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Monday Nov 14, 2022
平和経 第397話
Monday Nov 14, 2022
Monday Nov 14, 2022
神様を中心とした新しいモデルを探すべき
皆様。大韓民国の主人は誰でしょうか。大韓民国を誰よりも愛し、大切にする人です。ですから、皆様が誰よりも大韓民国を大切にし、愛するようになれば、主人になるまいとしても、この民族の主人になるのです。そうしてこそ、神様が願う平和の時代がやって来るのです。私たちは神様の恨を解いて、神様を解放してあげなければなりません。
そして、神様が自由に万国を統治するに当たって、少しでも差し障りのある障害物があるならば、自分が責任をもってすべてを取り除き、自由の権限をもって万国を自由と平和の天国として主管する堂々たる絶対者として侍るという信念をもった若者がいるならば、その人は実に偉大な若者です。そのような若者によって、これからの世界は新しい方向に進むようになるのです。
皆様が、実際にこのような若者になったとすれば、いくらみすぼらしい姿をしていても、それは醜い姿ではありません。そこには、限りない希望が宿っているのであり、その姿は神様の希望と幸福の土台になるのです。取り入れられる立場、取り入れられた穀物の立場にある私たちが、互いに直面し、感じるすべてのことを、幸福の要因として消化できる人間にならなければなりません。そのような基盤を広げて国民化させ、世界化させる時まで、その主体的な精神が一元化された形態を離脱することがなければ、そのような基盤を通して、世界に平和の天国が連結されるのではないでしょうか。
東西南北を中心として、四方に広がって立てれば、そこには異議がなく、結束の動機が整えられるのです。復帰天国はどこから実現されなければならないでしょうか。牢獄からつくられなければなりません。牢獄に入って、イエス様のように主管性を復帰した基準と本性的基準の自律的な平和の心情をもって、感謝の歌を歌ったことがありますか。それが問題になるのです。
神様はかつて、使徒たちがそのような立場にいるとき、それを天国化するために牢獄の門を開け、自由に行動できる権限まで賦与したのではないでしょうか。神様は、皆様がかつてのその使徒たち以上に希望と期待をもつ資格を備えることを願っています。終末には、新しい創建の方向を、現世と反対にしなければ生きる道がありません。何としても私たちは新しい歴史的な方向を提示しなければなりません。それが新しい統一の歴史的な方向性です。第三者を犠牲にしてきた世界の終末が到来したので、今までのようにしては絶対に世界に平和は訪れないのです。
私たちは、いかにして十字路を越えるのでしょうか。自分の妻をつかんだら、自分だけを考えるのでなく、国家を考えなければならず、国家をつかんだら世界を考えなければならず、世界をつかんだら天地を考えなければなりません。それを段階的に、正常に何ら妨げるものがなく行路を通過していくならば、すべての怨讐が待ち受けている十字路は消えてなくなり、平坦な大路に入って、解放の自由化が形成されるようになり、天地に平和の王国、神様の願われる理想世界が実現されるのです。
この世界でも、神様を中心とした新しいモデルを探さなければなりません。家庭での父母が子女を愛する道理が、今日、人倫と道徳の原則になるのではないでしょうか。父母、夫婦、子女の関係を中心とした、統一教会で言う「四位基台」の原則に立脚した理想的な本然の形態の基準を、いかにして決定するかということです。
統一と平和の世界、そして真の愛
世界を掲げて統一と平和を夢見るには、そのような基本問題が残っているので、これを決定しなければ統一世界の到来は不可能です。個人的な男性の形態と女性の形態を中心として、家庭的な形態を形成するところから、統一と平和の世界は実現されることを皆様は知らなければなりません。自分が犠牲になり、自分の家庭や国が犠牲になったとしても、国家や世界が良くなる新しい価値観をもって出発できる、そのような思想的な体系があるならば、その思想的な体系を通して新しい創建の開門が間違いなく起こるのです。
一つが上がれば、別の一つは下がるのであり、一つが下がれば、別の一つは上がるという法則のように、この世は罪悪の世界なので、罪悪から脱出できる一つの方向性を備えて勝利の天国を創建する時がやって来るのです。包囲されたサタンの城壁を打開する秘法として、「怨讐を愛しなさい」と語られました。
これまでサタン世界には平等圏がありませんでした。その平等圏をつくる作戦とは何でしょうか。サタン世界で他のために犠牲になり、愛し、幸福を祈ってあげ、打たれながら、打った人々を屈服させ、恩恵を与えることによって完全な平等圏が生じるのです。怨讐の対決圏を解消する舞台を、このように築いてきたので、ここに初めて平和の建国理念が成立するのです。世界統一、すなわち世界平和の理想型がここから始まります。
天国に向かう道を短縮させようと、ここにメシヤや、ある特定の民族、特定の個人にこのみ旨の道の責任を負わせ、犠牲を払わせてきたのです。ですから、多くの聖人たちがやって来て、その部分を死で塊めていきました。多くの国々が栄えては滅んでいったのは、その谷を埋めるためでした。そのようにして、高めたり低めたりしながら今のような平等をつくりました。平等とは、平和だということです。
本来、神様の真の愛を中心として完成したアダムと完成したエバが一つになることによって、神様が中心の位置に立つことができるようになるのです。これが統一教会で言う「四位基台」です。この四位基台を完成する基盤を失ったので、いかなる歴史時代を経たとしても、これを設定しない限り、人類の平和やユートピア、理想世界というものを描いてみたところで、何の役にも立たないのです。原則を否定し、原則を離れては、理想郷はあり得ません。
二千年間、ローマ帝国の迫害時代に、形容し難い迫害の渦中でも発展したのがキリスト教です。ローマをのみ込んで余りあったキリスト教が、今日、自由主義のアメリカでは、第二次世界大戦以後の数十年間で、どうしてあんなにも衰えてしまったのか、それが謎です。ユダヤ教が神様を信じ、愛しているのに、なぜヒトラーが六百万人を虐殺したのでしょうか。理解のできない謎です。それは、宗教が進むべき本然の道を進めなかったからです。「終わりの日」に、民族を中心として、神様の本然の真の愛と接触点をもたなくなる時は、サタンの餌食として完全に砕けていくのです。
それでは、何を中心としてこの世界を収拾するのでしょうか。今日、新しい創建に力を尽くす人々も語り、現代の知識人たちも語っていますが、世界を指導する人間が必要だというのです。それでは、何を指導するのでしょうか。経済力と政治力を中心として指導する能力のある人はいくらでもいます。お金がなく、政治体制がなくて、それができないのではありません。神様の理想に通じる真の愛の秩序がないのです。本然の真の愛の秩序が世界的な基盤の上で成長できる真理を模索できるならば、そこから初めて平和の起源と私たちの本心が安息できる理想郷が出発するのです。
真の愛というのは、始まりと終わりが同じでなければなりません。天地において、神様の心情に通じる真の愛であれば十分です。平和も真の愛の心情から出てくるのです。真の喜びの心として現れるとき、大宇宙は私の友となるのであり、そのような真の心情に徹して天下に現れるようになる時は、天下は私の心の中で踊り出すのです。今後、人間世界に理想世界がどのように訪れるか分かりますか。真の愛の器官を正しく扱う道理を明らかにしてあげない限り、この世は滅びます。平和の世界は見いだせないのです。
ローマを見てください。アメリカを見てください。アメリカはお金がなくて滅びるのではありません。真の愛の器官の主人が誰なのか、何に由来して創造されたのかを今まで知らなかったのです。サタンのゆえに知らなかったのです。それを明らかにするために、天地のすべての邪悪でよこしまな性の問題で、サタンがめちゃくちゃにしたすべてを一掃するために、真の父母の名をもって文総裁が旗を掲げて立ち上がったのです。
寒帯地方からの風が温帯地方に吹きつけることによって、温帯圏内のすべての木の葉は枯れ落ちるのです。それで冬になって、実まですべて落ちるようになります。しかし、そのような中でも生命をもつ種は、いくら北風や冷たい雪が吹き付けても制圧されないのです。それがいくら強くても、それを突き抜けて新しい人類の平和の春の園を迎えます。
解放と希望の春の園が訪れるので、人類の新しい時代を迎えるその時代において、真の生命の種をこの天地に蒔けば、二度と冬を迎えることのない解放の温帯圏に進出するようになるのです。統一教会の思想とぴったり一致します。
