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Wednesday Jan 22, 2025
父の祈り 第66話
Wednesday Jan 22, 2025
Wednesday Jan 22, 2025
心が宿る本然の立場を慕うようにしてください
あの遠くに歴史的な終末が
私たちを呼んでいることを私たちは知らずにいましたし、
お父様が私たちを高らかにお立てになり、
私たちの行くべき道をせき立てておられるということも知らずにいました。
お父様!
このように無知な私たちがわき道に行くたびに、
前に導いてくださって、
歴史の終末期である今日まで導いてこられるために、
どれほど多くのご苦労をなさったかを
再び感じるものです。
お父様!
私たちの心はどこに宿ろうとするでしょうか?
また私たちの体はどこにとどまろうとするでしょうか?
私たちの心と体が宿るべきところは、
本然の深いお父様の愛の中心だということを知りましたので、
その位置まで行くことのできない多くの子女たちを、
お父様、
激励してください。
お父様の愛がないならば、
私たちは安息することができず、
お父様の愛がないならば、
私たちはお父様のご心情を感じることができませんので、
欠乏した私たちの心に
お父様の愛の波を注いでくださり、
再生の恩賜を呼び起こしてください。
私たちがその立場を慕うときには、
目が冷たく感じるまで慕わなければならず、
その立場を思慕するときには、
心が痛くなるまで思慕しなければなりません。
またその立場を探し出すためには
苛酷な闘争をしなければならず、
千遍万遍滅び倒れて敗者の悲しみに当面したとしても、
また再起して
闘いゆかなければならないのが、私たちの義務であることを知っていますので、
お父様、
私たちの心と体を親しく指揮してくださって、
この闘いから敗北者とならないようにしてください。
すべてを真のご父母様のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九六七・五・二八)

Wednesday Jan 22, 2025
父の祈り 第65話
Wednesday Jan 22, 2025
Wednesday Jan 22, 2025
過ぎし日の過ちを悟らせてください
万宇宙を造られたお父様!
あなたの栄光をすべての万物と分かち合うことのできるそのひと日を、
あなたはどれほど切に願われたかを、
この時間に私たちが心深く悟るようにしてください。
アダムとエバを創造され、彼らをお父様の懐で育て、
永遠なる愛の生活をさせることによって
人類の福地を建設しようとされ、
育っていくアダムとエバを通して
喜びを享受しようとなさったお父様であることを、
再び悟るものです。
そのような切なる願いをもたれたお父様が、
アダムとエバを失ってしまわれ、
悲しみのひと日を迎えるようになったという事実を、
私たちがこの時間に、もう一度悟らなければなりません。
お父様!
この地には国々も多く、民族もたくさんあります。
それらは過ぎし日、それぞれ歴史を異にし、
現実の生活環境を異にし、望みも異にしています。
これは本来、お父様が経綸なさったみ旨と相反したものであることを
再び考えてみるときに、
歴史の違うことがお父様の恨みであり、
環境の違うことがお父様の恨みであり、
望みの違うことがお父様の恨みであることが分かるものです。
このようなことを考えるときに、
お父様、
これが堕落の報いであることを知っています。
過去がお父様によらなければならず、
現在がお父様によらなければならず、
未来がお父様の理念と因縁を結ばなければならないのに、
今日人類は一つの因縁をもつことができず、
一つの生活的環境と一つの理念的な土台をもつことができず、
悲惨な現実に置かれています。
このような混乱した立場で、
方向が逆になった立場で、
自己の位置が互いに相反するそのような立場で生きている
全人類の呻吟の声とすさまじい泣き叫びを、
私たちがもう一度心で聞くことができるようにしてくださり、
お父様のご心情と共に考えることができ、
お父様のご心情を感じて
過ぎし日の過ちを悟ることができるようにしてください。
お父様!
