬する議長、世界各国からいらっしゃった元•現職の国家元首、ならびに内外の貴賓の皆様。希望にあふれる新千年紀の二年目の年を迎え、私の愛する祖国、韓国の地で開催される「二〇〇二世界文化体育大典」が、このように満場の盛況を博すようにしてくださったことを、感謝申し上げます。
神様の創造理想と平和の根本
人類は今、歴史上のいかなる時よりも急速に変化する時を迎え、宗教間の対話、人種間の和解、そして文化間の理解が切実に必要であることを肌で感じています。ですから、今回の「二〇〇二世界文化体育大典」の主題も「新しい平和文化世界に向けて」に決定されたのだと思います。
私はこの大会の創始者として、きょうこの場をお借りして、私が生涯を通して信じ実践しながら教えてきた平和思想の一端を皆様と分かち合うことによって、創始者のメッセージに代えさせていただこうと思います。
内外の貴賓の皆様。私たちが何よりも切実に願い、叫んできた平和のその根本は何であると思いますか。どこで、どのようにすれば平和を獲得できるのでしょうか。また何が人類の平和を妨げている障害物なのでしょうか。極度の個人主義と利己主義が蔓延する今日の混乱した世界において、果たして私たちに平和世界を成就できるという希望はあるのでしょうか。平和の根本を知るためには、神様の創造理想を深く探ってみなければなりません。まず神様と霊界について理解しなければ、平和を実現することはできません。
創造主である神様の真の愛によるみ業が、正に天地創造であり、その世界の主人として創造された人間は、神様の創造理想、すなわち創造本然の世界である地上天国を築いて慕らしたのち、霊界に行っても永遠の平和天国を築いて暮らすようになっているのです。
地上において、平和世界である地上天国を築いて暮らすことができなければ、霊界においても、そのような世界は期待できません。ここで言う天国とは、宇宙万象と人間、そして人間と人間が互いに、ために生き、一つとなって調和統一を成し遂げて生きる所をいいます。
しかし、人間始祖の堕落によって、神様の創造理想は無残に挫折してしまいました。そして、今もその完成をみることができずにいるのです。神様と人間の関係が父子の関係であることさえも分からない無知の状態に転落してしまったのです。
救援摂理は原状回復摂理
皆様。堕落した世界である今日の現実を直視してください。本来なら、平和と幸福の歌が満ちあふれるべき家庭は、背信と離婚でばらばらになり、父母の温かい愛のもとで未来の夢を抱いて無限に成長していくべき子女たちは、挫折と失望の中で街にさまよい、酒と麻薬の奴隷となり、挙げ句の果てはフリーセックスに心身を投じるという途方もない現実を目撃するようになります。
国民に責任をもち、国運を両肩に背負った為政者たちの姿からは何を見るでしょうか。国家の将来や国民の安寧よりも、自分たちの権力維持に血眼になっている人たちを多く見るようになります。国家と国家の間にも、理解と平和がなければならないところに、不和や葛藤、そして戦争ばかりが荒れ狂っているのが、今日の現実ではありませんか。人類の平和文化が定着する道が塞がれてしまっているのです。
したがって神様は、何としてでも、本来御自身の計画された真の愛と平和の理想を再び探し立てる救援摂理を展開せざるを得ないようになったのです。神様の救援摂理は原状回復の摂理、すなわち復帰摂理なのです。
復帰摂理の完成と「神様王権即位式」
このような復帰摂理のために、神様は、歴史を通して時代と伝統、そして文化によって各々異なる宗教を立てられ、善の版図を広げてこられたのです。
いち早く人類救援の天命を受けた私は、全生涯を通して名状し難い迫害と苦難の路程に勝利し、ついに二〇〇一年一月十三日「神様王権即位式」を奉献しました。すなわち、人間始祖の堕落以後、数千年間耐えて待ってこられた神様に、心情の解放とともに王権を取り戻してさしあげたのです。
その基盤の上に、今や霊界と肉界が一つになって自由に通じる時代が開かれました。霊界が私たちと共に呼吸しているのです。イエス様の十二弟子はもちろん、四大聖人までも、私が人類の真の父母であり、メシヤであることを証するメッセージを送ってきています。
このように、二つの世界を分けていた壁が完全に撤去されました。今からは、天道に従わなければ生きることができない時代に入りつつあることを、皆様の前で宣言いたします。
今や人類は神様を一代の父として侍り、完成したアダムとエバの立場で二代圏を立てて夫婦になり、子女を繁殖することによって父母となり、三代圏まで完成して暮らす真の家庭を探し立てなければなりません。その道だけが、罪のない、自由と平和と幸福の満ちる世界をつくり、神様の直系の血統を子々孫々、永遠にこの地上に植えつけることができる道だからです。このように、神様を知り、霊界をはっきりと知るようになれば、平和を実現できる道が見えるのです。
皆様。平和の意味は何でしょうか。一言で言うと、平和とは人間関係において主体と対象が互いに一つとなって水平を形成することをいいます。起伏のない平らで、完全な均衡状態のことをいいます。「平」は水平を意味し、「和」は調和と和解、つまりハーモニーを意味します-
真の愛の根源は神様
このように平和とは独りで成し遂げる「独平」ではありません。独りではいくら努力しても幸福になることができないのと同じです。ですから、上下関係、左右関係、そして前後関係がすべて調和し、どの一方にも偏ることなく、いっぱいに満たされて充満し、円満な状態になってこそ、真の平和がやって来るのです。
縦横と前後左右で完全な立体的軸を立て、互いに絶対相応する調和の世界が平和の世界です。虹の七色を合わせると調和と平和を象徴する白光色となるように、平和は、すべての条件と状況が一カ所に融和し、調和した姿の純粋な白色なのです。
すべての方向が一点で完全に調和すれば、自動的に平面性を超越して立体性を帯び、球形運動を通して永続性をもつようになります。人類の恒久的な平和はこのようにして成就することができるのです。しかし、平和は独りで存在するものではなく、その根を真の愛に置いています。自由と幸福の根が真の愛にあるように、真の平和も真の愛を成し得なければ成就することができないからです。それでは、真の愛とはどのような愛でしょうか。一言で言うと与えても忘れてしまう、条件なしに与える愛です。犠牲的な愛です。
父母が子女を生んで養育しながら与える愛には何の条件もないのと同じように、真の愛は無条件に与える愛です。怨讐までも許して与える愛です。与えてもまた与える愛です。条件なく与えるものなので、与えたというその事実さえも記憶しない愛です。無限に与える愛です。神様が人間を創造される時に与えてくださったものが、正しくこのような愛なのです。