自分自身を是正するためには、困難な道を歩まなければなりません。南北を統一するほうが簡単でしょうか、自分の一身を統一するほうが簡単でしょうか。南北統一は外的にはいくらでもできます。しかし、内的な自分自身の統一はできません。外的に世界平和は実現できても、私自身は内的に平和を実現することができません。世界が今後、過去、現在、未来を通して進む方向が内外的に一致すれば、統一の見込みはいつでも、どこでも見いだすことができるのです。
過去と現在を照らし合わせてみると、結果は必ず一つの目的に向かって進むのです。一つの目的とは統一であり、平和です。一つの平和なのです。二つではありません。しかし、私自体は統一をいつ実現するのでしょうか。私が統一できないのに、統一された世界を管理できるでしょうか。それは理論的に通じません。ですから、根本問題に入ってみれば、統一という問題は深刻です。宇宙史的な問題なのです。
アダムの時には国がありませんでした。自分の家庭さえ収拾すればいいのです。家庭さえ正しく立てればいいのです。結局は、良心と肉身の一体と家庭の一体です。夫婦、男女が一つになることが、世界的な問題です。これが一つになれば、世界はすべて平和の地に入ります。真の愛で解くならば、世界問題は難しくありません。心身一体、父子一体、夫婦一体、子女一体を完成すればよいのです。
この世は堕落した悪の世界なので闘うのです。それは心身が闘うからです。男性と女性は二人で闘うようになっています。ですから、世界平和の基地はどこでしょうか。韓国でもなく、日本でもなく、アメリカや世界でもなく、天国でもありません。ほかならぬ私自身です。心身が紛争するその拠点を平和にしなければ、世界平和は永遠に存在しません。

Monday Nov 14, 2022
平和経 第400話
Monday Nov 14, 2022
Monday Nov 14, 2022
純潔、純血、純愛の伝統を残すべき
尊敬する貴賓の皆様。レバレンド•ムーンが家庭堂の創堂式で宣布したみ言の主要な内容は何か御存じでしょうか。婚姻届と出生届に関するみ言です。レバレンド•ムーンの婚姻届ではなく、神様の婚姻届、神様の出生届のことを言っているのです。神様は、アダムと共に結婚式をすることができませんでした。婚姻式をすることができなかったのです。神様御自身が宇宙創造の主人として、アダムと共に出生届をすることができませんでした。誰のせいでできなかったのでしょうか。堕落したアダムのせいです。
それで、真の父母は、「神様王権即位式」を泰献してさしあげた土台の上で、神様を解放してさしあげなければなりません。自主的な立場で天地の微小なものから大きなものまで思いどおりに創造された神様が、堕落のゆえに、自由自在に自己主張できる天一国主人として出発できなかったという、その無念な事実を皆様は知らなければなりません。神様を解放できる再創造の解放圏を、アダムとエバとその家庭が滅ぼしてしまったので、アダムとエバの完成家庭は、神様の再創造の権限を、堕落がなかった本然の世界に返しさえすれば、一度にこの宇宙を新しくできるのです。ですから、皆様は、今から神様のみ旨の方向に従って、新しい家庭の信念をもって決心できるならば、万事が思いどおりに運ぶでしょう。
なぜ私にユダヤ教が必要で、なぜイスラームやキリスト教が必要で、なぜ統一教会が必要でしょうか。それは、怨恨の宿る堕落の結実体を一掃してしまい、真の父母であるレバレンド•ムーンの手によって、解放された神様の本然の王宮圏から、天下のすべてが天国の王権の所有圏に復帰できるようにしているという事実を知らなければなりません。そのような内容を確実に知ったならば、皆様もきょうを新しい出発の日として定め、自信をもって責任を果たす、そのような信念をもった神様の息子、娘にならなければなりません。その次には、神様を中心とした家庭にならなければなりません。
皆様も天の側の政党の側に立って、今まで天を苦労させ、宗教圏を受難の中に追い込んだサタン側の政党に属した様々な国々を整理していこうと決心しなければなりません。私が暮らしたい本郷の地、故郷の地を建設するための主人にならなければなりません。万物にまでも真の愛を施す皆様にならなければならないのです。
万物、すなわち植物も動物も、再創造しなければなりません。彼らは、堕落ゆえに真の愛の相対圏を失ってしまいました。アダムとエバが十六歳になる時までは存在しましたが、それ以降は分割されてしまったのです。自分が失敗して世界全体を滅ぼしてしまったと考え、自分が責任をもって復帰しようというそのような祝福家庭であってこそ、天一国主人になるのです。
全人類が、地獄圏と天国圏、すなわち天上世界と地上世界の双子のように、同時に生まれた立場に立ったことを考えなければなりません。ですから、兄弟です。父と母が愛する兄と弟、そのような同位圏の家庭に入っていって体恤できる心情を感じることができなければ、皆様は、あの世に行って、王宮を中心に家庭完成をして生きることができず、その周辺ばかりを回り続けるそのような生活を、千年、万年繰り返すようになるのです。
皆様は、祝福を受けた新しい家庭の先祖として、純潔、純血、純愛の血統を残すために、すべての精誠を尽くさなければなりません。その峠を越えるために百回、千回死んだとしても、皆様には、死ぬ前に完結しなければならない家庭的責任があるのです。ですから、常に一心、一体、一念の精神でその道を行かなければなりません。神様が深刻な立場に立ち、統一教会を立てたレバレンド•ムーンも深刻な立場に立ってその原則の道理と軌道をつくっておいたので、否が応でも、皆様も最善を尽くして走っていってこそ、目的地に到達できるのです。
新しい天国理念時代が訪れたので、つまり国家形態を皆様と皆様の祝福家庭の上に立てることのできる新しい時代が来たので、徹底して整備し警戒する心をもたなければなりません。天の創造理想的目的を成し遂げるのに不足のない天の王子、王女の家庭にならなければなりません。そうして、勝利の基盤を相続して神様に侍って暮らしながら、地上と天上で万年太平聖代の国、一つの文化、一つの世界、一つの兄弟、一つの家庭を拡大した家庭圏として帰らなければならないのが、統一教会の行くべき全体目的であることをはっきりと知らなければなりません。
イエス様と十字架
イエス様は、蕩減復帰を終え、結婚して家庭を築き、イスラエル民族を一度に天国に従属させる祝福結婚をしてあげ、ローマまで祝福結婚をしてあげていたならば、四十代までに地上•天上天国をすべて成し遂げていたのです。イエス様の命を奪った以降もイスラエルとパレスチナが継続して闘っているのです。兄弟が一つになれませんでした。そこにおいて一つの宗教、一つの文化圏、一つの国、一つの心情圏になっていなければならなかったのですが、その場に、ユダヤ教ばかりでなく、キリスト教が生じ、イスラームが生じたという恨めしい内容を知らなければなりません。
最近アメリカでは、十字架を除去する運動が展開されていますが、それが問題ではありません。イエス様の命を奪ったのです。真の父母の命を奪った罪は、人類が滅亡しても、イスラエルが千代、万代犠牲になっても、赦しを受けることができないのです。イスラエル民族は、罪の代価をすべて満たしたわけではありません。そうでなければ、どうしてヒトラーが、イスラエル民族をあれほど好きなように殺戮することができるでしょうか。罪の代価を蕩減する量が満ちていなかったので、天の承諾を受けてそのようなことが起きたのです。同じように、今日もそのような歴史的同時性の時代に入ってきています。
歴史的にユダヤ教とイスラームとキリスト教が分かれましたが、今や統一教会を中心として、ユダヤ教、イスラーム、そしてキリスト教が全世界的に一つになる同時性の時代が来たのです。蕩減復帰は、同時性圏によって完成されます。この時代は、世界的な同時性圏時代ではなく、天宙的な同時性圏時代です。ですから、再臨主は、メシヤであり救世主でなければならないのです。また救世主は、世界を平和の天国にしなければならず、その世界には、宗教的不和があり得ません。
再臨主というのは、最初に来た主人が定着できずに去っていったので、再び来る主人のことです。再び来て真の父母になり、地上世界と天上世界の解放圏を完成しなければならない歴史的な事実が、摂理史とともに綴られていることを人類は知らなかったのです。今はもうそのことを知ったので、皆様もそのまま実践躬行し、その峠を越えて神様の御殿に進み、天下を治める解放的理想圏に入っていくことができなければなりません。

Sunday Nov 13, 2022
平和経 第399話
Sunday Nov 13, 2022
Sunday Nov 13, 2022
4.再創造の主人
日付:二〇〇三年八月十五日
場所:韓国、ソウル、リトル•エンジェルス芸術会館
行事:「二〇〇三世界平和のための頂上会議」
尊敬する元•現職の国家元首、イスラエル圏の指導者および青年学生の指導者、そして紳士淑女の皆様。暗く暗鬱だった先の世紀を跳び越え、新しい夢と希望によって新しい千年紀を祝福してくださった神様に、まず感謝を捧げる次第です。今この瞬間にも、民主と共産の先鋭な対決が続いている、地球上で唯一の国家である大韓民国に皆様を招請し、このような大会を開催したのは、個人的に見れば、この国が私の祖国だからでもありますが、神様の摂理から見れば、この小さな韓半島が人類平和を創出しなければならない二十一世紀の中心国家だからです。