真に悔い改めの涙を流し、
この人類が幸福なる望みをもつことができるようにしてくださいと
哀願するあなたの息子・娘がいなければなりません。
しかし、そうできなかったことを感じれば感じるほど、
お父様のみ前に頭を上げることができません。
今日、数多くの宗教と数多くの教団が
一つの目的に向かっていっていますが、
あなたがお行きになるべきその悲しい道を置いて、
人類が受けるべき悲惨な審判の悲しみを置いて、
お父様のみ前に謙遜にひれ伏して
涙する群れが多くないことを知るものです。
きょうここに集ったこのかわいそうな群れは、
悲しみの道を連ねてきました。
あなたがお命じになった命令を抱き、この日まで闘ってきて、
疲れた歩みを引きずり、
きょうこの場に残ったあなたの息子・娘ですので
記憶してください。
すべてを主のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九六六・一・二)

Sunday Jan 19, 2025
父の祈り 第64話
Sunday Jan 19, 2025
Sunday Jan 19, 2025
お父様のみ前に不憫な私たちであることを感じさせてください
慈悲深いお父様!
あなたの望みと志されることを、
天と地の上に成せてください。
数多くの人間たちが、お父様の懐を離れて
今まで不孝を続けていますし、
きょうもその環境から脱することができないまま、
死亡の谷間で呻吟しているのを毎日のように見て、
悲しみを感じる環境に私たちが置かれていることを思うとき、
お父様のみ前に不憫であり、何とも言うことのできない自分であることを
自覚させてください。
お父様!
あなたは数多くの人類を抱かれて、
あなたの子女だと命名することのできる喜びのひと日を目標として
今まで摂理してこられましたが、
今日この地上には、
あなたのみ愛に対し得る子女たちがこの上なく少なく、
あなたのみ前に忠誠を尽くして
あなたの復帰摂理全体を相続できる者がいません。
このようなことを考えるとき、
きょうもお父様の悲しい路程が
私たちの前に残っているということを悟るものです。
そうですのでこの時間、
私たちが再び自責して出なければならない自分たちであることを
発見するようにしてください。
悪なる悲惨な世の中、
荒廃したこの地上で、
お父様の摂理のみ旨を、新しい方向を経由して、
お父様が意図されるその世界に必ず導き出すことが、
お父様の望みであると同時に、
地上に住んでいる全人類の望みであることを知っています。
お父様とこの地上の全人類が
一つとなることのできる基準を模索せずには、
この全体のみ旨と使命を
完結することができないということも知っています。
お父様が今日私たちを立てて、
この民族の前に新しい宗教の道を開拓させ、
世界路程の前に新しい歴史的な面を提示して、
人生の過去と現在と未来を連結させるために、
平面図上の世界的なすべての蕩減条件を
立てようとなさるあなたのお骨折りとご苦労の前に、
体をかがめて心苦しさを感じることのできる
私たちとなるようにしてくださいますことを
切にお願い申し上げながら、
主のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九六五・一〇・一七)

Sunday Jan 19, 2025
父の祈り 第63話
Sunday Jan 19, 2025
Sunday Jan 19, 2025
過ぎし日の過誤を受け入れてください
お父様!
あなたが堕落した人間をお捨てにならず、
再び捜し立てるために、六千年の間ご苦労された実績と
哀れみのご心情があったことを知っていますので、
私たちは
あなたのみ前にひれ伏す心をもってまいりました。
お父様が私たちをお捨てになることのできないお心
私たちを捜し歩かなければならない
切なるご心情をもっておられることを知り、
このように私たちは、きょうあなたのみ前に出て
あなたを「お父様」と呼んでいます。
受け入れてください。
私たちは、
心情が通じることのできる永遠なる息子・娘を願われた、
お父様のそのご心情の前に不足ではありますが、
心だけはお父様を慕っているということを
記憶してください。
あなたの性相に対したい、切なる本然の心情が
私たちの心にあることをご覧になって、
哀れにお思いくださいますことを、
お父様、
切にお願い申し上げます。
お父様!