したがって、真の愛の根源は神様です。正にこのような真の愛の土台の上に平和が立てられるとき、その平和は真の平和になるのであり、自由と幸福までも伴うようになるのです。
それでは、私たちが真の平和を実現する姿として備えるべき条件とは何でしょうか。第一に、皆様の心と体の関係について考えてみてください。対象格である肉身は、主体格である心が指向するとおりに一〇〇パーセント従わなければならないのが天理です。
Thursday Jul 28, 2022
平和経 第293話
Thursday Jul 28, 2022
Thursday Jul 28, 2022
13.「神主義」による教育
日付:二〇〇二年四月十四日
場所:韓国、忠清南道、牙山、鮮文大学
行事:文鮮明総裁•韓鶴子総裁名誉博士学位奉呈式
内外の貴賓、教授、学生、役員と職員の皆様。きょう鮮文大学の本館の奉献式を執り行った意味のあるこの日に、大学院委員会の総意によって、私は名誉神学博士の学位、妻である韓鶴子総裁は名誉人文学博士の学位を取得することになり、神様に感謝を捧げる次第です。
奉献式の場でも言及したように、私の教育機関の設立趣旨は、神様の真の愛の理想の教育と実践にあります。創造主であられる神様の根本属性は、絶対、唯一、不変、永遠、全知、全能など、様々に説明できると思いますが、根本の中の根本の属性は、真の愛です。
愛の理想は、相対と共に、相対を通してのみ成就します。真の愛それ自体の特性ゆえに、神様もために生きるべき愛の相対的存在を必要とするようになるのです。これが、絶対者であり、自存者であられる神様が被造世界を創造された動機です。
すべての被造物は、直接•間接的に神様の愛の対象です。その中で人間は神様に最も近い存在であり、すべてを相続できる子女として創造されました。人類にとって神様は無形の真の父母であられます。
人間は宗派や教理によって、神様を様々に表現しますが、根源者の神様は、国境と人種、宗教と言語、そして肌の色と文化を超越し、人類すべてを一つにまとめることのできる真の愛の真の父母であられ、求心点になるのです。
宗教は、自分の宗教が他の宗教よりも優れていると考えるので、最近アメリカで起きた世界貿易センタービルのテロ事件や、パレスチナ紛争で見られるように、宗教戦争の渦に巻き込まれているのを目撃することができます。しかし、すべての宗教は普遍的な真理をもっているだけではなく、その教えは、唯一の神様から、共同の目標を指向しながら設立して出てきたものです。一人であられる神様は、すべての宗教の決着点であり、主人なので、宗教人たちは、互いに異なる点よりも、共通点を見ようと努力しなければなりません。
宗教の中心的価値は、神様の真の愛です。真の愛は、ために生きることであり、個人よりも家庭、家庭よりも氏族、氏族よりも民族、民族よりも国家、国家よりも世界、世界よりも天宙、天宙よりも神様のために生きることをいいます。このとき、神様は最初に戻って、子女である人間のために生きられるのです。これは普遍的な真理です。同様に、宗教は他の宗教を理解し、他の宗教のために与えて進んでいかなければなりません。
私は、宗教を通した平和世界実現のために「世界平和宗教連合」、「世界平和超宗教超国家連合」、「世界非政府機構連合(ワンゴ:WANGO)」などを創設し、全世界の宗教人を一つにまとめる活動を展開してきたのであり、宗教間の対話と和合を図るために、世界宗教の代表的な学者たちが編纂した『世界経典』を刊行しました。信じられないかもしれませんが、統一教会自体の予算よりも、超教派超宗派活動により多くを投入してきています。
また神様は、すべての知識体系と真理の根源であり、出発点となります。鮮文大学は世俗的な物質的価値を教える以前に、神様を愛する姿勢を教えなければなりません。すべての学問と価値観、そして真理の源泉が神様であるという事実を理解し、そのような姿勢で教え、学ばなければなりません。
また建学理念である「愛天思想」とは、神様を中心とした正しい価値観を立て、それを生活の中で実践することを意味します。唯物論と無神論、そして世俗的な価値観と快楽主義が乱舞する現代社会は、実に価値観が混同し、破壊された社会であると言わざるを得ません。愛天理念は、価値観が崩壊した現代社会において、その代案として提示された神様中心の価値観、すなわち「神主義」をいうのです。
一九九一年の末、私と私の妻が金日成主席の招請で北朝鮮を訪問した時のことです。その何年か前でも、世界的な宗教指導者であり勝共運動の第一人者である私を消し去ろうと、ソ連のKGB(国家保安委員会)や共産テロ団が暗躍したことがあったので、思想的に統制された北朝鮮の地に入るということは、命を懸けた冒険でした。
しかし金日成主席との出会いは、統一問題を解決するためには避けられないことであり、神様の摂理歴史において必然的にぶつかっていかなければならない摂理的要請であることを知っていたので、私は神様だけを頼りに北の地に入っていったのです。北朝鮮に入ったのも、何か共同投資や事業をするためではなく、神様の願いである南北統一のために、人類の真の父母として北朝鮮の住民を誰よりも愛する憐憫の心情を抱いて、堂々と入城したのです。
そして、北朝鮮の最高指導者に、「『主体思想』では統一できない。南北が共に生きることのできる『神主義』で統一しよう」と提議したのです。当時、私に随行していた人たちは、「わあ、これで、生きて帰れない!」と思ったと後日、話してくれました。既に一年前、ソ連を訪問して、ゴルバチョフ大統領に会った時も、危険を顧みず、神様のみ旨を宣布したことがあります。
私にとっては、生死が問題ではなく、天命と天意を守って従うことが重要だったのです。私の語る「神主義」は、してもしなくてもいい、そのような思弁的なものではありません。厳然として生きて役事される神様を無視したまま、無神論や唯物論、主体思想を主張しながら、偽りの思想を宣伝することは、天道に背くことであり、歴史の前に流れていくことなのです。ただ天道と正義と真(まこと)だけが歴史の前に残るのです。そのような意味で、神様の真の愛を中心とした「神主義」だけが、統一の基礎になることができるというのです。
私が主導した「科学の統一に関する国際会議」もそうです。世界で我こそはというノーベル賞受賞者などの碩学たちを、文総裁が押したり引いたりしながら、「ああしなさい、こうしなさい」と言えるでしょうか。大会を一度開くたびに途方もない予算がかかる国際大会を、なぜ毎年行ったのでしょうか。
二十世紀に入り、驚くべき速度で発展した科学文明は、人類に豊かな生活を享受できるようにしてくれましたが、一方では自然と環境の破壊、大量殺傷武器の開発、大気オゾン層の破壊など、暗い影を落としたのも事実です。科学技術を利己的な動機で使用するとき、科学技術は人類を破滅させるかもしれない凶器に急変するのです。