恨の神様を幸福の神様に
私は、きょう「再創造の主人」と題して、神様の摂理に対する皆様の理解を助け、またこれから平和世界を創建しなければならない私たちの使命と責任が、どこにあるのかを明らかにしようと思います。
尊敬する貴賓の皆様。今私たちが身を置いているこの時代は、摂理的大革命時代です。すべての国家と宗教は、これまでのような生活様式を越えて、今から新しい摂理観のとおりに生きなければならない実践的な生活の内容があることを知らなければなりません。この地上界だけではなく、霊界、すなわち私たちが肉身を脱いだのちに入っていって暮らさなければならない死後の世界も同じです。
私が新たに任命した平和大使の数は、全世界的に既に数万人に達しています。新しく任命された平和大使たちは、時折、「私たちはどのように生きなければならないのか」と尋ねます。統一教会が歴史を通して経てきたそのすべての道を公式的に歩むことによって、現在の霊界の実相と地上世界の統一的な内容が、すべて現実生活の中心的内容になっていることを理解して、その内容に合わせて生きてこそ、霊界と一体になることを確信しなければなりません。今からは、自分がその中で生きているという自信をもたなければならないのです。
レバレンド•ムーンの語る内容は、過去も現在も変わっていません。新しい世界のみ旨のために、その内容のために生きるか生きられないかということが、理想天国実現の主役になれるかなれないかを決める原則なので、その原則に従って生きなければなりません。そのように理解して、今まで観念的な生活をしてきたとすれば、実際的な生活として、天国と霊界と肉界と一体化できる生活を、私たちの生活環境を越えて国家圏内にまで一致させてこそ、地上天国と天上天国が実現されるのです。
ある国の国民ならば、国民が生きてきたあらゆる伝統的な思想や観念を中心として考えてきたものを克服し、新しい次元で一体化できる基準を、今全世界的に新しく立てなければならないのが、天一国主人の立場だということを知らなければなりません。
レバレンド・ムーンが再創造摂理をしていくのに、神様の創造した世界をすべて失ってしまい、神様まで失ってしまった人類なので、堕落していないアダムの位置に責任をもち、神様が創造して失ってしまった世界を再びつくらなければなりません。恨の神様を幸福の神様へと解放してさしあげなければなりません。ですから、統一教会は、「神様王権即位式」と「天宙天地真の父母様真の愛平和統一家庭王即位式」まで奉献して捧げたのです。
再創造の主人は私たちの家庭
今日まで神様は、手をつけることができなかった創造された全体世界に対する蕩減復帰を、真の父母様を通して完成しなければなりません。再創造の主人は神様ではなく、蕩減する主人も神様ではありません。それは、アダムの責任だったという事実を知らなければなりません。アダム一代で整備しなければならないのです。そのようにしなければ、神様が本来の理想を中心として出発したその本然の位置に立つ道がないので、全知全能であられる神様が、長い歴史を通して無能な神様の立場で苦労してこられたという無念な事実を、皆様は知らなければなりません。
神様の国と神様の生活圏が発展してきた個人時代、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙時代まで越えていくことができ、天上世界と地上世界を自由自在に往来できる解放された自分だということを自ら悟る皆様となり、神様までもお迎えしてさしあげなければなりません。そうして、神様の王宮から神様の国を創造して奉献しなければ、完成したアダムの使命は終わらないのです。天上世界のすべての聖人、賢人たち、地上世界のすべての聖人、賢人たちは、栄光の中で生きているのではありません。堕落以後、今に至るまで、その目標を中心として完成するために継続して努力しているだけではなく、解放された地上•天上が一体となった真の愛の理想圏が実現される時まで、それが継続することを知らなければなりません。
皆様が地上でこの使命を完結できなければ、あの世に行っても、その完結できない限界内において、越えていくべき峰を前にして、修練過程を経なければならないのです。地上世界でこのような時を迎えるようになったことを天下の何よりも貴く思い、自分の国よりも、自分が現在生きている世界よりも、自分の愛と生命よりも貴い道を、私たちがすべて相続して転換するために、そのようなことをしていることを知らなければならず、現在の私たちの生活がどれほど貴重かということを知らなければなりません。
そのような天理を立てて神様を解放し、神様が創造して完成できなかったものを完成させなければならない責任が、神様にあるのではないことを知らなければなりません。その責任が神様にあるならば、アダムとエバを堕落するような状況に置くこともしなかったのです。堕落の責任がアダムとエバにあったということは、途方もない事実です。今まで人類歴史の中で、そのような内容を知った人が一人もいませんでした。
再創造の主人は、神様ではなく、皆様の家庭です。ですから、本然の国、天一国の主人である「私たちの家庭」が重要なのです。レバレンド・ムーンが若い青年の時に、このようなことをすべて悟り、そのような結論の上に統一教会という看板を掲げて現れたという事実を知らなければなりません。したがって、皆様もその本然の位置から新しく出発しなげればなりません。

Saturday Nov 12, 2022
平和経 第390話
Saturday Nov 12, 2022
Saturday Nov 12, 2022
さらには、交叉祝福結婚こそ、この地に平和理想世界を実現する究極的方法であり、手段であることを、はっきりと教えてあげなければなりません。そして、皆様の家門と氏族、そしてこの韓民族が、みな共に交叉祝福結婚の神聖な隊列に進み出なければなりません。
皆様。歴史上、空前絶後のこの後天開闢の貴い時代を、肉身を土台とする五感にばかり頼って暮らしている皆様の目では直接感知できないことが、本当に残念に思います。一日も早く霊的な五感も開き、天の摂理が今この時代にどのように成し遂げられていっているのかを、はっきりと認知して生きていける皆様となることを願います。皆様の立場から見れば、代価なく受けたこの天運の時ですが、絶対的基準で設定した摂理的プログラムは、ただ皆様を待ってくれるばかりではないという点を肝に銘じてください。
倍達民族(韓民族のこと)の精神を保全し、白衣民族の気概を守ってきたこの韓民族の平和大使の代表でいらっしゃる皆様は、今一つに団結すべき時が来ました。これ以上無駄にする時間はありません。金氏ならどうで、朴氏ならどうだというのですか。慶尚道と全羅道が一つになれない理由がどこにあるのですか。民団と朝鮮総連も、みな同じ韓半島に根を置いています。韓国と北朝鮮はどうですか。同じ一つの血統を分かち合った兄弟姉妹の関係ではないですか。私たちは、白衣民族の子孫であり、弘益人間の崇高な志を立てて準備させた天孫であり、後天開闢時代に平和王国創建の先鋒に立てるために、天が選び立てた選民の血族であることを肝に銘じるべき時です。
私たち全員の究極的な目標は、神様を中心にお迎えして生きる「神の国」と「神の義」を探し立てることです。「神の国」とは、どのような国でしょうか。三代が調和し、お互いに信じ、尊敬し、頼り、愛で一つになって暮らす真の家庭と同じ姿の平和理想王国を意味するのです。すなわち神様主権の国が、正に「神の国」だというのです。
そうであれば、「神の義」は何に対して語られたみ言でしょうか。天道と天理を意味するのです。あらゆる権謀術数が支配しているこの邪悪な世界を、天的真の愛の権勢によって審判し、正義と真理に基づく解放、釈放の、真の愛と平和の理想世界を創建せよという至上命令です。人類は、いずれ一つの家族になります。現代科学の目覚ましい発展も、一つの地球村家族を編成していくことを大きく後押ししています。白人と黒人が、東洋と西洋が、みな一つの家族として交わって調和し、美しい平和理想王国をこの地球星に創建するようになります。
そのような次元で、私が創設した「天宙平和連合」と「蒙古斑同族連合」の役割が、より際立つようになります。「天宙平和連合」は、今既存の国連のアベル的位置に立ち、民族的で国粋的な国連代表部の角逐の場ではなく、汎世界的で超世界的な天宙的次元で、人類の平和と福祉のために崇高な革命を遂行していくでしょう。外的で、形式的なスローガンに縛られる国連ではなく、より根本的で実質的な次元で、人類のためのメシヤ的使命を果たすようになるでしょう。
