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Friday Sep 09, 2022
平和経 第331話
Friday Sep 09, 2022
Friday Sep 09, 2022
皆様。このようなことは、天理を知らなければ分からないことです。それが事実だとすれば、韓国はどのようになるのかということが問題です。韓国は、善悪の闘争史を清算しなければならない最終的対決の地です。北朝鮮はサタン側に代わる最悪の地なので、金日成主席のことを「父母なる首領」と呼んでおり、四十年以上の間、金日成主席が全権を行使しているではありませんか。四十年前に韓国とキリスト教が、神様に侍り、文総裁と統一教会を天の側の父母の位置に立てていたなら、今日の韓国は世界的父の国となっていたはずです。
しかし、キリスト教と韓国の反対にぶつかり、真の父母の立場を世界的に立てることができないまま追い出され、金日成主席は偽りの父母の位置を占有し、天の側に反対しながら、共産圏の先頭走者として悪の父母となって振る舞ってきたのです。それは、蕩減法によってそのようになったのです。今や最後です。真の父母というものがサタン世界に立ったのは初めてです。
しかし、文総裁と統一教会は、全世界の反対を受けながら最悪の立場から、天の作戦によって、打たれながらも世界的基盤を築き、世界共産圏を屈服させる勝利的な立場を確立したのであり、中国とソ連を越えて怨讐格であるゴルバチョフ大統領に会い、歓迎されることによって、摂理的新起源の世界が始まったのです。これは、旧約時代のエサウとヤコブの出会いのようなものです。
ヤコブの立場にあるアメリカ、日本、韓国を代表した文総裁が、エサウの立場にあるソ連、中国、北朝鮮を代表したゴルバチョフ大統領に会い、彼の心の中に天の真の愛を植えてあげたということは、サタンを自然屈伏させるヤコブの還故郷となるのです。これから、エサウには兄弟と一つとなり、天の父母に侍る道だけが残っているのです。兄弟である自由世界と一つとなり、天の父母に侍ることだけが、共産圏が生きる道なのです。
これは、有史以来、最大の事件であり、天の側の勝利をもたらす新起源となるのです。ですから、文総裁は、直ちに帰国し、大韓民国の国民と民族に真の父母歓迎大会を通して真の父母を宣布したのです。そうして初めて天は、金日成主席の基盤、悪のサタンが退くように陣を張るのです。今後どのようになるか、今後の道を見ていてください。
真の父母歓迎大会を全国でしましたが、真の父母歓迎大会を通して真の父母を宣布することによって、北朝鮮と金日成主席の集団に対峙できる天の側の基盤を確立したのです。金日成主席を中心としたサタンを愛し、救ってあげなければならないのです。金日成を中心としたサタンを愛し、救ってあげようと、天の側の立場にいる文総裁と統一教会は走っているのです。
金日成主席は「神はいない」というサタン側の共産主義世界の代表者である反面、文総裁は「絶対的に神は存在する」という民主世界の代表です。韓国を中心として北朝鮮を消化し、吸収することによって、一つの父母である真の父母の心情をもち、歴史的な善悪闘争を越えて平和世界を創建しなければならない宿命的な課題の前に、今回「世界平和連合」を創設し、摂理史的なみ旨に合わせようとするのです。これから「世界平和連合」という言葉が出てくるでしょう。
結論的に、これからは文総裁と統一教会と韓国が一つとなり、北朝鮮を消化する時代へと入るのです。私たちがソ連と中国と北朝鮮を中心として平壌で大会を開催しようとするのも、摂理史的な意義をもっているのです。
天の側であるアメリカ、日本、韓国は、力を合わせ、物質万能のユートピアを慕いながら物質的地獄世界に落ちた共産世界を救うために、放蕩息子を歓迎して迎える兄弟の立場に立たなければなりません。この道こそが、サタンを自然屈伏させる道となるのです。神様は悪を打って屈伏させてはいけません。自然屈伏させなければなりません。