科学的理性を固く信じた人類は、二度にわたる世界大戦を経ながら、人間の野蛮性に対して驚愕するようになり、科学的理性に対する信頼が落ちるようになりました。また現代産業社会において、人間は物質文明の奴隷となってしまいました。これらすべての現象は、科学の誤用から来る結果なのです。科学は、科学者たちが好んで使う言葉のような「価値中立的な学問」なのではありません。科学こそは、人類のために正しく使われなければならない「価値指向的な学問」なのです。
私は、毎回開催される「科学の統一に関する国際会議」の主題を「絶対価値の探求」と関連させて設定しました。私が提案した絶対価値というのは、「神主義」に立脚した神様の真の愛を意味します。宇宙万物を創造された神様は、科学者の中の科学者であり、芸術家の中の芸術家であられます。科学者が、神様の創造された宇宙万物に対する知識を一部知っているからといって、驕慢になったり、自己満足に陥ったりするならば、それは正しい道理ではありません。
したがって科学者の目標は、物理学や化学、あるいは生物学など、関連分野の研究だけに終わってはいけません。諸学問の分野別特性も重要ですが、学問の研究が相互協力、相互補完されなければならず、その研究の成果が善の目的に活用されなければならないのです。
科学が科学だけのための盲目的なものとなるとき、誤ってしまう可能性があるからです。したがって、科学者たちの学問的な成果が、他の学問との関連性においても扱われるべきであり、さらには全体社会に対する有用性と目的性の可否とも関連しなければなりません。そのような側面から見るとき、「科学の統一に関する国際会議」は、最上の権威を備えた国際会議であり、人類社会に大きな足跡を残したと自負します。
今後の世界文明を主導する思想は、現代文明から失われた、生きておられる神様を再発見し、神様を中心とした絶対価値を基盤にした思想でなければならないのです。西欧文明は人間の理性を過度に強調した結果、人本主義思想に染まり、神様を見失ってしまいました。唯物論の哲学は、神様を追放し、神様からの解放を装いながら、物質至上主義に陥ってしまいました。
しかし、神様を離れた自由は真の自由ではありません。何よりもまず大学教育から、神様を中心とした新しい価値観を教育することが急がれる時です。また、現象世界を越えた本体世界、すなわち理想的な霊的世界が存在することを知らなければなりません。肉的五官では感知されませんが、厳然と存在する実体世界です。
私は、その世界と数多く交わりをもち、体験的真理を語っているのです。神様と霊界を正しく知るべき、もう一分野の学問研究が残っています。二十一世紀は霊界と霊的現象がだんだんと可視的、体恤的に私たちに迫ってきています。
すべての学問と教育は、究極的に主体となられる神様に依存して関連性を結ぶことが、真の大学教育の要諦であると思います。神様を中心とした絶対的価値体系を樹立することは、世界文明を主導する大学がもつべき一次的な条件です。
教育は、単純に知識と機能を伝達する行為になってはいけません。少なくとも道徳性と倫理、および良心を啓発する教育がその主軸を形成しなければなりません。したがって真の教育とは、機能的な知識人や利己主義者を量産するのではなく、人格の完成と道徳性を実現するときに、その意味をもつようになります。
ぜひとも鮮文大学が「神主義」に立脚した教育思想を実践して、この国と人類文明に大きく寄与する大学として発展していくことを祈ります。ありがとうございました。
Thursday Jul 28, 2022
平和経 第297話
Thursday Jul 28, 2022
Thursday Jul 28, 2022
最も大切な愛の器官
私たちは、神様を中心とした「世界一家庭の家族」です。スローガンや飾り言葉としてではなく、実際にそのように暮らさなければなりません。神様は、青年や大学生たちに最も大きな期待をかけていらっしゃいます。私たちは、ある特定の人種、言語、宗教、国家、文化に属しているという意識を超えなければなりません。
私はきょう、皆様に実に貴い教えを伝えようと思います。人々、特に若者たちは、愛の器官に対する価値を正しく理解し、これを大切にしまっておかなければなりません。愛の器官は、愛と生命と血統の中心であり、根源です。
そして、愛の完全な結実も、新しい生命の懐妊も、愛の器官を通してこそ可能なのです。愛の器官を通さなければ、父母の血統が次の世代へとつながりません。このような理由によって、愛の器官は、人体の中で最も大切な部位になるのです。
不幸にも、現代社会は、あまりに多くの状況において、この貴い愛の器官を間違って使っています。社会的、文化的環境、特に映画、音楽、言論、インターネットなどを通して、愛の器官を間違って使うように、誤った方向に向かっているのが世界的な趨勢です。若者たちは、いとも簡単にフリーセックスの波にのみ込まれ、家庭は崩壊していきます。この現実は、悲惨なことです。宗教界の指導者たちをはじめとする志のある指導者たちは、正しい意見を大きな声で叫ばなければなりません。
いかなる場合においても、家庭の貴さが取り戻され、男女の愛の関係が正しい倫理基準の上に立てられなければなりません。真の父母様を通じた真の愛の祝福結婚行事と若者の純潔運動が、超国家•超宗教的に普遍化されなければならない理由がここにあるのです。七月十三日に行われる超宗教•超国家的祝福結婚行事の貴重な意義も、この点から見いだすことができるのです。
私は、これまで超国家的、超人種的、超文化的、超宗教的祝福結婚を奨励してきました。また、過去に怨讐関係にあった国民同士の祝福結婚を奨励しています。特に韓国と日本、アメリカの黒人と白人、キリスト教とイスラーム、イスラエルとパレスチナとの間においてです。もしもこのことが普遍化されるならば、平和世界に向かう道がどれほど短縮されるでしょうか。
すべての人が、このように怨讐を愛することを実践することによって、私たちの指導力を満天下に示しながら、心の障壁を崩し、愛で奉仕する、神様の平和大使とならなければなりません。
宗教と霊性の重要性を見過ごした国連
尊敬する世界の指導者の皆様。私たちは、今まで代表的な平和機構は国連であると言ってきました。しかし、国連はこれまで、加盟国が五十一ヵ国から百九十一ヵ国に増え、また五十八年という歴史が物語るように、内外の環境と条件が大きく変わりました。
国連が成し遂げた業績も大きいのですが、今は内外に多くの試練を迎えています。安全保障理事会を中心とする特権の問題、強大国と小国との公平性の問題、強制制裁圏の問題、予算の問題など、多くの制限と困難があります。