平和を愛する平和大使の指導者の皆様。世界人口の七四パーセントを占めている蒙古斑同族は、世界で最も大きな単一同族体です。五十億に近いこれらの人々を糾合し、この地球星に真の愛の台風を起こさなければなりません。
皆様とレバレンド•ムーンは、同じ韓半島で生まれ、同じ文化圏を享有しています。皆様は、私の教えである真の愛、真の生命、真の血統を通じた真の家庭完成の真理を伝播し、教育する平和大使であり、天の密使です。平和大使となった皆様は、今から天の真理をもって、死の道も恐れない預言者的な信念と誇りで走らなければなりません。天の密使となって走られる皆様の永生は、天が必ず責任をもってくださるでしょう。
皆様。私たち全員が共有している蒙古斑は、単にモンゴリアンを表示するために生じた生理的な斑ではありません。後天開闢の時代が訪れるとき、真の父母様を中心として全人類を糾合し、統一する求心点とするために、いち早く天が下さった東夷族の印です。さらには、蒙古斑同族の中心軸の位置に立っている韓民族は、六十五億の人類の先頭に立ち、真の父母様の伝統を伝授する代身者としての使命を果たさなければならない選民です。神様が太初に人間を創造され、願われた創造本然の平和理想世界創建が、皆様の目前で、今実現されつつあることを忘れないでください。これが正に奇跡でなくて何でしょうか。
世界の至る所に、交叉祝福結婚家庭が天の真の愛の根を下ろしています。新しい天の血統が実を結んでいます。この美しい地球星を本然のエデンの園に育て、人類は今から永遠の平和と幸福を謳歌し、子々孫々、天一国のハレルヤを心ゆくまで叫ぶ日が近づいています。
皆様と皆様の家庭、そしてこの韓民族の上に、神様の大いなる祝福と恩寵が共にあることを願います。ありがとうございました。

Saturday Nov 12, 2022
平和経 第389話
Saturday Nov 12, 2022
Saturday Nov 12, 2022
人間は今まで、歴史を通して、絶えず人間を中心とする平和運動ばかりを展開してきました。その良い例が民主と共産の対決です。個人の権益と自由をどれくらいより認定し、保障するのか、その程度の差だけであって、民主主義も共産主義も、すべて父母を失った子女たちがカインとアベルに分かれて争う、兄弟間の紛争の範疇を抜け出すことができませんでした。
人類は、誰彼を問わず、例外なくサタンの血統を受けて生まれたサタンの子女たちです。皆様自身のことを一度考えてみてください。日常生活の中でも、時々刻々、あらゆることにおいて善と悪が皆様の内部で主導権の争奪戦を展開しているではないですか。したがって、このような不完全な人間ばかりを中心として展開する平和運動は、歴史的に常にその限界にぶつかり、挫折してしまったのです。
世界平和実現の華やかな夢を抱いて出発した国連が、今日その生まれながらにしてもつ限界点にぶつかり、人類にこれ以上希望を与えることができずにいることも、正にこのような理由のためです。一言で言えば、天が直接運行し、歴史を摂理できる時を迎えられなかったということです。
皆様。しかし、今では、時が変わりました。過去八十年以上の歳月を捧げ、ただ天の道だけを歩んで勝利したレバレンド•ムーンの勝利的基台の上に、ついに後天開闢の時代が宣布されたのです。罪悪と足かせの沼で苦しんでいた人類を解放、釈放させ、自由と幸福の世界である創造本然の理想世界を創建する天運の時が、私たちと共にあるのです。天がレバレンド•ムーンに人類の真の父母としての印を押され、新時代を開いてくださったことには、いくつかの明確な理由があります。
第一に、ために生きる人生、すなわち真の愛の人生の価値を実践して勝利し、人類に伝授してあげたその勝利的基台のためです。人間は、誰もがために生きるように生まれました。しかし、堕落による無知のために、正反対の道である利己的個人主義に陥ってしまったのです。歴史上、初めてこのような天の秘密を明らかにし、人類を教育してきたレバレンド・ムーンの波瀾万丈の人生を、神様はよく御存じでいらっしゃいます。
第二に、私は、一生を捧げて万難を克服し、勝利的基台を立てたのであり、真の愛の実践教育を通して、神様と人間が父子間の関係を再び回復し、確立できるすべての条件を充足させたのです。愛の怨讐である姦夫サタンの子女となり、偽りの愛、偽りの生命、偽りの血統の奴隷となって生きていた人類に、真の愛の根源であられる神様の真の血統に復活、重生される道を開いてあげました。真の愛の人生を通して個人完成を実現し、真の家庭、真の氏族、真の民族、真の国家、真の世界を立てる道を完全に開いてあげたのです。
皆様。私たちが世の中を生きていってみれば、たくさんの縁と関係が、必然的に私たちの人生に影響を及ぼすようになることを発見します。ところが、大部分の関係は、人間の恣意による選択権の中で結ばれるようになります。皆様が置かれた環境条件の中で、必要によって結ばれる関係だというのです。このような関係は、後天的な関係であり、人間の努力いかんによって、いつでも変えたり、なくしたりできる人倫的次元の関係にすぎません。
しかし、生まれる時から天が賦与してくださった天倫は、私たちの選択権の外にある原初的関係であり、宿命的関係です。血縁だからです。父母や兄弟を、嫌いだからといって取り替え、選挙で選ぶことができないのも、それが血縁的関係だからです。一度、金氏の家門の子女として生まれれば、永遠に金氏の家門の血統をもって生きるようになるのです。
ところが、今も人類が罪悪の落とし穴から抜け出すことができずにいる理由は何でしょうか。最初からサタンの偽りの血統を受けて生まれたからなのです。摂理的なみ旨と目的を中心として天が授けてくださった本然的で、原理的な血縁ではなく、人間の失敗によって引き起こされた後天的で、非原理的な関係だという意味です。
言い換えれば、堕落して父母を失ってしまった孤児の立場になったとしても、天が下さった父母と子女の根本関係がなくなったわけではないのですが、堕落によって無知な植物人間となり、父母が厳然として生きていらっしゃるのに、気づくことができずに生きる、目の見えない人生になってしまったというのです。
したがって、堕落の血統を所有している人間は、誰彼を問わず、例外なく血統転換を経て再び生まれなければなりません。その道だけが、神様が下さった創造本然の血縁に還元する唯一の道だからです。
血統転換をして人類を再び神様の子女として探し立てる最上の方法は、交叉祝福結婚です。交叉祝福結婚は、人種、文化、国境、宗教の壁を跳び越え、すなわちすべての怨讐関係の鎖を断ち切り、新しい次元の天的血統を創造する革命的役事です。神様が、この現象世界を摂理されるために、実体をまとって顕現された平和の王、真の父母を通して再創造される神聖な血統転換の儀式なのです。
愛する平和大使の代表指導者の皆様。皆様も一度胸に手を置いて静かに考えてみてください。今日、私たちが身を置いているこの戦争と反目の世の中を、何か他の方法で救うことができるでしょうか。怨讐の家門、さらには怨讐の国とも、交叉祝福結婚を通して、憎みたくても憎めない一つの家族になること以外に確実な方法がどこにあるでしょうか。皆様は、後天時代を導いていく世界百二十万の平和大使を代表する指導者の位置に立っていらっしゃいます。今後、人類の平和と幸福に責任をもち、「平和王国警察」と「平和王国軍」の使命を完遂しなければならない天の密使なので、四大聖人はもちろん、数十、数百代にわたる皆様の先祖たちまでが総動員され、皆様の一挙手一投足を見守っています。
したがって、皆様の使命は、今、火を見るよりも明らかになりました。まずは、皆様の親族と知人たちに、後天開闢の時代、すなわち天一国創建の時が来たことを周知させなければなりません。天がこの時代に、真の父母様を中心として全世界的次元で展開していらっしゃる摂理的内容を、教育すべき責任が皆様にあるという意味です。

Saturday Nov 12, 2022
平和経 第396話
Saturday Nov 12, 2022
Saturday Nov 12, 2022
3.天地父母統一安着宣布
日付:二〇〇二年六月二十一日
場所:韓国、ソウル、蚕室室内体育館
行事:天地父母統一安着宣布大会
この意義深い「天地父母統一安着宣布大会」に御参加された高名な紳士淑女の皆様。愛する祖国の兄弟姉妹の皆様。そして、この歴史的な大会を見守ってくださっている全世界七千万の皆様に心から感謝申し上げます。
私たちはついに、実に歴史的で摂理的な大宣布の時代を迎えました。六千年間、天と地が何よりも待ち望んできた平和の世界を実現するために不断の努力を注いできました。しかし、最後には神様の摂理的な内容と神様の心情を完全に知るところから、すべてが解決されるのです。
平和世界はいかにして訪れるのか
今日、人類が平和の世界を語り、一つの世界を語っていますが、まずは私個人から一つになり、平和をつくることが問題です。ですから、そのような実情を知る神様がおられ、心ある人間、偉人がいるとすれば、自分個人を一つにする作業をしようと考えざるを得ないのです。