あなたの聖なる創造本然の世界を慕うべきこの位置が
悲しい位置となり、
また、あなたのみ前に面目を表すことのできない不足な自我であることを、
ありのままに告げざるを得ない位置になりましたことを、
この上なく嘆かわしく思わざるを得ません。
今、歴史の背後にあるすべての痕跡を推し量ってみるときに、
私たちは悲しみの実体であり、お父様のみ前に
勝手に行動した哀れな存在であったことを知りました。
あるひととき、あなたのご心情の前に栄光の対象体として現れ、
万宇宙を身代わりして
お父様の栄光をほめたたえることのできる先祖の後孫となれなかったことを、
私たちは心痛く思わざるを得ません。
先祖たちの罪を受け入れてくださり、
現在の人類の不祥事を受け入れてくださり、
後孫たちの前に永遠なる福地の基盤を立ててあげるべき使命が
分からないことを、受け入れてくださいますことを
切にお願い申し上げます。
お父様は今まで苦労してこられました。
今、私たちは原理を通して
私たちのお父様は悲しいお父様であり、
私たちのみ旨は悲しいみ旨であり、
私たちの歴史は悔しい歴史であり、
私たちの生活はサタンの侵犯を受ける生活であることを知りました。
このようにいまだに
恨み多い生活環境の中で
身もだえする私たちであることを思うとき、
お父様のみ前に立つ面目がありません。
サタンの権限がこの地に残っていて、
不義の環境がこの地に残っていて、
悪の主権が全天宙を主管して
天の悲しみをせき立てている現実を眺めているこのときに、
天を尋ねていく私たち、
お父様の願いをほめたたえて
お父様のみ名を呼んでいる私たち、
当分の足らなさを感じて
あなたのみ前に哀訴しなければならない立場にいる私たちを、
より一層哀れにお思いください。
お父様のお力がなく、お父様のご保護がなければ、
今日この悪なる地上に自分の実体を残すことができず、
摂理のみ旨の前に
何も残すことのできない不足なる自分たちです。
このような自分たちであることを、
現れた事実で推し量ってみて、私たち自身も如実に知っていますので、
もう一度哀れみのお心を加えて
記憶してください。
私たちの不信を責めてくださり
忠孝の道に対し得るよう勧告してくださり、
私たちの不完全さを補ってくださって
完全に近づいていくことのできる力を加えてくださいますことを
切にお願い申し上げながら、
主のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九六三・五・二二)

Sunday Jan 19, 2025
父の祈り 第62話
Sunday Jan 19, 2025
Sunday Jan 19, 2025
保護のみ手と慰安の土台を許諾してください
お父様!
この時間をあなたが格別に記憶してください。
数多くの人間たちに祝福をしてくださり、
その中でもあなたのみ名を呼ぶ数多くの教団の上に
祝福をしてください。
その上に、あなたのご心情をつかみ、追われている者たちを
祝福してくださり、
血と汗と涙を意に介さず、
天の生きた祭物として捧げられるために、
すべてのものを捨てて立った者たちの上に
祝福をしてください。
あなたが彼らと共にいてくださることを信じ、
彼らと共に闘ってくださることを信じるものです。
お父様!
私たちの心はどこの誰よりも、
どの民族よりも、
どのような信者よりももっとあなたのために生きたいし、
侍りたいし、
あなたのひざ元で
あなたと共にすべての闘いをやり遂げたいのです。
数多くの民族の中から呼んでくださったこの民族でしたし、
数多くの信徒の中から呼んでくださった息子・娘ですので、
この者たちの心を頼もしくご覧になり、
尋ねてくださいますことをあえてお願い申し上げます。
「来い」とおっしゃるあなたの命令を私たちが知りましたし、
「この道を開拓しなさい」と
何度も私たちを追い立てられるみ意も知りました。
失望したとき勧告してくださり、
悲しい立場にいるとき「私がここにいる」とおっしゃって
慰労してくださったあなたであったことを知りました。
過去もそうであり、
この時間もそうであり、
あすもそうだということを知っています。
楽な立場ではあなたと因縁を結ぶことができず、
平坦な道ではあなたに出会うことができないことを知りました。
これはいまだにあなたが
楽な立場におられないからであり、
平坦な道を行くことができないからであることを知るものです。
お父様の悲しみを自分の悲しみとして事に当たろうとし、
お父様の苦痛の道を身代わりして歩もうとする者にこそ、
あなたが親しく対することができ、
自然な心情の足場で、
あなたのご事情を解放し吐露することができるということを
私たちは学び、悟り、体験しました。
また、これが一番貴いということを知りました。
寂しい道を行かれるあなたの歩みに従う者たちも、
寂しい者たちです。
あなたがそうなさるゆえ、
そのような立場にいる者たちを世話するために