特に国連がその活動において、宗教と霊性の重要性を見過ごすことによって、心のない体のような運命の道を自ら招くことになりました。多元化した世界において、国連が頭のない体となって、地球星の諸問題に能動的に対処できなくなり、世界の問題を分析して対応する際には、公正性を失い、一方にばかり偏ってきたということができます。国連がこのままいくとすれば、本来の創設目標は、決して達成することができなくなり、発展どころか、存廃の危機を迎えるようになるでしょう。
私は、三十年前から国連が世界平和のための機構になることを心から願い、心配してきたのであり、ここ四年間は、機会があるたびに国連の刷新を主張してきました。国連の刷新に関する私の持論は、国連内に超宗教議会を上位機関として設置しようというものです。
幸いに、フィリピン政府が私の提案に基づいた国連刷新案を、今年の九月に開かれる第五十八回国連総会において、アメリカなど数々の国の支援を受けて提案する予定です。多くの国家が協力し合い、国連が本当に平和実現の躍動的な機構となるよう、皆様が支援してくださるものと確信しています。
霊界においても、既に五大聖人たちをはじめとした指導者たちが協力することを決意しています。国連内に設置される超宗教議会の代表たちは、宗教の創始者たちが成し遂げようとした高貴な理想を、真の愛の手本となる人格と知恵でもって実践しなければなりません。
そのためには、宗教自体が利他的な実践の道にしっかりと立っていなければなりません。もしそれができないとするならば、超宗教議会は、何の価値もなくなります。今世界は、教派主義、狂信主義的宗教、自教団利己主義を超えて、真の愛を実践する宗教指導者を必要としています。
心情文化世界を実現するための祝祭
今回の期間に進められる超宗教祝福結婚行事、超宗教青年平和体育大典、国際平和会議、世界原理研究会総会、平和のための奉仕活動など、文化祝典における行事は、すべて世界平和のためのものです。私は、教育部門と芸術分野にも世界的な基盤を築いてきました。また、今月十五日に開幕する、世界の有名なクラブのサッカー対抗戦である鮮文ピース•キング・カップ大会も、すべて心情文化平和世界のための一連の活動です。
今から私たちは、数日間、霊界とこの世界が注視する中で、私たちの平和のビジョンと決意、そして指導力を万邦に示すでしょう。万民の心の中に感動と共感を呼び起こし、希望のメッセージとして植えつけられることを期待します。
最後に、神様の祝福が皆様と皆様の御家庭、そして全世界に満ちあふれることをお祈りいたします。
Thursday Jul 28, 2022
平和経 第296話
Thursday Jul 28, 2022
Thursday Jul 28, 2022
15.宗教間に恒久的な和合を成し遂げよう
日付:二〇〇三年七月十日
場所:韓国、忠清南道、天安、柳寛順体育館
行事:「二〇〇三世界文化体育大典」
尊敬する元•現職の国家元首、高名な宗教界の指導者、世界各国からいらっしゃった各界指導者、各教団を代表する青年代表、紳士淑女の皆様。ここ大韓民国において開催される「二〇〇三世界文化体育大典」に参加されましたことを心から歓迎いたします。韓半島は、私の祖国であると同時に、神様が復帰摂理を終結させる所でもあります。
霊界が全面的に支援する祝祭
私は、少年時代から驚くべき霊的体験によって神様を知り、イエス様をはじめとする聖人たちと交流してきました。そして、深い境地における霊的体恤を通して、神様のみ旨と心情を悟り、天道と、人生の本然の道を究明したのです。
人の命というのは、地上において肉身が死んだからといって終わるわけではありません。天上世界、すなわち霊界では、聖人や賢人たちはもちろん、私たちの先祖が、肉身とは異なる、人格体である霊人体として生きています。神様が創造された根源の世界、すなわち無限で永遠の世界と比較するとき、私たちの肉身が生きるこの自然界は、ごく小さな一部分にすぎません。
そして霊界は、永遠の世界であると同時に、この現実世界の主体となる根源であり、本質の世界です。私は、堕落によって断絶した地上世界と霊界との間に、原理的な交流を回復させることに多くの精誠を尽くしました。それは、地上と天上にふさわしい条件を立てなければ不可能な、実に難しい課題でした。
現在、私は、霊通者を立て、霊界に指示するメッセージを送り、またそれに対する回答とともに、霊界での実相に関する報告を送ってくることもあります。さらに驚くべき事実は、霊界において五大宗教の代表たちが一堂に会し、神様が人類の父母であられることを宣布すると同時に、私に対して、人類の救世主、メシヤ、再臨主、真の父母であると宣布し、また「統一原理」が人類救援のための平和のメッセージであり、天宙平和統一は、真の愛を中心として超宗教、超国家、超人種の「愛によるために生きる人生」を通して完成することを宣布しました。さらには、真の父母に侍り、神様の国と世界平和のために、和合、統一、精進することを決意しました。これが二〇〇一年末に霊界で起きたことです。
根源であり、主体である霊界において起きたことは、その反応が地上においても起きるようになっています。地上に多くの霊的役事が起きるようになり、同じ決意をするという出来事がだんだんと増えていくのです。「世界文化体育大典」は、人間の考えだけで始まった行事ではなく、神様のみ旨を動機とし、霊界が全面的に協力、支援する中で進行する、愛のチャンピオンを神様に捧げる祝祭なのです。
宗教の和解と協力は世界平和の前提条件
今回参加された皆様の善の先祖と教団指導者が、霊界から皆様に声援を送っていることを記憶してくださるようお願いします。宗教の重要な使命の一つは、人々に霊界に関する正しい内容を教育することです。人間が神様と霊界について、はっきりと理解するならば、確信と希望の中で責任を果たしながら完全なものとなるでしょう。
現在に至って、多くの国々が、自国の安全は自国だけに限られた問題ではないという事実に気づくようになりました。戦争やテロ、核兵器の脅威などの国際情勢と無縁な国は一国もありません。
また、世界の指導者たちは、世界平和のための基盤として、宗教間の調和と協力が必要であるということに共感しており、九•一一事件以降は特にそうです。過去半世紀の間、私が粘り強く警告してきた宗教間の葛藤と戦争の致命的な危険さを、人々は今、正に深刻に感じているのです。
宗教間の和解と協力は、世界平和のための前提条件です。今回の文化体育大典の主要な行事は、この宗教間の和合を恒久的に成し遂げようとする行事です。指導者、特に宗教界の指導者は、人の血統の重要性を理解し、正しく教えなければならないと思います。
神様が人類始祖として最初の男性と最初の女性を創造された意図は、彼らがそれぞれ真の愛によって完成し、夫婦として完全な相対理想を成し遂げることによって、神様を中心とする家庭を築き、善の血統を受け継ぐ子孫を神様の民として繁殖することにあります。