皆様はよく、「互いに愛し合い、互いに奉仕し、互いに犠牲になりなさい、そうすればうまくいく」と言います。「愛しなさい」というのは、「与えよ」ということです。「自分から相手に働きかけよ」ということです。「互いに愛を受けよう」、「愛してほしい」ということではありません。互いに奉仕するようになれば、その環境には平和の基地が生まれ、互いに犠牲になれば、そこには蘇生の炎が燃え上がります。また、愛するようになれば、そこには花が咲き、香りが広がります。マイナスの立場の磁石が必ずプラスに向かうように、良心の力によって神様を知ることがてきます。
良心の力によって神様に接近すればするほど、何を悟るかといえば、心の平和、心の幸福、心の満足を感じることができ、平和の母体となる神様の愛によって、自分の五臓六腑全体が刺激を受け、衝動的な感銘を感じることができる人間になるのです。
「自分は今までこのように生きてきたが、余生だけでも輝かしく自信をもって終えなければならない」と考え、気力が足りなければ、ひざまずき、骨が固まって死ぬことがあっても、「私の生涯で責任を果たせなかった忠誠をこの期間に尽くさなければならない」と夜を徹して祈祷しなければなりません。国土を守り、人類が至るべき幸福の基盤を見つめながら生きながらえ、「私が死んだとしても、世界を生かしてほしい」と祈れば、その老人の墓は雑草に覆われたりはしないでしょう。
いくら醜くしわがよっていても、それは私たちの平和の条件を象徴するしわとして現れ、歩く姿が憔悴していても、その道が希望の灯台として輝く座標になると分かるとき、自分の生涯において、悪の友となり、悪の足場を広げてきたこの恨を踏み越えて、「私の生涯に、もう一度だけ善の基盤を加重させて行かなければならない」と切実に願うようになるのです。そのような運命の道があることを知り、休まず急いで行かなければなりません。
そのため、私も今まで生きてきた生涯で、そのような趣旨から六度も投獄の苦難の十字架を背負ったのであり、海外を行き来しながら皮膚の色が違う民族の前で、異端者だと指弾される時も、反対される時もありました。しかし、私の行く精誠の道理が、皮膚の色が違う民族を通して正統の主流思想であることを知り、天のみ前にひざまずき、天を慕うことに歩調を合わせる道であるならば、私はどこにでも駆けつけるという思いで、一生の間生きてきました。
私たちが天の精兵となって勝利してこそ、神様が永遠に喜ぶと同時に、イエス様と聖霊も永遠に喜び、聖賢たちまで喜ぶ平和の時代が、この地上に到来することを心に銘じなければなりません。それで、個人の闘いが家庭の闘い、家庭の闘いが氏族の闘い、氏族の闘いが社会の闘い、社会の闘いが国家の闘い、国家の闘いが世界の闘いを経て、霊界とこの地上との闘いまで経るようになるのです。また、神様とサタン世界の無数の悪霊との闘いが終わってこそ、この宇宙に平和の時代が訪れるのです。そのような原則的な過程を通して摂理してこられた神様の事情を、皆様は悟らなければなりません。
神様がサタンと闘ってすべての問題を解決してこそ、宇宙的な平和の時代がやって来るのです。神様の悲しい心情の中心を一掃し、解怨する時がやって来ない限り、人類の平和も実現されず、天的な一つの理念もこの地上で結実の時を迎えられないことを、皆様は知らなければなりません。
もし真の人間がいて、人の世のすべての恨みと天の恨みを解放し、天と地の上に平和の国を建設する一つの主義と思想をもって現れるとすれば、その人は個人の恨みに満ちた逆境から、人類と天の恨みの峠とその切ない心情をすべて経て行かなければならないのです。それができないとすれば、人の世には恨のない平和の世界、幸福の世界、自由の園の建設は不可能なのです。
天国創建の時代における永遠の指導者の条件
皆様が宇宙的な天国の理念を代表する存在となり、神様の真の愛と真の生命と真の血統と真理の運動を展開するならば、平和の世界がこの地に建設されるのです。ですから、自分の父母だけが父母ではなく、自分の兄弟だけが兄弟ではなく、自分の子女だけが子女ではないのです。
皆様が、すべての人を自分の父母、兄弟、子女と思える人格を備えた人になれば、死亡の世界で苦しむ多くの民を見つめるとき、涙なくしては向き合うことができないはずであり、兄弟や幼い人々を見つめる時も、彼らを救おうという責任感をもって涙を流しながら努力するようになるのです。そのように本当に神様のような皆様になるならば、皆様を中心としてこの地に天国が建設されるでしょう。
神様は、サタンから先に打たれても、尽くし、愛してあげてから取り戻してくる作戦を取られます。サタン世界から強制的に奪ってくるのではなく、先に愛し、打たれ、犠牲になり、命を奪われながら取り戻してくるのです。そのような作戦を取らなければ、世界平和の起源を天宙に残すことができないのです。
皆様は家庭を率い、国と世界のために進まなければなりません。大韓民国において、個人的な時代、家庭的な時代、氏族的な時代、民族的な時代、国家的な時代を通して、その経験を土台にして世界の民族と国家に方向を提示できる案内役を担わなければなりません。案内役を果たし、互いに離れられない立場で神様に侍ることができてこそ、霊界と肉界は統一された平和の世界となるのです。
そうしてこそ、その案内者は天国創建時代の永遠の指導者としての地位を固め、天の世界の栄光の表彰を受けるようになるのです。自由の天国である新しい平和の王国を創建するための闘争過程で、誰よりも多くの血を流して闘ったとするならば、その人は滅びません。その人が流した血は、死亡の血ではなく、生命の源泉の力となるからです。そのようにして創建されたその場所こそが、私たちが行かなければならず、とどまらなければならず、残さなければならない基盤なのです。
そして、皆様が天のみ前に「天よ!あなたが創造理想を中心として誇りたいと思われていたすべての願いが結実しました。人間を立てて永遠にすべての世界に誇ろうとしたあなたの内的心情と一致いたしました」と祈祷するとき、神様が「おお、そうか!」と言える立場で、神様の喜ばれる自由と平和の天国に向かって行進するその日を慕わしく思わなければなりません。

Saturday Nov 12, 2022
平和経 第387話
Saturday Nov 12, 2022
Saturday Nov 12, 2022
神様を解放してこそ真の解放の道が開かれる
堕落によって失ってしまった神様との心情的関係を回復して、本然の父母と子女の位置を取り戻さなければならないのです。したがって、神様が約束された「終わりの日」は、真の父母が顕現する日です。言い換えると堕落によって父母を失った人類が、本然の父母を再び迎えることのできる希望の時なのです。
したがって真の父母は、人類歴史の希望の結実体であり、望みの結実体であり、勝利の結実体です。統一教会は、このような伝統を、国際合同結婚式を通じて世界化してきました。民族と人種、皮膚の色を跳び越え、黒人と白人、黄色人種の人々が同じ兄弟姉妹として一つになり、夫婦となることは、地球村を一つにしようとする神様のみ旨の成就において、最も重要なことの一つなのです。
今日、そのように人類は、失った本然の兄弟姉妹、夫婦、親子の関係を回復し、究極的に、我が子を失って嘆いてこられた神様を解放してさしあげてこそ、真の幸福の道が開かれるのです。今まで民主主義は「人間の自由」と「人間の解放」を主張してきました。それとは違い、これから私たちは、「神様の自由」と「神様の解放」を主張しなければなりません。この問題を解決すれば、人間の解放はもちろん、人間の自由回復は自然と成就されるのです。
アメリカは様々な面において、神様の祝福によって準備された国です。アメリカを建国した先祖たちは、命を懸けて信仰の自由を求めて国を探してきた清教徒たちです。
彼らは真の信仰の自由を求め、愛する親兄弟と故郷に別れを告げ、さらには国まで捨てる覚悟で命を懸けて大西洋を渡ってきました。
メイフラワー号がニューイングランドに到着したのは、一六二〇年十一月の晩秋のことでした。出発した百二人のうち、その年の冬を越えられずに寒さと飢えにより半分以上の人々が死にました。彼らが立派だったのは、子孫のために翌年に蒔く種を残して、自分たちは飢え死にしていったという事実です。
建国精神を失ったアメリカを生かすために努力してきたレバレンド•ムーン
清教徒たちは、何をするにも神様のみ旨のために生きているという信仰が徹底していました。彼らは一年目の収穫を手にして神様に感謝を捧げ、先に教会と学校を建ててから自分たちの住む家を建てました。清教徒たちが開拓していく路程で農業を営むときも、戦争するときも、いつも先立たせたのが祈祷でした。
独立戦争当時、かの有名な最後の激戦地であるフォージ渓谷で、ジョージ•ワシントン将軍は、戦闘をしながら、決戦に臨むその瞬間に、命を懸けた祈祷を捧げたでしょう。神様のみ旨を先立たせた戦闘において、神様はアメリカの手を挙げてくださったのです。