このようになれば、サタンも天の側に屈服し、天上と地上に闘うことのできる基盤がなくなるので、自動的に世界平和は成就されるのです。そうして韓国は、神様を中心とした祖国となり、神様の創造以後、初めて理想の基盤を築くようになるのです。創世以後から始まったサタンとの闘いが、ついに終わります。六•二五動乱とともに始まった世界的冷戦時代は、八八年のソウル•オリンピック大会を起点として、その幕を降ろすようになり、これからは文総裁の思想を精神的な支柱として、韓国は新しい太平洋時代の中心国として世界を領導していく道が大きく開かれるようになったのです。
この先、太平洋時代が来ることが、世界の学者たちの研究結果であることは、皆様も御存じのはずです。それがどのようになるのかということが問題です。神様がこのように文総裁と韓国を祝福してくださったのです。
皆様。これから私たちは、経済人でも誰でも、すべての人たちが、心を合わせて、北朝鮮を解放し、世界の統一に向かって進んでいかなければなりません。地球家庭時代を迎え、「天の真の父母様に侍って千年、万年暮らしたい」と言うことのできる基盤を築かなければなりません。この文総裁と統一教会は、摂理史的使命を完遂する中心である心的な立場に立っており、体的な立場には、物質的なものを追求する経済的分野が立っているのです。
皆様。ここで一つお話ししたいと思います。どうして統一運動が経済行為をするのでしょうか。心と体が分かれています。天と人間、真の中心と偽りが対峙しているので、これを統一しなければなりません。ですから、このような心の中心である天の完成のみ旨を中心として、体の中心が相対にならなければなりません。これが反発してはいけないのです。ですから、統一運動は経済的行為をするのです。また、共産主義と闘争せずにはいられません。そのようなすべての摂理史的内容をもって始めるのです。
物質的立場を追求する経済的分野は、体の立場に立っています。本来は、心と体が一つにならなければならなかったその理想が、今ここでも成就されなければならないのです。心のような天のみ旨に、体のような経済界が従わなければなりません。一体となって、地球家庭を形成し、平和世界をこの地に創建するためにも、北朝鮮をはじめとする共産世界を支援しなければならない義務があるのです。
それで、韓国、日本、アメリカが共に努力し、兄弟を助ける、そのような真の愛の精神で団結しようという崇高な志をもって、きょうこのように皆様をこの場所にお招きした次第です。天意に従い、この文総裁と共に世界を中心とした経済観をもって進んでいくならば、天が助け、万事が意のままになるでしょう。ぜひ世界の選民の経済観をもって、祝福を受ける韓国と世界に向かって進んでいきましょう。神様の祝福が共にあることを祈りながら、私のお話を終わらせていただきます。ありがとうございました。

Friday Sep 09, 2022
平和経 第330話
Friday Sep 09, 2022
Friday Sep 09, 2022
世界の戦争史を見てみましょう。第一次世界大戦もサタン側から先に打って滅び、第二次世界大戦も悪の側から先制攻撃をしましたが、かえって敗北してしまい、第三次世界大戦である思想戦でも、共産主義が民主主義を先に打ってきましたが、ソ連は滅びてしまったではないですか。このように、善の天の側は、迫害を受けながら発展してきました。したがって、迫害は、サタン側、あるいは怨讐側のものを相続させてくれる一つの方法になるのです。迫害されるのはただ苦痛を受けることではありません。迫害は、怨讐世界の所有権を相続する一つの手段なのです。
善の神様は先に打つことができません。神様は先に打つことができないので、打たれて取り戻してくるのです。このような神様の作戦法を通して見るとき、神様の側に立った善の主流は宗教にならざるを得ないのです。そのような主流宗教として歴史路程を通し、血を流しながら成長してきたのがユダヤ教でした。選民思想をもった民族だという理由で、追われ、追い込まれながら、犠牲の血を流し、その代わりに打たれる蕩減条件を立ててきたのです。
旧約時代には、供え物を通して子女たちが行く道を築いてきました。そして、四千年後、メシヤであるイエス様を送られ、子女たちが信じて侍るようにし、サタン世界であるローマを復帰し、サタンを追い出して、神様だけが主管する世界にしようとされました。