人類始祖は、神様の祝福を受けた最初の家庭を完成することができませんでした。彼らは、サタンの偽りの愛の因縁によって堕落し、エデンの園から追放されてしまいました。結果的には、神様の真の愛とは無関係な家庭を築いてしまったのです。人類始祖は、神様の善の息子、娘、善の夫婦、善の父母になることができませんでした。したがって人類は、偽りの父母、偽りの先祖から出発し、偽りの血統によって罪悪の子孫を繁殖してしまったのです。
そして人類始祖は、子孫に神様の真の愛、真の生命、真の血統を相続させることができませんでした。ですから、偽りの先祖の子孫である人類は、真の愛によって神様が願われる真の家庭を再び回復しなければならない宿命のもとに置かれてしまいました。もちろん真の愛、真の生命、真の血統は、共に重要なものですが、その中でも、一生涯の期間を越えて代を受け継いでいく真の血統が、より貴いのです。
超宗教的にお集まりになった青年学生代表の皆様。新しい心情文化世界を指向するこの祝典の主役が正に皆様です。皆様は、実に貴いものをもっています。
若さ、情熱、純粋、義俠心、勇気など、神様の本性に最も近い性禀を備えているので、神様は、皆様と共にいることを願われます。皆様がその開かれた心で、排他、反目、葛藤などの壁を越え、宗教和合のしっかりとした根を下ろさなければなりません。
そして、私の生涯を通して実践し、教育してきたことの一つが壁を崩すことです。私たちは、人種と宗教と国家の境界を越えて、共に調和して暮らさなければなりません。
Wednesday Jul 27, 2022
平和経 第289話
Wednesday Jul 27, 2022
Wednesday Jul 27, 2022
10.天国には誰がどのようにして入るのか
日付:二〇〇一年一月二十九日
場所:アメリカ、ニューヨーク、ヒルトン•ホテル
行事:「二〇〇一世界文化体育大典」閉会式および真の父母様御聖誕祝賀晩餐会
尊敬する元•現職国家元首、高名な宗教指導者の皆様。「二〇〇一世界文化体育大典」に出席してくださった皆様の御苦労を心より慰労いたします。また、私のビジョンと業績を称賛し、今後のさらなる協力を約束してくださり、感謝を申し上げます。
今晩は、そのお礼として、世界の指導者の皆様に、貴い贈り物となるお話をお伝えしようと思います。このお話は、私が若い頃より筆舌に尽くし難い受難の境地において、広大無辺な天上世界を巡り歩いて直接探し出した真理です。誰も避けることのできない死後の世界である霊界の原理と、人々が行くことを心から願う天国の内容のうちその一部を紹介しようと思います。
人間始祖は、堕落によって神様の祝福の中で結婚式を挙げることができませんでした。彼らは神様に背き、成長期間に姦夫であるサタンと不倫の罪を犯して堕落しました。怨讐であるサタンの血統を受けたことが問題です。神様の愛を中心として心と体が一つとなり、夫婦が一つとなり、子女が一つとなって、地上天国生活を経たのちに、天上天国に入るのが創造の原則です。人間は、神様の血統を受けて霊界に直通するようになっていました。
結婚して最初に愛の関係を結ぶ瞬間は、男性完成と女性完成が成就される場です。また天地の中心として地上に定着する愛の王宮がその中で始まるのです。初めて愛の本源地が出発するのです。そして生命がそこから連結します。血統がそこから連結し、それと同時に、そこから国が生まれるようになるのです。地上天国と天上天国は、初愛の扉を開くその場から始まるのです。
男性と女性が愛によって一つになり、息子、娘を生むことは、目に見えない神様の創造の業を目に見える実体となって行うことです。血を混ぜることのできる力は愛です。血を混ぜることのできるその軸がどこにあるのか、どこが発電所なのかというと、男性と女性の凸凹(でこぼこ)が初愛をするところです。
真の愛の発展、真の生命の発展、真の血統の発展、真の家庭とともに地上天国の発展、天上天国の発展の基地が正にそこです。神様の実体対象であるアダムとエバの結婚式は、取りも直さず神様の結婚式となるのです。神様の解放と自由がここから起こり、神様の歌と踊りもその上で繰り広げられるのです。
初愛がどれほど貴重で恐ろしいものであるかを知らなければなりません。初愛が間違えば愛の王宮を失い、生命の王宮、血統の王宮とすべてを失ってしまいます。人間始祖の堕落はそれほど恐ろしいものだったのです。地上天国と天上天国の起源を失ってしまったのです。天地がすべて地獄に変わったのです。生殖器が卑しい言葉になってしまったのも、それが天地を滅ぼした亡国の種となったからです。それで今まで最も悪なるものとして扱われてきました。
本来は男性と女性が結婚して、凸と凹が初愛の関係を結ぶその場から、神様の愛の理想が完成される定着地が生じるのです。男性と女性の愛を中心とした神様の相対的位置として、完成の位置が決定されるのです。
これは宇宙の核です。これが動くと字宙が行ったり来たりするのです。これは愛の本源地なので、愛の本宮であり、生命の本宮であり、血統の本宮であり、人間が望む自由と幸福と平和がここから始まるのです。さらに個人、家庭、氏族、民族がここから連結されるのです。平和の基地もそうであり、地上天国、天上天国のすべてが愛から生じるのです。凸凹の結合によって男性のすべてと女性のすべてが混ざり合うのです。
人生の善の実も悪の実も、みなここで結ばれます。生殖器がどれほど貴く大切なものであるかを知らなければなりません。天道は、男性であろうと女性であろうとその生殖器をいい加減に使えるようになっていません。
アダムとエバは、サタンの偽りの愛によって不倫の罪を犯し、偽りの夫婦、偽りの父母となり、サタンの血統を子孫に相続させる堕落した家庭を築きました。救援摂理はすなわち復帰摂理です。正にこの誤った根本を探して復帰しなければならないのです。神様の真の愛による復帰されたアダム、真の父母を立て、真の生命の接ぎ木をするのです。真の愛によって完成した男性と女性は、神様の祝福のもとで真の家庭を築くようになります。
人は地上で理想的な家庭を築いて暮らしながら、その内なる人である霊人体を完成させ、天上世界に行くようになっています。霊人体が神様の愛の中で永遠に生きる天上天国が、私たちの故郷です。堕落によって霊性が零落したので、霊人体も天上世界も分からないのです。人間は、動物とは違って霊人体があり、必ず行くべき天上の世界があることを知らなければなりません。
家庭は、人間が心情を完成し、愛を施す主人となるための学校であり、訓練所です。したがって、家庭は天国完成の基本単位です。真の愛の主人であられ、大王であられる神様に侍り、愛に酔いしれて暮らす天国は、家庭を単位として入籍するようになっています。