昼夜を意に介されないということを知っていますので、
この時間も同じ事情と同じ心情と同じ望みをもち、
一つのみ旨のために団結しているあなたの息子・娘の上に
親しく保護のみ手を広げてくださり、
同じ恩賜をもって
慰安の土台に移してくださいますことを切にお願い申し上げながら、
すべてを主のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九六〇・一一・六)

Sunday Jan 19, 2025
父の祈り 第61話
Sunday Jan 19, 2025
Sunday Jan 19, 2025
実証的な感じをもてるようにしてください
私たちは
み言のお父様を信じたいのではなく、
歴史的な因縁を結んでこられたお父様を信じたいのです。
今日の私たちと直接的な関係、
直接的な因縁を結ぶことのできるお父様、
直接的にみ言を下さることのできるお父様を要求しているものです。
今日、人類は
神様を対象的な存在として信じていますが、
きょう私たちは、
そのような信仰の対象として追求する神様であることを
要求してはいません。
生活的で実証的な主体としておられる、その神様を
願っていますし、
私たちの事情と生活のすべての事実と通ずることができ、
分かれようとしても分かれることができず、
時間時間を共にすることのできるお父様を待ち焦がれています。
このような因縁が地上に成されるひとときは、
人類が願う時間であると同時に
神様が願われる時間です。
今日、私たちは
お父様が願われる願いの園が、
観念的に、ある理想の園だろうと思っていましたが、
実情はそうではありませんでした。
私たちの心から染み込んできて、
実践を通して感じられ、
現実の自分自体を通して感じることができ、
私たちの感情を通して歌うことのできる、
そのような天国観念をもたなければならない時になったという事実を
知っています。
そのような関係とそのような因縁を結ぶためにあるのが
救援摂理の目的であり、
復帰歴史の目的であり、
十字架の救いの目的であったということを、
私たちは知っています。
そうですので、
きょう私たちが本当のお父様だと言うことができ、
本当の息子・娘だと自ら認定し、自ら決定しても
恥ずかしさを感じない位置で歌うことができ、
楽しむことができ、
み言を聞くことができるよう許諾してください。
すべてを主のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九五九・八・三〇)

Monday Jan 13, 2025
父の祈り 第60話
Monday Jan 13, 2025
Monday Jan 13, 2025
悲惨な立場に置かれている自分であることを悟らせてください
お父様!
この地上に住んでいる数多くの人々は、
死亡の位置にいながらも、自分自体を主張して
宇宙の前に誇るために忙しくしている実情を、
私たちは見ています。
このような世の中で、果たして
自分を誇ることができるでしょうか?
自分の価値を高く評価できるでしょうか?
心情をたどって黙々と推し量ってみるとき、
偽りの立場に置かれている自分たちであることを
否認することができなくなります。
お父様!
きょう私たちの心が
何を慕っていて、
何に向かって高まろうとしているのでございましょうか?
今、私たちの心が私たちのものになることができず、
私たちの体が私たちのものになることができずにいるということを
知るべき時であり、
自己自体を立てて
誇ることのできない悲惨なる立場に置かれていることを
認識すべき時となりました。
私たちの心と体の価値に対する最後の決定は、
私たちがすることができず、
現れた現象の過程を経て、目的地まで
私たち自身を導いていくことのできない悲惨な自我であることを
感じられるようにしてください。
私たちに生命があるとするならば、
それは私たちによるものではなく、
ある理念があって私たちの心を
善の方向に導いてくれるとするならば、
それもやはり私たちのものではない、その何かに
由来しているという事実を感じるようにしてください。
お父様!
きょうは、自分たちを立てて弁明することにきゅうきゅうとした姿と、
自分自体を目立たせ高めようとした自慢する心を捨て、
自我を征服できる
一人の勝利者を求めているという事実を、
私たちが分かるようにしてください。
主のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九五九・七・一九)

Monday Jan 13, 2025
父の祈り 第59話
Monday Jan 13, 2025
Monday Jan 13, 2025
温柔謙遜なる心をもたせてください
お父様は、
私たちが申し上げる前に、私たちの心情をご存じでございます。
天が
私たちのすべてを注目しておられる時間であることを、
私たちが感じるよう許諾してください。
苦労なる歴史過程を経られたお父様!