このように、善主権を復帰するのがイエス様の使命であり、イスラエルを中心としたユダヤ教の使命だったのです。ユダヤ教とイスラエルが一つとなり、全世界のために投入し、また投入する原理を実践していたなら、イスラエルが世界へと出ていく道が開かれたはずでした。しかし反対にイスラエルとユダヤ教は、かえって世界のほうが彼らのために生きなければならないという思想で、「怨讐を愛せよ」と言われたイエス様までも十字架にかけました。それで、キリスト教は血を流す二千年間の受難の歴史を通して、父母であられる再臨主の時を待ってきたのです。
迫害の歴史を経ながら、キリスト教が第二イスラエルの立場に立ち、イエス様が果たし得なかったみ旨を果たすために、世界的天側のローマ型であるプロテスタント独立国家アメリカを中心として、第二次世界大戦後、世界統一圏として国連を立てて自由世界に復帰しようと限りなく血を流してきたのです。
アメリカを中心として再臨主であられる真の父母が現れ、神様の統一圏が形成されれば、全世界は統一世界へと前進したのであり、キリスト教を中心とした世界の文化圏が形成されたのです。すなわち、真の父母思想を中心とした成約時代を完成できたはずでした。
しかし、キリスト教とアメリカ、さらには自由世界が、自らを投入して他のために生きる生き方を実践することができず、アメリカはアメリカ自体を中心として世界を主管しようとする立場に立つことにより、統一教会は迫害と苦難の道を歩まざるを得なくなりました。韓国を中心とした統一教会は、血を流す迫害の道を歩んできましたが、これからは世界の頂上の位置にまで上がるようになったのであり、「頭翼思想」で左翼と右翼を共に収拾できる時代に来ているのです。
真の父母様は、血を流す道を通して、地上に神様をお迎えする使命を遂行しているのです。真の父母様が十字架を背負うのは、神様を地上にお迎えするためです。旧約時代に万物を犠牲にしたのは、子女を迎えるためであり、新約時代に子女たちが血を流したのは、父母が来る道を準備するためです。そして、父母が来て血を流すのは、神様をお迎えするためなのです。歴史はそのような過程を通して発展するのです。
今や「頭翼思想」は民主と共産、左翼と右翼を横的な立場で収拾し、「神主義」を通して縦的に霊界まで統一して、天地父母時代である統一時代を迎えるようになりました。そうして、サタンの反対がない本然の世界、神様と真の父母様の真の愛を中心としてために生きる世界から、私だけのために生きてほしいという、そのような利己主義的世界を越え、天上天国、地上天国世界へと前進するのです。その世界は、真の愛を中心とした利他主義世界となるので、謀略、中傷、不信の風潮などが蔓延する、死亡の世界とは関係がない世界になるのです。こうして、全世界的に真の父母を中心として、真の家庭の基盤の上に人類を接ぎ木する理念を通して、新しい復帰家庭と新しい秩序を確立し、神様を中心とした永遠の理想世界になっていかなければなりません。
韓国は、統一教会を中心とした第三イスラエル選民国となり、サタンに勝利した勝利国家となるのです。第一イスラエル、第二イスラエル、第三イスラエルを勝利圏に立て、神様のみ前に奉献しなければならないのです。第一イスラエルはユダヤ教、第二イスラエルはキリスト教、第三イスラエルは統一教会ですが、統一教会がこの全体の歴史を蕩減し、この宇宙を神様のみ前にお捧げする使命を果たさなければならないということです。
文総裁と韓国は、天の作戦を中心として見ると、歴史的な善を代表する人と国です。それで、文総裁は悪の側から世界史上、個人的な立場で最も多くの迫害を受けた代表です。そして、家庭、氏族、民族、国家、世界的にも、そのように迫害を受けた代表です。さらには、霊界から最も多くの迫害を受けた代表ですが、打たれながらも、すべての面で勝利的結果を獲得し、世界的に発展したのは、神様が保護してくださったからなのです。これが、文総裁の築いた世界的基盤です。