生命をもつすべての存在の最高の理想は、神様の愛の対象となり、神様を占有することです。すべてのものを投入し、神様のように多くのものを投入した人は、より高い所に行きます。個人よりも家庭、家庭よりも氏族、さらに民族、国家、世界、天宙、そして神様のために犠牲になる人が、神様により近い真の愛の相対になるのです。宇宙をつくった神様は、誰よりも宇宙のために生きてこられた代表者であられます。
したがって、その方と会って共に生きようとするならば、真の愛によってために生きる訓練をしなければなりません。神様は知識の大王、権勢の大王、物質の大王ですが、「知識や能力や物質をもってきなさい」とはおっしゃいません。「誰もが真の愛のために生きてから来るようになれば、みな私のもとに来ることができる」とおっしゃりながら、待っておられるのです。
尊敬する世界の指導者の皆様。多くの人々が、「絶対者の神様、全能なる神様、栄光の神様」と、いとも簡単に語ります。しかし、私が道を求めて発見した神様は、そのような立場におられる神様ではありませんでした。
人間始祖の堕落により、神様は愛する子を失った父母となりました。子女が監獄生活をしているのに、栄光を受ける父母がいるでしょうか。神様の心情は限りなく痛みを感じているのです。また堕落によって、人間のためにつくつた宇宙万象までも、すべてサタンの主管圏に渡してしまいました。
真の愛の主人であられる神様は、その愛の対象を失ってしまった瞬間から、限りなく孤独な神様になられました。万物の主宰者としての権能を一度も主張してみたことがありません。不完全な堕落人間たちでさえ、みな自らを誇って生きているのに、神様は創造主の威信を一度も立ててみることができなかったのです。すべての生命の主人であられながら、彼らに自らの尊さを現すことができませんでした。原理の主人であられるので、非原理世界に落ちた結果世界で、どうして自由に運行できるというのでしょうか。あらゆる不信と背反の道を歩んできた人間たちは、無形の真の父母である神様を「いない」と言い、「死んだ」とまで言いながら、無視して生きてきました。神様は長い歴史を、恨を抱いて生きてこられ、非常に長い間、耐えてこられたのです。
アダムとエバが未完成期に堕落し、偽りの父母となって起きたことなので、神様が直接現れて、その権能によって治めることはできないのです。歴史の中でメシヤが第二アダムとして、また第三アダムとして現れ、第一アダムの失敗を蕩減し、真の父母の理想を完成することによって、すべてのものを回復しなければなりません。その時まで、神様は焦燥たる思いで待たなければならないのです。これが、多くの恨をもつ神様の復帰摂理歴史です。
私は真の父母の使命を完遂するために、生涯にわたって努力をしてきました。自分の安楽や地位は問題になるはずもなく、教団が目的でもありませんでした。ただ一つ、神様の願いを果たし、神様の心情に残っている恨を解いてさしあげようと一本道を走ってきました。神様を解怨し、自由にしてさしあげること、神様を万有の主宰者、天宙の大王様として侍ること、このために至誠を尽くしてきました。
このことは、簡単に言葉だけでできることでしょうか。天地でサタンを屈服させ、霊界の地獄を隔てている壁を崩さなければなりません。地上人たちと霊界人たちを、神様を中心とする祝福の道に自由に出てくることができるように整備しなければ、真の愛の神様の心情を自由にしたり解放したりすることができないのです。このすべてのことが、サタンの公認を受けることはもちろん、宇宙の公法に合致しなければなりません。既にサタンが国家基準の主管権を行使している地上では、超国家的な世界的基準の勝利的条件が立てられなければならないのです。
指導者の皆様。喜ばしいことに、私はこのすべての条件を立て、去る一月十三日、韓国において「神様王権即位式」を挙行しました。全体摂理歴史の中で最大の慶事の日でした。
初めて神様が解放された心情で、真の愛の全権、全能の役事(働き)を始めるようになりました。今や天地の人類は、有り難くも、解放された神様に侍ることのできる新時代を迎えました。今からは、神様が生きておられる証が多く現れ、霊界からの超能力的な役事が私たちの周辺でたくさん起きるようになるでしょう。どうか霊界について熱心に研究し、神様を中心とした祝福を受け、真の家庭を築き、ために生きる生活を通して永生の準備をするようお願いします。
今後人々は、有限な人間の能力とは比較にもならない天運の手を感知しようと努力しなければなりません。生きておられる神様のみ前に、実に温柔、謙遜の姿勢で、天の孝子、忠臣、聖人、聖子の道を歩む人が、恵みを受ける人なのです。神様の王権時代を迎えて、神様の主権を輝かせ、超国家的に心情文化世界を創建するために共に働く人となってくださることを願います。神様の祝福が常に共にあることをお祈りします。ありがとうございました。
Tuesday Jul 26, 2022
平和経 第288話
Tuesday Jul 26, 2022
Tuesday Jul 26, 2022
9.文明間の対話と調和
日付:二〇〇一年一月二十七日
場所:アメリカ、ニューヨーク、国連本部
行事:「二〇〇一世界文化体育大典」国際特別会議
尊敬する議長、世界各国からお越しになった元および現職の国家元首、各国を代表する世界の指導者であられる皆様。皆様は、今大会の主題である「文明間の対話と調和(家庭、普遍的価値、世界平和)」について論議を行うために、各国の様々な活動現場からお集まりになりました。
この主題は、簡単なものではありません。この大会は、超越した平和文化世界を指向するこの時代において、超道徳的責任を実践する、人類の良心の理想的な場と見なければなりません。
文明間の平和と超宗教的対話
私たちは、歴史を通して、多くの文明が興亡盛衰を繰り返してきたことを知っています。様々な文明が、一時は巨大になり栄華を極めたとしても、その後、滅亡し、忘れ去られていきました。
このような文明の衰退は、気候や疾病、あるいは外敵からの侵略、自然災害のような外的な要因によるものもありますが、その多くは内的な腐敗、特に宗教や道徳性が衰退したことによるものです。
現在、私たちは、宗教間の誤解と不調和によって発生した様々な紛争と、そのことによる深刻な危険性の増大に直面しています。もし宗教が、超宗教的な対話や調和を優先し、これを積極的に実践していかないとすれば、文明間の調和と平和は不可能でしょう。
宗教が世界文明の内的な中心だとしても、その根底の軸として家庭があります。皆様がよく御存じのように、人類は、父と母の愛の関係の中で血統の関係を通して生まれ、またそれは、代々受け継がれてきています。
家庭は、個人的な人間性を啓発し育成することにおいては、学校や政府よりも重要な訓練場です。また家庭は、文化や文明を創造、発展、再生産する発源地としての役割を果たしてきました。家庭なくしては、時代を越えて文明を持続させることはできません。