当時、世界的な強大国だったイギリスは、国王と国民が一つになって戦いましたが、アメリカは神様と神様の愛する息子、娘が共に戦ったのです。ですから、アメリカという信仰の自由の国家が成立したのです。今もアメリカは、国会が開院するときに祈祷で始めます。大統領が就任の宣誓をするときも、聖書に手を置いて神様のみ前に誓いを立て、聖職者の祈祷を受ける国です。
さらには、貨幣にも「我々は神を信じる(In God We Trust)」という言葉が刻まれている唯一の国です。このようにして、アメリカは信仰の自由を確立し、プロテスタントを信奉する世界的な形態を整えた国家となったのです。
ところが、今のアメリカはどうでしょうか。公立学校では、公式的に祈祷を禁じています。創造論よりも進化論を教育しています。さらには五〇パーセントに達する離婚率は、家庭の神聖さを余すところなく破壊しています。
そのような現実を心配された神様の声を聞いた私は、いち早く一九七一年に祖国と家族を後にしたままアメリカに渡ってきました。そして私は、数度にわたって全国を巡回しながら「火事の家に消防士として来たのであり、病気にかかったアメリカを治療する医師として来た」と叫びました。
既にそのとき、私は、神様がアメリカから離れつつあることを発見しました。アメリカのあらゆる所に神様がいらっしゃらなければならないのですが、反対に随所から神様が離れ始められたのです。人々の心から、家庭から、学校から、神様が離れつつありました。振り返ってみると、ニューヨークのマンハッタン五番街を歩きながら、アメリカを離れられる神様にすがってとめどなく涙を流したことが、きのうのことのようです。不幸にもアメリカは、私の予言したとおり、道徳的に衰亡の道を歩んでいます。
アメリカを愛する人が本当のアメリカの主人
皆様。どうしてレバレンド•ムーンがアメリカで反対され、苦労し、このように叫んでいるのでしょうか。私は神様がアメリカを訪ねてこられるまでに流された血と汗と涙の御苦労を誰よりもよく知っているので、この三十四年間、アメリカにいながら、一日として気を楽にして過ごしたことはありません。
アメリカの主人は誰でしょうか。白人でも、黒人でもありません。神様がアメリカを愛されるように、アメリカを愛する人が本当のアメリカの主人なのです。アメリカは地上に神の国を立てるために選ばれた長男のような立場の長子権代表国家なので、今もイエス様は霊的にアメリカの地に主におられながら、神様のみ旨を成就してくれることを切実に願っていらっしゃいます。
一方、私は、神様のみ旨に従って、一九八二年に「ワシントン・タイムズ」を創刊し、アメリカの行くべき正しい方向を提示する保守紙としてアメリカの世論をリードしてきました。そして、真の家庭の価値運動と青少年たちのための純潔運動を通じて強力な救国救世運動を展開してきました。それらすべては、アメリカが神様の摂理の前に正しく立つことができるようにと願う心から投入したのです。
私が一九六五年にワシントンDCを訪問した時に定めた、ホワイトハウス近くの聖地には、今も夜を徹してこの国アメリカのために祈祷する人々が大勢います。皆様は、心の扉を開いて、あの清教徒をはじめとした歴代の愛国の烈士たちの切なる願いを聞くことができ、そのような叫びを、そのような望みを聞くことができなければなりません。
神様を中心とした真の父母、家庭、国家、世界を探し出すべき時
内外の貴賓の皆様。歴史的な二〇〇四年は、六千年間追求してこられた神様の救援摂理歴史が終わり、エデンの園で失った創造理想が天宙的に実現する時です。人間の堕落によって主人を失ってしまった万物の嘆きも解放される時であり、長い間分かれていた父母と子女が再会する、これ以上涙のない新しい天と新しい地がつくられる時であり、地上と霊界が一つに通じ、地上と天上に「神の国」が建設される新しい時代が訪れました。
生きておられる神様の直接主管が、全体、全般、全権、全能の勢力として現れる時代です。東洋と西洋の全体が天地父母を中心として「唯一なる神様のもとの一つの宇宙」として、地球星大家族主義世界が実現する時です。それは聖書に預言された旧約の約束と新約の約束が成就する成約時代の完成を意味します。今や時が来ました。アメリカがもう一度、覚醒すべき時が来たのです。
第二の建国運動を挙国的に展開し、神様を中心とした真の父母、真の家庭、真の国家、真の世界を探し出すベき時なのです。そうして離れようとされる神様を再びお連れしてこなければなりません。六千年間も準備して訪ねてこられた神様は、アメリカを離れられたら、どこに行かれるでしょうか。
神様に正しく侍るならば、家庭問題、倫理問題、青少年問題、人種問題は、自ずと解決されます。五色人種が一つになって生きていくアメリカは、地上天国のモデルです。この時に私たちは、一致団結して人類の進むべき道を開かなければなりません。長子の国であるアメリカが先頭に立って、天の父母様に侍り、世界各国を神様のみ前に導く先導者的な使命を完遂しなければならない時です。その歴史的な課業を完遂するために、みな共に参加してくださるようお願いします。
神様が直接主管される時代の到来
去る三月二十三日に、ワシントンDCに位置するアメリカ国会議事堂で、天宙•天地•天地人父母様に対する平和王即位式は、神様の王権を地上に実体的に安着させた偉大な宣言でした。さらにまた、当日、議事堂で行われた天宙平和統一理想天国の宣言は、国連国家祝福家庭連合時代を開いていく歴史的な起源となりました。
今や、天宙・天地•天地人父母を中心として理想家庭が基盤となって、地上天国、天上天国が現実的に実現される天一国四年になりました。それで四月のこの期間において、「天使世界の解放、釈放」に続き、「カイン•アベルの釈放」、さらにきょう第四十四回「真の父母の日」を契機として、「父母様の釈放」の日となったのです。
ひいては、今度の五月一日は、「世界基督教統一神霊協会」創立五十周年を迎え、「国家の釈放」の一日を迎えるでしょう。解放、釈放の時代を迎え、今後、全体、全般、全権、全能の神様にすべてを任せ、直接導かれる神様の直接主管の時代が到来するのです。
改めてこの場にお越しくださった皆様に深甚なる感謝を捧げ、天と地に平和と自由と正義があふれる新しい千年王国が始まることを願いながら、私の話を終えようと思います。皆様の御家庭と国に神様の祝福が共にあることを願います。ありがとうございました。

Saturday Nov 12, 2022
平和経 第386話
Saturday Nov 12, 2022
Saturday Nov 12, 2022
キリスト教の使命
皆様は、自分の子女が死んでいくというそのような深刻な心情で、世界の人類のために祈ってみたことがありますか。皆様は個人を犠牲にして家庭を救い、氏族、民族、国家、世界を救うために、どれほど精誠を尽くしましたか。そのような点では、誰も自信をもって答えることができないでしょう。そのような絶対的な基準の代表者として来られた方が再臨主なのです。
人間始祖が堕落して以来、救いの摂理を展開してこられた神様は、アダムの時から二千年後にアブラハムを立てられ、その子孫の中から選民を立て、新しい家庭、氏族、民族を編成したのですが、それが正にイスラエル民族です。メシヤを迎えるための勝利的な基台の上に召命された選民がユダヤ民族だったので、将来メシヤを実体で迎えるための主流民族となったのです。主流民族にならなければなりませんでした。
その主流の真髄を調べてみると、本来、人間始祖アダムとエバが果たせなかった使命を再現するための基準と理念が必要だったのですが、それが正にメシヤ思想であり、キリスト教徒たちの立場からして見れば、新婦思想なのです。主を新郎として迎えるために、新婦としての資格を準備することが、キリスト教の最も重要な使命なのです。
そのような重大な使命があったにもかかわらず、ユダヤ民族はイエス様を十字架で処刑することによって、第一イスラエルとして召命を受けたユダヤ民族は流れてしまい、第二イスラエルであるキリスト教が、その使命を継承してきたのです。神様は、その一つの目的を中心として六千年間摂理してこられましたが、その摂理の終末が今のこの時代なのです。
それでは、メシヤ思想の核心とは何でしょうか。それは世界を救い、統一する思想であり、本然の理想家庭を築くことのできる教えであり、人間始祖が堕落によって失ってしまった真の父母の位置を取り戻すということです。
聖書の教えを見ても、メシヤは、父の権勢をもって来られ、聖霊の実体の立場である新婦に出会い、真の父母の位置を回復される存在です。ヨハネの黙示録に預言されている「小羊の婚宴」の後に、新郎と新婦は真の夫婦の段階を経て、真の父母となるのです。
そのような使命のために来られた方がイエス様でした。イエス様は、イスラエルの不信によって民族と国を失ってしまいましたが、神様の希望だった世界と天国のために命を捧げました。十字架にかけられたイエス様の苦難の路程は、神様と共に歩まれた苦難の道でした。