しかし、これからは迫害から解放され、誰一人として行く道を遮る者がいない時代に入ったので、すべての勝利的世界の時代へ進出することだけが残っているのです。韓国の歴史において数多くの忠臣、烈女たちが、あれほど多くの血を流した悲痛な歴史を残したのも、天の作戦によるものであり、单一民族として「東方礼儀之国」の面目を守りながら、歴史上類例を見ない九百回以上の侵略を受けながらも、その血統を守らせてきたのも、福を与えるための天の作戦だったのです。
また、白衣民族として、純潔で高尚な敬天思想を固守してきたのも、天の選民へと向かう道のためだったことを知らなければなりません。六•二五動乱のときも神様がお守りになり、人類の祖国回復のために国連の旗幟(きし)のもと、世界十六ヵ国の若者たちが韓国の地で血を流しました。祖国光復のためにです。

Thursday Sep 08, 2022

Thursday Sep 08, 2022

Thursday Sep 08, 2022

Thursday Sep 08, 2022

Thursday Sep 08, 2022

Wednesday Sep 07, 2022
平和経 第337話
Wednesday Sep 07, 2022
Wednesday Sep 07, 2022
南北統一はどこから何によって成し遂げられるのか
ですから、南北を統一できる方案は、南と北のために死ぬことができる群れになる道しかありません。それ以外に、統一できる道はありません。心から一緒に暮らしたいという心がなければならないのです。人間はどのように生きるのか、あるいは私たちの人生航路はどのように行くべきか、ということを念頭において見るとき、その骨子を要約すれば、孝子が行く道、忠臣が行く道、聖人が行く道、聖子が行く道の根本があるはずです。一つになって永遠に一緒にいたいと思い、一緒に暮らしたいと思う心です。上下を問わず、一緒にいたいと思い、前後左右、昼夜を超越し、生涯を越えて、一緒に暮らしたいという思いに徹した人生のことではないでしょうか。このような結論が出てくるのです。
「一緒に暮らしたい!」という、その内幕の共通分母は何でしょうか。それは権力ではありません。権力は、歴史を超越できません。それは一時のものです。知識もやはり同じです。知識世界は発展するものです。知識の世界で、この学問と永遠に「一緒に暮らしたい」という思いがあるでしょうか。明らかに、私たちが共に暮らすことができるのは、知識でもなく、金銭でもありません。
このように見るとき、上下、前後、左右の区別なく、過去、現在、未来の時間性を超越した立場から、共通して認定できる一つの分母とは何でしょうか。これがすなわち、神様を中心とした真の愛です。ですから、孝子は、家庭で父母を限りなく愛して生きる人です。また愛国者は、国をこの上なく愛して生きる人であり、聖人は世界万人をこの上なく愛する人であり、聖子は人類と神様をこの上なく愛しながら生きていく人なのです。したがって、愛国者の心のように、民族と共に暮らしたいと思い、民族が困難なときには、その困難がすなわち自分のことであり、自分の痛みであり、喜びがあるとすれば、それが過ぎ去る喜びではなく、私たちすべての永遠の喜びとして残るものでなければならないと誓う、真の心情基盤が問題なのです。真の愛と心情の関係をもった人は、統一圏に同参できる特権があります。
皆様。学歴のない女性でも、博士と結婚して愛の関係を結べば、一日にして博士夫人になるでしょう。このように、共に暮らそうという情の関係をたくさんもった人は、今日、統一圏に堂々と参席できる特権があるのです。神様御自身がそのようなお方なので、一つになることができる生活内容をもてば、同参できる資格が自動的に付与されるのです。
それでは、南北統一はどこから、何をもって成し遂げるのでしょうか。力で屈服させれば、相手側の力がもっと大きくなるとき、また闘いが起こるようになります。そのやり方では、統一を成し遂げることはできません。たとえ韓国の地で暮らしていても、北朝鮮で暮らす彼らと一緒に暮らしたいという心、一つにならなければならないという心があってこそ、統一の道は開かれるのです。北朝鮮を思いながら、胸が詰まり、哀れに暮らす私たちの同胞のために涙を流し、「あなたたちの困難と共に私は生きている。解放の一日を準備し、あなたたちの前に現れるであろう」と誓いつつ、統一のための真の愛の実践運動がここに起こるならば、統一の日は遠くありません。