家庭は、愛を学ぶ最初の重要な学校です。また父母と子女の愛、夫婦の愛、兄弟姉妹の愛はすべて、神様の真の愛に基づかなければなりません。もし、家庭が神様の真の愛と直接的に連結されるならば、その家庭は、神様の真の愛の文化を実体として成し遂げるようになります。真の愛と平和の文明は、そこから創建されるのです。真の家庭は、真の男性と真の女性の二人にかかっています。真の家庭の完成は、全人類と世界の問題を解決するモデルとなるのです。
真の愛と平和の文明は真の家庭から
今、私たちが暮らしている国と世界を見ても、悪の戦争史によって綴られてきたという事実を私たちは知っています。また自分自らを探ってみると心と体が闘っています。そうだとすれば、最初にアダムとエバが愛によって夫婦関係を結ぶとき、喜びの関係ではなく相克的な関係において結ばれ、それが闘争の起源となったというのは論理的なことです。聖書の「腰に巻いた」(創世記三•七)という言葉は、堕落が淫乱によってもたらされたということです。私たちの体の中で、神様の姦夫となったサタンの血がうごめいているという事実が問題なのです。
本然の人間であれば、心身統一が完成するはずなのですが、サタンの血を受け継ぐことによってプラスとプラスが相克し、そこから闘争が始まったという事実をはっきりと認識しなければなりません。今や時代は終末となり、個人主義の王国時代であり、フリーセックス時代、父母否定時代、夫婦否定時代、子女否定時代であり、同性愛、エイズと麻薬が理想家庭を完全に破壊する地上地獄時代です。神様は、これを天国に転換するためにメシヤを再臨させるのです。メシヤは、真の父母として来られ、心と体の統一、夫婦の統一、子女の統一、家庭の統一、国家の統一、世界の統一を成就していかれるのです。
現在、私たちの体は地獄の基地、良心は天国の基地となっており、二つの世界の分岐点を自体の中に抱えていることを知りませんでした。良心よりも肉身が強くなったのは、堕落するときにサタンと関係を結んだ偽りの愛の力が、良心の力よりも強かったことによるのです。したがって、この点が人生問題における重要な解決点になるのです。
このようなことをよく御存じの神様は、宗教を立て、良心よりも肉身を弱め、救いのための体制を立ててこられたのです。ですから、過去にも宗教が必要だったのであり、現在でも宗教が必要なのです。
心と体の争いを解決するために宗教が必要
それでは、宗教が果たすべき使命とは何でしょうか。体が最も嫌うことを提示し、実践するようにすることです。「断食をせよ」、「奉仕をせよ」、「犠牲となれ」、そして「供え物になれ」というのです。供え物は、血を流して生命を捧げることができなければなりません。
堕落した人間は、偽りの愛の根を中心として偽りのオリーブの木となりました。言い換えれば、私たち人間は、真のオリーブの木となることができなかったのです。これを清算するには、どのようにしなければならないのでしょうか。終末に再臨のメシヤであられる真の父母が来られ、神人愛一体理想を完成し、真の愛、真の生命、真の血統の家庭を成し遂げられるのです。
地上のすべての人間はもちろん、天上の霊人たちもすべてここに接ぎ木され、真の家庭的真のオリーブの木となるための二次祝福結婚を受け、復帰完成するのです。そうして、本然の血族を立て、真の家庭と真の国家を築き、真の地上、天上天国に入っていくことができるのです。
これまで私は、世界平和の実現のために、超宗教、超文化、超人種、超国家的な祝福結婚によって真の家庭を完成することが、とても重要な神様のみ旨であることを教えてきました。そして、この崇高な理想を実現しようと決意し、全世界から同参した数億組の人々に祝福行事を施してきました。理想社会と平和世界の礎となる真の愛の家庭のために、私は生涯を捧げてきました。
偉大な宗教を研究してみれば、そこには文化と人種、宗教と国家間の境界を跳び越える、人類の普遍的な価値がみな含まれています。宗教の教えは、結局、真の愛の実践を通して、絶対者との関係を復元するということです。
言い換えれば、信仰を通して、絶対、唯一、不変、永遠の神様と一つになるとき、人間は神様と父子の関係を回復し、その本然の価値を取り戻すようになるのです。
真の愛によって形成された心情圏は、いくら小さくても天倫に従って宇宙と連結するのです。人は、神様の真の愛の中においてのみ、共生、共栄、共義の理想を実現することができます。それは、霊界を含めた天宙がすべて同一な神様の真の愛の原理のもとに存在するからです。
真の愛と真の家庭実践運動で平和世界を成し遂げよう
きょう、私たちは、平和の殿堂として設立された国連において大会を行っています。国連が、その創立精神を実現する真の平和機構としての役割を果たすことができるよう、私たち全員が積極的に支援していかなければなりません。
人類は、超国家的な公益を第一に心配しなければならない時を迎えました。国家の公共機関はもちろんのこと超宗教活動とともに、非政府の民間機構が一つとなって、真の愛と真の家庭実践運動をしなければ、平和世界を成し遂げることはできません。世界の指導者であられる皆様が、他のために生きる真の愛運動と真の家庭運動に積極的に同参し、新しい心情文化の世界を成し遂げてくださるようお願いいたします。
神様の祝福が皆様と皆様の御家庭に常に共にあることを願います。ありがとうございました。
Tuesday Jul 26, 2022
平和経 第287話
Tuesday Jul 26, 2022
Tuesday Jul 26, 2022
8.「二〇〇〇世界ハンマダン体育大典」開会式の祝辞
日付:二〇〇〇年二月十四日
場所:韓国、ソウル、オリンピック公園体操競技場
行事:第四回「世界ハンマダン体育大典」
内外の貴賓の皆様、そして本大会に参席するために異国まで万里の遠い道をいとわず、心情の本郷であり、信仰の祖国である大韓民国を訪ねてきた全世界の青年会員の皆様。本大会は、世界の若者たちが、統一された平和世界の具現という神様の絶対的な願いをこの地上に定着させるために、力と技と美を競い、人類本然の姿を取り戻し、心情文化世界を発展させるための平和の祭典です。
今回、第四回として開催される二〇〇〇年の「世界文化体育大典」は、世界の各分野を代表する著名な学者や宗教指導者、政治家、言論人、青年指導者、女性指導者、学生などが、神様を中心とした地球村の一つの家族の一員として出会う祝典です。本然の理想世界は、神様の真の愛と真の生命と真の血統を受け継いだアダムとエバが、真の子女、真の兄弟、真の夫婦、真の父母の心情圏を完成することによって成し遂げられる世界です。そのような世界において、神様の息子、娘たちが一つの場に集まり、力と技、そして美を競い合う心情文化の祭典の中で、純潔な善男善女が祝福を受け、真実で幸福な家庭を成し遂げていれば、神様はどれほど喜ばれていたでしょうか。