きょう私たちの目前に現れてくださって、
新しいみ言で装わせてください。
新しいご心情で私たちに対してください。
忠実でないすべてのものを一掃してしまい、
幼子のような心で
私たちのすべてをお父様のみ前に捧げようと思うものでございます。
この世に染まった一切の意識や主義や観念を
お父様のみ前に差し出し、
幼子のような心、
温柔で謙遜なる心をもつようにしてください。
お父様がお造りになったとおりに、
再び造られ得る謙遜なる心を備え、
お父様のみ前に捧げようと思いますので、お受け取りください。
三位神が運行してください。
天軍、天使が擁護する中に
歓喜の心情で敬拝を捧げるこの場が、
全体の生命を勝利に導くことのできる、
一つの福の機関的な祭壇になるようにしてくださいますことを
切にお願い申し上げます。
すべてのことをお任せ申し上げました。
私たちのもったすべての主義と心情を、
お父様のみ前に打ち明けさせてください。
そうして、私たちのすべてが
お父様のものとして替えられるようにしてくださいますことを願いながら、
主のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九五九・七・五)

Monday Jan 13, 2025
父の祈り 第58話
Monday Jan 13, 2025
Monday Jan 13, 2025
お父様! 哀れにお思いください
哀れみのお父様!
愛なるお父様!
哀れな者たちをそのままほうっておけば、
死亡の陰のもとから
永遠に抜け出すことのできない者たちとなります。
このような立場にある私たちが、優れたものの何があって
お父様のみ前に「よし」と言っていで立つことができ、
私たちの持ったものに何があって
お父様のみ前に私自身を弁明できるでしょうか?
何もございません。
あると言えるものは不足なものばかりであり、
感じるのはおそれ多い心だけでございますので、
お父様の慈しみ深さと慈悲深さと
哀れみ深さを願う死亡の群れを、
お父様、
哀れにお思いください。
私たちすべてが、天に向かって
お父様のみ手が現れることを待ち焦がれていますので、
哀れにお思いくださいますことを、
お父様、
切にお願い申し上げます。
摂理の時は終わりの日をせき立てて、
死亡の波は私たちの周囲を襲い、
私たちの個体をすっかりのみ込もうとしています。
私たちが混乱した環境に置かれていることをご存じのお父様が、
私たちのために心配なさるご心情がこの地上に残り、
ご苦労された跡が残っていることを知るものでございます。
このようなことをご覧になるお父様のお心が、
言うに言えないほど焦っていらっしゃるということが分かりますが
お父様、
この時間この者たちを哀れにお思いになり、お導きくださいますことを、
切にお願い申し上げます。
寂しい心情をもっているならこの時間に打ち明け、
お父様のご心情に替えてもたなければなりませんし、
悲しく言うに言えないほど歯がゆい心情をもっているならば、
お父様の喜びと生命の心情に替えてもつべき
哀れな立場に置かれている私たちでございます。
これをご存じのお父様、
お父様の困難な立場を
身代わりして担当し、和らげてさしあげるべき私たちであるにもかかわらず、
むしろ私たちの困難な事情をお任せし、
お父様に再び力を求めなければならない
堕落圏内にいることを受け入れてくださいますことを、
お父様、
切にお願い申し上げます。
お父様!
私たちの心情と心情が通じることのできるよう許諾してくださり、
死亡圏内であえいでいた私たちが、
互いに何の関係もなく因縁もなかった私たちが、
一家族という名目をもって集まり、
お父様の天的な摂理の理念を欽慕して集まりましたので、
お父様、
哀れにお思いになり、尋ねてくださいますことを
切にお願い申し上げます。
その誰がお父様のみ前に自信をもつことができるでしょうか?