皆様。その最初の段階として、郷土とともにどのように生きるのかを考えてみなければなりません。自分の父母と共に暮らしたいと思わず、郷土とともに慕らしたいと思わない人が国を愛するというのは偽りです。国とともに生きてこそ、世界とともに生きるようになっています。そして、世界とともに生きてこそ、神様と生きるようになっています。ですから、郷土を愛し、その地域社会を愛してこそ、愛国も可能なのです。
政治の指導者たちは国をどれほど愛しているでしょうか。彼らに、国民と真心から一緒に暮らそうという心がないときには、そのような政治家は流れ去ってしまうのです。どんなに優れていても、水の泡のように流れ去ってしまうのです。分かれた南と北がそのまま一つになることはできません。愛国の同志たちが闘争するその過程では、夜寝ることもせず、時間を超越して、困難な環境を克服できる心の決意と実践が必要なのです。「本当に一緒に暮らしたい。死んでも共に死に、生きても共に生きたい!」という、そのような心を互いがもつようになるときに、南北統一運動が始まるのです。
南北統一を成し遂げれば、民主世界と共産世界の統一も、ここから起こるのです。ですから、韓国の問題を心配する場合は、世界を代表した立場に立って、六十億人類を代表し、三十億のアジア人を代表し、民族の将来と世界の将来を見通さなくてはいけません。
そして、「私は、あなたたちと一緒に暮らす運動を本当に展開する」と誓わなければなりません。それが聖人の道理に通じれば、聖人に似るのであり、聖子の忠節をもって神様に対して実践すれば、「神様の愛の相続者」、あるいは「み旨の後継者」になるということを、私は生涯を通して確認したので、きょう皆様にこのようなみ言を伝えているのです。

Monday Sep 05, 2022
平和経 第336話
Monday Sep 05, 2022
Monday Sep 05, 2022
限りない犠牲による受難の道の克服
皆様。日帝治下において反日地下運動をした私にとって、日本民族は怨讐でした。民族的にはもちろんのこと、個人的にも怨讐でした。しかし、日本が敗戦したのち、私は日本人を愛しました。地下独立運動をしたかどで私を引っ張っていき、激しい拷問をした日本の警察官たちは、私の一言で処刑される運命だったのですが、反対に追われている彼らを安全に日本に送ってあげたのです。今日、日本の多くの若者たちが、なぜ私に命を懸けて忠誠を尽くしているのか分かりますか。因果の法則に従って、報いなければならない原則があるからです。それは、国家を超越し、神様の心情的なみ旨に従って、世界に向かって真の愛を植えたからです。国家的な怨讐を愛しながら生きる道に導く心情的な基盤を植えたので、彼らは我知らず天命に従っているのです。
私は、日帝治下において、当時の日本にも恨みがありました。しかし、日本は既に敗者でした。天は、滅びた者をさらに打つことはしません。自分の罪を自白して、謝罪する人に対しては、哀れみをもって対するのです。そのような天であるので、敗者に向かって再度打つならば、打った者の子孫が滅びるのです。アメリカもまた、私を敵対視していた国家です。しかし私は、道徳的に塗炭の苦しみに陥ったアメリカを救うため、父母、兄弟をあとにして、祖国を振り返ることなく、カイン世界を救うために、私に属しているすべてのものを捨てました。
また、キリスト教会が統一教会をどれほど憎んだことでしょうか。しかし、怨讐のように闘ってはいけません。互いに愛で和合しなければならないのです。二つが和合し、大韓民国を天のみ旨の前に立てて、北朝鮮を消化しなければなりません。解放直後に、既成教会と統一教会が一つになっていたならば、すべてが解決されていたのです。しかし、そのようにならなかったので、私たちが行く道の前には、個人的、家庭的、氏族的、民族的、国家的な怨讐などと対峙してきながらも、闘わない条件を立てるために、限りない犠牲を払いながら、受難の道を克服してきたのです。