しかし不幸にも、人間の始祖であるアダムとエバは、青少年期に神様のみ旨に背き、天使長との不倫な血縁関係を結んで悪魔の血統を受け継ぎ、人類の歴史は悲惨な罪悪の歴史となったのです。
このすべての堕落の起源は、正しく青少年期に発生したのであり、そのことによって人間は悪魔の奴隷となってしまいました。この事件が、神様の胸にぬぐい難い恨として残されたのです。青少年期は、人生において最も重要な時期です。青少年期に正しい価値観を形成し、純潔な価値観を確立して、真の家庭を通じた健康な社会、希望にあふれた国家と世界をつくっていかなければなりません。
ところが今日、青少年と青年たちは、悪魔の仕業によって利己主義化、個人主義化され、性倫理と性道徳が崩壊し、フリーセックスや性暴力、若年層の未婚の母、堕胎、同性愛、エイズ問題などにより、健全であるべき家庭が破壊され、青少年の犯罪が急増しているのが実状です。また、至る所に淫乱物が氾濫し、売春と援助交際が過激さを極めています。
このことにより今日、全世界の人類は地上地獄で苦痛と不幸を味わいつつ生きているのです。ですから、神様は、人類を救援するために悪の文化を一掃し、地上地獄を解放し、神様の絶対的な真の愛の基準を中心として、このすべてのものを復帰してこられたのです。すなわち、神様は、人間と家庭を破壊している悪魔と対決して人間を救援するために、その反対の経路を通じて、真の父母を中心とした真の家庭のモデルを立ててこられたのです。それで、再び来られるメシヤである真の父母には、堕落文化を根絶して、それを収拾すべき極めて重大な責任があるのです。
私は、人間堕落の根源である罪の根と堕落の経路を究明した結果、それは正に悪魔との不倫の愛であることを知りました。私たちは、人類社会のすべての闘争の歴史がそこから始まったという事実をはっきりと認識しなければなりません。ですから、今日、二世たちが先頭に立って、まず淫乱と退廃の文化と不義を清算し、フリーセックスと暴力を追放して、神様を中心とした新しい心情文化を創建し、真の愛の伝統をこの地上に定着させ、地上天国を建設していかなければなりません。
私は、宗教と文化、思想と理念、人種と言語、信条などで引き裂かれた人類を一つにまとめ、統一された理想世界をつくるために、生涯をかけて血と汗と涙を流してきました。神様の愛と絶対価値を中心として、世界の指導者を糾合して各分野別に団体をつくり、その影響力を世界的に拡大し、神様が望まれる一つの世界に向かって進軍してきました。そのために私は、神様の真の愛を投入しては、また投入しながら、真の愛と真の家庭の実体である真の父母を中心とした世界的な基盤を造成してきたのです。
一九六〇年の三家庭の祝福をはじめとして、数多くの祝福行事を挙行してきました。昨年の一九九九年には、三億六千万組の祝福の基盤の上に、「天地父母天宙統一解放日」を宣布したのです。また、青少年の純潔運動を通じてのサタンの血統根絶とともに、昨日は四億組の祝福式を盛大に執り行うことによって、名実相伴う第四次アダム圏の時代が到来するようになりました。また、「科学の統一に関する国際会議」、「世界平和教授アカデミー」、「世界言論人会議」、「世界平和宗教連合」、「世界平和連合」、「世界平和女性連合」、「世界平和青年連合」、「世界平和学生連合」、「世界平和統一家庭連合」、「世界平和超宗教超国家連合」などを結成して、神様を中心とした善の環境的基盤を拡大してきました。
今回、「二〇〇〇年世界文化体育大典」は、このような神様の総体的基盤が一つの場に集まり、人類大和合と新しい心情文化世界の創建のため、意義深い跳躍の基台を準備するための祭典なのです。このような意義深い行事の一環として開催される第四回「世界ハンマダン体育大典」は、人種や宗教、思想、理念を超越し、五大洋六大州の多様な文化圏の伝統と価値が一つになることができるという信念を再確認させる平和の祭典として、心情的統一文化の地平を開いていく大和合の場なのです。
そして、このような心情的統一文化運動の土台は、原理運動であり、新しい真の愛の実践運動です。世界各国の若者たちに広く知られている原理運動は、没落した共産圏はもちろん、価値観の混沌の中で彷徨する自由民主世界を生かす「共生共栄共義主義」と「頭翼思想」によって創造本然の理想世界を具現しようという若者たちにとって、希望にあふれた原動力となっています。
新千年紀の初めに執り行われる今回の第四回「世界ハンマダン体育大典」は、今までのいかなる時よりも、神様と人類の前に胸いっぱいの期待と希望を抱かせる祝福された大会であるという事実を知らなければなりません。
二十一世紀の未来の世界を導いていく青年、学生の皆様。皆様の生涯の中で最も重要なものは何でしょうか。
それは、真の愛の実現であり、真の愛は独りで成し遂げられるものではなく、相対から来るものです。ですから、相対のために生きてこそ、真の愛を成就することができるのです。人間の価値の中で最も高貴な価値があるとすれば、それは正しくために生きる価値です。皆様は、ために生きる価値観を確立して、未来を準備していく若い青年、学生たちとならなければなりません。
人間は、健全な精神と強靭な肉体が一つとなった関係の中でのみ、創造的、自主的、統一的な活動をすることができます。どんなに精神が健全であっても、肉身が衰弱すれば、自らの理想を開くことができませんし、肉身が健康であっても精神が正しくなければ、正しい人の役割を果たすことができません。このような事実をはっきりと知り、皆様すべてが今回の体育大典を通じて、心と体の正しい統一を成就していくことができるよう、精進を重ねてくださることを願います。
皆様は、熱い情熱と純潔な人生、そして聡明な理性を通して、長い歳月にわたって神様が追求され、人類が念願してきた真の家庭を完成し、真の父母、真の師、真の主人の三大主体思想で武装し、一つの統一された平和世界の建設のために共に進軍しましょう。
今後、皆様は、国境と人種、宗教と文化の障壁を越え、統一文化世界を具現し、私たちの前に残された当面の課題である南北統一と東西文化の格差、そして南北の貧富の格差を平準化して、統一の世界を創建し、神様と人類の念願を果たしていかなければなりません。
皆様の純粋な情熱と不撓不屈の精神で神様の心情を体恤し、万世の願いの勝利者となれるよう、惜しみなく心と体を投入することを懇切にお願いします。これが正しく、新千年を迎え、真の父母と共に一つの時代を生きていく若い青年、学生たちの進むべき方向です。
どうか皆様の気概と決意で、理想世界の実現のために強く大胆であってくださることをお願いいたします。皆様の前途に、神様の無窮の祝福と天運が常に共にあることを願いつつ、祝辞に代えさせていただきます。ありがとうございました。