お父様が自信があると言われるので、
私たちも自信をもつことを願いましたし、
お父様が「こうだ」と言われるので、
そのように感じるよう願いましたので、
ここに間違ったことがあるならば、
お父様、
受け入れてくださり、
親しく主管してくださいますことを切にお願い申し上げます。
悲しい事情に置かれていても、
人間に対して
その事情を吐露できる環境をもつことができず、
寂しい立場に置かれても、
その心情を打ち明けられる家族たちをもつことができなかった
あなたの息子・娘たちを、哀れにお思いくださいますことを
切にお願い申し上げます。
お父様のご心情に連なる世界では、
時間と空間の距離を超越して動ずることを知っていますので、
この時間も同じ心情に連なって、
天のお心が動ずれば
私たちの心も動ずるようにしてください。
一律的な恩賜のみ手によって感激させてくださり、
お父様のご心情に再び縛りつけてくださいますことを
切にお願い申し上げながら、
主のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九五九・六・七)

Monday Jan 13, 2025
父の祈り 第57話
Monday Jan 13, 2025
Monday Jan 13, 2025
新しい衝撃の中で新しい出発をさせてください
お父様!
私たちが新しいことを考えようとするとき、
今までの動きが継続する立場では
考えることさえできないということを知りましたし、
歴史の流れを停止させておき、
自分を考えることのできる瞬間をもつ前には、
目覚めようとしても目覚めることができないことを知りました。
眠っているこの一つの姿は、
新しい衝撃を受けなくては
目覚められないということを知っていますので、
お父様、
私たちに歴史的な因縁を脱することのできる新しい衝撃を
連続的に加えてください。
刺激的な心がないとするなら、
目覚めることができないということを知りましたので、
そのような心を求めて
欽慕することのできる存在とならなければなりません。
お父様は時代時代ごとに、
目覚めさせてあげ得る責任者たちを送ってくださいました。
お父様が堕落した人間を眺め、悲しまれる
あなたのご心情をつかんで生きて死ぬようにされたので、
ノアがそのように生きて死に、
モーセも、
イエス様もそうしたのでございます。
お父様!
私たちの心の本質に
新しい感覚を与える衝撃を加えてくださり
私たちの一身を越えて
お父様の悲しみを体得し、
死亡世界に巻き込まれ入っていく民族を
心配できる心をお与えください。
このような心をもった者がいるとするならば、
彼は民族的な解放を受けられる者であり、
さらに、
世界をつかんで心配する心をもつ者がいるとするならば、
彼は世界的な解放の恩賜を受ける者であり、
さらに、
天宙的な解放を心配して泣くことができる者がいるとするならば、
彼は歴史と共に滅びず
新しい歴史世界に残される人物であることを知りましたので、
きょう自分の感情をさらけ出して
自分を捕まえ、泣く者とならないようにしてください。
全体が願う善を行い、
私たちを眺められるお父様の切なるご心情を
身代わりすることのできる私たちとなるよう許諾してくださいますことを、
お父様、
切にお願い申し上げます。
私たちがついてこないのではないかと気をもまれたそのお心、
人間が堕落するのではないかと気をもまれたお父様のお心を
身代わりすることができるようにしてくださり、
ついてくる者が落ちはしないかと心配され、
また落ちた者たちが倒れて死にはしないかと心配された
お父様のお心を模範として、
民族を眺めることができ、
世界を眺めることができるようにしてください。
お父様を見つめながら
「お父様! 私がいますので、
お父様のご心情を私が引き受けましたので、
ご安心ください」と言うことのできる息子・娘がいるとするならば、
このような姿を通して
歴史は新しい方向に流れるということを知っています。
そのような方向に出発すべき私たち、
眠りから覚めるべき私たち、
歴史的な悲運の叫び声が上がるに従って、
心深く新しい決心と覚悟と誓いをし、
新しい方向に向かって出発できる万般の準備を整え、
いで立つことのできる者たちに皆がなるようにしてください。
天が目を覚ましておられるのと同じように目を覚ましていて、
天倫と共に、
歴史と共に
悲しみ、喜ぶことのできる私たちとなるようにしてくださいますことを
切にお願い申し上げ、
主のみ名によってお祈り申し上げました。アーメン。
(一九五九・四・一九)