イエス様は茨の道にあっても、「彼らの罪をお赦しください!」と切に求めました。死んでいく場でも、未来の勝利を期して、ローマと、反対する群れを祝福したのです。
ですから、イエス様の生涯は三十三年で終わったわけではなく、神様の援助の中で、歴史とともに続いてきたのであり、彼の精神を継承したキリスト教は、世界的な宗教にならざるを得なかったのです。
文明の循環と温帯文明圏の出発地
内外の貴賓の皆様。アメリカは今、世界で最高の強大国と言われていますが、神様の摂理の線上に正しく立たなければ、いつまでも強大国であり続けることはできないでしょう。人類史を文明論から見ると、古代文明の発祥は主に熱帯圏で始まりました。マヤ文明、インカ文明、エジプト文明、インド文明と中国の黄河文明など、古代文明の発祥地は、亜熱帯圏や熱帯圏でした。
人間が堕落しなかったならば、春の季節に当たる温帯文明から文明が始まるべきでしたが、熱帯文明から始まり、秋の季節に当たる冷帯文明圏に属するようになりました。それは自由世界を中心とした温帯文明圏であり、西洋文明がその中心です。赤道を中心として見ると、その文明圏は大体北緯二十三度圏に連結しており、アメリカ、イギリス、ドイツなど西方の先進諸国がこれに該当します。
秋の季節に当たる涼帯文明圏が終わり、冬の季節に当たる寒帯文明がしばらく押し寄せてくるようになります。それが共産主義の出現でした。知識人たちの多くは、ソ連の解体後に、戦後の冷戦体制は終わったと考えていますが、いまだに唯物論と無神論は、無力化した民主と共産の二大思想の代替理念として世界の随所に蔓延しています。
本来、神様の創造理想は、春の季節の温帯文明から始まるべきだったのですが、人間の堕落によって熱帯文明の原始的な状態から出発したのです。これからは、涼帯文明の危機と寒帯文明の脅威を越えて、古代から人類が追求してきた真の春の文明である温帯文明が現れるでしょう。
誰が寒帯文明の冬の季節を溶かすことができるのでしょうか。権力や経済、科学や知識では不可能です。河川と海岸を中心とした文明の循環を調べてみても、文明は循環しています。ナイル川、チグリス川、ユーフラテス川を中心に発達した文明は、ギリシャ、ローマ、スペイン、ポルトガルを中心とした地中海文明に移り、その地中海文明は、イギリスとアメリカを中心とする大西洋文明を経て、最後にはアメリカ、日本、韓国をつなぐ太平洋文明圏で結実するようになるのです。
そのような文明史的な観点から見ると、韓半島の位置は極めて重要です。韓国は、北方にロシアと中国をつなぐ寒帯文明圏の極地点があり、南方にはアメリカと日本をつなぐ涼帯文明圏の極地点があります。したがって、ここに二大文明を消化できる世界史的な春の季節の温帯文明圏が誕生するというのが摂理観です。
そのような側面から、その二大文明の結実地である韓国から、人類的課題として残されている世界の南北問題と東西問題を解決するために生涯を捧げてきたレバレンド•ムーンが現れたというのは、神様の摂理的な帰結と言わざるを得ないのです。
実際に、私が生涯を通して人種と理念と国家を越えて、「神様のもとの一つの世界」運動を展開してきたのは、そのような神様の摂理に沿った道だったというのです。これは摂理史的な原則であって、私がつくりあげた特別な理論ではありません。
真の父母として展開してきた「神様のもとの一つの世界」運動
天のみ旨を悟った私の活動は、理論だけではなく、以上のような神様の構想を実現するため、外的に五大洋六大州で私の手が及んでいない所がありません。アラスカ、南極、南米の三十三ヵ国、旧ソ連邦の各国とアジア、アフリカ大陸の国々など、全方位的な宣教と事業基盤を通して、到来した新千年紀の時代に、人類が直面する公害や食糧問題などを解決できるように準備をしてきたのです。近年にはブラジルのパンタナールとアマゾンを中心として、地球環境保全に対する実質的な基盤を整えてきました。
一方、内的には、これまで「国際合同結婚式」と「真の家庭の価値誓約運動」を通して、これまで四億組を目指して式典を挙行し、神様が長い間、待ち望んでこられた理想家庭を土台とした地上天国の建設に拍車を掛けてきたのです。
内外の貴賓の皆様。これまで世界は、政治、軍事、経済面において優越した力をもった国々が支配してきました。しかし、神様の摂理と一直線上に立たないとき、永遠の国はありません。輝かしいギリシャ•ローマ文明の滅亡が、そのよい例です。今日、超強大国にそびえ立ったアメリカは、過去のロ—マと同じ立場です。ローマの滅亡は、外からの侵犯というよりは、道徳的な堕落という内的な原因によって天の運勢が離れたからでした。
一時期は労働者と農民を主体とみなす唯物論と唯物史観に立脚した政治勢力が、旧ソ連と中国を中心として世界の人口の三分の一、地球面積の三分の二を占有したこともありました。しかし、それも永遠には続きませんでした。今後は、神様のみ旨を代弁する宗教人たちが勢力を得る時が来るでしょう。
宗教指導者は、神様のみ旨を地上に宣布し、人類に進むべき方向を提示してあげる預言者です。しかし、今のように四分五裂となって継続されてきた教派間の葛藤と宗派間の争いは、神様の摂理に対して障害となるばかりです。
ですから、私はかなり前から教会の全体予算の半分以上を超教派、超宗派運動に投入し、宗教間の葛藤を解決するために努力してきたのであり、さらに「世界平和宗教連合」を創設し、宗教団体間の和解と一致によって、人類平和を増進する運動の先頭に立ってきました。全人類は、人種と宗派を超越して、創造理想世界の実現に向けた神様の摂理を理解し、究極的には神様の心情と一致点をもたなければなりません。

Friday Nov 11, 2022
平和経 第393話
Friday Nov 11, 2022
Friday Nov 11, 2022
真の愛で真の家庭理想を完成
「世界平和女性連合」の指導者の皆様。皆様は、連日の大会で疲れもあり、「十日ほどしかたっていないのにまた大会をするのか」と口から不平も出るでしょう。しかし、私と共に毎日精誠を尽くせば、神様の善なるみ旨が成し遂げられるのです。
私は皆様を利用するつもりはありません。むしろ皆様にとって私が必要でしょう。韓総裁と一体になり、その分身のようになって、皆様の家庭から子女を正しく教育し、夫を正しく導かなければなりません。そうして、皆様一人一人が真の愛の理想のもとに、神様の祝福を受けることを願います。私の最大の関心事は、皆様の各家庭が真の愛で一つになって真の家庭理想を完成することです。
「世界平和女性連合」の市、郡、面、里、そして洞、統の指導者である皆様によって、道義が再建され、真の愛の実践運動が展開されるならば、それ以上の愛国運動がどこにあるというのでしょうか。麻薬追放、禁酒禁煙運動、売春街の撤廃、指導者たちの不道徳の一掃、青少年の脱線防止、正しい道義を展開する運動など、私たちのやるべきことは山ほどあります。
韓国の社会が、女性指導者の皆様によって浄化され、真の愛により和平を成し遂げた時に、初めて南北統一の民族的宿願も成就するのです。そればかりでなく、私たちの民族が世界を指導する平和な世界が形成されるでしょう。
効果的な女性連合運動にするためには
女性指導者の皆様。私は今日まで、自分が実践していないことを弟子たちに指示したことはありません。ですから、皆様は、私が精誠を尽くした分の百分の一でも真の愛を実践して、救国の大きな運動を起こしてくださるようにお願いします。最も効果的な女性連合運動の単位は面と洞、そして里と統です。このような基本単位から、真の愛の運動が班を越えて家庭にまで定着するようになるのです。このようにして、本来の堕落しなかった本郷に帰ってきて、神様と分立された家庭を取り戻し、永遠に定着するようになるのです。
今日まで神様は多くの御苦労をしてこられました。完成したアダムを育てるために、ありとあらゆる御苦労をしてこられました。そのようにして真の父が生まれ、真の天の男性が生まれたのです。サタン世界は、この男性が真の新郎、主人、地上•天上天国の王として来られる方であることを知っています。ですから、全世界の男性たちは、世界を代表した個人、家庭、国家、世界、天宙を合わせて、その方を滅ぼそうとするのです。
しかし、その方は、サタンが浴びせる迫害と謀略、中傷を歴史的に受ける立場から、世界的個人、家庭、国家、世界、天宙的勝利を収めて神様と一体になり、歴史上初めての勝利者となって、サタン世界の個人、家庭、国家、世界、天宙を取り戻してくるようになったのです。
真の父のあとに従ってくる立場にいた真の母が、歴史上初めて対等な立場に立てられて、全世界に女性解放を宣布しました。それによって、真の父と真の母が子女を率いて神様のみ前に出て、天の全体、全権、全能を相続して本然の家庭を出発し、氏族と民族、国家、世界天宙を取り戻して、み旨が完成した世界を再編成するのです。すべての男性は天使長の立場にいるので、すべての女性を返さなければならない立場に立つようになったのです。完成したエバである真の母の分身の立場に立った女性は、分身的エバの立場で真の母と一体になった条件で真の父と一体になった条件を得ることによって、真の父母の思想で息子、娘を教育しなければなりません。