南北を統一する方案
内外の貴賓の皆様。既に北朝鮮の人たちは、全国民が金日成主席の主体思想で武装をしています。私たちは、彼らを消化できる神様の真の愛を中心とした思想で武装しなければなりません。
北朝鮮は、ソビエト連邦から来た冷たい風が吹きつける北方文明です。私たちは、温帯圏の文明で、彼ら自身を溶かすことができるような作戦を取らなければ、互いが滅びるのです。ですから、私たちは、徹頭徹尾、真の愛の思想武装をしなければなりません。私たちの思想は、個人の欲望のためのものではなく、世界人類を救うためのものです。自分を中心としたものではありません。より大きなもののために生きようという思想です。しかし、共産主義者たちは、共産党員の何人かの幹部を中心として物事を進めようとします。それで彼らは、自分の敵が現れれば、除去してしまうのです。
私たちは、そうではありません。「相対的環境と和合し、一つとなって、より高い次元の相対的基準を結ぼう。すなわち、カインとアベルが一つとなって、より高い父母を迎えよう!」という思想です。言い換えれば、生活的に感服させ、人生観や人格的な基準を中心として、共産主義の思想で武装した彼らを凌駕できる私たちにならなければなりません。
私たちが彼らに影響を与える環境をもたなければ、カイン国家を復帰することができません。カイン国家を復帰できなければ、天の国を中心とした世界的な国になる復帰の国家が成立しないのです。したがって、韓国と北朝鮮は分断されましたが、北朝鮮と闘わずして解放しようというのです。お互いが利益となる愛を探し求めなければならないのです。皆様。現在、南と北の方向が食い違っています。方向が異なった立場で、一方は南に、もう一方は北に行こうとする、二つの分かれ道があるのですが、その目的が異なっているのです。どのように統一されるかという問題について見るとき深刻です。その主体的な使命は誰がしなければならないでしょうか。
それを韓国が主導するようになれば、北朝鮮が反対し、北朝鮮が主導するようになれば、韓国が反対するでしょう。互いが「自分のいうとおりにしよう!」と言うときには、統一されないのです。自分自体に固執する立場からは、必ずまた決裂するでしょう。これをどのように克服するのかということが問題です。問題は、韓国を愛する以上に北朝鮮を愛する人が韓国に現れなければならないということです。同様に、北朝鮮を愛する以上に韓国を愛する人が北朝鮮に現れればよいのです。それ以外に、模索方案、解決方案がありません。韓国の誰よりも相手の国を愛する人、北朝鮮の誰よりも相手の国を愛する人、そのように一つの道を行く人がいるというとき、そこから超国家的な統一方案が出てくるのです。どんなに考えても、それ以外に道があるでしょうか。
それでは、これをどのように実践するかが問題です。それは、北朝鮮の人よりも苦労し、韓国の人よりも苦労することです。このような苦労の中で立てられた超民族的な愛国心が南北を生かす近道であり、解決の方案なのです。
悪の世界と善の世界を統一するのも、やはり同じです。これまで、私たちの先祖が立てた忠臣の道理以上の忠節を主張できる人が現れてこそ、決裂した歴史を収拾できるのです。そのような意味から見るとき、イエス様は偉大でした。ユダヤ民族が不信し、十字架の道を行かざるを得ない状況に立たされたとき、神様のため、イスラエル民族のための道は、神様のために死に、イスラエル民族のために死ぬ以外にはないと考えたのです。それが十字架の道理です。
人類を愛することにおいて、有史以来、誰よりも人類を愛し、神様を愛することにおいて、有史以来、誰よりも愛したので、滅びる歴史がそこから新しい方向を取り、より次元の高い善の目的の世界へと進むようになったのです。それがキリスト教文化圏です。それは歴史的な事実です。

Friday Sep 02, 2022
平和経 第328話
Friday Sep 02, 2022
Friday Sep 02, 2022
皆様。真の愛が求めていく道は直短距離を通るようになります。神様とアダムとエバを連結する真の愛の道も直短距離で形成された垂直しかなく、東西に連結する夫婦間の真の愛の道も直短距離で一つになる点として、九十度の一点しかありません。
人間も成熟し、男性と女性が真の愛を中心として縦的、横的な直短距離で行って出会えば、縦的な垂直線と横的な水平線とも出会い、自動的に九〇度になるのです。この点が、正に垂直と水平の出会う点であり、絶対的な価値をもった位置として、ただ一つしかない真の愛を結んでくれる中心点であり、モデルとなる点なのです。
ところが、アダムとエバが成熟する前に、天使長によって、この角度が狂ってしまったのですが、これが正に堕落です。人間は堕落を通して悪魔の血統を受けたのです。自分のことだけを考える主義と自覚性、そして自主性をもって行うのが悪魔の行動なので、堕落した人間は、自己第一主義ですべてを考えるようになったのです。
神様は全体第一主義です。神様に似た善の人は、全体のために生きるのであり、サタンに似た悪の人は自分のために生きるのです。ここで天地が分かれ、天国と地獄が分かれ、善の人と悪の人、公人と私人が分かれるのです。
今日、自分の肉身を満足させようとする愛の道を走る退廃した者たちは、この地球星からすべて一掃しなければならないのです。だからといって、すべて抹殺するというわけではありません。サタン側の人類を例えて言えば、野生のオリーブです。神様が分立して探し出した人類は、宗教圏の野生のオリーブで、神様の所有権の中にいます。ですから、神様が自由にできるのです。再臨主が来られれば、一度に切って接ぎ木しやすいよう、準備してきたのです。
そのようにして、真のオリーブとなって本然の状態へと返ります。ですから、宗教を信じる人も真の父を探さなければなりません。彼らも真の父の生命の種を受けられずに生まれたからです。本来の真の愛を中心として、神様の血統と連結された真の息子、娘としての理想を果たすことができなかったのです。それでメシヤが来なければならないのです。
皆様。メシヤとは何か御存じでしょうか。偽りの父母から生まれ、偽りの根を植えたものを引き抜いてしまい、真の父母として来られ、本然の形態を復帰してサタンを追放し、すべての人が歓迎できる自由解放の天国世界を創建する重大な責任をもって来られる方です。しかし、今日のキリスト教は、果たしてそのようなことを考えているでしょうか。
それでは、神様はどのような方でしょうか。神様は縦的な真の愛の父です。どれだけ近い方でしょうか。それで、堕落していない本然の真の父母、すなわち再臨主が来られれば、神様の垂直と人間の水平が九〇度で合うことができるようになるのです。九〇度の角度で合わせることのできる教育をするのです。真の愛の共鳴圏に入れば、天と地がはっきりと見えるようになります。
釈迦が「天上天下唯我独尊」と言ったその言葉も、その共鳴圏の核心に入ってみると、天下がすべて自分の手中に入っており、神様が自分の中におられ、天理が自分と共に連結されているので、そのような言葉を言うことができたのです。真の愛の共鳴圏に入るようになれば、信仰も必要なく、救世主も必要ありません。解放です。すべて終わるのです。
このように、神様が人間を創造された理由は、第一に真の愛の対象を得るためであり、第二に体をまとわれるためです。体が貴いのです。天上天国に体をまとって生きていた息子、娘たちが来るようになるので、神様も形体を備えた父として臨在されなければなりません。
その体が何の形態かと言うと、本然のアダムとエバの内的な形態です。それでは、神様と本然のアダムとエバは、どこで出会うのかが問題です。神様の愛と真の父母の愛、神様の生命と真の父母の生命、神様の血統と真の父母の血統が結合する所は、垂直と水平を連結した九〇度の角度しかありません。この点が、真の愛を成立させる公式点なのです。
神様は縦的な真の愛の父母であられ、完成したアダムとエバは、横的な真の愛を中心とした父母です。このような二つの親の愛と生命と血統を受け継いで生まれた私の心は、縦的な私となり、体は横的な私となって、この縦的な私と横的な私が統一されるとき、人間は永遠の神様の真の愛の対象となるのです。