真の父母の家庭と一体になって創造理想の家庭を復帰しよう
このような教育を通して、息子、娘が真の息子、娘格の立場で母と子が一体になり、世の中の父を再教育し、再び真の父母の祝福を受けて接ぎ木する立場で、真の父母の家庭的道理を体得するようになるのです。アダムとエバが家庭において堕落したので、復帰も家庭でしなければなりません。
里、統、班を越えて家庭に定着しなければならないので、家庭で真の父母様と出会わなければなりません。真の父母様は個人の峠、国家の峠、世界の峠、天宙の峠を勝利して越え、再び私たちの家庭を救うために、天宙から世界、国家、家庭へと訪ねてこられるのです。そのために準備したのが今回の大会です。去る四月十日の大会は、真の父母様の世界大会であり、国家単位である道、市、郡大会を経て、面、里、統、班大会を経て、家庭にまで至らなければならないという目的があります。
「世界平和女性連合」の組織の責任者は、真の父母様の家庭と一体になることで、家庭復帰が可能となり、勝利者となるのです。そうして、氏族を連結させなければなりません。既に真の父母が全国と世界に氏族的メシヤを配置したので、彼らによって教育を受けて一体になれば、国家復帰も自然に成就するのです。
このようにして、南北統一はもちろん、世界統一と地上と天上の統一を完成し、神様も解放されて、初めて神様を中心とした太平聖代を迎えるようになるのです。真の母と全世界の女性が一つになって新婦の立場に立ち、新郎として来られた真の父と共に創造理想的な家庭を復帰しましょう。ぜひ「世界平和家庭連合」の会員となり、祝福を受ける家庭となることをお祈りいたします。ありがとうございました。

Friday Nov 11, 2022
平和経 第392話
Friday Nov 11, 2022
Friday Nov 11, 2022
神様の救援摂理は原状を回復する復帰摂理
韓総裁がその基調講演でも触れたように、キリスト教では「人間が善悪を知る木の実を取って食べて堕落した。すなわち不信の罪を犯して堕落した」と教えています。人間始祖は、堕落していなければ、神様の貴い息子、娘、すなわち神様の王子、王女として、神様の血統を受け継いでいたのです。また、彼らは父なる神様の所有、つまり万有も相続するようになっていたのです。そして、彼らは成長して、理想的な愛の夫婦となり、完成するようになっていました。しかし、彼らは堕落することによって、神様の血統を喪失し、神様の所有を奪われ、神様の心情を失ってしまいました。
神様の救いの摂理は、原状へと回復する復帰摂理なので、人間は血統復帰、所有権復帰、心情圏復帰の使命を担当しなければなりません。結果的に、堕落することによってサタンと一体になったアダムとエバが、サタンに従って地獄に行くようになったのです。エバのあとには長子カインが、そのあとには次子アベルがついて行くのです。
神様の復帰摂理は、あとに出発した善側の象徴である次子を立てて、先に出発した悪側の象徴である長子を屈服させることにより、サタンを分立する条件を立てながら進めてきました。復帰摂理の根本は、血統と所有と心情を転換する、復帰されたアダム、すなわちメシヤを送るところにあります。しかし、本然の息子の心情的な立場を一遍に復帰することはできません。
僕の僕の立場から出発して、一つ一つ復帰していかなければなりません。サタンが権勢を握っているこの世においては、善側のアベルが、僕の僕の立場から真の愛でカインのために生きることにより、サタンが讒訴することができず、かえって称賛し、公認せざるを得なくなるようにする、そのような使命を果たさなければなりませんでした。
そのようにして、僕の使命、養子の使命、庶子の使命、直系子女の使命を果たして、愛と情の秩序に従って復帰されて上がっていくのです。あらゆる段階ごとに、サタンが讒訴できないように、真の愛でカインのために生きてこそ復帰が可能なのです。
直系の子女の立場でアベルがカインを屈服させて一つになれば、その基台の上に母のエバが立つことができ、そのエバが責任を果たせば、アダムが立つことができるのです。この時初めて神様がその基台の上に臨在できるのです。そこに、縦的で必然的な復帰摂理の八段階の過程があるのです。別の面から、復帰の段階を横的に見ると、個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙、そして神様に至るまで八段階があります。
「頭翼思想」と「神主義」
イエス様は第二のアダムであるメシヤとして来られたのですが、不幸にも、選民イスラエルがイエス様のことが分からず、十字架上で亡くなるようにしてしまったのです。再び来られる再臨主は、聖書の文字どおりに空中から雲に乗って来られるのではありません。今年(一九九二年)の十月二十八日に、信じる者は空中に引き上げられるなどと宣伝する人たちもいますかそのようなことは起きません。私の言うことを信じてくたさい。絶対にそのようなことは起きません。十字架で行かれた主なので、十字架を通してこそ再び来られるのです。
イエス様が十字架で亡くなられる際に、十字架を中心として三種類の人々がいました。罪人ですが罪を悔い改めてイエス様のことを証した右の強盗がその一番目です。二番目は、罪人でありながらその罪を悔い改めずにイエス様を誹謗した左の強盗です。そして三番目がバラバです。彼は当然十字架につけられて死ぬべき罪人だったにもかかわらず、ユダヤ人たちがイエス様を十字架につけて処刑したことによって、代わりに恩赦の恵沢にあずかった罪人です。
再臨の時には、この三種類の人類が世界的に拡大して現れるのです。西欧のキリスト教圏は、一番目の右の強盗の立場です。原罪はあるものの、主を信じる善なる立場です。無神唯物思想の共産圏は、二番目の左の強盗の立場です。中東のイスラーム圏は、三番目のバラバの立場です。バラバは、イスラエル民族がイエス様を十字架で殺害することにより、代わりに命拾いをした立場で中東地域を占有するようになったのです。
イエス様が十字架で亡くなることによって生じたこの三種類の世界的な結実を、イエス様が復活した立場で来られる再臨主は、すべてを収拾しなければなりません。西欧キリスト教の収拾のために新しい宗教改革運動を起こし、その一方では共産主義の無神論思想を克服して、共産圏の全体を神様の側に取り戻さなければなりません。そのように左翼と右翼を克服し、統一調和させる思想が、すなわち私の提唱した「頭翼思想」と「神主義」なのです。
先ほどお話ししたように、既に「頭翼思想」によって左翼と右翼の世界を収拾しているのです。また、閉鎖的で熱狂的なイスラームとも、歴史始まって以来初めて和解し、協力し合えるようになり、去る四月には、中東の八ヵ国の代表が統一教会の合同結婚式にも参加するという奇跡が起きたのです。堕落人間の罪悪を清算する祝福式を主催し、左右両陣営を収拾して、歴史的な葛藤を解消し、さらにイスラーム圏とも和解する奇跡を遂げたのです。
再臨主、救世主、真の父母であることを宣言
これは人間の能力や計画だけでできるものではありません。神様が私をメシヤとして立てられ、これまで救世の摂理をしてこられました。私は再臨主、救世主、真の父母として、その使命を果たしてきたのです。時が来たので、このことをこの場で宣言する次第です。
聞く者は幸いです。この民族が私の言うことを聞けば、この国はどんなに幸いな立場になるでしょうか。為政者たちが私の話を聞けば、どれほどよいでしょうか。聞くか聞かないかは各自の責任ですが、結局は、万民が私の言うことを聞くようになる時が来るのです。多くの人々は、救世主は審判の権能をもっている栄光の主であると思っています。しかし、それは間違いです。神様はこの罪悪世界を御覧になりたいとは思いません。一瞬で審判してしまいたいとも思われるのです。しかし、真の愛の神様は、人間の永遠の生命を常に御心配されます。皆様は、このように長い間耐え忍びながら、真の愛によって自然屈伏させる神様の心情を知らなければなりません。
堕落した人間からすれば救世主ですが、神様からすれば、太初に失ってしまった真の愛の創造理想を成就する真の息子であり、真の父母です。救世主は、堕落によってもたらされた神様の恨を晴らしてさしあげるために、生涯を捧げて犠牲の道を開拓してこられた方です。栄光の中にのみいらっしゃる方ではありません。常に神様の心情と共に痛哭し、サタンを屈服させるために心を痛められる方です。神様の創造目的を成し遂げるために心血を注ぎ、気をもんでいらっしゃいます。救世主は、失った子女を尋ね求めて、サタン世界をさまよいつつ、僕の僕の姿で泣き叫ばれる神様のことを誰よりもよく知っているので、神様の心情が完全に解怨されない限り、栄光を受けることができないのです。