それでは、人間において、真の愛の起源と真の生命の起源、そして真の血統の起源は、果たしてどこでしょうか。驚かないでください。生殖器です。ところが、この生殖器が天理を破壊した凶悪な宮殿となってしまいました。悪の本源地となりました。そこが天地の一番の悪になったので、下品なものになったのです。皆様、夫と妻も、それを中心として生きているではないですか。父と母、祖父と祖母も、それによって生きるのに、なぜ下品でなければならないのでしょうか。天理を破壊したものだからです。
したがって、神様のみ前に淫乱な都市や淫乱な国は滅びるのです。ソドムとゴモラが硫黄の火によって焼かれたように、ローマが滅びたのも、何もほかの理由で滅びたのではありません。節操を守れなかったために、淫乱に陥って滅びたのです。
アメリカがなぜ滅びつつあるのか分かりますか。私は早くから警告しました。近親相姦の関係がどれほど多いか御存じでしょうか。祖父が孫娘を連れて暮らし、母がいるにもかかわらず、父が娘を連れて暮らすのです。終末的な滅びの兆候が満ちたので、天から審判される時代に入る、この恐ろしい事実を知らないのが先進諸国です。ですから、審判されないために私と統一教会が必要なのです。
アメリカのキリスト教も、プロテスタント、カトリックを問わず、私の言葉さえ聞けば統一することができます。なぜならば、統一できる内容をもっているからです。しかし、キリスト教徒たちの態度はどうでしょうか。誰よりも彼らを心配し、生かしてあげようとしても、かえって私を怨讐扱いしてきました。聖書にも、「飢えた者にあなたのパンを施し、苦しむ者の願いを満ち足らせるならば、あなたの光は暗きに輝き、あなたのやみは真昼のようになる」(イザヤ書五八•一〇)とあり、神様も、戦争に負けて白旗を振る人を打てば、神様の怨讐になると言いましたが、果たしてキリスト教はそのようにしているでしょうか。
皆様。はっきりと知らなければなりません。皆様が、神様の愛と神様の生命と神様の血統、真の父母の愛と真の父母の生命と真の父母の血統を相続した真の息子と娘になれば、神様のように、皆様にも心と体が闘わない統一天下の根になる起源が生じるのです。このように、ために生きる真の愛と合一してこそ、家庭の統一も可能になるのであり、黙々と十年、百年、子女のために愛を与える親の愛が光るのです。神様はそのようなお方です。
それでは、文総裁が今日、全世界の統一教会員たちを率いて指示していることとは何でしょうか。創造の原則に従って、ために生きては、またために生きなさいという真理です。理想的愛の対象を探し出すためのものが失敗したために、正義の血統を根付かせることのできなかったこの世界に、皆様が新たな生命の種をもって浸透しなければならないと教えています。
皆様。共に父母の心情で僕の体を使い、汗は地のために、涙は人類のために、血は天のために流しながら、天地創造の大主人である私たちの天の父母の恨を解いてさしあげる歴史的な十字架を背負ったことを忘れず、救世の道へと前進しましょう。
皆様。真の統一の群れが国境を越えて全世界へと広がり、五色人種が地球星に向かってために生きてはまたために生き、投入してはまた投入する、それが子々孫々に及んでいき、歓喜の叫び声と共に私たちの旗が十旗、百旗と増えて翻るようになるとき、どのようになるでしょうか。その世界は地上天国となるのです。宗教が必要ありません。国境が必要ありません。警察官も必要なくなります。統一教会員になれば、罪を犯しなさいといっても犯すことはできません。生理的に既に分かるようになるのです。
ですから、このような運動から真の愛の統一は始まるのであり、真の統一世界は不可避的に顕現するのです。このようなみ旨を中心として、天運と神様が直接主管し保護できる永生の真の道に向かって前進しましょう!皆様は一人ではありません。皆様の一家と一族が合同し、この驚くべき道に向かって前進することを決意する方々は、この時間、文総裁と共に両手を挙げて歓迎しましょう。神様の祝福があることを、そして「真の愛と統一世界」の主人公となられることを願いながら、私のお話を終えたいと思います。ありがとうございました。